JP2000351482A - 原稿読取装置 - Google Patents
原稿読取装置Info
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- JP2000351482A JP2000351482A JP11165630A JP16563099A JP2000351482A JP 2000351482 A JP2000351482 A JP 2000351482A JP 11165630 A JP11165630 A JP 11165630A JP 16563099 A JP16563099 A JP 16563099A JP 2000351482 A JP2000351482 A JP 2000351482A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、シートスルー方式の原稿読取装置
に関し、装置を大型化することのない簡易な構造で、原
稿を小さな傾斜角の後側ガイドですくい取ることができ
るようにすると共に、読取位置における原稿と読取用ガ
ラスとの間に隙間を形成することにより、高品質な原稿
読取を実現する。 【解決手段】 通過読取用ガラス41を介してシートス
ルー方式により原稿Pの画像を読み取って、その搬送原
稿Pは後側ガイド44のガイド面により排紙ローラ対1
6に案内する原稿読取装置10において、通過読取用ガ
ラス41の後側ガイド44側を引き上げて、そのガラス
41の傾斜角をガイド面の傾斜角に近づける。
に関し、装置を大型化することのない簡易な構造で、原
稿を小さな傾斜角の後側ガイドですくい取ることができ
るようにすると共に、読取位置における原稿と読取用ガ
ラスとの間に隙間を形成することにより、高品質な原稿
読取を実現する。 【解決手段】 通過読取用ガラス41を介してシートス
ルー方式により原稿Pの画像を読み取って、その搬送原
稿Pは後側ガイド44のガイド面により排紙ローラ対1
6に案内する原稿読取装置10において、通過読取用ガ
ラス41の後側ガイド44側を引き上げて、そのガラス
41の傾斜角をガイド面の傾斜角に近づける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿読取装置に関
し、詳しくは、読取用ガラス上を通過する原稿の画像
を、高品質に読み取ることのできるものに関する。
し、詳しくは、読取用ガラス上を通過する原稿の画像
を、高品質に読み取ることのできるものに関する。
【0002】
【従来の技術】スキャナ装置やファクシミリ装置や複写
機などは、原稿から画像を読み取る原稿読取装置を備え
ており、この原稿読取装置には、主走査方向に延在する
幅狭の通過読取用ガラス上を通過させる原稿から画像を
読み取るシートスルー方式を採用するものが知られてい
る。
機などは、原稿から画像を読み取る原稿読取装置を備え
ており、この原稿読取装置には、主走査方向に延在する
幅狭の通過読取用ガラス上を通過させる原稿から画像を
読み取るシートスルー方式を採用するものが知られてい
る。
【0003】この種の原稿読取装置としては、例えば、
特開平6−164863号公報に記載されているものが
ある。この原稿読取装置は、通過読取用ガラス上を原稿
が通過するたびに、該ガラス上に存在する塵埃をフェル
トからなるクリーナで除去することによって、通過読取
用ガラス上の塵埃により間欠的に発生する画像の乱れを
防止することができる。
特開平6−164863号公報に記載されているものが
ある。この原稿読取装置は、通過読取用ガラス上を原稿
が通過するたびに、該ガラス上に存在する塵埃をフェル
トからなるクリーナで除去することによって、通過読取
用ガラス上の塵埃により間欠的に発生する画像の乱れを
防止することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな原稿読取装置における通過読取用ガラス上の塵埃に
よる画像の乱れは、図4に示すように、通過読取用ガラ
