JPH10507946A - バルブ付き静脈流体管注入装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、ほぼ剛性のカニューレ（１８）と、カニューレ（１８）と動作可能に連絡するように連結されたバルブ部材とを含むバルブ（１０）に関する。バルブ部材（１６）は実質的に弾力的な材料から形成され、第１の閉鎖位置と第２の開放位置との間でカニューレ（１８）に対して移動可能である。カニューレ（１８）は、カニューレ（１８）とバルブ部材（１６）を通る流体流路を確立するために第１の閉鎖位置から第２の開放位置への移動の間にバルブ部材（１６）を通過して延びるように協働する。また、流体流路内部の流体流から独立しまたバルブ（１０）とともに利用されるあらゆる構成部品から独立したシール部材（５０）も設けられ、バルブ部材が第１の閉鎖位置にあるときに、自動的にバルブ部材内の開口部（７６、７８、７８ｂ）の確実な密封をもたらし、カニューレ（１８）はバルブ部材（１６）の移動中に開口部（７６、７８、７８ｂ）を通じて延びる。

Description

【発明の詳細な説明】 バルブ付き静脈流体管注入装置 発明の分野 本発明は一般に、バルブ付き静脈管注入器に関し、さらに詳細には、ルエル機 械作動式バルブ(luer activated mechanical valve)を含み、注射器と静脈流体 管のめすルエルアダプタなど二つの医療器具または構成部品を取り付けて注射器 からめすルエルに非経口投与のための流体流を供給する、コネクタまたはアダプ タ形状のバルブ付き注入器であって、バルブはコネクタを組み立てる前の流体流 を遮断し、構成部品の取付けとこれらの間の後続の流体流とを可能にし、構成部 品を分解すると、流体流とコネクタハウジングとは独立した確実な密封を自動的 にもたらす、バルブ付き注入器に関する。発明の背景 流体の非経口投与では、一般的に多くの医療器具または構成部品が、注射器や バイアルなどの容器から所望の流体または薬剤の流れを患者に供給するために、 投与位置で直ちに相互接続される。このような構成部品には、一般的に様々なコ ネクタ、アダプタ、バルブ、流体管が含まれる。 例えば、注射器またはその他の容器は、一般的に静脈流体管またはＩＶなどの 薬品投与セットに連結されて、注射器の流体または薬剤をＩＶセットに調剤する 。ＩＶセットは、患者の血流中に流体または薬剤を投与するために静脈穿刺装置 に連結される。 注射器をＩＶセットに連結するには、コネクタまたはアダプタを使用し、通常 はそれを初めに注射器に固定し、次でＩＶセットのポートまたはコネクタに固定 する。注射器とコネクタを組み立てると、コネクタの内部のバルブが一般的に作 動して、注射器からコネクタを通じてＩＶセットへの流体または薬剤の流れを可 能にする。 このようなアダプタの一例が、バルブの中にあるスパイクの鋭い尖端によって 繰り返し孔あけすることのできる、プレカットスリットを有するか有しない再使 用可能なシールキャップを有する医療バルブを提供する、国際出願第ＰＣＴ／Ｕ Ｓ９２／１０３６７号（国際公開第ＷＯ／９３／１１８２８号）に開示されてい る。シールキャップ内のスパイクによって形成された開口またはプレカットスリ ットを医療バルブを外した後に再密封するために、シールキャップは全体の一部 として形成された 圧力応答部材と付属の環状空間を含む。 環状空間は、医療バルブが取り付けられる患者の血圧などの圧力下で流体によ って満たされる。流体は圧力応答部材を押圧して、開口またはプレカットスリッ トを閉じる。 しかしながら、このような再密封の特徴は、多くの適用例においては使用する ことのできない圧力流体流に依存している。さらに、このような流体圧が存在す るときでも、漏えいと起こりうる汚染の原因となる可能性のあるシールキャップ の密封は不適切であることが多い。 