JP2588199Y2 - 草刈り機のブレード取付構造 - Google Patents

草刈り機のブレード取付構造

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JP2588199Y2 JP1993022084U JP2208493U JP2588199Y2 JP 2588199 Y2 JP2588199 Y2 JP 2588199Y2 JP 1993022084 U JP1993022084 U JP 1993022084U JP 2208493 U JP2208493 U JP 2208493U JP 2588199 Y2 JP2588199 Y2 JP 2588199Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は基端部を回転体に枢支さ
れ、モータ駆動で回転する回転体から放射状に突出して
回転する合成樹脂や金属製のブレードを備えた草刈り機
において、簡単な構成でブレードの着脱作業を容易とす
るブレードの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】草刈り機のブレードは使用により損傷し
交換の必要が生じるため、回転体に対して着脱可能に取
り付けられる。その取付構造として、例えば実願昭56
−60584号(実開昭57−173525号)のマイ
クロフィルムには、モータ駆動で回転する円盤に、平行
にネジ止めされる同じ大きさの円盤を設け、一方の円盤
に突設させた複数の枢軸によってブレードの基端を枢支
させると共に、他方の円盤で枢軸の先端を閉塞する考案
が開示されている。一方、実開昭62−188748号
公報には、別体の2部材を結合する際に適正な結合位置
での位置決めを行うバヨネット式の着脱手段を採用する
カメラと附属品の結合装置の考案が開示されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来技術におい
て、前者のものは円盤をネジ止めするナットを緩めて一
方の円盤を取り外さないとブレードの着脱が行えないた
め、着脱作業に手間が掛かって面倒な上、着脱作業時に
ナットを紛失する虞れがある。又、後者に開示されるバ
ヨネット結合は、前者の円盤同士の着脱に採用すること
は可能であるが、それでもブレードの着脱に伴う円盤の
取り外しは依然として必要となるため、作業の手間は解
消できない。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本考案は、簡単な
構成でブレードの着脱作業を容易に行え、信頼性も高い
ブレードの取付構造を提供するもので、その構成は、モ
ータの回転軸へ直交状に固着された回転盤と、該回転盤
のモータと反対側に位置し、前記回転盤に同軸で回動自
在に設けられた回動盤と、前記回転盤と回動盤間に基端
を枢着され、遠心力で放射方向へ突出可能としたブレー
ドからなり、前記回転盤又は回動盤の何れか一方に前記
ブレードの枢着軸を突設すると共に、他方に、前記一方
との相対的な回動により前記枢着軸の先端に対応する前
記ブレードの抜け止め位置と、前記枢着軸の先端が開放
される開放位置とに移動可能な抜け止め部を設け、更に
前記他方を、前記抜け止め部が前記抜け止め位置となる
回動位置で固定可能としたことを特徴とするものであ
る。
【0005】
【作用】ブレード取付時には、回転盤か回動盤のどちら
かを回転させて枢着軸先端を他方の抜け止め部の開放位
置に移動させると、枢着軸先端がフリーとなってブレー
ドの基端を枢着軸に挿入できる。そして再び回転盤か回
動盤を回転させて枢着軸先端を他方の抜け止め位置に移
動させると、ブレードの基端は回転盤と回動盤間で枢着
と抜け止めがなされると共に回転盤と回動盤は抜け止め
位置でロックされる。よってブレードの着脱作業は1部
材の回動のみで迅速且つ容易に行われる。
【0006】
【実施例】以下本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。図1は本考案の草刈り機の一部断面図で、草刈り機
1は図示しない手動部から長尺のパイプにより連結され
