JP2001341816A - 流通システム及び流通管理方法 - Google Patents

流通システム及び流通管理方法

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JP2001341816A
JP2001341816A JP2000277615A JP2000277615A JP2001341816A JP 2001341816 A JP2001341816 A JP 2001341816A JP 2000277615 A JP2000277615 A JP 2000277615A JP 2000277615 A JP2000277615 A JP 2000277615A JP 2001341816 A JP2001341816 A JP 2001341816A
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Hiroshi Kurihara
博 栗原
Kazuhiko Okada
和彦 岡田
Toshihiro Kawaguchi
敏弘 川口
Shigemi Itano
茂美 板野
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HANWA KOGYO KK
Hanwa Co Ltd
Original Assignee
HANWA KOGYO KK
Hanwa Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 商品の在庫管理・受注管理・発注管理・物流
管理を合理化・自動化・簡素化し、正確かつ迅速に商品
の受注及び発注を行うことができ、顧客に対するサービ
スの内容と質を向上させることができる流通システムを
提供する 【解決手段】 本発明の物流システムは、顧客店2に設
置されている顧客端末21a、21bと、センタ1に設
けられているセンタシステム10と、サプライヤ3側に
設置されているサプライヤ端末31a、31bと、商品
の配送を行う運送店側に設置されている運送店端末41
a、41bと、流通センタ50に設けられている流通セ
ンタ端末51と、を備えている。ここで、これらの各端
末21a〜51とセンタシステム10は、インターネッ
トやイントラネットなどのコンピュータネットワーク6
0に接続され、このコンピュータネットワーク60を介
して、商品の受注や発注のデータを通信している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物品の受注から当
該物品を発注者側に配送又は配達するまでの工程を自動
化する流通システム及び流通管理方法に関する。特に
は、インターネットなどのコンピュータネットワークを
利用して物品の受注から発注までを自動的に行う流通シ
ステム及び流通管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、商社などでは、商品の受注か
ら発注までの手続き簡素化し、コンピュータの導入など
によって物流の工程における人間のワークロードや時間
を短縮化する方法が考慮されてきた。
【0003】図18は、一般的な従来の商品の受注から
発注までの工程を示す概略図である。以下、図18に基
づいて、一般的な従来の商品の受注から発注までの工程
を説明する。
【0004】図18に示すように、従来の商品の受注か
ら発注までの工程においては、まず、顧客が、商社など
の物流業者の商品の受注窓口となる窓口課に、所望する
商品の在庫状況や価格などの問い合わせを、電話やファ
クシミリなどを使用して行う。窓口課は、顧客と在庫課
の間で、商品の在庫状況や価格などを確認し、その後、
顧客は、所望する商品注文を商社側の窓口課に行う。
【0005】商社側の窓口課では、顧客から受けた注文
内容を、受注処理を行うコンピュータなどの端末装置
(図示せず)に入力する。入力された受注内容(顧客か
ら受けた注文内容)は、端末装置の画面に表示され、承
認権を持つ担当がこの表示内容を確認して承認する。こ
のとき、窓口課には、契約証、顧客や商品の台帳が出力
され、在庫課には、商品出荷の手配依頼書などが出力さ
れ、在庫管理がなされる。
【0006】また、在庫課では、受注内容の画面承認を
受けて、正式な商品の受注として、顧客から依頼された
商品のオーダ内容を端末装置に入力する。入力されたオ
ーダ内容は、承認権を持つ担当が端末装置の表示内容を
確認して承認する。
【0007】受注された内容(オーダ)が、承認される
と、その内容が実際の商品保管場所である流通センタに
送られる。流通センタでは、送付されてきたオーダに基
づいて、顧客側に商品発送の手配を行う。
【0008】以上のように、従来の一般的な商品の物流
においては、顧客の商品発注からその商品の受注までを
行っていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図18
に示したような従来の一般的な商品の物流工程によれ
ば、商社などの窓口課が、顧客との間で契約の内容を確
認して行うため、人による手間がかかり、また、顧客や
窓口課との間で誤認が生じて商品のオーダミスが起こる
ことがあるという問題があった。
【0010】また、注文を行った顧客は、その注文が現
在どの工程段階であるのかを直接知ることができないた
め、実際の注文商品の到着まで注文ミスや商品手配の遅
れなどを確認することができないという問題があった。
【0011】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たもので、その目的は、商品の在庫管理・受注管理・発
注管理・物流管理を合理化・自動化・簡素化し、正確か
つ迅速に商品の受注及び発注を行うことができ、顧客に
対する発注前から発注後の時間的に幅のある間における
統合的な情報提供を行うことによって、サービスの内容
と質を向上させることができる流通システム及び流通管
理方法を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の第1の態様の流通システムは、商品の注文
情報を送信する顧客端末と、顧客端末から入力された注
文情報を処理するセンタシステムと、センタシステムに
