JP2000352753A - カメラの交換レンズ取付装置 - Google Patents

カメラの交換レンズ取付装置

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JP2000352753A
JP2000352753A JP11166674A JP16667499A JP2000352753A JP 2000352753 A JP2000352753 A JP 2000352753A JP 11166674 A JP11166674 A JP 11166674A JP 16667499 A JP16667499 A JP 16667499A JP 2000352753 A JP2000352753 A JP 2000352753A
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interchangeable lens
mount
ring
mount ring
bayonet
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Takao Ozaki
隆生 尾崎
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Fuji Photo Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バヨネットマウントとマウントリングを備
え、マウントリングを交換レンズ着脱位置まで回動した
際にクリック感を生じさせることにより、マウントリン
グの回動位置を直感的に認識させて、迅速にレンズ交換
を行うことを可能とする。 【構成】 バヨネットマウント3に対して交換レンズを
着脱可能な第1の位置と、交換レンズをロック可能な第
2の位置とに回動可能なマウントリング4を備える。マ
ウントリング4には、その回動範囲に対応した円弧状の
長孔7を設ける。バヨネットマウント3には、長孔7内
を移動してマウントリング4の回動位置を規制するとと
もに先端部が突出方向に付勢された回動位置規制ピンを
8を設ける。長孔7には、マウントリング4が第1の位
置に回動した際に、回動位置規制ピン8の先端部が填り
込む凹部12を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば放送用テレ
ビカメラ等のカメラ本体に対して交換レンズを取り付け
るための交換レンズ取付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、放送用テレビカメラ等のカメ
ラ本体に交換レンズを取り付けるための交換レンズ取付
装置として、特開昭62-229119号公報や特開平8-297316
号公報に示されるようにバヨネットマウントおよびマウ
ントリングを採用したものが知られている。
【0003】従来の交換レンズ取付装置51を、図8,
9に基づいて説明する。
【0004】図8は交換レンズ50の後端部を示すもの
で、図8(a)はその側面図、図8(b)はその背面図
である。また、図9は交換レンズ取付装置51を示すも
ので、図9(a)はマウントリング54をロック位置と
着脱位置との間に回動した状態の交換レンズ取付装置5
1の正面図、図9(b)はマウントリング54を着脱位
置に回動した状態の交換レンズ取付装置51の正面図、
図9(c)は交換レンズ取付装置51の縦断面図であ
る。
【0005】交換レンズ50の基端部には、図8
(a),(b)に示すように、その外周部から径方向外
側に向かって放射状に突出する複数のバヨネット爪52
が設けられている。一方、図9(a)〜(c)に示すよ
うに、カメラ本体の前端面には、バヨネット爪52が係
合するバヨネットマウント53と、バヨネットマウント
53に対して係合可能であり、このバヨネットマウント
53に対し、交換レンズ50を着脱可能な第1の位置
と、交換レンズ50をロック可能な第2の位置との間で
回動可能なマウントリング54が設けられている。
【0006】また、交換レンズ50の後端面には位置決
めピン55を突出して設けてあり、バヨネットマウント
53の前端面には位置決めピン55を嵌合させるための
位置決め溝56を設けてある。
【0007】さらに、バヨネットマウント53には、マ