ス1上の画像の読取位置Lに搬送原稿Pを摺接させつつ
通過させるため、原稿Pに付着していた塵や埃は原稿P
の読取途中に該ガラス1との間に溜まって、これが読取
画像中に生じる原稿Pの搬送方向の縦すじとなる。
うな原稿読取装置における通過読取用ガラス上の塵埃に
よる画像の乱れは、図4に示すように、通過読取用ガラ
ス1上の画像の読取位置Lに搬送原稿Pを摺接させつつ
通過させるため、原稿Pに付着していた塵や埃は原稿P
の読取途中に該ガラス1との間に溜まって、これが読取
画像中に生じる原稿Pの搬送方向の縦すじとなる。
【0005】このため、上記公報に記載の原稿読取装置
では、原稿P間に通過読取用ガラス1上を清掃しても原
稿Pの読取途中に発生する通過読取用ガラス1への塵や
埃の付着を防止することはできない、という問題があ
る。
では、原稿P間に通過読取用ガラス1上を清掃しても原
稿Pの読取途中に発生する通過読取用ガラス1への塵や
埃の付着を防止することはできない、という問題があ
る。
【0006】なお、図4および図5において、3は通過
読取用ガラス1上に搬送原稿Pを案内する前側ガイド、
15は通過読取用ガラス1上に原稿Pを搬送する搬送ロ
ーラ対、17は通過読取用ガラス1に対面して白色基準
ともなる原稿押さえである。
読取用ガラス1上に搬送原稿Pを案内する前側ガイド、
15は通過読取用ガラス1上に原稿Pを搬送する搬送ロ
ーラ対、17は通過読取用ガラス1に対面して白色基準
ともなる原稿押さえである。
【0007】また、例えば、図5に示すように、通過読
取用ガラス1が、BOOK原稿などを載置しての読取を
行うための載置読取用ガラス12に隣接している場合に
は、通過読取用ガラス1の上を通過させた原稿Pは、載
置読取用ガラス12の上方に配置された不図示の原稿ト
レイ上に搬出する必要がある。このため、通過読取用ガ
ラス1上を通過する原稿Pをすくって排紙ローラ対16
に案内する後側ガイド4を配置するが、通過読取用ガラ
ス1上を通過する原稿Pの先端が後側ガイド4に突き当
たってスムーズな搬送を妨げられて、原稿Pが微小振動
し画像の乱れとなってしまう、という問題もある。
取用ガラス1が、BOOK原稿などを載置しての読取を
行うための載置読取用ガラス12に隣接している場合に
は、通過読取用ガラス1の上を通過させた原稿Pは、載
置読取用ガラス12の上方に配置された不図示の原稿ト
レイ上に搬出する必要がある。このため、通過読取用ガ
ラス1上を通過する原稿Pをすくって排紙ローラ対16
に案内する後側ガイド4を配置するが、通過読取用ガラ
ス1上を通過する原稿Pの先端が後側ガイド4に突き当
たってスムーズな搬送を妨げられて、原稿Pが微小振動
し画像の乱れとなってしまう、という問題もある。
【0008】この不具合は、後側ガイド4の傾斜角α
(載置読取用ガラス2の延長面に対する挟角)を0°
(通過読取用ガラス1の上面からの開角βを180°)
に近づけることにより解消可能であるが、載置読取用ガ
ラス12に隣接することから、後側ガイド4の傾斜角を
小さくすると装置が大型化してしまうという問題があ
る。
(載置読取用ガラス2の延長面に対する挟角)を0°
(通過読取用ガラス1の上面からの開角βを180°)
に近づけることにより解消可能であるが、載置読取用ガ
ラス12に隣接することから、後側ガイド4の傾斜角を
小さくすると装置が大型化してしまうという問題があ
る。
【0009】そこで、本発明は、装置を大型化すること
のない簡易な構造で、原稿を小さな角度ですくい取るこ
とができるようにすると共に、画像の読取位置における
原稿と読取用ガラスとの間に隙間を形成することによ
り、高品質に原稿の読取が行えるようにすることを目的
とする。
のない簡易な構造で、原稿を小さな角度ですくい取るこ
とができるようにすると共に、画像の読取位置における
原稿と読取用ガラスとの間に隙間を形成することによ
り、高品質に原稿の読取が行えるようにすることを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する第1
