JP2000350745A - 吸収性物品 - Google Patents

吸収性物品

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸収した液から発生する悪臭の消臭機能と透
湿機能とが両立した吸収性物品を提供すること。 【解決手段】 液透過性の表面層2、液不透過性の防漏
層3及び両層間に介在された液保持性の吸収層4を有す
る吸収性物品1において、防漏層3は、少なくとも水蒸
気透過性を有しており、吸収層4は、制臭剤を含有する
制臭シート9を具備し、制臭シート9は、吸収層4の最
も防漏層3側に配されており且つ吸収層4の防漏層3側
の全面積の50%以上を占有している吸収性物品1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生理用ナプキン、
使い捨ておむつ、失禁パッド、パンティライナー、ペッ
ト用シート等の吸収性物品に関し、更に詳しくは着装内
のムレが防止され且つ吸収した液から発生する悪臭の制
臭効果の高い吸収性物品に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】吸収性
物品の防漏層を透湿化し、着用中の濡れ感、ムレ感を無
くすと共に皮膚の含水膨潤を抑制して皮膚トラブルの発
症を抑える手法は、ベビー用おむつ、大人用おむつ、失
禁パッド、パンティライナー等の分野で用いられてい
る。この方法によれば水蒸気が吸収性物品の外に排出さ
れ、着装内の湿度が低下するが、水蒸気と共に様々な臭
い成分も排出される結果、透湿性を有さない防漏層を有
する吸収性物品に比して、装着中に様々な臭いがバック
シートを通して発散される為に、自己及び他人に臭いが
発散されるという問題があった。
【0003】国際公開WO97/48362には、通気
性を有する防漏層と消臭剤を用いた吸収性物品が記載さ
れている。この吸収性物品においては、2枚のティッシ
ュの間に消臭剤が含まれて吸収体を構成している。しか
し、このような構成の吸収体では、排泄された液が、吸
収体における消臭剤が含まれている部位を通過して非肌
当接面側にまで達してしまうと、該液から発生した悪臭
を消臭剤によって完全に消臭することが出来ないので、
悪臭が防漏層を通過して着装外に放出されてしまう。
【0004】従って、本発明は、吸収した液から発生す
る悪臭の消臭機能と透湿機能とが両立した吸収性物品を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、液透過性の表
面層、液不透過性の防漏層及び両層間に介在された液保
持性の吸収層を有する吸収性物品において、前記防漏層
は、少なくとも水蒸気透過性を有しており、前記吸収層
は、制臭剤を含有する制臭シートを具備し、該制臭シー
トは、前記吸収層の最も前記防漏層側に配されており且
つ前記吸収層の前記防漏層側の全面積の50%以上を占
有している吸収性物品を提供することにより上記目的を
達成したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下本発明を、その好ましい実施
形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1には本
発明の吸収性物品の一実施形態としての生理用ナプキン
の幅方向断面図が示されている。
【0007】この生理用ナプキン1は、実質的に縦長の
形状をしており、液透過性の表面層としてのトップシー
ト2、液不透過性の防漏層としてのバックシート3、及
び両シート間に介在された液保持性層の吸収層としての
吸収体4を備えている。吸収体4はトップシート2と、
少なくとも水蒸気透過性のバックシート3との間に介在
され、吸収体4の下面側にホットメルト粘着剤5がスパ
イラル状に塗布されて、吸収体4とバックシート3とが
接合固定されている。また、吸収部4の両側縁及び前後
端から延出するトップシート2とバックシート3とがホ
ットメルト粘着剤5によって接合固定されている。バッ
クシート3の外側の面にはナプキン1を着用者の着衣に
固定するための粘着剤6が帯状に2箇所塗布されてい
る。粘着剤6は剥離紙7によって保護されている。
【0008】バックシート3は、水蒸気透過性であり、
