JPH08504580A - 組換え型イヌ胃リパーゼ及び医薬組成物 - Google Patents

組換え型イヌ胃リパーゼ及び医薬組成物

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JPH08504580A JP6513895A JP51389594A JPH08504580A JP H08504580 A JPH08504580 A JP H08504580A JP 6513895 A JP6513895 A JP 6513895A JP 51389594 A JP51389594 A JP 51389594A JP H08504580 A JPH08504580 A JP H08504580A
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Abstract

(57)【要約】 遺伝子工学により産生されるイヌ胃リパーゼ(CGL)及びこの組換え型CGLをコードするヌクレオチド配列。本発明は同様に、特に個体の生体内でのリパーゼ分泌の不足さらには欠如に関連する病気の治療において使用するための、医薬組成物の製造における前記組換え型CGLの利用にも関する。

Description

【発明の詳細な説明】 組換え型イヌ胃リパーゼ及び医薬組成物 本発明は、イヌ胃リパーゼ(DGL)及びリパーゼ活性をもつこのもののその 他のポリペプチド誘導体をコードする核酸、ならびに特にこれらのポリペプチド の産生を目的とするそれらの利用に関する。本発明は同様に、これらの核酸によ りコードされるポリペプチド及び医薬組成物におけるこれらのポリペプチドの利 用をも目的としている。 DGLは、アミノ末端(NH2末端)にシグナルペプチドを含む前駆体の形で 合成され、イヌの胃の基底粘膜(fundic mucosa)の正中細胞(median cells) により分泌される、約49キロダルトン(KD)の分子量の約380個のアミノ酸 (AA)の糖タンパク 75-83〕。 この酵素は、いわゆる「前十二指腸」リパーゼのファミリーに属しており、そ の中のいくつかのメンバーはすでに精製され、場合によってはクローニングすら されている〔Docherty A.J.P.et al.,Nucl.Ac.Res.13(1985)1891-1903 ;Bodmer M.W.et al.,Biochem.Biophys.Act.909(1987)237-244; Moreau H.et al.,Biochem.Biophys.Act.960(1988)286-293;欧州特許第0191 061号及び第0261016号]。 長い間、膵臓により産生された酵素の作用のおかげで小腸レベルで食物脂質の 加水分解が行われるということが、既定のこととして見なされてきた〔Bernard C.,C.R.Acad.Sci.28(1849)249- 253〕。 しかしながら、観察事実から、トリグリセリドの加水分解は前十二指腸酵素に よって胃の中で起こりうるということも示唆された〔Volhard, F., Z. Klin. Me d. 42(1901)414-429; Shonheyder,F.及びVolquartz, K. Acta Physiol. Scan d. 9 (1945) 57-67 〕。 これらの酵素、特にイヌの胃リパーゼは、これらを哺乳動物の膵リパーゼと区別 する酵素的及び物理化学的特性を有している。胃リパーゼと膵リパーゼの間のこ れらの差異は、基本的に次の点に関するものである:すなわち、分子量、アミノ 酸組成、ペプシン耐性、基質特異性、作用の至適pH、及び酸性環境内での安定 性である。 その上、インビトロでは、或る種の条件下で、長鎖トリグリセリドの加水分解 に対する胃リパーゼと膵リパーゼの間の作用の相乗性を明らかにすることができ る〔Gargouri, Y. et al., Biochem.Biophys. Act. 1006(1989)255-271 〕。 患者が、膵臓の外分泌、したがって食物の加水分解に必要な酵素(アミラーゼ 、リパーゼ、プロテアーゼ)を全面的に又は部分的に欠いている病理状態(嚢胞 性繊維症、膵外分泌機能不全)がいくつか知られている。腸レベルでの、脂肪、 特に長鎖トリグリセリドの非吸収は、これらの患者において脂肪便症の非常に重 大な増大という形で現われ、又若い患者においては体重増加のきわめて著しい減 速という形で現われる。これを補正するため、このような患者に対しては、食事 の時にブタ膵臓抽出物が投与される。これらの抽出物の治療的効能は、DGLが 長鎖トリグリセリドに対し作用特異性を 有することから、DGLを同時に処方することによって明らかに改善し得る。 のEur. J. Biochem. 201, 75-83, 1991 に掲載された記事の中で記載されている 。イヌの胃からこの酵素を抽出することを可能にする方法も、この刊行物の中に 記載されている。この方法は、基本的に、酸性水性媒質(pH2.5)による抽出 をイヌの胃に施すことから成り、リパーゼ抽出物を水溶性塩の添加により沈殿さ せ、次に分子ふるい上でのろ過、そしてそれに続くイオン交換クロマトグラフィ による分離ならびにゲルろ過によって、リパーゼを含む溶出分画を回収する。こ れらの方法によって得られた精製DGLは、Laemmliの技術に従えば49,00 0ダルトンの分子量を有し、そのうち6,000は糖に相当し、43,000は タンパク質に相当する。 イヌの胃の調達が困難であるという明らかな理由から、実験室レベルでも工業 的レベルでもこの方法の開発はことごとく妨げられている。このような理由で、 イヌの胃の利用を回避し、DGLの大量生産を可能にする方法を見い出す必要性 が生まれた。 本発明はまさに、原料調達上のあらゆる問題を無くし、有利な原価でDGLを 工業規模で生産することを可能にすることを目的としている。 本発明は、1991年11月13日に提出され、2683549という番号で 公告されたフランス特許出願書の中に記載されたウサギの組換え型胃リパーゼの ヌクレオチド配列に対応するプローブを 用いた、DGLをコードする伝令RNA(mRNA)の相補的DNA(cDNA )のクローニングの後に、このmRNAのヌクレオチド配列を本発明者が発見し たことに由来する。 本発明は、以下に凡例を示す図1〜12を用いて、より特定的に例示される: 図1:ウサギ、ヒト及びラットの胃リパーゼ前駆体の切断領域のポリペプチド 配列、及びイヌ胃リパーゼのNH2 末端配列(配列番号11)との比較。 図2A:DGLの前駆体の切断領域をコードする、そのウサギ、ヒト、ラット の相同物(ホモログ)の比較に基づく縮重オリゴヌクレオチド(DGL1)の設 計。 図2B:オリゴヌクレオチドDGL1(配列番号7)及びDPL2(配列番号8 )の配列。 図3:クローン3.12の地図。 図4:ベクターpB1uescript KS(+)へのDGLのクローニング及びpK SPCRへのクローン3.12の「H」フラグメントのサブクローニングの図: クローンpKSDGL10の作製。 図5:プラスミドベクターpRU303の制限地図。 図6:プラスミドpRU303のEcoRI−NdeI DNAフラグメント のヌクレオチド配列。 図7:発現ベクターpRU303へのイヌ胃リパーゼのcDNAのサブクロー ニング及びプラスミドpDGL5.303の構築。 図8:成熟型DGLをコードするcDNAのヌクレオチド配列(配列番号1) 。 図9A:成熟DGLのポリペプチド配列(配列番号3)。 図9B:HGL(ヒト胃リパーゼ)及びDGLのポリペプチド配列の比較、及 び相同性(%)の決定。 図9C:RLL(ラット舌リパーゼ)及びDGLのポリペプチド配列の比較、 及び相同性(%)の決定。 図9D:RGL(ウサギ胃リパーゼ)及びDGLのポリペプチド配列の比較、 及び相同性(%)の決定。 図10:プラスミドpDGL5.303の構築のためのオリゴヌクレオチドプ ライマーDGL2(配列番号9)及びDGL3(配列番号10)を用いた「PCR 」技術によるDGLのcDNAのインビトロ突然変異誘発。 