在庫品の在庫情報を送信し、センタシステムから納品情
報を受信する流通センタ端末と、顧客端末、センタシス
テム及び流通センタ端末を接続するコンピュータネット
ワークと、を備えた流通システムであって、センタシス
テムは、流通センタ端末から送信された在庫情報を記録
する記録手段と、記録手段に記録されている在庫情報を
顧客端末に送信し、顧客端末からの注文情報を処理して
納品情報を生成する情報処理手段と、情報処理手段で生
成された納品情報を流通センタ端末に送信する発注手段
と、を備えることを特徴とする。
【0013】また、上記課題を解決するため、本発明の
第2の態様の流通システムは、商品の注文情報を送信す
る顧客端末と、顧客端末から入力された注文情報を処理
するセンタシステムと、センタシステムに在庫品の在庫
情報を送信し、センタシステムから納品情報を受信する
流通センタ端末と、センタシステムに在庫品の在庫情報
を送信し、センタシステムから注文情報を受信するサプ
ライヤ端末と、顧客端末、センタシステム、流通センタ
端末及びサプライヤ端末を接続するコンピュータネット
ワークと、を備えた流通システムであって、センタシス
テムは、流通センタ端末及びサプライヤ端末から送信さ
れた在庫情報を記録する記録手段と、記録手段に記録さ
れている在庫情報を顧客端末に送信し、顧客端末からの
注文情報を処理して納品情報を生成する情報処理手段
と、情報処理手段で生成された納品情報を流通センタ端
末またはサプライヤ端末に送信する発注手段と、を備え
ることを特徴とする。
【0014】上述した流通システムによれば、コンピュ
ータネットワークを介して、顧客から流通までをオンラ
インで接続し、各情報の処理と提示をコンピュータで処
理することとしたため、情報の処理と伝達を迅速化する
ことができ、情報の一元管理によりミスオーダなどの誤
り情報の発生を効果的に防止することができる。
【0015】また、上述した流通システムにおいて、さ
らに、コンピュータネットワークに接続され、流通セン
タ端末からの運送要求を処理する運送端末を備え、流通
センタ端末は、納品情報に基づいて、運送端末に運送要
求を送信する、ようにすることができる。このとき、運
送端末は、センタシステムの情報処理手段に運送状況を
示す運送状況情報と、配車予定時刻を示す配車予定時間
情報を送信し、情報処理手段は、顧客端末からの要求信
号に応じて、顧客端末に運送状況情報と配車予定時間情
報を提示する、ようにするとよい。
【0016】運送の自動手配と運送状況の提示によっ
て、顧客に対してより質の高いサービスを提供すること
ができる。
【0017】また、コンピュータネットワークは、イン
ターネットまたはイントラネットにするとよい。このと
き、情報処理手段は、記録手段に記録されている在庫情
報を顧客端末にWebページによって提示することがで
きる。
【0018】コンピュータネットワークをインターネッ
トまたはイントラネットにすることによって、既存の通
信設備や通信プロトコルをそのまま利用することができ
るため、コストがかからずに且つ安定したシステムを構
築することができる。
【0019】また、上記課題を解決するため、本発明の
流通管理方法は、コンピュータネットワークを利用して
商品の流通を管理する流通管理方法であって、(A)商
品の在庫情報や仕入れ情報を在庫先及び仕入先の情報と
関連付けて登録し、(B)登録された在庫情報や仕入れ
情報を提示して注文情報の入力を待ち、(C)注文情報
の入力に応じて、当該注文情報を承認するかどうかを決
定し、(D)その承認の判断結果を提示する、ことを特
徴とする。
【0020】上述した流通管理方法によれば、コンピュ
ータネットワークを介して、顧客から流通までをオンラ
インで接続し、各情報の処理と提示をコンピュータで処
理することとしたため、情報の処理と伝達を迅速化する
ことができ、情報の一元管理によりミスオーダなどの誤
り情報の発生を効果的に防止することができる。
【0021】さらに、(E)ステップ(C)で注文情報
を承認した場合、当該注文情報に基づいて、商品の配送
手配を行う、ことができる。また、さらに、(F)配送
手配のされた商品の配送状況を登録し、(G)登録され
た商品の配送状況を提示する、こともできる。
【0022】運送の自動手配と運送状況の提示によっ
て、顧客に対してより質の高いサービスを提供すること
ができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の流通システム及び
流通管理方法について、図面を参照しつつ詳細に説明す
る。
【0024】図1は、本発明の流通システムの構成例を
示す概略図である。この流通システムは、商品の注文や
問い合わせを行う顧客店2に設置されている顧客端末
(図1中では、顧客端末21a、21bを示す)と、商
社などの商品の受発注を行うセンタ1に設けられている
センタシステム10と、商社などに商品を納入するサプ
ライヤ3側に設置されているサプライヤ端末(図1中で
は、サプライヤ端末31a、31bを示す)と、商品の
配送を行う運送店側に設置されている運送店端末(図1
中では、運送店端末41a、41bを示す)と、商社な
どで取り扱っている商品を保管する流通センタ50に設
けられている流通センタ端末51と、を備えている。こ
こで、これらの各端末21a〜51とセンタシステム1
0は、インターネットやイントラネットなどのコンピュ
ータネットワーク60に接続され、このコンピュータネ
ットワーク(以下、単に「ネットワーク」ともいう)6
0を介して、商品の受注や発注のデータを通信してい
る。
【0025】図2は、図1に示したセンタシステム10
の構成例を示す概略図である。図2において、このセン
タシステム10は、ネットワーク60を介して、図1に
示した顧客端末21a、21b、サプライヤ端末31
a、31b、運送店端末41a、41b、及び流通セン
タ端末51に接続され、ネットワークインタフェースと
して機能する通信部11と、顧客端末21a、21b、
サプライヤ端末31a、31b、運送店端末41a、4
1b、及び流通センタ端末51から入力された登録デー
タや注文データを処理する登録注文処理部12と、商品
の登録記録や注文記録、在庫データなどを記録するデー