好ましくは通気性も有している。バックシート3の水蒸
気透過性の程度は、JIS Z0208に従い測定され
た透湿度(以下、透湿度というときはこの方法により測
定されたものをいう)が、0.7g/(100cm2 ・h
r)以上、特に1.0〜5.0g/(100cm2 ・h
r)、とりわけ1.5〜3.0g/(100cm2 ・hr)
であることが、着装内の湿度の上昇防止の点から好まし
い。また、水蒸気のみ透過し、悪臭物質等の他の気体の
透過を妨げる観点から、バックシート3の通気性の程度
は、JIS P8117に準じて測定された透気度(以
下、透気度というときはこの方法により測定されたもの
をいう)が30ml/秒以下、特に15ml/秒以下で
あることが好ましい。
【0009】吸収体4は、フラッフパルプと高吸収性ポ
リマーとの分散混合物からなる吸収保持部8と、この上
下面及び両側面を被覆する制臭シート9とから構成され
ている。その結果、制臭シート9は、吸収体4の最もバ
ックシート3側、即ち非肌当接面側に配されていると共
に、吸収体4の最もトップシート2側、即ち肌当接面側
に配されている。制臭シート9が吸収体4における最も
非肌当接面側に配されていることによって、バックシー
ト3の透湿機能を保持した上で、発生した悪臭がバック
シート3を通じて着装外に放出されることが防止され
る。更に、制臭シート9が吸収体4における最も肌当接
面側にも配されているので、液の吸収と制臭とが同時に
行われ、着装内に悪臭が充満することも防止される。
【0010】制臭シート9は、ナプキン1に吸収された
液から発生する悪臭の制臭作用を有するものであり、制
臭剤を含有している。制臭作用を一層効果的に発現させ
る観点から、制臭シート9は、以下のa)及びb)の物質を
含有することが好ましい。 a)水に膨潤しない親水性繊維若しくは親水性発泡体、又
は水の平衡吸収膨潤後の遠心保持量(以下、単に遠心保
持量ともいう)が0.7g/g以下である親水性繊維若
しくは親水性発泡体。 b)制臭剤。
【0011】制臭シート9が前記a)及びb)の物質を含有
することにより、ナプキン1に吸収された液(この液は
悪臭の発生源である)が、前記a)の物質の表面に滞留し
ずらくなり、前記b)の物質である制臭剤に向かって集め
られ、集められた液が該制臭剤によって速やかに制臭さ
れる。その結果、制臭シート9を吸収体4における最も
非肌当接面側に配することと相俟って、発生した悪臭が
バックシート3を通じて着装外に放出されることが一層
防止される。
【0012】前記a)の物質における水に膨潤しない親水
性繊維又は親水性発泡体の構成材料としては、自身が膨
潤しない樹脂、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリエステル、ポリウレタン、及びこれらの2種以上の
複合体等の合成樹脂が挙げられる。これらの合成樹脂
は、その表面が疎水性なので親水化処理をすることが必
要である。親水化処理の方法としては、前記合成樹脂か
らなる繊維又は発泡体を成形後、界面活性剤の溶液を噴
霧・塗工し、その表面に付着させるか、又は、予め親水
性の界面活性剤を前記合成樹脂に練り込み、その後、繊
維又は発泡体を成形し、その表面に界面活性剤をブリー
ドさせる方法等がある。
【0013】親水化処理に用いられる界面活性剤として
は、親油基と親水基を持つ親水性の界面活性剤であれば
何れでも良いが、アニオン系界面活性剤、及びエチレン
オキサイド系の付加モル数の高いノニオン系界面活性剤
が好ましい。具体的には、スルホコハク酸エステル、ア
ルキルエーテルサルフェート、ポリオキシエチレンアル
キルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエ
ーテル、グリセリン脂肪酸エステルなどがある。これら
の界面活性剤は、単独で又は混合物で使用できる。これ
らの界面活性剤のうち、前記合成樹脂に対する割合が
0.05〜3重量%程度で十分な親水性を付与できるも
のが好ましい。
【0014】水に膨潤しない親水性繊維又は親水性発泡
体の構成材料の別の例としては、親水化処理する必要の
ない材料、即ち自身が親水性表面を有する材料が挙げら
れる。具体的にはセルロース、ポリビニルアルコール、
