JP2000500852A - 特に自動車用の摩耗補償装置を備える摩擦クラッチ - Google Patents

特に自動車用の摩耗補償装置を備える摩擦クラッチ

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JP2000500852A JP10514350A JP51435098A JP2000500852A JP 2000500852 A JP2000500852 A JP 2000500852A JP 10514350 A JP10514350 A JP 10514350A JP 51435098 A JP51435098 A JP 51435098A JP 2000500852 A JP2000500852 A JP 2000500852A
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ブラール,ミシェル
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Abstract

(57)【要約】 この摩擦クラッチは、摩擦ディスク、圧力板1、覆い板2、第1に覆い板2,第2に圧力板1との間で作用するダイヤフラム3を備え、前記クラッチはまた摩耗補償装置を備えており、それは円周方向に設けられたランプ手段11を備え、接線方向に設けられたウォーム13と係合する、周縁の一連の歯部18によって回転されるようになっている。ウォーム13を回転させるラチェットホィール20は、クラッチをかけている間、摩擦ライナーの摩耗によって作動する。ノンリターンキャッチ36は、ウォーム13がラチェットホィール20によって回転させられるのと、反対方向に回るのを防止する。ウォーム13、ノンリターンキャッチ36、及びラチェットホィール20は、覆い板2に固着されている支持部12に取り付けられている。ウォーム13のラチェットホィール20は、ダイヤフラム3に制御される。

Description

【発明の詳細な説明】 特に自動車用の摩耗補償装置を備える摩擦クラッチ 本発明は、特に自動車用の摩擦クラッチに関する。詳しく言うと、摩擦ライナ ーの摩耗を補償するための摩耗補償装置を備えるクラッチに関する。 前記摩耗補償装置は、前記摩擦ライナーが摩耗するのにつれて作動する。 従来の摩擦クラッチは、通常反応板を備えている。 反応板は、トーションダンパーを構成する2つの部分を有し、また一般的に、 内燃機関のクランクシャフトのような駆動軸である第1軸に回転しうるように取 り付けられており、外周に、少なくとも1つの圧力板が取り付けられる覆い板を 支持している。 圧力板は、覆い板と反応板に回転しうるように結合されており、覆い板を押圧 する、通常は金属製のダイヤフラムからなる軸方向に作用する弾性手段の働きに より、軸方向に移動することができる。 外周に摩擦ライナーを備え、軸、一般的には、ギアボックスの入力軸のような 駆動軸に回転しうるように固着されている摩擦ディスクは、圧力板と反応板との 間にクラッチがかかっている状態の時、それらの間で把持されるようになってい る。 ダイヤフラムは、圧力板がクラッチレリースベアリングで作動させられる時、 圧力板の軸方向の移動を制御する。 詳しく言うと、ダイヤフラムの周縁部は、上記弾性手段、すなわちこの実施例 では、ダイヤフラムのフィンガーであるクラッチを切る手段によって制御される クラッチ係合手段を備えている。 クラッチ係合手段が、クラッチレリースベアリングによって作動する時、クラ ッチ係合手段は、クラッチを切る装置の作用を打ち消す。 米国特許第5,090,536号で提案されている保護装置は、ダイヤフラム と圧力板との間に補助ランプを備え、2つの環状スリーブを有し、第1スリーブ は、圧力板に対して回転しうるように固着されており、第2スリーブは、後者に 対して回転しうるように第1スリーブへ移動することができ、摩耗を補償するた め、補助ランプによって、2つのスリーブが相互に円周方向へ、軸方向に離れて 動くスリーブの方へ移動する。 スリーブのこの動きは、圧力板の軸方向の厚さを増す。この回転における相互 的移動のため、第2スリーブは、その周縁に歯状部を備えている。その歯は、接 線方向に設けられ、クラッチの覆い板に取り付けられた軸に、回転しうるように 取り付けられ、ウォームとかみ合tうている。 ウォームは、ウォームを備える同じ軸に取り付けられ、摩擦ディスクのライナ ーに摩耗が生じると、回転するドラムを介して、単一指向性カプリングにより回 転するようになっている。単一指向性カプリングは、クラッチを切る操作の間、 ウォームが自身が回転するドラムによって駆動されるようになっている。 ウォームの回転は、上記のごとく、第2スリーブの回転をリードする。 ウォームと、それを支持する軸との間に設けられた単一指向性カプリングは、 各調整後、後者の回転位置をキープすることができる。 このような装置は、米国特許第5,090,536号によれば、次の欠点を有 する。 クラッチの覆い板に取り付けられたアーミング部は、クラッチレリースベアリ ングによって制御されるレバーによって回転し始める。その上、クラッチレリー スベアリングは、前記レバーの制御のため、特別仕様にしなければならず、また 軸方向の寸法が大となる。 クラッチレリースベアリングがクラッチを切るために必要な行程を越えて、軸 方向の移動の原因となる時、摩耗が生じなかった時も、処理操作に影響を及ぼす し、クラッチが動かなくなり、もはやクラッチを切ることができず、危険である 。 本発明の目的は、これらの欠点を解消することである。 本発明によれば、摩擦クラッチは、駆動軸に回転しうるように取り付けられる ようになっている反応板、外周に摩擦ライナーを備え、駆動軸に回転しうるよう に取り付けられるようになっている摩擦ディスク、反応板に固着されている覆い 板、ストッパー手段を介して、第1に覆い板と第2に圧力板との間に軸方向に作 用する弾性手段を備え、圧力板は、覆い板に回転しうるように固着されており、 それに対して軸方向に移動することができ、かつ圧力板を覆い板の方へ軸方向に 戻すための弾性戻り手段の作用を受けやすくなっており、摩耗補償装置を備える 前記クラッチはまた、ストッパー手段と圧力板との間に軸方向に設けられ、接線 方向に設けられたウォームと周縁で係合する一連の歯部の手段により、回転しう るように駆動されるようになっている円周方向に配列されたランプ手段、クラッ チがかかると、摩擦ライナーで、摩耗によっていつでも動かせるようになってい るウォームを回転させる手段,及び稼働する時、回転させる手段によって回転す るウォームが反対方向に回るのを防止するノンリターン手段を備えており、ウォ ーム、ノンリターン手段及びウォームを回転させる手段が覆い板に固着された支 持部に取り付けられ、かつダイヤフラムからなる軸方向に作用する弾性手段を備 える摩擦クラッチにおいて、ウォームを回転させる手段が、ダイヤフラムによっ て制御されるようになっていることを特徴とする。 ウォームを回転させる手段が、挟持された制御部を介して、ダイヤフラムによ って制御され、その行程は、クラッチの操作中、ストッパーによって制限される のがよい。 ランプ手段は、傾斜して、円周方向に間隔を置いてある複数のランプを有する 環状リングからなり、かつランプ手段は、換気孔を備える軸方向のフランジを有 しているのがよい。 圧力板は、ランプ手段のランプと係合するようになっているパッドを有してお り、かつ前記環状リングはまた、クラッチの軸線中央の円弧、及びランプの径方 向外側に設けられた、プレス加工された突出部の丸い上縁からなるのがよい。 ウォームは、その軸線に沿って、スライドしうるように取り付けられ、弾性手 段、いわゆる保護手段の作用を受け、その軸線に沿って移動する時、前記ランプ 手段を円周方向に回転させ、かつ弾性保護手段は、ウォームを備える軸を取り囲 むらせんバネであるのがよい。 弾性保護手段による負荷は、摩擦ライナーの摩耗と共に増加し、ランプ手段が 受ける弾性戻り手段からの軸方向の力により、負荷が摩擦力に打ち勝つほど十分 高い時は、前記軸方向の移動は、弾性保護手段の働きで得られ、クラッチは切れ るようになっていることを特徴とする。 ランプ手段が弾性戻り手段から生じる軸方向の力から解放されるように、圧力 板の行程は、クラッチを切る方向に制限されているのがよい。 ウォームを回転させる手段は、ウォームと共に回転するため、後者に固着され ているラチェットホィールからなっていることを特徴とする。 ウォームを備える軸とらせんバネは、支持部によって支持されている。 クラッチが押圧解除型で、かつ支持部は、U字形で、軸を支持するようになっ ている脊柱部と2つの翼部を有し、支持部の翼部は、摩耗補償装置のハウジング を形成している径方向の突出部に設けられた覆い板の横孔の縁に端部で固着され たL字形のアームとして延び、脊柱部と直交し、互いの方へ伸びており、各々は 、隙間を塞ぐ装置のためのハウジングを形成する径方向への突出部に設けられた 覆い板の横孔の端部に継ぎ合わされたC形端部で終っているのがよい。 