JPH02249487A - ヒツジ成長ホルモン - Google Patents

ヒツジ成長ホルモン

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JPH02249487A
JPH02249487A JP1255053A JP25505389A JPH02249487A JP H02249487 A JPH02249487 A JP H02249487A JP 1255053 A JP1255053 A JP 1255053A JP 25505389 A JP25505389 A JP 25505389A JP H02249487 A JPH02249487 A JP H02249487A
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JP
Japan
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growth hormone
recombinant
animal
sheep
ovine
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JP1255053A
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Malcolm Roy Brandon
マルコーム・ロイ・ブランドン
Timothy Edward Adams
ティモシー・エドワード・アダムス
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Bunge Australia Pty Ltd
Original Assignee
Bunge Australia Pty Ltd
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    • A61K9/0053Mouth and digestive tract, i.e. intraoral and peroral administration
    • A61K9/0068Rumen, e.g. rumen bolus
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23KFODDER
    • A23K20/00Accessory food factors for animal feeding-stuffs
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    • A23K20/184Hormones
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/435Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
    • C07K14/575Hormones
    • C07K14/61Growth hormone [GH], i.e. somatotropin
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は組換えヒツジ成長ホルモン、組換えヒツジ成長
ホルモン遺伝子の製造、ならびに原核生物において高水
準のヒツジ成長ホルモンを発現し、精製するためのプラ
スミド発現ベクターの構成法に関する。
[従来の技術] 成長ホルモン−ポリペプチドホルモン−は、脳下垂体前
葉において大型の前駆体分子として合成される。酵素に
よりシグナルペプチドが前駆体から除かれて、生物学的
に活性な成熟した形の成長ホルモンが得られる。一般同
化作用薬として十分に認識されている成長ホルモンは哺
乳動物その他のを推動物において多数の生理作用を促進
する。
これは骨格成長に関与する成長促進物質であり、かつ蛋
白質合成のボテンシエーターである。また成長ホルモン
はインシュリン増強特性を示し、弱い泌乳刺激作用を有
し、脂質代謝および凝血維持において重要な役割を果た
す。成長ホルモンに関してはある程度の種特異性があり
;たとえばウシ成長ホルモンはヒトまたはサルにおいて
は不活性であるが、ラットおよびヤギにおいては効果を
生じるであろう。
ヒツジ飼育産業に関しては、成長ホルモンの投与によっ
て体重増加が促進され、肉質が改良され、これによって
飼料転換率が高まる。これはたとえば出願中のオースト
ラリア特許出願第62522/86号明細書に示されて
おり、その記載全体をここに参考として引用する。しか
し、成長ホルモン投与の経済的に明らかな役割はヒツジ
飼育産業にとって適切であるが、有効な天然の下垂体由
来ヒツジ成長ホルモンの供給は需要をはるかに下回る。
生成物に種特異性があるとすれば、他の天然の成長促進
性ポリペプチド源は使用できない。しかし組換えDNA
技術の発達およびその後のこれらの応用によって、ヒツ
ジ成長ホルモンコード化DNA配列の操作が可能になり
、原核生物、たとえば細菌においてこの蛋白質を高水準
で産生ずることが可能になった。
[発明の開示] 従って本発明の目的は、先行技術に関連する難点のうち
1または2以上を克服し、または少なくとも軽減するこ
とである。特に本発明者らは後述の方法によって、良好
なヒツジ成長ホルモン活性をもつ組換えポリペプチドを
比較的大量に生産することができた。これらのポリペプ
チドは良好な生物学的活性をもち、インビボで天然ホル
モンの有効な代替品として使用しうる。
従って本発明による第1の観点においては、ヒツジ成長
ホルモン活性を有する組換えポリペプチドをコードする
相補的DNA (cDNA)配列;および 適切なクローニングベクター を用意し; 上記のDNA配列とクローニングベクターをリゲートし
てDNA配列をクローニングベクター中へ配置し、分子
クローンを形成する ことを含む、分子クローンの製法が提供される。
こうして形成されたベクターは成熟ホルモンを包含する
ヒツジ成長ホルモンポリペプチドコード部位の完全なま
たは部分的なコピーを含み3′末終止コドンを越えて伸
びている。
ヒツジ成長ホルモン活性を有するポリペプチドをコード
するDNA配列はヒツジ下垂体源されたポリアデニル化
メツセンジャーRNAがら誘導される。
従って本発明の他の観点においては、 ヒツジ下垂体源を用意し−; これからポリアデニル化メツセンジャーRNA(m R
N A)を単離し、; 該mRNAをオリゴdTブライマーの存在下に逆転写酵
素で処理して、第1鎖相補的DNA(cDNA)を合成
し; m RN AをRNエースHにより酵素的に除去し、次
いでDNAポリメラーゼIにより第2 c DNA鎖を
合成し;そして こうして得た二本鎖相補的DNA (cDNA)をT4
  DNAポリメラーゼと共に処理して、平滑末端分子
を形成する 予備工程を含む、ヒツジ成長ホルモン活性を有するポリ
ペプチドをコードするDNA配列の製法が提供される。
ヒツジ下垂体からポリアデニル化RNAを単離する工程
はいずれかの適宜な方法で、たとえばグアニジンチオシ
アネート処理およびアフィニティクロマトグラフィーに
より行うことができる。
本発明に適したクローニングベクターは各種の原核生物
クローニングベクターから選ばれる。バクテリオファー
ジウィルスベクターλgtlOなどが適切であることが
認められた。
リゲーシコン工程はいずれかの適宜な様式をとりうる。
クローニング反応工程は合成DNAリンカ−の添加によ
るリゲーションによって行うことができる。この場合は
EcoRI制限酵素認識配列に対応するリンカ−を74
  DNAリガーゼにより、平滑末端cDNA分子のい
ずれの末端にも結合させる。
従って前記cDNAを酵素EcoRIにより消化すると
、5’EcoRI粘着性オーバーハング末端を備えたc
DNAが得られるであろう。
次いでこの分子をgtlO中の和合性EcoRIDNA
部位にリゲーションによりクローン化し;次いでこのD
NAをウィルス粒子に“インビトロ”でパッケージし、
次いでこれを用いて適宜な細菌に感染させて組換えcD
NAライブラリーを形成し、これからヒツジGHをコー
ドするcDNAを含む組換えクローンを選択することが
できる。
従って本発明の好ましい観点においては、分子クローン
