JP2000503790A - 電子メールを用いて状況についての最新情報を自動的に提供するためのシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 顧客からの注文及び発送の状況を、電子メールメッセージを作成、送信する操作者を必要とせずに、電子メールによって自動的に更新するためのシステムが開示される。好ましくはソフトウェアとして実行される更新システムによって、多数の顧客に、コンピューター又は通信ネットワーク上で電子メールによって最新情報を定期的に提供することができる。このシステムは、注文及び発送状況、並びに他の関連情報を保存するためのデータベースを含む。

Description

【発明の詳細な説明】 電子メールを用いて状況についての最新情報を自動的に提供するためのシステム発明の背景 １．発明の分野 本発明は概略的には電子的取引に関し、より詳細には、顧客からの注文及び注 文の発送の状況についての最新情報を顧客に提供することに関する。 ２．関連技術の説明 メールオーダー産業においては、顧客の注文が未処理となっている場合や、発 送が何らかの理由で遅滞する場合には、通常、郵便で顧客に通知している。イン ターネット等の広域電子ネットワークの出現により、顧客は、販売者や運送者の インフォメーションシステムに直接アクセスして、自分の注文や発送の状況を問 い合わせることができる にワールド・ワイド・ウェブのサイトを持っていて、顧客は、ウェブ・ページ上 のコンピューター・フォームに荷物の発送番号を入力するだけで、自分の荷物の 発送状況を追跡することができる。 しかしながら、郵便で顧客に発送が遅れることを通知することにも利点はある。 顧客がこの通知を受取るために何もする必要がないということである。つまり顧 客は、発送状況をチェックするために、インターネット等のネットワークに自ら アクセスし、運送者のワールド・ワイド・ウェブ・サイトに行き、発送番号を見 つけて、これを入力す る必要がないのである。 Brookesの米国特許第5,428,778号では、システムに入ってくる情報がユーザー の興味にあったものかどうかを判断するために、キーワードに基づいたプロフィ ールを用いている。Brookesの特許では、データベースに情報があることは、ユー ザーに知らされる（恐らく情報に関する交付料金がかかるため）が、実際にはそ の情報はユーザーへ送信されていない。 さらに関連する技術として、個人のプロフィールに基づいて、情報を毎日Ｅメ ールでユーザーへ届ける、インターネットベースの電子メールシステムもある。 例えば、ユーザー個人の興味に合った株価のリストを毎日電子メールで送る株価 情報サービスがいくつか知られている。Brookesとは異なり、このシステムでは 直接ユーザーへ情報を送信している。しかしながら、ユーザーはフィードバック を受けるためには、自分の関心事に関するプロフィールをシステムに対して提示 する必要がある。 したがってこの技術分野では、当事者が状況を問い合わせたり、特別なプロフ ィール情報を提示したりしなくても、発送状況を当事者に自動的に通知するため のシステム及び方法が必要とされている。発明の要旨 本発明は、顧客サービス係用の人員を必要とせず、またユーザーのプロフィー ル情報を必要とせずに、顧客の注文の状況をコンピューターネットワーク上で電 子メールによって顧客に自動的に提供するための方法及びシステムを提供するこ とによって、従来技術の欠点を回避するものである。 従来技術の欠点を解決するために、本発明によれば、複数のコンピ ューター間の通信を可能とするコンピューターネットワークにおいて、該ネット ワーク内の第一のコンピューター上のプログラムとして実行する、更新情報を処 理、送信するための方法及びシステムであって、該システムは、第一の当事者か ら第一のコンピューターに対して提示された注文に応答して記録を作成するため の記録作成手段と、該注文に関連する状況情報を検索するための状況情報検索手 段と、検索した状況情報に応じて記録を更新するための記録更新手段と、更新され た記録を反映した状況メッセージの電子メールを作成するためのメッセージ作成 手段と、ネットワークを介して第一の当事者に状況メッセージの電子メールを送 信するためのメッセージ送信手段とを備える、更新情報を処理、送信するための 方法及びシステムが提供される。 例えば、顧客は、売り手に注文をする時に、電子メールアドレスを知らせる。 