JP2001306911A - ネットワークを利用した綿糸取引方法 - Google Patents

ネットワークを利用した綿糸取引方法

Info

Publication number
JP2001306911A
JP2001306911A JP2000131555A JP2000131555A JP2001306911A JP 2001306911 A JP2001306911 A JP 2001306911A JP 2000131555 A JP2000131555 A JP 2000131555A JP 2000131555 A JP2000131555 A JP 2000131555A JP 2001306911 A JP2001306911 A JP 2001306911A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shipping
cotton yarn
information
amount
purchaser
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000131555A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasunori Hayashida
安規 林田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Itochu Corp
Original Assignee
Itochu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Itochu Corp filed Critical Itochu Corp
Priority to JP2000131555A priority Critical patent/JP2001306911A/ja
Priority to PCT/JP2001/003536 priority patent/WO2001082159A1/ja
Priority to AU48854/01A priority patent/AU4885401A/en
Publication of JP2001306911A publication Critical patent/JP2001306911A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/08Logistics, e.g. warehousing, loading or distribution; Inventory or stock management

Abstract

(57)【要約】 【課題】 綿糸の流通を簡素化し、人手を介さずに取引
を行うことを可能とする。 【解決手段】 販売者Sのコンピュータ30と購入者A
〜Eの端末21〜29をネットワーク1を介して接続
し、登録会員AからCに対しては予め与信限度額を設定
し、所定期間将来までの綿糸販売価格を一律に開示す
る。登録会員は、ネットワークを介してコンピュータ3
0から所定期間将来までの綿糸販売価格を入手し、出荷
時期、数量を指定して与信限度内で予約購入契約を行
う。予約購入契約に基づく出荷指示が会員から端末を通
じて送信されると、コンピュータ30は直ちに出荷指図
を倉庫40に送信し、綿糸を会員に出荷する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークを介
した綿糸の取引方法に関し、詳細にはネットワークに接
続されたコンピュータにより人手を介さずに綿糸の取引
を行うことを可能とする取引方法に関する。
【0002】
【従来の技術】日本における綿糸市場は永い歴史を有し
ており、流通経路も極めて複雑になっている。たとえ
ば、綿糸の生産者としては国内メーカ以外に多数の海外
メーカが存在し、メーカの所在地も多様である。また、
綿糸の需要業者としては、中小の織物機屋、ニッタ、タ
オルメーカ等が大部分を占めているが、これらの需要業
者は極めて数が多く、しかも日本全国に分散している。
【0003】また、これらの生産者と需要業者との間を
結ぶ取り扱い業者も、総合商社、専門商社に加えて、二
次糸商、地場糸商と呼ばれる多様な卸業者が存在する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、綿糸は
地域的にも分散して存在する多数の生産者から、需要業
者へ多様な取り扱い業者を経由して流通するため、流通
経路は複雑かつ多岐にわたっており、流通に要するコス
トが増大する問題がある。更に、綿糸価格は取り扱い業
者と生産者、需要業者との間で個別に設定される場合が
多く、需要業者毎に異なる販売価格が存在するような場
合もあり、上記流通経路の複雑さも加わって事務処理等
が極めて煩雑となり多大な人手を要する問題がある。
【0005】また、綿糸価格は相場商品の対象となって
おり、実際の需要に基づかない投機的な相場価格が設定
されるため、綿糸価格は激しく変動する傾向がある。こ
のため、綿糸の相場価格は時として生産者コストや需要
業者の採算を無視した価格に設定されることがあり、生
産者や需要業者の経営を悪化させる一因となっている。
【0006】本発明は、上記問題に鑑み、綿糸の流通経
路を簡素化し、事務処理に要する労力を大幅に低減する
ことが可能で、しかも綿糸価格を安定させることが可能
な綿糸の取引方法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よれば、予め登録した複数の綿糸購入者とネットワーク
を介して接続されるコンピュータを用いて綿糸の販売を
行う綿糸取引方法であって、前記コンピュータは、前記
ネットワークを介して前記購入者の閲覧要求を受信する
と、記憶装置に予め記憶した、綿糸の種類、出荷時期に
応じた価格、在庫量を含む販売情報を前記ネットワーク
を介して前記購入者に送信し、前記購入者から前記ネッ
トワークを介して送信される、購入者の識別情報、購入
する綿糸の種類及び数量、出荷時期の情報を含む予約購
入契約情報を受信すると、前記予約購入情報に含まれる
出荷時期が、予め設定した所定時期以前か否かを判断
し、前記所定時期以前である場合には、前記予約購入契
約情報に基づいて契約金額を算出するとともに、算出し
た契約金額が予め記憶した与信限度残額以内か否か、及
び予約購入契約情報に含まれる購入数量が在庫量以内か
否かをそれぞれ判定し、前記契約金額が前記与信限度残
額以内であり、かつ購入数量が現在の在庫量以内である
と判定した場合には、前記ネットワークを介して前記購
入者に予約購入契約成立を報知する信号を送信し、前記
予約購入契約情報を前記購入者の識別情報に関連づけた
購入契約情報として記憶装置に記憶するとともに、前記
与信限度残額から前記契約金額を差し引いた値を前記購
入者の新たな与信限度残額として記憶装置に記憶し、更
に前記購入契約情報に含まれる種類の綿糸の在庫量を購
入契約情報に含まれる購入量だけ差し引いた値を前記種
類の綿糸の新たな在庫量として記憶装置に記憶する、綿
糸取引方法が提供される。
【0008】すなわち、請求項1の発明では、予め登録
した会員顧客に対して、先物の予約取引が行われる。予
め登録した会員は、ネットワークを通じてコンピュータ
(サーバ)にアクセスし、綿糸種類、出荷時期に応じた
価格、在庫等の販売情報を入手し、そのなかから予約し
ようとする綿糸の種類、数量、出荷時期を予約購入契約
情報としてコンピュータに送信する。会員顧客には、予
めそれぞれの会員の信用度や取引実績に応じた与信が設
定されており、出荷時期が予め設定した時期より前の予
約取引、例えば出荷時期が当月の予約取引はこの限度内
で行われる。
【0009】すなわち、出荷時期が上記設定時期以前の
予約取引(以下「当月予約」という)については、コン
ピュータは、登録会員からの予約購入契約情報を受信す
ると、綿糸種類、出荷時期、及び数量から契約金額を算
出し、この金額が予約をしようとする登録会員の現在の
与信限度残額内であり、予約数量が現在の在庫量以内で
ある場合には予約を受け付けて、当該登録会員の予約購
入契約情報として記憶する。これにより、予約購入契約
が成立する。契約金額が与信限度残額を越えた場合、或
いは予約数量が在庫量を越えた場合には、予約購入契約
は成立しない。この場合、例えば契約金額が与信限度残
額を越えたこと、数量が在庫量を越えたことを報知する
警告を登録会員にネットワークを介して送信するように
してもよい。
【0010】なお、当月予約の予約購入契約が成立する
と、与信限度残額は成立した契約金額分だけ低減され、
在庫量は契約数量だけ低減される。これにより、登録会
員の契約高と与信限度残額の管理が行われるとともに、
在庫量も常に最新の値が表示されるようになる。上述の
ように、請求項1の発明では登録会員全てに対して先物
の売値が開示され、この売値で予約を受け付けるため、
投機的な売り買いによる綿糸価格の急激な変動が防止さ
れる。また、このように登録会員には全て一律な売値を
開示するため、事務処理が簡単となり、取引を人手を介
さずに全てコンピュータで処理することが可能となる。
【0011】請求項2に記載の発明によれば、前記コン
ピュータは更に、前記予約購入情報に含まれる出荷時期
が前記所定の期間経過以後である場合には、前記予約購
入契約情報を前記購入者の識別情報に関連づけた購入契
約情報として記憶装置に記憶するとともに、前記ネット
ワークを介して前記購入者に予約購入契約成立を報知す
る信号を送信する、請求項1に記載の綿糸取引方法が提
供される。
【0012】すなわち、請求項2の発明では登録会員に
よる当月より先の予約取引があった場合には、コンピュ
ータは与信限度残額と在庫量との判断を行うことなく予
約購入契約を成立させる。与信限度残額は当月の入金に