制御部は、制御舌部であり、ノンリターン手段は、ラチェットホィールと係合 するキャッチからなり、かつ支持部は、おおむね湾曲形の弾性部を受け入れるよ うになっており、弾性部の各端部は、内側に向く折り返し部である。湾曲部の一 部は、その端部に向けて幅広で、折り返し部で終り、その端部は、制御舌部を有 し、短い方の湾曲部の一部は、ノンリターンキャッチである折り返し部を有して いる。それは、制御舌部とおおむね平行で、制御舌部から離れており、弾性部と ラチェットホィール支持部に取り付けられた時、ノンリターンキャッチと制御舌 部は、歯の根元で互いに協動するようにしているのがよい。 支持部に取り付けるために、弾性部は、弾性湾曲部の両側に設けられ、後者に 対して直交する横方向の突出アームを備え、突出アームの自由端は、軸のための 孔を有している。 ウォーム、ラチェットホィール、弾性部、バネ及び軸を備える支持部は、覆い 板にすぐ据えつけられるサブアセンブリーを構成しているのがよい。 ダイヤフラムは、その周縁部に、ベルビルリング部分から径方向外側に伸びる 作動器としての径方向のフィンガーを備えているのがよい。 弾性部の長い方の湾曲部は、支持部のアームに対するストッパーとなる。 支持部はU字形で、脊柱部と2つの翼部を有し、それぞれ、装置の軸を通すよ うになっている孔を有し、脊柱部は、外側を向く側面のスターラップ突起を備え 、覆い板の外側フランジに固着されるようになっており、支持部の翼部は、突起 があるのと反対側に、軸方向の延長部を有しており、その端部は、前記突起と平 行 な留め具用突起を構成するように、外側に曲げられており、覆い板の基部に固着 されるようになっているのがよい。 弾性部が鞍形で、軸を通す孔を有するアームを両端に備える平らな細長体を備 え、その長手方向の端の1つに、細長体は、アームがあるのと同じ側に斜めの延 長部を有し、細長体に設けられたスロットによって、延長部は、アームを有する 細長体の両端内に限定されており、延長部の自由端は、折り返し部を有し、それ は細長体の方へ伸び、それとおおむね平行な制御舌部を有しているのがよい。 弾性部は、2つの異なるものを備え、第1部は、U形のスターラップ部である ノンリターン機能で、その2つの翼部は、軸を支持するための孔を有しており、 前記スターラップ部の脊柱部は、一側面の中央付近にあり、少なくとも2つの帯 状体に分れており、翼部と平行に伸びてから、直角に折れ曲がり、翼部と同じ側 に伸び、脊柱部に対しおおむね直交し、前記折れ曲がり部は、少しづつ長さが異 なり、帯状体は、ラチェットホィールと係合するようになっているノンリターン キャッチであるのがよい。 ラチェットホィールの制御機能のための第2部は、軸に固着された円筒状のス リーブが有するフィンガーと連係するワイヤスプリングであり、スリーブと軸を 、スリーブの一側部から出て、直径部分を貫通する割りピンによって、スリーブ とそのフィンガーは、軸に回転しうるように固着され、コート掛けのような形を したワイヤスプリングのループ部の基部の止め具になっており、前記ワイヤスプ リングが、フィンガーの端部をラチェットホィールにあてがいトルクを受けるよ うになっているのがよい。 ラチェットホィールの歯は、ウォームのプロペラの外周に設けられているのが よい。 このクラッチは、牽引解除型で、かつ支持部はおおむねL字形で、2つの翼部 を有し、そのうちの1つは、軸を支持するようになっており、他の1つは、覆い 板に支持部を固着するようになっており、軸を支持する翼部は、2つのフィンガ ーの間で、ダイヤフラムを貫通しているのがよい。 制御部が制御舌部で、かつ弾性部はおおむね鞍形で、軸を通す孔を有するアー ムを両端に備える平らな本体を備え、2つのアームは平行で、同じ側に伸び、本 体に対しおおむね直交しており、長手方向の端の1つに、延長部を有し、その第 1延長部は、本体の長手方向に伸び、第2延長部は、アームと反対方向に伸び、 本体と鋭角をなし、第3延長部は、第2延長部と平行に伸びて共にU字形を形成 し、第4延長部は、本体の方へ向かい、後者と平行で、それより少し高い位置で 、2つのアームの間に伸びており、第4延長部は、直接的または間接的に、制御 舌部となっているのがよい。 延長部があるのと反対側の長手方向の端部に、異なる長さの少なくとも2つの 平らなフィンガーからなる本体が、ノンリターンキャッチを備えている。 弾性保護手段が、ウォームの外側にあり、前記ウォームにまたがる弾性スター ラップの形をしているのがよい。 軸がクラッチの軸線と直交する面に対して傾斜しており、ウォームのプロペラ と同じ角度であるのがよい。 本発明のより良き理解のため、添付図面に基づき、いくつかの実施例を説明す る。しかしこれは例示にすぎず、これに限定されるものではない。 図1は、本発明による摩耗補償装置を備えたクラッチの部分を示す、図2の切 断線I−Iにおける断面図である。 図2は、図1の切断線II−IIにおけるクラッチの正面部分断面図であり、 一部カットされている。 図3は、図2の切断線III−IIIにおける部分断面図である。 図4は、支持部なしの摩耗補償装置の斜視図である。 図5は、弾性部を示す斜視図である。 図6〜図8は、摩耗補償装置の支持部を示すもので、 図6は、平面図、 図7は、図6の切断線VII−VIIにおける断面図、 図8は、図6の切断線VIII−VIIIにおける断面図である。 図9は、ダイヤフラムを作動させるフィンガーの部分を示す平面図である。 図10は、ランプ手段を示す、図11の矢印Xの方向における側面図である。 図11は、ダイヤフラムなしのクラッチの平面図であり、一部カットされてい る。 図12は、図11の切断線XII−XIIにおける断面図である。 図13は、図11の切断線XIII−XIIIにおける断面図である。 図14は、図11の切断線XIV−XIVにおける断面図である。 図15は、図11の切断線XV−XVにおける断面図である。 図16〜図19は、図1と同様の部分断面図で、クラッチの構成要素の各位置 を示すもので、 図16では、クラッチは、新しい摩擦ライナーから離脱している。 図17では、クラッチは、摩耗ライナーと係合している。 図18では、クラッチは、摩耗ライナーから離脱している。 図19では、クラッチは、ライナーと係合しており、摩耗は保護されている。 図20は、本発明による摩耗補償装置の変形例を備えるクラッチの部分を示す 平面図である。 図21は、図20の切断線XXI−XXIにおける断面図である。 図22は、図20及び図21の支持部なしの構成を示す斜視図である。 図23は、支持部の斜視図である。 図24は、弾性部の斜視図である。 図25は、図20の矢印XXVの方向における側面図である。 図26は、ダイヤフラムを作動させるフィンガーの部分を示す平面図である。 図27は、本発明による摩耗補償装置の他の変形例を備えるクラッチの部分を 示す平面図である。 図28は、図27の切断線XXVIII−XXVIIIにおける部分断面図。 図29は、図27の切断線XXIX−XXIXにおける部分側面図である。 図30〜図33は、それぞれ支持部、ノンリターンキャッチ、制御舌部、及び その関連バネを示す斜視図である。 図34は、本発明による摩耗補償装置の他の変形例を備えるクラッチの部分平 面図である。 図35は、図34の切断線XXXV−XXXVにおける部分断面図である。 図36は、図34の矢印XXXVIの方向における部分側面図である。 図37は、支持部の斜視図である。 図38は、支持部なしの装置の斜視図である。 図39は、本発明による摩耗補償装置の他の変形例を備えるクラッチの部分平 面図である。 図40は、図39の切断線XLX−XLXにおける部分断面図である。 図41は、図39の矢印XLIの方向における部分側面図である。 図42は、ウォームを示す支持部の断面図である。 図43は、ラチェットホィールを組み込んだウォームの斜視図である。 図44は、弾性部の斜視図である。 図45〜図47は、それぞれ作動バネの変形例を示す。 図48は、図40と同様で、他の変形例を示す。 図中、ダイヤフラムクラッチ3,53,203は、中空の覆い板2,52,2 02を有している。覆い板は、金属製でプレス加工されている。 覆い板は、ダンパーフライホィールを構成するように仕切られる基部と、反応 板への固着手段とを備えている。 図1〜図26の実施例では、覆い板2,52は、通常中空皿の形をしており、 その外周で覆い板を反応板に固着する手段となる径方向のフランジを備えている 。前記フランジは、覆い板を反応板に固着するためのネジのような留め具を通す 孔を有している。 図27〜図36の実施例では、覆い板の留め具は、覆い板202を反応板に固 着するためのネジのような留め具を通す孔を有する径方向のフランジを広げる軸 方向を向く環状のスカートからなっている。 