図11:プラスミドpDGL5.303により形質転換されたE. coli(大腸 菌)W3110 Iqにおいて、IPTGの不在下又は存在下で合成されたタン パク質の、SDS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動による分析。 図12:プラスミドpDGL5.303により形質転換されたE. coli W3 110 Iqに由来するタンパク質をナイロン膜上に「ウェスタン」式にトラン スファーした後の、これらの細菌において合成されたDGLの、特異的抗体を用 いた免疫検出。 かくして、本発明は、図8(配列番号1)に表されたDNAフラグメントの全 部又は一部分、より特定的には図8に表されているDNAの位置1及び1137 (配列番号2)にあるヌクレオチドによって限定されたDNAフラグメントの全 部又は一部分を含み、このDNAフラグメントは図9Aに表されているアミノ酸 配列の位置 1及び379(配列番号3)にあるアミノ酸により限定されたポリペプチドをコ ードし、このポリペプチドが成熟DGLに対応することを特徴とする、あらゆる 核酸に関する。 上述の及び以下で用いるDGLという表現は、イヌの胃粘膜又は前胃粘膜によ り分泌される全てのリパーゼのことを意味する。 上述の核酸は、図8の位置1及び1137にあるヌクレオチドにより限定され たDNAフラグメントの上流に、メチオニンをコードするDNAフラグメント( より特定的にはATG配列)をも含んでいてよい(配列番号4)。 本発明は同様に、位置1137の下流にSTOPコドン、特に図8(配列番号 6)の位置1138、1139及び1140にあるヌクレオチドにより限定され ている配列で構成されているものを有する上述のDNAフラグメントをも目的と している。 DGLは、今日までに精製又はクローニングされてきた全ての胃リパーゼと同 様、成熟タンパク質のポリペプチド配列に先行するシグナルペプチドから成る前 駆体の形で合成される。 一般的に、本発明は、上述のDNAフラグメントの1つの上流に、シグナルペ プチドをコードするヌクレオチド配列を含むことを特徴とする、あらゆる核酸に 関する。 上述の二本鎖核酸と反対に、本発明は同様に、上述のDNAフラグメントを構 成する2つの相補的ヌクレオチド配列の一方又は他方で構成される一本鎖核酸を も目的とする。 本発明は同様に、特に本発明に従ったDGLのcDNAのクローニングについ ての以下の詳細な説明において言及されるハイブリダ イゼーション条件下で、上述の一本鎖核酸とハリブリダイズすることのできるあ らゆる核酸にも関する。 本発明に従ったポリペプチドをコードし、かつ、遺伝暗号の縮重によって上述 のヌクレオチド配列と異なっているヌクレオチド配列をもつ全ての核酸も同様に 本発明の範囲内に入る。 本発明の主題は、上記核酸に関して非相同のDNA分子内に挿入された、本発 明に従った上述の核酸を含むことを特徴とする全ての組換え型核酸にもある。 このため、本発明の主題は、より特定的には、本発明に従った核酸の上流にあ って、その制御下で上記核酸の転写が行われうるようなプロモーター、ならびに 上記核酸の下流にある転写終結シグナルをコードする配列を含んでいる、全ての 組換え型核酸を目的としている。 本発明は同様に、その複製にとって非必須の部位の1つに挿入された前述の組 換え型核酸を含むことを特徴とする、全ての組換え型ベクター、特にプラスミド 、コスミド又はファージタイプの組換え型ベクターにも関する。 本発明に従った組換え型ベクターは、有利にも、その複製にとって非必須の部 位の1つに、細胞性宿主での本発明に従った核酸の発現を促進し制御するために 必要な要素、そしてより特定的には、細胞性宿主のポリメラーゼにより認識され るプロモーター、特に誘導可能なプロモーターを含んでいることを特徴とする。 本発明は同様に、上述のような組換え型ベクターにより形質転換され、本発明 に従ったcDNA又は遺伝子の発現を可能にする調節 要素を含む、原核生物又は真核生物タイプのあらゆる細胞性宿主にも関する。 本発明に従った組換え型ベクターにより形質転換されうる細胞性宿主の一例と しては、COS又はCHO細胞のような哺乳動物細胞、バキュロウイルスタイプ の組換え型ウイルスによる感染を受けうる昆虫細胞、Aspergillus niger又はory zaeのような糸状菌類、Saccharomyces cerevisiae又はKluyveromyces lactisの ような酵母、ならびにE. coli(グラム陰性菌)又はB. subtilis(グラム陽性菌 )のような細菌、を挙げることができる。 本発明は同様に、以下PCR(ポリメラーゼ連鎖反応)技術と呼ぶDNA鎖増 幅技術による本発明に従った核酸の合成のために利用可能なDNA(又はRNA )のプライマーをも目的としている。この技術は、米国特許第4,683,20 2号及び第4,683,195号ならびに欧州特許第200,362号の中でよ り特定的に記載されている。本発明に従ったプライマーは、有利には、上述のD NAフラグメントを構成する2本のストランドのうちの一方の3′及び5′末端 に対応する約15〜40個のヌクレオチドで構成されている。 本発明は同様に、本発明に基づく上述のDNAフラグメントを構成する2本の ストランドのうちの一方又は他方に由来するヌクレオチドプローブ、ならびに、 特にDGLが生物学的試料中に存在する可能性がある場合のその検出のための、 これらのプローブの利用をも目的としている。 有利には、本発明のプローブは、約17〜23個のヌクレオチド で構成されている。試料中のDGLの存在の検出は、好ましくは、上述のプライ マーを用いて試料中に存在しうるDGLをコードするmRNA又は遺伝子のコピ ーを増幅した後に実施される。 このため、本発明は同様に、 − 場合によって、上述のとおりのプライマー、ならびにDGLをコードするR NA又はDNAの配列の増幅の実施に好適な媒質の調製のための試薬、 − 場合によっては特に放射性物質又は酵素により標識された、上述のとおりの ヌクレオチドプローブ、ならびに上述のRNA又はDNA配列とプローブとの間 のハイブリダイゼーションの実施に好適な媒質の調製のための試薬、 − 前記配列とハイブリダイズしたプローブの検出を可能にする試薬、 を含む、上述の検出方法を実施するためのキットにも関する。 有利には、本発明のヌクレオチドプローブは、DGLをコードするRNA又は DNA配列と、ヒト胃リパーゼ(HGL)及びウサギ胃リパーゼ(RGL)をコ ードするものとの両方とハイブリダイズすることができる。かかるプローブは、 HGLを含んでいる可能性のある生物学的試料の中にHGLが存在する場合に、 それをインビトロで検出する方法を実施するためにも利用可能である。このよう な検出方法は、上述の要領で実施され、生体内の胃リパーゼの過剰産生、又は逆 にその産生不足、ひいては産生欠如に関係する病気のインビトロ診断を可能にす る。 本発明は同様に、一般的な遺伝暗号に従って上述の本発明に従っ た核酸に対応するポリペプチド、又はこれらの組換え型ポリペプチドのあらゆる フラグメント、又はこれらの組換え型ポリペプチドの単数又は複数のアミノ酸の 置換及び/又は付加及び/又は削除によって改変された全てのポリペプチドであ って、かつこれらの改変されたポリペプチド又はフラグメントが上述の組換え型 ポリペプチドの酵素的特性を保っている、ポリペプチド又はフラグメントをも目 的としている。 「組換え型ポリペプチド」というのは、有効な細胞性宿主の内部で適切な調節 要素の制御下で対応するDNA配列の転写及び翻訳によって、遺伝子工学を通し て産生されうるようなポリペプチド鎖を有するあらゆる分子のことである。従っ て、「組換え型ポリペプチド」という表現は、これらのポリペプチドがグリコシ ル化のような翻訳後修飾を受けている可能性を排除するものではない。 「組換え型」という語は、ポリペプチドが遺伝子工学を通して産生されたこと 、より特定的にはこのポリペプチドが宿主内で利用される発現ベクター内に予め 導入された核酸配列のこの宿主内での発現の結果としてもたらされたという理由 で遺伝子工学によって産生されたということを暗に意味している。 