JP2000346232A - 石油燃焼器用バーナの燃料流量制御装置 - Google Patents
石油燃焼器用バーナの燃料流量制御装置Info
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- JP2000346232A JP2000346232A JP11160542A JP16054299A JP2000346232A JP 2000346232 A JP2000346232 A JP 2000346232A JP 11160542 A JP11160542 A JP 11160542A JP 16054299 A JP16054299 A JP 16054299A JP 2000346232 A JP2000346232 A JP 2000346232A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 石油燃焼器用のバーナの燃料流量制御装置に
用いられる電磁ポンプの圧力を調整する圧力調整装置に
あって、この圧力調整装置内に溜まった空気をスムーズ
に排出することにある。 【解決手段】 往路側に加圧のための電磁ポンプの吸入
弁を最も上方に配する。そして、電磁ポンプの圧力調整
装置から前記吸入弁の上流側へ戻す戻し通孔を形成す
る。この戻し通孔の最上位置でも前記吸入弁の下方ある
ように形成する。
用いられる電磁ポンプの圧力を調整する圧力調整装置に
あって、この圧力調整装置内に溜まった空気をスムーズ
に排出することにある。 【解決手段】 往路側に加圧のための電磁ポンプの吸入
弁を最も上方に配する。そして、電磁ポンプの圧力調整
装置から前記吸入弁の上流側へ戻す戻し通孔を形成す
る。この戻し通孔の最上位置でも前記吸入弁の下方ある
ように形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、石油燃焼給湯機
等に用いられる石油燃焼器用バーナの燃料流量制御装置
に関する。
等に用いられる石油燃焼器用バーナの燃料流量制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】石油燃焼器用バーナの燃料流量制御装置
は、特許第2689066号公報にも示すように、公知
であり、図示しないがノズルに所定圧を有して送られる
往路に、ノズル近傍からバイパスしてタンクへ戻される
戻し路が接続され、この戻し路に比例制御弁が設けられ
て構成され、この比例制御弁に印加される電流値を制御
することで戻し路内を流れる流量を変化させ、もってノ
ズルからの噴霧量が無段階に変化させられるものであ
る。
は、特許第2689066号公報にも示すように、公知
であり、図示しないがノズルに所定圧を有して送られる
往路に、ノズル近傍からバイパスしてタンクへ戻される
戻し路が接続され、この戻し路に比例制御弁が設けられ
て構成され、この比例制御弁に印加される電流値を制御
することで戻し路内を流れる流量を変化させ、もってノ
ズルからの噴霧量が無段階に変化させられるものであ
る。
【0003】このような、石油燃焼給湯機は、設置時の
設置試運転時に、油路内に空気が入り込んでおり、また
石油タンクが空になったときには油路内に空気が吸い込
まれ、共に空気による不具合、即ち黒煙や異臭を発生さ
せる原因となっていた。
設置試運転時に、油路内に空気が入り込んでおり、また
石油タンクが空になったときには油路内に空気が吸い込
まれ、共に空気による不具合、即ち黒煙や異臭を発生さ
せる原因となっていた。
【0004】このために、従来から対策は多数講じられ
ており、当出願人も特にノズルよりの戻し路にあって、
順次上方に向かってストレーナ、逆止弁を介して比例制
御弁の流入口に接続され、この比例制御弁の流出口から
前記電磁ポンプの吸入口に接続され、従来例の横方向設
置例に対し縦方向設置例を開発した。
ており、当出願人も特にノズルよりの戻し路にあって、
順次上方に向かってストレーナ、逆止弁を介して比例制
御弁の流入口に接続され、この比例制御弁の流出口から
前記電磁ポンプの吸入口に接続され、従来例の横方向設
置例に対し縦方向設置例を開発した。
【0005】その際、戻し路は、下方から上方への流れ
の組合せ条件で構成されるが、電磁ポンプの吸入口の位