アクリル樹脂からなる繊維及び発泡体、例えばレーヨン
繊維、ポリビニルアルコール繊維、セルローススポン
ジ、ポリビニルアルコールスポンジ等が挙げられる。
【0015】前記a)の物質における水の平衡吸収膨潤後
の遠心保持量が0.7g/g以下である親水性繊維又は
親水性発泡体の例としては、セルロースの分子内又は分
子間を適当な架橋剤によって架橋させた架橋セルロース
繊維や、セルロースの結晶化度を向上させたポリノジッ
クレーヨン繊維等が挙げられる。製造経費の面からは架
橋セルロース繊維が好ましい。遠心保持量が0.7g/
g超の親水性繊維又は親水性発泡体を用いると、液がこ
れら繊維又は発泡体中に吸収保持され悪臭の発生源とな
ったり、これら繊維又は発泡体が液を吸収することでそ
の弾性率が低下し、繊維空間あるいは空孔中に液が残留
し易くなって、やはり悪臭の発生源となる。尚、針葉樹
パルプや広葉樹パルプ等の化学パルプは、その遠心保持
量が通常1〜2g/g程度である。遠心保持量の測定方
法は後述する実施例において詳述する。
【0016】前記架橋剤としては、ジメチロールエチレ
ン尿素及びジメチロールヒドロキシエチレン尿素等のN
−メチロール化合物、クエン酸トリカルバリル酸及びブ
タンテラカルボン酸等のポリカルボン酸、ポリグリシジ
ルエーテル系化合物、並びにジアルデヒド系化合物等が
好ましく用いられる。
【0017】制臭シート9におけるa)の物質の含有量は
20〜80重量%が好ましく、特に40〜60重量%で
あることが、制臭シート全体の強度を十分保ち、効果的
に液を拡散させ、制臭剤へ移行させる点から好ましい。
【0018】本発明における制臭剤とは、悪臭を吸収す
る消臭剤及び脱臭剤、悪臭の発生を防止する防臭剤、悪
臭を他の臭いでマスキングする芳香剤等の悪臭を抑制す
る物質一般を意味する。
【0019】例えば、防臭剤としては、銀、亜鉛、銅な
どの金属イオンを含むキレート剤、及びこれらの金属イ
オンを担持する物質(例えば金属イオン含浸ゼオライ
ト)などが挙げられる。
【0020】消臭剤及び脱臭剤としては、(1) 中性活性
炭、繊維化炭素吸着剤、ゼオライト、アモルファスシリ
カ、ベントナイト等の粘土鉱物、活性アルミナ及び酸性
白土等の物理吸着脱臭剤、(2) 酸性剤、アルカリ性剤、
酸化剤及び還元剤等の化学脱臭剤、(3) アルカリ性また
は酸性添着活性炭、植物性精油を吸着させたゼオライト
等の物理・化学脱臭剤、並びに(4) 鉄フタロシアニン誘
導体、酸化亜鉛等の脱硫作用を有する塩、鉄(II)化合
物をL−アスコルビン酸とミョウバンとの混合物などが
挙げられる。
【0021】芳香剤としては、(1) アルコール系香料、
単糖類、オリゴ糖類及び多糖類からなる配糖体等の香料
の配糖体、(2) グリセリンとカルボン酸系香料(安息香
酸、桂皮酸など)とのモノグリセライド、ジグリセライ
ド及びトリグリセライド等のグリセリド、(3) アルコー
ル系香料、カルボン酸系香料又はアミン系香料(インド
ール、スカトールなど)のアミノ酸誘導体又はペプチド
誘導体などが挙げられる。
【0022】制臭シート9における制臭剤の含有量は、
5〜80重量%、特に20〜60重量%であることが、
制臭能力が効果的に発揮され、また制臭剤の脱落防止や
制臭シート9の十分な強度維持の点から好ましい。
【0023】前記a)の物質に液が残ることを一層防止し
て制臭効果を一層高めるために、制臭シート9は更に高
吸収性ポリマーを含有していることが好ましい。高吸収
性ポリマーの含有量は10〜60重量%、特に20〜5
0重量%であることが好ましい。
【0024】制臭シート9に高吸収性ポリマーが含有さ
れている場合、制臭剤は高吸収性ポリマーを介して前記
a)の物質に接着固定されていることが、制臭剤の脱落防
止等の点から好ましい。斯かる接着固定を行うには、例
えば、湿潤状態にある前記a)の物質のウエブに高吸収性
ポリマーを散布して該ポリマー膨潤させることで粘着性
を発現させ、そこに制臭剤を散布すればよい。
【0025】制臭シート9の強度を高めたり、或いは制
臭剤の制臭シート9への固定性を高めるために、制臭シ
ート9に結合剤を含有させてもよい。結合剤としては、
ポリエチレン、ポリプロピレン及びポリエステル等の合
成繊維、ポリエチレンとポリプロピレンとの複合繊維並