すると売り手は、FedEx、ＵＰＳ、その他の郵便業者等の通常の運送業者を介し て注文品を発送する。本発明のシステムは、コンピューターネットワークを介し て運送業者の情報システムに定期的に問い合わせて、注文品の運送状況をチェッ クする。運送状況、注文品の所在位置、又は他の関連情報が変更された場合には 、本発明のシステムは、自動的に電子メールメッセージを作成して、顧客へ送信 し、発送品の状況を顧客に通知する。本発明のシステムは、（１）注文が最初に 運送業者へ送られた時、（２）発送品が運送業者の配送センターを出た時、（３ ）発送品の配送中は、発送品の現在位置又は大体の位置(例えば「セントルイス とカンザスシティーの間のインターステート７０号線を西に進行中」)、（４） 別のトラックまたは搬送形態に積み替えるために、発送品が配送ターミナルに到 着した時、及び（５）発送品が顧客の所在地で受領された時等の、通常の事項を 顧客 に通知するメッセージを送ることもできる。発送品が受取り先の受領場、フロン トオフィス、メールルーム等で受領されてから、会社内部のメールシステムによ って顧客のデスクに届けられるまで、１日や２日かかることがよくあるので、発送 品が所定の場所で受領されたことを商用の顧客に通知することは特に重要である 。 本発明のシステムの最大の利点は、顧客は、売り手や運送業者に電子メールの アドレスを知らせる以外は何もしなくても、自分の注文品や発送品の状況につい て常に知らせを受けていることになるので、顧客の信頼性が高まるということに ある。さらに電子メールの送信費用は非常に安いので、本発明のシステム及び方 法によれば、売り手や運送業者が顧客に状況情報を提供するに際してかかる費用 を削減することができる。図面の簡単な説明 本発明の先に説明した利点並びにその他の利点は、添付図面を参照して、好まし い実施態様の詳細な説明によってよりよく理解されるであろう。 図１は、本発明のシステム及び方法を実行するための、好ましいコンピュータ ー環境を示す。 図２は、本発明の好ましい実施態様を説明する構成要素のブロック線図である 。 図３は、状況情報要求装置及びその操作方法を示すフローチャートである。 図４は、状況情報受信装置及びその操作方法を示すフローチャートである。 図５は、電子メールメッセンジャー及びその操作方法を示すフロー チャートである。好ましい実施態様の詳細な説明 本発明は、好ましくは図１に示す中央サーバーホストコンピューター上で操作 するコンピュータープログラム２４８として実行する。このホストコンピュータ ーは、多くの潜在的顧客が、キーボード２４０、ポインター２６０、及びモニタ ー２８０を使用して、遠隔端末２１０を通じてアクセス可能な、広域ネットワー ク２７５に接続している。本発明を実行するための好ましいネットワークは、世 界人工のかなりの割合の人々がアクセス可能なインターネットであるが、ローカ ルエリアネットワークであっても、限られた地域のみでアクセス可能なネットワ ークであってもよい。 顧客及び顧客のそれぞれの注文についての情報は、図２に示すような状況情報 データベース１６に保存される。状況情報データベース１６は、図１のサーバー ２５０内に保存してもよい。各顧客からの注文を、このデータベースに入力する には、注文入力係の人員３００によって、若しくは図１の広域ネットワーク２７５ に接続している注文入力システムによって電子的に、行うことができる。状況情 報データベース１６中の状況情報の更新は、注文入力係の人員によって手動で、 若しくは図２に示す状況情報受信装置１４等の他の手段によって電子的に、行う ことができる。 定期的に、状況登録装置１３は、広域ネットワーク２７５上の、ＵＰＳやFedE x等、通常の運送発送サービス会社等の別のホストコンピューターに対して、状 況情報要求を送信する。状況情報１１が返信されると、状況情報受信装置１４が これを受信し、状況情報データベース１６に新たな状況情報を入力する。状況情 報受信装置１４は、状 況情報データベース１６中の状況情報を更新すると、特定のデータベース記録に フラッグを設定して、状況に変更があることを表示する。 定期的に、電子メールメッセンジャー１５は状況情報データベース１６をチェ ックして、記録の状況に変更があるかどうかを、記録の状況フラッグを検査して 調べる。記録にフラッグが設定されている場合には、電子メールメッセンジャー １５が、状況情報データベース１６中の新たな状況情報に基づいて、電子メール メッセージ１２を作成する。