置とノズルとの間の各機器を直列的に配置しなければな
らず、一部水平部分を許しても空気の上昇を妨げるよう
な溜まりを設けることは許さず、できるだけ戻し路が直
線的に吸入口へ向かうのが最良である。しかし、このよ
うな装置では、燃料経路が配管結合されて縦方向(上下
方向)に長くなる不都合のみならず、配管結合の増加が
配管作業によるコスト増となる不都合もあわせて発生し
ていた。
の組合せ条件で構成されるが、電磁ポンプの吸入口の位
置とノズルとの間の各機器を直列的に配置しなければな
らず、一部水平部分を許しても空気の上昇を妨げるよう
な溜まりを設けることは許さず、できるだけ戻し路が直
線的に吸入口へ向かうのが最良である。しかし、このよ
うな装置では、燃料経路が配管結合されて縦方向(上下
方向)に長くなる不都合のみならず、配管結合の増加が
配管作業によるコスト増となる不都合もあわせて発生し
ていた。
【0006】このため、出願人は、特願平11−104
720号を提案した。即ち、その出願に添付した図1に
示すように、前記ノズル11はノズルホルダ10とノズ
ル本体10とでノズルユニット12が、前記比例制御弁
16は比例制御弁本体17と比例制御弁ジョイント18
で比例制御弁ユニット19が、そして前記電磁ポンプ1
3は電磁ポンプ本体14とで電磁ポンプユニット15が
それぞれ構成され、この3つのユニット12,15,1
9は共にバーナ燃焼室15に設けられたバーナキャップ
21にユニットベース22を介して取付けられて一体化
され、前記ノズルユニット12のみバーナ燃焼室20内
に配されて構成され、配管作業を必要としない装置が提
供された。
720号を提案した。即ち、その出願に添付した図1に
示すように、前記ノズル11はノズルホルダ10とノズ
ル本体10とでノズルユニット12が、前記比例制御弁
16は比例制御弁本体17と比例制御弁ジョイント18
で比例制御弁ユニット19が、そして前記電磁ポンプ1
3は電磁ポンプ本体14とで電磁ポンプユニット15が
それぞれ構成され、この3つのユニット12,15,1
9は共にバーナ燃焼室15に設けられたバーナキャップ
21にユニットベース22を介して取付けられて一体化
され、前記ノズルユニット12のみバーナ燃焼室20内
に配されて構成され、配管作業を必要としない装置が提
供された。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような石油燃焼器
用のバーナの燃料流量制御装置2にあって、燃料圧送の
ためには前記したように、ピストンの往復動型の電磁ポ
ンプ13が用いられ、この電磁ポンプ13の圧力調整と
して図示されていないが圧力調整装置が付加されてい
る。この圧力調整装置は、圧力を受ける受圧プランジヤ
ないしリターンバルブが収納される室が比較的大きく、
内部に空気の溜まりやすい環境にある。空気が溜まる
と、圧力調整装置が正常に働かず、所定圧を得ることが
できなくなり、噴霧量のコントロールができず、黒煙や
白煙が発生していた。
用のバーナの燃料流量制御装置2にあって、燃料圧送の
ためには前記したように、ピストンの往復動型の電磁ポ
ンプ13が用いられ、この電磁ポンプ13の圧力調整と
して図示されていないが圧力調整装置が付加されてい
る。この圧力調整装置は、圧力を受ける受圧プランジヤ
ないしリターンバルブが収納される室が比較的大きく、
内部に空気の溜まりやすい環境にある。空気が溜まる
と、圧力調整装置が正常に働かず、所定圧を得ることが
できなくなり、噴霧量のコントロールができず、黒煙や
白煙が発生していた。
【0008】そこで、この発明は、圧力調整装置内に溜
まった空気の排出を良好にした石油燃焼器用バーナの燃
料流量制御装置を提供するものである。
まった空気の排出を良好にした石油燃焼器用バーナの燃
料流量制御装置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る石油燃焼
器用バーナの燃料流量制御装置は、石油燃焼器のバーナ
へ燃料を送る往路と、この往路の途中から低圧側へ燃料
を戻す戻し路を持ち、この戻し路内を流れる戻し量を制
御することでノズルからの噴霧量を制御する燃料流量制
御装置において、往路側に加圧のために設けた電磁ポン