は以下に述べるoGHl−12およびoGHl−14と
表示されるクローンから選ばれるバクテリオファージク
ローンである。
バクテリオファージクローンはバング(オーストラリア
)社、オーストラリア国ビクトリア・ノースメルボルン
、により維持されるコレクション中に維持されている。
バクテリオファージクローンoGH12が好ましい。こ
のクローンは5′および3′末非翻訳配列を含めて、ヒ
ツジ成長ホルモンポリペプチドコード部位の完全なコピ
ーを含む。oGHl−12の全DNA配列が決定された
。oGH12cDNAのヌクレオチド配列および対応す
るアミノ酸配列を下記に示す。+1の語は成熟ホルモン
のN末端の第1アミノ酸(A:アラニン)を表わす。
5′ AGACGACTCAGGGTCCTGCTGACAG
CTCACCAGCTMMAAGPR ATGATGGCTGCAGGCCCCCGGACLP
WTQVVGAF CCTCCCTGCTCCTGGCTTTCACCCT
GCTCTGCCTGCCCTGGACTCAGGTG
GTGGGCGCCTTC+1 PAMSLSGLFANAVLRAQHLHQCCAG
CCATGTCCTTGTCCGGCCTGTTTGC
CAACGCTGTGCTCCGGGCTCAGCAC
CTGCATCALAADTFKEFERTY   I
   PEGQRYACTGGCTGCTGACACC
TTCAAAGAGTTTGAGCGCACCTACA
TCCCGGAGGGACAGAGATACTSIQN
TQVAFCFSETIPAPTGKCCATCCAG
AACACCCAGGTTGCCTTCTGCTTCT
CCGAAACCATCCCAGCCCCCACGGG
CAAGNEAQQKSDLELLRI   5LLL
   I   QSAATGAGGCCCAGCAGA
AATCAGACTTGGAGCTGCTTCGCAT
CTCACTGCTCCTTATCCAGTCWLGP
LQFLSRVFTNSLVFGTGTGGCTTGG
GCCCCTGCAGTTCCTCAGCAGAGTC
TTCACCAACAGCCTGGTGTTTGGCA
CCTSDRVYEKLKDLEEG   I   L
ALMRECGGACCGTGTCTATGAGAAG
CTGAAGGACCTGGAGGAAGGCATCC
TGGCCCTGATGCGGGAGLEDVTPRA
GQ   I   LKQTYDKFDTCTGGAA
GATGTTACCCCCCGGGCTGGGCAGA
TCCTCAAGCAGACCTATGACAAATT
TGACACNMRSDDALLKNYGLLSCFR
KAAACATGCGCAGTGATGATGCGCT
GCTCAAGAACTACGGTCTGCTCTCC
TGCTTCCGGAAGGDLHKTETYLRVM
KCRRFGEASACCTGCACAAGACGGA
GACGTACCTGAGGGTCATGAAGTGT
CGCCGCTTCGGGGAGGCCAGCAF TGCGCCTTCTAGTTGCCAGCCATCT
GTTGTTACCCCTCCCC3′ この種のバクテリオファージベクターはヒツジ成長ホル
モン活性を有するポリペプチドをコードするDNA配列
の安定な維持に有用なビヒクルであるが、真核生物遺伝
子を原核細胞中で発現するために選ばれたビヒクルでは
ないことを理解すべきである。真核生物遺伝子を原核細
胞中で発現する際には、ベクターにより形質転換された
原核細胞中で上記遺伝子が適正に発現するために、外来
遺伝子の転写および翻訳を制御する特定の調節配列を利
用する発現ベクターが必要である。
従って本発明のさらに他の観点においては、あらかじめ
定められた長さのDNA配列がそれから除かれた制限酵
素処理プラスミド発現ベクター;および ヒツジ成長ホルモン活性を有する組換えポリペプチドま
たはその一部をコードし、単細胞生物中での転写および
翻訳のための調節要件を満たす合成末端配列 を含むDNA配列 を用意し;そして 上記DNA配列を制限酵素処理プラスミド発現ベクター
にリゲートする ことを含む、ヒツジ成長ホルモン活性を有する組換えポ
リペプチドをコードし、単細胞生物中で複製、転写およ
び翻訳されうる配列を有するプラスミドの製法が提供さ
れる。
本発明のこの観点における制限酵素処理プラスミド発現
ベクターは適切な型のものいずれであってもよい。二重
開始点型ベクターが好ましい。
二重開始点型ベクターは一方の複製開始点が低コピー数
のプラスミドの安定な維持に関与するのに対し、他方が
温度の変化により作動してクローン化した遺伝子の構成
性発現およびコピー数の増加を導くものである。従って
大規模培養におけるコピー数増幅および遺伝子発現の誘
導が比較的安価であり、かつ簡単である。
制限酵素処理プラスミド発現ベクターはプラスミドp 
M G 197、すなわちp M G 411から形成
しうる(ヤリントン(Yarrlngton)らのGe
ne、 1984年。
に記載される)。p M G 197はAUG開始コド
ンから14塩基対上流にシャイン・ダルガノ(SD)配
列を有する、trpプロモーターからabet−胃液リ
パーゼ酵素を発現する二重開始点プラスミドである。
p M G 197を修飾して、制限酵素処理プラスミ
ド発現ベクターを形成することができる。
p M G 197はpar遺伝子座とc 1857配
列の間にあるEcoR1部位を除去し、5et−胃液リ
パーゼ遺伝子をBglII −EcoRI断片として排
除することによって修飾することができる。
適切な構造を得るためには、多工程を伴う方法が必要で
ある。このためには (1)成熟ヒツジGHポリペプチドの5′側のコード配
列に対応する合成オリゴヌクレオチドを合成して、Bg
llI部位中への制限酵素処理pMG197のクローニ
ングを容易にすることが必要になる。さらに、オリゴヌ
クレオチドの合成のために選ばれたコドンは、関連ヒツ
ジGHアミノ酸を満たす一方、大腸菌(E、coli)
中に見出される最も豊富なtRNAに対応するものを表
現すべきである。
従って組換えポリペプチドをコードするDNA配列がヒ
ツジ成長ホルモンをコードするDNA配列の一部のみを
含み、合成5′末端配列および3′末端配列からなる場
合は、上記方法はさらにヒツジ成長ホルモンをコードす
る完全なDNA配列の残部を含む追加DNA配列を用意
し;前記DNA配列を合成5′末端配列と3′末端配列
の間の制限部位において開裂し:そして前記の追加DN
A配列をこの制限部位にリゲートする ことを含む。
好ましくは2種の一般的な型のオリゴヌクレオチドのう
ち1種を前記DNA配列の合成5′末端配列として用い
ることができる。たとえば2種の一般的型のオリゴヌク
レオチドはoGHコード配列の最初の14個のアミノ酸
をコードするDNAを置換すべくデザインしうる。
oGHcDNAの5′末端翻訳領域は原核細胞内の小胞
体を越えてホルモンを輸送するための真核生物シグナル
配列を含む。成熟蛋白質をコードする配列はシグナルペ
プチドで利用される最初のヌクレオチドの79塩基対下
流において開始するので、原核細胞発現系では真核生物
のシグナルペプチドを除かなければならない。成熟蛋白
質をコードする。GHcDNAの5′末端はアラニンに
関するコドンGCCから出発する。しかし細菌性発現に
は開始のためにコドンATGが必要である。これはメチ
オニンをコードし、従って細菌性発現により生成する成
熟蛋白質はアラニンではなくメチオニンで始まるであろ
う。この修飾を行った効果は分かっていないので、5′
末端を修飾するために2種の代替オリゴヌクレオチドを
調製した。これらはそれぞれATG開始コドンを備えて
いる。一方のオリゴヌクレオチド対は成熟蛋白質のNH
2末端に天然に見られるアラニンの前にメチオニンをコ
ードした。他方は最初4個のNH2末端アミノ酸を除去
し、従ってアミノ酸患5、すなわち天然の最初のメチオ
ニンから出発する。これらはそれぞれmet: 1−1
5およびaiet :5−15と表示され、oGHアミ
ノ酸1−15および5−15をコードする。従って本発
明の他の観点においてはオリゴヌクレオチドMotel
−15およびMot:5−15から選ばれるオリゴヌク
レオチド配列が提供される。
第1の型のオリゴヌクレオチド、オリゴヌクレオチドM
etal−15は5’ BglII粘着末端、成熟ヒツ
ジ成長ホルモンポリペプチド中には見られないNH2末