びにポリエチレンとポリエステルとの複合繊維等の熱溶
融性接着繊維;熱水で溶解するポリビニルアルコール繊
維等の接着性繊維;カルボキシメチルセルロース、カイ
メン及びジアルデヒドデンプン等の抄紙用助剤などが挙
げられる。結合剤は、制臭シート9に0.1〜30重量
%、特に0.5〜10重量%含有されることが好まし
い。
【0026】制臭剤の機能を効果的に発現させるため
に、制臭シート9における液の拡散性を向上させること
が望ましい。具体的には、制臭シート9は、JIS P 8141
に準じて測定された生理食塩水に対する1分後のクレム
吸水度が40mm以上、特に50mm以上であることが
好ましい。この様な拡散性は、前記a)の物質として、適
切なものを適宜選択することによって得ることができ
る。
【0027】例えば、前記a)の物質として、水に膨潤し
ない合成繊維を親水化処理した繊維を用いる場合には、
繊維径を小さくして繊維の比表面積を高くすればよい。
この場合の平均繊維径は20μm以下、特に0.1〜1
0μmであることが好ましい。このような平均繊維径を
有する繊維を含む制臭シートを得るには、例えば制臭シ
ートの基材として、繊維を極細にできるメルトブローン
不織布を用いることが好ましい。
【0028】また、前記a)の物質として、遠心保持量が
0.7g/g以下の親水性繊維を用いる場合は、制臭シ
ートの密度を適宜調整したり、比表面積の高い極細のパ
ルプ、例えば広葉樹パルプを制臭シートに少量配合する
ことが好ましい。
【0029】吸収体4全体の重量に対する制臭シート9
の重量の割合は、10〜100重量%、特に20〜10
0重量%であることが、着装外に臭いを発散させず快適
に使用できる制臭性能が発現する点から好ましい。ま
た、吸収体4全体の重量に対する前記a)の物質の含有量
は、5〜70重量%、特に10〜60重量%で、前記b)
の物質の含有量は、5〜70重量%、特に10〜50重
量%であることが、吸収体4の強度と所望の吸収性能を
保ちながら高い制臭能力を発揮する点から好ましい。
【0030】図1に示す実施形態においては、制臭シー
ト9は吸収体4のバックシート3側の全面積(即ち10
0%)を被覆しているが、バックシート3側の全面積に
対して50%以上、好ましくは70%以上を占有するよ
うに配されていれば、バックシート3の透湿機能を保持
した上で、発生した悪臭がバックシート3を通じて着装
外に放出されることが十分に防止される。この場合、制
臭シート9の配置形態に特に制限は無く、例えば1枚の
制臭シートが配されている形態、短冊状の複数枚の制臭
シートが所定間隔を置いて配されている形態等を採用す
ることができる。
【0031】上述した通り、バックシート3の外面には
粘着剤6が塗布されている。バックシート3の水蒸気透
過性を十分に確保するために、及びナプキン1がショー
ツから剥がれ落ちないようにするために、バックシート
3の面積(但し、周縁のシール部は除く)に対する粘着
剤6の塗布面積は5〜80%、特に8〜60%、とりわ
け10〜50%であることが好ましい。
【0032】図1に示す実施形態においては、制臭シー
ト9は吸収体4の最もトップシート2側に配されている
が、これに代えてトップシート2側に近接する位置に配
されていてもよい。例えば図2(a) に示すように、吸収
体4を、吸収保持部8と、その上に配された制臭シート
9と、これらを包み込む吸収シート10と、吸収シート
10の下に配されたもう1枚の制臭シート9とから構成
し、吸収保持部8の上の制臭シート9が、トップシート
2側に近接する位置に配されるようにしてもよい。ま
た、吸収体4のトップシート2側に配されている制臭シ
ート9は、吸収体4のトップシート2側の全面積(即ち
100%)を被覆している必要は無く、吸収体4の全面
積の50%以上を被覆していれば、着装内に悪臭が充満
することが十分に防止される。
【0033】また、図1に示す実施形態における吸収体
4は、制臭シート9が、吸収保持部8の上下面及び両側
面を被覆して構成されているが、これに代えて、図2
(a)に示すように制臭シート9が吸収保持部8の上下
面のみを被覆するように構成してもよい。また図2
(b)に示すように、吸収保持部8を用いず、C字状に
折り畳まれた制臭シート9のみで吸収体4を構成しても
よい。
