JP2000351391A - 自動二輪車等のシート構造 - Google Patents

自動二輪車等のシート構造

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JP2000351391A
JP2000351391A JP11163393A JP16339399A JP2000351391A JP 2000351391 A JP2000351391 A JP 2000351391A JP 11163393 A JP11163393 A JP 11163393A JP 16339399 A JP16339399 A JP 16339399A JP 2000351391 A JP2000351391 A JP 2000351391A
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JP
Japan
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bottom plate
seat
seat bottom
motorcycle
hook
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Application number
JP11163393A
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English (en)
Inventor
Masashi Ishii
昌司 石井
Kenro Maruyama
賢郎 丸山
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートのデザインや色彩等をユーザの好みに
合わせて取替えることが出来るようにし、また部品点数
を削減して組付工数削減、低コスト化を図る。 【解決手段】 ボディ2のボックス凹部Dの蓋を兼ねる
シート底板4の上面に、面ファスナ6、またはストッパ
ボッチ7を介してクッション材5を容易に着脱出来るよ
うにし、カラーバリエーションに富んだエアクッション
構造のクッション材5を各種準備しておく。またシート
底板4の折曲部mを折り曲げることでボックス凹部Dを
開閉出来るようにし、また、ロック用フック4rをボデ
ィ側に係合させて固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばスクータタ
イプの自動二輪車等のシートの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スクータタイプの自動二輪車等の
シート構造として、例えば図7に示すように、ボックス
体51の上部にシート体52を配設し、前部側のヒンジ
部51h回りに揺動自在にするとともに、後部側のロッ
ク部51rでロックするようにしたシート構造が知られ
ており、ボックス体52の内部にヘルメット等の収納空
間部を形成するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な従来構造は、シート体52を簡単に取り替えることが
出来ないため、例えばユーザの好みに合わせた色彩やデ
ザイン等を選択することが出来なかった。また、シート
まわりや、ヒンジ部51h、ロック部51rまわりの構
成部品点数が多く、製造コストや組付コストがかかると
いう問題もあった。
【0004】そこで本発明は、シートのデザインや色彩
等をユーザの好みに合わせて容易に取替えることが出来
るようにし、また部品点数を削減して組付工数の削減、
低コスト化を図ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、シート底板の上面にクッション材を装着した
シート構造において、クッション材を、シート底板に対
して取替え自在にした。
【0006】このようにクッション材を取替え自在に
し、このクッション材として、例えば色彩やデザイン等
が異なる複数種類を準備しておけば、ユーザの好みに合
わせたものを装着することが可能となる。
【0007】ここで、シート底板に対してクッション材
を取替え自在にするためには、例えばシート底板とクッ
ション材をストッパボッチ等の嵌め合せ式の着脱構造に
しても良く、またはマジックテープ(商標名)等の面フ
ァスナ式の着脱構造にしても良く、その他の方式にして
も良い。
【0008】また請求項2では、前記クッション材を、
エアクッション構造にした。このようなエアクッション
構造にすれば、車体の軽量化等が図られるとともに、着
脱方式を簡素に構成することが出来る。ここでエアクッ
ション構造としては、例えば近年の靴底に広く採用され
ているような中空部密封構造等が適用出来る。
【0009】また請求項3では、シート底板として、ボ
ックス蓋を兼ねるようにし、また、シート底板には、ボ
ックス部を開閉するための折曲部を設けた。
【0010】そしてこの折曲部を折り曲げてボックス部
の開閉を行うようにすれば、ヒンジ部まわりの構造を簡
素化することが出来、部品点数の削減が図れる。ここで
折曲部としては、例えば、樹脂製等のシート底板に薄肉
部を形成し、この薄肉部で自由に折り曲げることが出来
るようにする。
【0011】また請求項4では、前記シート底板に、ボ
ックス部の一部に係脱自在なフック部を形成し、このフ
ック部をボックス部に係合させて開閉をロックするよう
にした。
【0012】このようにフック部によって開閉をロック
するようにし、例えばこのフック部を樹脂素材等によっ
て構成し、係脱させる際にその可撓性を利用するように
すれば、ロック部まわりの構造を簡素化することが出
来、部品点数の削減が図れる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について添付
した図面に基づき説明する。ここで、図1は本発明に係
るシート構造を採用した自動二輪車の全体図、図2はシ
ート構造の斜視図、図3(a)、(b)はシート底板と
クッション材の着脱構造を示す断面図、図4はシート底
板の開閉機構とロック機構等を説明する断面図、図5は
シート底板の固定部の説明図、図6はシート底板の折曲
部の説明図である。
【0014】本発明に係る自動二輪車等のシート構造
は、ユーザの好みに合わせた色彩のシートに容易に着け
替えることが出来、またシートまわりの部品点数を削減
して組付工数を減らすことが出来るようにされ、実施形
態では、図1に示すようなスクータ型の自動二輪車1に
適用されている。
【0015】そしてこの自動二輪車1は、ボディ2が繊
維強化樹脂のモノコック構造とされ、シート3が装着さ
れる上面には、図4にも示すようにボックス凹部Dが形
成されて、このボックス凹部D内に物品等を収容出来る
ようにされている。
【0016】シート3は、図2及び図3(a)(b)に
