JP2000355998A - 間仕切パネルの連結構造 - Google Patents

間仕切パネルの連結構造

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JP2000355998A JP11170271A JP17027199A JP2000355998A JP 2000355998 A JP2000355998 A JP 2000355998A JP 11170271 A JP11170271 A JP 11170271A JP 17027199 A JP17027199 A JP 17027199A JP 2000355998 A JP2000355998 A JP 2000355998A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 間仕切パネルを種々角度に設定して室内空間
を適宜形状に間仕切ることができ、又、間仕切パネルを
折り畳んでコンパクトに収納することもできる間仕切パ
ネルの連結構造を提供する。 【解決手段】 側端部にジョイント配置用凹部を形成す
るとともに連結軸挿通孔を形成し、この連結軸挿通孔の
軸心から板厚の1/2以下の距離に側面を形成してなる
間仕切パネルを設ける。間仕切パネルの板厚の略2倍の
幅を有するとともに間仕切パネルの板厚と略同一の厚さ
を有し、両側部に連結軸挿通孔を形成し、この連結軸挿
通孔の軸心から板厚の1/2以下の距離に側面を形成し
てなるパネルジョイントを設ける。隣接する間仕切パネ
ルの前記ジョイント配置用凹部を対向させてジョイント
配置用空間を画成し、このジョイント配置用空間にパネ
ルジョイントを配置し、間仕切パネルの前記連結軸挿通
孔及びパネルジョイントの前記連結軸挿通孔に連結軸を
挿通させて間仕切パネルを回動自在とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、間仕切壁を構成
する間仕切パネル同士を回動自在に連結する間仕切パネ
ルの連結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、簡易に室内空間を間仕切るも
のとして、間仕切パネル同士を回動自在に連結して間仕
切壁を構成するものが知られている。図17に示す間仕
切壁100は、間仕切パネル101,101の側端部1
02,102に断面円形状の連結溝103,103を形
成し、連結材104の円柱状の嵌合部105,105を
連結溝103,103に嵌合することにより、間仕切パ
ネル101,101同士を回動自在に連結している(特
開平9- 195425号公報参照)。又、連結溝103
の内周面に形成した係合凹部106,・・・に嵌合部1
05の外周面に形成した係合凸部107,・・・を係合
することにより、間仕切パネル101,101を所定角
度に設定できるようにしてある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記間仕切壁
100では、連結溝103の開口部108は狭幅として
あり、連結材104の結合部109が開口部108の内
壁面に当接してしまうため、間仕切パネル101の回動
角度は小さく、間仕切パネル101,101を直角に設
定したり、パネル表面110,110同士を当接して折
り畳むことはできなかった。よって、間仕切パネル10
1,101を種々角度に設定して室内空間を適宜形状に
間仕切ることはできず、又、間仕切パネル101,10
1を折り畳んでコンパクトに収納することもできなかっ
た。
【0004】本発明は、かかる従来における問題点を解
決すべく為されたものであり、その目的とするところ
は、間仕切パネルを種々角度に設定して室内空間を適宜
形状に間仕切ることができ、又、間仕切パネルを折り畳
んでコンパクトに収納することもできる間仕切パネルの
連結構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するべ
く、本発明の間仕切パネルの連結構造は、側端部に前、
後、側方に開口するジョイント配置用凹部を形成すると
ともに上下方向に貫通する連結軸挿通孔を形成し、この
連結軸挿通孔の軸心から板厚の1/2以下の距離に前、
後面から側端縁に亘る側面を形成してなる間仕切パネル
と、間仕切パネルの板厚の略2倍の幅を有するとともに
間仕切パネルの板厚と略同一の厚さを有し、両側部に上
下方向に貫通する連結軸挿通孔を形成し、この連結軸挿
通孔の軸心から板厚の1/2以下の距離に前、後面から
側端縁に亘る側面を形成してなるパネルジョイントとを