プの少なくとも吸入弁を最も上方に配すると共に、該電
磁ポンプに圧力調整装置を設け、この圧力調整装置から
前記吸入弁の上流側に戻し通孔を接続し、該戻し通孔の
最上方位置が前記吸入弁よりも下方にあることにある
(請求項1)。
器用バーナの燃料流量制御装置は、石油燃焼器のバーナ
へ燃料を送る往路と、この往路の途中から低圧側へ燃料
を戻す戻し路を持ち、この戻し路内を流れる戻し量を制
御することでノズルからの噴霧量を制御する燃料流量制
御装置において、往路側に加圧のために設けた電磁ポン
プの少なくとも吸入弁を最も上方に配すると共に、該電
磁ポンプに圧力調整装置を設け、この圧力調整装置から
前記吸入弁の上流側に戻し通孔を接続し、該戻し通孔の
最上方位置が前記吸入弁よりも下方にあることにある
(請求項1)。
【0010】したがって、圧力調整装置内に入り込んで
溜まった空気は、上下方向の位置差から戻し通孔を通っ
て吸入側へ戻される流体内を浮力にて電磁ポンプの吸入
弁側へ移動し、ピストンにて加圧されノズルより排出さ
れることになる。なお、圧力調整装置としてリリーフ弁
型や減圧弁型がある(請求項2及び3)。
溜まった空気は、上下方向の位置差から戻し通孔を通っ
て吸入側へ戻される流体内を浮力にて電磁ポンプの吸入
弁側へ移動し、ピストンにて加圧されノズルより排出さ
れることになる。なお、圧力調整装置としてリリーフ弁
型や減圧弁型がある(請求項2及び3)。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明するが、図7において、この発明が用
いられる燃料流量制御装置2の概略の構成を説明し、そ
の後にこの発明に係る部分を説明する。
面に基づいて説明するが、図7において、この発明が用
いられる燃料流量制御装置2の概略の構成を説明し、そ
の後にこの発明に係る部分を説明する。
【0012】図7において、この発明が用いられる燃料
流量制御装置2の概略の構成図が示され、油タンク1
は、下記する燃料流量制御装置2より高い位置にあり、
燃料はこの油タンク1からパイプよりなる往路3aを通
り、該燃料流量制御装置2に供給される。このパイプよ
り成る往路3aには、開閉弁4、ストレーナ5が流れ方
向に順次設けられ、最も終端は電磁弁6を介して電磁ポ
ンプ13の吸入口23に接続されている。
流量制御装置2の概略の構成図が示され、油タンク1
は、下記する燃料流量制御装置2より高い位置にあり、
燃料はこの油タンク1からパイプよりなる往路3aを通
り、該燃料流量制御装置2に供給される。このパイプよ
り成る往路3aには、開閉弁4、ストレーナ5が流れ方
向に順次設けられ、最も終端は電磁弁6を介して電磁ポ
ンプ13の吸入口23に接続されている。
【0013】燃料流量制御装置2は、個々のユニットが
結合されて構成され、大別してノズル11とノズルホル
ダ10とノズル本体8とから成るノズルユニット12
と、電磁ポンプ13と電磁ポンプ本体14から成る電磁
ポンプユニット15と、比例制御弁16と比例制御弁本
体17と比例制御弁ジョイント18より成る比例制御弁
ユニット19との3つのユニットにて構成されている。
この燃料流量制御装置2は、バーナ燃焼室20のバーナ
キャップ21にユニットベース22を介して取付けら
れ、バーナ燃焼室20の上方で電磁ポンプユニット15
と比例制御弁ユニット19がバーナ燃焼室20外に、ノ
ズルユニット12はバーナ燃焼室20内に配されてい
る。
結合されて構成され、大別してノズル11とノズルホル
ダ10とノズル本体8とから成るノズルユニット12
と、電磁ポンプ13と電磁ポンプ本体14から成る電磁
ポンプユニット15と、比例制御弁16と比例制御弁本
体17と比例制御弁ジョイント18より成る比例制御弁
ユニット19との3つのユニットにて構成されている。
この燃料流量制御装置2は、バーナ燃焼室20のバーナ
キャップ21にユニットベース22を介して取付けら
れ、バーナ燃焼室20の上方で電磁ポンプユニット15
と比例制御弁ユニット19がバーナ燃焼室20外に、ノ
ズルユニット12はバーナ燃焼室20内に配されてい
る。
【0014】この燃料流量制御装置2にあって、電磁ポ
ンプ13の吸入口23は、電磁ポンプ本体14に形成さ
れ、この吸入口23より電磁ポンプユニット15の往路
