JP2000501637A - 密封手段を有する医療用弁 - Google Patents

密封手段を有する医療用弁

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Abstract

(57)【要約】 医療用弁は、近位端部及び遠位端部を具備する内部空洞を画定する壁構造を含む。近位端部は、送出端部を介して流体を移動する医療用具の送出端部の先端を受け入れることができるほど十分大きい開口部を有する。この弁は、空洞内に含まれた先端と先端より遠位に存在する少なくとも1個の穴を有するスパイクを具備する。このスパイクは、流体が前記スパイクを通って流れることが可能な穴と連通した通路を有する。弁はスパイクを取り巻く空洞内に弾性の密封手段を具備する。密封手段は医療用具の先端を前記開口部に挿入したとき、加圧状態に動くように調節される。密封手段は医療用具の先端を前記開口部から除去したとき、減圧状態に戻ることができるほど十分な弾力性を有する。更に、密封手段はスパイクと接触して前記穴より近位にタイヤを少なくとも2個具備し、密封手段が減圧状態のとき、前記弁を通って流体が流動するのを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】 密封手段を有する医療用弁 発明の背景 発明の分野: 本発明は、なんら中継の針、キャップ又はアダプターの必要なしに、システム と直接連結する標準的医療用具を用いて、薬物投与後自動的に再密封する密閉式 の患者への利用システムに関する。高圧で、そして繰返し使用した後でさえ流体 気密状態を維持しながら、医療用具によって加圧されることにより、弁を開放す るため穴を開けられ、そして減圧されることにより再密封する密封手段を含み、 デッドスペースを除去する二方弁を使用する。背景の検討: 病院及び医療環境での非経口投与についての流体の操作には、一般的手順で、 2点間の流体の移動を促進するために、コネクター及びアダプターの使用が含ま れている。ほとんどの流体コネクター及びアダプターは、無菌チュービングを被 覆する隔壁を突抜くか、又は流体の医薬品容器の隔壁を突き抜ける針を使用する 。その後、流体はその容器から通過するか、又は流体が、シリンジ又は2組目の チュービング内にチュービングにより満たされる。これらのコネクター及びアダ プターは、しばしば機械的又は可動部品を有する。コネクター及びアダプターを 通る流体の十分な通路が、患者の生存に重要であるので、コネクター及びアダプ ターが信頼でき、そして繰返して機能することが必須である。使用中機能しない アダプター及びコネクターは、生命を脅かしうる。バネ及びダイアフラムのよう な機械的又は可動部品が多ければ多いほど、それらは不適切に機能する可能性が より高くなる。不適切に機能すると、患者に空気の塞栓を来たす結果になりうる 。したがって、機械的部品が少なければ少ないほど、これらのコネクターはより 一層信頼性が増し、そして医療従事者に一層よく受け入れられる。 多くのコネクター及び弁、特に数種の機械的構成要素を使用するものは、その 中に、比較的高容積の流体空隙を有する。装置内のこの「デッドスペース」は、 厳密な流体容量を狂いなく注入することを妨げ、そして装置の連結が断たれたこ とによる汚染の機会を発生させる。コネクター及びアダプターは、しばしば流体 の移動のコースに沿って流体を流動させるか又は中断させる弁を含む。一般に使 用中にはそれらの内数種は、無菌の密封手段に穴を開ける金属針を使用する。こ のようなコネクターは、一般に一方向に流体の流れを調節するために設計される 。これは、しばしば流体の流れが相補的な方向に整列されたコネクター及びチュ ーブを有しなければならないことを意味する。これらのコネクターは、例えば、 その弁が流体の流れを促進しない方向に不注意に組立てられた場合に、しばしば 更なる操作を必要とする。これらの操作は、取扱い手順を増やし、その結果、混 入の危険が増し流体の繋がりを確立するのに必要とされる時間が余分に掛かる。 コネクター装置の部品として使用される金属針は、しばしば針の頂部に穿設し た通し穴を有する。流れラインを具備する弁の連結は、密封隔壁を通してその針 が突き抜くことを伴う。針頂部に施された通し穴は、隔壁の中心を貫き、そして 流れラインに遊離粒子を放出してしまう。このような事柄は、患者に致命傷を与 えることがある。このような通し穴は、隔壁からの材料により容易に詰まりやす い可能性もある。更に、先の尖った針の使用は、隔壁の劣化を起こしうる。 種々の構成要素は、しばしば患者に連結された流体ラインに接続されたり、又 はそれから取り外されなければならないので、医療用途には、再使用可能なコネ クター及びアダプターが好ましい。しかし、再使用可能なコネクターは、無菌状 態を保つのが困難である。キャップが、コネクターを滅菌状態に保つためにその コネクターに使用されることもある。これらのキャップは、頻繁に失われるか、 又は必要とされるときに十分に利用できないので、ほとんど使用されない。 使用が容易であり、そしてキャップを嵌められたり、針又はアダプターを通し て医療用具と相互に連結される必要のない、患者と連結した弁装置のみを使用し 、拭取り可能であり、複数回の操作の後にその機能を維持する十分な耐久性があ り、高圧で流体気密に密封を維持する密閉式の患者への利用システムは、医療従 事者に大いに利益のあるものである。 発明の概要 本発明の弁は、いくつかの特性を示し、そのどの1つも、もっぱら所望の特性 によるものである。下記の請求項によって表現された本発明の範囲を制限をする ことなしに、その更に目立った特性を、ここで簡潔に検討する。この検討を考慮 した後、そして特に「好ましい実施の形態」の欄を読んだ後は、どのように本発 明の特性がその利点を提供するかが理解されるであろう。その利点は、安全性、 信頼できそして繰返し可能な操作、製造及び使用の簡便さを含み、且つ故障なし に長い耐用期間を提供することである。 本発明に使用される密封手段の好ましい実施の形態は、互いに固定されそして 連結して一体構造を形成する連なったOリング要素を具備する。Oリング要素は 増大する直径を持ち、その最も小さな直径の要素がその空洞の近位端部に隣接し ている。その密封手段が減圧状態即ち圧縮が開放された状態にある場合、その密 封手段の端部に最も近いOリング要素は、通し穴の端部のスパイクの壁面と接し 、その結果、流体がハウジングの近位端部開口部を通ってそのスパイクの内側か ら漏れるのを防ぐ。少なくとも次の中間のOリング要素が、通し穴に近位するス パイクと接触していることが望み得る。このような設計は、密封手段が減圧状態 にあるときに、流体に対してスリットを開放させるのに十分な圧力がかかるのを 防ぐ。好ましい実施の形態では、流体は、密封キャップのスリットを開放するこ となしに、スパイク内、及びスパイクと通し穴の端部の密封手段の間に存在して もよい。第一及び第二のOリング要素をスパイクに上向きにそして上に持上げな がら、流体がわずかに上向きに密封手段を押出すと、端部の第一及び第二のOリ ング要素は、流体が密封キャップを通して、そして弁の中から外に流れないこと を確保するように直ちに上に移動し、そしてスパイクと接触するように密封手段 は設計される。スパイクの周囲のこの接触を維持することは、弁が漏れるのを許 しながら、スリット上の流体圧がスリットを開けるのを回避する。 本発明の他の特徴で、ハウジングは、溝又はチャネルのような、密封手段の加 圧時に密封手段の外側とハウジングの間に含まれる流体を逃がす流体排出空間が 備わっている。1つの実施の形態では、ハウジングの端部には、ハウジングの近 位端部からハウジング内に含まれる窪みまで伸長する少なくとも1つの溝が備わ っている。