ウントリング54の回動範囲の両端部に対応させて一対
のストッパ57,57を設けてあり、マウントリング5
4には、一対のストッパ57,57の範囲内を移動する
ことによりマウントリング54の回動位置を規制するた
めの回動位置規制ピン58を設けてある。
【0008】このような交換レンズ取付装置51により
カメラ本体に交換レンズ50を取り付けるには、交換レ
ンズ50を着脱可能な第1の位置にマウントリング54
を回動し(図9(b))、位置決め溝56に位置決めピ
ン51を填め込み交換レンズ50の位置決めを行ってバ
ヨネットマウント53とバヨネット爪52とを係合さ
せ、次いで交換レンズ50をロック可能な第2の位置に
マウントリング54を回動してカメラ本体に対して交換
レンズ50をロックする。
【0009】また、カメラ本体から交換レンズ50を取
り外すには、交換レンズ50を着脱可能な第1の位置に
マウントリング54を回動し、バヨネットマウント53
とバヨネット爪52との係合を解除する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、バヨ
ネットマウントおよびマウントリングを採用した交換レ
ンズ取付装置では、カメラ本体に対して交換レンズを着
脱するためには、交換レンズを着脱可能な第1の位置に
マウントリングを回動させる必要がある。
【0011】しかしながら、上述した従来の交換レンズ
取付装置には、マウントリングの回動位置を直感的に認
識するための手段が設けられていないため、カメラ本体
に対して交換レンズを取り付ける際にマウントリングを
いかなる位置に回動させてよいかの判断が困難である。
【0012】このため、いちいちマウントリングの回動
位置を確認しなければならないので、レンズ交換に時間
を要してしまうという問題があった。また、マウントリ
ングが着脱位置以外に回動している際に交換レンズを取
り付けようとした場合には、マウント部分を破損してし
まうおそれもあった。
【0013】なお、マウントリングの回動位置を示すた
めに、マウントリングに回動位置指示マークを設けるこ
とも考えられるが、この場合にも回動位置指示マークを
目で確認しながらマウントリングの操作を行わなければ
ならないため、迅速なレンズ交換を行うことができなか
った。
【0014】また、マウントリングに回動位置規制ピン
が設けられているため、マウントリングの外端面に回動
位置規制ピンの基端部が見えてしまい、外観的に好まし
いものとは言えなかった。
【0015】本発明は、このような事情に鑑み提案され
たもので、カメラ本体に対して交換レンズを着脱する際
に、マウントリングの回動位置を直感的に認識すること
ができ、迅速にレンズ交換を行うことが可能な交換レン
ズ取付装置を提供することを目的とするものである。
【0016】また、本発明は、マウント部分が外観的に
優れた交換レンズ取付装置を提供することを他の目的と
するものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明に係るカメラの交
換レンズ取付装置は、カメラ本体に交換レンズを取り付
けるための交換レンズ取付装置において、前記カメラ本
体の前端面に設けられたバヨネットマウントと、該バヨ
ネットマウントに対し、前記交換レンズを着脱可能な第
1の位置と、前記交換レンズをロック可能な第2の位置
との間で回動可能とされたマウントリングとを設け、前
記バヨネットマウントおよび前記マウントリングのうち
いずれか一方には、前記マウントリングの回動範囲に対
応した円弧状の長孔を設け、前記バヨネットマウントお
よび前記マウントリングのうち前記長孔が設けられてい
ないいずれか他方には、前記長孔内を移動する先端部を
有する回動位置規制ピンを設け、該回動位置規制ピン
は、前記第1の位置および前記第2の位置において該先
端部の移動が制限されて前記マウントリングの回動範囲
を規制するようになっており、該回動位置規制ピンの先
端部は、突出方向に付勢されてピン本体に出没可能とさ
れており、前記長孔には、前記マウントリングが第1の
位置まで回動した際に、前記回動位置規制ピンの先端部
が填り込む凹部が設けられていることを特徴とするもの
である。
【0018】また、前記回動位置規制ピンは、前記バヨ
ネットマウントおよび前記マウントリングに対してラジ