タベース(以下、単に「DB」ともいう)14と、登録
注文処理部12で処理された登録内容や注文内容などを
承認する承認処理部13と、登録注文処理部12及び承
認処理部で処理された登録内容や注文内容などを表示、
出力する出力部16と、登録データ、注文データ、在庫
データや、承認信号や確認信号などの制御信号を入力す
る入力部15と、を備えている。
【0026】上述した、センタシステム10において、
通信部11は、ネットワーク60から注文情報や在庫情
報などを受信して登録注文処理部12にこれらの情報を
渡す。登録注文処理部12は、注文情報を処理して注文
内容を承認処理部13に渡すと共に、DB14にその注
文内容を記録する。ここで、入力部15から注文情報の
更新データを受信して、その後、注文情報を処理するこ
ともできる。また、登録注文処理部12は、受信した在
庫情報をDB14に記録する。承認処理部13は、登録
注文処理部12から受け取った注文内容を検証して承認
するかどうかを決定し、承認決定された注文内容を納品
情報として通信部11から送信する。
【0027】上述の図1及び図2で示した物流システム
における、実際の商品の物流工程の処理について以下に
説明する。
【0028】図3は、本発明の物流システムにおける物
流工程の処理である流通管理方法を示すフローチャート
である。以下、図面に基づいて、本発明の物流システム
における物流工程の処理を説明する。なお、以下におい
ては、取扱商品の一例として、鋼材を挙げて説明するこ
ととする。
【0029】図1〜図3において、先ず、登録注文処理
部12が提供する情報入力画面で、在庫管理部門の端末
(図示せず)やサプライヤ3のサプライヤ端末31a、
31bなどから商品の在庫情報や仕入情報が入力される
と、これらの情報は、登録注文処理部12からDB14
に記録される(ステップ301)。ここで、サプライヤ
3のサプライヤ端末31a、31bから入力された在庫
情報や仕入情報などの情報は、情報の入力先であるサプ
ライヤを特定するサプライヤ特定情報(サプライヤID
やサプライヤ情報画面など)と関連付けて記録するよう
にする。
【0030】以下では、注文処理(ステップ302)と
して、顧客店2の顧客Bが、顧客端末21bからH形鋼
を注文する場合について説明する。
【0031】センタシステム10の登録注文処理部12
から顧客端末21bに提供された最初のメニュー項目か
ら「各種注文・サービス」の項目を選択すると、その選
択信号がネットワーク60及び通信部11を介して登録
注文処理部12に送られる。登録注文処理部12は、選
択信号に応じて、「各種注文・サービス」の詳細項目を
表示した画面を顧客端末21bに提供する。
【0032】ここで、「在庫品注文」又は「メーカー直
送品」が選択されると、上述と同様にして選択信号が登
録注文処理部12に送信され、登録注文処理部12によ
って顧客端末21bに取り扱い商品名が表示される。
【0033】顧客端末21bから「H形鋼」の選択信号
(H形鋼選択情報)が登録注文処理部12に送信される
と、登録注文処理部12は、顧客端末21bにH形鋼専
用注文画面を表示する。
【0034】顧客Bが顧客端末21bに表示されている
H形鋼専用注文画面から所定の注文サイズ情報(H形鋼
の注文サイズ情報)を選択すると、注文サイズ情報と顧
客Bを特定する顧客情報(顧客IDなど)が顧客端末2
1bからセンタシステム10に送信される。
【0035】センタシステム10の通信部11は、ネッ
トワーク60を介して受信した顧客端末21bからの注
文サイズ情報及び顧客情報を登録注文処理部12に渡
す。登録注文処理部12は、注文サイズ情報及び顧客情
報に基づいてDB14の在庫情報を確認し、顧客端末2
1bに注文入力画面として表示する。
【0036】顧客BがWebページ上の注文入力画面に
示されている在庫数や金額などを確認して注文数を入力
すると、注文数情報と顧客Bを特定する顧客情報(顧客
IDなど)が顧客端末21bからセンタシステム10に
送信される。
【0037】センタシステム10の通信部11は、ネッ
トワーク60を介して受信した顧客端末21bからの注
文数情報及び顧客情報を登録注文処理部12に渡す。登
録注文処理部12は、注文数情報及び顧客情報に応じ
て、顧客端末21bに納入先指定画面を表示する。
【0038】顧客端末21bの納入先指定画面に示され
ている各項目を入力すると、納入先情報と顧客Bを特定
する顧客情報(顧客IDなど)が顧客端末21bからセ
ンタシステム10に送信される。
【0039】センタシステム10の通信部11は、ネッ
トワーク60を介して受信した顧客端末21bからの納
入先情報及び顧客情報を登録注文処理部12に渡す。登
録注文処理部12は、注文サイズ情報、注文数情報、納
入先情報及び顧客情報に応じて、商品数量、商品代金
額、商品運賃額、支払条件、商品納期などを算出し、顧
客端末21bに注文内容確認画面として表示する。
【0040】顧客Bが注文内容確認画面に示されている
各項目を確認すると、注文確定信号が顧客端末21bか
らセンタシステム10に送信される。
【0041】センタシステム10の通信部11は、ネッ
トワーク60を介して受信した顧客端末21bからの注
文確定信号を登録注文処理部12に渡す。登録注文処理
部12は、注文確定信号に応じて、承認処理部13に注
文確認情報及び顧客情報を送る。
【0042】以上までの処理が、注文処理(ステップ3
02)である。なお、上述において、顧客端末21bか
らセンタシステム10に、注文数情報と納入先情報をま
とめて一度に送ることができる。また、上述した各画面
上に表示される情報は、顧客情報に基づいて、顧客毎に
異なる情報を表示することもできる。
【0043】次に、承認処理部13は、登録注文処理部
12から受け取った注文確認情報及び顧客情報を検証
し、注文を承認するかどうかを決定する。承認処理部1
3は、注文の承認決定後、注文確認情報及び顧客情報を
DB14に記録し、承認信号を登録注文処理部12に送
る。登録注文処理部12は、承認処理部13からの承認
信号に応じて、顧客端末21bに注文受付確認画面を表
示する(ステップ303)。
【0044】ここで、注文受付確認画面では、注文照会
番号などを表示して、顧客Bが後で注文内容や流通工程