ただし、この表現は、ポリペプチドが、異なる方法、例えばタンパク質合成の ために従来利用されている方法に従った古典的化学合成による方法又はさらに大 きいサイズの分子の分割による方法により産生される可能性を排除するものでは ない。 本発明は同様に、生物学的に純粋な形の上述のポリペプチドも目的としている 。「生物学的に純粋な」という表現は、一方では医薬 組成物の製造に組換え型ポリペプチドを利用できるようにする純度を、又他方で は夾雑物質、より特定的には天然の夾雑物質の欠如を意味すると考えるべきであ る。 このため、本発明は、より特定的には、 − 図9Aに表されているアミノ酸配列の位置1〜379(配列番号3)にある アミノ酸によって限定され、遺伝子工学によって得られる成熟DGLに対応する ポリペプチドであって、その分子量が、それを産生する宿主が上記DGLポリペ プチド鎖に翻訳後修飾を行うか否かによって約43,200ダルトンから約50 ,000ダルトンまで変化する、ポリペプチド、 − 前に1つのメチオニンが先行するアミノ酸配列をもつ上述のポリペプチド( 配列番号5)、 に関するものである。 有利には、本発明に従った上述のポリペプチド、より特定的には組換え型DG Lは、Gargouriの方法(本発明についての以下の詳細説明の中にさらに特定的に 記載されている)に従って基質として短鎖トリグリセリド(例えばトリブチリン )を用いて測定した場合にポリペプチド1mgにつき約50Uから750Uの間、好 ましくは250U以上の脂肪分解活性を有する。1単位(U)は、37℃で1分あた り1μmolのH+イオン(つまり遊離脂肪酸の)を遊離させるために必要な酵素の 量に相当する。 長鎖脂肪酸に対する本発明に従った組換え型ポリペプチドの最大脂肪分解活性 は、有利にも、3〜5のpH値で得られる。 本発明の組換え型ポリペプチドの別の有利な側面に従うと、それ らの脂肪分解活性は、pH2で37℃での1時間のインキュベーションの後も不変 のままである。 本発明は同様に、上述のようなポリペプチドの調製方法にも関し、この方法は 、 − 適切な培地中で、上述のような組換え型ベクターによって形質転換された細 胞性宿主を培養する工程、及び − 前記細胞性宿主により産生されたポリペプチドを、このポリペプチドをコー ドする配列の前にシグナル配列が先行し、かつ細胞性宿主が培地中にポリペプチ ドを分泌することができる場合には前記培地から直接(特に真核細胞及び酵母の 場合)、又は細胞性宿主の溶解の後(特に細菌の場合)、回収する工程、 という一連の工程を含む。 場合によっては、回収工程の後には回収されたポリペプチドの精製工程が続き 、特に細菌の溶解による回収の後にはポリペプチドの可溶化工程、そして次にそ の再生が続く。 封入体の形で得られたポリペプチドの可溶化のための作用物質及び技術は、当 業者にとって周知のものである。基本的には、可溶化剤は、尿素、N.K.Puri及 び共同作業者によりBiochem.J.(1992)285,871-879に記載されているものの ような実験的手順において利用される塩化セチルトリメチルアンモニウム又は塩 化グアニジニウムのような第4級アンモニウムのハロゲン化物である。 有利にも、すでに前述したとおり、産生が求められており、かつ宿主細胞を形 質転換するために利用されるベクター内に挿入されている、ポリペプチドをコー ドするヌクレオチド配列の前には、シグ ナル配列が先行しており、かくして宿主細胞の外への産生されたポリペプチドの 分泌、及びこれらの宿主細胞の溶解を実施する必要なしに培地から直接これらを 回収することが可能となっている。 一例を挙げると、COS細胞又はCHO細胞のような哺乳動物細胞での成熟D GLの合成は、適切な発現ベクター中にDGL前駆体をコードする核酸を挿入す ることによって得ることができる。 シグナルペプチドをコードするDNAセグメントの存在により、細胞の機構に よって、小胞体の中でグリコシル化し、生物学的に活性な形で培地中にDGLを 分泌させることが可能となる。 代替的には、昆虫細胞によるイヌ胃リパーゼの産生を、これらの細胞に感染す ることのできるバキュロウイルスタイプのウイルスのゲノム内の適切なプロモー ターの後ろにDGL又はその前駆体をコードするcDNAを挿入することによっ て、得ることができる。 Saccharomyces cerevisiae又はKluyveromyces lactisのような酵母によりDG Lを産生させ、分泌させるためには、cDNA中で、DGLのシグナルペプチド をコードするDNAセグメントを、酵母タンパク質のシグナルペプチドをコード するDNAフラグメントにより置換することが好ましい。かくして得られた組換 え型cDNAを、次いで考慮対象の宿主のための特異的発現ベクターの中に導入 する。かかる発現システムは、今や比較的一般的なものである。例えば、ヒト血 清アルブミンの発現(欧州特許第0361991A2号)又は子ウシキモシンの 発現〔Van den Berg J.A.et al.,Biotechnology 8(1990)135-139〕を挙げる ことができる。 Escherichia coliは、培地中へのタンパク質分泌現象が著しく減少している、 壁を有するグラム陰性菌である。真核細胞タンパク質のシグナル配列に類似した シグナルの存在のおかげで、一定数のタンパク質が細菌周辺質の中に蓄積される 。これらのタンパク質としては、例えば遺伝子phoA及びmalEの産物を挙 げることができる。これらの遺伝子のいくつかの領域は、E.coliの周辺腔内に 非相同タンパク質を産生させるために利用された。しかしながら、外来性タンパ ク質の細胞質内合成が、E.coliにおいて最もよく知られ、最も利用されている システムであり続けている。 プラスミドの構築を実現する際に実験から演鐸されたいくつかの規則を遵守す ることにより、目的のタンパク質の発現レベルを最適化することができる。 最初に、DGLの成熟型部分をコードするcDNA、すなわち、シグナルペプ チドをコードするセグメントが備わっていないcDNAを、強力な細菌又はファ ージプロモーターの後ろに配置するのが適切である。細菌において外来性タンパ ク質が場合によっては有毒であるという問題を避けるため、好ましくは、化学物 質(Lac又はTrpプロモーター)又は温度変化のような物理的因子(PLプ ロモーター及びcI857リプレッサー)によって誘導可能なプロモーターを選 択する。cDNAは、その5′末端領域において、伝令RNA上でのタンパク質 合成の開始を規定するATG配列に隣接していなくてはならない。このイニシエ ーターATGの前には、6〜12塩基対の距離のところに、Shine-Dalgarno(シ ャイン−ダルガルノ)領域と呼ばれ、伝令RNA上でリボソーム結合 部位に対応している、プリンの豊富な領域が先行している。 Shine-Dalgarno領域とイニシエーターATGとの間にあるDNAセグメントの 配列は、伝令RNA上の開始コドンAUGのまわりの二次構造の要素を減少させ るように、その組成を改変することができる。必要な改変がもたらされると、ベ クターは適切な宿主の中に導入される。 本発明は、本発明に基づくポリペプチドに対して向けられた抗体、より特定的 には、DGLに対して向けられ、かつHGL及びRGLをも認識することのでき る抗体に関する。かかる抗体は、これらのポリペプチドを用いて動物を免疫し、 その後形成された抗体を回収することによって得ることができる。 当然のことながら、この製造はポリクローナル抗体に制限されているわけでは ない。 これは又、一方では本発明の精製されたポリペプチドの1つに対して免疫され た動物、特にマウス又はラットの脾細胞と、他方では適切な骨髄腫細胞とから、 従来の方法により形成され得、かつ動物の免疫のために当初使用したポリペプチ ドならびにHGLを認識するモノクローナル抗体を産生するその能力により選択 され得るあらゆるハイブリドーマによって産生されたあらゆるモノクローナル抗 体にも適用される。 本発明は同様に、DGL又はHGLを含んでいる可能性のある生物学的試料の 中のDGL又はHGLを検出するか又はアッセイする方法を実施するための、こ れらの抗体の利用をも目的としている。 