よっても更新され、現在は残額が少なくても当月に会員
から入金があった場合には再度増加する可能性が高い。
このため、ある程度より将来の先物取引を与信限度残額
で制限すると、登録会員の綿糸取引の自由度を狭めるこ
とになる可能性がある。また、来月以降に出荷を行う場
合には現在の在庫量が少なくとも新たに綿糸の入荷を手
配することが可能である。このため、本発明では登録会
員による来月以降の出荷の予約取引があった場合には、
与信限度残額と在庫量との判断は行わないようにして、
登録会員の綿糸取引自由度が制限されることを防止して
いる。
【0013】請求項3に記載の発明によれば、前記コン
ピュータは更に、前記購入者から前記ネットワークを介
して送信される、前記予約購入契約に基づく出荷指示を
受信すると、前記出荷指示に含まれる購入者識別情報、
出荷する綿糸の種類、数量、出荷時期情報と、前記記憶
した予約購入契約情報とを比較し、前記出荷指示と前記
記憶した予約購入契約情報とに含まれる綿糸の種類と出
荷時期とがそれぞれ一致し、かつ出荷指示に含まれる当
該種類の綿糸の出荷数量が予約購入契約情報に含まれる
数量以下の場合には、前記購入者毎に予め定められた出
荷先情報と、前記出荷指示に含まれる出荷すべき綿糸の
種類、数量、出荷時期の情報とを含む出荷指図を綿糸倉
庫に送信する、請求項1または請求項2に記載の綿糸取
引方法が提供される。
【0014】すなわち、請求項3の発明では、請求項1
または請求項2に加えて、更に登録会員による予約購入
契約に基づく出荷指示(出荷オーダー)の受け付けが行
われる。この場合、コンピュータは登録会員からネット
ワークを介して受信した出荷指示が記憶した予約購入契
約情報と一致する場合には、直ちに倉庫に出荷指図を発
信する。この出荷指図は、出荷先、綿糸の種類、数量、
出荷時期の情報を含んでおり、綿糸倉庫は出荷指図で指
定された綿糸の種類を指定数量だけ、指定された出荷時
期に出荷先に宛てて出荷する。これにより、登録会員が
予約購入契約に基づいて出荷指示を行った場合には、直
ちに指示に応じた出荷が行われるようになる。
【0015】なお、登録会員からの出荷時期に含まれる
情報が記憶した予約購入契約情報と異なる場合、例え
ば、綿糸の種類が予約購入契約情報と一致しない場合、
数量が予約購入契約情報に含まれる数量を越えている場
合、及び出荷時期が予約購入契約情報に含まれる出荷時
期と異なる場合等には、直ちに綿糸倉庫に出荷指図を発
信せずに、ネットワークを介して当該登録会員に警告を
送信するようにすることも可能である。
【0016】すなわち、請求項3の発明によれば登録会
員からの出荷指示と、それに基づく出荷処理が人手を介
さずに、しかも遅延することなく自動的に行われる。
【0017】請求項4に記載の発明によれば、前記コン
ピュータは更に、前記購入者から前記ネットワークを介
して送信される、前記予約購入契約外の出荷指示を受信
した場合には、前記出荷指示に含まれる購入者識別情
報、出荷する綿糸の種類、数量と、前記販売情報とに基
づいて、出荷金額を算出するとともに、算出した出荷金
額が予め記憶した与信限度残額以内か否か、及び出荷数
量が該当する種類の綿糸の在庫量以下か否かをそれぞれ
判定し、前記契約金額が前記与信限度残額以内であり、
かつ出荷数量が現在の在庫量以内であると判定した場合
には、前記購入者毎に予め定められた出荷先情報と、前
記出荷指示に含まれる、出荷すべき綿糸の種類、数量、
出荷時期の情報とを含む出荷指図を綿糸倉庫に発信し出
荷指図に基づいて綿糸を出荷させ、前記与信限度残額か
ら前記出荷金額を差し引いた値を前記購入者の新たな与
信限度残額として記憶装置に記憶し、更に前記購入契約
情報に含まれる種類の綿糸の在庫量を購入契約情報に含
まれる購入量だけ差し引いた値を前記種類の綿糸の新た
な在庫量として記憶装置に記憶する、請求項1または請
求項2に記載の綿糸取引方法が提供される。
【0018】すなわち、請求項4の発明では、請求項1
または請求項2の先物の予約購入契約に加えて、登録会
員による現物取引が行われる。この場合、コンピュータ
は登録会員から予め予約購入契約で予約したもの以外の
出荷指示(いわゆるスポット出荷オーダー)を受信する
と、出荷指示に含まれる綿糸の数量が現在出荷可能な量
(現在の在庫量以内)であり、かつ出荷指示の綿糸金額
が現在の会員の与信限度残額内である場合には、予約購
入契約に基づく出荷指示と同様に、直ちに綿糸倉庫に出
荷指図を発信し、出荷指示に基づいた出荷を行う。これ
により、登録会員の与信限度残額は常に最新の値に保持
されるとともに、最新の与信限度残額に基づいて会員の
急な需要にも速やかに対応することが可能となる。ま
た、スポット出荷オーダーによる出荷指図を発信した場
合には、会員の与信限度残額及び現在の在庫量は、それ
ぞれ出荷指図の金額と数量だけ低減した値に更新され
る。なお、在庫量が出荷指示量より少ないとき、或いは
出荷金額が会員の与信限度残額を越える場合には出荷指
図を倉庫に発信することなく、ネットワークを通じて登
録会員に警告を送信するようにすることも可能である。
【0019】請求項5に記載の発明によれば、前記コン
ピュータは更に、前記綿糸倉庫から出荷完了後に送信さ
れる、実際の出荷時期、出荷した綿糸の種類、数量を含
む出荷情報を受信すると、該出荷情報に基づいて購入者
の支払うべき金額を含む請求書データを作成し、該請求
書データに基づいて購入者から支払いがなされたことを
示す入金情報が入力されると、前記与信限度残額を支払
い金額だけ増加させた値を新たな与信限度残額として記
憶装置に記憶する、請求項3または請求項4に記載の綿
糸取引方法が提供される。
【0020】すなわち、請求項5の発明では倉庫からの
出荷の後の入金処理が行われる。コンピュータは、出荷
指図に基づく出荷が行われた後に綿糸倉庫から送信され
る出荷情報を入力すると、出荷額を算出し登録会員への
請求書データを作成する。また、登録会員から、請求書
データに基づく入金があったことを示す入金情報が入力
されると、入金済みの金額だけ入金した登録会員の与信
限度残額を増大させる。これにより、登録会員の与信限
度残額が常に最新の値に保持される。
【0021】請求項6に記載の発明によれば、複数の綿
糸購入者がアクセス可能なネットワークに接続されるコ
ンピュータを用いて綿糸の販売を行う綿糸取引方法であ
って、前記コンピュータは、前記ネットワークを介して
前記購入者の閲覧要求を受信すると、記憶装置に予め記
憶した、綿糸の種類、価格、在庫量を含む販売情報を前
記ネットワークを介して前記購入者に送信し、前記購入
者から前記ネットワークを介して送信される、購入者の
識別情報、購入する綿糸の種類及び数量の情報を含む出
荷注文を受信すると、前記出荷注文に含まれる出荷数量
が当該種類の綿糸の現在の在庫量以下である場合には、
前記出荷注文に含まれる綿糸の種類、数量と、前記販売
情報とに基づいて出荷金額を算出するとともに、前記購
入者の識別情報に含まれる出荷先情報と、前記出荷注文
とに基づいて出荷指図を作成し、更に、前記出荷指図毎
に異なる振込先銀行口座番号を前記出荷指図に付与し、
該振込先銀行口座番号と関連付けて前記出荷指図を記憶
装置に記憶するとともに、前記ネットワークを介して、
前記付与した振込先銀行口座番号を前記購入者に送信
し、前記出荷注文受信後所定の期間内に、前記振込先銀
行口座に前記出荷金額の入金があったことを示す入金デ
ータが入力された場合には、前記振込先銀行口座番号に
関連付けられた前記出荷指図を綿糸倉庫に送信し前記出
荷指図に基づいて綿糸を出荷させる、綿糸取引方法が提
供される。
【0022】すなわち、請求項6の発明では、与信限度
が設定されていない不特定多数の購入者に対する現物取
引が行われる。この場合、購入者には与信限度が設定さ
れていないため現金取引のみが行われ、購入者からの購
入代金の入金後に出荷が行われる。この場合、コンピュ
ータは、会員以外の購入者からの閲覧要求があった場合
には、綿糸種類、価格、在庫量等の販売情報をネットワ
ークを通じて要求のあった購入者に送信する。また、購
入者から上記販売情報に基づいた出荷指示を受信する
と、出荷量が出荷可能な量(現在の在庫量以内の量)で
ある場合には、出荷先情報(住所、名称等)と出荷する
綿糸種類、数量、合計出荷金額等を含む出荷指図を作成
する。また、コンピュータは、出荷指図を作成する毎に
新たに作成した出荷指図に個別の振込先銀行口座番号を
付与し、この振込先銀行口座番号を購入者に送信すると
ともに、この振込先銀行口座番号に関連付けてそれぞれ
の出荷指図を記憶する。振込先銀行口座番号は出荷指図
毎に異なる番号とされ、振込先口座番号と出荷指図とは
1対1に対応するようにされている。
【0023】更に、コンピュータは振込先銀行口座に購
入者から入金があったことを示す入金データを受信した
場合には、この振込先銀行口座番号に基づいて、この番
号に関連づけられた出荷指図を特定し、直ちに綿糸倉庫
に出荷指図を発信する。これにより、不特定多数の購入
者を対象とする現物現金取引においても、出荷指図に対
する入金の有無の確認が容易となり、人手を介さずに入
金後短時間で購入者に綿糸を出荷することが可能とな
る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を用いて本発明の
実施形態について説明する。図1は、本発明の綿糸取引
方法を実施するためのシステム構成概略を示す図であ
る。図1において、1はインターネット、LAN、等の
ネットワーク回線を示す。本実施形態では、購入者Aか
らE(本実施形態では、購入者として5社のみを示して
いるが、購入者の数には制限はない))は、それぞれネ
ットワーク回線1に接続してデータの発信、受信を行う
ことが可能な端末(例えばパーソナルコンピュータ、ネ