の発明は、原稿搬送装置により搬送されて主走査方向に
延在する通過読取用ガラスの上を通過する原稿の画像
を、該通過読取用ガラスを介して読み取る原稿読取装置
であって、通過読取用ガラス上を通過する原稿をすくっ
て該ガラスよりも上方に案内する後側ガイドを備え、通
過読取用ガラスの後側ガイド側を引き上げて該ガラスを
傾斜させ、該ガラスの傾斜角を後側ガイドのガイド面の
傾斜角に近づけたことを特徴とするものである。
の発明は、原稿搬送装置により搬送されて主走査方向に
延在する通過読取用ガラスの上を通過する原稿の画像
を、該通過読取用ガラスを介して読み取る原稿読取装置
であって、通過読取用ガラス上を通過する原稿をすくっ
て該ガラスよりも上方に案内する後側ガイドを備え、通
過読取用ガラスの後側ガイド側を引き上げて該ガラスを
傾斜させ、該ガラスの傾斜角を後側ガイドのガイド面の
傾斜角に近づけたことを特徴とするものである。
【0011】上記課題を解決する第2の発明は、上記第
1の発明の構成に加え、前記通過読取用ガラスの原稿の
搬送方向に隣接する位置に配置され、停止する原稿から
画像を読み取るために該原稿を載置する載置読取用ガラ
スを備え、後側ガイドは、通過読取用ガラス上を通過す
る原稿を載置読取用ガラスの上方に案内するように傾斜
する一方、通過読取用ガラスは、載置読取用ガラスの延
長面との間に鋭角な挟角を形成するように傾斜すること
を特徴とするものである。
1の発明の構成に加え、前記通過読取用ガラスの原稿の
搬送方向に隣接する位置に配置され、停止する原稿から
画像を読み取るために該原稿を載置する載置読取用ガラ
スを備え、後側ガイドは、通過読取用ガラス上を通過す
る原稿を載置読取用ガラスの上方に案内するように傾斜
する一方、通過読取用ガラスは、載置読取用ガラスの延
長面との間に鋭角な挟角を形成するように傾斜すること
を特徴とするものである。
【0012】上記課題を解決する第3の発明は、上記第
1または2の発明の構成に加え、前記通過読取用ガラス
の、搬送される原稿が摺接して後側ガイドに案内する摺
接ポイントと、搬送される原稿の画像を読み取る読取ポ
イントとを、原稿の搬送方向にずらしたことを特徴とす
るものである。
1または2の発明の構成に加え、前記通過読取用ガラス
の、搬送される原稿が摺接して後側ガイドに案内する摺
接ポイントと、搬送される原稿の画像を読み取る読取ポ
イントとを、原稿の搬送方向にずらしたことを特徴とす
るものである。
【0013】本発明では、搬送原稿は、後側ガイドに近
い傾斜角で傾斜させた通過読取用ガラス上を通過して、
その通過読取用ガラスに対して小さく傾斜する後側ガイ
ドにすくいあげられる。
い傾斜角で傾斜させた通過読取用ガラス上を通過して、
その通過読取用ガラスに対して小さく傾斜する後側ガイ
ドにすくいあげられる。
【0014】したがって、後側ガイドの傾斜面(ガイド
面)に対して、搬送原稿がその後側ガイドのガイド面に
突き当たって振動してしまわない関係となる通過読取用
ガラスの傾斜角を設定することにより、読取画像が原稿
の振動による影響を受けてしまうことをなくすことがで
き、また、載置読取用ガラスが隣接する場合でも、通過
読取用ガラスが傾斜することにより、後側ガイドの傾斜
角を装置の大きさに応じて任意に設定することができ
る。
面)に対して、搬送原稿がその後側ガイドのガイド面に
突き当たって振動してしまわない関係となる通過読取用
ガラスの傾斜角を設定することにより、読取画像が原稿
の振動による影響を受けてしまうことをなくすことがで
き、また、載置読取用ガラスが隣接する場合でも、通過
読取用ガラスが傾斜することにより、後側ガイドの傾斜
角を装置の大きさに応じて任意に設定することができ
る。
【0015】このとき、例えば、通過読取用ガラスの原
稿の搬送方向中央が原稿の読取位置である場合には、搬
送原稿が通過読取用ガラスに摺接する位置がその搬送方
向にずれる、また、ずれるように設定することもできる