図1〜図26の実施例では、クラッチは押圧解除型である。すなわちクラッチ を解除するため、クラッチレリースベアリング(図示せず)の助けで、ダイヤフ ラム3,53のフィンガーの内端を押す必要がある。 一般に、ダイヤフラムのフィンガーは、ベルビルリングの形をしたダイヤフラ ムの周辺部によって形成される弾性クラッチ係合手段の働きを、クラッチレリー スベアリングの働きで打ち消すためのクラッチを切る手段を構成している。 この目的のため、覆い板2,52の基部は、第1に、例えばドーナツ形リング をした第1ストッパー、すなわち図1,図21では、覆い板の内周の基部に設け られた突出部であり、第2に、第2ストッパーに対面する。 図1の短い柱8の側頭部の形をした、または図21の短い柱58に取り付けて あるクラウン形をした、又はその他の、第2ストッパーであるダイヤフラム3, 53は、前記第1ストッパーと第2ストッパーとの間に、ベルビルリングの内周 を介して、傾斜するように取り付けられている。それは、そのベルビルリングの 外周を介して、下記の係合ゾーン14と接触する。 図27〜図36の実施例では、クラッチは牽引解除型である。 クラッチを切るため、ダイヤフラム203のフィンガーの内端を引くことが必 要である。 ダイヤフラムのベルビルリングの外周部は、覆い板の基部に当接している。 すなわち、図28、図36では、覆い板の基部の外周に取り付けられたドーナ ツ形リング(符号なし)に、または他の変形例では、前記基部にプレス加工され た突出部に当接している。 前記ベルビルリングの内周部は、下記のストッパー214と接触している。図 1と図2は、外周に摩擦ライナーを有し、かつ反応板と協動する摩擦ディスク( 図示せず)と摩擦面を介して、協動するようになっている圧力板を備える、特に 自動車用の摩擦クラッチ機構を示す。 反応板(図示せず)は、内燃機関のクランクシャフトのような駆動軸に、回転 しうるように取り付けられるようになっている。 摩擦ディスクは、ギアボックスの入力軸のような駆動軸に回転しうるように固 着されており、例えばフランス国特許公開第2 739 159号、または同特 許公開第2 553 446号公報に示されており、その摩擦ライナーは、従来 の漸進性係合装置と連係されている。 圧力板1は、接線方向の舌部9の手段によって、中空覆い板2と回転しうるよ うに固着されており、接線方向の舌部9は、弾力性があり、かつこの実施例では 、金属製でプレス加工されている覆い板2の方へ、圧力板1を押圧するリターン 手段になっている。 圧力板1は、覆い板2に回転しうるように固着されている。従って、軸方向に 働く弾性手段(この実施例では、中央の孔で覆い板2の基部に取り付けられる短 い柱8によって、覆い板2につながるダイヤフラム3からなる)の働きによって 、覆い板2に対して軸方向に移動可能である。 公知のように、短い柱8の側頭部は、中空の覆い板2の基部にプレス加工され た第1ストッパーと向かい合って、ダイヤフラムの第2ストッパーになっている 。ダイヤフラムは、前記ストッパーの間で旋回しうるように取り付けられている 。 クラッチがかかると、摩擦ディスクの摩擦ライナーの摩耗と無関係で、摩擦デ ィスクのライナーとの接触によって摩耗する圧力板1と、反応板のいわゆる摩擦 面がより少ない範囲である位置で、早く作動するクラッチ係合手段である軸方向 に作用する弾性手段3を維持するために、摩耗補償装置10は設けられている。 摩耗補償装置10は、円周方向に設けられたランプ手段11を備えている。 詳しく言うと、図2と図10で良くわかるランプ手段11は、円周方向に設け られたランプ15を有するようにプレス加工された金属板の環状リングからなっ ている。 前記リングはまた、クラッチの軸の中央に、及びランプ15に対して外側に径 方向に設けられたアーチ形にプレス加工された突出部の丸い上端からなる係合ゾ ーン14を有している。 摩耗補償装置のおかげで、圧力板1の摩擦面と圧力板によってカバーされる係 合ゾーン14との距離は、下記の方法で、特に前記ライナーの摩耗函数として増 加する。 圧力板1は、この実施例では、覆い板2の基部の方、及び短い柱8の径方向外 側に面する表面に、2個の連続するランプ15が、円周方向に分離される間隔に 対応する間隔で、円周方向に分離されるパッド4を有しており、各パッド4は、 ランプ15と係合するようになっている。 ランプ手段11は、パッド4がランプ15を受け止めるように、ダイヤフラム と圧力板との間に軸方向に設けられており、ダイヤフラムが圧力板に作動するス トッパー手段を介して、ダイヤフラム3は係合ゾーン14と係合する。 この構成は、費用がかからず単純である。ランプ手段11は、金属製でプレス 加工される。パッド4は、ランプ15と協動するため面取り加工するのがよい。 ランプ手段11の係合ゾーン14の1つは、図1と図13では、クラッチの軸 と平行で、径方向、すなわちクラッチの軸と直交する面にあり、周縁に一連の歯 部18を有するリターン部17で終るフランジ16により、外周で伸びている。 係合ゾーン14は連続的であり、フランジは、圧力板1の突起である厚み部分に より外側中央にある。 ランプ手段11の軸方向のフランジ16は、ランプ手段の換気を良くするため 、この実施例では、方形の孔16Aをあけてある。 圧力板1は、外周に、覆い板の基部の方へ突き出た分割された突起を有してい る。この環状突起は、フランジ16とランプ手段を中央に設けるのに役立ち、内 周と密着している。 摩耗補償装置10はまた、ラチェット歯21を有するラチェットホィール20 を備えており、ウォーム13を有する軸22に固着されており、ウォーム13の 角度とピッチは、ランプ手段11の一連の歯部18とマッチしている。 ウォーム13は、システムが逆転できない下記の条件で、一連の歯部18と接 線方向で協動するようになっている。ウォームは、一連の歯部18を駆動するが 、その逆には作動しない。 ラチェットホィール20の軸22は、図6〜図8に示すように、支持部12に よって回転しうるように取り付けられている。 支持部12は、金属板から打ち抜かれ、U字形に曲げられ、脊柱部19と2つ の翼部23,24を有し、軸22を支持している。 この目的のため各翼部は、軸22の直径に適合する円形孔25を有している。 支持部12の翼部23,24は、脊柱部19と直交するL形アーム27,28 により外側に伸びている。各アームは、支持部12が覆い板2に取り付けられた 時、それぞれ背中合わせに設けられ、互いに整列しているC形端部29,30で 終る。 覆い板2は、摩耗補償装置10のハウジングを形成する径方向の突出部を有し ている。このハウジングは、覆い板2の径方向の壁に通ずる径方向の孔6を介し て、外側と通じている。径方向の孔6の端部は、図3に示すように、端部に継ぎ 合わされ、従って覆い板に支持部12を固着する支持部12のC形端部29,3 0を受け止めるようになっている。 図1,図2、図3は、支持部12が、径方向の突出部5、ハウジング、及びこ の実施例では金属製の支持部12によって形成されたハウジングに完全にフィッ トしていることを示す。これらの要素は、相補的な形をしている。 覆い板の径方向の壁と、前記ハウジングを囲む覆い板の円筒形のスカートの延 長部との間の合流点にある孔7は、摩耗補償装置10の換気を容易にする。 支持部12は、圧力板1の外側に径方向に取り付けられている。 支持部12は、図4、図5に示すように、支持部12より薄い弾性部31を受 け止めるようになっている。弾性部31は、この実施例では湾曲形であり、各々 は、内側に向いた折り返し部を有している。 詳しく言うと、より大きい湾曲部32は、端部の方が幅が広く、制御部である 舌部35を有する折り返し部34で終っている。より小さい湾曲部33は、ノン リターンキャッチと呼ばれ、制御舌部35とおおむね平行であるが、制御舌部か らは離れている折り返し部36を有しており、弾性部31とラチェットホィール 20を支持部12に取り付けた時、ノンリターンキャッチ36と制御舌部35は 、歯の根と協動し、関係する2個の歯は、この実施例では、図1に示すように全 く反対である。 支持部12に取り付けるため、弾性部31は、弾性湾曲部の両側にあり、後者 に対して直交し、横に伸びるあぶみ形アーム37,38を有している。この自由 端には、孔39があり、その直径は、軸22の直径と対応している。 弾性部31を支持部12に取り付けた時、アーム37,38の自由端は、支持 部12の翼部23と24との間にあり、支持部12に沿う。 らせん状の圧縮バネ40が、ラチェットホィール20とアーム38の自由端と の間に設けられ、軸22を取り囲んでいる。 ウォーム13とラチェットホィール20は、同じ構成要素の中にあり、図に示 すように、支持部12、弾性部31、らせんバネ40、及び軸22は、覆い板に すぐ組み込むことができるサブアセンブリーを構成している。 らせんバネ40は、下記の摩耗を保護する弾性手段である。 