ットワークに接続が可能な携帯電話等)21、23、2
5、27、29を備えている。また、本実施形態では、
例えば購入者AからCは予め販売者に対して会員として
の登録を行っている登録会員、D、Eは会員登録をして
いない一般購入者(非会員)である。
【0025】図1にSで示すのは、綿糸の販売を行う商
社等の販売者である。販売者Cは、ネットワーク回線1
に接続されるサーバ31と、サーバ31と一般ネットワ
ーク回線もしくは専用回線等の通信回線3で接続される
メインコンピュータ33とを備えている。サーバ31と
メインコンピュータ33とは、それぞれ種々の演算を行
う演算処理ユニット、表示装置、種々のデータを記憶、
保持するハードディスク、磁気テープ等の記憶装置のほ
か、手動でデータ入力を行うことができるキーボード等
の入力装置を備えている。
【0026】図1に40で示すのは、商品(綿糸)を保
管する綿糸倉庫である。綿糸倉庫には、端末(コンピュ
ータ)41が配置されており、倉庫の端末41とメイン
コンピュータ33とは一般ネットワーク回線または専用
回線等の通信回線4で接続されている。本実施形態で
は、サーバ31とメインコンピュータ33とは別個に設
置され、それぞれが独立した機能を有しているが、以下
に説明する処理ではサーバ31とメインコンピュータ3
3とは回線3で相互に接続され一体となって機能するた
め、以下の説明ではサーバ31とメインコンピュータ3
3とをあわせてコンピュータ30と総称することとす
る。なお、サーバ31とメインコンピュータ33とを別
個に配置する代わりに、サーバ31またはメインコンピ
ュータ33のみで、以下に説明する処理を行うようにす
ることも可能である。
【0027】本実施形態では、サーバ31とメインコン
ピュータ33とからなるコンピュータ30は、少なくと
も次の5つの綿糸取引における主要な処理を行う。 (1)会員に対する綿糸予約購入契約の受け付け。 (2)会員の予約購入契約に基づく出荷指示に対する綿
糸出荷処理。 (3)会員に対するスポット購入の受け付け。
【0028】(4)会員からの入金処理。 (5)非会員に対するスポット購入受け付け及び入金、
出荷処理。 以下、これらの処理について順次説明する。
【0029】(1)会員に対する綿糸予約購入契約の受
け付け。 まず、登録会員(以下、単に「会員」という)と、綿糸
予約購入契約とについて説明する。本実施形態では、会
員の綿糸予約購入(先物取引)は当月予約(出荷時期が
当月中のもの)と来月以降予約(出荷時期が来月以降の
もの)との2種類に分けて処理を行う。この場合、当月
予約については予約購入の契約高が現在の与信限度残額
以内であり、かつ購入数量が現在の在庫量以内である場
合のみ契約を成立させるが、来月以降予約分については
契約高と購入数量については与信限度残額と在庫量との
照合を行うことなく契約を成立させる。与信限度残額は
購入者からの入金に応じて変化するため、ある期間以上
の先物にまで現在の与信限度残額を適用すると購入者の
先物取引の自由度を大幅に制限する可能性がある。ま
た、来月以降の在庫量については、仕入れ(入荷)量を
調整することにより在庫量を越える注文にも十分に対応
できる。従って、本実施形態では来月以降予約分につい
ては、与信限度残額と在庫量との照合を行わずに成立さ
せるようにして、購入者の取引自由度を増大させている
のである。
【0030】本実施形態では、販売者Sから定期的に綿
糸を購入する購入者AからCは、予めSに対して会員登
録をして、SからユーザーID、パスワード等の購入者
(会員)識別符号を付与されている。また、Sは登録さ
れた会員に対しては、会員名称、所在地、綿糸の出荷
(配送)宛先、決済方法等の取引上必要な会員データを
入手している。更に、Sは予め各登録会員の信用度、取
引実績等に基づいて審査を行い、各登録会員に対して認
める売上げ債権総額の限度、すなわち与信限度を設定し
てある。各登録会員は、当月予約契約については、契約
高の合計額が与信限度額に達するまではSに対して代金
を先払いすることなく綿糸の購入契約を結ぶことが認め
られている。後述するように、本実施形態では、与信限
度残額、すなわち与信限度と今までの契約高の合計との
差が会員毎に算出される。また、会員が綿糸の当月予約
購入契約を結ぶ毎に与信限度残額は新たな契約高だけ低
減され、購入者の代金未払いの購入契約額(契約残)と
与信限度残額との合計は常に上記で設定した与信限度に
一致するようにされている。
【0031】上記の会員名称、所在地、出荷宛て先等の
会員データと、現在の与信限度残額と契約残等のデータ
は、それぞれの会員識別符号と関連付けられてデータベ
ース化され、それぞれ会員マスタと与信マスタとしてS
のコンピュータ30の記憶装置に収納されている。会員
は、Sが設定した販売価格に基づいて先物取引、すなわ
ち綿糸予約購入契約を結ぶことができる。すなわち、S
は将来の一定期間(例えば6カ月)にわたって綿糸出荷
時期(月)毎に先物の販売価格を設定しており、この販
売価格は一律に全会員に適用される。会員は出荷時期
(月)を指定して綿糸を購入することができる。また、
出荷時期(月)が当月の予約購入契約は、上記当月予約
契約として扱われ、与信限度残額、在庫量との照合が行
われる。この場合、契約内容は契約マスタと呼ばれるデ
ータベースに記憶されるが、出荷は直ちには行われず会
員からの出荷指示があって始めて出荷手続きが行われ
る。
【0032】図2は、会員に対する綿糸予約購入契約の
受け付けの手順を示すフローチャートである。綿糸の予
約購入を行う会員(例えば会員A)は、まずステップ2
0 1で会員側の端末21からネットワーク1を通じて販
売者Sのコンピュータ30に接続し、予め販売者Sから
付与されている固有の識別符号(本実施形態ではユーザ
ーIDとパスワード)とをコンピュータ30に送信する
(ステップ203)。Sのコンピュータ30は、ユーザ
ーIDとパスワードとを受信すると、記憶装置に格納し
た会員マスタを参照し、受信したID、パスワードが登
録会員のものか否かを判別し(ステップ205)、登録
会員のものであった場合にはステップ207でアクセス
画面を会員Aの端末21に送信する。なお、図示を省略
しているが、受信したIDとパスワードとが会員マスタ
に格納されたデータと一致しない場合には、会員Aの端
末にはアクセスを拒否する旨の警告画面がコンピュータ
30から送信される。
【0033】図3は、アクセス画面の一例を示す図であ
る。アクセス画面には、取引内容の選択を促すメッセー
ジ部分310と、選択した取引内容番号を入力する入力
部分300とが設けられており、購入者は、自己の端末
21の表示装置で図3のアクセス画面を表示して(ステ
ップ209)、端末に備えられた入力装置から入力部分
に所望する取引内容を入力する。 なお、図3の画面に
おいて、「1:契約する」は綿糸の先物の予約購入契約
を結ぶことを意味し、「2:契約品の中から出荷を指示
する」は予約購入契約をした綿糸の引取を、「3:スポ
ット購入する」は、予約購入契約していない綿糸の現物
取引による購入を意味する。図2の場合には、予約購入
契約を行うため、図3のアクセス画面では入力部300
には数字「1」が入力され、Sのコンピュータ30に送
信される(ステップ211)。なお、図3では購入者が
数字を入力して取引内容を選択するようにしているが、
GUI(グラフィカルユーザインターフェイス)を用い
て、各取引内容の選択ボタンを画面上に設定し、購入者
がポインタ装置を用いて選択ボタンを押すことにより取
引内容を選択するようにしてもよい。
【0034】購入者による予約購入契約選択要求を受信
すると(ステップ213)、コンピュータ30は記憶装
置内に格納した商品マスタ、在庫マスタを参照して(ス
テップ215)、図4に示す販売情報画面を作成し、購
入者に端末21に送信する(ステップ217)。商品マ
スタは、各商品(綿糸)の種類、原産国、仕様(色、番
手等)等のデータを含んだデータベースであり、これら
のデータの他に、各商品の一定期間将来までの出荷時期
毎(出荷月)毎の売値(単価)を含んでいる。出荷時期
毎の売値は、一定期間毎に市場の状況に応じて改訂され
人手により商品マスタに入力される。また、同様に在庫
マスタは各商品毎の現在の在庫量のデータを含んでお
り、商品の入荷状況に応じて人手により更新される他、
購入契約が成立する毎に自動的に更新される。
【0035】販売情報画面は、図4に示すように、各種
類の綿糸の商品名及び原産国、各出荷時期別の売値、現
在の在庫量等の情報を記載した販売情報部分410と、
購入者の希望契約内容入力部分400を含んでいる。購
入者は、販売情報画面を受信すると(ステップ21
9)、端末21の表示装置に販売情報画面を表示して、
表示された販売情報に基づいて所望の綿糸の商品名、出
荷月、数量を決定し、販売情報画面中の注文入力部分4
00に商品名、出荷月、数量を入力し、希望契約情報を
販売者Sのサーバに送信する(ステップ221)。
【0036】サーバSは、希望契約情報を受信(ステッ
プ223)すると、送信された商品の出荷時期別単価を
商品マスタから読み出して、希望契約内容の数量から契
約金額を算出する(ステップ225)。そして、ステッ
プ227では希望契約内容の出荷時期が当月か、来月以
降か(すなわち希望契約が当月予約契約か、来月以降予
約契約か)を判定する。この場合、当月予約契約であっ
た場合には、ステップ229に進み、与信マスタを参照
して、会員Aの現在の与信限度残額を読み出して、上記
契約金額が与信限度残額以内か否かを判定する(ステッ
プ231)。契約金額が与信限度残額を越えている場合
には、ステップ233で「契約額が限度をオーバーして
いる」旨を表示した警告画面をAの端末に送信し、Aの
端末上に表示させる(ステップ235)。一方、契約金