モータ2を内蔵するモータハウジング2aと、モータ駆
動によりブレード21を放射状に突出回転させる回転体
3からなり、回転体3は、モータ軸2bと一体回転する
回転盤としてのブレードホルダー4、ブレードホルダー
4に回動自在に取り付けられる回動盤としての保持部材
6と、更にキャップ14により構成される。本実施例に
おいてはモータ軸2bは左回りに回転するため、前記ブ
レードホルダー4はモータ軸2b先端に嵌合される嵌合
ネジ7をネジ孔4aに逆ネジに締め付けることによって
モータ軸2bと連結される。よって取付の際には予めモ
ータ軸2b先端に嵌め込んだ嵌合ネジ7をネジ孔4aに
あてがい、ブレードホルダー4の裏側4bから嵌合ネジ
7先端の溝7aをドライバによりモータ軸2bごと右回
りに回転させて、ブレードホルダー4とのネジ固定が行
われる。ブレードホルダー4上面にはファン8が一体に
取り付けられ、外周には2本の頭付ピン9、9が透孔
5、5に夫々点対称に挿着されて、先端部9a、9aが
裏側4bへ突出するものとなる。又ブレードホルダー4
の下部には保持部材6が、その嵌合孔6aにブレードホ
ルダー4のネジ孔4aを下方へ延設した筒状部10を嵌
め入れることで回動可能に挿着されるが、表面の突起1
1、11をブレードホルダー裏側4bの係止凹部12、
12に係止させた場合は保持部材6はブレードホルダー
4と一体に回転する。更に保持部材6下部にはワッシャ
ー13を介してキャップ14が配置され、キャップ14
は、締め付けネジ15をその固定孔14aを通して前記
ブレードホルダーの筒状部10のネジ孔4aに逆ネジで
締め付けることで固定され、締め付けネジ15は固定孔
14aに設けたボールベアリング16により軸支され
る。従って図1の状態でモータ軸2bを回転させると、
キャップ14以外の部材即ち嵌合ネジ7、ブレードホル
ダー4、保持部材6、締め付けネジ15は一体に回転す
ることとなる。尚17はモータハウジング2a下部に固
定される安全カバーである。
【0007】図2は回転体3の組立て説明図で、ブレー
ドホルダー4のみ裏側から見た図を示したもので、ブレ
ードホルダーの裏側4bには保持部材6間とのスペーサ
としてリング状の凸部18が形成され、該凸部18には
突出した頭付ピンの先端部9a間を結ぶ直線上に係止凹
部12、12が設けられ、更に係止凹部12、12から
夫々略90度回転移動した位置には三角形状を呈した保
持部材6の回り止め19、19が突設されている。又保
持部材6は前記嵌合孔6aを中心とした点対称の板状片
で、上記頭付ピン9、9の回転軌道と合致した移動溝2
0、20と、該移動溝20、20の終端20a、20a
を結ぶ直線上に、前記係止凹部12に対応する突起1
1、11が形成されている。更にモータ駆動中は前述の
如く保持部材6は回転し、キャップ14は停止状態にあ
ることから、両者の間隔をとるため保持部材裏側の嵌合
孔6aはワッシャー13との間に厚肉の段部6bを形成
し、該段部6bは補強部として保持部材6下方に周設し
たフランジ部6cと連続している。ブレード21、21
はその両側に刃部22、22を形成した合成樹脂製の細
片状を有し、基端21a、21aに設けた透孔23、2
3を前記頭付ピン9、9が挿通し保持部材6の移動溝2
0、20に嵌入することで、ブレード21、21は頭付
ピン9、9を中心として、ブレードホルダー4と保持部
材6間にあって回動自在に枢着される。
【0008】以上の如く構成された草刈り機において、
回転体3は組付け状態では図1の如く保持部材6の突起
11、11はブレードホルダー4の係止凹部12、12
に夫々嵌合すると共に、頭付ピン9、9の先端部9a、
9aは移動溝20、20の終端20a、20aに位置し
ている。そこでブレード21、21を取り付ける際に
は、締め付けネジ15を緩めて片手で保持部材6を固定
したままブレードホルダー4を左回りに回転させる(或
は逆にブレードホルダー4を固定したまま保持部材6を
右回りに回転させても同じ)と、係止凹部12、12と
突起11、11の係合は解かれて頭付ピン9、9の先端
部9a、9aも移動溝20、20を通って保持部材6か
ら離反し、保持部材6の縁部6d、6dがブレードホル