密封手段を加圧中、密封手段の外側とハウジングの間の流体は、溝を 通って端部方向に、そしてハウジングの近位端部を通って弁の中から外に移動す る。別の実施の形態では、ハウジングの側壁を通って流体排出空間にチャネルが 設けられる。密封手段が加圧されているとき、密封手段の外側とハウジングの間 の流体は、チャネルを通って弁の外側に移動する。以下に更に詳しく検討すると おり、密封手段の加圧中に、密封手段の外側とハウジングの側壁の間の流体に弁 から逃げさせる溝又はチャネルを具備することは、いくつかの利点を提供する。 図面の簡単な説明 本発明の好ましい実施の形態は、その特性の全てを例示して、ここに詳細に検 討される。これらの実施の形態は、添付の図面に示されるとおり、本発明の新規 で非自明な方法及び弁、並びに医療用具インジケーター及びそれらの使用方法を 表す。その図面は例示の目的のみのものである。この図面は、同様のパーツを示 す同様の数字を用い、以下の図を含む。 図1は、本発明に関して有用な弁の第1の実施の形態の斜視図である。 図2は、本発明のスパイク、密封手段及び本体又はハウジング構成要素を示す 図1に示される弁の組立分解斜視図である。 図3は、図1の組立て後の弁の縦断面図である。 図4は、密封手段を加圧する前の図1の組立て後の弁の略縦断面図である。 図5は、密封手段を加圧する間の弁を示す図4と同様の略縦断面図である。 図6は、本発明に関して有用な弁の第2の実施の形態の斜視図である。 図7は、図8の弁の縦断面図である。 図8は、弁の密封手段を加圧する医療用具のANSI配送端部の略図である。 図9は、密封手段の一つの実施の形態の部分面側断面図である。 図10は、図9の密封手段を用いた図1の組立て後の弁の縦断面図である。 図11は、密封手段の他の実施の形態を用いた図1の組立て後の弁の縦断面図 である。 図12は、密封手段の更に他の実施の形態を用いた図1の組立て後の弁の縦断 面図である。 図13は、密封手段のさらなる実施の形態の縦断面図である。 図14は、図2に示されるスパイク装置と連結して使用された図13に示され る密封手段の縦断面図である。 図15は、本発明の密封手段の更に他の実施の形態の部分的縦断面図である。 図16は、図15の密封手段を利用して示される弁の、組立て後の縦断面図で ある。 図17は、密封手段の更に他の実施の形態を利用して示される弁の、組立て後 の縦断面図である。 図18は、密封手段の更にもう1つの実施の形態を利用する弁の、組立て後の 縦断面図である。 図19は、図20及び21に示される本体又はハウジングに連結した図14に 示される密封手段の、組立て後の側面図である。 図20は、図19の20−20線に沿った断面図である。 図21は、図13及び14に示される密封手段を含む窪みの壁面構造を示すた めに取除かれた断面を有する図19に示されるハウジングの斜視図である。 図22は、図14の22−22線に沿った拡大断面図である。 図23は、密封手段の他の好ましい実施の形態の縦断面図である。 図24は、図23の密封手段及びスパイクの他の好ましい実施の形態を利用し て示される弁の、組立て後の部分断面図である。 図25は、ハウジング内に溝を示す図24の密封手段の部分断面図である。 図26aは、ハウジング内に溝を示す図25の弁の平面図である。 図26bは、弁の側壁を通して仮想線で示されるチャネルを有する弁の他の好 ましい実施の形態の平面図である。 図27は、チャネルを示す図26bの弁の部分断面図である。 図28は、ハウジング内の溝を含めた密封手段を含む窪みの壁面構造を示すた めに取除かれた断面を有するハウジングの斜視図である。 図29は、仮想線で示されるハウジング壁を通してチャネルを具備するハウジ ングの好ましい実施の形態の立体図である。 好ましい実施の形態 この明細書で用いる語句「近位」は、図2から5、10から12、14、16 、24、25及び27中のスパイク先端32に又はその近傍の、そして図6中の スパイク先端60に又はその近傍の、そして図8、9、13から19、23、2 4、25及び27中の密封キャップに又はその近傍の弁と他の構成要素の端部を 示すために使用される。語句「遠位」は、弁、又はスパイク先端、又は密封手段 の反対の端部を示すために使用される。語句「医療用具」は、流体、特に液体の 流れをそれを通して促進できる、当業者に知られている任意の医療上の道具を示 すために使用される。考えられる医療用具の例としては、それに限定されないが 、チュービング、導管、シリンジ、IVセット(末梢及び中枢ライン)、ピギーバッ ク・ライン、医療用弁、及び他の構成要素が挙げられる。医療用具は、標準サイ ズで市販で入手可能である。したがって、弁のいずれかの又は両方の端部は、そ のような標準サイズの医療用具を調節する嵌合を具備できる。 本発明による弁は、いかなる中間の針、キャップ又はアダプターの必要のない システムに直接繋がる医療用具を用いて、医薬品を投与した後自動的に再密封す る閉鎖式の患者への利用システムである。二方弁は、露出された金属針よりむし ろ内包され保護されたスパイクによって繰返し突かれうる再使用可能な密封手段 を利用して使用される。弁は、無菌性を維持しながら、流体、特に液体が移動す るのを促進する。弁は、使用するのが容易であり、そして適正に封止する能力が ある。使用後、弁は、無菌性を維持するのに適切な物質と一緒に従来の方法で拭 取られる。その弁の設計は、不意の針が突き刺さるのを回避する。以下に詳細に 検討されるとおり、弁は、液体を密封容器から流すことができる医療用コネクタ ー又はアダプターとして有用である。 本発明の第一の特徴は、弁が、近位端部と遠位端部を有する内側の空洞の境界 を示す壁面構造を含む本体を有することである。空洞は、その中に密封手段が押 出される開放空間を有し、好ましくは加圧による密封手段の膨張を調節するため に密封手段に隣接する壁面構造に複数の放射状の刻み目を有する。近位端部は、 送出端部を受けるのに十分大きく、そして送出端部を通して流体を移送する医療 用具の開口部を有する。ほとんどの適用で、用具の送出端部は、先細りであるの で、壁面構造及び先細りの送出端部は、送出端部を開口部に挿入することによっ て、互いに滑合し密着する。空洞の近位端部は、医療用具のANSI(米国ワシ ントンDCの全米規格協会)の標準端部と滑合し密着するのに適合しているのが 好ましい。特に、用具は、シリンジ、コネクター又はIVセットの入口/出口で あるか、又は医療上の用途で使用される広範な導管の内のいずれか1つである。 第二の特徴は、スパイクが、先端に、又は近くに少なくとも1つの穴を持つ先 端、及びこの穴を通して流体を流させる穴と連結した通路を有することである。 穴は、その先端に隣接するスパイクの側にあり、そして18ゲージ又はそれ以上 のサイズを示して拡大されるのが好ましい。1つ以上の穴が、多くの用途で望ま れ、そして近位端部の内向きに3つの対照的に配置された穴が好まれる。スパイ クは、空洞の内側に配置され、そして先端は、密封手段の近位端部に配置された 密封キャップに埋設される。先端は、スパイクによる繰返しの侵入から密封手段 の破壊を避けるように鈍くそして丸められている。スパイクは、密封手段とスパ イクの間の空間に空気を入れる少なくとも1つのリブを有し、その結果用具が取 除かれた場合に、開口部の密封性を増進する。スパイクは、実質的に円錐形を示 してよく、そして密封手段は、スパイクの形状に順応して、その範囲内で、相補 的で実質的に円錐形の空洞を有する。 第三の特徴は、弾性密封手段が、医療用具の先端を開口部に挿入することによ り加圧状態に移り、そしてその先端を除去することによって減圧状態に戻すこと に適合していることである。減圧状態での密封手段は、開口部に隣接する空洞の 一部を完全に基本的に満たす部分を有する。