額が与信限度残額以下であった場合には、次にステップ
237に進み、希望契約情報に含まれる商品の購入数量
が在庫マスタから読み出した希望商品の現在の在庫量以
下か否かを判定する。希望契約数量が在庫量を越えてい
る場合には、「希望契約数量が在庫量をオーバーしてい
る」旨を表示した警告画面をAの端末に送信し(ステッ
プ239)、Aの端末上に表示させる(ステップ24
1)。
【0037】契約金額が与信限度残額以内であり、かつ
希望数量が在庫量以下であった場合には予約購入契約が
成立するため、ステップ243に進み、与信マスタに格
納された購入者Aの与信限度残額を今回成立した契約金
額だけ減少させた値をAの新たな与信限度残額として格
納し、更にステップ245では今回契約が成立した商品
の在庫マスタに格納された現在の在庫量を今回の契約数
量だけ減少させた値を当該商品の現在の在庫量として格
納する。また、ステップ247では今回成立した予約購
入契約の内容を会員識別符号とともに、記憶装置に記憶
した契約残管理データベース(契約マスタ)に格納す
る。そして以上の操作終了後、予約購入契約が成立した
旨を表示する画面をAの端末に送信して、Aの端末上に
表示させて取引を終了する(ステップ249、ステップ
251)。
【0038】一方、ステップ227で希望契約が来月以
降予約契約であった場合には、与信限度残額の照合と更
新(ステップ231、ステップ243)及び在庫の照合
と更新(ステップ237、ステップ245)は行わず、
ステップ227から直接ステップ247に進む。すなわ
ち、来月以降予約契約の場合は、直ちに契約が成立す
る。なお、本実施形態では、契約高が与信限度残額以上
であった場合、または購入量が在庫量以上であった場合
には会員Aの端末に警告画面を送信するようにしている
が、警告画面を送信する代わりに販売者Sの担当部署に
その旨の警報(例えば電子メール)を送信し、販売者S
の担当者がSに電話等で直接Aに連絡をとるようにして
も良い。
【0039】(2)会員の予約購入契約に基づく出荷指
示に対する綿糸出荷処理。 次に、会員の予約購入契約に基づく出荷指示及び、出荷
処理について説明する。上記に説明した綿糸予約購入契
約を結んだ会員は、Sに対して出荷指示を行い、契約し
た綿糸の引取(出荷)を要求することができる。この場
合、会員は、契約した範囲内で出荷を希望する綿糸の数
量と契約した出荷月内の任意の出荷日とを指定すること
ができる。会員からの出荷指示は、会員の端末からネッ
トワークを介してSのサーバに出荷指示情報を送信する
ことにより行われ、出荷指示を受信したSのサーバとメ
インコンピュータと(すなわちコンピュータ30)は人
手を介さずに自動的に綿糸保管場所(綿糸倉庫)に出荷
指示を行う。
【0040】図5は、上記で説明した予約購入契約に基
づく会員からの出荷指示を受けた場合の出荷処理を説明
するフローチャートである。出荷指示をする会員(例え
ば会員A)は、まず自己の端末21を用いてネットワー
クを介して販売者Sのコンピュータ30にアクセスし、
コンピュータ30から図3で説明したアクセス画面を受
信する。これらの操作(ステップ501から509)
は、図2のステップ201から209と同一である。
【0041】次いで、アクセス画面(図3)を表示した
会員は、端末21の入力装置を用いて、アクセス画面の
取引内容入力部に「2:契約品の中から出荷を指示す
る」を入力し、Sのコンピュータ30に取引内容を送信
する(ステップ511、513)。コンピュータ30
は、出荷指示を受信すると、Aの端末21に図6に示す
出荷指示情報入力画面を送信する(ステップ515)。
図6に示すように、出荷指示画面は、出荷する綿糸種類
(商品名)、出荷日、出荷数量の入力部を備えており、
会員Aはこの欄に予め予約購入契約を結んだ範囲で、入
力部に所望の綿糸種類、出荷日、数量を入力し、コンピ
ュータ30に送信する(ステップ517、519)。
【0042】コンピュータ30は、出荷指示情報を受信
すると(ステップ521)、まず記憶部に記憶した契約
マスタを参照し(ステップ523)、購入者のID、パ
スワードと関連付けて記憶した予約購入契約情報を検索
し、出荷指示情報に含まれる綿糸種類(商品)と出荷時
期とに該当する予約購入契約情報が存在するか否かを判
定する(ステップ525)。出荷指示情報に含まれる商
品と出荷時期とに対応する予約購入契約情報が契約マス
タに存在する場合には、次に出荷指示情報の出荷数量が
予約購入契約情報に含まれる数量以下であるか否かを判
定する(ステップ531)。綿糸種類と出荷時期とが予
約購入契約に合致しない場合、または出荷数量が予約購
入契約数量を越えている場合には、それぞれ「出荷指示
に該当する予約購入契約が存在しない」旨を表示する警
告画面(ステップ527)または、「出荷指示数量が契
約数量を越えている」旨を表示する警告画面(ステップ
533)を会員Aの端末21に送信し、端末21の表示
装置に表示させる(ステップ529、535)。図示し
ていないが、この場合には会員Aの要求により、再度出
荷指示情報入力画面を表示するようにしてもよい。
【0043】また、ステップ525、527で綿糸種類
と出荷時期、数量を予約購入契約と照合する代わりに、
図6の入力部には、予約契約にない綿糸種類、出荷時期
及び数量の組合わせを入力できないように設定すること
も可能である。ステップ525、ステップ531で綿糸
種類と出荷時期とが予約購入契約に合致し、かつ出荷数
量が予約購入契約数量以下である場合には、次に綿糸保
管場所(綿糸倉庫)に出荷を指示するための出荷指図が
作成される。
【0044】この場合、コンピュータ30は、会員のユ
ーザIDとパスワードとから予め会員マスタに登録され
た出荷宛て先、宛て名等の配送に必要な情報を読み出し
(ステップ537)、これらの情報と出荷指示に含まれ
る綿糸の種類、数量、出荷日等のデータとに基づいて出
荷指図を作成する(ステップ539)。なお、会員マス
タに予め出荷宛て先、宛て名等の情報を登録する代わり
に、或いはそれに加えて、図6の入力画面に出荷宛て先
等の入力欄を設け、出荷指示毎に会員が出荷宛て先を変
更できるようにすることも可能である。
【0045】出荷指図作成後、更にコンピュータ30は
契約マスタに記憶された予約購入契約情報の契約数量を
出荷指図に含まれる出荷数量だけ減少させ、新たな契約
数量として記憶する(ステップ541)。このように、
出荷指図作成後、予約購入契約情報の契約数量を更新す
るのは、契約数量を一度に出荷せず、数回に分けて出荷
を行う場合があるからである。なお、履行済みの購入契
約情報を格納する別のデータベースを別途設けておき、
契約数量が0になった予約購入契約情報、すなわち出荷
が完了した予約購入契約情報は契約マスタからこのデー
タベースに移動させるようにしてもよい。
【0046】ステップ541で契約マスタを更新後、次
にステップ543ではステップ539で作成した出荷指
図が綿糸倉庫40に配置された端末41に通信回線4を
介して送信される(ステップ543)。倉庫40の端末
41が出荷指図を受信すると、綿糸倉庫40では出荷指
図で指定された出荷日に、指定された綿糸が指定された
数量だけ指定された宛て先に出荷される。
【0047】ステップ543で出荷指図を倉庫に送信
後、コンピュータ30は会員Aの端末21に出荷処理が
完了した旨を表示する画面を送信し、端末21に表示さ
せる(ステップ545、547)。このように、予約購
入契約が結ばれた綿糸については、契約に合致する限り
会員からの出荷指示があると直ちに綿糸倉庫に出荷指図
が送信され、出荷が行われるようになる。
【0048】(3)会員に対するスポット購入の受け付
け。 次に、会員に対する現物取引、すなわちスポット購入の
受け付け、及び出荷処理について説明する。前述の
(1)、(2)では会員による先物の予約と予約購入契
約に基づく出荷指示と出荷処理とについて説明した。本
実施形態では、会員は、上記の先物取引に加えて現在の
与信限度残額の範囲内で現物取引を行うことも認められ
ている。現物取引の場合には、取引が成立すると直ちに
綿糸倉庫に出荷指図が送信され、出荷手続きが完了する
点が、先物取引の場合と相違している。
【0049】図7は、会員によるスポット購入(現物取
引)の手順を示すフローチャートである。図7におい
て、ステップ701から709は会員(例えば会員A)
が端末21からネットワーク1を経由して販売者Sのサ
ーバにアクセスし、図3のアクセス画面が端末21の表
示装置に表示されるまでの手順を示している。この手順
は、図2、ステップ201から209及び図5、ステッ
プ501から509と同一である。
【0050】アクセス画面(図3)が表示されると、こ
の場合には会員は端末21の入力装置を用いてアクセス
画面の取引内容入力部に「3:スポット購入する」を入
力し、Sのコンピュータ30に取引内容(スポット購入
を要求する旨)を送信する(ステップ711、71
3)。コンピュータ30は、スポット購入取引要求を受
信すると、記憶装置内に格納した商品マスタ、在庫マス
タを参照して(ステップ715)、図8に示すスポット
販売情報画面を作成し、会員Aの端末21に送信する
(ステップ717)。
【0051】スポット販売情報画面は、図8に示すよう
に、各種類の綿糸の商品名及び原産国、売値、現在の在
庫量等の情報を記載したスポット販売情報部分810
と、購入者の注文内容入力部分(出荷情報入力部分)8
00を含んでおり、図4の予約取引における販売情報画
面と類似しているが、スポット販売では現物取引のみが
行われるため、販売情報部分810は、当月(現在)の
売値のみを表示している点が図4の画面と相違してい
る。購入者は、スポット販売情報画面を受信すると(ス
テップ719)、端末21の表示装置に販売情報画面を
表示して、表示された販売情報に基づいて所望の綿糸の