ので、原稿と通過読取用ガラスとの間に隙間を形成する
ことができ、原稿の読取位置に塵や埃がたまることがな
い。
稿の搬送方向中央が原稿の読取位置である場合には、搬
送原稿が通過読取用ガラスに摺接する位置がその搬送方
向にずれる、また、ずれるように設定することもできる
ので、原稿と通過読取用ガラスとの間に隙間を形成する
ことができ、原稿の読取位置に塵や埃がたまることがな
い。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて説
明する。図1〜図3は本発明に係る原稿読取装置の一実
施形態を示す図である。なお、本実施形態では、上述し
た従来技術と同様な構成には、同一の符号を用いて説明
する。
明する。図1〜図3は本発明に係る原稿読取装置の一実
施形態を示す図である。なお、本実施形態では、上述し
た従来技術と同様な構成には、同一の符号を用いて説明
する。
【0017】図1において、原稿読取装置10は、載置
読取用ガラス(所謂、コンタクトガラス)12の上に載
置されたBOOK原稿やシート原稿に、光源21および
ミラー22a〜22cを組付けた読取ユニットを原稿読
取の副走査方向(図の左右方向)に走行させて光源21
から光を照射しつつ、その原稿画像からの反射光をミラ
ー22a〜22cで偏向しレンズ23により画像処理基
板24上のCCD25に結像させて光電変換させること
によって、原稿画像を読み取るようになっており、この
載置読取用ガラス12の上には、圧板としても機能する
原稿搬送装置11を接離可能に搭載している。
読取用ガラス(所謂、コンタクトガラス)12の上に載
置されたBOOK原稿やシート原稿に、光源21および
ミラー22a〜22cを組付けた読取ユニットを原稿読
取の副走査方向(図の左右方向)に走行させて光源21
から光を照射しつつ、その原稿画像からの反射光をミラ
ー22a〜22cで偏向しレンズ23により画像処理基
板24上のCCD25に結像させて光電変換させること
によって、原稿画像を読み取るようになっており、この
載置読取用ガラス12の上には、圧板としても機能する
原稿搬送装置11を接離可能に搭載している。
【0018】原稿搬送装置11は、原稿テーブル31上
に積載されて呼出ローラ32が送り出すシート状の原稿
Pを、順方向に回転する給紙ローラ33と逆方向に回転
する分離ローラ34が1枚づつに分離給送して、搬送ロ
ーラ対15が排紙ローラ対16に受け渡すことにより、
原稿読取装置10の載置読取用ガラス12に隣接する位
置に配置されて原稿読取の主走査方向に延在する通過読
取用ガラス41と原稿押さえ17の間の搬送経路Rに通
紙して、載置読取用ガラス12の上方に位置する不図示
の原稿トレイ上に排紙する。この原稿読取装置10は、
原稿搬送装置11の原稿テーブル31上に原稿Pをセッ
トされて不図示のスタートキーを押下された場合には、
光源21およびミラー22a〜22cの読取ユニットを
通過読取用ガラス41の下方に位置させて、その通過読
取用ガラス41の上を通過する原稿Pの反射光を光電変
換する、所謂、シートスルー方式により原稿画像を読み
取る。
に積載されて呼出ローラ32が送り出すシート状の原稿
Pを、順方向に回転する給紙ローラ33と逆方向に回転
する分離ローラ34が1枚づつに分離給送して、搬送ロ
ーラ対15が排紙ローラ対16に受け渡すことにより、
原稿読取装置10の載置読取用ガラス12に隣接する位
置に配置されて原稿読取の主走査方向に延在する通過読
取用ガラス41と原稿押さえ17の間の搬送経路Rに通
紙して、載置読取用ガラス12の上方に位置する不図示
の原稿トレイ上に排紙する。この原稿読取装置10は、
原稿搬送装置11の原稿テーブル31上に原稿Pをセッ
トされて不図示のスタートキーを押下された場合には、
光源21およびミラー22a〜22cの読取ユニットを
通過読取用ガラス41の下方に位置させて、その通過読
取用ガラス41の上を通過する原稿Pの反射光を光電変
換する、所謂、シートスルー方式により原稿画像を読み
取る。