この電子メールメッセージ１２は、広域ネットワー ク２７５を通じて顧客へ送信される。 図３は状況情報要求装置１３の操作を説明するものである。好ましい実施態様 において、状況情報要求装置は、広域ネットワーク２７５上の他のホストコンピ ューターからの状況情報の更新を定期的に要求するプログラムを連続実行する。 所定の待ち時間２１の後、まだ他の状況記録があるかどうか、状況情報データベ ース１６をチェック２２する。この所定の待ち時間は、発送状況情報の更新の場 合は好ましくは６〜２４時間毎である。状況記録がある場合には、状況記録が選 択２３され、状況情報要求が作成２４される。この状況情報要求は、広域ネット ワーク２７５上の別のホストコンピューターへ送信２５される。この要求工程は 、状況情報データベース１６内の各々全ての状況記録をチェック２２し終わるま で続く。 図４は、状況情報受信装置１４の操作を説明するものである。好ましい実施態 様において、状況情報受信装置は、状況情報要求装置１３によって作成された要 求にしたがって、広域ネットワーク２７５上の別のホストコンピューターから送 信されてきた状況情報１１を定期的に受信する、連続実行プログラムである。新 たな状況情報１１がないかどうか、広域ネットワーク２７５を連続的にチェック する。３ １において入手可能な新たな状況情報を見つけた場合には、その状況情報を受信 ３２し、対応する状況記録を状況情報データベース１６から取り出す。この受信 した情報を、状況記録中の情報と比較し、受信した情報が新規なものであるかど うかを判断３４する。受信した情報が新規なものである場合には、状況情報データ ベース１６の状況記録を更新３５し、状況記録に「状況更新」のフラッグを設定 ３６する。 図５は、電子メールメッセンジャー１５の操作を説明するものである。好まし い実施態様において、電子メールメッセンジャーは、「状況更新」フラッグが設 定されている記録があるかどうか、定期的に状況情報データベース１６をチェッ ク４１する、連続実行プログラムである。フラッグが設定されている記録がある 場合には、状況情報データベース１６から適当な状況記録を取出し４２、新たな 状況情報について電子メールメッセージを作成する４３。次いで好ましくはこの 電子メールメッセージを、広域ネットワーク２７５を通じて受取人に対して発信 ４４する。 本発明が属する技術分野の当業者には、本発明のシステムの種々の構成要素間 で様々な方法で通信を行うこともできることが理解されるであろう。好ましい実 施態様において、状況情報受信装置１４は、適当なデータベース記録に設定した 「状況更新」フラッグによって、新たな更新メッセージを送るべきであるという 信号を、電子メールメッセンジャー１５に送る。しかしながら、状況情報受信装 置１４は、状況情報データベース１６に信号フラッグを設定して、電子メールメ ッセンジャーがこのフラッグを見つけるのを待つのではなく、状況更新メッセー ジを送信するよう直接電子メールメッセンジャー１５と通信してもよい。 本発明が属する技術分野の当業者には、状況情報要求装置１３及び 状況情報受信装置１４の構成要素を複合して、同期的に遠隔ホストコンピュータ ーと通信する単一モジュールとしてもよいことがさらに理解されるであろう。例 えば、複合モジュールの状況情報要求装置部分は、遠隔ホストコンピューターへ 状況情報要求を送信し、状況情報が受信されるのを待ってから、次の状況情報要 求を遠隔ホストコンピューターへ出す工程に入る。この形式の同期的操作は電子 的データ交換への適用においては非常に一般的である。 本発明は、好ましくはインターネット等のネットワーク２７５内の図１の２５ ０等のホストコンピューターのソフトウェアとして実行する。プログラムは、デ ィスク２４８等の記録媒体からコンピューター２５０へロードすることができる 。 本発明及びその好ましい実施態様の概略的な説明を上述した。本発明の属する 技術分野の当業者は、本発明の教示の範囲内で、記載された方法及びシステムの 追加的変更例を理解し、実施できるであろう。従って、このような変更例及び追 加例は全て、添付請求項によってのみ限定される本発明の範囲内とみなされる。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項 【提出日】１９９８年６月１８日（１９９８．６．１８） 【補正内容】 ８．注文処理状況を反映した前記情報が、前記注文中に特定されている品物の発 送に関する情報である、請求の範囲第７項に記載の方法。 ９．工程（ａ）で記録された注文に関する前記情報が、第一コンピューター内に あり、工程（ｂ）で収集された注文処理状況を反映した前記情報が、該第一コン ピューターから遠隔した第二コンピューター内にあり、該第一コンピューターと 第二コンピューターとが前記ネットワークを通じて通信可能にリンクしている、 請求の範囲第７項に記載の方法。 10．前記工程（ｄ）を手動で行う、請求の範囲第７項に記載の方法。 11．注文に関する前記情報が、前記第一コンピューター内のデータベースに記録 されている、請求の範囲第７項に記載の方法。 12．注文処理状況を反映した前記情報が、前記第一コンピューターから遠隔した 第二コンピューター内のデータベースに記録されている、請求の範囲第１１項に 記載のシステム。 【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項 【提出日】１９９８年９月２１日（１９９８．９．２１） 【補正内容】 明細書 電子メールを用いて状況についての最新情報を自動的に提供するためのシステム発明の背景 １．発明の分野 本発明は概略的には電子的取引に関し、より詳細には、顧客からの注文及び注 文の発送の状況についての最新情報を顧客に提供することに関する。 ２．関連技術の説明 メールオーダー産業においては、顧客の注文が未処理となっている場合や、発 送が何らかの理由で遅滞する場合には、通常、郵便で顧客に通知している。イン ターネット等の広域電子ネットワークの出現により、顧客は、販売者や運送者の インフォメーションシステムに直接アクセスして、自分の注文や発送の状況を問 い合わせることができる にワールド・ワイド・ウェブのサイトを持っていて、顧客は、ウェブ・ページ上 のコンピューター・フォームに荷物の発送番号を入力するだけで、自分の荷物の 発送状況を追跡することができる。 しかしながら、郵便で顧客に発送が遅れることを通知することにも利点はある。 顧客がこの通知を受取るために何もする必要がないということである。つまり顧 客は、発送状況をチェックするために、インターネット等のネットワークに自ら アクセスし、運送者のワールド・ワイド・ウェブ・サイトに行き、発送番号を見 つけて、これを入力す る必要がないのである。 Brookesの米国特許第5,428,778号では、システムに入ってくる情報がユーザー の興味にあったものかどうかを判断するために、キーワードに基づいたプロフィ ールを用いている。Brookesの特許では、データベースに情報があることは、ユ ーザーに知らされる（恐らく情報に関する交付料金がかかるため）が、実際には その情報はユーザーへ送信されていない。 Kehnemuyi et al．の米国特許第4,975,841号では、顧客の電話番号にダイヤル するために、ダイヤラーを使用している。顧客注文状況データは、各顧客の電話 番号によって分類され、各顧客について別個の顧客レポートファイルが作成され る。Kehnemuyi et al．の特許では、ダイヤラーによって顧客の電話番号に逐次 ダイヤルをし、顧客レポートファクシミリを自動的に顧客へ送信する。しかしな がら、Kehnemuyi et al．の特許には、顧客の注文を処理している間に、処理状 況を反映した情報を収集したり、収集した情報に基づいて顧客の注文状況データ を更新したりすることは記載も示唆もされていない。 さらに関連する技術として、個人のプロフィールに基づいて、情報を毎日Ｅメ ールでユーザーへ届ける、インターネットベースの電子メールシステムもある。 例えば、ユーザー個人の興味に合った株価のリストを毎日電子メールで送る株価 情報サービスがいくつか知られている。Brookesとは異なり、このシステムでは 直接ユーザーへ情報を送信している。しかしながら、ユーザーはフィードバック を受けるためには、自分の関心事に関するプロフィールをシステムに対して提示 する必要がある。 したがってこの技術分野では、当事者が状況を問い合わせたり、特別なプロフ ィール情報を提示したりしなくても、発送状況を当事者に 自動的に通知するためのシステム及び方法が必要とされている。発明の要旨 本発明は、顧客サービス係用の人員を必要とせず、またユーザーのプロフィー ル情報を必要とせずに、顧客の注文の状況をコンピューターネットワーク上で電 子メールによって顧客に自動的に提供するための方法及びシステムを提供するこ とによって、従来技術の欠点を回避するものである。 