アル方向に延設することが可能である。
【0019】また、前記回動位置規制ピンは、前記バヨ
ネットマウント側に設けられるとともに、前記バヨネッ
トマウントおよび前記マウントリングに対してスラスト
方向に延設することが可能である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明に
係るカメラの交換レンズ取付装置の実施形態を具体的な
実施例1〜3を用いて説明する。
【0021】<実施例1>図1〜3は、本発明の実施例
1に係る交換レンズ取付装置1を示すもので、図1はマ
ウントリング4をロック位置と着脱位置との間に回動し
た状態の交換レンズ取付装置1を示す図、図2はマウン
トリング4を着脱位置に回動した状態の交換レンズ取付
装置1を示す図、図3は交換レンズ取付装置1およびカ
メラ本体2を示す図である。なお、図1、2において、
(a)は、交換レンズ取付装置1の正面図、(b)は交
換レンズ取付装置1の縦断面図((c)におけるX−X
断面図)、(c)は交換レンズ取付装置1の背面図、
(d)は長孔7の一部拡大図である。また、図3におい
て、(a)はカメラ本体2の正面図、(b)はカメラ本
体2の側面図である。
【0022】なお、実施例1の交換レンズ取付装置1に
取り付ける交換レンズは、上述した従来の交換レンズ5
0と同様の構造のものを使用することができる。すなわ
ち、交換レンズ50の基端部には、図8(a),(b)
に示すように、その外周部から径方向外側に向かって放
射状に突出する複数のバヨネット爪52が設けられてい
る。また、交換レンズ50の後端面には、交換レンズ5
0の取付位置を決定するための位置決めピン55が突出
して設けられている。
【0023】実施例1の交換レンズ取付装置1は、図3
(a),(b)に示すように、カメラ本体2の前端面に
設けられており、カメラ本体2の前端面に設けられたバ
ヨネットマウント3と、バヨネットマウント3に対して
交換レンズ50を着脱可能な第1の位置と、交換レンズ
50をロック可能な第2の位置とに回動可能に取り付け
られたマウントリング4とを備えている。
【0024】前記マウントリング4は、図1,2に示す
ように、バヨネットマウント3の前面側に設けられてお
り、その前面側には交換レンズ50に設けられたバヨネ
ット爪52を挿通可能なバヨネット爪挿通部5が設けら
れている。
【0025】前記バヨネットマウント3は、図1,2に
示すように、交換レンズ50に設けられたバヨネット爪
52と係合する構造となっており、その前面側には、交
換レンズ50の後端面に設けられた位置決めピン55を
嵌合させるための断面略U字状の位置決め溝6が設けら
れている。
【0026】さらに、マウントリング4には、マウント
リング4の回動範囲に対応した円弧状の長孔(切欠)7
が設けられている。一方、バヨネットマウント3には、
その先端部が長孔7内を相対的に移動することによりマ
ウントリング4の回動位置を規制する回動位置規制ピン
8が、バヨネットマウント3およびマウントリング4に
対してラジアル方向に設けられている。
【0027】前記回動位置規制ピン8は、図2(d)に
示すように、その先端部にピン本体9に出没可能なクリ
ックボール10を備えており、このクリックボール10
はコイルスプリング11等からなる付勢手段の付勢力に
より突出方向に付勢されている。
【0028】また、前記長孔7には、図1(d),2
(d)に示すように、交換レンズ50を着脱可能な第1
の位置にマウントリング4が回動した際に、回動位置規
制ピン8の先端部に設けたクリックボール10が填り込
む凹部12が設けられている。
【0029】実施例1の交換レンズ取付装置1によりカ
メラ本体2に交換レンズ50を取り付けるには、マウン
トリング4を図1(a)において反時計回り(図1
(c)において時計回り)に回動し、交換レンズ50を
着脱可能な第1の位置とする(図2)。このとき、回動
位置規制ピン8の先端部に設けられたクリックボール1
0は、コイルスプリング11等からなる付勢手段の付勢
力により突出方向に付勢されているので、長孔7に設け
られた凹部12に填り込みクリック感を生じさせる。
【0030】したがって、マウントリング4を操作して
交換レンズ50を着脱する際には、マウントリング4を
