JP3037696U - インパクトレンチ - Google Patents

インパクトレンチ

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JP3037696U
JP3037696U JP1996011561U JP1156196U JP3037696U JP 3037696 U JP3037696 U JP 3037696U JP 1996011561 U JP1996011561 U JP 1996011561U JP 1156196 U JP1156196 U JP 1156196U JP 3037696 U JP3037696 U JP 3037696U
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electric motor
clutch
rotation
eccentric block
output shaft
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JP1996011561U
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Inventor
芳烈 洪
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大橋産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型で電動機の焼けつきが発生し難い電動式
のインパクトレンチの提供を目的とする。 【解決手段】 電動機4の回転エネルギをハンマーケー
ジ1に蓄積し、電動機4が高速回転に達したときに、ハ
ンマーケージ1を出力軸5に連結する遠心クラッチ方式
を採用して小型化をはかり、しかもクラッチ2を作動す
る拡張板24を、略碗形状の部材を電動機4の回転中心
を中心として回転対称に3分割した形状として、3つの
拡張板24・・24に遠心力が均等に作用するように構成
することで、電動機4が高速回転に達したときには、ク
ラッチ2が確実に動作するようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、自動車のホイールナットなどのねじの着脱作業を行う際に用いるイ ンパクトレンチに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車のタイヤ交換時などにおいて、ホイールナットの取外し・締付け作業を 行う工具としては、従来、手動式のソケットレンチが一般に使用されている。ま た最近では、自動車のバッテリの電力を利用した電動式のインパクトレンチも提 供されている。
【0003】 この種の電動式のインパクトレンチとしては、小型な電動機でより大きな駆動 力が得られるようにするため、フライホイルと遠心力を利用した遠心スイッチが 組み込まれた構造で、電動機がフライホイールの蓄積エネルギによって高速回転 に達したときに、その回転力が出力軸(ソケットやドライバ等の工具接続用)に 加わるようにしたものも開発されている(実用新案登録第3017657号「電 動レンチ」及び実願平2−401958号「ネジ着脱作業用の電動工具」)。
【0004】 その実用新案登録第3017657号の電動レンチは、図1(A),(B) 及び図2 に示すように、フライホイールとなる回転部材201に、2つのL型の側板20 3とこれらを相互に引き寄せるばね204及びピン205からなるクラッチ20 2が組み込まれ、電動機が静止状態から低速回転のときにはピン205により偏 心ブロック206が揺動が規制されて出力軸207に回転が伝達されず、電動機 の回転速度が回転部材201の慣性力により高速に達したときに、2つのL型の 側板204が揺動して偏心ブロック206のピン205による規制が解除され、 これにより偏心ブロック206が遠心力により揺動して、そのブロック端部が出 力軸207の外周面に引っ掛かって出力軸207に電動機の回転力が加わるよう に構成されている。