したがって、非経口流体送出システムの二つの構成部品の間に流体または薬剤 の流れを確立するために利用可能で、構成部品を分解すると流体流またはコネク タのハウジングとは独立した自動的で確実な密封を行って漏えいを防ぎ汚染を減 らす、注入器、アダプタ、またはコネクタなどの医療器具とともに使用するため のバルブを提供することが望ましい。発明の概要 本発明は、非経口流体送出システムのコネクタまたはアダプタなどの医療構成 部品のハウジングの内部で使用するためのバルブを提供する。バルブは、ハウジ ングの内部に取り付けられ たほぼ剛性のカニューレと、カニューレと操作可能に連通すべくハウジングの内 部に置かれたバルブ部材とを含む。 バルブ部材は、ほぼ弾力的な材料から形成され、第１の閉鎖位置と第２の開放 位置との間でハウジング内部で移動可能である。カニューレは、第１の閉鎖位置 から第２の開放位置へのバルブ部材の移動の間にバルブ部材を通過して延び、カ ニューレとバルブ部材を通る流体流路を確立するために協働する。 流体流路の内部の流体流とハウジングとの両方から独立したシール部材も備え られ、これは、バルブ部材が第１の閉鎖位置にあるときには、自動的にバルブ部 材内部の開口部の確実な密封をもたらす。カニューレは、バルブ部材の移動中に 開口部を通じて延びる。 カニューレの先を鈍端にすることもでき、この場合には、バルブ部材を通じて プレフォームスリットが備えられて開口部を形成する。代替案として、カニュー レの先を鋭くすることができ、こうしてバルブ部材を通じて開口部を形成する。 いずれの場合においても、使用しないときにはバルブ部材を第１の閉鎖位置に 維持し、バルブ部材を他の構成部品または流体送出システムから分解すると、バ ルブ部材を第２の開放位置 から第１の閉鎖位置に自動的に戻すために、バルブ部材とハウジングとの間にば ねバイアス（springbias）が与えられる。このばねバイアスはバルブ部材自体あ るいは独立したばね部材により与えられる。 本発明の好ましい形式では、シール部材は、開口部を有するバルブ部材の一部 分の周りに位置するバンドまたはリングとして設けられる。バンドまたはリング は、バルブ部材のこの部分に確実な機械的補強をもたらし、カニューレを取り外 すと開口部に漏えい防止用シールを準備するとともにカニューレが開口部を通過 できるようにする。 バルブ部材は、第１の位置と第２の位置との間を移動をさせるように、おすル エル部材によって作動するための、また使用の前後に洗浄して無菌条件を維持す るためにハウジングの外側からアクセス可能である部分を含むことが好ましい。 ハウジングは一般的に、望みの医療構成部品の間を付着するための連結部分を有 するコネクタまたはアダプタとして形成される。 本発明のその他の多くの利点および特徴は、本発明の下記の説明、請求の範囲 、および添付の図面から容易に明らかになろう。図面の簡単な説明 第１図は、先が鋭いカニューレとともに使用するための医療構成部品のハウジ ングの内部における閉鎖位置を示す、本発明のバルブの一実施例の縦断面図であ る。 第２図は、バルブがその開放位置にあることを示す、第１図のバルブとハウジ ングの縦断面図である。 第３図は、先が鈍いカニューレとともに使用するための医療構成部品のハウジ ングの内部における閉鎖位置を示す、本発明のバルブの他の実施例の縦断面図で ある。 第４図は、バルブがその開放位置にあることを示す、第３図のバルブとハウジ ングの縦断面図である。 第５図は、先が鈍いカニューレとともに使用するための医療構成部品のハウジ ングの内部における閉鎖位置を示す、本発明のバルブのさらに別の実施例の縦断 面図である。 第６図は、バルブがその開放位置にあることを示す、第５図のバルブとハウジ ングの縦断面図である。好ましい実施例の説明 本発明は多くの異なった形状で実施することができるが、本明細書と添付の図 面は、本発明の一例として一つまたは複数の 形状を開示する。本発明を記載の実施例に限定しようとするものではなく、本発 明の範囲は添付の請求の範囲に指摘されている。 