商品名、出荷日(当月内の任意の日)、数量を決定し、
販売情報画面中の出荷情報入力部分800に商品名、出
荷日、数量を入力し、注文内容を販売者Sのサーバに送
信する(ステップ721)。現物取引では、取引が成立
すると直ちに出荷手続きが行われるため、以下の説明で
は、ステップ721で送信される情報を出荷指示情報と
呼ぶ。
【0052】コンピュータ30は、出荷指示情報を受信
すると(ステップ723)、まず記憶装置に記憶した商
品マスタを参照し出荷指示された綿糸種類の当月の売値
単価を検索し、出荷指示数量と単価とから今回の出荷指
示金額を算出する(ステップ725)。そして、与信マ
スタを参照して、会員Aの現在の与信限度残額を読み出
して(ステップ727)、上記出荷指示金額が与信限度
残額以内か否かを判定する(ステップ729)。出荷指
示金額が与信限度残額を越えている場合には、「出荷金
額が限度をオーバーしている」旨を表示した警告画面を
Aの端末に送信し、Aの端末上に表示させる(ステップ
731、ステップ733)。この場合には、スポット購
入は成立せず、出荷手続きは行われない。一方、出荷指
示金額が与信限度残額以下であった場合には、次にステ
ップ735に進み、在庫マスタから読み出した出荷指示
商品の現在の在庫量が出荷指示数量以上であるか否かを
判定する。出荷指示数量が在庫量を越えている場合に
は、ステップ237で、「出荷数量が在庫量をオーバー
している」旨を表示した警告画面をAの端末に送信し、
Aの端末上に表示させる(ステップ737、ステップ7
39)。この場合も、スポット購入は成立せず、出荷手
続きは行われない。なお、この場合も予約購入契約で説
明したように、会員Aの端末に警告を送信するのではな
く、販売者Sの担当部署に警報を送るようにしても良
い。
【0053】出荷指示金額が与信限度残額以内であり、
かつ出荷指示数量が在庫量以下であった場合にはスポッ
ト購入が成立するため、ステップ741に進み、与信マ
スタに格納された購入者Aの与信限度額を今回の出荷指
示金額だけ減少させた値をAの新たな与信限度残額とし
て格納し、更にステップ743では今回の出荷指示商品
の在庫マスタに格納された現在の在庫量を今回の出荷指
示数量だけ減少させた値を当該商品の現在の在庫量とし
て格納する。また、ステップ745では今回の出荷指示
内容を会員識別符号とともに、出荷完了した契約として
契約マスタに格納する。そして以上の操作終了後、ステ
ップ747では、綿糸倉庫に対する出荷指図が作成され
る。出荷指図は、今回の出荷指示情報と会員マスタに格
納された情報とに基づいて、予約購入に基づく出荷指示
の場合と同じ方法(図5、ステップ539)で作成さ
れ、作成後直ちに綿糸倉庫に送信される(ステップ74
9)。この場合も、綿糸倉庫40の端末41が出荷指図
を受信すると、綿糸倉庫40では出荷指図で指定された
出荷日に、指定された綿糸が指定された数量だけ指定さ
れた宛て先に出荷される。なお、この場合も予め出荷宛
て先等を会員マスタに登録する代わりに、またはそれに
加えて、図8の入力部に出荷宛て先を入力するようにす
ることも可能である。
【0054】上記操作が終了後、ステップ751、ステ
ップ753では、スポット購入が成立し、出荷手続きが
完了した旨を表示する画面を会員Aの端末に送信し、表
示させて取引を終了する。上述のように、本実施形態で
は会員のスポット購入(現物取引)の場合には、取引成
立とともに直ちに出荷手続きが完了する。
【0055】(4)会員からの入金処理。 次に、会員からの入金処理について説明する。図9は、
コンピュータ30により行われる入金処理の手順を示す
フローチャートである。倉庫41は、出荷指図に基づく
出荷を行うと、コンピュータ30に出荷商品(綿糸種
類)、実際の出荷時期、出荷数量、出荷先及び会員ユー
ザID、出荷指図番号等の識別情報を含む出荷情報をコ
ンピュータ30に回線4を通じて送信する。コンピュー
タ30はこの出荷情報を受信(ステップ901)する
と、出荷指図番号に基づいて契約マスタを参照して実際
の出荷金額を算出し、会員マスタを参照して請求書デー
タを作成する(ステップ903)。請求書データは、請
求先、決済方法、請求金額を含んでいる。請求先、決済
方法は予め会員毎に定められており、会員マスタに格納
されている。また、請求金額は出荷情報に含まれる出荷
金額である。
【0056】更に、本実施形態ではコンピュータ30
は、上記請求書データに基づいて実際の請求書を発行す
る(ステップ905)。この請求書は該当する会員に送
付される。一方、会員から予め定めた決済方法に基づい
て、上記請求書の金額が入金されると、コンピュータ3
0には入金があったことを表示する入金情報が入力され
る。この入金情報は、入金した金額と対応する出荷指図
番号を含んでいる。入金は予め定めた決済方法に従っ
て、手形、現金、小切手等、種々の形態で行われるた
め、この入金情報は人手により入力される。
【0057】入金情報が入力されると(ステップ90
7)、コンピュータ30は与信マスタに格納された与信
限度残額を入金額だけ増大させ、与信限度残額を更新す
る(ステップ909)。また、契約マスタに格納された
出荷完了した購入契約情報のうち、入金があったものに
ついては入金済みの識別符号を付与して入金が完了した
ことを記録する(ステップ911)。
【0058】これにより、会員の与信限度残額は常に最
新の値に維持されるとともに、購入契約と入金の有無に
ついて最新の情報が契約マスタに保持されるようにな
る。
【0059】(5)非会員に対するスポット購入受け付
け及び入金、出荷処理。 次に、非会員に対するスポット購入の受け付け及び入
金、出荷処理について説明する。ここで、非会員とは、
予め信用度の審査を受けていないため、Sから与信限度
額を設定されていない購入者(例えば図1の購入者D、
E)を意味している。以下の説明では、非会員がSに対
して全く登録されていない場合の処理について説明する
が、非会員に対しても、予め名称、所在地、出荷先等の
情報を登録してユーザーIDやパスワードを発行するよ
うにしてもよい。すなわち、本実施形態では、与信が設
定されている購入者は会員、与信が設定されていない購
入者は全て非会員に分類されている。
【0060】非会員は、与信が設定されていないため現
金取引のみが認められる。すなわち、実際の綿糸倉庫か
らの出荷は購入者から現金での入金があったことを確認
してから行われることになる。また、取引秩序を維持す
るために取引は現物取引のみとして、先物取引は行わな
い。また、本実施形態では購入者からの出荷注文は、出
荷数量が商品の在庫量以下であった場合には注文が成立
し、出荷指図が作成される。また、このとき出荷指図毎
に異なる銀行口座番号が付与され、出荷指図と出荷指図
毎に付与される銀行口座番号が契約マスタに記憶され、
代金と銀行口座番号とが購入者に通知される。この銀行
口座番号は、出荷指図を特定するために使われる。すな
わち、口座に入金があった場合には、入金のあった口座
番号から契約マスタに記憶した出荷指図が特定され、口
座番号に関連づけられた出荷指図が倉庫に送信されて出
荷が行われる。すなわち、本実施形態では出荷注文に応
じて作成された出荷指図には常に出荷指図毎に異なる口
座番号が付与されるため、入金のあった銀行口座の口座
番号から出荷指図を容易に特定することが可能となる。
このため、入金確認と出荷指図の倉庫への送信の操作が
簡素化され、人手を介さずにコンピュータで実行するこ
とが可能となっている。
【0061】なお、出荷指図毎に付与する銀行口座番号
は振込専用に使用されるため、必ずしもそれぞれが独立
した銀行口座としての機能を有するものでなくても良
い。例えば、出荷指図毎に付与する銀行口座番号(以下
「仮想口座番号」という)を全て、販売者Sの1つの銀
行口座(現実の銀行口座)に関連付けておき、仮想口座
番号で銀行に入金があった場合には、Sの現実の銀行口
座に入金を行ってSには入金額と入金のあった仮想口座
番号を通知するようにしてもよい。このような、仮想の
口座番号を用いる入金処理方法としては、例えば特許登
録第3029421号に記載されたものがある。特許登
録第3029421号の入金処理方法は、請求先(振り
込み人)毎に異なる仮想口座番号を付与することを前提
としているが、本実施形態では出荷指図毎に異なる仮想
口座番号を付与することになるため、請求先(振り込み
人)が同一であっても、出荷指図が異なる場合には別の
仮想口座番号が付与されるようになる。このため、本実
施形態では出荷指図と実際の入金との照合が極めて容易
になり入金から出荷までの処理が極めて簡素化されるよ
うになる。
【0062】図10は、上述した非会員に対するスポッ
ト購入受け付け及び入金、出荷処理の実際の手順を説明
するフローチャートである。綿糸を購入使用とする非会
員(例えば購入者E)は、まず自己の端末(例えば端末
29)からネットワーク1を介して販売者Sのコンピュ
ータ30に接続し、販売情報要求を送信する(ステップ
1001、1003)。コンピュータ30は、この要求
を受信すると、記憶装置に記憶した商品マスタと在庫マ
スタとを参照して販売情報画面を作成し、Eの端末29
にネットワーク1を通じて送信する(ステップ1005
からステップ1009)。
【0063】図11は、ステップ1009で非会員Eの
端末に送信される販売情報画面の一例を示す図である。
図11の販売情報画面は、図8と同様、販売情報表示部
1110と出荷注文入力部1100とを備えている。ま
た、非会員は現物取引のみを行うことができるため、販
売情報表示部1110は会員のスポット購入時の販売情
報画面の販売情報表示部(図8、800)と同一の構成
となる。
【0064】また、出荷注文入力部1100は、図8の
出荷注文入力部800と同様に、商品名、出荷日、出荷