3bが始められ、吐出口24に至っている。そして、往
路3bはノズルユニット12の往路3cに接続され、こ
の往路3cがノズルユニット12のノズル本体8から始
められ、ノズルホルダ10を通りノズル11に形成の噴
霧口9に至っている。即ち、往路3は3a,3b,3c
の各往路より成っている。
ンプ13の吸入口23は、電磁ポンプ本体14に形成さ
れ、この吸入口23より電磁ポンプユニット15の往路
3bが始められ、吐出口24に至っている。そして、往
路3bはノズルユニット12の往路3cに接続され、こ
の往路3cがノズルユニット12のノズル本体8から始
められ、ノズルホルダ10を通りノズル11に形成の噴
霧口9に至っている。即ち、往路3は3a,3b,3c
の各往路より成っている。
【0015】また、戻し路7aは、ノズル11の噴霧口
9の手前より始められ、ノズルホルダ10を通り、ノズ
ル本体8に至り、それから比例制御弁ユニット19の戻
し路7bに入り、この戻し路7bが比例制御弁本体1
7、比例制御弁16、比例制御弁ジョイント18を通り
前記電磁ポンプ本体14の吸入口23に至っている。即
ち、戻し路7も7a,7bの各戻し路より成っている。
9の手前より始められ、ノズルホルダ10を通り、ノズ
ル本体8に至り、それから比例制御弁ユニット19の戻
し路7bに入り、この戻し路7bが比例制御弁本体1
7、比例制御弁16、比例制御弁ジョイント18を通り
前記電磁ポンプ本体14の吸入口23に至っている。即
ち、戻し路7も7a,7bの各戻し路より成っている。
【0016】燃料流量制御装置2は、図1、図2にあっ
て前述したごとく、ノズルユニット12と電磁ポンプユ
ニット15及び比例制御弁ユニット19がバーナ燃焼室
20のバーナキャップ21に取付けられ、該バーナ燃焼
室20の上方でノズルユニット12はその内部に、電磁
ポンプユニット15及び比例制御弁ユニット19は外部
にそれぞれ配されている。
て前述したごとく、ノズルユニット12と電磁ポンプユ
ニット15及び比例制御弁ユニット19がバーナ燃焼室
20のバーナキャップ21に取付けられ、該バーナ燃焼
室20の上方でノズルユニット12はその内部に、電磁
ポンプユニット15及び比例制御弁ユニット19は外部
にそれぞれ配されている。
【0017】まず、外部に配され、往路を構成する電磁
ポンプユニット15から説明し、これと並設の戻し路を
構成する比例制御弁ユニット19をその後に説明する。
電磁ポンプユニット15は、図2にも拡大して示される
ように、電磁ポンプ13を持っており、図上最も上方で
吸入弁25と吐出弁26とが水平に配され、吸入弁25
の上流側の吸入口23の左端側は大径凹部となり、下記
する比例制御弁ユニットの接続凹部31となっている。
この比例制御弁ユニット接続凹部31にパイプより成る
往路3aが電磁弁6を介して接続され、その接続孔35
は前記吸入弁25より低い位置となっている。なお、吸
入弁25と吐出弁26とは、ばね25a,26aにて付
勢されている。
ポンプユニット15から説明し、これと並設の戻し路を
構成する比例制御弁ユニット19をその後に説明する。
電磁ポンプユニット15は、図2にも拡大して示される
ように、電磁ポンプ13を持っており、図上最も上方で
吸入弁25と吐出弁26とが水平に配され、吸入弁25
の上流側の吸入口23の左端側は大径凹部となり、下記
する比例制御弁ユニットの接続凹部31となっている。
この比例制御弁ユニット接続凹部31にパイプより成る
往路3aが電磁弁6を介して接続され、その接続孔35
は前記吸入弁25より低い位置となっている。なお、吸
入弁25と吐出弁26とは、ばね25a,26aにて付
勢されている。
【0018】電磁ポンプ13は、ボビン30に電線が巻
装された電磁コイル27を有しており、この電磁コイル
27の両側方向及び上端にコ字形の鉄板29が配される
と共に、下端に磁気プレート28が配され、両者で環状
磁路が形成される。そして前記電磁コイル27のボビン
30の中央を貫通して形成の貫通孔に、非磁性材のガイ
ドパイプ33が嵌挿されている。なお、前記コ字形の鉄
板29の下方の両者は、外方に折曲されて下記するユニ
ットベース22への取付片29a,29bとなってい
る。
装された電磁コイル27を有しており、この電磁コイル
27の両側方向及び上端にコ字形の鉄板29が配される