ラチェットホィール20は、その歯21と協動して、ラチェットホィール20 とウォーム13が、図1及び図16〜図19に示すように、時計の針と反対方向 に戻るのを防ぐノンリターンキャッチ36と並んでいる。 ラチェットホィール20、ウォーム13、及びらせんバネ40を有する支持部 12は、覆い板2に固着されており、ダイヤフラム3は、クラッチを切ったり、 又かけたりする間、それに対して移動する。 図9に示すように、ダイヤフラム3は、周縁部に、ダイヤフラムのベルビルリ ングから径方向の外側に突き出ている径方向のフィンガー45を有しており、弾 性部31の広幅部32の広幅ゾーンと協動するようになっている。 この構成のため、クラッチを切ったり、又かけたりする間、ダイヤフラム3を 傾ける間、作動器45は、広幅部32を、図1の右から左へ移動する。 ラチェットホィール20の歯21と協動することにより、制御舌部35は、ラ チェットホィール20を時計方向にターンさせる。リターン中の作動器45は、 左から右に移動し、弾性部31の広幅部32の弾力性と歯21の傾きは、広幅部 32を右の方に移動させ、ノンリターンキャッチ36、又は内部摩擦によって、 回転しうるように固着されている歯21に乗せる。 上に述べた摩耗補償装置は、下記の方法で作動し、ウォームと一連の歯部18 からなるシステムは、前述のように逆転できない。 図1は、新しい摩擦ディスクのライナーと係合し、反応板(図示せず)と圧力 板との間に、把持されていることを示す。この位置では、制御舌部35とノンリ ターンキャッチ36は、両方とも弾性的に変形することができ、ラチェットホィ ール20の歯の根元にその端部を有する。 クラッチを切ると、ダイヤフラム3は、短い柱8で一方にそれ、作動フィンガ ー45を、その周縁で、覆い板2の基部の方へ導く。その移動により、作動器4 5は、徐々に制御舌部35を解除し、その端部は、以前の段階で係合された歯の 根元で、歯によって構成された傾斜のあるランプに従う。 ラチェットホィール20の歯21は、新しいライナーでクラッチを切る間、制 御舌部35の端部は、歯をジャンプせず、ノンリターンキャッチ36は、ラチェ ットホィール20を保持する。 この結果、弾性部31の広幅部32によって得られ、支持部12、詳しく言う と、支持部12のアーム27,28のストッパーとなる。 本発明の特徴によれば、アームは、図16に示すように、ダイヤフラム3の作 動器45の移動にかかわらず、前記広幅部32のリターンを制限する。 摩擦ライナーが摩耗すると、ダイヤフラム3からまだ軸方向の力を受けている 圧力板1は、公知のようにして、覆い板2のように軸方向に固着され、反応板に 近づく。ダイヤフラム3の作動器45は、反応板の方へ、すなわち覆い板2の開 口部の方へ動き、制御舌部35を移動させる。 ラチェットホィール20は、時計の針の方へ軸回りにターンし、その方向でノ ンリターンキャッチ36は、その機能を果たさないが、1つの歯から他へジャン プできる。 図17は、クラッチが使い古したライナーと係合する状態を示す。ラチェット ホィール20を回転させると、ウォームが軸で少しターンする。 ランプ手段11は、ダイヤフラム3による負荷のため、覆い板に対して不動で あるので、ランプ手段の一連の歯部18とかみあうウォーム13が、らせんバネ 40を押圧している。一連の歯部18に、ある程度ねじを巻くと、ウォームのね じり方向は、それにより決まる。 今まで述べた、摩耗の局面が続いて起こるクラッチを切る操作中、圧力板1は 、ライナーを解除し、覆い板の基部の方へ戻る接線方向の舌部9、圧力板1、及 び係合ゾーン14を介して、ダイヤフラム3と、ランプ15を介して、圧力板1 のパッド4と接触しているランプ手段11の働きで、ライナーから離れる。 らせんバネ40は、ウォーム13を支持部12の翼部23の方へ押圧し、摩耗 局面でクラッチが切れる。すなわち、図2と図3に関して、右から左へである。 ダイヤフラム3の負荷は、もはやランプ手段11にかからないので、圧力板1 に対して、ランプ手段11がターンされうるように、打ち勝つべき唯一の力は、 接線方向の舌部9の戻る力によって生じる摩擦力である。 もし、らせんバネ40の負荷が、この力に打ち勝つのに十分であるならば、ら せんバネ40は、ノンリターンキャッチ36の圧力によりターンできないウォー ム13を移動し、ウォームは、一連の歯部18を駆動する。 ランプ手段11のランプ15は、圧力板1のパッド4の協動によって、圧力板 を覆い板の基部から動かし、圧力板の作動面とランプ手段の係合ゾーン14との 間の軸方向の距離を増し、それにより、ライナーの摩耗による圧力板の移動の少 なくとも一部を補償する。 らせんバネ40の負荷が、摩耗局面中、ウォーム13によって圧縮される量の 函数であるので、摩耗補償装置10が、摩耗を適切に保護する局面に入ることが できる前に、何度かクラッチをかけたり、切ったりする必要がある。これは、関 係要素の相対的な寸法の函数である。 例えば、後者は、0.3mmに相当する摩耗が生じた後でのみ、始めて摩耗補 償局面が適切に生じるようになる。 図18では、使い古したライナーで、クラッチは切られており、摩耗は生じな かったと仮定する。また摩耗量は、ラチェットホィール20の回転にとって十分 に大で、制御舌部35にとり十分で、戻る時1つの歯をジャンプしたと仮定する 。 クラッチをかけている間、制御舌部35は、作動器45からのスラストで、ラ チェットホィール20をターンさせ、もはやダイヤフラム3によって把持されて いないランプ手段11は、回転し摩擦面と係合ゾーン14との厚さを増すことに よって、摩擦による圧力板の移動を補償する。 図19の摩耗保護操作の終局面で、ダイヤフラム3,ラチェットホィール20 、ノンリターンキャッチ36、及び制御舌部35は、図1の位置に戻る。 上に述べたものの変形例として、ウォーム13とラチェットホィール20を一 体成形することができる。もちろんウォーム13を、内腔を備える別体としても よい。 前記内腔と軸は、前記軸に回転しうるように固着され、軸に沿ってウォームが スライドしうるようにされる。 図20〜図26は、摩耗補償装置の他の変形例を示す。これらの図では、クラ ッチは、圧力板51,覆い板52,作動フィンガー55を有し、ダイヤフラム5 3へ第2ストッパーを提供する円筒形の頭部を有する短い柱58によって、覆い 板52につながっているダイヤフラム53、圧力板のパッド57と協動するラン プ56を有するランプ手段54、及びバネ86が巻かれている軸67を有するラ チェットホィール60へ回転しうるように固着されているウォーム63と協動す る一連の歯部59を備えている。 この実施例では、金属製の支持部62は、圧力板1の径方向の外側に取り付け られる。この実施例の支持部62は、図23に示すように、U字形で、脊柱部6 4と2つの翼部65,66を有し、各翼部は、装置の軸67を受け入れるように なっている孔61を有している。 脊柱部64は、リベットにより覆い板52の外側フランジに固着されるように なっている直交して外側に向く突起68を有している。覆い板52は、脊柱部6 4を通す孔を有し、単純な形をしている。 支持部62の翼部65,66は、突起68があるのと反対側に、軸方向の延長 部を有している。その端部は、留め具用突起69となるように外側に曲げられて おり、リベット70により、覆い板52の基部へ固着されるようになっている。 脊柱部64の方へ向く部分に、前記延長部は、互いの方へ伸び、脊柱部64と おおむね平行である折り返し部71を備えており、下記目的のストッパーとなっ ている。 折り返し部71の互いに向き合う端部は、クラッチを入れたり切ったりする操 作の間、作動器55が損傷なく移動できるよう、十分な距離をもって離れている 。 この実施例では、弾性部72は、図24に示すように鞍形で、軸67を通す孔 75を有するアーム74を両端に有する平らな細長部73を備えている。 2つのアーム74は、平行で、同一方向に伸びており、細長部73に対してお おむね直交している。 細長部73は、アーム74があるのと同じ側に、斜めの延長部84を有してい る。細長部73に設けられたスロット82,83は、アーム74を有する細長部 73の端部に対して、延長部84を制限している。 またスロット82,83は、延長部84にある程度弾力性を与えている。 延長部84の自由端は、折り返し部85を有し、それは細長部73の方へ突き 出て、細長部73と平行である制御舌部76に続いている。 孔77は、延長部84にある。この孔77と細長部73のスロット79,80 ,81は、2つの平らなフィンガー78A,78Bからなるノンリターンキャッ チ78を形成している。フィンガー78A,78Bの自由端は、細長部73とお おむね直交しており、長さが僅かに異なっている。 この長さの相違は、フィンガー78A,78Bがラチェットホィール60に弾 力的に係合している時、アーム74と平行で、ラチェットホィール60の1つの 歯より短く、ずれている。 