【0005】 また、実願平2−401958号の電動工具も、先と同様な構造で、図3(A), (B) 及び図4に示すようにフライホイールとなる回転部材301とクラッチ30 2を備えており、電動機が高速回転に達したときに2つの側板303が揺動し、 これにより偏心ブロック306のピン305による規制が解除されて出力軸30 7に電動機の回転力が加わるように構成されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、実用新案登録第3017657号及び実願平2−401958号の 構造によれば、いずれも、2つの側板及びばねが、それぞれ回転中心を挟んで1 80度の位置関係にあるため、これら左右一対の部材に平均した遠心力が働かず 各ばねに作用する力にも差異が生じる。そのため、一定期間使用すると、180 度の位置関係にあるばね間において弾性疲労の変異が起きてばねの弾性バランス が非常に悪くなる。このような状況になると、電動機の回転速度が遠心作動状態 に達しても、2つの側板が拡張しないでクラッチが正常に動作しなくなり、ベー ス等が空転したままの状態となる結果、電動機の焼けつきが起きるという問題が ある。
【0007】 なお、以上の2つの提案の構造においては、互いに180度の位置関係にある 一対の側板の中心(重心)を電動機の回転中心に正確に一致させることが難しく 、そのため電動機を始動したときに駆動軸に偏心荷重が作用して、駆動軸に悪影 響がおよぶ恐れもある。
【0008】 本考案は上記した従来の問題点を解消すべくなされたもので、電動機の回転エ ネルギを蓄積するフライホイール(ハンマケージ)を出力軸に連結するクラッチ が常に正常に動作し、もって電動機の焼けつきを防止した構造のインパクトレン チを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するため、本考案のインパクトレンチは、図5〜図10に例示 するように、電動機4の回転力が伝達される従動軸13aの端部に一体形成され た円盤体13とこの円盤体13に対して所定の間隔をあけて平行に配置され、略 半円筒形の連結部材11を介して円盤体13に一体的に連結されたリング体12 からなるハンマーケージ1と、その円盤体13とリング体12との間で、連結部 材11と対向する位置に配置され、従動軸13aと平行な固定ピン15aを中心 として揺動自在な偏心ブロック15を備えているとともに、従動軸13aに摺動 自在に配設され端部にフランジ23aが一体形成され、かつ、偏心ブロック15 の揺動を規制するクラッチピン21が一体的に形成されたクラッチ作動体20と 、このクラッチ作動体20を円盤体13に向けて押圧する押圧部材(圧縮コイル ばね)22と、全体として略碗形状をなす部材を従動軸13aの回転中心を中心 として回転対称に3分割した形状で、クラッチ作動体20のフランジ23aと円 盤体13との間に位置し、小径側端部がクラッチ作動体20のフランジ23aに 接触する3つの拡張板24・・24と、この3つの拡張板24・・24の小径側端部 の周縁に巻き掛けられ、各拡張板24の小径側端部を回転中心に向けて押圧する 引張コイルばね25からなるクラッチ2と、従動軸13aと同一の回転中心をも つ軸で、一部がハンマーケージ1の円盤体13とリング体12との間に臨み、か つ、偏心ブロック15に対応する部分にこの偏心ブロック15が引っ掛かる段部 53aが形成された出力軸5を備えている。
【0010】 そして、電動機4が低速回転のときには、3つの拡張板24・・24が引張コイ ルばね25の弾性力により閉の状態が保持され、クラッチピン21が偏心ブロッ ク15の揺動を規制して出力軸5に回転が伝達されず、電動機4が高速回転に達 したときに、3つの拡張板24・・24の小径側端部が遠心力により外方に開き、 この開いた3つの拡張板24・・24によって、クラッチ作動体20が円盤体13 から離反する向へと押されて上記クラッチピン21による偏心ブロック15の規 制が解除され、そのブロック端部が出力軸5の段部53aに引っ掛かって、当該 出力軸5に電動機4の回転力が加わるように構成したことによって特徴づけられ る。
【0011】 以上のように、本考案のインパクトレンチにおいては、電動機4がハンマーケ ージ1に蓄えられたエネルギにより高速回転となったときに、拡張板24が引張 コイルばね25の弾性力に抗して円周方向に開き、これによりクラッチ作動体2 0が移動してハンマーケージ1と出力軸5とが連結されるわけであるが、本考案 では、拡張板24を3つとし、これら3つの拡張板24・・24を回転中心を中心 とする円周に沿って120度の角度で配置しているので、高速回転により生じる 遠心力が各拡張板24に均等に作用し、しかもこれら3つの拡張板24・・24を 押圧する引張コイルばね25を円周方向に沿って配置しているので、高速回転時 において引張コイルばね25に偏った力が作用することがなくなる。
【0012】