端メチオニン残基に対応する開始コドン(ATG)、天
然ホルモン(成熟形)のアミノ酸1−14に対応するコ
ドンを含み、ヌクレオチド160に見られるHglAI
部位に対応する3′末オーバーハングにおいて終止する
。Met:1−15は下記の構造をもつ。
5° °                     
    3・5mer 3°                      −
膠^c5゜7aer 第2のオリゴヌクレオチド、オリゴヌクレオチドMθt
:5−15は5’ BglIIおよび3’HgIAI双
方の粘着末端を含むが、天然メチオニン残基(アミノ酸
5、成熟ホルモン)に対応するコドンにおいて開始し、
アミノ酸6−14に対応するコドンがこれに続、く。M
et:5−15は下記の構造をもつ。
2mer 上記オリゴヌクレオチド配列はATGコドンを備えてい
るほか、ベクター内の対応する部位にクローニングする
ために5′末端にBgllI部位をも含む。さらにこれ
らのオリゴ体をデザインする際に、oGHアミノ酸配列
配列守した状態で大腸菌内に見出される最も豊富なtR
NAに対応するコドンが選ばれた。さらに考慮された点
は、メツセンジャーRNAのリポソーム結合部位内の潜
在的二次構造を除くために−さもなければ転写に不利な
影響を与えるであろう−G−C塩基対の使用を最小限に
抑え、代わりにA−T塩基対を用いることであった。
両オリゴ体は3′末端がHg1AI  3’オーバーハ
ングで終止し、それぞれがこの部位を介してoGHcD
NAの残部ヘリゲートすることが可能となった。
各種の調節要素が細菌性発現に付随し、これらが最終構
造中に存在しなければならない。これらは転写−プロモ
ーター領域の場合−または翻訳に影響を及ぼし、シャイ
ン拳ダルガノ(SD)部位およびATG開始コドンを必
要とする。mRNA上の開始コドンAUGはf−ffl
ettRNAとの対合により開始に関与し、これにより
翻訳を促進する。細菌におけるmRNAの翻訳の効率は
リポソーム結合部位であるSD配列、すなわち6〜8個
のプリンヌクレオチドの群の存在;およびこの部位とA
UG開始コドンの距離に決定的に依存する。発現ベクタ
ーを用いて真核生物蛋白質を効果的に発現するためには
、SD配列は通常はベクター自体に含まれる。AUGと
この部位の距離が重要であるので、ベクターはcDNA
の5′末端がBg1m部位を介してリゲートした際に、
ATGがこの制限配列のすぐ下流にある場合はこのAT
GはSD配列から14bpの距離となるようにデザイン
された。これは各種真核生物蛋白質を二複製開始点ベク
ター(dual origin vector)がら発
現するために最適であることが経験的に認められた。
oGHcDNAの3′非翻訳末端はポリAシグナル配列
および約200bpのアデニンヌクレオチドをEcoR
I部位の前に含む。コード部位のすぐ下流に、すなわち
最後のコーディングトリブレットの次に終止コドンTA
Gがあり、そして他の1個はさらに40bp下流に、ポ
リAシグナルの前にある。
従って本発明の他の観点によれば、 ヒツジ成長ホルモン活性を有するポリペプチドをコード
し、単細胞生物中で複製、転写および翻訳されうるDN
A配列を含む組換えプラスミド発現ベクター、および 単細胞生物 をm意し; 上記の組換えプラスミド発現ベクターを形質転換、形質
導入またはトランスフェクションから選ばれる方法によ
り上記の単細胞生物内へ導入し:得られた生物を培養し
; 上記DNA配列によりコードされる組換えポリペプチド
を発現させ;そして所望により該ポリペプチドを培養物
から単離する 工程を含む、ヒツジ成長ホルモン活性を有する組換えポ
リペプチドの製法が提供される。
本発明方法によれば、単細胞生物は原核生物、たとえば
大腸菌の菌株など、細菌の菌株である。
大腸菌DHIおよび大腸菌lB592が特に適切である
ことが認められた。
この観点の本発明に用いられる組換えプラスミド発現ベ
クターは前記方法により調製された適切なベクターのい
ずれであってもよい。特に好ましいベクターにはPMG
oGH1およびpMGoGH2が含まれる。
本発明方法はここに記載する組換えポリペプチドoGH
1−191およびoGH5−1!Hの製造に特に好適で
ある。
本発明方法の工程(1)〜(4)は周知の方法、たとえ
ば後記の実施例に記載した方法により実施することがで
きる。工程(5)に従ってポリペプチド生成物を単離す
ることが望まれる場合も常法が用いられる。たとえば細
胞溶解により細胞を破壊したのち、ポリペプチドの単離
をイオン交換、アフィニティもしくはサイジング樹脂を
用いるクロマトグラフィーにより、および/または沈降
法、たとえば遠心分離により、またはポリペプチドの精
製に関する他の既知の方法により行うことができる。
組換えポリペプチドが不溶性の凝集体として発現し、お
よび/または変性されている場合、可溶化および/また
は再生を常法により、たとえば国際特許出願公開WO3
3104418号、英国特許第2138004号および
欧州特許第226448号明細書に記載の方法により行
うことができる。
本発明方法の工程(3)に用いるのに特に有用な生物に
は大腸菌、特に組換えプラスミド発現ベクターpMGo
GH1およびpMGoGH2のうち一方を含む大腸菌l
B592が含まれ、これらの菌株は突然変異体、組換え
体およびそれらから遺伝子工学的に処理された誘導体は
本発明の他の観点をなす。
発現水準はプラスミドのコピー数°に正比例する。
ヒツジ成長ホルモンはtrpプロモーターから構成性発
現し、従ってoGHcDNAから産生されるoGHの最
終量は細胞内のコピー数により決定される。従って、約
4コピーのpMGoGHを有する誘導されていない細胞
においては一定量の“漏出(leakage)”がある
が、これは目的とする未誘導バイオマスにまで細胞が増
殖した時点で問題を生じないことが示された。200f
lの発酵で誘導前にO,D、−107が得られた。
本発明方法により製造された特に有用な組換えポリペプ
チドにはヒツジ成長ホルモン変異体oGH1−191お
よびoGH5−191が含まれる。
双方の組換えポリペプチドとも天然のホルモンと比べて
予想外に良好なインビボ活性を有し、動物、特にヒツジ
およびウシにおいて、たとえば肉質の改良および/また
は体重増加の促進に用いられる。
このために用いるには、oGHl−191およびoGH
5−191を動物用医薬配合物の形で動物に投与するこ
とができる。
従って本発明の他の観点によれば、oGHl −191
またはoGH5−191およびそれらの動物用として受
容できる塩類から選ばれる組換えポリペプチドを、動物
用として受容できるキャリヤー1種または2種以上と共
に含有する動物用医薬組成物が提供される。
ここで用いるoGHl−191という語は、天然のヒツ
ジ成長ホルモンのアミノ酸配列を備え、さらにN末端の
余分のメチオニン残基は以下に記載するようにして除去
された組換えポリペプチドを意味するものとする。oG
H5−191という語は、天然のヒツジ成長ホルモンの
アミノ酸配列を備え、ただし最初の4個のN末端アミノ
酸(Ala−Phe−Pro−Ala)が存在しないポ
リペプチドを意味するものとする。
oGHl−191および0GH5−195の動物用とし
て受容できる塩類には、酸または塩基の塩、たとえば無
機酸の塩、たとえば塩酸塩、または無機塩基の塩、たと
えばアルカリ金属塩、たとえばナトリウム塩が含まれる
本発明による組成物は経口、直腸内または非経口(埋込
みを含む)用として適した形態を含むいずれかの投与に
適した形態をとることができる。
経口投与用としては組成物はたとえば常法により製造さ
れた液剤、シロップ剤または懸濁剤−たとえば水性緩衝
液中−または固体組成物、たとえば錠剤もしくはカプセ
ル剤の形態をとることができる。非経口用としては組成
物はたとえば注射に適した形態、たとえば所望により配
合助剤、たとえば沈殿防止剤、安定剤、可溶化剤および
/または分散助剤を含有する水性または油性ビヒクル中
の懸濁剤、液剤または乳剤の形態をとることができる。
本発明による組成物においては、有効成分の濃度はたと
えば処置すべき動物の特性、および目的の効果に応じて
異なるであろうが、一般には0.01〜0.2mg/k