従って、ノンリターン機能の有効性は、ラチェットホィールのみが単一のノン リターンフィンガーと係合する方法より改善されている。 フィンガーはもちろん互いに、例えば180 離れていてもよい。 この変形例は、前記のものと同様に作用する。 クラッチを切る操作の間、制御舌部76のリターンコースは、金属製の支持部 62の折り返し部71のストッパーになる、弾性部72の延長部84によって制 限されており、弾性部72より厚い。 図27〜図33は、他の変形例を示す。図面中以前のものと同一部品は、符号 も同じである。 弾性部は、2つの異なるものを備え、第1部は、U形のスターラップ部93で あるノンリターン機能で、その2つの翼部94は、軸67を支持するための孔9 5を有しており、前記スターラップ部93の脊柱部96は、一側面の中央付近に あり、少なくとも2つの帯状体98A〜Dに分れており、翼部94と平行に伸び てから、直角に折れ曲がり、翼部と同じ側に伸び、脊柱部96に対しておおむね 直交しており、前記折れ曲がり部は、少しづつ長さが異なり、帯状体98A〜D は、ラチェットホィール60と係合するようになっているノンリターンキャッチ 98である。 図32に示すように、ラチェットホィール63の制御機能のための第2部は、 軸103に固着された円筒状のスリーブ102が有するフィンガー101と連係 するワイヤスプリング107であり、スリーブ102と軸103を、スリーブ1 02の1側部から出て、直径部分を貫通する割りピン105によって、スリーブ 102とそのフィンガー101は、軸103に回転しうるように固着され、コー ト掛けのような形をしたワイヤスプリング107のループ部106の基部108 の止め具になっており、前記ワイヤスプリング107がフィンガー101の端部 を、ラチェットホィール63にあてがいトルクを受けるようになっている。 この実施例では、図30に示すように、支持部92は翼部115,116を備 え、それは突起69と、脊柱部64と反対の端部にスロット117を有し、スロ ット117は、軸67を通す孔61と同じ側にあり、脊柱部64の面と僅かに角 度をなし、その幅に、フィンガー101の軸103の結合軸104が入るように なっている。 図27、図28、図29に示すように、アセンブリーを組む時、ワイヤスプリ ング107の端部113,114は、支持部92の翼部115,116の上縁部 118,119と、それぞれ係合させ、ループ部106の基部108は、コント ロールフィンガー101の止め具105と係合すると、ラチェットホィール63 の歯の根元で、フィンガー101の端部にトルクがかかり、ノンリターンキャッ チ98の帯状部98A〜Dの1つは、同様に前記ラチェットホィール63の他の 歯の根元にかかる。 詳しく言うと、フィンガー101前記トルクは、ラチェットホィール63の歯 にかかり、図28に示すように、クラッチをかけている間、ダイヤフラム53の 作動突部55は、フィンガー101を有するスリーブ102を押圧し、歯の根元 でフィンガー101を押圧し、ラチェットホィール60をターンさせる。 クラッチを切ると、作動突部55は、覆い板52の基部に近づき、フィンガー 101を解除し、ワイヤスプリング107からの軸方向の力がかかり、ダイヤフ ラムは、歯に沿って上り、ノンリターンキャッチ98によって不動となる。 このリターンの動き中、フィンガー101とそのじく103は、ダイヤフラム 53に従い、前記軸103の結合軸104が、支持部92のスロット117の底 部と当接する時、ストッパーとなる。 この装置の作動は、上記装置のものと同じである。 図34〜図38は、本発明によるクラッチの他の変形例を示す。この実施例で は、圧力板51は、外周近くで、覆い板と向かい合う凹入部120を有し、摩耗 補償装置をクラッチの軸に近寄せることができ、覆い板52を単純化できる。 また、下記のフィンガー121をダイヤフラム53の外周で、直接作動させる ことができる。これにより、ダイヤフラムの作動突部が不要になり、工程が簡単 になる。 この目的のために、フィンガー121は、図38に示すように、ハンマーの頭 の形をした部122の薄い端部であり、そのくぎ抜き相当部は、ダイヤフラム5 3の外周が係合する端部123である。 この実施例では、ワイヤスプリング107の自由端109,110は、湾曲部 111,112のようなループはない。端部113,114は、支持部92の脊 柱部64の傾斜端124を押圧する。この実施例では、ノンリターンキャッチ9 6は、2つの帯状部98A,98Bのみを有する。 図39〜図48は、特に自動車用の摩擦クラッチ機構を示す。それは、周縁に 摩擦ライナーを有し、反応板と係合する摩擦ディスク(図示せず)と係合するよ うになっている圧力板201を備えている。 反応板(図示せず)は、内燃機関のクランクシャフトのような駆動軸に取り付 けられ、共に回転するようになっている。 摩擦ディスクは、ギアボックスの入力軸のような駆動軸に回転しうるように固 着されている。 圧力板201は、弾力性があり、覆い板202の方へ圧力板201を押圧する ためのリターン手段でもある接線方向の舌部209によって、中空の覆い板20 2に回転しうるように固着されている。 覆い板202に回転しうるように固着されている圧力板201は、この実施例 では、外周を介して、覆い板202を押圧するダイヤフラム203を備えている 軸方向に作動する弾性手段の押圧によって、覆い板202に対し軸方向に移動で きる。 クラッチは、ここでは牽引解除型であり、クラッチを切る操作は、図28の矢 印Fの方向へダイヤフラムのフィンガーの端部を引くことにより実行される。 クラッチをかけている間、軸方向に働く弾性手段203を、摩擦ディスクのラ イナーの摩耗と無関係な位置に維持し、圧力板201と反応板の摩耗をより少な くするために、反応板の摩擦面は、摩擦ディスクのライナーと接触して使用不可 となり、円周方向に設けられたランプ手段211を備える摩耗補償装置が設けら れている。 詳しく言うと、図28,図29に示すように、ランプ手段211は、金属製で 、圧力板201の方へ向く面に円周方向に設けられたランプ手段215を有する 環 状リングを備えている。 その反対側に、前記リングは、クラッチの軸の中央にある円弧に設けられた上 端からなる係合ゾーン214を有している。前記係合ゾーン214は、連続的で も不連続でもよい。 ランプ手段211は、圧力板201の厚い部分によって内部中央にある。 圧力板201は、覆い板202の基部の方へ向く面に、この実施例では一体成 形され、2つの連続するランプ215を円周方向に分布する距離に応じた間隔だ け円周方向に離れているパッド204を有しており、各パッド204は、1つの ランプ215と係合するようになっている。 ランプ手段211は、パッド204がランプ215を受け止め、ダイヤフラム 203が係合ゾーン214と係合するように、ダイヤフラム203と圧力板20 1との間に軸方向に設けられている。 係合ゾーン214は、ダイヤフラム203が圧力板201に作用するストッパ である。ランプ手段211の内周は、一連の径方向の歯部218を備えている。 この摩耗補償装置はまた、ウォーム213を備える軸222回りに回転しうる ように取り付けられた歯221を有するラチェットホィール220を備えている 。 ウォーム213の角度とピッチは、ランプ手段211の一連の歯部218とマ ッチしている。ウォーム213は、下記条件で、一連の歯部218と協動するよ うになっている。 この実施例では、歯221は、ウォーム213のプロペラの外周に設けられて いる。図42,図43に示すように、この構成は、安上がりで単純である。 軸222は、図43,図42に示すように、プレス加工され、L字形に曲げら れ、2つの翼部223,224を有する支持部212によって回転しうるように 取り付けられている。翼部223は、軸222を支持するようになっており、他 の翼部224は、支持部212を覆い板202に固着するようになっている。 この目的のため、翼部223は、軸222の端部を入れる円形孔225を有し ている。軸222は、この実施例ではナット用のねじを切ってある。 修正変形例(図示せず)では、翼部223には、軸222のねじ切り端を入れ るねじ山を設け、ナットなしとしてある。 支持部212を覆い板202に取り付けられる時、翼部224は、覆い板20 2の基部に固着されている。翼部223は、2つのフィンガーの間でダイヤフラ ム203を貫通する。もし必要なら、このフィンガーを、他のフィンガーの間隔 よりも円周方向に離して設けてもよい。 支持部212は、図44に示すように、この実施例では金属製であり、支持部 212より薄い弾性部272を受け入れるようになっている。弾性部272は鞍 形であり、両端に、軸222を入れる孔275を有する、2つのアーム274を 備える平らな本体273を備えている。 2つのアーム274は、互いに平行で、同じ側に伸びており、本体273に対 しておおむね直交している。 