【0034】本発明は前記実施形態に制限されず、例え
ば本発明の吸収性物品を、生理用ナプキンの他、使い捨
ておむつ、失禁パッド、パンティライナー、ペット用シ
ート等に適用してもよい。
【0035】
【実施例】実施例及び比較例に先立ち、実施例及び比較
例で用いた制臭シート(吸収シート)及びバックシート
の製造について説明する。はじめに制臭シート(吸収シ
ート)の製造について説明する。尚、特に断らない限り
「%」は「重量%」を意味する。
【0036】制臭シートAの製造 遠心保持量0.3g/gの架橋処理パルプ〔ウェアーハ
ウザー(株)製のHBA(商品名)〕95部、及び熱水
溶解性繊維として太さ1デニール、長さ3mmのポリビ
ニルアルコール繊維〔三昌(株)製のフィブリボンド
(商品名)〕5部を水中に分散混合し、所定濃度の抄紙
原料を得た。この抄紙原料を湿式抄紙機の抄紙部に供給
し、乾燥坪量が30g/m2 になるように抄紙して、下
層繊維シートを形成した。次いで、該下層繊維シートを
サクションボックスにより脱水し、その水分率を60重
量%にした。この上に高吸収性ポリマー〔日本触媒
(株)製のアクアリック(商品名)〕を散布坪量30g
/m2 で、制臭剤として粒状活性炭〔二村化学(株)
製〕を散布坪量30g/m2 で略均一に散布した。これ
ら高吸収性ポリマー及び活性炭の上に、前記下層繊維シ
ートと同様の配合組成を有する予め抄紙しておいた吸収
シート(坪量40g/m2 )を重ね合わせ、これらの重
ね合わせ体をヤンキードライヤーに導入し、130℃に
て乾燥一体化することにより、紙中に高吸収性ポリマー
及び活性炭が分散混合埋設された一枚の制臭シートAを
得た。制臭シートAにおいては、活性炭が高吸収性ポリ
マーの粒子を介して架橋処理パルプに接着固定されてい
た。
【0037】制臭シートBの製造 制臭剤として粒状活性炭〔二村化学(株)製〕を坪量3
0g/m2 及びベントナイト〔水沢化学製のベンクレー
(商品名)〕を坪量20g/m2 で散布する他は、制臭
シートAの製造と同様により制臭シートBを得た。制臭
シートBにおいては、活性炭及びベントナイトが高吸収
性ポリマーの粒子を介して架橋処理パルプに接着固定さ
れていた。
【0038】制臭シートCの製造 遠心保持量1.3g/gの針葉樹化学パルプ〔スキーナ
セルロース社製のスキーナプライム(商品名)〕を水中
に分散させ、坪量が40g/m2 の吸収紙を得た。この
吸収紙にホットメルト粘着剤を坪量10g/m2 でスパ
イラル状に塗布した。この上に制臭剤として粒状活性炭
〔二村化学(株)製〕及びベントナイト〔水沢化学製の
ベンクレー(商品名)〕を表1に示す散布坪量で略均一
に散布した。更に前記と同様の吸収紙(坪量40g/m
2 )を重ね合わせて一枚の制臭シートCを得た。
【0039】吸収シートDの製造(比較) 遠心保持量1.3g/gの針葉樹化学パルプ〔スキーナ
セルロース社製のスキーナプライム(商品名)〕を水中
に分散し、坪量40g/m2 の吸収シートDを得た。
【0040】制臭シートA〜C及び吸収シートDについ
て、構成繊維の遠心保持量及びシートのクレム吸水度を
以下の方法により測定した。結果を表1に示す。
【0041】<遠心保持量>繊維や発泡体等の親水性材
料サンプル1gを正確に量り取り、イオン交換水500
mlの入ったビーカー中に入れ30分間そのままに放置
した。その後、サンプルを取り出し、サンプルが脱落し
ないような不織布又はナイロンメッシュからなる袋の中
にサンプルを入れた。遠心分離機〔国産遠心器(株)製
のH−130C(商品名)〕にて、サンプルが入った袋
を2000回転/分(895Gの遠心加速度)で10分
間回転させた。その後のサンプルの重量を測定し、以下
に示す式から遠心分離後の保持吸収量(遠心保持量)を
求めた。 遠心保持量(g/g)={遠心分離後のサンプル重量−
初期のサンプルの重量(1g)}/初期のサンプル重量
(1g)
【0042】<クレム吸水度>制臭シートA〜C及び吸
収シートDをサンプルとし、対象液を生理食塩水とする
以外の測定条件及び装置はJIS P 8141の試験
方法に準じた。サンプルサイズは、吸収性物品の長手方
向に相当する方向で、長さ200mm、幅15mmとし
た。生理食塩水にサンプルを浸漬し1分後の吸水高さを