の処理状況を照会確認することができるようにするとよ
い。
【0045】次に、承認処理部13は、DB14に記録
されている注文確認情報及び顧客情報に基づいて、納品
情報を作成し、商品の保管先である流通センタ50また
はサプライヤ3に送信する。流通センタ50に在庫品が
ある場合、納品情報は、流通センタ50に送られ、流通
センタ端末51に表示される。流通センタ50では、流
通センタ端末51に表示された納品情報に応じて、商品
の運送手配(図1の矢印a1及びa2)を行う。一方、
流通センタ50に在庫品がない場合、納品情報は、在庫
品のあるサプライヤ3に送られ、サプライヤ端末31b
に表示される。サプライヤ3では、サプライヤ端末31
に表示された納品情報に応じて、商品の運送手配(図1
の矢印b)を行う(ステップ304)。ここで、流通セ
ンタ50に在庫品がない場合、納品情報が、在庫品のあ
るサプライヤ3及び流通センタ50に送られ、サプライ
ヤ端末31b及び流通センタ端末51に表示される。流
通センタ50では、流通センタ端末51に表示された納
品情報に応じて、商品の運送手配を運送店に行うように
してもよい。
【0046】上記ステップ304で、運送手配を受けた
運送店では、運送店端末41aからセンタシステム10
の登録注文処理部12で提供される配車状況の登録画面
を呼び出す。そして、商品の運送状況情報を運送店端末
41aの登録画面から入力する。
【0047】センタシステム10の通信部11は、ネッ
トワーク60を介して受信した運送店端末41aからの
運送状況情報を登録注文処理部12に渡す。登録注文処
理部12は、運送状況情報をDB14に記録する。
【0048】顧客端末21bからセンタシステム10の
登録注文処理部12で提供される配車状況照会画面が呼
び出されると、登録注文処理部12は、DB14に記録
している運送状況情報に基づいて、配車状況照会画面を
顧客端末21bに表示する。顧客Bは、必要な情報項目
を指定して現在の注文品の配車状況を確認することがで
きる。
【0049】また、運送店から実際に商品を運送すると
きには、運送店端末41aからセンタシステム10の登
録注文処理部12で提供される配車予定時間の登録画面
を呼び出す。そして、商品の配車予定時間情報を運送店
端末41aの登録画面から入力する。
【0050】センタシステム10の通信部11は、ネッ
トワーク60を介して受信した運送店端末41aからの
配車予定時間情報を登録注文処理部12に渡す。登録注
文処理部12は、配車予定時間情報をDB14に記録す
る。
【0051】顧客端末21bからセンタシステム10の
登録注文処理部12で提供される配車予定時間表示画面
が呼び出されると、登録注文処理部12は、DB14に
記録している配車予定時間情報に基づいて、配車予定時
間表示画面を顧客端末21bに表示する。顧客Bは、こ
の配車予定時間表示画面によって配車予定時間(商品の
予定納入時刻)を確認することができる。
【0052】以上が本発明の流通システムによる配車状
況照会処理(ステップ305)である。
【0053】以上、本発明の流通システム及び流通管理
方法の一例を示したが、最初の画面において、商品種類
に応じた市場を選択できるメニュー画面を準備すること
ができる。また、上述した鋼材市場の取引においては、
顧客Bからのミルシートの発行要求を、コンピュータネ
ットワーク60を利用して行うこともできる。
【0054】次に、ネットワーク60が、インターネッ
トやイントラネットなどの場合について、説明する。
【0055】図4は、図1に示したネットワーク60が
インターネットやイントラネット(以下、単に「インタ
ーネット」ともいう)である場合のセンタシステム10
の構成例を示す概略図である。図4において、このセン
タシステム10は、インターネットを介して図1に示し
た顧客端末21a、21b、サプライヤ端末31a、3
1b、運送店端末41a、41b、及び流通センタ端末
51に接続され、ネットワークインタフェースとして機
能するWebページを処理するWebページ処理部35
と、Webページ処理部35に提供する各種のWebペ
ージを記憶するWebページデータベース(以下、単に
「WebDB」ともいう)42と、顧客情報を記憶する
顧客情報データベース(以下、単に「顧客DB」ともい
う)43と、顧客端末21a、21b、サプライヤ端末
31a、31b、運送店端末41a、41b、及び流通
センタ端末51から入力された登録データや注文データ
を処理する登録注文処理部44と、商品の登録記録や在
庫データなどを記憶する在庫情報データベース(以下、
単に「在庫DB」ともいう)45と、商品の注文記録な
どを記録する注文情報データベース(以下、単に「注文
情報DB」ともいう)47と、登録注文処理部44で処
理された登録内容や注文内容などを承認する承認処理部
46と、承認された注文情報などを記憶する注文承認デ
ータベース(以下、単に「注文承認DB」)48と、商
品配送の際の配車状況の照会処理を行う配車状況照会処
理部49と、商品配送の際の配車状況の情報を記憶する
配車状況情報データベース(以下、単に「配車状況D
B」ともいう)52と、を備えている。なお、センタシ
ステム10は、登録注文処理部44及び承認処理部46
で処理された登録内容や注文内容などを表示、出力する
出力部(図示せず)と、登録データ、注文データ、在庫
データや、承認信号や確認信号などの制御信号を入力す
る入力部(図示せず)を備えることができる。
【0056】上述した、センタシステム10において、
Webページ処理部35は、インターネットから注文情
報や在庫情報などを受信して登録注文処理部44にこれ
らの情報を渡す。登録注文処理部44は、注文情報を処
理して注文内容を承認処理部46に渡すと共に、注文情
報DB47にその注文内容を記録する。ここで、入力部
(図示せず)から注文情報の更新データを受信して、そ
の後、注文情報を処理することもできる。また、登録注
文処理部44は、受信した在庫情報を在庫DB45に記
録する。承認処理部46は、登録注文処理部44から受
け取った注文内容を検証して承認するかどうかを決定
し、注文承認DB48に記憶すると共に、承認決定され
た注文内容を納品情報としてWebページ処理部35か