g・生体重7日の有効成分用量の投与を容易にするのに
十分な量で用いられるであろう。
本発明による組成物は常法により製造することができ、
本発明の他の観点においては、oGHl−191または
oGH5−191から選ばれるヒツジ成長ホルモン活性
を有する組換えポリペプチドおよびそれらの動物用とし
て受容できる塩類の適量を動物用として受容できるキャ
リヤー1種または2種以上と組合わせることによりなる
、動物用医薬組成物の製法が提供される。
前記のように、ヒツジおよびウシにおいて組換えヒツジ
成長ホルモンによる補助的成長ホルモン水準によって、
背部脂肪の厚さ、脂肪および赤身の割合、または赤身の
中心領域により評価して、肉質が改良される一所望によ
り飼料転換効率の改善を含めてm;とが見出された。
動物の健康に対して不都合な影響は認められず、これは
動物の身体組織をすべて病理学的に検査することにより
確認された。
従って本発明の他の好ましい観点においては、去勢され
ていない雄、雌、去勢された雄のヒツジおよびウシより
なる群から選ばれる動物:外来性組換えヒツジ成長ホル
モン、それらの同族体、誘導体または断片を用意し、そ
して上記動物に約35〜100 kgの生体重において
開始して、動物が雌または去勢された雄である場合は用
量が約0.06〜0.10mg/kg・生体重/口とな
り;動物が去勢されていない雄である場合は用量が約0
.01〜0.15a+g/kg・生体重7日となるべく
、あらかじめ選ばれた生体重において、動物の性別に応
じてあらかじめ選ばれた一定の用量で上記の外来性組換
えヒツジ成長ホルモンを投与することを含む、肉質およ
び飼料転換効率を改良すべく動物を処置する方法が提供
される。
好ましくは組換えヒツジ成長ホルモンはoGHl−19
1およびoGH5−191から選ばれる。
好ましくは処置される動物はヒツジである。
好ましい形態においては、組換え成長ホルモンの投与は
約15〜50kgの生体重において開始される。
好ましい開始範囲内においては、肉質の改良はより長期
間にわたって改良されるものと本質的に等しい。飼料転
換効率の相対的改良が大きい点が注目される。
肉質の改良は赤身含量の総体的増加および赤身含有割合
の増大として判定することができ、これは総体的成長速
度、同化作用またはそれら双方の増大に起因すると考え
られる。
油身に対する赤身の割合の増大は同化作用および油身含
壷低下の双方に起因すると思われる。
詳細には本発明者らは意外にも、GHの用量、処置の開
始時期、処置期間、食餌によるエネルギー供給、−およ
び動物の性別の間に従来予想されなかった重要な相互作
用があることを見出した。
雌および去勢された雄のヒツジおよびウシにおいて肉質
が改良されたのは特に予想外であった。普通はこれらは
去勢されていない雄より脂肪がつきやすく、肉質が劣る
からである。
本発明者らの研究から、本発明による処置は対照と比較
して処置動物において成長速度を高めることが示された
。さらに肉質が大幅に改良され、GHで処置した動物に
よる飼料利用がより効果的である結果として動物の飼料
消費がより低い。適量を越えるGH用量においては成長
速度はそれ以上高められなかった。これは食欲抑制作用
が制限因子となるためと思われる。
本発明の他の観点においては、 去勢されていない雄、雌、去勢された雄のヒツジおよび
ウシよりなる群かも選ばれる動物、外来性組換えヒツジ
成長ホルモン、それらの同族体、誘導体または断片 を用意し; 上記動物に一般に一定の用量の外来性組換えヒツジ成長
ホルモンを投与し;その際動物が雌または去勢された雄
である場合は月旦は約0.06〜0.1mg / kg
・生体重7日であり、処置が屠殺前約25日間続けられ
;動物が去勢されていない雄である場合は用量は約0.
1〜0.15mg/kg・生体重7日であリ、処置が屠
殺前約20日間続けられることを含む、畜肉の脂肪含量
を低下させる方法が提供される。
特に好ましい形態においては、投与は徐放性側形で、た
とえば埋込みベレットまたは注入ペレットまたは注入用
乳剤の形で行われる。
上記方法によって肉質が大幅に改良されるが、組換え成
長ホルモンの使用は単位用量の合成ブタ成長ホルモンを
普通は約30日間以上、毎日投与する必要があるため、
きわめて経費および時間がかかる。
従って本発明の他の観点においては、 去勢されていない雄、雌および去勢された雄のヒツジお
よびウシよりなる群から選ばれる動物;外来性組換えヒ
ツジ成長ホルモン、それらの同族体、誘導体または断片 を用意し;そして 上記動物に、あらかじめ選ばれた生体重において、動物
の性別に応じてあらかじめ選ばれた一般に一定の用量の
上記外来性組換えヒツジ成長ホルモンを、少なくとも1
日置きに投与することを含む、肉質および/または飼料
転換効率を改良するための動物の処置法が提供される。
意外にも、投与の周期性を変更することにより、対照と
比較して成長行動が有意に改良されることが見出された
。理論によって拘束されることは望まないが、投与周期
の変更が脂肪組織および筋肉組織に対する組換え成長ホ
ルモンの相対的な抗脂質合成作用および蛋白質合成刺激
作用をそれぞれ変化させるという仮説が立てられる。さ
らに、高い用量の合成成長ホルモンを毎日投与すること
によって、脂質合成および飼料摂取はこれらに伴う成長
速度改良が一般にごくわずかであり、しばしば検出不可
能となる程度にまで抑制されるという仮説が立てられる
周期性を2,3または4日口毎に、すなわち1゜2また
は3日置きの投与に変更することにより、他のホルモン
(インシュリン様発育因子1)によって媒介される蛋白
質合成刺激作用は維持されるが、目的とする抗脂質合成
作用は低下すると仮定される。
より好ましくは、用量は外来性組換えヒツジ成長ホルモ
ン約10mgを2.3または4日目毎に、約lO〜30
日間、より好ましくは30日まで投与するものである。
成長速度を最大限にするためには、約10a+gの量を
20目毎に投与することが特に好ましい。4日目毎に投
与しても対照と比較して有意の成長速度改善が得られる
が、より頻繁に投与した場合と同一の程度ではない。し
かし対照と比較して飼料転換効率は4日目毎の投与法に
よっても改良される。
本発明のさらに好ましい観点においては、用いられるあ
らかじめ選ばれた一般に一定の用量は先行技術において
普通に用いられる用量と比較して少ない。
たとえば約10mg/日の用量が業界全体の標準である
場合、用量をこの標準伝の約50%以下にまで低下させ
ることができる。意外にもこのような用m低下が上記の
高用合の対照と比較して成長速度に対し同様な、むしろ
高められた効果を示すことが見出された。さらに、飼料
転換効率も有意に改良される。
従って、用量および投与周期の変更を組合わせて採用す
ることにより、組換え成長ホルモンが成長速度、飼料転
換効率および肉質(脂肪量など)に与える相対的効果を
変更することができる。
従ってこの処置を異なる型(遺伝子型および性)の動物
、−ヒツジおよびウシを含む−に適応させることができ
る。
従って本発明のさらに好ましい観点においては、その後
、上記外来性組換えヒツジ成長ホルモンを高められた用
量で毎日、さらにあらかじめ選ばれた期間投与し続ける ことを含む、被処置動物の成長効果をさらに高める方法
が提供される。
特に好ましい形態においては、 外来性組換えヒツジ成長ホルモンを動物に最初は約4〜
8mgの用量で1,2または30置きに約10〜25日
間投与し;そして その後、6〜lhgの高められた用量で毎日、さらに約
5〜15日間投与し続ける。
意外にも、上記の投与方式によって成長速度および飼料
転換効率が全成長期間にわたってさらに著しく改良され
、−刃組換え成長ホルモンを毎日投与する後期によって
脂肪貴がさらに著しく減少し、従って屠殺前の肉質が著
しく改良されることを見出した。
好ましくは最初の処置期間は約5〜15日間、より好ま
しくは15〜20日間である。後期の連日投与はさらに
約5〜15日間、より好ましくは10日間行うことがで
きる。
上記処理法は組換えヒツジ成長ホルモン、それらの同族
体、誘導体または塩類の供給源約3.3〜8.6■g/
mlの緩衝水溶液を含む動物用医薬組成物を用いて行わ
れる。
本発明の好ましい観点においては、組換えヒツジ成長ホ
ルモンは持続性放出剤形で提供することができる。持続