加圧状態では、密封部分は、開口部 から離れて医療用具の送出端部によって押出される。密封キャップとして知られ るこの密封部分は、スパイクの近位端部が埋設される予め刻まれたスリットを有 してよい。用具及び密封手段の送出端部は、噛合せに適していて、その結果スパ イクの先端が密封手段を突き通るとき、前記送出端部及び密封手段の間には基本 的にデッドスペースがない。結果として、予め決められた医療品の量全てが弁の デッドスペースに集積されずに、この予め決められた用量の医薬品が、本発明を 用いて、患者に完全に投与される。正確な量の医薬品の送出は、化学療法剤が投 与されるか、又は幼い子供に治療されるようなある種の状況では重要である。 図1及び2に明瞭に示されるとおり、弁10の第一の実施の形態は、弁本体又 はハウジング12、スパイク要素24、及び密封手段36を含む。密封手段36 は、柔軟で、不活性で、流体に非透過で、そしてスパイク26によって十分に突 抜け可能な弾性材料から製造される。代替形状の密封手段36dを示す図13に 示される弁の具体例では、この密封手段36dは、その近位端部に予め刻まれた スリット11を有する。これは、それを通して、スパイク要素24の先端32が 容易に通過できる極小さなオリフィスを提供し、更にスパイク要素を取出すこと によって、流体気密な密封手段を提供する。これらの3つの構成要素は、図3に 表されるとおり、不意の突き刺しを避けるために内包されたスパイク要素24と 一緒に組立てられる。図2は、ハウジング12、密封手段36及びスパイク要素 24が、どのように任意の接着剤又は他の結合剤又は方法を使う必要なしに密着 されるか例示する。流体気密の閉鎖手段を提供する機械的接触は、次に検討され るとおり達成される。図4及び5に示されるとおり、密封手段36は、ハウジン グ12内を移動し、弁10を通って流体を流すスパイク要素24の先端32を露 出するためにスパイク要素24によって突抜かれる。 図1を参照すると、ハウジング12の1つの好ましい実施の形態は、釣鐘型ス カート16及び上部の、好ましくは円錐形の導管20を有する。スカート16は 、上部導管20に不可欠であり、環状リング14によって連結されている。この 内側導管18は、形状では円錐であるのが好ましく、わずかに先細である。内側 導管18及び上部導管20は、整列された中空管を包含し、そのため内側導管1 8及び上部導管20は、スパイク要素24が密封手段36を突抜けるとき、互い に流体連通の状態になっている。導管20の頂部に円形開口部26aを囲む環状 リップ25がある(図2参照)。 弁の第一の実施の形態では、上部導管20は、ANSI標準シリンジ46の先 端又は弾頭(ノーズ)を受けるのに適合した(図4及び5参照)。しかし、上部 導管20の外側直径が、そこに他のコネクター装置の付属物を調節する任意のサ イズのものである。都合よく、上部導管20の近位端部は、種々の医療用具に弁 10の型締めを容易にする型締機構を備えることができる。例えば、図1を参照 すると、ハウジング12の近位リップ25の近くの型締め耳22は、ハウジング 12が、当業者に公知の任意の適合性ルール・ロック装置(Luer-Lock device) に型締できるように具備される。例えば、図19を参照して、従来のルール・ロ ックネジ山(Luer-Lock threads)180は、上部導管20の外側径に具備でき る。 図2を参照して、スパイク要素24は、内側導管18にその遠位端部を有し、 内側導管に不可欠である中空スパイク26をその近位端部に有する。内側導管1 8及びスパイク26は、使用中流体の連続通路を構成する。スパイク要素24の 中間部分に環状カフ28は、不可欠で、内側導管18とスパイク26は連続する 。図3に示されるとおり、カフ28のリム28aは、内側リング14の下側で接 している。カフ28は、2つの機能を発揮する。第一に、それは、環状リング1 4の下側で付属装置として機能する。第二に、それは、密封手段36の支持体及 び付属装置として機能する。 中空スパイク26は、形状に縁を付け、先端32を指した先細りの円錐形を示 す。好ましくは、スパイクの長さに沿って、リッジ30を引張りながら上がるの が好ましい。これらのリッジ30は、好ましくは0.2−2.0mmの間で、ス パイクの表面から突き出ている。リッジ30は、図2に示されるとおり、スパイ クの長さに沿って整合されるのが好ましい。これらのリッジ30は、スパイク2 6が以下に記載されるとおり、密封されるとき、作り出されたあらゆる真空状態 を壊す働きがある。リッジの配列及び指向についての修正は、それらの機能と共 に以下に説明する。スパイクの先端32の遠位に、内側導管18と上部導管20 の間の流体連通をさせるよう少なくとも1つの縦の通し穴34が配置される。好 ましくは、約10mm以内の3つの通し穴34があり、そして好ましくはスパイ ク先端32から約5mm以内である。これらの通し穴34は、任意のサイズのも でよいが、しかし通し穴のサイズが大きければ大きいほど、弁10を通る流体流 量は多くなる。好ましい弁の実施の形態では、通し穴34のサイズは、標準的1 8ゲージの針の三倍の流量を供給する。 密封手段36は、一般的に平面頂部表面40b、外側に先細った側壁38及び 下部リップ42を備えた密封キャップ40を有するのが好ましい。その内側は、 円錐に形成された空洞37を形成するため中空である(図3)。従って、密封手 段36は、空洞37内に滑合するスパイク要素24上を容易に滑る。密封手段リ ップ42は、環状カフ28内で密封され、そしてカフとリング14の下側との間 で締め付けて固定される。使用中に密封手段36に圧力を加えるのを容易にする 空気ポケットを供する密封手段36の長さに沿って縦溝43(図2)がある。溝4 3は、密封手段の圧縮を容易にする様々な形状又はサイズのものであってよい。 第一の弁の実施の形態で、密封キャップ40及びリップ42の間の密封手段36 を完全に取り囲む単一の溝43がある。 密封手段36の基材は、密封手段リップ42が環状カフ28に滑合せるような 幅を有する。密封手段36の中空内側又は空洞37(図3)は、密封キャップ4 0に遠位でスパイク24と接触する壁部分44を有し且つ、スパイク24の形状 に内側で順応するために先細りであるのが好ましい。密封手段36の外側は、ハ ウジング12の上部導管20を内側で密着するために寸法及び形状が決められる 。キャップ40は、頂部表面40が通し穴34の近位にあるとき、弁10を再密 封する。好ましくは、キャップ40は、導管20の頂部で開口部25aを実質的 に塞ぐ。したがって、組立て後、密封キャップ40の頂部表面40bは、リップ 25と基本的に面一であり、それによりリップ25及び密封キャップ40は、弁 10に殺菌剤が漏れることなく、アルコール又は他の殺菌剤で拭取ることができ る。表面40bが露出され、それにより殺菌剤で拭取ることができるのは重要で ある。 図3に明瞭に示されるとおり、内側導管18と隣接して、スパイク24は、環 状カフ28の外側部分との繋がりを通してハウジング12に取り付けられる。必 然的に要求されるものではないが、これらの2つの部材は、それに限定されるも のではないが、シーリング、グルー、圧締付、結合剤など当業者に公知の様々な 方法のいすれか1つによって取り付けられてもよい。密封手段36は、環状カフ 28に密着し、ハウジング12の環状リング14の内側部分に沿って内側リップ 27によって適所に支持される。スパイク24の長さは、組立て後、スパイクの 先端がハウジング12のリップ25によって境界を示された平面の下に位置する ようなものである。好ましくは、スパイク先端32は、ハウジング12のリップ 25の下向きにおよそ0.525インチから0.1インチである。