本発明は、さらに特定的には、生体中でのリパーゼの過剰産生、又は逆に産生 不足、さらには産生欠如に関連する病気のインビトロ診断方法の実施のための、 これらの抗体の利用に関する。 患者から採取された生物学的試料を用いて実施されるこのインビトロ診断方法 には、この試料を入れる工程、そしてこの工程でHGL−抗体複合体が形成され た場合にそれを検出する工程が含まれている。 このため、本発明は同様に、 − 放射性物質又は酵素により有利にも標識づけされた上述のとおりの抗体、な らびにこれらの抗体とHGLとの間の免疫学的反応の実現に好適な媒質を構成す るための試薬、 − これらの抗体とHGLとの間で形成された免疫学的複合体の検出を可能にす る試薬、 を含む、上述のインビトロ検出又は診断方法の実施のためのキットにも関する。 本発明は同様に、胃リパーゼの産生レベルに影響を及ぼすか又は及ぼさない単 数又は複数の病気を患っている個体又は健康な個体によって摂取された動物性又 は植物性油脂の吸収を容易にすることを目的とし、特に経口的に利用できる医薬 組成物を得るための、上述の単数又は複数のポリペプチドの利用にも関する。特 にこれらの組成物は、油脂の吸収メカニズムを変える医療を受けている患者、或 いは高齢者において有利に利用される。 本発明は、さらに特定的に言うと、生体内のリパーゼ産生の不足、さらには欠 如に関連する病気、より特定的には嚢胞性繊維症 及び膵外分泌機能不全のような病気の治療を目的とする薬剤を得るための、上述 の単数又は複数のポリペプチドの利用を目的としている。 本発明は同様に、場合によってはリパーゼ活性をもつその他の単数又は複数の ポリペプチドと組合わせて、薬学的に受容可能な賦形剤と組合わせた形での、本 発明に従った少なくとも1つのポリペプチドを含む医薬組成物をも目的とする。 本発明に従った医薬組成物は、好ましくは経口投与可能であり、特にゼラチン カプセル、錠剤又は溶解用散剤の形を呈している。 人間の場合の一日の投薬用量は、有利には、好ましくは主要な食事の時に配分 して、約400mg〜約1,200mg、つまり食事一回につき約130mg〜 約400mgである。 本発明は同様に、特に固体支持体上に固定された形での、酵素による生物的変 換(例えば酵素的加水分解、エステル交換)の実施のための、本発明に従った上 述のとおりのポリペプチド又はその他全ての哺乳動物胃リパーゼ及びそれらの誘 導体の利用にも関する。 本発明の核酸の調製に関しては、特に以下の方法のうちの1つに従って、化学 的に行うことができる。 化学的手段による本発明の核酸(最大200のヌクレオチドを含む)の適切な 調製様式には、以下の工程が含まれている: − Bioorganic Chemistry 4;274-325,1986に記載されている自動化されたβ −シアンエチルホスホルアミダイト法を用いてDNAを合成する工程、 − かくして得られたDNAを適切なプラスミドベクターにクロー ニングし、適切なプローブを用いてハイブリダイゼーションによりDNAを回収 する工程。 200ヌクレオチド以上の長さの核酸の、化学的手段による調製様式は、以下 の工程を含んでいる: − Proc.Nat.Acad.Sci.USA 80;7461-7465,1983の中に記載されている原 理に従った天然のポリペプチドのアミノ酸リンケージ(連鎖)と相容性のある配 列をもつ種々の制限部位をその端部に備えた、化学的に合成されたオリゴヌクレ オチドを組立てる(アッセンブリー)工程; − かくして得られたDNAを適切なプラスミドベクターにクローニングし、適 切なプローブを用いてハイブリダイゼーションにより求める核酸を回収する工程 。 本発明は、本発明に従った組換え型ベクターの構築及びDGL産生のためのそ れらの利用についての以下の詳細説明を用いて、さらに特定的に例示される。 RNA調製物は、イヌの胃の基底領域から分離した粘膜から調製した。オリゴ −dTセルロースカラム上でのアフィニティクロマトグラフィにより単離した伝 令RNAを、特定の酵素、すなわちラウス肉腫ウイルスの逆転写酵素及びE.col i のDNAポリメラーゼI(クレノウフラグメント)を利用して、相補的DNA (cDNA)へと変換した。ある種の修正の後ベクターpUC18にこのcDN Aを導入し、細菌E.coliMM294を形質転換するためにこの組換え型分子を 利用した。放射性物質で標識されたウサギ胃リパーゼのcDNAを含むプローブ を用いて、インサイチュ(in situ)ハイブリダイゼーションにより、形質転換体クローンをスクリーニングし た。オートラジオグラフィの後、ハイブリダイゼーション実験の際の陽性シグナ ルに対応する細菌コロニーを単離し、それらの細胞質中に存在するプラスミドD NAを増幅し、精製した。 得られたクローンをスクリーニングした後、クローン3.12を選択し、配列 決定した。このクローンは、1201塩基対のPstI−PstIインサートを 含んでおり、このインサートは、それ自体制限部位PstIにより2つの等しく ない部分H及びLに分割される。 完全なcDNAを含むクローンを明らかにすることは、この段階ではできなか った。 成熟型のイヌのリパーゼをコードするcDNAを含むクローンを単離するため には、補足的な技術を利用した。 出発調製物に由来するmRNAの分画を、逆転写酵素と、予め単離され配列決 定されたクローン3.12に含まれるcDNAの3′末端配列から得たオリゴヌ クレオチドプライマーDPL2図2B)とを用いて、一本鎖cDNAに変換す る。 DGLの成熟型部分をコードするcDNAを次に得、Taqポリメラーゼと、 上述のとおりのDPL2ならびにヒト胃リパーゼ及びウサギ胃リパーゼ、ラット 舌リパーゼの5′末端ヌクレオチド配列とDGLの既知のNH2末端タンパク質 配列との比較に基づいて設計されたDGL1という2つのオリゴヌクレオチドプ ライマーの存在下で、PCR方法により増幅する。 かくして得られた二本鎖cDNAを、ある種の修正の後にベクターpBluescri pt KS(+)中に導入し、この組換え型分子を利用して細菌E.coliMM29 4を形質転換した。形質転換体クローンは、インサートのどちらかの側にあるベ クターpBluescript KS(+)の配列の部分に対応するオリゴヌクレオチドプ ローブを用いて、PCRによりスクリーニングした。700塩基対のインサート を含むクローンpKSPCRを選択し、配列決定した。 これと並行して、制限酵素PstIによる消化の後、以前に得られたクローン 3.12のcDNAのインサートの「H」フラグメントを、PstIによって線 形化したプラスミドpKSPCR中に挿入する。成熟イヌ胃リパーゼをコードす るcDNAを含むクローンpKSPCR10が得られる。 このcDNAのヌクレオチド配列の分析により、分子量が43222ダルトン で379AAのタンパク質に対応する1137ヌクレオチド(NT)のオープン リーディングフレームを明らかにすることができた。 その他の前十二指腸リパーゼのヌクレオチド配列との比較〔Docherty,A.P. J.et al.(1985)前掲書中;Bodmer,M.W.et al.(1987)前掲書中;Morea u,H.et al.(1988)前掲書中〕により、コーディング領域内で、HGLとは 84.7%、RLL(RATLL)とは75.7%、そしてRGLとは81%の 相同性が明らかになっている。 代替的には、第2の方法を、成熟DGLをコードするcDNAを含むクローン を得るために利用することが可能である。 オリゴ−dTカラム上でのアフィニティクロマトグラフィにより単離され、特 定の酵素(ラウス肉腫ウイルスの逆転写酵素及びE.coliのDNAポリメラーゼ I)の利用によりcDNAに変換された、イヌの胃粘膜から抽出したmRNAが 、成熟DGL又はその前駆体の全mRNAに対応する場合、かくして得られたc DNAを、ある種の修正の後、ベクターpUC18中に導入し、この組換え型分 子を、宿主細胞、好ましくは細菌又は酵母を形質転換するのに利用することが可 能となる;形質転換体クローンは、ウサギ胃リパーゼに由来するプローブを用い たインサイチュハイブリダイゼーションによりスクリーニングする。 