性放出を与える適切なデリバリ−システムはいずれも採
用できる。従って本発明は少なくとも部分的に可溶性の
キャリヤーそれに埋封された多数の、少なくとも部分的
に可溶性のマイクロカプセル、および 該マイクロカプセル内の有効量の組換えヒツジ成長ホル
モンまたはそれらの同族体、誘導体、断片もしくは塩類 を含有する持続性動物用製剤を提供する。
持続性放出型動物用製剤の少なくとも部分的に可溶性の
キャリヤーは高分子製品であってもよい。
高分子製品は埋込み剤または大丸薬(bolus)の形
をとりうる。
組換え成長ホルモンのアジュバントとして作丹するポリ
マーを使用しうる。水溶性ポリマーを用いることができ
る。ポリマー製品は動物体内に侵入したのち約8〜24
時間以内に崩壊することが好ましい。ポリビニルピロリ
ドン型のポリマーを使用しうる。ポリビニルピロリドン
ポリマーまたはコポリマーを用いることができる。ポリ
マーは選ばれたデリバリ−システムの衝撃に耐えるのに
十分な耐衝撃性をもつべく選ばれなければならない。
他の標準的な配合成分をポリマーマトリックスに含有さ
せることができる。この種の配合成分には充填剤および
エキステンダーが含まれる。ポリマーマトリックスはさ
らに他の有効成分を含有しうる。抗生物質、栄養補給剤
、浸漬液(drench)なども含まれる。。
ポリマー製品はいずれかの適切な様式で成形しうる。ポ
リマー製品は射出成形法により成形することができる。
前記のようにこの観点の本発明によれば持続性放出型埋
込み剤は、キャリヤーに埋封された多数の、少なくとも
部分的に可溶性のマイクロカプセルをさらに含有する。
これら多数のマイクロカプセルはポリマー製剤中にその
重合工程中に装入することができる。あるいは成形工程
でマイクロカプセルを装入することもできる。たとえば
ポリマー製品は錠剤成形法により目的の形状に圧縮成形
することができる。
打錠機を使用しうる。マイクロカプセルとポリマーは成
形前に混合される。
マイクロカプセルはいずれかの適切な、少なくとも部分
的に可溶性のポリマー材料から製造することができる。
ポリエステルポリマーを使用しうる。−ヒドロキシ酸お
よびそれらの誘導体が好ましい。
好ましい観点においては、マイクロカプセルは比較的低
い分子量を有する、グリコール酸、乳酸、それらの誘導
体、またはそれらの混合物の第1ポリマーまたはコポリ
マー、および比較的高い分子量を有する、グリコール酸
、乳酸、それらの誘導体、またはそれらの混合物の第2
ポリマーまたはコポリマーから形成しうるiより好まし
くは、多数の生物分解性マイクロカプセルは少なくとも
2種の粒径に形成される。
さらに好ましい観点においては、多数の生物分解性マイ
クロカプセルには、比較的短期の分解速度、中期の分解
速度、もしくは比較的長期の分解速度をもつマイクロカ
プセル、またはそれらの混合物が含まれる。前記のよう
に、分解速度、そしてそこに内包される生理活性成分の
放出速度は、異なるポリ甘−の組成物を用いることによ
り、および/または用いるポリマーの分子量を変えるこ
とにより変化させることができる。
組換えヒツジ成長ホルモンはいずれかの適切な方法でマ
イクロカプセルに封入することができる。
カプセル封入法には、ポリエステルまたはコポリエステ
ルと組換えヒツジ成長ホルモンを適宜な溶剤中で混合し
;そしてポリエステルを沈殿させることが含まれる。
たとえば組換えポリペプチドを適宜常法によりキャリヤ
ーと混合もしくはブレンドし、またはキャリヤーに懸濁
もしくは溶解することができる。
本発明を下記の実施例につきより詳細に記述する。ただ
し以下の記載は説明のためのものにすぎず、前記の本発
明の一般性に対する限定ととるべきではない。
実施例 1 方法および結果 プラスミドpMGoGH1の構成法を第2図に模式的に
示す。
(1)  発現ベクターp M G 197の調製最終
発現構造体はcDNAを宿主中に安定に保持し、かつ効
果的な転写および翻訳を行いうるにの適したベクターを
含む。これらの機能はプラスミド発現ベクターp M 
G 197により与えられる。p M G 939−セ
ルチク社のブタ成長ホルモン(pGH)の発現コードす
るp M G 197の誘導体−を塩類媒質である制限
酵素処理用緩衝液、50d争N a C1l 、  1
0mM)リス、  C9pH1,5,LOmM・MgC
,Q  、1mMジチオスレイトール(DTT)中でE
coRIおよびBglIrにより制限酵素処理した。次
いでこれをウシ腸アルカリホスファターゼ(CI P)
によりホスファターゼ処理した。ホスフェート基の除去
によってベクター自体の再すゲーションが最小限に抑え
られる。主ベクター断片をpGHcDNAから0.8%
低融点(LMT)プガロースゲル電気泳動により精製し
た。6.5キロ塩基対(kb)アガロースの切片をゲル
から切取り、50℃での溶融によりDNAを溶出させ、
ドライアイス中でフェノールにより抽出した。水相に含
まれる制限ベクターp M G 197をキアゲン(Q
IAGEN)により洗浄した。
調製 5′末HgiAI部位にリゲートさせるべくデザインさ
れた2対の異なるオリゴヌクレオチドをホスフォトリエ
ステル化学によりブレサテク社(南オーストラリア、ア
ゾレード)において合成した。
5“GATCTA!汀胃叩AGCTA        
     AA印ロπ正ゴ3゛5mcr 3 ’   ATACCGAAAAGGTCGATAC
AGAGAAAGACCAGACAAGCII;AmA
C57mcr 5’GATCTA       −AA[hcr 3°   ATACAGAGAAAGACCACACA
AGCGATrGCGAC2mar 5“ Metl−15は55ierと47ierからなり、下
記により構成された。3方向リゲーシヨンの効率を最大
限にするために、55ierオリゴ体を相補的47me
rにアニールする前にキナーゼ処理した。これらのオリ
ゴ体がなおりg111部位を介して2量体を形成する可
能性はあったが、三重リゲーションの各成分のリン酸化
パターンによりこれらが適正な順に組立てられるチャン
スが増大した。
55ierを37℃で2時間、 10mMトリス、  
CN  pH7,5゜10dφMgC9、lhMllD
TT、T4ポリヌクレオチドキナーゼ10単位を用いる
1mM・ATP中においてキナーゼ処理し、65℃で1
0分間インキュベートし、室温にまで徐々に放冷するこ
とにより47ierにアニールした。アニールしたオリ
ゴ体を酢酸アンモニウム/エタノール沈殿して、取込ま
れなかった32Pを除去し、10mM )リス、Clp
H8゜1mM+1EDTA、、(TE)!、:再懸濁し
て、リゲートしうる状態となった。同様に、Met:5
−15オリゴヌクレオチドダイマーを、初めに40ma
rオリゴヌクレオチドをキナーゼ処理し、続いて30m
erオリゴヌクレオチドにアニールすることによって調
製した。
(iii)oGHcDNAの調製 oGH12をHg1AIおよびEcoRIで制限酵素処
理しく150a+M・N a CD 、 10mM)リ
ス、  C9pH8,o 、 10+aM番M g C
1、10mMメルカプトエタノール、 1100t1/
 ml  B S A中)、アミノ酸16−191に相
当する650bp断片を放出させた。これをLMT  
i%アガロース電気泳動により精製し、850塩基対(
bp)を含むアガロース切片をゲルから切取り、60℃
で10分間溶解させた。これをドライアイス中でフェノ
ールにより抽出し、カイゲンにより洗浄した。
リゲーションはIOIM )リス、  CI pH7,
5,10mM・MgCN 2 、50mM−Na C,
Q 、 1hL DTT、 1畦・ATP中で12℃に
おいて一夜、ベクターに対し約10倍過剰モル濃度のo
GHcDNAおよび5′オリゴヌクレオチドダイマー末
端を用いて、SU  T4  DNAリガーゼの存在下
に行われた。
Mot: 1−15を用いるリゲーション(l iga
t 1on)反応の例を以下に示す。
−・・・・・・・・・・・−[F]□ EcoRI       BgllI  BglII 
    Hg1l[F]□ Hg1A  I プラスミドpMGoGH1の制限地図を第2図に示す。
受容能力をもつ大腸菌DH1細胞を以下の方法により票
製した。細胞をルリア培地(L B)中で0.D、0.