【考案の実施の形態】
図5は考案の実施の形態の要部構造を示す斜視図で、図6はその分解斜視図で ある。また図7及び図8は本発明の実施の形態の中央縦断面図である。
【0013】 この例のインパクトレンチは、ハンマーケージ1、クラッチ2及び外カバー3 、電動機4及び出力軸5などによって主に構成されている。これらの部品は図1 1(A),(B) に示すハウジング100内に収容されており、その出力軸5の先端部 がハウジング100から突出している。
【0014】 ハンマーケージ1は、電動機4の回転力が伝達される従動軸13a、その端部 に一体形成された円盤体13、この円盤体13に対して所定の間隔をあけて平行 に配置されたリング体12、及び、それらリング体12と円盤体13とを一体的 に連結する略半円筒形の連結部材11によって構成されている。リング体12と 円盤体13には、従動軸13aの回転中心を挟んで対向する位置にピン孔14と 14′が加工されており、この一対のピン孔14,14′には、偏心ブロック1 5を揺動自在に支承する固定ピン14(中心が従動軸13aの回転中心と平行) が差し込まれる。
【0015】 ハンマーケージ1の円盤体13には、偏心ブロック15の内方となる部分に、 後述するクラッチピン21の挿入用の貫通孔13bが加工されている。また円盤 体13の従動軸13a側の面には円柱形状の突起13cが設けられている。なお 、従動軸13aの端部は円筒形状となっており、その円筒内面には、電動機4の 駆動軸41に加工されたスプラインに嵌まり合う溝13dが加工されている。
【0016】 クラッチ2は、円筒体23の両端にフランジ23aと23bが一体形成された 部材でハンマーケージ1の従動軸13aに摺動自在に配設されるクラッチ作動体 20と、このクラッチ作動体20の円盤体13側のフランジ23bの外面に一体 形成された2本のクラッチピン21と、クラッチ作動体20を囲うように配置さ れた3つの拡張板24・・24を備えている。
【0017】 その3つの拡張板24・・24は、全体として略碗形状の部材を従動軸13aの 回転中心を中心として回転対称に3分割したもので、その大径側端部がハンマー ケージ1の円盤体13の側面で突起13cの外方位置に接触し、小径側端部がク ラッチ作動体20のフランジ23aの内面に接触する。また3つの拡張板24・・ 24の小径側端部には引張コイルばね25が巻き掛けられており、この引張コイ ルばね25の弾性力によって各拡張板24・・24の小径側端部が回転中心に向け て押圧される。
【0018】 そして、以上の構造のクラッチ2において、クラッチ作動体20が、外カバー 3の内面との間に挟み込まれた圧縮コイルばね22によってハンマーケージ1の 円盤体13に向けて押圧されており、図7に示すように、クラッチ作動体20が ハンマーケージ1の円盤体13の側面に当たった状態で、2本のクラッチピン2 1先端が偏心ブロック15の内方にまで臨み、その偏心ブロック15の揺動を規 制する。また図8に示すように、3つの拡張板24・・24が外方に開いてクラッ チ作動体20が円盤体13から離れたときには、2本のクラッチピン21は円盤 体13の貫通孔13b内に没入して偏心ブロック15の規制が解除されるように 構成されている。
【0019】 一方、外カバー3は、クラッチ2の周辺を囲う円筒形状の部材で、その前面側 の中央部に四角形の穴31が加工されている。なお、この外カバー3は、ハンマ ーケージ1の従動軸13aの先端にC形止め輪13eを挟み込むことによってそ のハンマーケージ1に対して固定される。
【0020】 出力軸5は、中央部に大径部53が加工された段付の軸で、その大径部53が クラッチ作動体20のリング体12と円盤体13との間に位置するように配置さ れている。この出力軸5は、ハンマーケージ1に設けられた2つの軸受51と5 2によって、従動軸13aと同一の回転中心を中心として回転自在に支承されて いる。また出力軸5の大径部53の外周面には、偏心ブロック15の端部が引っ 掛かる段部53aが設けられている(図9,図10参照)。なお出力軸5の先端 部には、ソケットやドライバ等の工具を装着するための加工(角ドライブ加工) が施されている。
【0021】 ここで、以上の実施の形態において、電動機4には配線及びコネクタを介して 自動車のバッテリから電極を供給することができる。また電動機4の配線系には 正転・逆転切換用のコントロールスイッチ(図示せず)が設けられており、その 操作によりねじの締結・取り外し作業を自由に選択することができる。