と共に、下端に磁気プレート28が配され、両者で環状
磁路が形成される。そして前記電磁コイル27のボビン
30の中央を貫通して形成の貫通孔に、非磁性材のガイ
ドパイプ33が嵌挿されている。なお、前記コ字形の鉄
板29の下方の両者は、外方に折曲されて下記するユニ
ットベース22への取付片29a,29bとなってい
る。
【0019】電磁プランジヤ34は、鉄などの磁性材に
より略円筒状に形成されたもので、上ばね36と下ばね
37によって前記ガイドパイプ33内に形成のプランジ
ヤ作動室38内に摺動自在に支持されている。また、こ
の電磁プランジヤ34に縦方向に縦孔40が形成され、
該縦孔40が上下に分けられたプランジヤ作動室38を
連通している。
より略円筒状に形成されたもので、上ばね36と下ばね
37によって前記ガイドパイプ33内に形成のプランジ
ヤ作動室38内に摺動自在に支持されている。また、こ
の電磁プランジヤ34に縦方向に縦孔40が形成され、
該縦孔40が上下に分けられたプランジヤ作動室38を
連通している。
【0020】ピストン42は、その下端が前記した電磁
プランジヤ34の上部に固定され、シリンダ43内に挿
入されている。このピストン42は、前記電磁プランジ
ヤ34の往復動に伴って往復動され、ポンプ室45内の
容積の変化を与えて前記した吸入弁25と吐出弁26と
でポンプ作用が行われる。
プランジヤ34の上部に固定され、シリンダ43内に挿
入されている。このピストン42は、前記電磁プランジ
ヤ34の往復動に伴って往復動され、ポンプ室45内の
容積の変化を与えて前記した吸入弁25と吐出弁26と
でポンプ作用が行われる。
【0021】詳述すれば、ピストン42が下降してポン
プ室45の容積が増大し、ポンプ室45が負圧となると
吸入弁25を開いて燃料を吸い込み、またピストン42
が上昇してポンプ室の容積が減少し、ポンプ室45が正
圧となると吐出弁26を開いて燃料をを吐出するもので
ある。吐出弁26から吐出弁された燃料は、下記する圧
力調整装置39にて所定圧に調圧され、アキュームレー
タ41で整圧され、前記したプランジヤ作動室38に流
れ込むものである。
プ室45の容積が増大し、ポンプ室45が負圧となると
吸入弁25を開いて燃料を吸い込み、またピストン42
が上昇してポンプ室の容積が減少し、ポンプ室45が正
圧となると吐出弁26を開いて燃料をを吐出するもので
ある。吐出弁26から吐出弁された燃料は、下記する圧
力調整装置39にて所定圧に調圧され、アキュームレー
タ41で整圧され、前記したプランジヤ作動室38に流
れ込むものである。
【0022】磁気ロッド47は磁性材より成り、軸方向
に貫通孔48が形成され、前記ガイドパイプ33の下端
に嵌合されると共に、前記下ばね37を支えている。こ
の磁気ロッド47の下端には、電磁弁50が設けられて
いる。この電磁弁50は電磁可動片51とばね52と電
磁弁ケース53とより成り、前記電磁コイル27に駆動
電流が印加されると、可動片51がばね52に抗して磁
気ロッド側へ変位し、もって吐出口24が開かれるもの
である。
に貫通孔48が形成され、前記ガイドパイプ33の下端
に嵌合されると共に、前記下ばね37を支えている。こ
の磁気ロッド47の下端には、電磁弁50が設けられて
いる。この電磁弁50は電磁可動片51とばね52と電
磁弁ケース53とより成り、前記電磁コイル27に駆動
電流が印加されると、可動片51がばね52に抗して磁
気ロッド側へ変位し、もって吐出口24が開かれるもの
である。
【0023】この電磁弁50の電磁弁ケース53は、前
記磁気プレート28及び鉄板29の下端の取付片29
a,29bよりも下方へ突出して形成され、下記するユ
ニットベース22に形成の孔を介してバーナ燃焼室20
内に突出され、下記するノズルホルダユニット12のノ
ズル本体8に形成の接続凹部81に嵌挿されている。な
お、往路3bは吸入口23、吸入弁25、吐出弁26、
プランジヤ作動室38、縦孔40、貫通孔48、電磁弁
50、吐出口24より構成される。
記磁気プレート28及び鉄板29の下端の取付片29
a,29bよりも下方へ突出して形成され、下記するユ
ニットベース22に形成の孔を介してバーナ燃焼室20
内に突出され、下記するノズルホルダユニット12のノ