オートラジオグラフィの後、ハイブリダイゼーションの際の陽性シグナルに対 応する宿主細胞のコロニーを単離し、これらの細胞の細胞質中に存在するプラス ミドDNAを増幅し、精製する。有利にも、この第2の方法において利用される 一般的クローニング技術は、前述の方法において使用されたものと同じである。 一般的クローニング技術: 伝令RNAの精製、プラスミドDNAの抽出と精製、制限酵素による消化、ア ガロース又はポリアクリルアミドゲル上での電気泳動、DNAフラグメントのア ガロースゲルからの電気溶出、E.coliの形質転換、のような分子生物学の従来 の方法は、文献の中で記載されている〔Maniatis,T.et al.,「分子クローニ ング;実験室マニュアル(Molecular Cloning:A Labolatory Manual)、第2版 」,Cold Spring Harbor Laboratory,Cold Spring Harbor,N.Y.,1989;Ausub el,F.M.et al.(編)「分子生物学にお ける現在のプロトコール(Current Protocols in Molecular Biology)」,John Willey and Sons,ニューヨーク,1987〕。 「ランダムプライミング」は、Feinberg及びWogelsteinによって記載されてい る方法に従って行う〔Anal.Biochem.(1983)132:6;Anal.Biochem.(1984 )137:266〕。 酵素は、Boehringer社又はNew England Biolabs社から入手し、供給業者が勧 奨する条件下で利用する。 アッセンブリーすべきDNAフラグメントを、1%アガロースゲル上での電気 泳動によりそのサイズに従って分離し、電気溶出により精製し、エタノールによ り沈殿させる。DNAフラグメントの連結は、アッセンブリーすべき各片が平滑 末端をもつか付着末端をもつかに応じて、適当な緩衝液中で4℃又は16℃でT4 DNAリガーゼの存在下で行う。 DNAの配列決定は、ジデオキシヌクレオチド法〔Sanger,F.et al.,Proc .Natl.Acad.Sci.USA,74(1977)(5463-5467)〕に従って、「T7シーケ ンシング」キット(Pharmacia)を用いて行う。 特異的DNAフラグメントの酵素的増幅は、PREMIIILEPScientificの 器具を用いて、「ポリメラーゼを触媒とする連鎖反応」、つまりPCR方法〔Sa iki,R.K.et al.,Science 220(1985)1350-1354〕に従って行う。 PCR反応又は配列決定反応においてプライマーとして利用されるオリゴヌク レオチドは、DNA合成装置PCR−MATE391型(Applied Biosystems) を用いて合成し、利用する前に高性能液 体クロマトグラフィによって精製する。 組換え型DNA分子は、以下の株のE.coliのコンピテント細胞を形質転換す るために利用する: − MM294〔F-,endAl,hsd R17(rk -mk+),supE44,thi-1,relAl〕、又は − W3110 Iq〔F’Tra D36,Laq Iq-(1acZ)M15,pro+〕。 Birnboin及びDoly[Birnboim,H.C.及びDoly,J.Nucl.Ac.Res.7(1979) 1512-1523〕により記載されたアルカリ溶解方法から誘導されたプロトコールに 従って、アンピシリン耐性形質転換菌からプラスミドDNAを抽出する。 培地にイソプロピルチオガラクトピラノシド(IPTG)を添加した後に細菌E.coli W3110 Iqで合成されたイヌ胃リパーゼの免疫検出は、抗DGLモ ルモット抗体及びペルオキシダーゼによる発現剤キットImmunoPure ABC(Pierce )を用いてナイロン膜上への免疫ブロッティング法によって行う。 DGLの調製については、制限的な意味のない形であるが、細菌E.coliW3 110 IqにおけるDGLの発現についての以下の例によって有利にも示され ている。 リパーゼの調製方法には、以下に詳述する複数の工程が含まれる。 第1工程:イヌ胃リパーゼをコードするcDNAのクローニング 1.1 イヌの胃基底粘膜の伝令RNAの単離及び精製 組織を、塩化リチウム及び尿素を含む緩衝液〔Auffray,C.and Rougeon,F. ,Eur.J.Biochem.107(1980)303-314〕中で挽いた後、全RNAを、塩化リ チウムでの選択沈殿によりDNAから分離する。次いで、RNAに夾雑している タンパク質をフェノール抽出によって除去する。3′OH末端がポリアデニル化 されている伝令RNAを、オリゴ−dTセルロースカラム上でのクロマトグラフ ィによりリボソームRNAから分離する(Maniatis T.et al.,前出)。かくし て、組織1グラムにつき伝令RNA約75マイクログラムが得られる。 1.2 イヌの胃基底粘膜から抽出された伝令RNAの調製物中のDGLをコ ードする伝令RNAの検出 イヌの胃リパーゼを均質になるまで精製し、そのNH2末端ポリ ウサギリパーゼ前駆体をコードするDNAから成るプローブを、得られた調製 物中のDGLをコードするmRNAの存在を確認するために利用する。 「ノーザン」タイプのハイブリダイゼーション実験を実施する。イヌの胃の伝 令RNAの試料20μgを、グリオキサール及びDMSOの存在下で60℃で変 性させ、次に、10mMリン酸緩衝液、pH=7中、1%アガロースゲル上での電 気泳動により、mRNAをサイズに従って分離する〔Thomas,P.Proc.Natl.A cad.Sci.USA,77(1980)5201-5205〕。 電気泳動の後、供給業者が推奨するプロトコールに従って、ナイロン膜(Biod yne,PALL)上に伝令RNAをトランスファーする。 ウサギリパーゼに対応するcDNAフラグメントを「ランダムプライミング」 によって標識する。以前に得られた膜を、10ng/mlの放射性プローブを含む、 5×SSC緩衝液−5×デンハルト(Denhardt’s)−50mMリン酸ナトリウム 、pH=6.5−0.1%SDS−50%ホルムアミドの中で、37℃で36時間 、個別にハイブリッド形成させる〔Ausubel,F.et al.(編)、前出)。使用 する温度には、RGL及びDGLの間に存在しうる配列の相同性を考慮に入れる 。約1700ヌクレオチドのmRNAが放射性プローブとハイブリダイズする。 1.3 イヌの胃のmRNAからの相補的DNAの合成及びベクターpUC1 8への挿入 二本鎖cDNAの合成は、50単位のAMV逆転写酵素、100ngのオリゴ− dTプライマー及びE.coliDNAポリメラーゼIの存在下で、4μgのpol yA+RNAを用いて実施する。 このDNAの一分画を、予め酵素PstIによって線形化されたベクター及び cDNA上にそれぞれ付加されたオリゴ−dG及びオリゴ−dCテイルを介して ベクターpUC18中に挿入する〔Gubler,U.and Hoffman,B.J.,Gene 25( 1983)263-269〕。 このハイブリッド分子を、コンピテント細菌E.coliMM294を形質転換す るために利用する。形質転換体の選択は、50mg/リットルの割合でアンピシリ ンを含む固体栄養培地(LB−寒天)上に形質転換産物をプレーティングするこ とによって行う。 1.4 DGLをコードするcDNAの単離 形質転換に由来する細菌コロニーを、ナイロン膜(Biodyne,PALL)上に移し 、供給業者によって推奨される方法に従って溶解させる。この作業の結果、コロ ニーに含まれている細菌及びプラスミドDNAが変性され、膜上に固定される。 まず室温で、次に65℃で、3×SSC緩衝液−0.1%SDS中で数回洗浄 した後、フィルターを、6×SSC緩衝液−10×Denhardt’s−0.1%SD S中で65℃で2時間予備ハイブリッド形成させ、次に、「ランダムプライミン グ」により32Pで標識されたウサギプローブを緩衝液1mlにつき0.5μciの 割合で含む同じ緩衝液中で、50℃でハイブリッド形成させる。 