設け、隣接する間仕切パネルの前記ジョイント配置用凹
部を対向させてジョイント配置用空間を画成し、このジ
ョイント配置用空間にパネルジョイントを配置し、間仕
切パネルの前記連結軸挿通孔及びパネルジョイントの前
記連結軸挿通孔に連結軸を挿通させて間仕切パネルを回
動自在としたことを特徴とする。
【0006】間仕切パネルの側端部に弾力付勢した係合
体を配設し、パネルジョイントの側面に連結軸挿通孔を
中心とする所定角度位置に複数の係合溝を形成し、この
係合溝に前記係合体を係合自在とすれば、隣接する間仕
切パネル間の為す角度を所定角度に設定することができ
る。
【0007】又、間仕切パネルの側面を連結軸挿通孔の
軸心から板厚の略1/2の曲率半径を有する円弧状曲面
とすれば、間仕切パネルとパネルジョイントとが当接す
ることなく、間仕切パネル間の為す角度を0〜360°
に渡って設定することができる。
【0008】さらに、パネルジョイントを板厚方向に分
割したジョイント分割体から構成すれば、間仕切パネル
へのパネルジョイントの装着が容易となり、好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の間仕切パネルの連
結構造の実施例について図面を参照して説明する。図1
は本発明の間仕切パネルの連結構造を適用した間仕切壁
と収納ボックスとよりなる間仕切ユニットの側面図、図
2は間仕切パネルの連結構造を示す断面図、図3は間仕
切パネルの一部を示す斜視図、図4はパネル表面板の一
部を示す斜視図、図5(A)は側枠材の一部を示す斜視
図、(B)はその断面図、図6は係合機構を示す部分断
面図、図7は係合機構の装着状態を示す斜視図、図8
(A)はパネルジョイントの平面図、(B)はその正面
図、図9は一方のジョイント分割体の断面図、図10は
他方のジョイント分割体の断面図、図11は間仕切パネ
ルへパネルジョイントを装着する方法を示す断面図、図
12はパネルジョイント装着部近傍の側面図、図13は
間仕切パネルを折り畳んだ状態を示す要部断面図、図1
4〜16は間仕切ユニットの使用状態を示す説明図であ
る。
【0010】本発明の間仕切パネルの連結構造を適用し
た間仕切壁1は、図1及び2に示すように、複数の間仕
切パネル2、2・・をパネル側面21を対向させるよう
に並設し、隣接する間仕切パネル2,2をパネルジョイ
ント3を介して回動自在に連結してあり、室内空間C
(図示せず)を適宜形状に間仕切ることができる。
【0011】間仕切ユニットAは、間仕切壁1と収納ボ
ックスBとより構成される。収納ボックスBは、間仕切
パネル2よりも若干大きい幅及び高さを有し、複数の間
仕切パネル2,2,・・・をパネル表面22を当接させ
て折り畳んだ時の厚さよりも若干大きい奥行を有する。
前面部には扉を設け、室内壁面に沿って配設されるガイ
ドレール(図示せず) にスライド可能に係合される係合
部B1、B2を後面部上下端部に設け、一側内壁面に間
仕切壁1の一側端1Aを回動自在に係合させてある。
【0012】間仕切パネル2は、間仕切りを行う室内空
間Cの空間容積などを考慮して所定の幅及び高さに形成
した適宜厚さの板状体であって、図3に示すように、表
面板4、4の幅方向両側から側枠材5、5を装着してあ
る。
【0013】表面板4は、図4に示すように、合成樹
脂、木材又は金属等からなる適宜厚さを有する板状体で
あって、側枠体5との係合代としての凸部41を適宜幅
だけ突設してある。
【0014】側枠材5は、図5に示すように、間仕切パ
ネル2の板厚と略同一半径を有する円弧状曲面部51を
表面板4の凸部41と略同一高さに形成してある。円弧
状曲面部51の両内側面51a,51a間に連接片52
を架け渡し、連接片52の一側面に円弧状曲面部51の
中心と同心状に連結軸6を挿通する連結軸挿通孔53を
有する円筒状の軸支持部54を形成し、他側面に円弧状
曲面部51の両内側面51a,51aとの間で表面板
4,4を挟着できる係止溝55,55を形成する幅を有
する適宜長さの矩形突出部56を突設してある。側枠材
5の高さ方向には、間仕切パネル2の板厚と略同一深さ
だけ凹陥させ、前、後、側方に開口するジョイント配置
用凹部57を適宜間隔で形成してある。
【0015】連結軸6は、合成樹脂又は金属からなり、
側枠材5の連結軸挿通孔53に挿通し得る外径を有し、
側枠材5の高さと略同一又は若干短い長さを有する。
【0016】係合機構7は、図6に示すように、一端を
開口し、他端を閉鎖した円筒状の容器71にコイルばね
72を挿入し、球状の係合体73をコイルばね72の一
端に配置し、係合体73よりも若干小径の突出孔74を