従来技術の欠点を解決するために、本発明によれば、第一の特徴として、複数 のコンピューター間の通信を可能にするネットワーク上で注文処理状況を収集し、 収集した注文状況の最新情報をユーザーに提供するためのシステムが提供され る。このシステムは、（ａ）一人以上のユーザーから提示された注文についての 注文処理状況に関する情報を記録するための記録手段（１６）であって、該注文 は一つ以上のサービス提供者によって処理されるものである、記録手段（１６） を備えるシステムにおいて、 （ｂ）前記ネットワークを通じて前記サービス提供者から提供された、前記注 文の注文処理状況を反映した情報を収集するための収集手段（１３）と、 （ｃ）注文処理状況を反映した該情報に基づいて、前記注文に関連する情報を 更新するための更新手段（１４）と、 （ｄ）注文処理状況を反映した前記情報を含むメッセージを作成するためのメ ッセージ作成手段（１５）と、 （ｅ）前記ネットワークを通じて、前記メッセージを前記ユーザーへ送信する ためのメッセージ送信手段（１５）とをさらに備えることを特徴とするシステム である。 さらに別の特徴として、本発明によれば、コンピューターネットワークと関連 して、ネットワーク上で注文処理状況を収集し、収集した注文状況の最新情報を ユーザーに提供するための方法が提供される。この方法は、（ａ）一人以上のユ ーザーから提示された注文に関する情報を記録する工程（１６）であって、該注 文は一つ以上のサービス提供者によって処理される、記録する工程（１６）を含 む方法において、 （ｂ）前記ネットワークを通じて前記サービス提供者によって提供された、前 記注文についての注文処理状況を反映した情報を収集する工程（２３，２４，２ ５）と、 （ｃ）注文処理状況を反映した前記情報に基づいて、注文に関する情報を更新 する工程（３５）と、 （ｄ）注文処理状況を反映する前記情報を含むメッセージを作成する工程（４ ３）と、 （ｅ）前記ネットワークを通じて各ユーザーに前記メッセージを送信する工程 （４４）とをさらに含むことを特徴とする方法である。 例えば、顧客は、売り手に注文をする時に、電子メールアドレスを知らせる。 すると売り手は、FedEx、ＵＰＳ、その他の郵便業者等の通常の運送業者を介し て注文品を発送する。本発明のシステムは、コンピューターネットワークを介し て運送業者の情報システムに定期的に問い合わせて、注文品の運送状況をチェッ クする。運送状況、注文品の所在位置、又は他の関連情報が変更された場合には 、本発明のシステムは、自動的に電子メールメッセージを作成して、顧客へ送信 し、発送品の状況を顧客に通知する。本発明のシステムは、（１）注文が最初に 運送業者へ送られた時、（２）発送品が運送業者の配送センターを出た時、（３ ）発送品の配送中は、発送品の現在位置又は大 体の位置(例えば「セントルイスとカンザスシティーの間のインターステート７ ０号線を西に進行中」)、（４）別のトラックまたは搬送形態に積み替えるため に、発送品が配送ターミナルに到着した時、及び（５）発送品が顧客の所在地で 受領された時等の、通常の事項を顧客に通知するメッセージを送ることもできる。 発送品が受取り先の受領場、フロントオフィス、メールルーム等で受領されて から、会社内部のメールシステムによって顧客のデスクに届けられるまで、１日 や２日かかることがよくあるので、発送品が所定の場所で受領されたことを商用 の顧客に通知することは特に重要である。 本発明のシステムの最大の利点は、顧客は、売り手や運送業者に電子メールの アドレスを知らせる以外は何もしなくても、自分の注文品や発送品の状況につい て常に知らせを受けていることになるので、顧客の信頼性が高まるということに ある。さらに電子メールの送信費用は非常に安いので、本発明のシステム及び方 法によれば、売り手や運送業者が顧客に状況情報を提供するに際してかかる費用 を削減することができる。図面の簡単な説明 本発明の先に説明した利点並びにその他の利点は、添付図面を参照して、好まし い実施態様の詳細な説明によってよりよく理解されるであろう。 図１は、本発明のシステム及び方法を実行するための、好ましいコンピュータ ー環境を示す。 図２は、本発明の好ましい実施態様を説明する構成要素のブロック線図である 。 図３は、状況情報要求装置及びその操作方法を示すフローチャート である。 図４は、状況情報受信装置及びその操作方法を示すフローチャートである。 図５は、電子メールメッセンジャー及びその操作方法を示すフローチャートで ある。