ら送信する。
【0057】なお、ネットワーク60が、インターネッ
トなどの場合には、登録注文処理部44は、Webペー
ジ処理部35からWebページを提供することによっ
て、顧客端末21a、21b、サプライヤ端末31a、
31b、運送店端末41a、41b、及び流通センタ端
末51との間で迅速且つ簡単に情報の受け渡しを行うこ
とができる。
【0058】上述の図1及び図4で示した物流システム
における、実際の商品の物流工程の処理について以下に
説明する。
【0059】図5及び図6は、本発明の物流システムに
おける物流工程の処理である流通管理方法を示すフロー
チャートである。以下、図面に基づいて、本発明の物流
システムにおける物流工程の処理を説明する。なお、以
下においては、ネットワーク60がインターネットであ
り、情報の入出力や提示手段としてWebページを提供
する場合について説明する。また、取扱商品の一例とし
て、鋼材を挙げて説明することとする。
【0060】図1、図4〜図6において、先ず、Web
ページ処理部35は、在庫管理部門の端末(図示せず)
やサプライヤ3のサプライヤ端末31a、31bなどに
商品の在庫情報や仕入情報を入力するための在庫仕入れ
情報登録用のWebページを提供する(ステップ50
1)。Webページ処理部35が提供するWebページ
上で、在庫管理部門の端末(図示せず)やサプライヤ3
のサプライヤ端末31a、31bなどから商品の在庫情
報や仕入情報が入力されると、これらの情報は、登録注
文処理部44を介して在庫DB45に記録される(ステ
ップ502)。
【0061】ここで、サプライヤ3のサプライヤ端末3
1a、31bから入力された在庫情報や仕入情報などの
情報は、情報の入力先であるサプライヤを特定するサプ
ライヤ特定情報(サプライヤIDやサプライヤWebペ
ージのリンク先など)と関連付けて記録するようにす
る。
【0062】以下では、注文処理として、顧客店2の顧
客Bが、顧客端末21bからH形鋼を注文する場合につ
いて説明する。
【0063】図7及び図8は、Webページ処理部35
によって提供され、注文を行う顧客端末21bに表示さ
れるWebページのメニュー情報を示す図である。図7
に示すように、最初のメニュー項目(1〜6)から
「2.各種注文・サービス」の項目を選択すると、その
選択信号(項目2)がインターネットを介してWebペ
ージ処理部35に送られる。Webページ処理部35
は、選択信号(項目2)に応じて、「2.各種注文・サ
ービス」の詳細項目(2−1〜2−7)を顧客端末21
b側に表示しているWebページ上に表示する(ステッ
プ503)。
【0064】ここで、「2−2.在庫品注文」又は「2
−3.メーカー直送品」が選択されると、選択信号(項
目2−2又は2−3)がWebページ処理部35に送信
され、Webページ処理部35によって顧客端末21b
に表示されたWebページ上に取り扱い商品名が表示さ
れる(ステップ504)。
【0065】顧客端末21bから「H形鋼」の選択信号
(H形鋼選択情報)がWebページ処理部35に送信さ
れると、Webページ処理部35は、顧客端末21bに
表示しているWebページ上にH形鋼専用注文画面を表
示する(ステップ505)。ここで、Webページ処理
部35は、H形鋼の在庫情報などを登録注文処理部44
から受け取って、H形鋼専用注文画面に表示する。
【0066】図9、図10、図11及び図12は、We
bページ上に表示される注文画面の一例を示す図であ
る。図9は、顧客端末21bに表示しているWebペー
ジ上のH形鋼専用注文画面を示している。顧客Bが顧客
端末21bに表示されているWebページ上のH形鋼専
用注文画面から所定の注文サイズ情報(H形鋼の注文サ
イズ情報)を選択し、注文ボタン61が押されると、注
文サイズ情報と顧客Bを特定する顧客情報(顧客IDな
ど)が顧客端末21bからセンタシステム10に送信さ
れる(ステップ506)。
【0067】センタシステム10のWebページ処理部
35は、インターネットを介して受信した顧客端末21
bからの注文サイズ情報及び顧客情報を登録注文処理部
44に渡す。登録注文処理部44は、注文サイズ情報及
び顧客情報に基づいて在庫DB45の在庫情報を確認
し、Webページ処理部35に渡す。Webページ処理
部35は、この在庫情報を顧客端末21bに表示してい
るWebページ上に注文入力画面(図10)として表示
する(ステップ507)。
【0068】顧客BがWebページ上の注文入力画面に
示されている在庫数や金額などを確認して注文数を入力
し、注文終了ボタン71が選択されると、注文数情報と
顧客Bを特定する顧客情報(顧客IDなど)が顧客端末
21bからセンタシステム10に送信される(ステップ
508)。
【0069】センタシステム10のWebページ処理部
35は、インターネットを介して受信した顧客端末21
bからの注文数情報及び顧客情報を登録注文処理部44
に渡す。また、Webページ処理部35は、注文数情報
及び顧客情報に応じて顧客DB43を参照し、顧客端末
21bに表示しているWebページ上に納入先指定画面
(図11)を表示する(ステップ509)。
【0070】顧客BがWebページ上の納入先指定画面
に示されている各項目を入力し、注文内容確認ボタン8
1が選択されると、納入先情報と顧客Bを特定する顧客
情報(顧客IDなど)が顧客端末21bからセンタシス
テム10に送信される(510)。
【0071】センタシステム10のWebページ処理部
35は、インターネットを介して受信した顧客端末21
bからの納入先情報及び顧客情報を登録注文処理部44
に渡す。登録注文処理部44は、注文サイズ情報、注文
数情報、納入先情報及び顧客情報に応じて、商品数量、
商品代金額、商品運賃額、支払条件、商品納期などを算
出し、注文情報として注文情報DB47に記憶する(ス
テップ511)。また、登録注文処理部44は、Web
ページ処理部35にこの注文情報を渡し、Webページ
処理部35は、この注文情報を顧客端末21bに表示し
ているWebページ上に注文内容確認画面(図12)と
して表示する(ステップ512)。
【0072】顧客BがWebページ上の注文内容確認画
面に示されている各項目を確認し、注文確定ボタン91