【0019】搬送ローラ対15から排紙ローラ対16に
受け渡す間の搬送経路Rには、搬送ローラ対15が狭持
して搬送する原稿Pを通過読取用ガラス41上に案内す
る前側ガイド43と、通過読取用ガラス41の上を通過
する原稿Pをすくって排紙ローラ対16に案内する後側
ガイド44と、が配置されており、前側ガイド43およ
び後側ガイド44は、図2に示すように、原稿Pを搬送
するスペースの関係から、夫々の原稿Pを案内するガイ
ド面の傾斜角(載置読取用ガラス2の延長面に対する挟
角)γ、αを従来技術における前側ガイド3および後側
ガイド4と同様に設定されているのに対して、通過読取
用ガラス41は、原稿Pが摺接する上面が載置読取用ガ
ラス12の延長面との間に鋭角な挟角を形成するように
後側ガイド44側を引き上げて傾斜させ、その傾斜角を
後側ガイド44の傾斜角αに近づけるように取付(設
定)されている。
受け渡す間の搬送経路Rには、搬送ローラ対15が狭持
して搬送する原稿Pを通過読取用ガラス41上に案内す
る前側ガイド43と、通過読取用ガラス41の上を通過
する原稿Pをすくって排紙ローラ対16に案内する後側
ガイド44と、が配置されており、前側ガイド43およ
び後側ガイド44は、図2に示すように、原稿Pを搬送
するスペースの関係から、夫々の原稿Pを案内するガイ
ド面の傾斜角(載置読取用ガラス2の延長面に対する挟
角)γ、αを従来技術における前側ガイド3および後側
ガイド4と同様に設定されているのに対して、通過読取
用ガラス41は、原稿Pが摺接する上面が載置読取用ガ
ラス12の延長面との間に鋭角な挟角を形成するように
後側ガイド44側を引き上げて傾斜させ、その傾斜角を
後側ガイド44の傾斜角αに近づけるように取付(設
定)されている。
【0020】したがって、搬送原稿Pは、後側ガイド4
4の傾斜角αに近くなるように傾斜させた通過読取用ガ
ラス41の上面に摺接させつつ搬送することができ、通
過読取用ガラス41の上面からの開角βを従来技術より
も180°に近づけた後側ガイド44によりすくい上げ
ることができる。このため、搬送原稿Pの先端が後側ガ
イド44のガイド面に突き当たって振動させてしまうこ
とのない開角βとなるように通過読取用ガラス41を傾
斜させて取り付けることにより、搬送原稿Pをスムーズ
にすくい上げて排紙ローラ対16に受け渡すことができ
る。
4の傾斜角αに近くなるように傾斜させた通過読取用ガ
ラス41の上面に摺接させつつ搬送することができ、通
過読取用ガラス41の上面からの開角βを従来技術より
も180°に近づけた後側ガイド44によりすくい上げ
ることができる。このため、搬送原稿Pの先端が後側ガ
イド44のガイド面に突き当たって振動させてしまうこ
とのない開角βとなるように通過読取用ガラス41を傾
斜させて取り付けることにより、搬送原稿Pをスムーズ
にすくい上げて排紙ローラ対16に受け渡すことができ
る。
【0021】このとき、原稿読取装置10が通過読取用
ガラス41の原稿Pの搬送方向中央を原稿Pの読取位置
(原稿Pに照射する光の光路)Lとして原稿画像を読み
取るのに対して、原稿搬送装置11は、図3に示すよう
に、搬送原稿Pをその読取位置Lよりも搬送方向下流側
で通過読取用ガラス41に摺接させることができ、搬送
原稿Pの摺接位置(摺接ポイント)Dを読取位置(読取
ポイント)Lからずらした位置関係にすることができ
る。したがって、読取位置Lでは、搬送原稿Pと通過読
取用ガラス41との間に隙間Sを形成することができ、
原稿Pの読取位置Lに塵や埃がたまることをなくすこと
ができる。
ガラス41の原稿Pの搬送方向中央を原稿Pの読取位置
(原稿Pに照射する光の光路)Lとして原稿画像を読み
取るのに対して、原稿搬送装置11は、図3に示すよう
に、搬送原稿Pをその読取位置Lよりも搬送方向下流側
で通過読取用ガラス41に摺接させることができ、搬送
原稿Pの摺接位置(摺接ポイント)Dを読取位置(読取
ポイント)Lからずらした位置関係にすることができ
る。したがって、読取位置Lでは、搬送原稿Pと通過読