説明を容易にするために、本発明の装置を、典型的な動作位置と、この位置に 関して利用される上部、下部、水平などの用語で説明する。しかしながら、本発 明の装置が説明される位置以外の方向付けで製造、貯蔵、輸送、および販売され ることは理解されよう。 本発明の装置の実施例を示す図面のいくつかは、当業者によって認識されるこ とになる従来の構成部品、構造の詳細、および機械的要素を示す。しかしながら 、このような要素の詳細な説明は本発明を理解するためには必要ではなく、した がって本明細書には記載しない。 第１図を見ると、本発明のバルブの一実施例が参照符号１０で示されている。 注入器、コネクタ、またはアダプタ１２などの流体または薬剤の送出システムの 医療構成部品の中で使用するための、バルブ１０が図示されている。しかしなが ら本発明の教示から逸脱することなく、各種の構成部品とともにバルブ１０を利 用できることを理解すべきである。 バルブ１０がコネクタ１２のハウジング１４の内部に確保され、実質的にバル ブ部材またはストッパ部材１６、カニューレ１８、および圧縮または補強バンド またはリング２０を含むことは好ましい。コネクタ１２が一方向流体コネクタ、 または第１図に関して左から右へ流体または薬品が流れるコネクタとして設計さ れることが好ましいが、望む場合には二方向流体流を具備することも含めて、流 体流の方向、ならびに、コネクタ１２の特定の詳細、寸法、および形状を変える ことができることを理解すべきである。 簡単に言えば、使用にあたり、ハウジング１４の第２の端２４におす先ルエル 注射器（図示せず）を連結すると、バルブ部材１６は、第１図に示す第１の閉鎖 位置から第２図に示す第２の開放位置の矢印Ａの方向に移動する。このような動 作中には、バルブ部材１６は、おすルエルによって縦方向に圧縮され、バルブ部 材１６とハウジング１４との間に縦方向のばねバイアスをもたらす。その土に、 カニューレ１８はバルブ部材１６の孔を開けて、これを通過する開口部を形成し 、第２の端２４に連結された注射器からハウジング１４の第１の対向端２２に流 体を流すようにすることができる。 カニューレ１８がバルブ部材１６に孔を開けると、バルブ部材１６の材料はカ ニューレ１８とリング２０との間で横方向に圧縮される。横方向の圧縮は、バル ブ部材１６の弾力性の材料の中に横方向のばねバイアスをもたらす。 おすルエルを第２の端２４から取り外すと、バルブ部材１６の縦方向の圧縮に よってもたらされる縦方向のばねバイアスは自動的にバルブ部材１６を第１の閉 鎖位置に戻す。さらに、カニューレとリング２０との間のバルブ部材１６の圧縮 された材料によってもたらされる横方向の圧縮は、開口部の確実な機械的シール を提供するために解放され、これによってここを通過する流体流、漏えい、およ び起こりうる汚染を防止する。バルブ１０とコネクタ１２の構造の詳細をこれか ら説明する。 ハウジング１４が第１の端２２とこれと反対側の第２の端２４と、バルブが内 部に固定されている内部チャンバ２６を含むことは好ましい。第１の端２２は、 ＩＶセットチュービングまたは類似品を通じて患者に連結するために、第１の端 とともに形成されたねじ付きおすコネクタ部分２８を含む。ハウジング１４の第 ２の端２４は、おす先ルエル注射器を受け入れるために、めすコネクタ部分２５ として形成される。 どんな形式の流体、薬剤、または血流の管または容器でも、第２の端２４のめ すコネクタ部分２５に連結できることに注目すべきである。説明を容易にするた めに、第２の端２４のめすコネクタ部分２５に連結されている注射器のおす端と 、第１の端２２のおすコネクタ部分２８に連結されて、ＩＶセットなどの非経口 送出システムと連絡しているめすルエルについて、本発明を説明することにする 。簡潔にするために、注射器、めすルエル、およびＩＶセットを図面から省いて いる。 