密封手段36 は、スパイク24に滑合して密着し、そしてハウジング12のリップ25と基本 的に面一である。従って、スパイク先端32は、使用まえに、密封キャップ40 内に埋設されるか、又は弁10が閉鎖位置にあるときに密封キャップ40に遠位 におよそ0.025インチであってよい。内側導管18は、ハウジング12の釣 鐘型スカート16によって部分的に保護される(図1ないし3参照)。釣鐘型ス カート16の内側表面は、それに医療用具を装着させる任意の型締め機構として 引張りネジ山44を有するのが好ましい。更に、他の医療装置は、引張りネジ山 44と直接結合することなしに、内側導管18の外側部分のうえに圧着すること ができる。 使用中に、弁は、二方弁として適合するように設計される。弁の方向は、流体 流れに対して独立であり、そして予め存在する結合の好ましい方向に依存する。 したがって、弁は、中心静脈用の弁コネクターとして、又はいずれの方向にも末 梢ピギーバックコネクターとして使用できる。末梢流体は、流体の流れが、突抜 け要素を通ってコンテナーから患者に流れるようにチュービングを通して患者に 送出される。コンテナーは、頻繁に交換され、又は追加の流体ボトルが加えられ る。ここで開示される弁は、患者に流体を送出する経路に沿って医療用具を連結 するように設計される。しかし、弁は、再密封できる流体弁が望まれるいかなる 環境にも有用である。使用の間、適切なサイズのコネクターは、内側導管18の うえに密着される。型締めは、上述のとおり、当業者に知られた圧着又はいすれ かの他の型締め機構であるルール・ロック機構によって達成できる。したがって 、その1つの例で、流体は、内側導管18からスパイク24に通過する。しかし 、流体流れは、密封手段36により適所に型締めされる。 図4及び5は、弁の作動化を例示する。図4で、弁10の近位端部に結合する 医療用具は、シリンジ46である。しかし、この結合用具は、当業者に知られる 多くの医療用具でありうる。シリンジ46のノーズ48は、ハウジング12のリ ップ25の内側の密封キャップ40に設置される。図4に例示されるとおり、矢 印の方向にシリンジ46に掛けられた圧力を加えると、密封キャップ40に圧力 が生じる。得られた下向きの圧力は、密封手段36を圧縮する。これは、密封キ ャップ40を通してスパイク26の先端32を押して、通し穴34を露出する。 圧縮は、溝38によって増進される。ここで、流体は、流体が患者から取出され るか、又は患者に医薬品を注入するかによって、シリンジ46に流すこと、又は その逆ができる。図5は、シリンジ46のノーズ48を開口部25aに挿入する ことによって、開放される弁10を示す。シリンジ46のシリンジ・プランジャ ー49は、引込められて、その結果、弁10を通して流体をシリンジに引張る真 空を作り出す。静脈に用いる場合には、弁10は、図4及び5に現わされた位置 に向けることができるか、又は流体が反対方向に流れるように、180°回転さ せることができる。 図4に示されるとおり、スパイク26からシリンジを取除いて、密封手段36 は、自由になって元の形状に戻り、そして通し穴34を覆う。元の形状に戻る密 封手段36の能力は、密封手段36を製造するのに使用される材料の弾性によっ て決定される。更に、元の形状に戻る密封手段36の能力は、スパイクの外側表 面に形成された引張りリッジ30によって増進される。圧縮中、スパイク26と 密封手段36の間の領域に真空が形成されてもよく、その結果密封手段36が元 の位置に戻るのを防止する。引張りリッジ30は、空気をスパイク/密封手段接 触面に沿って通過させ、真空の形成を防止し、そして密封手段36を自由にして 元にもどさせる。可逆的に変形させ、そして元の位置に戻す密封手段36の能力 は、(1)それは、すぐに流体が弁10を通して流れるのを止めること、(2) その無菌性を維持するのにへこんだスパイク26を覆うこと、及び(3)スパイ クは、他の物又はヒトを不注意に刺す危険を減少するので、特に有用である。更 に、弁10は、密封手段を除き可動部分を有しないので、密封手段36が押し倒 されても、弁10は機能しないことはない。 都合よく、通し穴34は、スパイク26の比較的下部に位置する。したがって 、通し穴34は、弁10が閉じられたとき、密封手段36が元の配置に戻る工程 で比較的容易に密封される。弁の1つの好ましい実施の形態では、通し穴34は 、スパイク先端32の下0.075インチに位置する(図2参照)。更に、密封 手段36が十分に図4で示された元の配置に戻らない場合でさえ、通し穴34は 密封される。更に、可逆的に元の位置に戻る密封手段の能力は、弁10の再使用 を許容する。連結が外れた後、そして再使用前に、突抜けた密封カップ40の表 面は、ハウジング12に対して基本的に面一である。従って、この面一表面は、 アルコール又は他の表面汚染防止物質で都合よく無菌にできる。スカート18及 び上部導管20は、連結部の無菌性を保護するために周囲環境から両方の連結部 を 保護する。更に、スカート16及び上部導管20の両方は、操作の際に流体が弁 10から滲み出るのを防ぐために収集リザーバーとして作用する。 被覆キャップ(図示せず)は、更に使用の間に密封表面を保護するとき、上部 導管20の上に密着して供給できる。しかし、そのような被覆キャップは、各使 用の後、密封手段36が殺菌剤で拭うわれるので、無菌性を維持するのに必要な い。密封手段36の可逆性は、弁10が、2つの流体ラインの間の流体の繋がり を提供する連結弁として特に魅力的にさせる。したがって、弁は、ここに開示さ れた弁を使用して、第一の流体ラインが第二の流体ラインと繋がって配置させる のに提供する。弁10の可逆性は、複数の流体ラインを、例えば患者の血管と直 接繋がる流体ラインに首尾よく添加させる。弁は容易に無菌にできそして密封で きるので、流体ラインは、血管の接触を解くことなしに加えたり、取除いたりで きる。 弁10は、ABS樹脂のような硬質プラスチックから製造されるのが好ましい が、更に、弁は、当業者に公知の他の医療上不活性な材料から製造することもで きるも意図される。スパイク要素24は、ハウジング12と同様の材料から製造 されるのが好ましい。しかし、ポリカーボネートのようなより強力な材料は、様 々な連結の隔壁及び密封手段を突抜けることができるスパイク要素24として望 まれてもよい。この弁の1つの特定の利点は、金属針の使用に頼らないことであ る。これは、使用及び製造時に、皮膚を刺す危険を劇的に減らす。更に、上部導 管20は、スパイク26との皮膚接触が更に減るようにスパイク26のシールド として役割を果たす。スパイク26は、密封キャップ40を貫通するか、又は必 要であれば連結する隔壁を突抜けるのにのみ十分に強力である必要がある。 図2ないし4に示される弁の実施の形態では、通し穴34は、スパイク先端3 2に遠位に配置される。この配置は、2つの重要な利点を供する。第一に、通し 穴34の配置は、使用後、弁10の再密封を容易にする。第二に、通し穴がスパ イク先端32に配置された場合、穴34は、密封キャップ40を中心から切り取 ることができ、その結果、密封粒子を流体の流れに侵入させ、そしておそらく穴 34を塞栓する。したがって、スパイク先端32から遠位に通し穴の縦の配置す ると、流体路に粒子が侵入するのを防ぎ、及び/又は通し穴34に詰まるのを防 ぐ。 更に、通し穴34の数及び直径が様々な流体粘度に調節して合すことができるこ とが予測される。弁の好ましい実施の形態では、通し穴34を通過する流体の好 ましい粘度は、18ゲージの針を通る流量と同じか、又はそれより大きい。18 ゲージより大きな通し穴は、もちろん、流体の流量をより増加させる。 