3となるまで培養し、3000 gで採取した。細胞ベ
レットを0,4容量の冷却した50mM・Ca CD 
2に再懸濁し、40分間氷上に放置した。
次いでこれらを150 gで遠沈し、0.04容量の5
01・CaC,Q2に再懸濁し、40分間氷上に保持し
たのちpMGoGH2リゲーション生成物で形質転換し
た。
リゲーション生成物を徐々に受容能力をもつ大腸菌に添
加し、氷上に20分間放置し、次いで42℃で90秒間
の熱ショックを与えた。細胞をLB中で45分間増殖さ
せて抗生物質耐性マーカーを発現させ、アンピシリン(
Amp)選択下にLB平板上に接種した。これらの平板
を30℃で一夜増殖させた。
(vl)形質転換細菌のオリゴヌクレオチドスクリーニ
ング 形質転換体をレプリカ平板培養し、これにより誘導され
ていない、および誘導された形質転換体をスクリーニン
グし、比較した。マスタープレートからアマジャム・ハ
イボンドフィルター上に写しとり、マスタープレートと
関連した向きに配置した。第2フイルターを第1フイル
ターに乗せ、両者を2枚のガラス板の間に入れた。第2
フイルターは第1フイルターと関連した向きに配置され
た。これらのフィルターを新鮮なLB  A■p平板上
にコロニー側を上に向けて乗せ、30℃で微生物コロニ
ーが再増殖するまでインキュベートした。
次いで1組のフィルターを42℃で30分間インキュベ
ートし、次いで37℃に移して3時間インキュベートし
た。この過程で誘導が形成された。次いで両組のフィル
ターを同等に処理した。
これらのフィルターを50d トリス、Clpllg、
0. 1mM壷 NaC1、1mM・ EDTA、  
0.1%SDS中で42℃において1時間、予備洗浄し
た。これ らを次いで5x  5SPE (0,75M
NaCρ、 0.05M  Na、H2po4”H2O
0.005M  EDTA、pH7,4)、5xデンハ
ルツ(Denhardts)溶液(0,5%ポリビニル
ピロリジン、0.5%ウシ血清アルブミン、0.5%フ
ィコール400)、  0.5% S D S 、 2
0Mg/ ml変性サケ精子DNA中で65℃において
4時間プレハイブリダイズした。放射性同位元素で標識
したプローブは、マニアチス(Manlatis)らに
よって“MolecularCIonlng、 A 1
aboratory Manual、 ” (Cold
 SprjngHarbor Laboratory社
、ニーニーヨーク)に記載されているように、55ma
rオリゴヌクレオチドと17mar (後記参照)とを
732p−標識ATP (アマシャム pty、 Lt
d、)とキナーゼ処理することによって調製した、フィ
ルターをまず上記プレハイブリダイゼーション溶液中で
65℃において一夜、32P  55merにつきスク
リーニングした。他方のプローブは必要になるまで4℃
に保存された。
5°GATTTCTGGATGGAGTA 3° oG
f−117−morフィルターを0.1x  S S 
C10,1% SDS中で65℃において4回洗浄し、
X線フィルムに一夜露光した。フィルターを蒸留水中で
30分間煮沸して上記プローブをストリップし、65℃
で一夜、o GH32P 17− merと再ハイブリ
ダイズした。
フィルターを5x  5SC10,L%SDS中で4回
−45℃で2回、50℃で2同一洗浄した。これらを−
夜露光した。
両プローブにつき陽性の信号を与えた6個のコロニーを
10m1のLB  Amp中へ採取し、30℃で増殖さ
せた。これらの培養物を200m1のLB  Amp培
養物への接種に用い、グリセリン原液を乗せ・−70℃
に保存した。大量培養物を30℃で中間対数期(0,D
、 −0,5)にななるまで増殖させ、DNAおよび蛋
白質分析用試料を採取した。次いでこれらを42℃で3
0分間誘導したのち、37℃で4時間増殖させた。再び
試料を採取した。
精製 誘導されていない、および誘導された大腸菌DHI培養
物から5DS−アルカリ溶解法により組換えDNAを単
離した。この方法では、細胞を溶解し、1%5DS10
.2MφNaOH中でDNAを変性した。5M酢酸カリ
ウムの添加により小型のプラスミドDNAは再生しうる
が、染色体DNAはこれらの条件下で完全に再生するに
は大きすぎる。清澄スピンにより細胞残層がベレット化
し、可溶性核酸は溶液中に残される。これらをイソプロ
パツール沈殿させ、DNAをCs Cfl濃度勾配によ
りRNAから精製分離する。誘導はアガロースゲル電気
泳動によって、より高いDNA収率として証明された。
精製されたプラスミドをEcoRIおよびBglffに
より制限酵素処理することによって、5個のクローンが
650bl)oGHの挿入配列を保有することが証明さ
れた。
非誘導および誘導培養物からの細胞ベレットを電気泳動
用緩衝液に再懸濁し、試料を2個の等しい12%5DS
−ポリアクリルアミドゲル上で走行させた。一方はクマ
シー染色し、他方はウェスタン・プロット分析法(後記
参照)により免疫反応性成長ホルモンの存在につき分析
した。染色したゲルは精製oGHと同伴泳動した蛋白質
の有意の誘導がないことを示した。
した。これらのフィルターをリン酸緩衝食塩水(PBS
)/1%ツウィーン10.5%BSA中にプロットし、
次いでpGH21−51に対するビオチニル化モノクロ
ーナル抗体と共にPBS/ツウィーン/BSA中でイン
キュベートした。
次いでこれをビオチン部分を介してPBS/ツウィーン
/BSA中で、セイヨウワサビ拳ペルオキシダーゼに結
合したアビジンと反応させた。
このプロットをジアミノベンジドおよび過酸化水素で発
色させ、抗体に結合したpMGoGH2が以下の発現操
作のために大腸菌lB592中へ形質転換すべく選ばれ
た。Met: 1−15と5−15リゲ一シヨン反応と
に由来する形質転換体はモノクローナル抗体に結合し、
そしてさらなる発現操作のために大腸菌lB592に形
質転換されることが選択された。
電気泳動した蛋白質をニトロセルロース上にエレクトロ
ブロッティングし、下記に従って処理シークエナーゼ(
SEQUENASIE: u、 s、バイオケミカル社
)を用いその使用説明書に従って使用し、そしてプラス
ミド鋳型と共に用いるために改質されたサンガー法によ
り、Cs C1精製pMGoGHプラスミドDNAの配
列を決定した。40mer。
32a+erおよび17a+erをブライマーとして用
いて、BglIIおよびHglAI部位を通る配列を決
定し、リーディングフレームを確認した。
7mar ←−−〜〜−3’ −5’ 2Aer ←−−〜−−3’     5’ 5′3′〜〜−〜〜→ 0mer BglII   Hg1A I       EcoR
IpMGoGHプラスミドDNAを0.2MφNaOH
中で室温において5分間変性し、1.5M酢酸アンモニ
ウム/エタノール中で沈殿させた。プラスミドDNA3
■対オリゴヌクレオチドブライマー0.5ピコモルを8
7℃で20分間アニールした。35S放射性標識反応を
室温で5分間実施し、42℃、5分間で終止させた。試
料を70℃で10分間変性させ、5%アクリルアミド配
列決定用ゲルに負荷した。
ゲルを10%酢酸/10%メタノール中で30分間固定
し、乾燥させたのち、フィルムに一夜露光した。
プラスミドpMGoGH1およびp M G o G 
H2の配列を第3図に示す。
(xii)大腸菌lB592の形質転換およびoGHの
発現 Cs Cj2精製pMGoGH1プラスミドDNAによ