取用ガラス41との間に隙間Sを形成することができ、
原稿Pの読取位置Lに塵や埃がたまることをなくすこと
ができる。
【0022】なお、前側ガイド43は、原稿Pを案内す
るガイド面の通過読取用ガラス41に近接する側を延長
するとともに傾斜させることにより、搬送方向上流側の
傾斜角γよりも小さい傾斜角で傾斜するガイド面を形成
され(ガイド面の傾斜角が通過読取用ガラス41の上面
に近接するほど小さく変化され)、案内する原稿Pの先
端を突き当てることなく通過読取用ガラス41の上面に
スムーズに案内するようになっている。
るガイド面の通過読取用ガラス41に近接する側を延長
するとともに傾斜させることにより、搬送方向上流側の
傾斜角γよりも小さい傾斜角で傾斜するガイド面を形成
され(ガイド面の傾斜角が通過読取用ガラス41の上面
に近接するほど小さく変化され)、案内する原稿Pの先
端を突き当てることなく通過読取用ガラス41の上面に
スムーズに案内するようになっている。
【0023】このように本実施形態においては、通過読
取用ガラス41から載置読取用ガラス12までの間隔を
大きくとることができない場合でも、その通過読取用ガ
ラス41を傾斜させるだけで、その通過読取用ガラス4
1に対する後側ガイド44の傾斜角を、搬送原稿Pがそ
のガイド面に突き当たって振動してしまう傾斜角よりも
小さく設定することができ、原稿Pの振動による影響を
受けることなく、原稿読取装置10は搬送原稿Pから画
像を読み取ることができる。
取用ガラス41から載置読取用ガラス12までの間隔を
大きくとることができない場合でも、その通過読取用ガ
ラス41を傾斜させるだけで、その通過読取用ガラス4
1に対する後側ガイド44の傾斜角を、搬送原稿Pがそ
のガイド面に突き当たって振動してしまう傾斜角よりも
小さく設定することができ、原稿Pの振動による影響を
受けることなく、原稿読取装置10は搬送原稿Pから画
像を読み取ることができる。
【0024】また、このように通過読取用ガラス41を
傾斜させることにより、この通過読取用ガラス41上の
搬送原稿Pの読取位置Lと摺接位置Dを搬送方向にずら
して、その読取位置Lにおける原稿Pと通過読取用ガラ
ス41との間に隙間Sを形成することができ、その読取
位置Lに塵や埃がたまって縦すじが読取画像に生じてし
まうことがない。
傾斜させることにより、この通過読取用ガラス41上の
搬送原稿Pの読取位置Lと摺接位置Dを搬送方向にずら
して、その読取位置Lにおける原稿Pと通過読取用ガラ
ス41との間に隙間Sを形成することができ、その読取
位置Lに塵や埃がたまって縦すじが読取画像に生じてし
まうことがない。
【0025】したがって、原稿読取装置10を大型化す
ることなく、装置のサイズに応じた後側ガイド44の傾
斜角αのまま、通過読取用ガラス41を傾斜させるだけ
の簡易な構成により、読取画像の品質を向上させること
ができる。
ることなく、装置のサイズに応じた後側ガイド44の傾
斜角αのまま、通過読取用ガラス41を傾斜させるだけ
の簡易な構成により、読取画像の品質を向上させること
ができる。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、通過読取用ガラスに隣
接する載置読取用ガラスの有無に拘わらず、通過読取用
ガラスに対する後側ガイドの傾斜角を、搬送原稿が突き
当たって振動してしまう傾斜よりも小さく設定すること
ができ、原稿の振動による影響を受けることをなくすこ
とができる。
接する載置読取用ガラスの有無に拘わらず、通過読取用
ガラスに対する後側ガイドの傾斜角を、搬送原稿が突き
当たって振動してしまう傾斜よりも小さく設定すること
ができ、原稿の振動による影響を受けることをなくすこ
とができる。
【0027】そして、通過読取用ガラス上の搬送原稿の
読取位置と摺接位置がずれることにより、原稿と通過読
取用ガラスとの間に隙間を形成して、原稿の読取位置に
塵や埃がたまることをなくすことができ、塵や埃による
縦すじが読取画像に生じてしまうことがない。