示すように、ボックス凹部Dの開閉蓋を兼ねたシート底
板4と、このシート底板4に対して着脱自在なクッショ
ン材5から構成されており、前記シート底板4は樹脂ま
たは繊維強化樹脂から成形されるとともに、前記クッシ
ョン材5は中空部密封構造のエアクッション構造体とさ
れ、図3(a)に示す形態では両者を面ファスナ6で固
定し、図3(b)に示す形態では両者をストッパボッチ
7で固定するようにしている。
【0017】前記シート底板4は、図4及び図5に示す
ように、前方側に左右一対の固定用フック4kを備えて
おり、この固定用フック4kをボディ2側に引掛けて前
方部を固定出来るようにされるとともに、この固定用フ
ック4kの近傍には、図6に示すような、肉厚の薄い折
曲部mが横方向に沿って筋状に設けられている。
【0018】そしてシート底板4の後部側を持ち上げる
と、折曲部mで折れ曲ってボックス凹部Dを開くことが
出来るようにされている。尚、実施形態では、図6のシ
ート底板4の平均的な厚みaを15mm程度とした場合
に、折曲部mの厚みbを3mm程度の薄肉にしている。
【0019】また、シート底板4の後部寄りの箇所に
は、下方に突出するロック用フック4rが設けられ、こ
のロック用フック4rがボディ2側のロック孔2rの周
縁部に係脱自在にされている。すなわち、シート底板4
の後部を持ち上げると、シート底板4の後部側が若干撓
んでロック用フック4rがロック孔2rの周縁部から外
れ、シート底板4の後部側をボディ2側に押し下げる
と、ロック用フック4rがロック孔2rの周縁部に引っ
掛かってロックされるようにしている。
【0020】前記クッション材5は、例えば塩化ビニル
樹脂等の表皮材で内部に密封空間部が形成されるエアク
ッション構造体であり、例えば色彩が異なる多数のクッ
ション材5が準備されている。
【0021】そして図3(a)に示す実施例では、前記
シート底板4の上面と、クッション材5の下面に、それ
ぞれ対になる面ファスナ6が接着等で固着されており、
図3(b)に示す実施例では、ストッパボッチ7がクッ
ション材5の下面に固着され、シート底板4には嵌め込
み孔が設けられている。
【0022】以上のように構成されるシート構造におい
て、例えばユーザは好みの色彩のクッション材5に容易
に取替えることが出来るばかりでなく、シート3の構成
部品がシート底板4とクッション材5の2つの部品に削
減出来て、組付工数の削減、軽量化が図られている。ま
た、シート底板4に開閉のための折曲部mやロック用フ
ック4rを設けているため、従来に較べて部品点数が大
幅に削減されている。
【0023】尚、本発明は以上のような実施形態に限定
されるものではない。本発明の特許請求の範囲に記載し
た事項と実質的に同一の構成を有し、同一の作用効果を
奏するものは本発明の技術的範囲に属する。例えば、本
実施形態ではクッション材5の色彩にカラーバリエーシ
ョンを持たせ、好みの色彩のものを選択出来るようにし
たが、クッション材5の形状やその他のデザイン等にバ
リエーションを持たせることも可能である。また、シー
ト底板4の固定方法や、シート底板4とクッション材5
の固定方法等も任意である。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明に係るシート構造
は、シート底板の上面にクッション材を取替え自在に装
着するようにしたため、ユーザの好みに合わせたデザイ
ンや色彩等に容易に取替えることが出来る。また請求項
2のように、クッション材をエアクッション構造にすれ
ば、車体の軽量化等が図られるとともに、着脱方式を簡
素に構成することが出来る。またシート底板がボックス
蓋を兼ねる場合には、請求項3のように、ボックス部を
開閉するための折曲部を設ければ、ヒンジ構造を簡素化
することが出来、部品点数の削減が図れる。また請求項
4のようなロック構造にすれば、ロック部まわりの構造
を簡素化することも出来、部品点数の削減が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシート構造を採用した自動二輪車
の全体図
【図2】シート構造を示す斜視図
【図3】シート底板とクッション材の着脱構造の例を示
す断面図で、(a)は面ファスナ式の着脱構造、(b)
はストッパボッチ式の着脱構造
【図4】シート底板の開閉機構とロック機構等を説明す
る断面図
【図5】シート底板の固定部の説明図
【図6】シート底板の折曲部の説明図
【図7】従来のシート構造の説明図
【符号の説明】
1…自動二輪車、2…ボディ、3…シート、4…シート
底板、4r…ロック用フック、5…クッション材、6…
面ファスナ、7…ストッパボッチ、m…折曲部、D…ボ
ックス凹部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート底板の上面にクッション材が装着
    される自動二輪車等のシート構造であって、前記クッシ
    ョン材は、前記シート底板に対して取替え自在にされる
    ことを特徴とする自動二輪車等のシート構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の自動二輪車等のシート
    構造において、前記クッション材は、エアクッション構
    造にされることを特徴とする自動二輪車等のシート構
    造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の自動二輪
    車等のシート構造において、前記シート底板は、ボック
    ス蓋を兼ねており、ボックス部を開閉するための折曲部
    を備えたことを特徴とする自動二輪車等のシート構造。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の自動二輪車等のシート
    構造において、前記シート底板には、ボックス部の一部
    に係脱自在なフック部が形成され、このフック部をボッ
    クス部に係合させて開閉をロックするようにされること
    を特徴とする自動二輪車等のシート構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102011111538A1 (de) * 2011-08-31 2013-02-28 Alf Zips Sitz für ein motorbetriebenes Zweirad und motorbetriebenes Zweirad
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JP2019180554A (ja) * 2018-04-03 2019-10-24 テイ・エス テック株式会社 跨座式シート

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