弁10の重要な長所は、デッドスペースが非常に少なく、したがって、弁10 に入る液量が弁10を出る液量と実質的に等しいことである。更に、弁10を注 射器46などの医療用具と流体連通させるため、システムを流れる流量が実質的 に0であるように、弁の総等価流量は非常に少ない。 図6及び図7に示す、本発明による弁の別の好ましい実施の形態では、使い捨 て滅菌アダプター弁50が、液の容器(表示せず)の再封可能なふたとして機能 するように、設けられている。それ故、流体を流体容器から移動させたり、容器 から液の収納に適当な医療用具に、無菌的に流入させることが可能である。従来 のやり方と同様、容器の開口部は通常はカバー部材(図示せず)で密閉される。 図6は、アダプタースカート52を含む本体を具備するアダプター弁50を示 す図である。アダプタースカート52は、容器の開口部の上にぴったり合うこと が好ましい。スカート52は容器のサイズ範囲に適応する任意のサイズであって よい。縦のスリット54は、スカート52と容器の間に確実にぴったり合うよう に、スカートの長さに沿って少なくとも1個所に設けられることが好ましい。チ ャンバ56は、その外形は管状であることが好ましく、スカート52から上方に 伸び、その構造及びデザインは、第1の好ましい弁の実施の形態の上部導管に似 ている。第1の弁の実施の形態と同様、弁の近位部分は、好ましくはルール・ロ ック(Luer-Lock)装置又は当業者に周知の他のロッキング装置を含むロッキン グ機構を含んでもよい。 図7に示すように、スパイク58は管状チャンバ56の中を通って上方に伸び る。スパイクの先端60は、管状チャンバ56の近位リップ62から引っ込んで いることが好ましい。閉鎖位置で、先端60は、密封手段36と本質的に同じ、 密封手段64で覆われている。突出しているリッジ66及び密封手段の溝68は 、密封手段の加圧を容易にし、使用後の閉鎖を増進する。それ故、図7に示す閉 鎖位置で、密封手段64は、流体が容器から流出しないように、通し穴70を覆 っ ている。アダプター弁50は、スパイク58と反対方向に向いている第2のスパ イク72を含む。スパイク52及びスパイク72は、互いに流体連通している。 スパイク72はアダプタースカート52内部で下方に伸びている。2個のスパイ クは弁50の1構成要素を形成し、スカート52及び上方チャンバは第2の構成 要素を形成することが好ましい。この2つの構成要素は、弁10と同様の方式で 組み立てることが可能である。スパイク72は、スパイク59と同様、縦の通し 穴74及び先端76を具備する。通し穴74は、先端76の内方に位置する。そ れ故、アダプター弁50は、容器の開口部にカバー又は隔壁密封手段を具備する 滅菌した薬剤を保持する容器と一緒に使用することができる。この弁と一緒に使 用するために考えられたこのような密封手段を有する容器の例としては、筋肉内 注射器や抗生物質容器等の投薬瓶などがある。しかし、薬剤や他の流体の様々な 容器に弁を使用することができるように、弁50を独自の密封手段及びロッキン グ機構に適合させることができるとも考えられる。この種の容器内の薬剤は、無 菌状態で維持されおり、薬剤の量及び性質は、時間が経過すると複数の等分量が 間欠的に追い出されることが好ましい。薬剤が再調製されるのであれば、その時 は、使用中に、容器の開口部の上のカバーを取り外して、ゴム隔膜を露出する。 アダプター弁50を隔膜の上に置き、遠位スパイク72が隔壁を貫通して容器内 に至るように直接圧力を加える。第1の好ましい実施の形態と関連して、図4に 示す通り、注射器又は同様の物を適用して、容器から流体を引き抜くことができ る。スパイク58の上の突出部48の圧力は、密封手段64を通じてスパイク先 端60を押す。同時に、密封手段64が圧縮される。圧縮は密封手段の溝68に よって調整される。容器から液を引き抜き、注射器をスパイク58から外す。密 封手段64に加えた圧力を解除すると、密封手段64は最初の配置に戻る。スパ イクのリッジ66は密封手段64の動きを容易にする。 多くの場合、容器に収納された成分は、購入時に凍結乾燥されていてもよい。 凍結乾燥成分は、使用前に再構成することが必要である。薬剤が使用前に再構成 を必要とする場合、滅菌水、食塩水、又は他の流体を容器に導入してから液を抽 出することができる。弁が二方弁であるため、特別な調節をせずに、用いること が可能である。注射器を外した後、アダプター弁50が自動的に閉じる。次に、 注射器又は同様の物で容器から等分量を除去することができる。リップ62及び 密封手段64をアルコール又は相和性の表面滅菌剤を使用して拭いてから、各々 使用する。第1の弁の実施の形態と同様、使用の間に上方チャンバのリップ62 の上に合せるために、キャップを設けることができることも更に考えられる。 アダプター弁50を、静脈内の容器用の薬剤アダプターとして機能するように 適応させることができる。この場合、アダプター弁50を静脈内への送出用薬剤 容器上に置き、チューブを介して静脈内フィードに取付ける。このように、アダ プター弁50を図1のコネクター弁と流体連通させて、静脈内滴下瓶からの薬剤 の流れを増進することができる。 密封手段36の別の実施の形態である密封手段36aを図9に示す。密封手段 36aは、その近位端部の密封キャップ92及びその遠位端部の密封リップ96 を含む。密封キャップ92の近位にカッブ様環状フランジ95が設けられている 。密封キャップ92と密封リップ96は、アコーディオン様式で広がったり縮ん だりする複数の環状壁部分94で構成される密封壁で接続されている。密封手段 36aの加圧中、環状壁部分94の直径は半径方向の外側に膨張する。環状部分 94と囲いの間にエアーポケット13aがあり(図10)、スパイク24と密封 手段36aの間にエアーポケット13bがある。密封手段36aは、密封キャッ プ92の遠位且つ環状壁部分94に隣接して、空洞98を含む。密封手段36a は、図2の密封手段36と同様の様式で、スパイク26(図2)及び弁の他の成 分と相互に作用する。 図10を参照すると、カップ様環状フランジ95は、上部導管20の周りに伸 び、環状輪97によって適所に保持される。これによって、注射器(表示せず) を引抜いた後、密封手段36aが減圧状態に戻るのを助けるトランポリン様効果 が生じる。この実施の形態には2つの長所がある。第1は、殺菌剤が弁10に漏 入することなく、弁10の近位端部をアルコール又は殺菌剤で拭けることである 。第2は、カップ様環状フランジ95を環状輪97で上部導管20の近位端部に 付けることによって、密封手段36aの反復変形及び再構成が助けられることで ある。 密封手段の別の実施の形態で、密封手段36bを弁10と関連して図11に示 す。密封手段36aは密封キャップ92、環状壁部分94で構成される側壁及び 密封リップ96を含むため、密封手段36bは、図9及び図10に表示の密封手 段36aに類似している。密封手段36aも、弁10の縦軸に関して直角の、外 側に伸びる環99を有する。この環99を使用して、密封手段36bを上部導管 20に取付ける。好ましくは、上部導管環状プラグ20'を上部導管に挿入して 、垂直の環99、上部導管20内の棚101、及びプラグ20'の間に気密性を 有する嵌合を創出する。環99は、注射器(表示せず)を引抜いたときに、密封 手段36bが再構成されてスパイク26を囲むのに役立つ。 図12に示す通り、カップ様環状フランジ95及び環99は両者とも、密封手 段36cを提供するために、弁10と関連して使用される。密封手段36cは、 注射器(表示せず)を引抜いた時に速やかな再構成を提供し、密封手段36aと 36bの両者の長所を実現する。 密封手段の別の実施の形態である密封手段36dを図13に示す。