24〜48時間オートラジオグラフィに付す前に、まず室温で2×SSC緩衝 液−0.1%SDS中で、次に50℃で同じ緩衝液中で、フィルターを洗浄する 。 ウサギプローブを用いて2シリーズのフィルター上でコロニーのスクリーニン グを行う。かくして、クローン3.12が得られる(図3)。 1.5 特異的オリゴヌクレオチドDPL2によるcDNAの合成及びベクタ ーpBluescript KS(+)への挿入 1.5.a.特異的オリゴヌクレオチドDPL2によるcDNAの合成 前述のクローン3.12の中に含まれるcDNAの3′の配列に対応する、D GLに特異的な合成オリゴヌクレオチドDPL2100ngと、AMV逆転写酵素 50単位の存在下で、5μgのpolyA+RNAから、一本鎖cDNAの合成を行 う。 フェノール−クロロホルムでの溶液の抽出及びアルコールでの沈殿の後、得ら れたペレットを20マイクロリットルの蒸留水に溶かす;次いで、適切なベクタ ーにクローニングされるように、図2Bに示すプライマーDGL1及びDPL2を 用いて「PCR」技術により、溶液中の一本鎖cDNAを増幅し、二本鎖DNA に変換する。上述の利用されるDGL1プライマーは、12の配列の混合物で構 成され、これらの配列の各々は、図2A及び図2Bに表されているDGL1プラ イマーの下に示された位置で、2つのヌクレオチドTがヌクレオチドCによって 置換され得、1つのヌクレオチドGがヌクレオチドT又はヌクレオチドAによっ て置換され得る、ということを考慮に入れて、DGL1を表すために考えられる 組合せの1つに対応している。 1.5.b.ベクターpBluescript KS(+)への挿入 酵素PstIによる消化の後、制限酵素SmaI及びPstIにより消化され たベクターpBluescript KS(+)の中に、700bpのcDNAフラグメント を挿入する。 連結に由来する組換え型分子を、コンピテント細菌E.coli MM294を形 質転換するために利用する。形質転換体の選択は、50mg/リットルのアンピシ リンを含む固体栄養培地(LB−寒天)上に形質転換産物をプレーティングする ことによって行う。 かくしてクローンpKSPCRが得られる。 1.5.c.プラスミド KSPCRへのクローン3.12の「H」フラグメ ントの連結 制限酵素PstIによりクローン3.12を消化する:DGLの cDNAの3′領域に対応するクローン3.12の850塩基対のPstI−P stI「H」フラグメントを、予めPstI酵素により線形化されたプラスミド pKSPCR中に挿入する。 これらの工程全体を図4に示す。 1.6 クローンpKSDGL10からのcDNAの単離 「PCR」によるスクリーニングの後、クローンpKSDGL10を選択した 〔C.Blanchard and C.Benicourt,Boehringer月、No.8.p6〕。プラスミドpKSDGL10の制限酵素による切断は、それが 1.5kbのインサートを含むことを示している。このプラスミドを、その詳細 な分析及びその配列決定を目的として1リットルの細菌培養を用いて調製する。 クローンの配列決定は、Sangerの方法により二本鎖DNAについて行う〔Sang er,F.et al.,Proc.Natl.Acad.Sci.USA.74(1977)5463-5467〕。 cDNAの完全な配列は1528個のヌクレオチドを有し、図8に示されてい る。ヌクレオチド1からヌクレオチド1137に至るオープンリーディングフレ ームが、379AAのタンパク質をコードしている。このタンパク質の配列を 9A に表す。このタンパク質は、ウサギ胃リパーゼと81%の相同性を有してい る(フランス特許第91,13948号)。 第2工程Escherichia coli(大腸菌)でDGLを発現させるためのプラス ミドの構築 2.1 発現ベクターの選択 E.coliでDGLを発現させるために選択されたベクターは、Tacタイプの プロモーター及び転写ターミネーターを含む160bpの合成DNAフラグメント がpBR322のEcoRI部位とNdeI部位の間に挿入されているプラスミ ドである〔Bolivar,F.et al.,Gene 2(1977) 95-113〕。ベクターpRU3 03の制限地図を図5に示し、EcoRI−NdeI DNAフラグメントのヌ クレオチド配列を図6に示す。 2.2 プラスミドpDGL5.303の構築 これまでになされてきた徹底的な研究にもかかわらず、細菌内での非相同タン パク質の発現レベルと、この同じタンパク質の伝令RNAの5′末端領域のヌク レオチド配列との間には、相関関係を打ちたてることがほとんどできなかった。 しかしながら、数多くの観察事実から、組換え型細菌におけるより高い発現レベ ルをもたらし得るいくつかの経験的法則を演鐸することができるようになった。 これらの「法則」のうち、次のものを挙げることができる: − 6〜12ヌクレオチドという、Shine-Dalgarno領域とAUGイニシエーター との間の距離、 − プリンが豊富なShine-Dalgarno配列(AGGA)、 − Shine-DalgarnoとAUGイニシエーターとの間の最少限の二次構造、 − Shine-Dalgarno配列とAUGイニシエーターとを含む伝令RNAの領域内の 二次構造(二本鎖)の欠如。 E.coliにおけるDGLのような特定の非相同タンパク質のより 良い発現レベルをもたらし得るmRNAの5′非コーディング領域のヌクレオチ ド配列を規定することを可能にする分析プログラムに、かかる制約条件を考慮に 入れることができる。 図10に示されている特異的合成プライマーDGL2及びDGL3を用いて、又 「PCR」遺伝子増幅技術により、DGLの成熟型部分をコードするcDNAを 、翻訳開始ATGコドンの後ろに位置させ、それを発現ベクターpRU303の 制限部位BglIIとSalIの間に挿入できることになるようなヌクレオチド配 列の間に置く。構築物pDGL5.303の中に、DGLをコードする配列の直 ぐ上流にATGコドンが存在することから、得られる組換え型タンパク質は、全 体的又は部分的に、そのNH2末端に1つのメチオニンを有することになる。 構築図を図7に示す組換え型プラスミドpDGL5.303は、E.coli M M294株において得、その後、非相同タンパク質の発現のために頻繁に利用さ れるE.coli W3110 Iq株に移した。この株は、トランスファー不能なエ ピソームF′上にあるリプレッサーLac Iqの遺伝子を含む;細菌内で大量 に合成されたリプレッサーは、ラクトースタイプのプロモーターの制御下に置か れた全ての遺伝子の発現を抑える。 第3工程E.coliにおけるDGLの発現 宿主E.coliW3110 IqにプラスミドpDGL5.303を導入した。こ のプラスミドにより形質転換された細菌を、M9グルコースの存在下で培地中で 培養する(Maniatis,T.et al.,前出)。対数増殖期の間に、イヌ胃リパーゼ の発現を、最終濃度2mM のIPTGを添加することによって誘導する。 37℃で4時間の後、細菌を収穫し、遠心分離し、PBS緩衝液で洗浄する。 その後、SDS及びβ−メルカプトエタノールを含む緩衝液中で、100℃で1 0分間、細菌を溶解する。 変性条件下での電気泳動ゲル上でのタンパク質の分析により、リパーゼに対応 している可能性のあるタンパク質バンドを検出することができる。タンパク質は 、図11に示すように、この技術によって検出されうるようなレベルで発現され る。 培地に対するIPTGの添加によって誘導されたこのタンパク質がまさにDG Lに対応していることを確認するため、化学的作用物質によって誘導した及び誘 導していない、プラスミドpDGL5.303によって形質転換された細菌の培 養に由来するタンパク質を、SDS−ポリアクリルアミドゲル上での電気泳動に よりサイズに従って分離した後、ナイロン膜上へトランスファーする。 1つの酵素つまり西洋ワサビペルオキシダーゼに結合させた二次抗体を介入さ せる比色反応により、DGLと抗DGL抗体との間の複合体を検出することがで きる。結果を図12に示す。 