回動させてクリック感を得ることができる位置が、カメ
ラ本体2に対して交換レンズ50を着脱可能な回動位置
であることを認識することができる。
【0031】その具体的な操作は、交換レンズ50を着
脱可能な第1の位置にマウントリング4を回動した後、
位置決め溝6に位置決めピン55を差し込み交換レンズ
50の位置決めを行ってバヨネットマウント3とバヨネ
ット爪52とを係合させ、次いで交換レンズ50をロッ
ク可能な第2の位置までマウントリング4を回動してカ
メラ本体2に対して交換レンズ50をロックする。
【0032】また、カメラ本体2から交換レンズ50を
取り外すには、交換レンズ50を着脱可能な第1の位置
までマウントリング4を回動し、バヨネットマウント3
とバヨネット爪52との係合を解除する。このとき、上
述したように、クリックボール10が長孔7に設けられ
た凹部12に填り込んでクリック感を生じさせるので、
操作者は、カメラ本体2に対して交換レンズ50を着脱
可能な回動位置であることを認識することができる。
【0033】<実施例2>図4,5は、本発明の実施例
2に係る交換レンズ取付装置21を示すもので、図4は
マウントリング4をロック位置と着脱位置との間に回動
した状態の交換レンズ取付装置21を示す図、図5はマ
ウントリング4を着脱位置に回動した状態の交換レンズ
取付装置21を示す図である。なお、図4,5におい
て、(a)は、交換レンズ取付装置21の正面図、
(b)は交換レンズ取付装置21の縦断面図、(c)は
交換レンズ取付装置21の背面図である。また、以下の
説明において、上述した実施例1の交換レンズ取付装置
1と同様の機能を有する部材には同一の符号を付して説
明を行う(実施例3においても同様)。
【0034】実施例2の交換レンズ取付装置21は、上
述した実施例1の交換レンズ取付装置1とほぼ同様の構
成とされているが、特に回動位置規制ピン8がマウント
リング4側に設けられるとともに、回動位置規制ピン8
がバヨネットマウント3およびマウントリング4に対し
てスラスト方向に配設されている点が異なっている。
【0035】すなわち、図4,5に示すように、マウン
トリング4には、その背面側に向かってスラスト方向に
回動位置規制ピン8が設けられており、バヨネットマウ
ント3の前面側には、マウントリング4の回動範囲に対
応した円弧状の長孔7が設けられている。
【0036】前記回動位置規制ピン8の先端部には、ピ
ン本体に出没可能なクリックボール10を備えており、
このクリックボール10はコイルスプリング等からなる
付勢手段の付勢力により突出方向に付勢されている。
【0037】また、前記長孔7には、交換レンズ50を
着脱可能な第1の位置にマウントリング4が回動した際
に、回動位置規制ピン8の先端部に設けたクリックボー
ル10が填り込む凹部12が設けられている。
【0038】実施例2の交換レンズ取付装置21により
カメラ本体2に交換レンズ50を取り付けるには、マウ
ントリング4を図4(a)において反時計回り(図4
(c)において時計回り)に回動し、交換レンズ50を
着脱可能な第1の位置とする(図5)。このとき、回動
位置規制ピン8の先端部に設けられたクリックボール1
0は、コイルスプリング等からなる付勢手段の付勢力に
より突出方向に付勢されているので、長孔7に設けられ
た凹部12に填り込みクリック感を生じさせる。
【0039】したがって、マウントリング4を操作して
交換レンズ50を着脱する際に、マウントリング4を回
動させてクリック感を得ることができる位置が、カメラ
本体2に対して交換レンズ50を着脱可能な回動位置で
あることを認識することができる。
【0040】その具体的な操作は、交換レンズ50を着
脱可能な第1の位置にマウントリング4を回動した後、
位置決め溝6に位置決めピン55を差し込み交換レンズ
50の位置決めを行ってバヨネットマウント3とバヨネ
ット爪52とを係合させ、次いで交換レンズ50をロッ
ク可能な第2の位置までマウントリング4を回動してカ
メラ本体2に対して交換レンズ50をロックする。
【0041】また、カメラ本体2から交換レンズ50を
取り外すには、交換レンズ50を着脱可能な第1の位置
までマウントリング4を回動し、バヨネットマウント3
とバヨネット爪52との係合を解除する。このとき、上