が選択されると、注文確定信号が顧客端末21bからセ
ンタシステム10に送信される(ステップ513)。
【0073】センタシステム10のWebページ処理部
35は、インターネットを介して受信した顧客端末21
bからの注文確定信号を、登録注文処理部44に渡す。
登録注文処理部44は、注文確定信号に応じて、承認処
理部46に注文確認情報及び顧客情報を送る(ステップ
514)。
【0074】以上までの処理が、注文処理である。な
お、上述において、顧客端末21bからセンタシステム
10に、注文数情報と納入先情報をまとめて一度に送る
ことができる。また、上述した各画面上に表示される情
報は、顧客情報に基づいて、顧客毎に異なる情報を表示
することもできる。
【0075】次に、承認処理部46は、登録注文処理部
44から受け取った注文確認情報及び顧客情報を検証
し、注文を承認するかどうかを決定する(ステップ51
5)。承認処理部13は、注文の承認決定後、注文確認
情報を顧客情報と関連付けて注文承認DB48に記録
し、承認信号をWebページ処理部35に送る。Web
ページ処理部35は、承認処理部46からの承認信号に
応じて、顧客端末21bに表示しているWebページ上
に注文受付確認画面を表示する(ステップ516)。
【0076】図13は、顧客端末に表示しているWeb
ページ上に表示される注文受付確認画面の一例を示す図
である。図13に示すように、注文受付確認画面では、
注文照会番号などを表示して、顧客Bが後で注文内容や
流通工程の処理状況を照会確認することができるように
するとよい。
【0077】次に、承認処理部46は、注文承認DB4
8に記録されている注文確認情報及び関連付けられた顧
客情報に基づいて、納品情報を作成し、商品の保管先で
ある流通センタ50またはサプライヤ3に送信する(ス
テップ517)。流通センタ50に在庫品がある場合、
納品情報は、流通センタ50に送られ、流通センタ端末
51に表示される。流通センタ50では、流通センタ端
末51に表示された納品情報に応じて、商品の運送手配
(図1の矢印a1及びa2)を行う(ステップ51
8)。
【0078】一方、流通センタ50に在庫品がない場
合、納品情報は、在庫品のあるサプライヤ3に送られ、
サプライヤ端末31bに表示される。サプライヤ3で
は、サプライヤ端末31に表示された納品情報に応じ
て、商品の運送手配(図1の矢印b)を行う(ステップ
519)。ここで、流通センタ50に在庫品がない場
合、納品情報が、在庫品のあるサプライヤ3及び流通セ
ンタ50に送られて、サプライヤ端末31b及び流通セ
ンタ端末51に表示され、流通センタ50では、流通セ
ンタ端末51に表示された納品情報に応じて、商品の運
送手配を運送店に行うようにしてもよい。
【0079】図14及び図15は、配車状況の情報をW
ebページ上に表示する画面の一例を示す図である。以
下、配車状況照会処理について説明する。
【0080】上記ステップ518又はステップ519
で、運送手配を受けた運送店では、運送店端末41aか
らセンタシステム10の登録注文処理部12で提供され
る配車状況のWebページ(図示せず)を呼び出す。そ
して、商品の運送状況情報を運送店端末41aからWe
bページに入力する(ステップ520)。
【0081】センタシステム10のWebページ処理部
35は、インターネットを介して受信した運送店端末4
1aからの運送状況情報を配車状況照会処理部49に渡
す。配車状況照会処理部49は、運送状況情報を配車状
況DB52に記録する(ステップ521)。
【0082】顧客端末21bからセンタシステム10の
Webページ処理部35で提供される配車状況照会のW
ebページ(図14)が呼び出されると、配車状況照会
処理部49は、配車状況DB52に記録している運送状
況情報を配車状況照会処理部49に渡す。Webページ
処理部35は、この運送状況情報に基づいて、Webペ
ージ上の配車状況照会画面(図14)を顧客端末21b
に表示する(ステップ522)。顧客Bは、必要な情報
項目を指定して現在の注文品の配車状況を確認すること
ができる。
【0083】また、運送店から実際に商品を運送すると
きには、運送店端末41aからセンタシステム10のW
ebページ処理部35で提供される配車予定時間のWe
bページ(図示せず)を呼び出す。そして、商品の配車
予定時間情報を運送店端末41aからWebページに入
力する(ステップ523)。
【0084】センタシステム10のWebページ処理部
35は、インターネットを介して受信した運送店端末4
1aからの配車予定時間情報を配車状況照会処理部49
に渡す。配車状況照会処理部49は、配車予定時間情報
を配車状況DB52に記録する(ステップ524)。
【0085】顧客端末21bからセンタシステム10の
Webページ処理部35で提供される配車予定時間表示
のWebページ(図15)が呼び出されると、配車状況
照会処理部49は、配車状況DB52に記録している配
車予定時間情報をWebページ処理部35に渡し、We
bページ処理部35では、この配車予定時間情報に基づ
いて、Webページ上の配車予定時間表示画面(図1
5)を顧客端末21bに表示する(ステップ525)。
顧客Bは、この配車予定時間表示画面によって配車予定
時間(商品の予定納入時刻)を確認することができる。
【0086】以上が本発明の流通システムによる配車状
況照会処理である。
【0087】以上、本発明の流通システム及び流通管理
方法の一例を示したが、最初のWebページにおいて、
商品種類に応じた市場を選択できるメニュー画面を準備
することができる。また、上述した鋼材市場の取引にお
いては、顧客Bからのミルシートの発行要求を、Web
ページを利用して行うこともできる。
【0088】図16は、商品種類に応じた市場を選択で
きるWebページ上のメニュー画面の一例を示す図であ
る。また、図17は、顧客からのミルシートの発行要求
を処理するWebページの画面の一例を示す図である。
【0089】また、本発明の流通システム及び流通管理
方法においては、ステップ501及び502の登録処理
において、センタシステム10の登録注文処理部44や
流通センタ端末51から在庫不足品の情報を入力し、W
ebページ処理部35から各サプライヤにオークション