ズル本体8に形成の接続凹部81に嵌挿されている。な
お、往路3bは吸入口23、吸入弁25、吐出弁26、
プランジヤ作動室38、縦孔40、貫通孔48、電磁弁
50、吐出口24より構成される。
【0024】次に比例制御弁ユニット19を説明する
と、図1に戻って該比例制御弁ユニット19は比例制御
弁16を持っており、その上方に比例制御弁ジョイント
18を、その下方に比例制御弁本体17が配されて構成
されている。まず、比例制御弁16は電磁コイル55を
備え、この電磁コイル55の中央を貫通して形成された
貫通孔には、非磁性材のガイドパイプ59が挿入され、
このガイドパイプ59の下端には磁性材の磁気ロッド6
2が配され、その磁気ロッド62の軸方向の孔内に弁座
63が挿入されている。この弁座63に着座する下記す
るように弁体65が配されている。また、前記ガイドパ
イプ59の上端には、磁性材の押圧部材66が配され、
この押圧部材66は、ばね61で付勢され、反ばね側に
設けられたロッド66aが前記弁体65と接している。
と、図1に戻って該比例制御弁ユニット19は比例制御
弁16を持っており、その上方に比例制御弁ジョイント
18を、その下方に比例制御弁本体17が配されて構成
されている。まず、比例制御弁16は電磁コイル55を
備え、この電磁コイル55の中央を貫通して形成された
貫通孔には、非磁性材のガイドパイプ59が挿入され、
このガイドパイプ59の下端には磁性材の磁気ロッド6
2が配され、その磁気ロッド62の軸方向の孔内に弁座
63が挿入されている。この弁座63に着座する下記す
るように弁体65が配されている。また、前記ガイドパ
イプ59の上端には、磁性材の押圧部材66が配され、
この押圧部材66は、ばね61で付勢され、反ばね側に
設けられたロッド66aが前記弁体65と接している。
【0025】弁体65は、前記したごとくロッド66a
が当接しているが、電磁コイル55への通電量により弁
体65への付勢力が変化し、通過する流量が可変され
る。ちなみに、通電量が大きくなると、通過する燃料は
減少する。
が当接しているが、電磁コイル55への通電量により弁
体65への付勢力が変化し、通過する流量が可変され
る。ちなみに、通電量が大きくなると、通過する燃料は
減少する。
【0026】比例制御弁本体17には、戻し路7bとな
る縦孔71を備え、該縦孔71内にはフィルタ72が収
納されていると共に、下端では下記するノズルホルダ1
2のノズル本体8の接続凸部82が嵌挿される接続大径
部74となっている。
る縦孔71を備え、該縦孔71内にはフィルタ72が収
納されていると共に、下端では下記するノズルホルダ1
2のノズル本体8の接続凸部82が嵌挿される接続大径
部74となっている。
【0027】比例制御弁ジョイント18には、戻し路7
bとなる縦孔76と水平孔77とが形成され、縦孔76
内には前記したばね61が収容されると共に、開口端に
前記ガイドパイプ59が挿入され、比例制御弁16と接
続され、また水平孔77の右端側は外径を縮小した挿入
部78となっていて、前記した電磁ポンプユニット15
の比例制御弁ユニットの接続凹部31に嵌め込まれてい
る。これにより、戻し路7bは吸入口23を構成する往
路3bに接続されることになる。なお、戻し路7bを構
成する水平孔77は、前記した吸入口23より低い位置
にある。
bとなる縦孔76と水平孔77とが形成され、縦孔76
内には前記したばね61が収容されると共に、開口端に
前記ガイドパイプ59が挿入され、比例制御弁16と接
続され、また水平孔77の右端側は外径を縮小した挿入
部78となっていて、前記した電磁ポンプユニット15
の比例制御弁ユニットの接続凹部31に嵌め込まれてい
る。これにより、戻し路7bは吸入口23を構成する往
路3bに接続されることになる。なお、戻し路7bを構
成する水平孔77は、前記した吸入口23より低い位置
にある。
【0028】ノズルユニット12は、ノズル本体8とノ
ズルホルダ10とノズル11とより構成され、ノズル本
体8は、略逆円錐形をなし、上面には往路3cとなる接
続凹部81が形成され、この接続凹部81には前記した
電磁弁50の電磁弁ケース53が嵌挿されている。これ
により、往路3bと往路3cとが接続される。
ズルホルダ10とノズル11とより構成され、ノズル本