穿設した蓋体75を被覆して、係合体73にコイルばね
72によって弾力付勢させたものであり、蓋体75は容
器71にカシメ又は接着などの適宜手段で固着してあ
る。
【0017】支持部材76は、図7に示すように、側枠
材5の矩形突出部56の内側に装入できる幅を有し、係
合機構7の容器71を嵌挿できる嵌挿孔77、77を形
成してある。
【0018】パネルジョイント3は、合成樹脂、金属等
より成形してなり、図8〜12に示すように、間仕切パ
ネル2の板厚の略2倍の幅及び板厚と略同一の厚さと
し、側枠材5のジョイント配置用凹部57の高さと略同
一の高さとし、両側部には連結軸6を挿通する連結軸挿
通孔35,35を形成してある。又、両側面31、31
を連結軸挿通孔35を中心として厚さの略1/2の半径
とした円弧状曲面としてあり、両側面31,31には、
連結軸挿通孔35,35を中心として周方向に45°間
隔で前記係合体73と係合する係合溝32、33,34
を形成してある。
【0019】パネルジョイント3は、間仕切パネル2へ
の装着を容易とするために、厚さ方向中央部で2分割し
たジョイント分割体D、Eより構成してあり、内側面3
6,36同士を当接させ、嵌合凹部37と嵌合凸部38
とを嵌合させて一体化してある。外側面39、内側面3
6及び補強リブ3aには、図8〜10に示すように、ボ
ルト8挿通用、ナット9挿通用及びこれらボルト8及び
ナット9を隠蔽する化粧キャップ10係止用の貫通孔3
b、3c、3d,3eを穿孔してある。
【0020】間仕切パネル2を連結するには、先ず、図
11及び12に示すように、間仕切パネル2,2の側面
21,21同士を対向させて並置し、隣接する間仕切パ
ネル2、2のジョイント配置用凹部57,57によって
ジョイント配置用空間を画成する。次に、連結軸挿通孔
35を形成する割溝35a、35aを連結軸6の周面に
沿わせるとともに、対向する嵌合凹部37と嵌合凸部3
8とを嵌合させて、ジョイント分割体D,Eを間仕切パ
ネル2の板厚方向両側から嵌着させる。そして、ジョイ
ント分割体D,Eをボルト8、ナット9によって締結さ
せ、貫通孔3eに化粧キャップ10を係止させて、間仕
切パネル2,2を連結する。
【0021】かかる間仕切パネルの連結構造によれば、
図1に示すように、間仕切パネル2,2はパネルジョイ
ント3を介して回動自在に連結され、図2及び図13に
示すように、隣接する間仕切パネル2,2間の為す角度
を45°毎に0〜360°に渡って設定することができ
る。すなわち、係合溝32,32に係合体73,73を
係合することにより、間仕切パネル2,2を直線状に設
定することができ、係合体73,73への付勢弾力に対
抗する力で間仕切パネル2,2を押圧、回動し、係合溝
32,32から係合体73,73を脱出させ、係合溝3
4a,34bに係合体73,73を係合することによ
り、間仕切パネル2,2のパネル表面22,22同士を
当接させて折り畳むこともできる。
【0022】そして、かかる間仕切壁1を有する間仕切
ユニットAによれば、図14に示すように、間仕切りを
行わない場合には間仕切壁1を折り畳んで収納ボックス
B内に収納しておくことができ、かつ収納ボックスBを
室内空間Cの隅部に位置させておくことができるので、
室内空間Cの美観を損なうことがない。間仕切りを行う
場合には、間仕切りを行う場所まで収納ボックスBをガ
イドレールに沿って移動し、図14に示すように、収納
ボックスBから間仕切パネル2,2,・・・を取り出し
て直線状に間仕切壁1を形成する。又、図15及び図1
6に示すように、間仕切パネル2,2,・・・を矩形状
又は傾斜状に折曲させて間仕切壁1を形成することもで
き、適宜形状で室内空間Cの間仕切りを行うことができ
る。
【0023】なお、上記実施例においては、パネルジョ
イント3はジョイント分割体D,Eからなる2部材を係
合させて構成したが、本発明はこれに限定されるもので
なく、1部材から構成してもよい。この場合には、隣接
する間仕切パネル2、2のジョイント配置用凹部57,
57によって画成されるジョイント配置用空間にパネル
ジョイント3を配置した後に、連結軸6を側枠材5の連
結軸挿通孔53とパネルジョイント3の連結軸挿通孔3
5に挿通させ、間仕切パネル2,2とパネルジョイント
3とを連結させればよい。
【0024】また、本実施例においては、隣接する間仕
切パネル2,2を3個のパネルジョイント3,3,3に
よって連結してあるが、本発明はこれに限定されるもの
でなく、適宜個数のパネルジョイント3を使用して、適