数量等の入力部を含む他、これらに加えて注文者(購入
者)名称、住所(会社所在地)等の購入者識別情報、出
荷宛て先等の情報を入力する部分を含んでいる。非会員
Eは、図11の販売情報表示画面を自己の端末29の表
示装置に表示させ、端末29の入力装置から注文内容入
力部1100に必要な情報を入力し、Sのコンピュータ
30に送信する(ステップ1011、ステップ101
3)。
【0065】コンピュータ30は、Eからの出荷注文を
受信すると、出荷注文に含まれる商品の在庫数量を在庫
マスタから読み出して、出荷注文に含まれる出荷数量が
現在の在庫数量以下か否かを判定する(ステップ101
5、ステップ1017)。ステップ1017で出荷数量
が在庫数量を越えている場合には、ステップ1019、
ステップ1021で「注文数量が在庫数量を越えてい
る」旨を表示した警告画面をEの端末に送信して表示さ
せる。出荷数量が在庫数量以下である場合には、即出荷
が可能であるため注文が成立し、コンピュータ30はス
テップ1023で商品マスタに記憶された商品単価と出
荷注文に含まれる出荷数量とから出荷金額を算出すると
ともに、出荷指図を作成する(ステップ1025)。
【0066】出荷指図は、出荷注文に含まれる購入者名
称、所在地等の購入者識別情報と、出荷宛て先、商品
名、出荷数量、出荷日等の情報を含んで作成される。ま
た、作成した出荷指図には個別の振込用銀行口座番号
(仮想口座番号)を付与し(ステップ1027)、この
口座番号と出荷指図とを関連付けて契約マスタに格納す
る(ステップ1029)。なお、本実施形態では、仮想
口座番号は1回の入金にしか使用されないため、出荷指
図に対する入金が完了し、出荷が行われた後は出荷指図
と仮想口座番号との関連付けを保持する必要はない。そ
こで、本実施形態では予め一定数の仮想口座番号を予め
準備しておき、順番に出荷指図に仮想口座番号を付与す
るが、出荷が完了した場合には出荷指図と仮想口座番号
との関連付けを解除し、関連付けを解除された仮想口座
番号を新たな出荷指図に付与するようにしている。これ
により、有限な数(例えば1000程度)の仮想口座番
号を準備しておけば、実際上仮想口座番号の数が不足す
る事態は生じない。
【0067】出荷指図作成後、更にコンピュータ30は
在庫マスタに記憶された商品の在庫量を出荷指図に含ま
れる出荷数量だけ減少させて在庫量を更新(ステップ1
031)した後、ステップ1023で算出した出荷金額
(請求金額)と出荷指図に関連付けた振込用銀行口座番
号(仮想口座番号)とをネットワーク1を通じてEの端
末29に送信し、表示させる(ステップ1033、ステ
ップ1035)。
【0068】これにより、Eの出荷注文は完了する。ス
テップ1037から1043はコンピュータ30により
行われる入金及び出荷処理を示している。Eがステップ
1035で表示された振込用銀行口座に請求金額を入金
すると、銀行はSに入金額と仮想口座番号とを関連付け
た入金情報を送信する。この情報はコンピュータ30に
入力される(ステップ1037)。
【0069】コンピュータ30は入金情報の入力があっ
た場合、契約マスタを参照し、入金情報に含まれる仮想
口座番号に関連付けられた出荷指図を特定し(ステップ
1039)、特定した出荷指図を綿糸倉庫40に送信す
る。これにより、綿糸倉庫40では出荷指図に含まれる
情報に基づいて、商品の出荷が行われる。また、倉庫へ
の送信の完了した出荷指図は、契約マスタにその旨を示
す情報が入力される。
【0070】なお、契約マスタに記憶された出荷指図の
うち、出荷指図作成後所定期間(例えば2日間)以内に
入金がないもの、或いは入金があっても請求金額と相違
するものについては、その旨が購入者に通知され、契約
マスタ上では無効な出荷指図として扱われる。なお、本
実施形態では会員は予め会員マスタに名称、所在地、出
荷宛て先等の会員識別情報が登録されているのに対し
て、非会員は会員識別情報が会員マスタに登録されてい
ない。しかし、与信を設定しない者に対しても準会員の
ような制度を設け、与信は設定しないものの会員識別情
報を会員マスタに登録してユーザID、パスワード等の
会員識別符号を発行するようにすることも可能である。
この場合、購入者が最初のアクセス時にユーザID、パ
スワードを入力すれば、その後出荷注文時に会員識別情
報を入力することなく出荷指図を作成することが可能と
なる。
【0071】
【発明の効果】本発明によれば、複雑な綿糸の流通経路
が簡素化され、コンピュータを用いて人手を介さずに取
引を行うことが可能となるため、取引に伴う事務処理に
要する労力を大幅に低減することが可能となる共通の効
果を奏する。また、会員に対する先物取引では、全会員
に一律に所定期間先までの販売価格が開示されるため、
投機的な売買が成立しなくなり綿糸価格の激しい変動が
生じることが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の綿糸取引方法を実施するためのシステ
ム概略構成例を示す図である。
【図2】会員の綿糸予約購入契約受け付けの手順を説明
するフローチャートである。
【図3】図2の手順に使用されるアクセス画面の一例を
示す図である。
【図4】図2の手順に使用される販売情報画面の一例を
示す図である。
【図5】会員の綿糸予約購入契約に基づく出荷指示の受
け付け手順を説明するフローチャートである。
【図6】図5の手順に使用される出荷指示入力画面の一
例を示す図である。
【図7】会員の綿糸スポット購入契約の受け付けの手順
を説明するフローチャートである。
【図8】図7の手順に使用される販売情報画面の一例を
示す図である。
【図9】会員の入金処理の手順を説明するフローチャー
トである。
【図10】非会員の綿糸スポット購入と入金、出荷の一
連の処理の手順を説明するフローチャートである。
【図11】図10の手順に使用される販売情報画面の一
例を示す図である。
【符号の説明】
1…ネットワーク 3、4…通信回線 21〜29…購入者端末 30…販売者コンピュータ 31…サーバ 33…メインコンピュータ 40…綿糸倉庫 41…倉庫端末 A〜E…購入者 S…販売者
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年2月2日(2001.2.2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】日本における綿糸市場は長い歴史を有し
ており、流通経路も極めて複雑になっている。たとえ
ば、綿糸の生産者としては国内メーカ以外に多数の海外
メーカが存在し、メーカの所在地も多様である。また、
綿糸の需要業者としては、中小の織物機屋、ニッタ、タ
オルメーカ等が大部分を占めているが、これらの需要業
者は極めて数が多く、しかも日本全国に分散している。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を用いて本発明の
実施形態について説明する。図1は、本発明の綿糸取引
方法を実施するためのシステム構成概略を示す図であ
る。図1において、1はインターネット、LAN、等の
ネットワーク回線を示す。本実施形態では、購入者Aか
らE(本実施形態では、購入者として5社のみを示して
いるが、購入者の数には制限はない)は、それぞれネッ
トワーク回線1に接続してデータの発信、受信を行うこ
とが可能な端末(例えばパーソナルコンピュータ、ネッ
トワークに接続が可能な携帯電話等)21、23、2
5、27、29を備えている。また、本実施形態では、
例えば購入者AからCは予め販売者に対して会員として
の登録を行っている登録会員、D、Eは会員登録をして
いない一般購入者(非会員)である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】図3は、アクセス画面の一例を示す図であ
る。アクセス画面には、取引内容の選択を促すメッセー
ジ部分310と、選択した取引内容番号を入力する入力
部分300とが設けられており、購入者は、自己の端末
21の表示装置で図3のアクセス画面を表示して(ステ
ップ209)、端末に備えられた入力装置から入力部分
に所望する取引内容を入力する。 なお、図3の画面にお
いて、「1:契約する」は綿糸の先物の予約購入契約を
結ぶことを意味し、「2:契約品の中から出荷を指示す
る」は予約購入契約をした綿糸の引取を、「3:スポッ
ト購入する」は、予約購入契約していない綿糸の現物取
引による購入を意味する。図2の場合には、予約購入契
約を行うため、図3のアクセス画面では入力部300に
は数字「1」が入力され、Sのコンピュータ30に送信
される(ステップ211)。なお、図3では購入者が数
字を入力して取引内容を選択するようにしているが、G
UI(グラフィカルユーザインターフェイス)を用い
て、各取引内容の選択ボタンを画面上に設定し、購入者
がポインタ装置を用いて選択ボタンを押すことにより取
引内容を選択するようにしてもよい。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】購入者による予約購入契約選択要求を受信
すると(ステップ213)、コンピュータ30は記憶装
置内に格納した商品マスタ、在庫マスタを参照して(ス
テップ215)、図4に示す販売情報画面を作成し、購
入者端末21に送信する(ステップ217)。商品マ
スタは、各商品(綿糸)の種類、原産国、仕様(色、番
手等)等のデータを含んだデータベースであり、これら
のデータの他に、各商品の一定期間将来までの出荷時
出荷月)毎の売値(単価)を含んでいる。出荷時期毎
の売値は、一定期間毎に市場の状況に応じて改訂され人
手により商品マスタに入力される。また、同様に在庫マ
スタは各商品毎の現在の在庫量のデータを含んでおり、
商品の入荷状況に応じて人手により更新される他、購入