述したように、クリックボール10が長孔7に設けられ
た凹部12に填り込んでクリック感を生じさせるので、
操作者は、カメラ本体2に対して交換レンズ50を着脱
可能な回動位置であることを認識することができる。
【0042】<実施例3>図6,7は、本発明の実施例
3に係る交換レンズ取付装置31を示すもので、図6は
マウントリング4をロック位置と着脱位置との間に回動
した状態の交換レンズ取付装置31を示す図、図7はマ
ウントリング4を着脱位置に回動した状態の交換レンズ
取付装置31を示す図である。なお、図6,7におい
て、(a)は、交換レンズ取付装置31の正面図、
(b)は交換レンズ取付装置31の縦断面図、(c)は
交換レンズ取付装置31の背面図である。
【0043】実施例3の交換レンズ取付装置31は、上
述した実施例1の交換レンズ取付装置1とほぼ同様の構
成とされているが、特に回動位置規制ピン8がバヨネッ
トマウント3側に設けられるとともに、回動位置規制ピ
ン8がバヨネットマウント3およびマウントリング4に
対してスラスト方向に配設されている点が異なってい
る。
【0044】すなわち、図6,7に示すように、バヨネ
ットマウント3には、その前面側に向かってスラスト方
向に回動位置規制ピン8が設けられており、マウントリ
ング4には、マウントリング4の回動範囲に対応した円
弧状の長孔7が設けられている。
【0045】前記回動位置規制ピン8の先端部には、ピ
ン本体に出没可能なクリックボール10を備えており、
このクリックボール10はコイルスプリング等からなる
付勢手段の付勢力により突出方向に付勢されている。
【0046】また、前記長孔7には、交換レンズ50を
着脱可能な第1の位置にマウントリング4が回動した際
に、回動位置規制ピン8の先端部に設けたクリックボー
ル10が填り込む凹部12が設けられている。
【0047】実施例3の交換レンズ取付装置によりカメ
ラ本体2に交換レンズ50を取り付けるには、マウント
リング4を図6(a)において反時計回り(図6(c)
において時計回り)に回動し、交換レンズ50を着脱可
能な第1の位置とする(図7)。このとき、回動位置規
制ピン8の先端部に設けられたクリックボール10は、
コイルスプリング等からなる付勢手段の付勢力により突
出方向に付勢されているので、長孔7に設けられた凹部
12に填り込みクリック感を生じさせる。
【0048】したがって、マウントリング4を操作して
交換レンズ50を着脱する際に、マウントリング4を回
動させてクリック感を得た位置が、カメラ本体2に対し
て交換レンズ50を着脱可能な回動位置であることを認
識することができる。
【0049】その具体的な操作は、交換レンズ50を着
脱可能な第1の位置にマウントリング4を回動した後、
位置決め溝6に位置決めピン55を差し込み交換レンズ
50の位置決めを行ってバヨネットマウント3とバヨネ
ット爪52とを係合させ、次いで交換レンズ50をロッ
ク可能な第2の位置までマウントリング4を回動してカ
メラ本体2に対して交換レンズ50をロックする。
【0050】また、カメラ本体2から交換レンズ50を
取り外すには、交換レンズ50を着脱可能な第1の位置
までマウントリング4を回動し、バヨネットマウント3
とバヨネット爪52との係合を解除する。このとき、上
述したように、クリックボール10が長孔7に設けられ
た凹部12に填り込んでクリック感を生じさせるので、
操作者は、カメラ本体2に対して交換レンズ50を着脱
可能な回動位置であることを認識することができる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の交換レン
ズ取付装置によれば、交換レンズを着脱可能な位置にマ
ウントリングを回動させると、回動位置規制ピンの先端
部が長穴に設けた凹部に填り込むようになっている。ま
た、回動位置規制ピンの先端部は突出方向に付勢されて
いるので、凹部に填り込んだ際にクリック感が生じる。
【0052】したがって、マウントリングを操作して交
換レンズを着脱する際に、マウントリングを回動させて
クリック感を得た位置が、カメラ本体に対して交換レン
ズを着脱可能な回動位置であることを直感的に認識する
ことができ、交換レンズの着脱を迅速に行うことができ
る。
【0053】また、交換レンズの着脱位置を確実に認識