宜個所において連結させればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の間仕切パネルの連結構造を適用した間
仕切壁と収納ボックスとよりなる間仕切ユニットの側面
図である。
【図2】本発明の間仕切パネルの連結構造を示す断面図
である。
【図3】間仕切パネルの一部を示す斜視図である。
【図4】図3の間仕切パネルのパネル表面板の一部を示
す斜視図である。
【図5】側枠材の一部を示す(A)は斜視図、(B)は
断面図である。
【図6】係合機構を示す部分断面図である。
【図7】係合機構の装着状態を示す斜視図である。
【図8】パネルジョイントの(A)は平面図、(B)は
正面図である。
【図9】一方のジョイント分割体の断面図である。
【図10】他方のジョイント分割体の断面図である。
【図11】間仕切パネルへパネルジョイントを装着する
方法を示す断面図である。
【図12】パネルジョイント装着部近傍の側面図であ
る。
【図13】間仕切パネルを折り畳んだ状態を示す要部断
面図である。
【図14】間仕切ユニットの使用状態を示す説明図であ
る。
【図15】間仕切ユニットの使用状態を示す説明図であ
る。
【図16】間仕切ユニットの使用状態を示す説明図であ
る。
【図17】従来の間仕切壁の(A)は使用状態を示す斜
視図、(B)は間仕切パネルの連結構造を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
2 間仕切パネル 21 側面 3 パネルジョイント 31 側面 32、33a、33b、34a、34b 係合溝 35 連結軸挿通孔 53 連結軸挿通孔 57 ジョイント配置用凹部 6 連結軸 73 係合体 D ジョイント分割体 E ジョイント分割体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E015 AA07 BA01 BA02 CA21 CB01 DA21 EA01 FA02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側端部に前、後、側方に開口するジョイ
    ント配置用凹部を形成するとともに上下方向に貫通する
    連結軸挿通孔を形成し、この連結軸挿通孔の軸心から板
    厚の1/2以下の距離に前、後面から側端縁に亘る側面
    を形成してなる間仕切パネルと、間仕切パネルの板厚の
    略2倍の幅を有するとともに間仕切パネルの板厚と略同
    一の厚さを有し、両側部に上下方向に貫通する連結軸挿
    通孔を形成し、この連結軸挿通孔の軸心から板厚の1/
    2以下の距離に前、後面から側端縁に亘る側面を形成し
    てなるパネルジョイントとを設け、隣接する間仕切パネ
    ルの前記ジョイント配置用凹部を対向させてジョイント
    配置用空間を画成し、このジョイント配置用空間にパネ
    ルジョイントを配置し、間仕切パネルの前記連結軸挿通
    孔及びパネルジョイントの前記連結軸挿通孔に連結軸を
    挿通させて間仕切パネルを回動自在としたことを特徴と
    する間仕切パネルの連結構造。
  2. 【請求項2】 間仕切パネルの側端部に弾力付勢した係
    合体を配設し、パネルジョイントの側面に連結軸挿通孔
    を中心とする所定角度位置に複数の係合溝を形成し、こ
    の係合溝に前記係合体を係合自在としたことを特徴とす
    る請求項1に記載の間仕切パネルの連結構造。
  3. 【請求項3】 間仕切パネルの側面は、連結軸挿通孔の
    軸心から板厚の略1/2の曲率半径を有する円弧状曲面
    であることを特徴とする請求項1又は2に記載の間仕切
    パネルの連結構造。
  4. 【請求項4】 パネルジョイントは、板厚方向に分割し
    たジョイント分割体からなることを特徴とする請求項1
    乃至3に記載の間仕切パネルの連結構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003138675A (ja) * 2001-11-05 2003-05-14 Okamura Corp フレキシブルパーテイションにおけるパネルの連結構造
JP2012101481A (ja) * 2010-11-11 2012-05-31 Kokuyo Co Ltd ボードセット
JP2018068976A (ja) * 2016-11-04 2018-05-10 株式会社岡村製作所 執務エリア形成什器

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