契約が成立する毎に自動的に更新される。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】また、ステップ525、531で綿糸種類
と出荷時期、数量を予約購入契約と照合する代わりに、
図6の入力部には、予約契約にない綿糸種類、出荷時期
及び数量の組合わせを入力できないように設定すること
も可能である。ステップ525、ステップ531で綿糸
種類と出荷時期とが予約購入契約に合致し、かつ出荷数
量が予約購入契約数量以下である場合には、次に綿糸保
管場所(綿糸倉庫)に出荷を指示するための出荷指図が
作成される。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0062
【補正方法】変更
【補正内容】
【0062】図10は、上述した非会員に対するスポッ
ト購入受け付け及び入金、出荷処理の実際の手順を説明
するフローチャートである。綿糸を購入しようとする非
会員(例えば購入者E)は、まず自己の端末(例えば端
末29)からネットワーク1を介して販売者Sのコンピ
ュータ30に接続し、販売情報要求を送信する(ステッ
プ1001、1003)。コンピュータ30は、この要
求を受信すると、記憶装置に記憶した商品マスタと在庫
マスタとを参照して販売情報画面を作成し、Eの端末2
9にネットワーク1を通じて送信する(ステップ100
5からステップ1009)。
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め登録した複数の綿糸購入者とネット
    ワークを介して接続されるコンピュータを用いて綿糸の
    販売を行う綿糸取引方法であって、 前記コンピュータは、 前記ネットワークを介して前記購入者の閲覧要求を受信
    すると、記憶装置に予め記憶した、綿糸の種類、出荷時
    期に応じた価格、在庫量を含む販売情報を前記ネットワ
    ークを介して前記購入者に送信し、 前記購入者から前記ネットワークを介して送信される、
    購入者の識別情報、購入する綿糸の種類及び数量、出荷
    時期の情報を含む予約購入契約情報を受信すると、 前記予約購入情報に含まれる出荷時期が、予め設定した
    所定時期以前か否かを判断し、 前記所定時期以前である場合には、 前記予約購入契約情報に基づいて契約金額を算出すると
    ともに、算出した契約金額が予め記憶した与信限度残額
    以内か否か、及び予約購入契約情報に含まれる購入数量
    が在庫量以内か否かをそれぞれ判定し、 前記契約金額が前記与信限度残額以内であり、かつ購入
    数量が現在の在庫量以内であると判定した場合には、前
    記ネットワークを介して前記購入者に予約購入契約成立
    を報知する信号を送信し、前記予約購入契約情報を前記
    購入者の識別情報に関連づけた購入契約情報として記憶
    装置に記憶するとともに、前記与信限度残額から前記契
    約金額を差し引いた値を前記購入者の新たな与信限度残
    額として記憶装置に記憶し、 更に前記購入契約情報に含まれる種類の綿糸の在庫量を
    購入契約情報に含まれる購入量だけ差し引いた値を前記
    種類の綿糸の新たな在庫量として記憶装置に記憶する、
    綿糸取引方法。
  2. 【請求項2】 前記コンピュータは更に、前記予約購入
    情報に含まれる出荷時期が前記所定時期以後である場合
    には、前記予約購入契約情報を前記購入者の識別情報に
    関連づけた購入契約情報として記憶装置に記憶するとと
    もに、前記ネットワークを介して前記購入者に予約購入
    契約成立を報知する信号を送信する、請求項1に記載の
    綿糸取引方法。
  3. 【請求項3】 前記コンピュータは更に、 前記購入者から前記ネットワークを介して送信される、
    前記予約購入契約に基づく出荷指示を受信すると、前記
    出荷指示に含まれる購入者識別情報、出荷する綿糸の種
    類、数量、出荷時期情報と、前記記憶した予約購入契約
    情報とを比較し、 前記出荷指示と前記記憶した予約購入契約情報とに含ま
    れる綿糸の種類と出荷時期とがそれぞれ一致し、かつ出
    荷指示に含まれる当該種類の綿糸の出荷数量が予約購入
    契約情報に含まれる数量以下の場合には、 前記購入者毎に予め定められた出荷先情報と、前記出荷
    指示に含まれる出荷すべき綿糸の種類、数量、出荷時期
    の情報とを含む出荷指図を綿糸倉庫に送信する、請求項
    1または請求項2に記載の綿糸取引方法。
  4. 【請求項4】 前記コンピュータは更に、 前記購入者から前記ネットワークを介して送信される、
    前記予約購入契約外の出荷指示を受信した場合には、前
    記出荷指示に含まれる購入者識別情報、出荷する綿糸の
    種類、数量と、前記販売情報とに基づいて、出荷金額を
    算出するとともに、算出した出荷金額が予め記憶した与
    信限度残額以内か否か、及び出荷数量が該当する種類の
    綿糸の在庫量以下か否かをそれぞれ判定し、 前記契約金額が前記与信限度残額以内であり、かつ出荷
    数量が現在の在庫量以内であると判定した場合には、 前記購入者毎に予め定められた出荷先情報と、前記出荷
    指示に含まれる、出荷すべき綿糸の種類、数量、出荷時
    期の情報とを含む出荷指図を綿糸倉庫に発信し出荷指図
    に基づいて綿糸を出荷させ、前記与信限度残額から前記
    出荷金額を差し引いた値を前記購入者の新たな与信限度
    残額として記憶装置に記憶し、更に前記購入契約情報に
    含まれる種類の綿糸の在庫量を購入契約情報に含まれる
    購入量だけ差し引いた値を前記種類の綿糸の新たな在庫
    量として記憶装置に記憶する、 請求項1または請求項2に記載の綿糸取引方法。
  5. 【請求項5】 前記コンピュータは更に、前記綿糸倉庫
    から出荷完了後に送信される、実際の出荷時期、出荷し
    た綿糸の種類、数量を含む出荷情報を受信すると、該出
    荷情報に基づいて購入者の支払うべき金額を含む請求書
    データを作成し、該請求書データに基づいて購入者から
    支払いがなされたことを示す入金情報が入力されると、
    前記与信限度残額を支払い金額だけ増加させた値を新た
    な与信限度残額として記憶装置に記憶する、請求項3ま
    たは請求項4に記載の綿糸取引方法。
  6. 【請求項6】 複数の綿糸購入者がアクセス可能なネッ
    トワークに接続されるコンピュータを用いて綿糸の販売
    を行う綿糸取引方法であって、 前記コンピュータは、 前記ネットワークを介して前記購入者の閲覧要求を受信
    すると、記憶装置に予め記憶した、綿糸の種類、価格、
    在庫量を含む販売情報を前記ネットワークを介して前記
    購入者に送信し、 前記購入者から前記ネットワークを介して送信される、
    購入者の識別情報、購入する綿糸の種類及び数量の情報
    を含む出荷注文を受信すると、 前記出荷注文に含まれる出荷数量が当該種類の綿糸の現
    在の在庫量以下である場合には、前記出荷注文に含まれ
    る綿糸の種類、数量と、前記販売情報とに基づいて出荷
    金額を算出するとともに、前記購入者の識別情報に含ま
    れる出荷先情報と、前記出荷注文とに基づいて出荷指図
    を作成し、 更に、前記出荷指図毎に異なる振込先銀行口座番号を前
    記出荷指図に付与し、該振込先銀行口座番号と関連付け
    て前記出荷指図を記憶装置に記憶するとともに、前記ネ
    ットワークを介して、前記付与した振込先銀行口座番号
    を前記購入者に送信し、 前記出荷注文受信後所定の期間内に、前記振込先銀行口
    座に前記出荷金額の入金があったことを示す入金データ
    が入力された場合には、前記振込先銀行口座番号に関連
    付けられた前記出荷指図を綿糸倉庫に送信し前記出荷指
    図に基づいて綿糸を出荷させる、綿糸取引方法。
JP2000131555A 2000-04-26 2000-04-26 ネットワークを利用した綿糸取引方法 Pending JP2001306911A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000131555A JP2001306911A (ja) 2000-04-26 2000-04-26 ネットワークを利用した綿糸取引方法
PCT/JP2001/003536 WO2001082159A1 (fr) 2000-04-26 2001-04-24 Procede de commerce de fil de coton faisant appel a un reseau
AU48854/01A AU4885401A (en) 2000-04-26 2001-04-24 Cotton yarn trading method utilizing network

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000131555A JP2001306911A (ja) 2000-04-26 2000-04-26 ネットワークを利用した綿糸取引方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001306911A true JP2001306911A (ja) 2001-11-02

Family

ID=18640431

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000131555A Pending JP2001306911A (ja) 2000-04-26 2000-04-26 ネットワークを利用した綿糸取引方法