ハウジング１４の第２の端２４の外部表面３０は、おすルエルロックコネクタ などを連結するための一つまたは複数のイーヤ（ears）、ねじ、または類似の部 材３２を含むように形成されることが好ましい。内部チャンバ２６の実質的に円 筒状の部分３４は第２の端２４に含まれ、第１の外側端３６から第２の内側端３ ８に内側に向って延びていることが好ましい。 円筒状部分３４の第２の内側端３８は、ハウジング１４の残りの長さを第１の 端２２まで伸ばすチャンバ２６の一部分４０と連絡している。後で説明するよう に、圧縮中にバルブ部材１６の各部分を適応させるために、部分４０は第１の端 ２２に向かって外側に開き、その内部表面の周りに放射状に離間した複 数の縦方向チャネル４２を含む。使用中にコネクタ１２を容易に掴むために、ハ ウジング１４の外部表面の周りにショルダ４４を形成することができる。 バルブ部材１６は、実質的に円形の断面を呈し、第１の端４６と第２の反対端 ４８を含む。第２の端４８はカニューレ１８の一部分に連結されるが、第１の端 ４６は、ハウジング１４の第２の端２４からわずかに突き出るかまたは実質的に この第２の端２４と揃うかのいずれかである。 望みの密封を用意するために、バルブ部材１６は、ゴム、シリコンなどの実質 的に弾力性のある材料から形成されることが好ましい。しかしバルブ部材１６の 特定の材料は、部材１６がここに記載のように機能動作する限り変ることができ る。 バルブ部材１６は、弾力性のある単一の小片から形成されて、第１の端４６と 、ヘッド部分５０とバルブ部材１６の第２の端４８との間に延びる主要本体部分 ５２を形成するヘッド部５０を含むことが好ましい。主要本体部分５２は、第２ の端４８からヘッド部分５０に向かって先細になっている。 複数のリブ５６が、バルブ部材１６の可撓性を増加し、実質的に主要本体部分 ５２の長さに沿った方向にリブ５６の間の圧 縮から望みのばねバイアスをもたらす。１０個のリブ５６を図示しているが、リ ブ５６の特定の個数ならびに寸法と位置付けは、バルブ部材１６がここに記載す るように機能する限りは、変えることができる。 ヘッド部分５０は、リング２０を中に取り付けるために、ヘッド部分５０の外 側の周りに形成された環状凹部５８を含む。凹部５８とリング２０の特定の寸法 と形状は、望みの密封がバルブ部材１６の開口部に設けられる限り、変えること ができる。 円筒状部分３４の適切な整合とその上の滑り移動とを保証するために、ヘッド 部分５０は周辺リップ６０も含む。リップ６０は物質的にはバルブ部材１６の密 封能力の一助とならず、望むならば省略することもできる。 カニューレ１８は、第１の尖端６２、中間部分６４、第２の反対端６６、およ び内部通路６８を含む。カニューレ１８は、実質的に剛性のプラスチックから形 成されて、中間部分６４から第１の尖端６２まで先細になった縦方向断面の円錐 形であることが好ましい。 カニューレ１８は、その第１の尖端６２のすぐ近くに一つまたは複数の開口部 ７０を含み、この開口部７０はカニューレ １８の側部に沿って形成され、第１の尖端６２が望み通りにバルブ部材１６の孔 を開けると流れチャネルをもたらすことが好ましい。開口部７０の寸法と形状は 、バルブ部材１６が第２図に示されている開放位置に位置付けられたときに望み の流体の流れが開口部７０を通じて供給される限り、変えることができる。 バルブ部材１６の第２の端４８を中間部分６４に連結するために、バルブ部材 １６に面する中間部分６４の一部の土に凹部７４が含まれる。バルブ部材１６の 第２の端４８を、スナップ式係合によって凹部７４の中に確保することが好まし いが、代替案として音波溶接（sonicwelding）または接着剤などによって確保し てもよい。 カニューレ１８の端部６６は、ＩＶセットチュービングなどを通じて患者に直 接連結するために、中央先細係合柱として形成されている。しかしながら端部６ ６の特定の設計は、様々な医療構成部品に適応するために変えることができる。 