求めた。計10点の平均値を1分後の吸水度とした。
【0043】次に、バックシートの製造について説明す
る。尚、得られた各バックシートの坪量は、表2に示す
通りである。
【0044】バックシートA ポリエチレン45%、炭酸カルシウム55%となるよう
に両者を分散混練し、フィルムを製膜し、その後一軸延
伸させて透湿フィルムを得た。
【0045】バックシートB バックシートAの表面にホットメルト粘着剤をスパイラ
ルパターンで坪量3g/m2 塗布し、この上に坪量12
g/m2 のポリプロピレンスパンボンド不織布を貼り合
わせて複合透湿シートを得た。
【0046】バックシートC 坪量15g/m2 のポリプロピレンスパンボンド不織布
2層の間に坪量10g/m2 のメルトブローン不織布を
サンドイッチし、ヒートロール処理にて密着一体化して
複合透湿シートを得た。
【0047】バックシートD ポリエチレン樹脂からなる坪量40g/m2 のシートを
作製した。
【0048】バックシートA〜Dの透湿度及び透気度を
以下の方法で測定した。結果を表2に示す。
【0049】<透湿度>JIS Z0208重量法(カ
ップ法)に準じ測定した。水蒸気透過度テスター〔八洲
貿易(株)製〕L80−4000型を用い、その操作法
に従って測定を行った。試験片は、上記バックシートA
〜Dを幅120mm×長さ120mm程度に切り出し、
所定の型紙でサンプルカードに貼り込めるサイズに切っ
たものを用いた。測定は1枚ずつ3枚行い、3枚の測定
値の平均を透湿度とした。
【0050】<透気度>JIS P8117(紙及び板
紙の透気度試験方法)に準じ以下の方法で測定した。バ
ックシート32枚を重ねたものを50×50mm以上に
裁断し、熊谷理機工業(株)製GUREY DENSOMETERを用い
て透気度を測定した。測定機の内筒を持ち上げて止め金
具で固定し、試験片を挟み締め付けた後、金具を外し0
〜300mlのエアーが通過するのに要した秒数をスト
ップウォッチで計測した。計測は3回行い、その平均値
に基づき下記式から透気度を算出した。透気度(ml/
秒)=300ml/通過する時間(秒)
【0051】〔実施例1〕図2(b) に示す生理用ナプキ
ンを作製した。先ず幅150mm、長さ175mmの制
臭シートAをC字状に折り畳み吸収層4とした。吸収層
の非肌当接面側を、幅100mm、長さ205mmのバ
ックシートAで覆い、更に、幅100mm、長さ205
mmのポリエチレン開孔フィルムからなる液透過性表面
層を、吸収層の肌当接面側に重ね合わせた。そして、防
漏層と表面層とを製品の前後及び両側でヒートシールに
よって接着した。更に、ナプキンの非肌当接面側に、ズ
レ止めホットメルト粘着剤6をバックシートAの面積に
対して約40%となるように塗布し、その上を剥離紙7
で被覆した。このようにして、製品長さ205mm、幅
75mmの生理用ナプキンを得た。
【0052】〔実施例2〕図2(a) に示す生理用ナプキ
ンを作製した。先ず化学パルプ〔ウェアーハウザー社製
のNB420(商品名)〕を、空気中で坪量150g/
2 、幅70mm、長さ175mmに積繊した。このパ
ルプに高吸収性ポリマー〔日本触媒(株)製のアクアリ
ック(商品名)〕を散布坪量30g/m2 で散布した。
このパルプ/高吸収性ポリマーの混合物の上に、幅70
mm、長さ175mmの制臭シートBを積層した。これ
らを、遠心保持量1.3g/gの針葉樹化学パルプ〔ス
キーナセルロース社製のスキーナプライム(商品名)〕
からなる幅115mm、長さ175mm、坪量18g/
2 の湿式吸収紙で包み込んだ。この下に、幅70m
m、長さ175mmの制臭シートBを配し、吸収体4を
構成した。その後は実施例1と同様にして生理用ナプキ
ンを得た。
【0053】〔実施例3〕図1に示す生理用ナプキンを
作製した。先ず化学パルプ〔ウェアーハウザー社製のN
B420(商品名)〕を、空気中で坪量150g/
2 、幅70mm、長さ175mmに積繊した。このパ
ルプに高吸収性ポリマー〔日本触媒(株)製のアクアリ
ック(商品名)〕を散布坪量30g/m2 で散布した。
このパルプ/高吸収性ポリマーの混合物を、幅150m
m、長さ175mmの制臭シートAで包みこんで吸収体
4を構成した。次に、幅100mm、長さ205mmの