この実施の 形態で、密封手段36dは密封キャップ92、密封リップ96及び隣接する直径 がより大きく、より低いタイヤの上に直列に積み重ねられた円形タイヤ100で 構成される側壁150を含む。円形タイヤ100は、その横断面の直径全体が中 実であることが好ましい。この円形タイヤ100は、密封手段36dの加圧時及 び減圧時に、それぞれ変形及び再構成し、その結果、場合に応じて、スパイク( 表示せず)を露出又は被覆する。 上述の通り、密封手段36dは、キャップ92に弁10の縦軸に沿って存在す る予め刻まれたスリット11を具備する。密封キャップ92は、注射器(表示せ ず)を引抜いたとき、スロット11が閉じ、密封して密封手段36dを再構成す ることを確実にする独特の構成を具備する。密封キャップ92は、密封キャップ と一体である拡大された、内部の、圧応答性部材200を含む。側壁150の近 位端部と部材200との間は環状空間102であり、空洞98中の流体で満たさ れている。この液は、例えば、弁10が取付けられている患者の血圧の、圧力が かかっている。図14を参照すると、流体、例えば、患者の血液はスパイク26 の穴34を貫流し、空洞102を満たす。この流体は部材200を外側に押し付 け、図14及び図19に示す通り、密封手段が減圧されると、密封スリット11 を閉じる。この流体による圧力は高圧密封を形成し、これによって流体がスリッ ト11を通って弁10から逃げるのを防ぐ。部材200の端に半円筒環状フラン ジ引裂き環があり、これが密封手段36dの使用寿命を都合よく延長する。 好ましくは、部材200の内面の周囲に沿って部材200と一体である引裂き 環104があり、密封手段の外面に僅かな受け皿様陥没204がある。圧応答性 要素は減圧状態で密封手段36dのあらゆるオリフィスを閉じて、減圧状態の間 、本質的に耐液密封を提供する。圧応答性部材200により、医療用途で時々経 験する非常に高圧な場合、特に、弁10が患者の動脈に接続されているときでも 、弁が耐液密封を維持することが可能になる。、部材200の中央及び環状空間 102は、オリフィス11への通路11aと同軸である。加圧された流体は環状 空間102を満たし、部材200を圧縮する圧力を加えてオリフィスへの通路1 1aを気密に閉止する。好ましい弁の実施の形態で、通路11aから密封キャッ プ92の近位端部までの距離は0.500〜0.075インチであり、更に好ま しくは約0.100インチである。 図22に明瞭に示されている通り、先端32は、密封手段が引裂けないように 設計されている。先端32は、仕切線a、b及びcに沿って互いに連結している 3小面210、212及び214を有する。小面210、212、214のこの 接合部はぎざぎざの場合が多く、密封手段36dが引裂ける。これは、「埋没し た仕切線」を提供するために、それぞれ凹所220、222、及び224内に配 置された、仕切線a、b、及びc、又は接合部によって防止される。 密封手段36dを使用する弁10の他の実施の形態を図8及び図19ないし2 1に示す。この実施の形態で、導管20の上端の内壁160に、少なくとも1つ 、好ましくは複数の放射状の窪み107が設けられている。窪み107は長く、 一般に弁10の縦軸に並行に、左右対称な星形配置で配列されている。各窪みは 、密封手段36dを圧縮したときに密封手段36dと噛み合う対向した外側縁1 62を具備する。窪みは、圧縮時に密封手段36dが広がる空間を提供する。 密封手段36hの別の好ましい実施の形態を図23ないし25及び図27に示 す。この実施の形態で、密封手段36hは、受け皿様陥没204(図23)を有 する密封キャップ92を含む。密封手段36hは、近位端部隣接陥没204及び 密封キャップ92の遠位端部に遠位端部11aを有するスリット11を含む。図 23を参照すると、図13のものに類似した円形タイヤ100が設けられている 。密封手段36hは内部空洞98を具備する。更に、密封手段36hは、上に詳 述した密封リップ98を具備することが好ましい。 図8から最もよくわかるように、上部導管20の近位端部の壁181は、注射 器46の突出部48と同じ角度で中側に先細りなっている。ANSI基準に基づ いて、先細りは直線インチ当たり0.006インチである。注射器の突出部48 の壁182は、突出部が開口部25aに滑り込むにつれて壁181を圧迫し、密 封手段36dを内側に押して圧縮し、スパイク36の先端を強制的にスリット1 1に押し込む。圧縮時に密封手段36dは拡張し、窪み107の上部を本質的に 完全に塞ぐ。密封手段36の一部区画は縁162の間に押し込まれ、他の区画は 窪み107を塞ぐ。流体が穴34を通って突出部48を貫流すると、突出部48 の空気は突出部48から押出され、弁10から壁181と182の間に追い出さ れる。このように、本質的に、処方された投与量全部が弁10を通って患者に送 出される。流体は通し穴34を貫流するが、密封手段36と壁181の間又は隣 接する壁181と182の間に漏出しない。 図15、16、17及び18は、アコーディオン壁部分94の代わりに円形タ イヤ100を使用する側壁150が使用されること以外は、密封手段36a(図 10)、密封手段36b(図11)、及び密封手段36c(図12)と実質的に 同じである各密封手段、すなわち密封手段36e、密封手段36f、及び密封手 段36gの実施の形態を示す。 弁の他の成分が、図2の密封手段36との相互作用に類似した様式で、密封手 段の様々な実施の形態と相互に作用する。弁10を使用する前に、スチールの針 で密封キャップ40又は92の中央に軸方向に穴をあけ、スパイク26で穴を開 けたときに密封手段をより速やかに減圧し、且つ再構成を可能にするために、密 封手段を予め刻んだスリット11を提供することが好ましい。密封手段は、繰返 し密封でき、且つ流体が密封手段材料の周囲に流れないようにすることができる 材料から都合よく形成される。密封手段36は、強制的に押し下げると弁を再密 封する位置に跳ね返ることができなければならない。柔らかすぎる材料は効果的 に再密封せず、弁を開いた後、跳ね返ることができないであろう。堅すぎる材料 は十分な弾力を提供するが、効果的に密封しない。それ故、好ましい実施の形態 で、密封手段は硬度がショア硬さ30ないし70デュロメーター単位の範囲、更 に好ましくはショア硬さ40ないし50デュロメーター単位の範囲のシリコーン から形成される。好ましい硬度範囲の硬化シリコーンポリマーは、ミシガン州エ イドリアン(Adrian, Michigan)のウェカーシリコン社(Wa cker Silicone Corp.)から入手できる。若干の弁の実施の 形態では、密封手段36が跳ね返って、より効果的に再密封できるように、密封 手段36に潤滑性を追加することが望ましい。ダウケミカル社(Dow Che mical Co.)は、この潤滑性を追加するために組込まれたシリコーン油 を含むシリコーン製剤を製造している。 一般に、弁10の閉鎖は通し穴34を直接覆う密封手段36の側壁によって提 供されるのではなく、空洞98の近位端部及び開口部25aを塞ぐ、密封キャッ プ40、又は密封キャップ92によって提供される。このように、密封キャップ 40及び92は、弁を閉じた後、開口部25aを効果的に再密封できるほど十分 に厚い。しかし、密封キャップ40及び92は、閉鎖位置に容易に戻ることがで きるほど十分に薄くなくてはならない。好ましくは、キャップ40及び92の厚 さは0.075ないし0.500インチの範囲であり、更に好ましくは約0.1 00インチであってもよい。 弁は、所与の装置で使い尽くした後で装置を捨てるという具合に、無菌且つ使 い捨て型で提供することが可能である。しかし、上述の通り、任意の所与の装置 で、弁を多回再使用することができる。