長手方向の端部の1つに、本体273は、2つのアーム274の間に延長部2 84を有し、その第1延長部284Aは、本体273の長手方向に伸び、第2延 長部284Bは、アーム274から離れた方向に伸びて、本体273に対し鋭角 をなし、第3延長部284Cは、第2延長部284Bと平行で共にU形をなし、 第4延長部284Dは、本体273の方へ向き、本体273と平行であり、それ より少し高い位置で、2つのアーム274の間に伸びている。 第4延長部284Dは、例えばリベットによって、T形板を取り付け、その基 部235は、制御舌部235を構成している。T形板の2つのアームの1つは、 本体273と平行な制御舌部234のコースが、少なくとも本体273からの間 隔で限定されるように、各アーム274に設けられたスロット274Aを通過し ている。 延長部284があるのと反対側の長手方向の端部において、本体273は、こ の実施例では、本体273に対して直交し、アーム274と同じ側に伸びる、少 し長さの異なる2つの平らなフィンガー236A,236Bからなっている。 制御舌部235の内端と、フィンガー236A,236Bの自由端は、互いに 離れており、弾性部272とラチェットホィール220を支持部212に取り付 けると、ノンリターンキャッチ236と制御舌部235は、ラチェットホィール 220の歯の根元と弾性的に協動するようになっている。 支持部212の翼部223で係合する弾性部272のアーム274は、図42 に示すように、支持部212に対して弾性部272を、前記翼部223の内面に 角度を付けて設ける差し込み部254と係合するようになっている、図44に示 すように、孔253を有している。 差し込み部254は、ドエルまたは他の突起などに置き換えてもよい。 軸222は、そのねじ切りのない端部の付近に、突環244を有している。 軸222の内周に、下記のような摩耗を保護するための弾性手段であるらせん バネ240が取り付けられている。この実施例では、らせんバネ240は、軸2 22の回りを取り巻いており、ラチェットホィール220(またはウォーム21 3)の内部に設けられたハウジング251内にある。 ラチェットホィール220(またはウォーム213)は、前記軸の突環244 にあるベアリングによって1つの側に、内部サーキュラーリング252によって 他の側に、軸222に対して集中している。 らせんバネ240は、従って前記リング252と軸の突環244との間に軸方 向に設けられている。ラチェットホィール220は、図40に示すように、ラチ ェットホィール220の歯221との係合で、ラチェットホィール220の、従 ってウォーム213の時計の針と反対方向への回転を防止するノンリターンキャ ッチ236と整列している。 ラチェットホィール220、ウォーム213,及びらせんバネ240を備える 支持部212は、覆い板202に固着されているので、ダイヤフラム203は、 クラッチをかけたり切ったりする間、後者に対して移動する。 ダイヤフラム203は、フィンガーの1つ、この実施例ではフィンガー250 によって、弾性部272の制御舌部235と協動するようになっている。 この構成により、ダイヤフラム203を傾斜させて、クラッチを操作中、制御 舌部235は、図40で右から左へ移動し、ラチェットホィール220の歯22 1との係合によって、ラチェットホィール220を時計の針の方へ回転させる。 ダイヤフラムのフィンガー250が、クラッチを切っている間、右に寄ると、 弾性部272の弾力性と歯221の傾斜は、制御舌部235を右の方へ移動させ 、ノンリターンキャッチ236によって回転しうるように固着された歯221に 乗 る。 上の摩耗補償装置は、次のように作動する。ウォーム213が、一連の歯部2 18を駆動することができるが、他の方法ではできず、歯218とウォーム21 3からなるシステムは逆転できない。 図40は、クラッチが新しい摩擦ディスクのライナーと係合し、反応板(図示 せず)と圧力板201との間に把持されていることを示す。この位置では、制御 舌部235とノンリターンキャッチ236の端部は、ラチェットホィール220 の歯の根元にある。 クラッチを切ると、ダイヤフラム203のフィンガーの端部は、覆い板202 の基部の方へ矢印Fの方へ押圧される。その移動により、フィンガー250は、 徐々に制御舌部235を解除し、制御舌部235の端部は、以前の段階で係合さ れた歯の根元で、歯によって形成された傾斜したランプに従う。 ラチェットホィール220の歯221は、新しいライナーでクラッチが切られ ている間、制御舌部235の端部が歯をジャンプしないように、ノンリターンキ ャッチ236がラチェットホィール220を保持するように設計されている。 これは、支持部272の翼部274のスロット274Aの端部に対し、ストッ パーとなる制御舌部235によって達成される。 ライナーが摩耗すると、ダイヤフラム203によってまだ軸方向の力がかかっ ている圧力板201は、公知のようにして、覆い板202同様軸方向に固着され た反応板に接近する。ダイヤフラム203のフィンガー250は反応板に、従っ て制御舌部235を備える覆い板202の開口端に接近する。 ラチェットホィール220は、その軸回りに、時計の針方向に回転する。これ は、ノンリターンキャッチ236は機能しないが、1つの歯から他へジャンプで きる方向である。 ラチェットホィール220を回転させると、ウォーム213は、その軸上で回 転する。ランプ手段211がダイヤフラムによる力によって、覆い板に対して不 動であるので、ランプ手段211の歯218を組み込んだウォーム213は、ら せんバネ240を押圧するように歯218に僅かに働く。 ウォーム213のねじり方向は、それによって決められる。 前記摩耗局面に従いクラッチを切ると、圧力板201は、覆い板202の基部 、圧力板201,及び係合ゾーン214を介して、ダイヤフラム203と接触し ている、かつランプ215を介して、圧力板201のパッド204と接触してい るランプ手段211の方へ戻る接線方向の舌部209の働きで分離することによ りライナーを解除する。 らせんバネ240は、ウォーム213を支持部212の翼部223の方へ押圧 し、摩耗が生じる局面、すなわち図41,図42の右から左へ、支持部212か ら離れる。 ダイヤフラム203の負荷が、もはやランプ手段211にかからないので、ラ ンプ手段211を圧力板201に対して回転させるため、打ち勝つべき唯一の力 は、接線方向の舌部209による戻る力である。 もしらせんバネ240の負荷が、この力に打ち勝つのに十分高ければ、らせん バネ240は、ノンリターンキャッチ236からの圧力により回転を防ぎ、歯2 18を駆動するウォーム213を移動する。 自身で戻ることにより、ランプ手段211のランプ215は、圧力板211の パッド204との係合によって、覆い板202の基部から圧力板201を移動し 、圧力板201の作動面とランプ手段の係合ゾーン214との間の軸方向の距離 を増す。従って、少なくとも従来のようにライナーの摩耗を保護する。 らせんバネ240の負荷が、摩耗局面中、ウォームによって押圧されている量 の函数であるので、隙間を塞ぐための装置が、摩耗補償局面に適切に入る前に、 何度かクラッチをかけたり切ったりする操作が必要である。 これは、関係要素の相対的な寸法の函数である。例えば後者は、0.3mm相 当の摩耗量が生じて始めて、この摩耗補償局面が発生するように作られる。 もしクラッチをかけている間、ラチェットホィール220が十分に回転し、制 御舌部がリターンする時、歯をジャンプして、摩耗が十分であると、フィンガー に押された制御舌部は、ラチェットホィールを回転させ、もはやダイヤフラムに よって把持されないランプ手段は、摩耗を保護するようにターンする。 摩耗保護の終りに、ダイヤフラム、ラチェットホィール、ノンリターンキャッ チ、及び制御舌部は、図40で占めていた位置に戻る。 ウォームとラチェットホィールが、単体として作られているので、これと弾性 部272、らせんバネ240、及び軸222を備える支持部212は、覆い板に すぐ据えつけられるサブアセンブリーとなる。 今まで述べた変形例では、らせんバネ240は、軸222の回りに取り付けら れ、ラチェットホィール220とウォーム213を備える軸方向の単体内に収容 される。 図45に示す変形例では、バネは、前記単体の外側にあり、前記単体にまたが る弾力的なあぶみ340の形をしている。 覆い板に対して、前記要素を弾性的に支持することにより、弾性機能を得るこ とができる。 従って、図46、図47に示すように、この目的のため、1つの側面に、前記 単体が回転しうるように取り付けられた軸に、他の側面に、覆い板に接続されて いる弾性板を用いてもよい。 図46では、弾性板440は真っ直ぐであり、覆い板の曲げられた突起を介し て、覆い板に接続されている。 図47は、覆い板に接続するため曲げられた突起を有する弾性板540である 。 