バックシートBを、その不織布面が吸収体4に対向する
ように重ねた。その後は実施例1と同様にして生理用ナ
プキンを得た。
【0054】〔実施例4〕実施例2においてバックシー
トAに代えてバックシートCを用いる以外は実施例2と
同様にして生理用ナプキンを得た。
【0055】〔比較例1〕化学パルプ〔ウェアーハウザ
ー社製のNB420(商品名)〕を、空気中で坪量15
0g/m2 、幅70mm、長さ175mmに積繊した。
このパルプに高吸収性ポリマー〔日本触媒(株)製のア
クアリック(商品名)〕を散布坪量30g/m2 で散布
した。このパルプ/高吸収性ポリマーの混合物の上に、
幅70mm、長さ175mmの制臭シートCを積層し
た。これらを、遠心保持量1.3g/gの針葉樹化学パ
ルプ〔スキーナセルロース社製のスキーナプライム(商
品名)〕からなる幅115mm、長さ175mm、坪量
18g/m2 の湿式吸収紙で包み込んで吸収体4を構成
した。その後は実施例1と同様にして生理用ナプキンを
得た。
【0056】〔比較例2〕実施例3において制臭シート
Aに代えて吸収シートDを用い、且つバックシートBに
代えてバックシートCを用いる以外は実施例3と同様に
して生理用ナプキンを得た。
【0057】〔比較例3〕化学パルプ〔ウェアーハウザ
ー社製のNB420(商品名)〕を、空気中で坪量15
0g/m2 、幅70mm、長さ175mmに積繊した。
このパルプに高吸収性ポリマー〔日本触媒(株)製のア
クアリック(商品名)〕を散布坪量30g/m2 で散布
した。このパルプ/高吸収性ポリマーの混合物の下に、
幅70mm、長さ175mmの制臭シートBを配した。
これらを、遠心保持量1.3g/gの針葉樹化学パルプ
〔スキーナセルロース社製のスキーナプライム(商品
名)〕からなる幅115mm、長さ175mm、坪量1
8g/m2 の湿式吸収紙で包み込み、吸収体を構成し
た。次いで、防漏シートDを配する以外は実施例1と同
様にして生理用ナプキンを得た。
【0058】実施例及び比較例で得られた生理用ナプキ
ンの制臭性能及び使用感を以下の方法により評価した。
その結果を表3に示す。
【0059】<制臭性能評価>本評価は、臭いが他人に
知覚されない性能を評価する目的で行う。実施例及び比
較例で得られた生理用ナプキンを、生理用ショーツを用
いて可動式人体モデルに装着させた。次いで可動式人体
モデルを、100歩/分(50m/分)の歩行速度で歩
行させた。その後歩行させながら、生理食塩水5ml中
にジエチルアミン100μlを入れた溶液をナプキン中
に5ml注入し、同じ速度で30分間歩行させた。無作
為に選定した25名のモニターに上記試験サンプルをモ
デルに装着したままの状態で外側から約10cmの距離
に鼻を近づけてもらい、臭いを嗅いでもらい、以下の基
準で評価してもらった。結果は、計25名の平均点で表
した。点数は、その値が小さければ小さい程、臭いが吸
収されており、制臭効果が高いことを意味する。
【0060】評価基準 1点・・・臭いがしない。 2点・・・わずかに臭いがするが気にならない。 3点・・・やや不快な臭いがする。 4点・・・不快な臭いがする。
【0061】<使用感の評価>使用中自分自身で感じる
臭いを抑制できるかを含め総合的な使用感を調べる目的
で、実施例及び比較例のナプキンを2枚ずつ、無作為に
選定した25名のモニターに生理時に3時間使用しても
らい以下の1及び2の項目について評価してもらった。
各項目の評価点は以下の通りであり、計25名の平均点
で表した。何れの項目とも数値が小さいほど使用感が良
好であることを示す。
【0062】1.ムレ感 1点・・・全くムレなかった。 2点・・・僅かに(まれに)ムレたが気にならなかっ
た。 3点・・・ややムレた。 4点・・・ムレて不快だった。
【0063】2.使用中(装着中や交換時等)の臭い 1点・・・全く臭いがしなかった。 2点・・・僅かに(まれに)臭ったが気にならなかっ
た。 3点・・・やや臭いが気になった。 4点・・・臭いが気になった。
【0064】
【表1】
【0065】
【表2】
【0066】
【表3】
【0067】表3に示す結果から明らかなように、実施
例1〜4の生理用ナプキン(本発明品)は、比較例1及
び2の生理用ナプキンに不快な臭いが残留しているのに