弁は針を使用しないため、装置による不 注意な皮膚穿刺が起こる機会は少ない。したがって、針の取扱や処理に必要な特 別な用心は不必要になる。本願明細書に記載の詳細な説明から、本弁は、医療環 境で使用されるほぼすべての針を排除できることが明らかであろう。上述の弁を 使用すると、患者に直接投入されるものを除き、針全ての必要性が都合よく排除 される。 弁10を使用して、所定量の薬剤を遠隔起源から患者に移動させるための閉鎖 した、患者への利用、即ちアクセスシステムを提供する。弁10を遠位端部で患 者の、例えば、静脈や動脈に、弁との流体連通で接続する。血液が弁を満たすが 、密封手段36dは、例えば、血液が弁から漏れるのを防止する。図8に示す通 り、医療用具の送出端部又は突出部48を弁に挿入し、突出部48を密封手段に 押し付けて、スパイク24の先端32が密封手段に穴を開けて前記送出端部に入 ることができるほど十分に密封手段を加圧する。所定量の薬剤をそのままそっく り突出部48から弁10に、そして患者に送り出すことが可能である。突出部4 8及び密封手段36はある方式で嵌合するため、スパイク成分24の先端32は 、密封手段に穴を開けたとき、突出部48と密封手段表面40bとの界面にデッ ドスペースを形成しない。弁のデッドスペースに前記所定量を本質的に全く集め ないように、予定量の薬剤を本質的に全部、弁10を介して注射器46から患者 に直接移動させることができる。突出部48を弁10から引き抜くと、密封手段 36dは減圧状態に戻って弁10が閉じ、前記減圧状態の間、高圧でも反復使用 後でも、耐液密封を維持する。 密封手段の更に他の実施の形態である密封手段36hを図23に示す。この実 施の形態で、密封手段36hは密封手段36dと類似しており、密封キャップ9 2、密封リップ96、及び隣接する直径がより大きいより低いタイヤの上に直列 に積み重ねられた円形タイヤ100を含む側壁150を含む。側壁150によっ て空洞98が画定される。円形タイヤはその横断面の直径全体が中実であること が好ましい。円形タイヤは、密封手段36hの圧縮時及び減圧時に、それぞれ変 形及び再構成し、その結果、場合に応じて、スパイク(図示せず)を露出又は被 覆する。 密封手段36hは、密封手段36の縦軸に沿って密封キャップ92に予め刻ま れたスリット11を具備する。密封手段36hが減圧状態のとき、スリット11 は密閉したままである。前に説明した通り、密封手段を予め刻んでスリット11 を設けると、スパイクで穴を開けたときに、一層速やかな密封手段の減圧及び再 構成が可能になる。しかし、密封手段36dと違って、密封手段36hの密封キ ャップ92は、密封手段36dの密封キャップ92に使用されたような圧応答性 部材を全く具備しない本質的に中実である。 密封手段36hを使用した本発明の別の実施の形態を図24に示す。空洞98 内に存在し、密封キャップ92に包埋された先端32を有する近位端部を具備す るスパイク26aは、他の実施の形態で示したスパイク26よりも更に管状で、 円錐台であるように表示されている。更に、スパイク26aの先端32はスパイ ク26の尖った先と違って、鈍く、丸い端である。端が丸いため、密封キャップ はスパイク先端32で引裂かれることによる悪化に曝されない。それ故、例えば 、図14に示した密封手段のティア・リングは、この実施の形態には必要ではな い。 この実施の形態の他の特徴は、密封手段36hが減圧状態のときのスパイク2 6aと密封手段36hの配置である。この状態で、スパイク36hの丸い先端3 2は、スリットの通路11aに包埋されているように配置されているが、スリッ ト11はあらゆる液流に対して閉鎖したままである。図24は、密封キャップ9 2の遠位端部と接触している丸い先端32全体を示す。更に、密封手段の近位端 部に最も近い側壁円形タイヤであるタイヤ100aは、スパイク26aの側壁と 接触する。少なくとも次のすぐ遠位の円形タイヤであるタイヤ100bも、通し 穴34に最も近いスパイク26aと接触していることが望ましい。通し穴34に 最も近いスパイク26aと接触している複数のタイヤを具備すると、流体が空洞 98から弁10の近位端部を通って通過するのが防止される。このような設計が なければ、流体は通し穴34から漏れることになり、その結果、密封手段が未だ 減圧状態の間に、スリット11を開かせるのに十分な液圧がスリット11に加わ る。通し穴34は、通し穴34を通過する流体がスリット11に圧力を加えない ように、スパイク26aと接触するタイヤ100a、100bから遠くなければ ならず、あるいは、円形タイヤ100a及び100bで遮断して、スパイク26 aと密封手段36hとの間に密閉を創る。 施療中、例えば、弁10が患者の動脈と連結されているとき、患者の血液はス パイク26aの穴34を通って流れ、2番目のタイヤ100bから遠い空洞98 の領域を満たす。最初の2個のタイヤ100aと100bの間、及び密封キャッ プ92とタイヤ100aの間に存在する流体は非常に少量であるため、この流体 は密封キャップに十分な圧力を働かせてスリット11を開くことができない。予 め刻んだ密封キャップ92は、液圧20psiまで閉じたままであるように設計 されている。したがって、血圧で弁10は開かない。 しかし、弁10の遠位端部と患者の動脈を連結したとき、血液が密封手段36 hを押し上げると、流体は密封キャップ92を近位に移動させ、その結果、側壁 タイヤ100も近位方向に押す。この圧力によって、血液はタイヤ100a及び 100bを通過して、スリット11に圧力が加わる。しかし、液圧が上昇するた め、第1のタイヤ及び第2のタイヤ100aと100bのすぐ遠位のタイヤが近 位に移動してスパイク26aと接触し、複数のタイヤがスパイク26aと常に接 触していることを確実にすることに関して、タイヤ100a及び100bの最初 の位置につく。密封手段36hの側壁100は近位から遠位端部に外側に曲がる ように設計されているため、タイヤ100a及び100bのすぐ遠位のタイヤは 、最初の位置にあるとき、スパイク26aと接触していてはならない。しかし、 当業者に理解される通り、流体がスパイク26a、通し穴34を通って密封手段 36hの空洞98に流入する場合、密封手段36hを近位方向に移動させ、第1 のタイヤ100a及び第2のタイヤ100bより遠位のタイヤも近位方向に動き 、通し穴34の近くでスパイク26aと接触し、スパイク26aと密封手段36 hとの間の密閉を強化する。すなわち、流体が弁10の空洞98内で接触してい ないとき、第1のタイヤ100a及び第2のタイヤ100bのみがスパイク26 aと接触する。しかし、流体が弁10の空洞98に一旦導入されると、密封手段 36hは近位方向に移動することが可能である。これが起こると、第1のタイヤ 100a及び第2のタイヤ100bに加えて、第2のタイヤ100bのすぐ遠位 のタイヤが密封手段26aと接触し、密封手段36hとスパイク26aとの間の 密閉を強化して、流体がスパイク26aを通り、通し穴34を通って空洞98に 流入し、タイヤ100を通過して密封手段36hの密封キャップ92のスリット 11に圧力を働かせるのを防止する。 囲いの別の実施の形態である囲い12aを図25に示す。この部分的横断面図 で、囲い12aは、上部導管20の内壁の縦軸に沿って設けられている溝303 、304以外は、囲い12に類似している。溝303、304は密封キャップ9 2と上部導管20の内壁305との間の完全な密閉が提供されないことを確実に するための流体排出空間として設けられている。溝303、304は、密封キャ ップ92に接触して、上部導管20の近位端部から上部導管20の部分を通って 遠 くに走ることがが好ましい。図28で最もよくわかるように、溝303は囲い1 2aの上部導管20の近位端部から、放射状の窪み107の近位端部まで遠くに 延びることが好ましい。 