参加依頼の電子メールを送信することもできる。サプラ
イヤ側では、この電子メールをサプライヤ端末などで自
動的に確認することによって、自動的に在庫品の登録を
行うようにしてもよい。
【0090】このとき、ステップ503〜514の注文
処理においては、顧客端末で自動的に条件のよいサプラ
イヤを選択し、当該サプライヤを指定して商品の注文を
することができるようにするとよい。
【0091】また、ステップ504で、「2−3.メー
カー直送品」が選択された場合には、登録注文処理部4
4は、予め登録されているか、または任意に選択された
サプライヤに対して注文処理を行うようにしてもよい。
このとき、注文情報は、電子メールなどでサプライヤ側
に送信することができる。また、ステップ515、51
6の承認処理を電子メールの送信の前にするとよい。そ
して、ステップ517〜519の配送処理は、電子メー
ルの受信したサプライヤ側で行うようにするとよい。こ
の場合、サプライヤ端末が電子メールの受信に応じて、
自動的に配車処理(ステップ517〜519)を行うよ
うにすることができる。なお、ステップ517〜519
の配送処理において、電子メールを流通センタ50にも
送信し、電子メールを受信した流通センタ50で行うこ
ともできる。この場合、流通センタ端末51が電子メー
ルの受信に応じて、自動的に配車処理(ステップ517
〜519)を行うようにすることができる。
【0092】また、ステップ504で、「2−3.メー
カー直送品」が選択された場合、顧客端末21bから受
信した注文情報に応じて、センタ1側の担当者Aが、顧
客B及びサプライヤ3の商品納入者Cと、電話回線など
の通信回線網70を介して、最終的な注文情報を決定
し、センタシステム10の入力部15から注文情報や顧
客情報などを入力するようにすることもできる。
【0093】また、ステップ501、502の登録処理
において、所定の割合で在庫表示をすることによって、
商品流通のタイミングなどをコントロールすることがで
きる。
【0094】また、ステップ503〜514の注文処理
において、顧客端末から注文情報の入力に応じて、登録
注文処理部44が注文の見積を算出するようにしてもよ
い。また、注文の画面提供の際に、商品納入者である各
メーカのロール情報を並列してWebページなどで公開
し、その情報に基づいて顧客側で注文情報を決定できる
ようにすることもできる。また、商品の購入地域や購入
時期を指定して注文するようにしてもよい。また、取扱
商品が鋼材などの場合、鋼材の注文数から重量計算を自
動的に行って、価格を決定することもでき、また逆に、
鋼材の注文重量からその注文数を自動的に決定し、価格
を決定することができる。
【0095】また、ステップ503〜514の注文処理
またはステップ515、516の承認処理において、予
め顧客や商品毎に注文限度枠(所定の閾値)を設定して
おき、当該限度枠の範囲内で注文を受けたり、注文の承
認を決定したりしてもよい。
【0096】さらに、顧客毎の取引情報などの管理情報
を顧客DB43に記録しておき、取引履歴などの所定の
情報を、所定の条件でWebページなどで公開したり、
電子メールで送信したりすることによって、これらの情
報を参照できるようにしてもよい。
【0097】また、ステップ515、516の承認処理
は、注文情報DB47に記録されている一般的な注文デ
ータの値(価格など)を、入力部(図示せず)からの修
正値に置き換えて注文情報を変更または生成した場合の
みに行うようにしてもよい。
【0098】また、ステップ517〜519の配車状況
照会処理において、交通システム等から渋滞や事故など
の交通情報を得て、自動的に配車予定時間を更新するよ
うにしてもよい。
【0099】
【発明の効果】以上述べた通り、本発明の流通システム
及び流通管理方法によれば、インターネットなどのコン
ピュータネットワークを介して、顧客から流通までをオ
ンラインで接続し、各情報の処理と提示をコンピュータ
で処理することとしたため、情報の処理と伝達を迅速化
することができ、情報の一元管理によりミスオーダなど
の誤り情報の発生を効果的に防止することができるよう
になった。
【0100】また、本発明の流通システム及び流通管理
方法によれば、インターネットなどのコンピュータネッ
トワークを介して、顧客から流通までをオンラインで接
続し、各情報の処理と提示をコンピュータで処理するこ
ととしたため、顧客に対して流通工程の情報を即時性を
持って開示することができ、顧客サービスの内容と質を
向上させることができるようになった。
【0101】即ち、本発明によって、発注前は潜在的な
発注者に対して、在庫情報などの発注のための情報を受
注希望者に対して開示して、発注後は発注者に対して発
注に関わる情報を受注者が開示することによって情報を
共有し、商品の在庫管理・受注管理・発注管理・物流管
理を合理化・自動化・簡素化し、正確かつ迅速に商品の
発注及び発注を行うことができ、顧客に対する発注前か
ら発注後の時間的に幅のある間における統合的な情報提
供を行うことによって、サービスの内容と質を向上させ
ることができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の流通システムの構成例を示す概略図で
ある。
【図2】本発明によるセンタシステムの構成例を示す概
略図である。
【図3】本発明の物流システムにおける物流工程の処理
を示すフローチャートである。
【図4】本発明によるセンタシステムの構成例を示す概
略図である。
【図5】本発明の物流システムにおける物流工程の処理
を示すフローチャートである。
【図6】本発明の物流システムにおける物流工程の処理
を示すフローチャートである。
【図7】本発明によるセンタシステムの登録注文処理部
によって提供され、注文を行う顧客端末に表示されるW
ebページのメニュー情報を示す図である。
【図8】本発明によるセンタシステムの登録注文処理部
によって提供され、注文を行う顧客端末に表示されるW
ebページのメニュー情報を示す図である。
【図9】Webページ上に表示される注文画面の一例を
示す図である。
【図10】Webページ上に表示される注文画面の一例
を示す図である。
【図11】Webページ上に表示される注文画面の一例