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP2001306911A (ja)
AU (1) AU4885401A (ja)
WO (1) WO2001082159A1 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005284524A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Nec Infrontia Corp ネットワーク購入商品の代金決済システム、ネット店舗端末、コンビニ端末、および代金決済方法
JP2012203874A (ja) * 2011-03-28 2012-10-22 Nec Personal Computers Ltd 電子商取引システム
JP2013114641A (ja) * 2011-12-01 2013-06-10 Nihon Denshi Shori Co Ltd 電子契約システム及びその電子契約システムを利用した電子契約方法
JPWO2011148873A1 (ja) * 2010-05-25 2013-07-25 日本電気株式会社 電子財布による、ネットワーク上での決済手段管理方法、決済手段管理装置及び決済手段管理プログラム
JP2014078213A (ja) * 2012-09-20 2014-05-01 Japan Net Bank Ltd 支払処理システムおよびその方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003296609A (ja) * 2002-04-03 2003-10-17 Kitada Suisan Kk 電子商取引の支援方法及び支援システム並びに支援装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08305755A (ja) * 1995-04-28 1996-11-22 Nippon Riyokou:Kk ファクシミリ予約システム
JPH1017893A (ja) * 1996-07-01 1998-01-20 Kao Corp 洗浄剤組成物
JPH10207962A (ja) * 1996-11-19 1998-08-07 Toppan Printing Co Ltd ネットワークを用いた商品販売システム及び電子決済システム
JPH11175609A (ja) * 1997-12-12 1999-07-02 Next One Kk 農産物の生産流通管理システム
JP3029421B2 (ja) * 1998-02-13 2000-04-04 株式会社住友銀行 振込処理システム

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10171893A (ja) * 1996-12-10 1998-06-26 Hitachi Ltd 生鮮品の取引方法
JPH10187823A (ja) * 1996-12-26 1998-07-21 Kaadeinaru Kk 受注管理システム、売掛管理システム及び受注・売掛管理システム
JPH10261026A (ja) * 1997-01-14 1998-09-29 Fujitsu Ltd 電子商取引システムおよび記録媒体
CN1284187A (zh) * 1997-12-08 2001-02-14 新日本制铁株式会社 商品交易装置、商品交易系统、商品交易方法和存储媒体

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08305755A (ja) * 1995-04-28 1996-11-22 Nippon Riyokou:Kk ファクシミリ予約システム
JPH1017893A (ja) * 1996-07-01 1998-01-20 Kao Corp 洗浄剤組成物
JPH10207962A (ja) * 1996-11-19 1998-08-07 Toppan Printing Co Ltd ネットワークを用いた商品販売システム及び電子決済システム
JPH11175609A (ja) * 1997-12-12 1999-07-02 Next One Kk 農産物の生産流通管理システム
JP3029421B2 (ja) * 1998-02-13 2000-04-04 株式会社住友銀行 振込処理システム

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005284524A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Nec Infrontia Corp ネットワーク購入商品の代金決済システム、ネット店舗端末、コンビニ端末、および代金決済方法
JP4593145B2 (ja) * 2004-03-29 2010-12-08 Necインフロンティア株式会社 ネットワーク購入商品の代金決済システムおよび代金決済方法
JPWO2011148873A1 (ja) * 2010-05-25 2013-07-25 日本電気株式会社 電子財布による、ネットワーク上での決済手段管理方法、決済手段管理装置及び決済手段管理プログラム
JP2012203874A (ja) * 2011-03-28 2012-10-22 Nec Personal Computers Ltd 電子商取引システム
JP2013114641A (ja) * 2011-12-01 2013-06-10 Nihon Denshi Shori Co Ltd 電子契約システム及びその電子契約システムを利用した電子契約方法
JP2014078213A (ja) * 2012-09-20 2014-05-01 Japan Net Bank Ltd 支払処理システムおよびその方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2001082159A1 (fr) 2001-11-01
AU4885401A (en) 2001-11-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6996535B1 (en) Electronic commerce support method and apparatus
US6381582B1 (en) Method and system for processing payments for remotely purchased goods
US7236947B2 (en) Providing highly automated procurement services
US20030074273A1 (en) Apparatus and method for facilitating trade
US20020169710A1 (en) System and method for negotiating and providing quotes for freight and insurance in real time
RU2642378C2 (ru) Автоматизированная система осуществления закупок и продаж с использованием интерактивной облачной системы
WO2014020711A1 (ja) 取引管理システムおよび取引管理プログラム
JP3978991B2 (ja) 受発注システム、及び記憶媒体
US20100287062A1 (en) Method and Apparatus for Facilitating Buyer Driven Transaction
KR20170017446A (ko) 분할구매 기능이 적용된 역경매 방식의 자재구매 시스템
JP2003030438A (ja) 電子商取引システムにおける融資申請処理方法
JP2002074219A (ja) エスクロー決済システム、エスクロー決済方法およびプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
KR20120052792A (ko) 판매물품 공유를 기반으로 하는 온라인 쇼핑몰 판매통합관리 서비스 시스템과 방법
US20030115114A1 (en) Method and system for transaction of goods
KR20230150909A (ko) 이알피 연계형 전자 구매 시스템 및 그 방법
JP2001306911A (ja) ネットワークを利用した綿糸取引方法
JP2002230340A (ja) 販売業者管理システムおよび販売業者管理方法
WO2001035286A1 (en) Auctioning system, auctioning apparatus, auctioning method, and information processing system and method
KR20000064147A (ko) 인터넷을 이용한 근거리지역 내에서의 물품판매 방법
KR102254743B1 (ko) 네트워크를 통한 물품 배송 관리 방법 및 이에 사용되는 관리 서버
KR20230086168A (ko) 수산물 유통 플랫폼의 거래명세서 생성시스템 및 생성방법
JP5097310B2 (ja) 商品購入代金の決済システム及びその方法
JP7152907B2 (ja) 顧客間レンタル支援システム及び方法
JP2001312606A (ja) 電子取引システムおよび電子取引方法
KR100699329B1 (ko) 물품 구매 중계 시스템 및 그 방법