Escherichia coli菌の細胞質内で封入体の形で産生させるのではなく、イヌ胃 リパーゼは、有利にも、タンパク質ompAのNH2 末端に存在するもののようなシグナルペプチドをコードするDNAセグメントの 下流で、物理的又は化学的作用因子により誘導可能なプロモーターの制御下に、 適切なベクター内に成熟型酵素をコードするcDNAを挿入することによって、 細菌周辺腔中に分泌させうる(Movva N.R.et al.J.Biol.Chem.256:27-29 ,1980)。 イヌ胃リパーゼは同様に、後の精製を可能にするStaphylococcus aureusのプ ロテインAとの可溶性融合タンパク質の形でEscherichia coli中で合成させるこ ともできる。この目的で、成熟型リパーゼをコードするcDNAを、凝固因子X aの認識部位Ile−Glu−Gly−ArgをコードするDNAフラグメント を導入するために予め改変されたベクターpRIT2T(Nilsson B.et al.EM BO J.4:1075-1080,1985)の中に挿入する。かくして産生された融合タンパク 質は、IgG−セファロースカラム(Pharmacia)上でのアフィニティクロマト グラフィにより、細菌の細胞質のその他のタンパク質から分離することができる 。カラムの溶出の後、融合タンパク質をXa因子により切断する。この加水分解 産物を、プロテインAを保持するIgG−セファロースクロマトグラフィに改め て付し、かくして可溶性形態で純粋な状態のイヌ胃リパーゼを得ることが可能と なる。 同様に、培養中の哺乳動物細胞からイヌ胃リパーゼを得ることも可能である。 そのためには、サイトメガロウイルス(CMV)のプロモーターの制御下に、プ ラスミドpCDNAI−Neo(Invitrogen社)のような適切なベクター中にこ のリパーゼの前駆体をコードするcDNAを挿入するか、或いは又、同一タイプ のベクター中に、ただしウサギ胃リパーゼのシグナルペプチドをコードするDN Aセグメントの下流に、成熟型リパーゼをコードする フランス特許出願第2,633,549号)。構成的にウイルスSV40のT抗 原を発現するサルの腎細胞COS−7の中にかか る組換え型プラスミドを導入することにより、培地中にイヌ胃リパーゼを一時的 にかなりの量で産生させることが可能となる。構成的にイヌ胃リパーゼを発現す る細胞株は、ハムスターの卵巣細胞(CHO)中に2つの組換え型プラスミドの うちの1つを導入し、これらのプラスミド上にネオマイシンのようなアミノグリ コシドに対する耐性遺伝子が存在することから抗生物質G418又はジェネチシ ン(geneticin)を用いて選択圧力を加えることによって、得ることができる。 組換え型DGL、特にW3110 Iq (pDGL5.303)の培養に由 来する細胞ライセートからの組換え型DGLの活性の検出は、基質としてトリブ チリンを用いて、Gargouriらの方法〔Gastroenterology 91 (1986)265-275〕 により行う。 以下では、組換え型ポリペプチドの比活性を測定する実験条件について喚起す る。 比活性は、酵素活性とミリグラム単位で表された試料中のタンパク質の量との 比として定義される。リパーゼ活性は、利用される基質がトリブチリンであるY .Gargouriの滴定法(前出)によって測定する。検定は、6という一定のpHで3 7℃の温度で、0.1N水酸化ナトリウムによって、リパーゼの作用で遊離され たブチル酸を中和することから成る。これらの試験条件下で、酵素活性は、試験 に付された産物の作用によって1分間で遊離される酸のマイクロモル数に対応す る。 実際には、試験は、37℃の恒温に保たれた滴定用セル内に次のものを導入す ることから成る: − トリブチリン:0.50ml − ウシ血清アルブミン及びタウロデオキシコール酸ナトリウムの等張液14. 50ml(組成:100mgウシ血清アルブミン、2mMタウロデオキシコール酸ナト リウム、1リットルに至るまでの充分な量の0.9%NaClの等張溶液)。 電磁式撹拌下で、自動滴定計を用いて、0.1N水酸化ナトリウムを添加する ことにより混合物をpH6にする。この値にpHを安定化させた後、正確に測定した 0.5〜1mlの検定すべき酵素化合物の水溶液を添加する。これらの実験条件下 で、pHを6に2分間維持するのに必要な0.1N水酸化ナトリウム溶液の量によ って、前述のとおりのリパーゼ活性の計算が可能となる。 脂肪分解活性は、同様に、製造業者の説明書に記されている、1,2−0−ジ ラウリル−ラック−グリセロ−3−グルタル酸レゾルフィン(Boehringer)のよ うな色原性基質を用いた方法によっても測定可能である。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1994年12月3日 【補正内容】 請求の範囲 1.図8(配列番号1)に表されているDNAフラグメントの全部又は一部分、 より特定的には図8に表されているDNAの位置1〜1137(配列番号2)に あるヌクレオチドによって限定されたDNAフラグメントの全部又は一部分を含 み、このDNAフラグメントは図9Aに表されているアミノ酸配列の位置1〜3 79(配列番号3)にあるアミノ酸により限定されたポリペプチドをコードし、 このポリペプチドがイヌの胃リパーゼに対応することを特徴とする核酸。 2.位置1〜1137にあるヌクレオチドによって限定されているDNAフラグ メントの上流に、メチオニンをコードするDNAフラグメントを含むことを特徴 とする、請求の範囲第1項記載の核酸(配列番号4)。 3.請求の範囲第1項記載のDNAフラグメントの1つの上流に、シグナルペプ チドをコードするヌクレオチド配列を含むことを特徴とする核酸。 4.請求の範囲第1項〜第3項のいずれか1項記載のDNAフラグメントを構成 する2つの相補的ヌクレオチド配列の一方又は他方を含むことを特徴とする核酸 。 5.遺伝暗号の縮重により請求の範囲第1項〜第4項のいずれか1項記載のヌク レオチド配列と異なっているヌクレオチド配列を有する、請求の範囲第1項〜第 3項のいずれか1項記載のポリペプチドをコードする核酸。 6.請求の範囲第1項〜第5項のいずれか1項記載の核酸が該核酸 に対して非相同のヌクレオチド配列内に挿入されて含まれることを特徴とする組 換え型核酸。 7.請求の範囲第1項〜第5項記載の核酸の上流に位置するプロモーターを含み 、このプロモーターの制御下で、前記核酸の転写が実施され得、さらに、前記核 酸の下流に位置する転写終結シグナルをコードする配列をも含むことを特徴とす る、請求の範囲第6項記載の組換え型核酸。 8.請求の範囲第6項又は第7項記載の組換え型核酸を、複製にとって非必須の 部位の1つにおいて含んでいることを特徴とする、特にプラスミド、コスミド又 はファージタイプの組換え型ベクター。 9.細胞性宿主において請求の範囲第1項〜第5項のいずれか1項記載の核酸の 発現を促進し制御するのに必要な要素、より特定的には細胞性宿主のポリメラー ゼにより認識されるプロモーター、特に誘導可能なプロモーターを、複製にとっ て非必須の部位の1つにおいて含んでいることを特徴とする、請求の範囲第8項 記載の組換え型ベクター。 10.請求の範囲第1項〜第7項のいずれか1項記載の核酸の発現を可能にする調 節要素を含む、請求の範囲第8項又は第9項記載の組換え型ベクターにより形質 転換された、原核生物又は真核生物タイプの細胞性宿主。 11.請求の範囲第1項〜第5項のいずれか1項記載の核酸によってコードされる ことを特徴とするポリペプチドであって、イヌ胃から抽出及び精製された分子量 49,000ダルトンのDGL以外のポ リペプチド。 12.一般的な遺伝暗号に従って請求の範囲第1項記載の核酸に対応し、図9Aに 表されているアミノ酸配列(配列番号3)の位置1〜379にあるアミノ酸によ って限定される、請求の範囲第11項記載のポリペプチド。 13.一般的な遺伝暗号に従って請求の範囲第2項記載の核酸に対応し、かつ、 9A の位置1〜379にあるアミノ酸により限定され、そのNH2末端にメチオ ニンが先行しているアミノ酸配列(配列番号5)で構成されている、請求の範囲 第11項記載のポリペプチド。 