を示す図である。
【図12】Webページ上に表示される注文画面の一例
を示す図である。
【図13】顧客端末に表示しているWebページ上に表
示される注文受付確認画面の一例を示す図である。
【図14】配車状況の情報をWebページ上に表示する
画面の一例を示す図である。
【図15】配車状況の情報をWebページ上に表示する
画面の一例を示す図である。
【図16】商品種類に応じた市場を選択できるWebペ
ージ上のメニュー画面の一例を示す図である。
【図17】顧客からのミルシートの発行要求を処理する
Webページの画面の一例を示す図である。
【図18】従来の物流工程の処理を示す図である。
【符号の説明】
1 センタ 2 顧客店 3 サプライヤ 10 センタシステム 11 通信部 12、44 登録注文処理部 13、46 承認処理部 14 データベース 15 入力部 16 出力部 21a、21b 顧客端末 31a、31b サプライヤ端末 35 Webページ処理部 41a、41b 運送店端末 42 WebDB 43 顧客DB 45 在庫DB 47 注文情報DB 48 注文承認DB 49 配車状況照会処理部 52 配車状況DB 50 流通センタ 51 流通センタ端末 60 コンピュータネットワーク 70 通信回線網
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川口 敏弘 東京都中央区築地1丁目13番10号 阪和興 業株式会社内 (72)発明者 板野 茂美 東京都中央区築地1丁目13番10号 阪和興 業株式会社内 Fターム(参考) 3F022 MM08 MM11 MM22 MM28 MM30 MM44 MM45 PP01 5B049 BB11 CC27 DD01 EE05 FF01 GG02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商品の注文情報を送信する顧客端末と、 前記顧客端末から入力された前記注文情報を処理するセ
    ンタシステムと、 前記センタシステムに在庫品の在庫情報を送信し、前記
    センタシステムから納品情報を受信する流通センタ端末
    と、 前記顧客端末、前記センタシステム及び前記流通センタ
    端末を接続するコンピュータネットワークと、 を備えた流通システムであって、 前記センタシステムは、 前記流通センタ端末から送信された前記在庫情報を記録
    する記録手段と、 前記記録手段に記録されている前記在庫情報を前記顧客
    端末に送信し、前記顧客端末からの前記注文情報を処理
    して前記納品情報を生成する情報処理手段と、 前記情報処理手段で生成された前記納品情報を前記流通
    センタ端末に送信する発注手段と、 を備えることを特徴とする流通システム。
  2. 【請求項2】 商品の注文情報を送信する顧客端末と、 前記顧客端末から入力された前記注文情報を処理するセ
    ンタシステムと、 前記センタシステムに在庫品の在庫情報を送信し、前記
    センタシステムから納品情報を受信する流通センタ端末
    と、 前記センタシステムに在庫品の在庫情報を送信し、前記
    センタシステムから前記注文情報を受信するサプライヤ
    端末と、 前記顧客端末、前記センタシステム、前記流通センタ端
    末及び前記サプライヤ端末を接続するコンピュータネッ
    トワークと、 を備えた流通システムであって、 前記センタシステムは、 前記流通センタ端末及び前記サプライヤ端末から送信さ
    れた前記在庫情報を記録する記録手段と、 前記記録手段に記録されている前記在庫情報を前記顧客
    端末に送信し、前記顧客端末からの前記注文情報を処理
    して前記納品情報を生成する情報処理手段と、 前記情報処理手段で生成された前記納品情報を前記流通
    センタ端末または前記サプライヤ端末に送信する発注手
    段と、 を備えることを特徴とする流通システム。
  3. 【請求項3】 さらに、前記コンピュータネットワーク
    に接続され、前記流通センタ端末からの運送要求を処理
    する運送端末を備え、 前記流通センタ端末は、前記納品情報に基づいて、前記
    運送端末に前記運送要求を送信する、 ことを特徴とする請求項1又は2記載の流通システム。
  4. 【請求項4】 前記運送端末は、前記センタシステムの
    情報処理手段に運送状況を示す運送状況情報と、配車予
    定時刻を示す配車予定時間情報を送信し、 前記情報処理手段は、前記顧客端末からの要求信号に応
    じて、前記顧客端末に前記運送状況情報と前記配車予定
    時間情報を提示する、ことを特徴とする請求項3記載の
    流通システム。
  5. 【請求項5】 前記コンピュータネットワークは、イン
    ターネットまたはイントラネットであることを特徴とす
    る請求項1乃至4記載の流通システム。
  6. 【請求項6】 前記情報処理手段は、前記記録手段に記
    録されている前記在庫情報を前記顧客端末にWebペー
    ジによって提示することを特徴とする請求項5記載の流
    通システム。
  7. 【請求項7】 コンピュータネットワークを利用して商
    品の流通を管理する流通管理方法であって、(A)商品
    の在庫情報や仕入れ情報を在庫先及び仕入先の情報と関
    連付けて登録し、(B)登録された在庫情報や仕入れ情
    報を提示して注文情報の入力を待ち、(C)注文情報の
    入力に応じて、当該注文情報を承認するかどうかを決定
    し、(D)その承認の判断結果を提示する、ことを特徴
    とする流通管理方法。
  8. 【請求項8】 さらに、(E)前記ステップ(C)で前
    記注文情報を承認した場合、当該注文情報に基づいて、
    商品の配送手配を行う、 ことを特徴とする請求項7記載の流通管理方法。
  9. 【請求項9】 さらに、(F)配送手配のされた商品の
    配送状況を登録し、(G)登録された商品の配送状況を
    提示する、 ことを特徴とする請求項8記載の流通管理方法。
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