図41、図42、図46、図47に示すように、軸222は、クラッチの軸に 直交する平面に対して、ウォーム213のねじり角相当の傾斜をしている。 この構成のため、一連の歯部218は、真っ直ぐな歯で、かみあいによって、 トランスミッションを改良している。また軸222の傾斜は、摩耗補償装置を、 ねじれ振動に対して鈍感にさせている。 前記のごとく、クラッチを切る間、摩耗局面が続き、圧力板201は、圧力板 とランプ手段を覆い板の基部の方へ戻す接線方向の舌部209の働きで、摩擦ラ イナーを遠ざけて、解除する。 接線方向の舌部209による軸方向に戻す力によって、らせんバネ240が、 ランプ手段211をなんの障害もなしに作動させることができることを確かめる ため、クラッチを切る間、圧力板201の進路を制限するのがよい。 図48に示す他の変形例は、これを許す構成である。この変形例では、圧力板 201は、軸方向のピン301を備えており、例えば、接線方向の舌部209を 圧力板にリベットで留めて、延長部としてもよい。 ピン301は、軸方向のストッパーである突環302,303を備えている。 スリーブ305は、ピン301を囲み、その軸方向の長さは、2つの突環30 2,303が軸方向に離れている距離より小さく、前記長さ間の差異は、軸方向 の隙間である。 スリーブ305は、摩擦によって固着されている覆い板202の端部の孔に固 着され、軸方向のストッパー302,303は、前記端部の両側に設けられてい る。 従って、軸方向の前記隙間は、接線方向の舌部209により生じる圧力板20 1のリターンのコースを定める。 この軸方向の隙間は、ライナーの摩耗量に拘らず一定である。ちなみに、ライ ナーの摩耗の場合に、スリーブ305は、接線方向の舌部209による軸方向の 力より高いスリーブ305と覆い板202との間の摩擦力より大きいダイヤフラ ムの力によって移動する。 上に述べたような牽引解除型のクラッチにおいても、支持部212を、覆い板 から直接打ち抜きや曲げで作ってもよい。 軸方向に作用する弾性手段を、例えば1997年9月5日付、フランス国特許 出願第97 11058号、及び1997年4月7日付、同特許出願第97 0 4214号の明細書に記載されたような、他の形態にしてもよい。 従って、前者の図4、図5,及び後者の図3,図4に関し、軸方向の作用によ ってクラッチがかかるための弾性手段を構成するため、ベルビルリングがダイヤ フラムと連続して取り付けられる。 ダイヤフラムは、制御舌部と、ベルビルリングとダイヤフラムとの間で作用す る動力伝達力のための挟持手段を介して、直接または間接的に接触する。 ベルビルリングは、ポジチブ型のブースターリングである。ブースターリング は、例えば、摩擦ディスク内に設けられた徐々に係合する手段の函数として寸法 が決められる。 ブースターリングは、もちろん例えば、フランス国特許公開第2 728 6 38号公報に記載されているように、覆い板とダイヤフラムのフィンガーの内端 との間に作用することにより、ダイヤフラムと平行に固着されていてもよい。 フランス国特許出願第97 11058号(図1〜図3)、及び同第97 04 213号(図1〜図4)に記載せれているような弾性手段は、もちろん制御舌部 で、ベルビルリングの1つに作用する、ベルビルリングの別個な離脱装置によっ て制御される、1つはポジチブの、他はネガチブの、2つのベルビルリングを備 えてもよい。 この摩耗補償装置は、軸方向のねじり振動、特に自動車エンジンのクランクシ ャフトの軸方向の振動に鈍感である。また、遠心力の影響や熱変化や腐食に全く 鈍感である。 ちなみに、ノンリターン手段に結合された、ランプ手段に固着された一連の歯 部に対するウォームの逆転のない作用によって、振動を心配する摩耗補償装置の 偶発事故を防げる。 従って圧力板は、ランプ手段を介して、ウォームを駆動することができない。 制御部とノンリターン手段を備え、覆い板に取り付けられた支持部があり、圧 力板によりランプ手段を中央に設けることにより、摩耗補償装置を遠心力の影響 に対し強化できる。 ラチェットホィール、ウォーム、及びらせんバネを備えているアセンブリーは 、スペースを取らず、クラッチの換気を妨げない。この換気は、ランプ手段に孔 があるのと、パッドがあることにより強化されている。 ラチェットホィール手段と協動する制御部への軸方向に作用する弾性手段によ って、摩耗補償装置を解放することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),BR,JP,KR,P L,US (72)発明者 ドルミュ,オリヴィエ フランス国 エフ−62690 イゼル・レ・ アモー リュ ドゥ ティロイ 2

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.駆動軸に回転しうるように取り付けられるようになっている反応板、外周 に摩擦ライナーを備え、駆動軸に回転しうるように取り付けられるようになって いる摩擦ディスク(1)(51)(201)、反応板に固着されている覆い板(2 )(52)(202)、ストッパー手段(14)(214)を介して、第1に覆い 板(2)(52)(202)と第2に圧力板(1)(51)(201)との間に 軸方向に作用する弾性手段(3)(53)(203)を備え、圧力板(1)(5 1)(201)は、覆い板(2)(52)(202)に回転しうるように固着さ れており、それに対して軸方向に移動することができ、かつ圧力板(1)(51 )(201)を覆い板(2)(52)(202)の方へ軸方向に戻すための弾性 戻り手段(9)(209)の作用を受けやすくなっており、摩耗補償装置を備え る前記クラッチはまた、ストッパー手段(14)(214)と圧力板(1)(5 1)(201)との間に軸方向に設けられ、接線方向に設けられたウォーム(1 3)(63)(213)と周縁で係合する一連の歯部(18)(59)(218 )の手段により、回転しうるように駆動されるようになっている円周方向に配列 されたランプ手段(11)(54)(211)、クラッチがかかると、摩擦ライナ ーで、摩耗によっていつでも動かせるようになっているウォーム(13)(63 )(213)を回転させる手段(20)(60)(220),及び稼働する時、回 転させる手段(20)(60)(220)によって回転するウォーム(13)( 63)(213)が反対方向に回るのを防止するノンリターン手段(36)(7 8)(98)(236)を備えており、ウォーム(13)(63)(213)、ノ ンリターン手段(36)(78)(98)(236)及びウォーム(13)(6 3)(213)を回転させる手段(20)(60)(220)が覆い板(2)( 52)(202)に固着された支持部(12)(62)(92)(212)に取 り付けられ、かつダイヤフラムからなる軸方向に作用する弾性手段(3)(53 )(203)を備える摩擦クラッチにおいて、ウォーム(13)(63)(21 3)を回転させる手段(20)(60)(220)がダイヤフラム(3)(53 )(203)によって制御されることを特徴とする摩擦クラッチ。 2.ウォーム(13)(63)(213)を回転させる手段(20)(60) (220)が、挟持された制御部(35)(76)(101)(121)(23 5)を介して、ダイヤフラム(3)(53)(203)によって制御され、その 行程は、クラッチの操作中、いわゆるストッパー(27)(28)(71)(1 17)(274A)によって制限されることを特徴とする請求項1記載の摩擦ク ラッチ。 3.ランプ手段(11)(54)(211)は、傾斜して、円周方向に間隔を 置いてある複数のランプ(15)(56)(215)を有する環状リングからな り、かつランプ手段(11)は、換気孔(16A)を備える軸方向のフランジ( 16)を有していることを特徴とする請求項2記載の摩擦クラッチ。 4.圧力板(1)(51)(201)は、ランプ手段(11)(54)(21 1)のランプ(15)(56)(215)と係合するようになっているパッド( 4)(57)(204)を有しており、かつ前記環状リングはまた、クラッチの 軸線中央の円弧、及びランプ(15)(56)(215)の径方向外側に設けら れた、プレス加工された突出部の丸い上縁からなることを特徴とする請求項3記 載の摩擦クラッチ。 5.ウォーム(13)(63)(213)は、その軸線に沿って、スライドし うるように取り付けられ、弾性手段、いわゆる保護手段(40)(86)(24 0)(340)(440)(540)の作用を受け、その軸線に沿って移動する 時、前記ランプ手段(11)(54)(211)を円周方向に回転させ、かつ弾 性保護手段(40)(86)(240)は、ウォーム(13)(63)(213 )を備える軸(22)(67)(222)を取り囲むらせんバネであることを特 徴とする請求項2記載の摩擦クラッチ。 6.