14.請求の範囲第11項〜第13項のいずれか1項記載の組換え型ポリペプチド のフラグメント、又はこれらの組換え型ポリペプチドの単数又は複数のアミノ酸 の置換及び/又は付加及び/又は削除によって改変されたポリペプチドを含み、 これらのフラグメント又は改変されたポリペプチドが上述の組換え型ポリペプチ ドの酵素的特性を保っていることを特徴とするポリペプチド。 15.請求の範囲第11項〜第14項のいずれか1項記載のポリペプチドの調製方 法であって、 − 適切な培地中で請求の範囲第10項記載の細胞性宿主を培養する工程、及び − 前記培地から直接に又は細胞性宿主の溶解の後に、前記細胞性宿主によって 産生されたポリペプチドを回収する工程、 という一連の工程を含むことを特徴とする方法。 16.請求の範囲第11項〜第14項のいずれか1項記載の少なくと も1つのタイプのポリペプチドを、場合によってはリパーゼ活性をもつ単数又は 複数のその他のポリペプチドと組合わせて、薬学的に受容可能な賦形剤と組合せ て含んでいることを特徴とする、医薬組成物。 17.胃リパーゼの産生レベルに影響を及ぼすか又は及ぼさない単数又は複数の病 気を患う個体又は健康な個体が摂取した動物性又は植物性油脂の吸収を容易にす ることを目的とする薬剤を得るための、請求の範囲第11項〜第14項のいずれ か1項記載の単数又は複数のポリペプチドの利用。 18.生体内のリパーゼ産生の不足又は欠如に関連した病気、より特定的には嚢胞 性繊維症及び膵外分泌機能不全症のような病気の治療を目的とする薬剤を得るた めの、請求の範囲第11項〜第14項のいずれか1項記載の単数又は複数のポリ ペプチドの利用。 19.特に固体支持体上に固定された形で、(加水分解、酵素的エステル交換のよ うな)酵素による生物的変換反応を実施するための、請求の範囲第11項〜第1 4項のいずれか1項記載の単数又は複数のポリペプチドの利用。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI C12N 1/21 8828−4B 9/20 8827−4B (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CZ,DE,DK,ES,FI,GB,H U,JP,KP,KR,KZ,LK,LU,LV,MG ,MN,MW,NL,NO,NZ,PL,PT,RO, RU,SD,SE,SK,UA,US,UZ,VN (72)発明者 ジュニアン,ジャン−ルイス フランス国、エフ―92310 セブレ、アヴ ニュ・エフェール、36

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.図8(配列番号1)に表されているDNAフラグメントの全部又は一部分、 より特定的には図8に表されているDNAの位置1〜1137(配列番号2)に あるヌクレオチドによって限定されたDNAフラグメントの全部又は一部分を含 み、このDNAフラグメントは図9Aに表されているアミノ酸配列の位置1〜3 79(配列番号3)にあるアミノ酸により限定されたポリペプチドをコードし、 このポリペプチドがイヌの胃リパーゼに対応することを特徴とする核酸。 2.位置1〜1137にあるヌクレオチドによって限定されているDNAフラグ メントの上流に、メチオニンをコードするDNAフラグメントを含むことを特徴 とする、請求の範囲第1項記載の核酸(配列番号4)。 3.請求の範囲第1項記載のDNAフラグメントの1つの上流に、シグナルペプ チドをコードするヌクレオチド配列を含むことを特徴とする核酸。 4.請求の範囲第1項〜第3項のいずれか1項記載のDNAフラグメントを構成 する2つの相補的ヌクレオチド配列の一方又は他方を含むことを特徴とする核酸 。 5.請求の範囲第4項記載の核酸とハイブリダイズしうることを特徴とする核酸 。 6.遺伝暗合の縮重により請求の範囲第1項〜第5項のいずれか1項記載のヌク レオチド配列と異なっているヌクレオチド配列を有する、請求の範囲第1項〜第 3項のいずれか1項記載のポリペプチド をコードする核酸。 7.請求の範囲第1項〜第6項のいずれか1項記載の核酸が該核酸に対して非相 同のヌクレオチド配列内に挿入されて含まれることを特徴とする組換え型核酸。 8.請求の範囲第1項〜第6項記載の核酸の上流に位置するプロモーターを含み 、このプロモーターの制御下で、前記核酸の転写が実施され得、さらに、前記核 酸の下流に位置する転写終結シグナルをコードする配列をも含むことを特徴とす る、請求の範囲第7項記載の組換え型核酸。 9.請求の範囲第7項又は第8項記載の組換え型核酸を、複製にとって非必須の 部位の1つにおいて含んでいることを特徴とする、特にプラスミド、コスミド又 はファージタイプの組換え型ベクター。 10.細胞性宿主において請求の範囲第1項〜第6項のいずれか1項記載の核酸の 発現を促進し制御するのに必要な要素、より特定的には細胞性宿主のポリメラー ゼにより認識されるプロモーター、特に誘導可能なプロモーターを、複製にとっ て非必須の部位の1つにおいて含んでいることを特徴とする、請求の範囲第9項 記載の組換え型ベクター。 11.請求の範囲第1項〜第8項のいずれか1項記載の核酸の発現を可能にする調 節要素を含む、請求の範囲第9項又は第10項記載の組換え型ベクターにより形 質転換された、原核生物又は真核生物タイプの細胞性宿主。 12.請求の範囲第1項〜第6項のいずれか1項記載の核酸によって コードされることを特徴とする、ポリペプチド。 13.一般的な遺伝暗合に従って請求の範囲第1項記載の核酸に対応し、図9Aに 表されているアミノ酸配列(配列番号3)の位置1〜379にあるアミノ酸によ って限定される、請求の範囲第12項記載のポリペプチド。 14.一般的な遺伝暗合に従って請求の範囲第2項記載の核酸に対応し、かつ、 9A の位置1〜379にあるアミノ酸により限定され、そのNH2末端にメチオ ニンが先行しているアミノ酸配列(配列番号5)で構成されている、請求の範囲 第12項記載のポリペプチド。 15.請求の範囲第12項〜第14項のいずれか1項記載の組換え型ポリペプチド のフラグメント、又はこれらの組換え型ポリペプチドの単数又は複数のアミノ酸 の置換及び/又は付加及び/又は削除によって改変されたポリペプチドを含み、 これらのフラグメント又は改変されたポリペプチドが上述の組換え型ポリペプチ ドの酵素的特性を保っていることを特徴とするポリペプチド。 16.請求の範囲第12項〜第15項のいずれか1項記載のポリペプチドの調製方 法であって、 − 適切な培地中で請求の範囲第11項記載の細胞性宿主を培養する工程、及び − 前記培地から直接に又は細胞性宿主の溶解の後に、前記細胞性宿主によって 産生されたポリペプチドを回収する工程、 という一連の工程を含むことを特徴とする方法。 17.請求の範囲第12項〜第15項のいずれか1項記載の少なくと も1つのタイプのポリペプチドを、場合によってはリパーゼ活性をもつ単数又は 複数のその他のポリペプチドと組合わせて、薬学的に受容可能な賦形剤と組合せ て含んでいることを特徴とする、医薬組成物。 18.胃リパーゼの産生レベルに影響を及ぼすか又は及ぼさない単数又は複数の病 気を患う個体又は健康な個体が摂取した動物性又は植物性油脂の吸収を容易にす ることを目的とする薬剤を得るための、請求の範囲第12項〜第15項のいずれ か1項記載の単数又は複数のポリペプチドの利用。 19.生体内のリパーゼ産生の不足又は欠如に関連した病気、より特定的には嚢胞 性繊維症及び膵外分泌機能不全症のような病気の治療を目的とする薬剤を得るた めの、請求の範囲第12項〜第15項のいずれか1項記載の単数又は複数のポリ ペプチドの利用。 20.特に固体支持体上に固定された形で、(加水分解、酵素的エステル交換のよ うな)酵素による生物的変換反応を実施するための、請求の範囲第12項〜第1 5項のいずれか1項記載のポリペプチド又は哺乳動物のその他全ての胃リパーゼ 及び誘導体のうちの単数又は複数のポリペプチドの利用。
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