ダー4の回り止め19、19に夫々当接して停止し、図
3(A)の如く頭付ピン先端9aはフリーになる。そし
て頭付ピン先端部9a、9aにブレード基端21a、2
1aの透孔23、23を嵌入し、ブレードホルダー4を
右回り或は保持部材6を左回りに回転させると、図1及
び図3(B)の如く頭付ピン先端部9a、9aは前記と
逆にブレード21、21を枢支したまま移動溝終端20
a、20aまで移動すると共に、再び突起11、11は
係止凹部12、12に夫々係合する。最後に締め付けネ
ジ15を締めると、保持部材6はブレードホルダー4に
固定されブレード21、21の取り付けは終了する。こ
のように本実施例によれば、締め付けネジ15を緩めて
ブレードホルダー4か保持部材6を回転させるだけでブ
レード21を枢支する頭付ピンの先端部9aが露出され
るから、ブレード21を簡単に着脱することができると
共に、枢着状態でのブレードの抜け止めも確実になされ
る。更に部品を取り外したりする必要がなくなって着脱
作業を短時間で行うことが可能となる。
【0009】尚突起11と係止凹部12は上記と逆に、
ブレードホルダー4側に突起11を設け、保持部材6側
に係止凹部12を設けても良い。又頭付ピン9も保持部
材6側に設け、例えば図4の如くブレードホルダー4の
裏側に移動溝20とブレード装着用の差し込み部24を
形成しても、上記実施例と同様の作用でブレードは着脱
可能である。更に突起、係止凹部、回り止めは対称位置
に2箇所設けたがどちらか1箇所のみとしても差し支え
なく、移動溝をなくして頭付ピンの先端部が保持部材の
上面に近接するものとしても良い。加えて上記実施例で
は細片状の保持部材を抜け止め位置と開放位置に回動さ
せる構造について説明したが、前記図4のような移動溝
と差し込み孔を設ければ円盤状の保持部材としても良
く、勿論3箇所以上にブレードを取り付けるものであっ
ても、十字形や円盤状等保持部材の形状を適宜変更する
ことにより本考案の取付構造を適用可能である。
【0010】
【考案の効果】以上本考案によれば、部品等を取り外す
ことなく回転盤か回動盤の何れか一部材の操作だけで簡
単にブレードの着脱ができ、作業を容易且つ迅速に行え
ると共にブレードの枢着も確実になされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の草刈り機の一部断面図である。
【図2】草刈り機の回転体の組立て説明図である。
【図3】(A)ブレードの取付状態を示す説明図であ
る。 (B)ブレードの取付状態を示す説明図である。
【図4】取付構造の他の実施例を示す説明図である。
【符号の説明】
1・・草刈り機、2・・モータ、3・・回転体、4・・
ブレードホルダー、5・・透孔、6・・保持部材、7・
・嵌合ネジ、8・・ファン、9・・頭付ピン、10・・
筒状部、11・・突起、12・・係止凹部、13・・ワ
ッシャー、14・・キャップ、15・・締め付けネジ、
16・・ボールベアリング、17・・安全カバー、18
・・凸部、19・・回り止め、20・・移動溝、21・
・ブレード、22・・刃部、23・・透孔、24・・差
し込み部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの回転軸へ直交状に固着された回
    転盤と、該回転盤のモータと反対側に位置し、前記回転
    盤に同軸で回動自在に設けられた回動盤と、前記回転盤
    と回動盤間に基端を枢着され、遠心力で放射方向へ突出
    可能としたブレードからなり、前記回転盤又は回動盤の
    何れか一方に前記ブレードの枢着軸を突設すると共に、
    他方に、前記一方との相対的な回動により前記枢着軸の
    先端に対応する前記ブレードの抜け止め位置と、前記
    着軸の先端が開放される開放位置とに移動可能な抜け止
    め部を設け、更に前記他方を、前記抜け止め部が前記抜
    け止め位置となる回動位置で固定可能としたことを特徴
    とする草刈り機のブレード取付構造。
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