好ましい実施態様の詳細な説明 本発明は、好ましくは図１に示す中央サーバーホストコンピューター上で操作 するコンピュータープログラム２４８として実行する。このホストコンピュータ ーは、多くの潜在的顧客が、キーボード２４０、ポインター２６０、及びモニタ ー２８０を使用して、遠隔端末２１０を通じてアクセス可能な、広域ネットワー ク２７５に接続している。本発明を実行するための好ましいネットワークは、世 界人口のかなりの割合の人々がアクセス可能なインターネットであるが、ローカ ルエリアネットワークであっても、限られた地域のみでアクセス可能なネットワ ークであってもよい。 顧客及び顧客のそれぞれの注文についての情報は、図２に示すような状況情報 データベース１６に保存される。状況情報データベース１６は、図１のサーバー ２５０内に保存してもよい。各顧客からの注文を、このデータベースに入力する には、注文入力係の人員３００によって、若しくは図１の広域ネットワーク２７ ５に接続している注文入カシステムによって電子的に、行うことができる。状況 情報データベース１６中の状況情報の更新は、注文入力係の人員によって手動で 、若しくは図２に示す状況情報受信装置１４等の他の手段によって電子的に、行 うことができる。 定期的に、状況情報要求装置１３は、広域ネットワーク２７５上の、 ＵＰＳやFedEx等、通常の運送発送サービス会社等の別のホストコンピューター に対して、状況情報要求を送信する。状況情報１１が返信されると、状況情報受 信装置１４がこれを受信し、状況情報データベース１６に新たな状況情報を入力 する。状況情報受信装置１４は、状況情報データベース１６中の状況情報を更新 すると、特定のデータベース記録にフラッグを設定して、状況に変更があること を表示する。 定期的に、電子メールメッセンジャー１５は状況情報データベース１６をチェ ックして、記録の状況に変更があるかどうかを、記録の状況フラッグを検査して 調べる。記録にフラッグが設定されている場合には、電子メールメッセンジャー １５が、状況情報データベース１６中の新たな状況情報に基づいて、電子メール メッセージ１２を作成する。この電子メールメッセージ１２は、広域ネットワー ク２７５を通じて顧客へ送信される。 図３は状況情報要求装置１３の操作を説明するものである。好ましい実施態様 において、状況情報要求装置は、広域ネットワーク２７５上の他のホストコンピ ューターからの状況情報の更新を定期的に要求するプログラムを連続実行する。 所定の待ち時間２１の後、まだ他の状況記録があるかどうか、状況情報データベ ース１６をチェック２２する。この所定の待ち時間は、発送状況情報の更新の場 合は好ましくは６〜２４時間毎である。状況記録がある場合には、状況記録が選 択２３され、状況情報要求が作成２４される。この状況情報要求は、広域ネット ワーク２７５上の別のホストコンピューターへ送信２５される。この要求工程は 、状況情報データベース１６内の各々全ての状況記録をチェック２２し終わるま で続く。 図４は、状況情報受信装置１４の操作を説明するものである。好ましい実施態 様において、状況情報受信装置は、状況情報要求装置１ ３によって作成された要求にしたがって、広域ネットワーク２７５上の別のホス トコンピューターから送信されてきた状況情報１１を定期的に受信する、連続実 行プログラムである。新たな状況情報１１がないかどうか、広域ネットワーク２ ７５を連続的にチェックする。３１において入手可能な新たな状況情報を見つけ た場合には、その状況情報を受信３２し、対応する状況記録を状況情報データベー ス１６から取り出す。この受信した情報を、状況記録中の情報と比較し、受信し た情報が新規なものであるかどうかを判断３４する。受信した情報が新規なもの である場合には、状況情報データベース１６の状況記録を更新３５し、状況記録 に「状況更新」のフラッグを設定３６する。 図５は、電子メールメッセンジャー１５の操作を説明するものである。好まし い実施態様において、電子メールメッセンジャーは、「状況更新」フラッグが設 定されている記録があるかどうか、定期的に状況情報データベース１６をチェッ ク４１する、連続実行プログラムである。フラッグが設定されている記録がある 場合には、状況情報データベース１６から適当な状況記録を取出し４２、新たな 状況情報について電子メールメッセージを作成する４３。次いで好ましくはこの 電子メールメッセージを、広域ネットワーク２７５を通じて受取人に対して発信 ４４する。 