り大腸菌lB592細胞を形質転換した。細胞はPEG
−二価カチオン法により調製された。
この方法で細胞をO,D−OJになるまで増殖させた。
次いでこれらを500gで10分間ベレット化し、l/
10容量の冷却した形質転換および保存用溶液(TSS
)に再懸濁した。TSSはlO%w/vP E G −
8000,5%v/vD M S 0 、20+eM 
・MgCN2  (pI16.5)を含有するLBから
なる。
100μgの細胞を形質転換用プラスミドと共に氷上で
30分間インキュベートした。0.9mlのTSSを添
加し、形質転換用細胞を37℃で1時間振とうして抗生
物質耐性を発現させたのち、LB  Amp(100■
/ ml )寒天平板上に接種した。平板を30℃で一
夜インキユベートした。前記と同様に非誘導および誘導
コロニーのレプリカリフトをハイボンド(l1ybon
d)上に形成し、32P放射性標識55merによりス
クリーニングした。ハイブリダイゼーションおよび洗浄
の条件は大腸菌DHI形質転換体につき述べたものと等
しかった。
すべてのコロニーがプローブとハイブリダイズし、3個
を10m1のLB  Amp中へ採取し、30’Cで一
夜増殖させた。これらを大規模培養物の接種に用い、前
記のようにグリセリン保存培養物を調製した。DNAお
よび蛋白質の分析は大腸菌DHIにつき示した方法に従
って行われた。
誘導培地からの蛋白質のクマシー染色は、3コロニーす
べてにつき精製oGHと同伴泳動した蛋白質のわずかな
増加を示した。ウェスタン・プロット分析は21−51
抗体を結合しうる蛋白質の有意の誘導を示した。DNA
および蛋白質のデータはoGHの真の発現を示し、oG
Hl−191p MG o G H1形質転換体がバン
グ(オーストラリア)社により200m1の発酵槽中で
増殖され、oGHl−191が精製され、可溶化された
実施例 2 生物活性 大腸菌中の組換えプラスミドから誘導されたヒツジ成長
ホルモンを生物活性につき試験した。
この蛋白質100g/日を下垂体切除したラット8匹/
群に40間にわたって注射した。最後の注射の24時間
後にラットを層殺し、右脛骨を摘出した。
骨を洗浄し、中央矢状面の近位末端で分割した。
前端軟骨を周囲の骨から分離したのち、硝酸銀で染色し
た。結果を増加率(%)で表わす。
平均 増加率(%) −ve対照: ol−191: 対照 ve 5.34 下垂体切除う MGoGH 組換え体 ol −191 8,73 63% ット+食塩緩衝液 1からの組換えGH 実施例 3 組換えoGHl−191用N−末端アミノ酸配列組換え
oGHl−191(最終段階に逆相高性能液体クロマト
グラフィー(HPLC)を含む方法を用いる誘導pMG
oGH” I BM392体から精製)を、自動エドマ
ン(Edman)減成を用いるN−末端アミノ酸配列法
により分析した。組換え蛋白質の初めの30個のアミノ
酸配列は以下のとおりであった。
Ala−Phe−Pro−Ala−Met−5er−L
eu−3cr−Gly−Leu−Pho−Ala−As
n−Ala−Val −Leu−Arg−Ala−Gl
n−Hls−Leu−His−Gln−Leu−Ala
−Ala−Asp−Thr−Pho−Lys 25: 265−2701゜驚いたことに、予想された
N−末端メチオニン残基はなかった。組換えoGHl−
191におけるN−末端メチオニン残基の除去は細菌の
メチオニルアミノペプチダーゼ(MAP)〔これは、オ
ラニン残基に結合したN−末端メチオニンを有効に開裂
する(サビン(Sabln)ら、Blotechnol
ogy 7: 705−709. (1989)))の
作用によって取り除かれると考えられる。従って、組換
えホルモンは、成熟した下垂体由来の、ヒツジ成長ホル
モンと同一である。
最後に、ここに示した本発明の精神から逸脱することな
く各種の他の修正および/または変更を行いうろことを
理解するべきである。
【図面の簡単な説明】
第1図は発現プラスミドpMGoGH1およびp M 
G o G H2の構成法を示す。 第2図はpMGoGHの制限地図を示す。 この配列は、ヒツジ下垂体由来の成熟ヒツジ   第3
図はPMGoGH1およびpMGoGH2成長ホルモン
のN−末端と同一であった(フエ  の5′末コ一ド配
列およびフランキングベクタールナンデス(Perna
ndex)ら、F E B S  t、etters 
  配列を示す。 図蘭の浄書(内容に変更なし) Eco尺1

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ヒツジ成長ホルモン活性を有する組換えポリペプチ
    ドをコードする相補的DNA(cDNA)配列;および 適切なクローニングベクター を用意し; 上記のDNA配列とクローニングベクターをリゲートし
    てDNA配列をクローニングベクター中へ配置し、分子
    クローンを形成する ことを含む、分子クローンの製法。 2、組換えポリペプチドをコードする相補的DNA配列
    が成熟ホルモンを包含するヒツジ成長ホルモンポリペプ
    チドコード部位の完全なまたは部分的なコピーを含み、
    3′末終止コドンを越えて伸びている、請求項1に記載
    の方法。 3、ヒツジ下垂体源を用意し; これからポリアデニル化メッセンジャーRNA(mRN
    A)を単離し、; 該mRNAをオリゴdTプライマーの存在下に逆転写酵
    素で処理して、第1鎖相補的DNA(cDNA)を合成
    し; mRNAをRNエースHにより酵素的に除去し、次いで
    DNAポリメラーゼ I により第2cDNA鎖を合成し
    ;そして こうして得た二本鎖相補的DNA(cDNA)をT4 
    DNAポリメラーゼと共に処理して、平滑末端分子を形
    成する予備工程を含む、請求項2に記載の方法。 4、あらかじめ定められた長さのDNA配列がそれから
    除かれた制限酵素処理プラスミド発現ベクター;および ヒツジ成長ホルモン活性を有する組換えポリペプチドま
    たはその一部をコードし、単細胞生物中での転写および
    翻訳のための調節要件を満たす合成5′末端配列を含む
    DNA配列 を用意し;そして 上記DNA配列を制限酵素処理プラスミド発現ベクター
    にリゲートする ことを含む、ヒツジ成長ホルモン活性を有する組換えポ
    リペプチドをコードし、単細胞生物中で複製、転写およ
    び翻訳されうる配列を有するプラスミドの製法。 5、制限酵素処理したプラスミド発現ベクターが二重開
    始点型ベクタープラスミドpMG197から誘導される
    、請求項4に記載の方法。 6、組換えポリペプチドをコードするDNA配列がヒツ
    ジ成長ホルモンをコードするDNA配列の一部のみを含
    み、合成5′末端配列および3′末端配列からなる場合
    に、さらに ヒツジ成長ホルモンをコードする完全なDNA配列の残
    部を含む追加DNA配列を用意し;前記DNA配列をそ
    の合成5′末端配列と3′末端配列の間の制限部位にお
    いて開裂し;そして上記の追加DNA配列をこの制限部
    位にリゲートする ことを含む、請求項5に記載の方法。 7、合成5′末端配列が 5′BglII粘着末端、成熟ヒツジ成長ホルモンポリペ
    プチド中には見られないNH_2−末端メチオニン残基
    に対応する開始コドン(ATG)、天然ホルモン(成熟