【0022】 次に、本発明の実施の形態の作用を、図9及び図10並びに先の図5〜図8を 参照しつつ述べる。なお、図9は図7のX−X断面図、図10は図8のY−Y断 面図である。
【0023】 まず、電動機4が停止状態のときは、図7及び図9に示すように、3つの拡張 板24・・24は引張コイルばね25の弾性力によって閉の状態が保持され、クラ ッチ作動体20がハンマーケージ1の円盤体13に接触した状態となり、偏心ブ ロック15の揺動がクラッチピン21によって規制される。従って電動機4が始 動したばかりの時には、ハンマーケージ1とクラッチ2のみが一緒に回転するだ けで出力軸5には回転力が伝達されない。
【0024】 次に、電動機4を始動した後、ハンマーケージ1によって回転エネルギが蓄積 されて電動機4の回転速度が高速に達した時点で、3つの拡張板24・・24に大 きな遠心力が作用し、図8及び図10に示すように、3つの拡張板24・・24の 小径側端部が引張コイルばね25の弾性力に抗して外方へと開き、これら拡張板 24・・24によってクラッチ作動体20が押されてハンマーケージ1の円盤体1 3から離れる。なお、このとき各拡張板24の大径側端部が円盤体13の突起1 3cに引っ掛かってこの部分が支点となる。
【0025】 このようなクラッチ作動体20の移動により、クラッチピン21が偏心ブロッ ク15から外れ、偏心ブロック15が揺動(偏心)してその端部が出力軸5の大 径部53の段部53aに引っ掛かり、この時点でハンマーケージ1と出力軸5と が相互に連結され電動機4の回転力が出力軸5に加わる。この後、電動機4のス イッチをオフするか、ねじの締結による作用力により電動機4の回転が停止する と、これに応じて3つの拡張板24・・24が内方に縮小し、クラッチ作動体20 が、圧縮コイルばね22の弾性力によって、先とは逆向きに移動する。これによ りクラッチピン21が偏心ブロック15に当たり、偏心ブロック15が元の位置 に復帰してその動きが固定され、以上の動作によりハンマーケージ1と出力軸5 との連結が解除され元の状態(図7,図9参照)に戻る。
【0026】 次に、以上の構造のインパクトレンチを用いてタイヤのホイールナットの締結 を行う場合の作業手順の例を以下に述べる。 まず、出力軸5の先端にソケットを装着し、そのソケットをホイールナットに 当てがった状態でスイッチオン(正転)とする。これにより電動機4が回転して 上記した動作により出力軸5に回転力が加わってホイールナットが締結される。 そのナットが完全な締結状態(ロック状態)に近づくと、電動機4の回転が停止 し、上記した動作によってハンマーケージ1と出力軸5との連結が解除されハン マーケージ1が空転の状態となる。次いで、ホイールナットの緩み止め効果を得 るために、ソケットをホイールナットから外さずに電動機4を再び始動すると、 先と同じ動作によりハンマーケージ1に回転エネルギが蓄積され、その回転力が 出力軸5を介してソケットに伝達されホイールナットが更に締結され、このよう な電動機始動→クラッチオン→ナット締結→電動機停止→電動機始動の動作を順 次に繰り返してゆくうちにホイールナットが完全なロック状態となる。なお、締 結したホイールナットを緩める際には、電動機4の回転を逆転して先と同様な作 業を行えばよい。
【0027】 ここで、本考案の実施の形態では、3つの拡張板24・・24がそれぞれ互いに 120度の位置関係にあるので、その各拡張板24に遠心力が均一に作用し引張 コイルばね25に偏った力が作用することがない。従って電動機4が高速回転と なったときに拡張板24・・24が拡張しないといった不具合が解消され、常に安 定したクラッチ動作を得ることができる。ちなみに、図5〜図10に示した構造 のインパクトレンチの試作品を製作してテストを繰り返して行ったところ、拡張 板24が常に確実に動作することが確認でき、また駆動出力量もむらなく安定す ることも確認できた。
【0028】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、電動機の回転エネルギをフライホイー ル(ハンマーケージ)に蓄積し、電動機が高速回転に達したときにフライホイー ルを出力軸に連結する遠心クラッチ方式を採用したインパクトレンチにおいて、 クラッチを作動する拡張板を、略碗形状の部材を電動機の回転中心を中心として 回転対称に3分割した構造としたから、その3つの拡張板に作用する遠心力が平 均化され、しかもそれら拡張板の端部をリング状に配置したばねにより回転中心 に向けて押圧しているので、回転時にばねに偏った力が作用する可能性も少なく なる。これにより電動機が高速回転に達したときには、必ずクラッチが正常に動 作し、フライホイールとしてのハンマーケージの空回りが起きる可能性が少なく なる結果、電動機の焼けつきを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のインパクトレンチの一例を示す要部縦断