本発明が属する技術分野の当業者には、本発明のシステムの種々の構成要素間 で様々な方法で通信を行うこともできることが理解されるであろう。好ましい実 施態様において、状況情報受信装置１４は、適当なデータベース記録に設定した 「状況更新」フラッグによって、新たな更新メッセージを送るべきであるという 信号を、電子メールメッセンジャー１５に送る。しかしながら、状況情報受信装 置１４は、状況情報データベース１６に信号フラッグを設定して、電子メールメ ッセンジャーがこのフラッグを見つけるのを待つのではなく、状況更新メッセー ジを送信するよう直接電子メールメッセンジャー１５と通信してもよい。 本発明が属する技術分野の当業者には、状況情報要求装置１３及び状況情報受 信装置１４の構成要素を複合して、同期的に遠隔ホストコンピューターと通信す る単一モジュールとしてもよいことがさらに理解されるであろう。例えば、複合 モジュールの状況情報要求装置部分は、遠隔ホストコンピューターへ状況情報要 求を送信し、状況情報が受信されるのを待ってから、次の状況情報要求を遠隔ホ ストコンピューターへ出す工程に入る。この形式の同期的操作は電子的データ交 換への適用においては非常に一般的である。 本発明は、好ましくはインターネット等のネットワーク２７５内の図１の２５ ０等のホストコンピューターのソフトウェアとして実行する。プログラムは、デ ィスク２４８等の記録媒体からコンピューター２５０へロードすることができる 。 本発明及びその好ましい実施態様の概略的な説明を上述した。本発明の属する 技術分野の当業者は、本発明の教示の範囲内で、記載された方法及びシステムの 追加的変更例を理解し、実施できるであろう。従って、このような変更例及び追 加例は全て、添付請求項によってのみ限定される本発明の範囲内とみなされる。 請求の範囲 １.複数のコンピューター間の通信を可能にするネットワーク上で注文処理状況 を収集し、収集した注文状況の最新情報をユーザーに提供するためのシステムで あって、 (ａ)一人以上のユーザーから提示された注文についての注文処理状況に関す る情報を記録するための記録手段（１６）であって、該注文は一つ以上のサービ ス提供者によって処理されるものである、記録手段（１６）を備えるシステムに おいて、 (ｂ)前記ネットワークを通じて前記サービス提供者から提供された、前記注 文の注文処理状況を反映した情報を収集するための収集手段（１３）と、 (ｃ)注文処理状況を反映した該情報に基づいて、前記注文に関連する情報を 更新するための更新手段（１４）と、 (ｄ)注文処理状況を反映した前記情報を含むメッセージを作成するためのメ ッセージ作成手段（１５）と、 (ｅ)前記ネットワークを通じて、前記メッセージを前記ユーザーへ送信する ためのメッセージ送信手段（１５）とをさらに備えることを特徴とするシステム 。 ２.注文処理状況を反映した前記情報が、前記注文中に特定されている品物の発 送に関する情報である、請求の範囲第１項に記載のシステム。 ３.前記記録手段が、前記注文に関する情報を第一コンピューター内のデータベ ースに記録し、前記収集手段が、前記第一コンピュータ ーから遠隔した第二コンピューター内のデータベースから、注文処理状況を反映 した情報を収集し、前記第一コンピューターと第二コンピューターとが前記ネッ トワークを通じて通信可能にリンクされている、請求の範囲第１項に記載のシス テム。 ４.前記更新手段が、更新データの入力に際して手動操作可能である、請求の範 囲第１項に記載のシステム。 ５.前記記録手段が、前記注文に関する情報を第一コンピューター内のデータベ ースに記録する、請求の範囲第１項に記載のシステム。 ６.前記収集手段が、前記第一コンピューターから遠隔した第二コンピューター 内にある注文処理状況を反映した情報を収集する、請求の範囲第１項に記載のシ ステム。 ７.コンピューターネットワークと関連して、ネットワーク上で注文処理状況を 収集し、収集した注文状況の最新情報をユーザーに提供するための方法であって 、該方法は、 (ａ)一人以上のユーザーから提示された注文に関する情報を記録する工程（ １６）であって、該注文は一つ以上のサービス提供者によって処理される、記録 する工程（１６）を含む方法において、 (ｂ)前記ネットワークを通じて前記サービス提供者によって提供された、前 記注文についての注文処理状況を反映した情報を収集する工程（２３，２４，２ ５）と、 (ｃ)注文処理状況を反映した前記情報に基づいて、注文に関する情報を更新 する工程（３５）と、 (ｄ)注文処理状況を反映する前記情報を含むメッセージを作成する工程（４ ３）と、 (ｅ)前記ネットワークを通じて各ユーザーに前記メッセージを信する工程（ ４４）とをさらに含むことを特徴とする方法。