    形)のアミノ酸1−15に対応するコドンを含み、ヌク
    レオチド160に見られるHgiA I 部位に対応する
    3′末オーバーハングにおいて終止する第1オリゴヌク
    レオチド;ならびに 5′BglIIおよび3′HgiA I の双方の粘着末端
    を含むが、天然メチオニン残基(アミノ酸5、成熟ホル
    モン)に対応するコドンにおいて開始し、アミノ酸6−
    15に対応するコドンがこれに続く第2オリゴヌクレオ
    チド から選ばれるオリゴヌクレオチドより形成される、請求
    項6に記載の方法。 8、ヒツジ成長ホルモン活性を有するポリペプチドをコ
    ードする、pMGoGH1またはpMGoGH2から選
    ばれるプラスミド発現ベクター。 9、ヒツジ成長ホルモン活性を有するポリペプチドをコ
    ードし、単細胞生物中で複製、転写および翻訳されうる
    DNA配列を含む組換えプラスミド発現ベクター、およ
    び 単細胞生物 を用意し; 上記の組換えプラスミド発現ベクターを形質転換、形質
    導入またはトランスフェクションから選ばれる方法によ
    り上記の単細胞生物内へ導入し;得られた生物を培養し
    ; 上記DNA配列によりコードされる組換えポリペプチド
    を発現させ;そして所望により 該ポリペプチドを培養物から単離する 工程を含む、ヒツジ成長ホルモン活性を有する組換えポ
    リペプチドの製法。 10、単細胞生物が大腸菌DH1および大腸菌IB39
    2から選ばれる菌株の大腸菌である、請求項9に記載の
    方法。 11、ヒツジ成長ホルモン活性を有するポリペプチドを
    コードするDNA配列を含む組換えプラスミド発現ベク
    ターがPMGoGH1またはpMGoGH2である、請
    求項10に記載の方法。 12、ヒツジ成長ホルモン活性を有する、oGH1−1
    91またはoGH5−191およびそれらの獣医科用と
    して受容できる塩類から選ばれる組換えポリペプチドを
    、動物用として受容できるキャリヤー1種または2種以
    上と共に含有する動物用医薬組成物。 13、去勢されていない雄、雌、去勢された雄のヒツジ
    およびウシよりなる群から選ばれる動物;外来性組換え
    ヒツジ成長ホルモン、それらの同族体、誘導体または断
    片 を用意し;そして 上記動物に約35〜100kgの生体重において開始し
    て、動物が雌または去勢された雄である場合は用量が約
    0.06〜0.10mg/kg・生体重/日となり;動
    物が去勢されていない雄である場合は用量が約0.01
    〜0.15mg/kg・生体重/日となるべく、あらか
    じめ選ばれた生体重において、動物の性別に応じてあら
    かじめ選ばれた一定の用量で上記の外来性組換えヒツジ
    成長ホルモンを投与する ことを含む、肉質および飼料転換率を改良すべく動物を
    処置する方法。 14、組換えヒツジ成長ホルモンがoGH1−191お
    よびoGH5−191から選ばれる、請求項13に記載
    の方法。 15、投与が生体重約15〜50kgにおいて開始され
    る、請求項14に記載の方法。 16、去勢されていない雄、雌、去勢された雄のヒツジ
    およびウシよりなる群から選ばれる動物、外来性組換え
    ヒツジ成長ホルモン、それらの同族体、誘導体または断
    片 を用意し; 上記動物に一定の用量の外来性組換えヒツジ成長ホルモ
    ンを投与し;その際動物が雌または去勢された雄である
    場合は用量は約0.06〜0.1mg/kg・生体重/
    日であり、処置が屠殺前約25日間続けられ;動物が去
    勢されていない雄である場合は用量は約0.1〜0.1
    5mg/kg・生体重/日であり、処置が屠殺前約20
    日間続けられる ことを含む、畜肉の脂肪含量を低下させる方法。 17、組換えヒツジ成長ホルモンがoGH1−191お
    よびoGH5−191から選ばれる、請求項16に記載
    の方法。 18、去勢されていない雄、雌および去勢された雄のヒ
    ツジおよびウシよりなる群から選ばれる動物;外来性組
    換えヒツジ成長ホルモン、それらの同族体、誘導体また
    は断片 を用意し;そして 上記動物に、あらかじめ選ばれた生体重において、動物
    の性別に応じてあらかじめ選ばれた一般に一定の用量の
    上記外来性組換えヒツジ成長ホルモンを、少なくとも1
    日置きに投与する ことを含む、肉質および/または飼料転換効率を改良す
    るための動物の処置法。 19、外来性成長ホルモンが1、2または3日置きに投
    与される、請求項18に記載の方法。 20、組換えヒツジ成長ホルモンがoGH1−191お
    よびoGH5−191から選ばれる、請求項19に記載
    の方法。 21、用量が、外来性組換えヒツジ成長ホルモン約10
    mgを2、3または4日目毎に、約10〜30日間投与
    するものである、請求項20に記載の方法。 22、去勢されていない雄、雌、および去勢された雄の
    ヒツジおよびウシよりなる群から選ばれる動物; 外来性組換えヒツジ成長ホルモン、それらの同族体、誘
    導体または断片 を用意し;そして 上記動物に、あらかじめ選ばれた生体重において、上記
    外来性組換えヒツジ成長ホルモンを、最初はあらかじめ
    選ばれた一般に一定の、低い用量においてあらかじめ選
    ばれた期間投与し、 その後、上記外来性組換えヒツジ成長ホルモンを高めら
    れた用量において毎日、さらにあらかじめ選ばれた期間
    投与し続ける ことを含む、肉質および/または飼料転換効率を改良す
    るための動物の処置法。 23、外来性組換えヒツジ成長ホルモンを動物に最初は
    約4〜8mgの用量で1、2または3日置きに約10〜
    25日間投与し;そして その後、6〜10mgの高められた用量で毎日、さらに
    約5〜15日間投与し続ける ことよりなる、請求項22に記載の方法。 24、外来性組換え成長ホルモンを動物に最初は1また
    は2日置きに約10日間投与し;そしてその後毎日、約
    10日間投与し続ける ことよりなる、請求項23に記載の方法。 25、少なくとも部分的に可溶性のキャリヤー、それに
    埋封された多数の、少なくとも部分的に可溶性のマイク
    ロカプセル、および 該マイクロカプセル内の有効量の組換えヒツジ成長ホル
    モンまたはそれらの同族体、誘導体、断片もしくは塩類 を含有する、持続性放出型動物用製剤。 26、製剤が埋込み剤または大丸薬であり、少なくとも
    部分的に可溶性のキャリヤーが動物体内に侵入したのち
    約8〜24時間以内に分解する水溶性ポリマーである、
    請求項25に記載の持続性放出型動物用製剤。 27、ポリマーがポリビニルピロリドンポリマーまたは
    そのコポリマーである、請求項26に記載の持続性放出
    型動物用製剤。
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EP0363063A3 (en) 1990-07-25
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