することができるので、交換レンズの着脱位置を間違え
てマウント部を破損するおそれがない。
【0054】さらに、回動位置規制ピンをバヨネットマ
ウントおよびマウントリングに対してラジアル方向に配
設した場合、あるいは、回動位置規制ピンをバヨネット
マウントおよびマウントリングに対してスラスト方向に
配設するとともに、回動位置規制ピンをバヨネットマウ
ント側に設けた場合には、マウントリングの外端面から
回動位置規制ピンが見えないので、スッキリとして外観
的に優れたものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る交換レンズ取付装置を
示す正面図、縦断面図、背面図、長孔の一部拡大図(交
換レンズ着脱操作における中間位置)
【図2】本発明の実施例1に係る交換レンズ取付装置を
示す正面図、縦断面図、背面図、長孔の一部拡大図(交
換レンズ着脱位置)
【図3】本発明の実施例1に係る交換レンズ取付装置お
よびカメラ本体の正面図、側面図
【図4】本発明の実施例2に係る交換レンズ取付装置を
示す正面図、縦断面図、背面図(交換レンズ着脱操作に
おける中間位置)
【図5】本発明の実施例2に係る交換レンズ取付装置を
示す正面図、縦断面図、背面図(交換レンズ着脱位置)
【図6】本発明の実施例3に係る交換レンズ取付装置を
示す正面図、縦断面図、背面図(交換レンズ着脱操作に
おける中間位置)
【図7】本発明の実施例3に係る交換レンズ取付装置を
示す正面図、縦断面図、背面図(交換レンズ着脱位置)
【図8】従来の交換レンズの側面図、背面図
【図9】従来の交換レンズ取付装置の正面図(交換レン
ズ着脱操作における中間位置、交換レンズ着脱位置)、
縦断面図
【符号の説明】
1,21,31 交換レンズ取付装置 2 カメラ本体 3 バヨネットマウント 4 マウントリング 5 バヨネット爪挿通部 6 位置決め溝 7 長孔 8 回動位置規制ピン 9 ピン本体 10 クリックボール 11 コイルスプリング 12 凹部 (従来例) 50 交換レンズ 51 交換レンズ取付装置 52 バヨネット爪 53 バヨネットマウント 54 マウントリング 55 位置決めピン 56 位置決め溝 57 ストッパ 58 回動位置規制ピン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラ本体に交換レンズを取り付けるた
    めの交換レンズ取付装置において、 前記カメラ本体の前端面に設けられたバヨネットマウン
    トと、 該バヨネットマウントに対し、前記交換レンズを着脱可
    能な第1の位置と、前記交換レンズをロック可能な第2
    の位置との間で回動可能とされたマウントリングとを設
    け、 前記バヨネットマウントおよび前記マウントリングのう
    ちいずれか一方には、前記マウントリングの回動範囲に
    対応した円弧状の長孔を設け、 前記バヨネットマウントおよび前記マウントリングのう
    ち前記長孔が設けられていないいずれか他方には、前記
    長孔内を移動する先端部を有する回動位置規制ピンを設
    け、 該回動位置規制ピンは、前記第1の位置および前記第2
    の位置において該先端部の移動が制限されて前記マウン
    トリングの回動範囲を規制するようになっており、 該回動位置規制ピンの先端部は、突出方向に付勢されて
    ピン本体に出没可能とされており、 前記長孔には、前記マウントリングが第1の位置まで回
    動した際に、前記回動位置規制ピンの先端部が填り込む
    凹部が設けられていることを特徴とするカメラの交換レ
    ンズ取付装置。
  2. 【請求項2】 前記回動位置規制ピンは、前記バヨネッ
    トマウントおよび前記マウントリングに対してラジアル
    方向に延設されていることを特徴とする請求項1記載の
    カメラの交換レンズ取付装置。
  3. 【請求項3】 前記回動位置規制ピンは、前記バヨネッ
    トマウント側に設けられるとともに、前記バヨネットマ
    ウントおよび前記マウントリングに対してスラスト方向
    に延設されていることを特徴とする請求項1記載のカメ
    ラの交換レンズ取付装置。
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