対して、他人が感じる臭い及び自分が感じる臭いに対し
て共に制臭効果が高く、臭いがしないか或いは臭いが気
にならないレベルまで制臭されており、吸収体における
最も肌当接面側に制臭シートを配することで快適に使用
可能な生理用ナプキンを提供可能なことが判った。特
に、実施例1〜3のナプキンのように通気性は抑制しな
がら透湿性を高めたバックシートを用いることによっ
て、臭いの漏れ出しが低く、特に快適に使用可能である
ことが判った。また、比較例3のナプキンのように非透
湿性のバックシートを用いた場合には、外部への臭いの
漏れ出しは軽微であるものの、透湿機能を有するナプキ
ンに比べると、ムレ感が大きく、また自分で感じる臭い
も大きく不快であることから、総合的な快適さで劣るこ
とも判った。
【0068】
【発明の効果】本発明によれば、吸収した液から発生す
る悪臭の消臭機能と透湿機能とが両立した吸収性物品を
提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の吸収性物品の一実施形態としての生理
用ナプキンの幅方向断面図である。
【図2】図2(a) 及び(b) は何れも本発明の吸収性物品
の他の実施形態を示す幅方向断面図(図1相当図)であ
る。
【符号の説明】
1 生理用ナプキン 2 トップシート 3 バックシート 4 吸収体 8 吸収保持部 9 制臭シート
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61F 5/44 A61F 13/18 320 13/00 351 (72)発明者 田中 雅仁 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内 (72)発明者 濱島 美次 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内 (72)発明者 中西 稔 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内 Fターム(参考) 3B029 BA05 BC02 BC03 BC06 BC07 BD15 BD19 BD22 4C003 AA25 CA04 HA01 4C098 AA09 CC03 CC10 CC14 CC40 DD01 DD19 DD25 DD26

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液透過性の表面層、液不透過性の防漏層
    及び両層間に介在された液保持性の吸収層を有する吸収
    性物品において、 前記防漏層は、少なくとも水蒸気透過性を有しており、 前記吸収層は、制臭剤を含有する制臭シートを具備し、
    該制臭シートは、前記吸収層の最も前記防漏層側に配さ
    れており且つ前記吸収層の前記防漏層側の全面積の50
    %以上を占有している吸収性物品。
  2. 【請求項2】 前記防漏層は、その透湿度(JIS Z
    0208)が0.7g/(100cm2 ・hr)以上で且つ
    透気度(JIS P8117)が30ml/秒以下であ
    る請求項1記載の吸収性物品。
  3. 【請求項3】 前記制臭シートが、前記吸収層における
    前記表面層側に近接する位置に配されており、該制臭シ
    ートが該吸収層の全面積の50%以上を占有している請
    求項1又は2記載の吸収性物品。
  4. 【請求項4】 前記制臭シートが、以下のa)及びb)の物
    質を含有しており、a)の含有量が20〜80重量%で、
    b)の含有量が10〜80重量%であり、前記制臭シート
    の生理食塩水に対する1分後のクレム吸水度(JIS
    P8141)が40mm以上である請求項1〜3の何れ
    かに記載の吸収性物品。 a)水に膨潤しない親水性繊維若しくは親水性発泡体、又
    は水の平衡吸収膨潤後の遠心保持量が0.7g/g以下
    である親水性繊維若しくは親水性発泡体。 b)制臭剤。
  5. 【請求項5】 前記制臭シートが、更に高吸収性ポリマ
    ーを10〜60重量%含有する請求項4記載の吸収性物
    品。
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