弾性保護手段(40)(86)(240)(340)(440)(540 )によってかかる負荷は、摩擦ライナーの摩耗と共に増加し、ランプ手段(11 )(54)(211)が受ける弾性戻り手段(9)(209)からの軸方向の力 により、負荷が摩擦力に打ち勝つほど十分高い時は、前記軸方向の移動は、弾性 保護手段(40)(86)(240)(340)(440)(540)の働きで 得られ、クラッチは切れることを特徴とする請求項5記載の摩擦クラッチ。 7.ランプ手段(211)が弾性戻り手段(209)から生じる軸方向の力か ら解放されるように、圧力板(201)の行程は、クラッチを切る方向に制限さ れていることを特徴とする請求項5記載の摩擦クラッチ。 8.ウォーム(13)(63)(213)を回転させる手段(20)(60) (220)は、ウォーム(13)(63)(213)と共に回転するため、後者 に固着されているラチェットホィールからなることを特徴とする請求項5記載の 摩擦クラッチ。 9.ウォーム(13)(63)(213)を備える軸(22)(67)(22 2)とらせんバネ(40)(86)(240)は、支持部(12)(62)(9 2)(212)によって支持されていることを特徴とする請求項8記載の摩擦ク ラッチ。 10.クラッチが押圧解除型で、かつ支持部(12)は、U字形で、軸(22 )を支持するようになっている脊柱部(19)と2つの翼部(23)(24)を 有し、支持部(12)の翼部(23)(24)は、摩耗補償装置のハウジングを 形成している径方向の突出部(5)に設けられた覆い板(2)の横孔(6)の縁 に端部で固着されたL字形のアーム(27)(28)によって設けられ、脊柱部 (19)と直交し、互いの方へ伸びており、各々は、隙間を塞ぐ装置のためのハ ウジングを形成する径方向への突出部(5)に設けられた覆い板(2)の横孔( 6)の端部に継ぎ合わされたC形端部で終ることを特徴とする請求項9記載の摩 擦クラッチ。 11.制御部は、制御舌部(35)であり、ノンリターン手段は、ラチェット ホィール(20)と係合するキャッチ(36)からなり、かつ支持部(12)は 、おおむね湾曲形の弾性部(31)を受け入れるようになっており、弾性部(3 1)の各端部は、内側に向く折り返し部であり、湾曲部の一部(32)は、その 端部に向けて幅広で、折り返し部(34)で終り、その端部は、制御舌部(35 )を有し、短い方の湾曲部の一部(33)は、ノンリターンキャッチである折り 返し部(36)を有しており、それは制御舌部(35)とおおむね平行で、制御 舌部(35)からは離れており、弾性部(31)とラチェットホィール(20) が支持部(12)に取り付けられた時、ノンリターンキャッチ(36)と制御舌 部 (35)は歯の根元で互いに協動していることを特徴とする請求項10記載の摩 擦クラッチ。 12.支持部(12)に取り付けるために、弾性部(31)は、弾性湾曲部の 両側に設けられ、後者に対して直交する横方向のスターラップアーム(37)( 38)を備え、スターラップアーム(37)(38)の自由端は、軸(22)の ための孔(39)を有していることを特徴とする請求項11記載の摩擦クラッチ 。 13.ウォーム(13)、ラチェットホィール(20)、弾性部(31)、バ ネ(40)及び軸(22)を備える支持部(12)は、覆い板(2)にすぐ据え つけられるサブアセンブリーを構成していることを特徴とする請求項11記載の 摩擦クラッチ。 14.ダイヤフラム(3)は、その周縁部にベルビルリング部分から径方向外 側に伸びる作動器(45)としての径方向のフィンガーを備えていることを特徴 とする請求項9記載の摩擦クラッチ。 15.弾性部(31)の長い方の湾曲部は、支持部(12)のアーム(27) (28)に対しストッパーになることを特徴とする請求項12記載の摩擦クラッ チ。 16.支持部(62)はU字形で、脊柱部(64)と2つの翼部(65)(6 6)を有し、各自は、装置の軸(67)を通すようになっている孔(61)を有 し、脊柱部(64)は、外側を向く側面のスターラップ突起(68)を備え、覆 い板(52)の外側フランジに固着されるようになっており、支持部(62)の 翼部(65)(66)は、突起(68)があるのと反対側に、軸方向の延長部を 有しており、その端部は、前記突起(68)と平行な留め具用突起(69)を構 成するように、外側に曲げられており、覆い板(52)の基部に固着されるよう になっていることを特徴とする請求項14記載の摩擦クラッチ。 17.弾性部(72)が鞍形で、軸(67)を通す孔(75)を有するアーム (74)を両端に備える平らな細長体(73)を備え、その長手方向の端の1つ に、細長体(73)は、アーム(74)があるのと同じ側に斜めの延長部(84 )を有し、細長体(73)に設けられたスロット(82)(83)によって、延 長 部(84)は、アーム(74)を有する細長体(73)の両端内に限定されてお り、延長部(84)の自由端は、折り返し部(85)を有し、それは細長体(7 3)の方へ伸び、それとおおむね平行な制御舌部(76)を有していることを特 徴とする請求項16記載の摩擦クラッチ。 18.弾性部は、2つの異なるものを備え、第1部は、U形のスターラップ部 (93)であるノンリターン機能で、その2つの翼部(94)は、軸(67)を 支持するための孔(95)を有しており、前記スターラップ部(93)の脊柱部 (96)は、1側面の中央付近にあり、少なくとも2つの帯状体(98A〜D) に分れており、翼部(94)と平行に伸びてから、直角に折れ曲がり、翼部と同 じ側に伸び、脊柱部(96)に対しおおむね直交しており、前記折れ曲がり部は 、少しづつ長さが異なり、帯状体(98A〜D)は、ラチェットホィール(60 )と係合するようになっているノンリターンキャッチ(98)であることを特徴 とする請求項16記載の摩擦クラッチ。 19.ラチェットホィール(63)の制御機能のための第2部は、軸(103 )に固着された円筒状のスリーブ(102)が有するフィンガー(101)と連 係するワイヤスプリング(107)であり、スリーブ(102)と軸(103) を、スリーブ(102)の1側部から出て、直径部分を貫通する割りピン(10 5)によって、スリーブ(102)とそのフィンガー(101)は、軸(103 )に回転しうるように固着され、コート掛けのような形をしたワイヤスプリング (107)のループ部(106)の基部(108)の止め具になっており、前記 ワイヤスプリング(107)が、フィンガー(101)の端部をラチェットホィ ール(63)にあてがいトルクを受けるようになっていることを特徴とする請求 項18記載の摩擦クラッチ。 20.ラチェットホィール(220)の歯(221)が、ウォーム(213) のプロペラの外周に設けられたことを特徴とする請求項8記載の摩擦クラッチ。 21.クラッチは、牽引解除型で、かつ支持部(212)は、おおむねL字形 で、2つの翼部(223)(224)を有し、そのうちの1つ(223)は、軸 (222)を支持するようになっており、他の1つ(224)は、覆い板(20 2)に支持部(212)を固着するようになっており、軸を支持する翼部 (223)は、2つのフィンガーの間で、ダイヤフラム(203)を貫通してい ることを特徴とする請求項20記載の摩擦クラッチ。 22.制御部が制御舌部(235)で、かつ弾性部(272)は、おおむね鞍 形で、軸(222)を通す孔(275)を有するアーム(274)を両端に備え る平らな本体(273)を備え、2つのアーム(274)は平行で同じ側に伸び 、本体(273)に対しおおむね直交しており、長手方向の端の1つに本体(2 73)は、延長部(284)を有し、その第1延長部(284A)は、本体(2 73)の長手方向に伸び、第2延長部(284B)は、アーム(274)と反対 方向に伸び、本体(273)と鋭角をなし、第3延長部(284C)は、第2延 長部(284B)と平行に伸びて共にU字形を形成し、第4延長部(284D) は、本体(273)の方へ向かい、後者と平行で、それより少し高い位置で、2 つのアーム(274)の間に伸びており、第4延長部(284D)は、直接的ま たは間接的に、制御舌部(235)となることを特徴とする請求項21記載の摩 擦クラッチ。 23.延長部(284)があるのと反対側の長手方向の端部に、異なる長さの 少なくとも2つの平らなフィンガー(236A)(236B)からなる本体(2 73)にノンリターンキャッチ(236)が設けられていることを特徴とする請 求項22記載の摩擦クラッチ。 24.弾性保護手段が、ウォーム(213)の外側にあり、前記ウォーム(2 13)にまたがる弾性スターラップ(340)の形をしていることを特徴とする 請求項1記載の摩擦クラッチ。 25.軸(222)がクラッチの軸線と直交する面に対して傾斜しており、ウ ォーム(212)のプロペラと同じ角度であることを特徴とする請求項1記載の 摩擦クラッチ。
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