流体排出空間を設けると、密封手段36hを圧縮したとき、密封手段36hと 上部導管20との間の空間に存在するあらゆる流体が、囲いから出ることができ るという長所がある。図25を参照すると、流体移動における弁10の日常的使 用中に、流体は密封手段36hと上部導管の壁305との間の囲い12aの区画 に滲出することが可能である。この領域が流体で満たされ、医療用具(図示せず) で密封キャップ92が遠位に圧縮されたとき、側壁100には、もはや流体が存 在することによって圧縮される余地が上部導管20内に全くないため、密封キャ ップ92を、スパイク26aの通し穴の遠位を通り越させることが困難なことを ユーザーは経験するであろう。ユーザーがしばしば医療用具を密封手段に捻り落 とすと密封手段の悪化につながり、最終的に裂けるため、ユーザーが余分な力を 加えて密封手段を圧縮する必要があることは望ましくない。更に、密封手段36 hと囲い12aの上部導管20の内壁305との間の流体は、密封手段36hが スパイク26aの通し穴34の遠位を圧縮するのを妨げる。結果として、弁10 は適切に機能しないことになる。 流体排出空間として溝303、304を設けることにより、医療用具(図示せ ず)で密封手段36hを圧縮したとき、密封手段36hと囲い12aの上部導管 20の内壁305との間に存在する流体が溝303、304を通って規格に移動 することが可能である。流体が弁10から囲い12aの近位端部の溝303、3 04を通って追い出されるにつれて、密封手段36hは、弁10のユーザーが余 分の力を使用しなくても、通常に圧縮することが可能である。 図26aは図25に示した弁の平面図である。溝303、304を、弁10の 囲いの上部導管内に示す。重要なことは、密封手段36hを医療用具(図示せず) で遠位に圧縮したとき、密封手段36hは溝303、304内に拡張せず、その 結果、流体が溝を通って流れるのを妨げないことである。 囲いのさらなる別の実施の形態である囲い12bを図29に示す。囲い12b は、弁10の縦軸に実質的に垂直である導管307を流体排出空間として使用す る。導管307は上部導管の壁の側面を横に走る穴であり、Luerロック糸3 09又はその近位端部に近い上部導管20を取り巻く他のロッキング機構に遠位 に配置される。溝303、304と同様、導管307は、側壁タイヤ100が圧 縮されて放射状の窪み107内に拡張したとき、密封手段36と上部導管20の 内壁305との間の領域内の流体が出る通路を提供する。流体がこの領域から出 る道が存在するため、弁10に医療用具(図示せず)を遠位に押し進めるとき、 ユーザーは余分の力を加えなくてもよい。 図26bは、図29に示した弁10の平面図である。導管305は、幻影で示 したが、弁10の囲い12bの上部導管20に存在することが好ましい。密封手 段36hを医療用具(図示せず)で圧縮したとき、上部導管20と密封手段36 hとの間の流体は、弁10から導管307を通って上部導管20の側壁の外に追 い出される。それ故、溝303に関する限りでは、囲い12aの近位端部よりむ しろ側壁を介して流体を注入することにより、溝から導管307を免除すること ができる。 当業者には容易に理解できるように、医療用具で密封手段を圧縮したとき、流 体を弁から追い出すために、導管及び溝を合せて組込むことが可能である。例え ば、密封手段を圧縮したとき、流体は溝を通って近位に移動し、その後、溝と連 絡した導管を通って移動することができる。導管は弁の近位端部の遠位に位置す ることが可能である。更に、溝1個を使用してもよく、当業者には容易に理解で きるように、複数の溝又は導管を本発明の弁に組込んでもよい。 上述の導管又は溝がないと、密封手段36が悪化し、密封キャップ92が通し 穴34より下に完全に押されることが妨げられる。通し穴が完全に開かなければ 、患者は一定の流速の薬剤を受けることができない。場合によっては、薬剤の正 確な量を予定の速度で送出することは、治療にとって重要であり、したがって、 医療用具から薬剤が通過するためには、通し穴34が完全に開かなければならな い。溝及び/又は導管によって、密封キャップは通し穴を遠位に押すこと及び密 封手段に損傷を引起こす可能性がある程の余分な力を必要とせずに密封手段を加 圧することが可能なことが保証される。
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 内部空洞を画定する壁構造を含む本体であって、本体は近位端部及び遠 位端部を有し、前記近位端部は、送出端部を介して流体を移動する医療用具の送 出端部の先端を受け入れることができる十分大きい開口部を有する前記本体と、 前記空洞内に含まれた先端を有するスパイクであって、前記先端より遠 位に設けた少なくとも1個の穴、及び流体が前記スパイクを通って流れることが 可能な穴と連通した通路を有する前記スパイクと、 前記スパイクを取り巻く前記空洞内の弾性密封手段であって、医療用具 の先端を前記開口部に挿入することにより、前記密封手段は加圧状態に動くよう に調節され、医療用具の先端を前記開口部から除去することにより、前記密封手 段は減圧状態に戻ることができるように十分に弾力性を有し、前記密封手段は前 記穴より近位に前記スパイクと接触した少なくとも2個のタイヤを具備し、前記 密封手段が減圧状態のとき、前記弁を通って流体が流れるのを防止する密封手段 とを含む医療用弁。 2.前記流体が、第1の低圧を前記密封手段に働かせ、更に、前記流体が第2 の高圧を前記密封手段に働かせたとき、少なくとも1個の補足的タイヤが前記ス パイクと前記穴より近位で接触することを特徴とする、請求項1に記載の方法。 3.弁は近位端部及び遠位端部を具備する内部空洞を有する本体であって、前 記近位端部は、送出端部を介して流体を移動する医療用具の送出端部の先端を受 け入れることができるほど十分大きい開口部を有する本体と、前記空洞内のスパ イクであって、前記スパイクはその近位端部にスパイク先端を具備し、且つ流体 が前記スパイクを通って流れることができるように前記スパイク先端より遠位に 少なくとも1個の穴を具備するスパイクと、前記本体と前記スパイクの間に前記 本体の前記空洞内の弾性密封手段であって、前記密封手段が減圧状態のときに、 流体が前記弁を通って流れるのを防止するために、前記穴より近位で前記スパイ クと接触した少なくとも1個のタイヤを具備する前記密封手段とを含み、且つ (a)医療用具の先端を前記本体の近位端部の前記開口部に挿入する工 程と、 (b)医療用具に力を加えることによって前記密封手段を遠位方向に加 圧する工程と、 (c)前記穴及び前記医療用具を流体連通させる工程と、 (d)前記医療用弁を介して流体を移動させる工程と、 (e)前記医療用具を前記開口部から除去する工程と、 (f)前記タイヤを前記穴より近位で前記スパイクと接触させ、その結 果、前記弁を通って流体が流動するのを防止する工程とを含む医療用弁を通って 流体を移動させる方法。 4.工程(f)が工程(e)の後で実施されることを特徴とする請求項3に記 載の方法。 5.工程(f)が少なくとも2個のタイヤを前記穴より近位で前記スパイクと 接触させることを含むことを特徴とする、請求項3に記載の方法。 6.工程(f)で、前記流体が第1の低圧を前記密封手段に働かせることを特 徴とし、前記方法は、 (g)少なくとも更に1個のタイヤが前記穴より近位で前記スパイクと 接触することを特徴とし、前記流体が、第2の高圧を前記密封手段に働かせるこ とを更に含むことを特徴とする請求項3に記載の方法。
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