面図
【図2】同じくインパクトレンチの一例を示す要部斜視
【図3】従来のインパクトレンチの他の例を示す要部縦
断面図
【図4】同じくインパクトレンチの他の例を示す要部斜
視図
【図5】本考案の実施の形態の要部構造を示す斜視図
【図6】同じく要部構造を示す分解斜視図
【図7】本発明の実施の形態の中央縦断面図
【図8】同じく中央縦断面図
【図9】図7のX−X断面図
【図10】図8のY−Y断面図
【図11】本発明の実施の形態の外観図で (A)及び (B)
はそれぞれ正面図及び側面図
【符号の説明】
1 ハンマーケージ 11 連結部材 12 リング体 13 円盤体 13a 従動軸 13b 貫通孔 13c 突起 14 ピン孔 15 偏心ブロック 15a 固定ピン 2 クラッチ 20 クラッチ作動体 21 クラッチピン 22 圧縮コイルばね 23 円筒体 23a,23b フランジ 24・・24 拡張板 25 引張コイルばね 3 外カバー 4 電動機 5 出力軸 51,52 軸受 53 大径部 53a 段部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動機の回転力が伝達される従動軸の端
    部に一体形成された円盤体とこの円盤体に対して所定の
    間隔をあけて平行に配置され、略半円筒形の連結部材を
    介して当該円盤体に一体的に連結されたリング体からな
    るハンマーケージと、 上記円盤体とリング体との間で上記連結部材と対向する
    位置に配置され、上記従動軸と平行な固定ピンを中心と
    して揺動自在な偏心ブロックと、 上記従動軸に摺動自在に配設され端部にフランジが一体
    形成され、かつ、上記偏心ブロックの揺動を規制するク
    ラッチピンが一体的に形成されたクラッチ作動体と、こ
    の作動体を上記円盤体に向けて押圧する押圧部材と、全
    体として略碗形状をなす部材を上記従動軸の回転中心を
    中心として回転対称に3分割した形状で上記クラッチ作
    動体のフランジと上記円盤体との間に位置し、小径側端
    部がクラッチ作動体のフランジに接触する3つの拡張板
    と、その3つの拡張板の小径側端部の周縁に巻き掛けら
    れ、各拡張板の小径側端部を回転中心に向けて押圧する
    引張コイルばねからなるクラッチと、 上記従動軸と同一の回転中心をもつ軸で、一部が上記ハ
    ンマーケージの円盤体とリング体との間に臨み、かつ、
    上記偏心ブロックに対応する部分にこの偏心ブロックが
    引っ掛かる段部が形成された出力軸を備え、 電動機が低速回転のときには、上記3つの拡張板が引張
    コイルばねの弾性力により閉の状態が保持され、上記ク
    ラッチピンが上記偏心ブロックの揺動を規制して出力軸
    に回転が伝達されず、電動機が高速回転に達したとき
    に、上記3つの拡張板の小径側端部が遠心力により外方
    に開き、この開いた3つの拡張板によって上記クラッチ
    作動体が上記円盤体から離反する向へと押されて、上記
    クラッチピンによる偏心ブロックの規制が解除され、そ
    のブロック端部が出力軸の段部に引っ掛かって当該出力
    軸に電動機の回転力が加わるように構成されてなるイン
    パクトレンチ。
JP1996011561U 1996-04-15 1996-11-12 インパクトレンチ Expired - Lifetime JP3037696U (ja)

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TW85205412 1996-04-15
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2012177050A2 (ko) * 2011-06-21 2012-12-27 (주)중우엠텍 회전력 전달장치

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