操作中は、針のない満たされた注射器のおすルエル先端（図示せず）は、ハウ ジング１４の第２の端２４の上のめすコネクタ部分２５に連結されることが好ま しい。それからＩＶ管のめ すルエルはハウジング１４の第１の端２２のおすコネクタ部分２８に連結される 。 しかしながら望む場合には、ＩＶ管のめすルエルを最初に連結することができ る。いずれにしても、バルブ部材１６の第１の端４６の洗浄またはふき掃除をし てから、おすルエルを接続して無菌条件を維持することが好ましい。 おすルエルをバルブ部材１６の第１の端４６に挿入すると、バルブ部材１６は 矢印Ａの方向に移動する。 このような移動中に、カニューレ１８の第１の尖端６２はバルブ部材１６のヘ ッド部分５０に押し込まれ、これを通して開口部７６を形成する一方で、リング ２０はヘッド部分５０の外側への拡張を制限し、リング２０とカニューレ１８と の間にヘッド部分５０の圧縮をもたらす。 さらにまた、このような移動中に、バルブ部材１６の主要本体部分５２は第２ 図に示すようにリブ５６の間で圧縮され、バルブ部材１６に望みのばね力を与え る。おすルエルを完全に挿入して、ハウジング１４にルエルを固定係合すると、 カニューレ１８の中の一つまたは複数の開口部７０は、おすルエルの流路と連通 するためにバルブ部材１６の第１の端４６の外側に拡 がる。 それから注射器を操作し、バルブ部材１６を通じてカニューレの通路６８によ って薬剤をおすコネクタ部分２８に排出する。いったん注射器が空になると、お すルエルをめすコネクタ部分２５から取り外すことができ、めすコネクタ部分２ ５は、バルブ部材１６の縦方向圧縮によって与えられるばねバイアスによって閉 鎖位置にバルブ部材１６を自動的に戻す。 同時に、バルブ部材１６中の開口部７６は、リング２０とカニューレ１８との 間のヘッド部分５０の圧縮によって作られたばねバイアスによって明確に密封さ れる。こうして、確実な機械的シールがバルブ部材１６にもたらされ、これは漏 えいを防ぎ汚染を減少する。 第３図と第４図は、本発明によるバルブの他の一つの実施例を示すが、ここで は類似の要素は添字ａを含む同じ参照番号によって識別される。この実施例では 、カニューレ１８ａは先の鈍いカニューレであり、バルブ部材１６ａのヘッド部 分５０ａは、カニューレ１８ａを通過挿入するためのプレカットスリット７８を 含む。 バルブ１０ａのこの実施例の残りの要素と操作は、第１図と 第２図の実施例に類似している。 第５図と第６図は、本発明によるバルブの別の実施例を示すが、ここでは類似 の要素は添字ｂを含む同じ参照番号によって識別される。この実施例では、バル ブ部材１６ｂは変更され、カニューレ１８ｂは先の鈍く、ヘッド部分５０ｂはプ レカットスリット７８ｂを含み、バルブ部材１６ｂの主要本体部分５２を実質的 に取り替えるためにらせん状ばね８０が含まれている。 その上に、ねじ付きおすコネクタ部分２８ｂがハウジング１４ｂから離れて形 成されており、溶接や音波溶接などによってハウジング１４ｂとカニューレ１８ ｂに確保されている。ねじ付きおすコネクタ部分２８ｂは、ＩＶセットチュービ ングなどを通じて患者に連結するための中央先細係合カラム８１を含む。 バルブ部材１６ｂがばね８０の力によってハウジング１４ｂからバルブ部材１ ６ｂの第１の閉鎖位置に放出されないように、バルブ部材１６ｂは係合部分８２ を含む。係合部分８２は、円筒状部分３４ｂの第１の外側端３６ｂのすぐ近くで 、ハウジング１４ｂの円筒状部分３４ｂの内部の周りに形成されたカラー８４と 接触する。 ばね８０は第１の端８６と反対側の第２の端８８を含む。第１の端８６はヘッ ド部分５０ｂによって形成された凹部９０の中に取り付けられ、また第２の端８ ８は、おすコネクタ部分２８ｂによって形成された円錐部分５の回りに取り付け られる。 ヘッド部分５０ｂは、ばね８０の第１の端８６の閉込め部の中に受け入れられ る先細係合ショルダ９４も含む。