読取位置と摺接位置がずれることにより、原稿と通過読
取用ガラスとの間に隙間を形成して、原稿の読取位置に
塵や埃がたまることをなくすことができ、塵や埃による
縦すじが読取画像に生じてしまうことがない。
【0028】したがって、装置を大型化することなく、
簡易な構成により、読取画像の品質を向上させることが
できる。
簡易な構成により、読取画像の品質を向上させることが
できる。
【図1】本発明に係る原稿読取装置の一実施形態を示す
図であり、その概略全体構成を示す概念透視図である。
図であり、その概略全体構成を示す概念透視図である。
【図2】その要部構成を示す一部拡大図である。
【図3】その作用効果を説明する一部拡大図である。
【図4】その従来技術を説明する一部拡大図である。
【図5】その課題を説明する一部拡大図である。
10 原稿読取装置 11 原稿搬送装置 12 載置読取用ガラス 15 搬送ローラ対 16 排紙ローラ対 41 通過読取用ガラス 43 前側ガイド 44 後側ガイド α 傾斜角 D 摺接位置(摺接ポイント) L 読取位置(読取ポイント)
Claims (3)
- 【請求項1】原稿搬送装置により搬送されて主走査方向
に延在する通過読取用ガラスの上を通過する原稿の画像
を、該通過読取用ガラスを介して読み取る原稿読取装置
であって、 通過読取用ガラス上を通過する原稿をすくって該ガラス
よりも上方に案内する後側ガイドを備え、 通過読取用ガラスの後側ガイド側を引き上げて該ガラス
を傾斜させ、該ガラスの傾斜角を後側ガイドのガイド面
の傾斜角に近づけたことを特徴とする原稿読取装置。 - 【請求項2】前記通過読取用ガラスの原稿の搬送方向に
隣接する位置に配置され、停止する原稿から画像を読み
取るために該原稿を載置する載置読取用ガラスを備え、 後側ガイドは、通過読取用ガラス上を通過する原稿を載
置読取用ガラスの上方に案内するように傾斜する一方、 通過読取用ガラスは、載置読取用ガラスの延長面との間
に鋭角な挟角を形成するように傾斜することを特徴とす
る請求項1に記載の原稿読取装置。 - 【請求項3】前記通過読取用ガラスの、搬送される原稿
が摺接して後側ガイドに案内する摺接ポイントと、搬送
される原稿の画像を読み取る読取ポイントとを、原稿の
搬送方向にずらしたことを特徴とする請求項1または2
に記載の原稿読取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11165630A JP2000351482A (ja) | 1999-06-11 | 1999-06-11 | 原稿読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP11165630A JP2000351482A (ja) | 1999-06-11 | 1999-06-11 | 原稿読取装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000351482A true JP2000351482A (ja) | 2000-12-19 |
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ID=15816024
Family Applications (1)
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JP11165630A Pending JP2000351482A (ja) | 1999-06-11 | 1999-06-11 | 原稿読取装置 |
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JP (1) | JP2000351482A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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