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，Ｓ Ｄ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＵＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ， ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，Ｆ Ｉ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，ＨＵ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ， ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，Ｍ Ｘ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ， ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＷ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １.複数のコンピューター間の通信を可能にするコンピューターネットワークに おける、第一コンピューター上のプログラムとして実行する、更新情報を処理及 び送信するためのシステムであって、該システムは、 前記第一コンピューターに対して第一の当事者が提示した注文に応答して記 録を作成する記録作成手段と、 該注文についての状況情報を検索するための状況情報検索手段と、 検索された状況情報に応答して前記記録を更新するための記録更新手段と、 更新された記録を反映した状況メッセージの電子メールを作成するためのメ ッセージ作成手段と、 前記ネットワークを通じて該状況メッセージの電子メールを前記第一の当事 者へ送信するためのメッセージ送信手段とを備える、更新情報を処理及び送信す るためのシステム。 ２.前記状況情報が、前記記録中に特定されている品物の発送に関する情報であ る、請求の範囲第１項に記載のシステム。 ３.前記状況情報検索手段が検索する状況情報が、前記ネットワーク内にあり且 つ前記第一コンピューターから遠隔している第二コンピューターに保存されてい る、請求の範囲第１項に記載のシステム。 ４.前記更新手段が、更新データを手動で入力するためのシステム操 作者を含む、請求の範囲第１項に記載のシステム。 ５.前記記録が、前記第一コンピューター内の記録データベースに保存されてい る、請求の範囲第１項に記載のシステム。 ６.前記記録に関する状況情報を別個に保存するための状況情報データベースを さらに備える、請求の範囲第１項に記載のシステム。 ７.複数のコンピューター間の通信を可能にするコンピューターネットワークに おいて、該ネットワーク内の第一コンピューターのプログラムとして実行する、 更新情報を処理及び発信するための方法であって、該方法は、 前記第一コンピューターに対して第一の当事者が提示した注文に応答して記 録を作成する工程と、 該注文に関連する状況情報を検索する工程と、 検索された状況情報に応答して前記記録を更新する工程と、 更新された記録を反映した状況メッセージの電子メールを作成する工程と、 前記状況メッセージの電子メールを前記ネットワークを通じて前記第一の当 事者へ発信する工程とを含む、更新情報を処理及び発信するための方法。 ８.前記状況情報が、前記記録中に特定されている品物の発送に関する情報であ る、請求の範囲第７項に記載の方法。 ９.前記検索工程の実行によって検索される状況情報が、前記ネット ワーク内にあり且つ前記第一コンピューターから遠隔している第二コンピュータ ーに保存されている、請求の範囲第７項に記載の方法。 10．前記更新する工程が、システム操作者によって手動で行われる、請求の範囲 第７項に記載の方法。 11．前記記録が、前記第一コンピューター内の記録データベースに保存されてい る、請求の範囲第７項に記載の方法。 12．前記記録に関する状況情報を、状況情報データベースに別個に保存する工程 をさらに含む、請求の範囲第７項に記載のシステム。