ショルダ９４はヘッド部分５０ｂのすぐ近くの 第１の端９６から、おすコネクタ部分２８ａに向かってばね８０の中に延びる第 ２の端９８まで先細になっている。 ヘッド部分５０ｂはまた、スリット７８ｂと連絡する第１の内部端１０２とカ ニューレ１８ｂと接触する第２の外部端１０４を有するチャネル１００も含む。 チャネル１００は、第１の内部端１０２のすぐ近くの拡張凹部１０６を含み、こ の拡張凹部１０６はカニューレ１８のための静止位置を与え、この位置は、カニ ューレがバルブに対して行使する外力を予め開けられたスロットから隔離する。 この実施例の残りの要素と操作は、第１図と第２図の実施例ならびに第３図と 第４図の実施例に類似している。 本発明の新しい概念と原理の真の意図と範囲から逸脱するこ となく多くの変形や変更を行うことができることは、本発明の上述の詳細説明と 図面から容易に明白になろう。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クラマー，デビツド・イー アメリカ合衆国、イリノイ・60062、ノー スブルツク、チエストナツト・ロード・28

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．ハウジングと、 前記ハウジングの内部に取り付けられたほぼ剛性のカニューレと、 前記カニューレと操作可能に連通すべく前記ハウジングの内部に位置すると共 にほぼ弾力的な材料から形成されており、第１の閉鎖位置と第２の開放位置との 間で前記ハウジング内部で移動可能であるバルブ部材であって、前記カニューレ が、該カニューレ及び前記バルブ部材を通る流体流路を確立するために前記第１ の閉鎖位置から前記第２の開放位置への前記バルブ部材の移動の間に前記バルブ 部材を通過して延びるバルブ部材と、 前記バルブ部材が前記第１の閉鎖位置にあるときに自動的に前記バルブ部材内 の開口部の確実な密封をもたらすべく、前記流体流路内部の流体流から独立する と共に前記ハウジングから独立したシール手段であって、前記カニューレが前記 バルブ部材の移動中に前記開口部を通じて延びるシール手段とを備える静脈流体 管用コネクタ。 ２．前記バルブ部材が、前記カニューレが通過して延びる前記 開口部を形成するプレフォームスリットを含む請求項１に記載のコネクタ。 ３．前記カニューレが先の鈍いカニューレである請求項２に記載のコネクタ。 ４．前記カニューレの先が鋭く、該カニューレが前記バルブ部材を通って前進す ることによって前記開口部が前記バルブ部材の中に設けられる請求項１に記載の コネクタ。 ５．前記バルブ部材が使用されないときに前記バルブ部材を前記第１の閉鎖位置 に維持し、前記バルブ部材を流体送出システムから分解すると前記バルブ部材を 前記第２の開放位置から前記第１の閉鎖位置に自動的に戻す手段を含む請求項１ に記載のコネクタ。 ６．ばね手段が前記バルブ部材の材料の一部分として形成されている請求項５に 記載のコネタタ。 ７．前記ばね手段が独立したらせん状ばねとして形成されている請求項５に記載 のコネクタ。 ８．前記バルブ部材が、前記第１の位置及び第２の位置間の移動を与えるように バルブ部材に連結されたおすルエル部材によって作動する部分を含む請求項１に 記載のコネクタ。 ９．前記バルブ部材の少なくとも一部分が、バルブ部材を洗浄するために前記ハ ウジングの外側からアクセス可能である請求項１に記載のコネクタ。 １０．前記シール手段が、前記開口部を含む前記バルブ部材の一部分のすぐ近く に位置する係合部材を含み、前記ハウジングとは独立した前記バルブ部材の前記 一部分を補強する請求項１に記載のコネクタ。 １１．前記係合部材が前記バルブ部材の前記部分の周りに位置するリングを含み 、該リングは、カニューレが開口部を通過できるようにすると共にカニューレを 除去したときに開口部に漏えい防止シールをもたらす請求項１０に記載のコネタ タ。