体8は、略逆円錐形をなし、上面には往路3cとなる接
続凹部81が形成され、この接続凹部81には前記した
電磁弁50の電磁弁ケース53が嵌挿されている。これ
により、往路3bと往路3cとが接続される。
【0029】また、同じく上面には、戻し路7aとなる
接続凸部82が形成され、この接続凸部82は比例制御
弁ユニット19の比例制御弁本体17の接続大径部74
に嵌挿されている。これにより、戻し路7aと7bとが
接続される。更に、ノズル本体8内には、往路3cとな
る縦孔107と戻し路7aとなる縦孔108,109と
水平孔110を持ち、そしてノズル本体の下面には接続
用孔112が形成されている。このような構成のノズル
本体8は、ユニットベース22に取付けられて、ノズル
ユニット12がユニットベース22に取付けられること
になる。
接続凸部82が形成され、この接続凸部82は比例制御
弁ユニット19の比例制御弁本体17の接続大径部74
に嵌挿されている。これにより、戻し路7aと7bとが
接続される。更に、ノズル本体8内には、往路3cとな
る縦孔107と戻し路7aとなる縦孔108,109と
水平孔110を持ち、そしてノズル本体の下面には接続
用孔112が形成されている。このような構成のノズル
本体8は、ユニットベース22に取付けられて、ノズル
ユニット12がユニットベース22に取付けられること
になる。
【0030】ノズルホルダ10は円筒状で、内部に縦方
向に往路3cとなる縦孔114と戻し路7aとなる縦孔
115を有すると共に、上端にノズル本体8の接続用孔
112に挿入の挿入部116が形成され、また下端にノ
ズル11を取付けるための取付孔117が形成されてい
る。なお、前記戻し路7aとなる縦孔115と前記ノズ
ル本体8の縦孔109とにまたがって逆止弁118が形
成されている。
向に往路3cとなる縦孔114と戻し路7aとなる縦孔
115を有すると共に、上端にノズル本体8の接続用孔
112に挿入の挿入部116が形成され、また下端にノ
ズル11を取付けるための取付孔117が形成されてい
る。なお、前記戻し路7aとなる縦孔115と前記ノズ
ル本体8の縦孔109とにまたがって逆止弁118が形
成されている。
【0031】ノズル11は、公知構造を持つもので、概
略は図7に示すように、中心に戻し路7aとなる縦孔1
20とそれに並設の往路3cとなる縦孔121が形成さ
れ、両孔は噴霧口9の近くで接続されている。
略は図7に示すように、中心に戻し路7aとなる縦孔1
20とそれに並設の往路3cとなる縦孔121が形成さ
れ、両孔は噴霧口9の近くで接続されている。
【0032】バーナ燃焼室20は、上方にウインドボッ
クス124が配され、上部は開口され、それには前述の
ごとくバーナキャップ21が取付けられている。前記ウ
インドボックス124には、送風機(図示せず)からの
風の送風口125が形成され、その送風を整流する整流
筒126がウインドボックス124内に配されている。
整流筒126内には、前述したノズルホルダ10に取付
けられたカバー127及びそれに続いて燃焼筒128が
配されている。
クス124が配され、上部は開口され、それには前述の
ごとくバーナキャップ21が取付けられている。前記ウ
インドボックス124には、送風機(図示せず)からの
風の送風口125が形成され、その送風を整流する整流
筒126がウインドボックス124内に配されている。
整流筒126内には、前述したノズルホルダ10に取付
けられたカバー127及びそれに続いて燃焼筒128が
配されている。
【0033】前述の構成において、燃料流量制御装置2
の駆動は、電磁ポンプ13に所定の駆動パルス電流が印
加されて駆動されると共に、比例制御弁16にも所定の
制御電流が印加される。即ち、電磁ポンプには、所定の
定電流に制御するための133ヘルツの矩形波パルス電
流を重畳せしめた電流が供給される。制御電流が大きく
なるにつれて弁体65を弁座63に押圧する力が強くな
る。又小さくなれば弁体65の弁座63への押圧力は弱
くなるものである。
の駆動は、電磁ポンプ13に所定の駆動パルス電流が印
加されて駆動されると共に、比例制御弁16にも所定の
制御電流が印加される。即ち、電磁ポンプには、所定の
定電流に制御するための133ヘルツの矩形波パルス電
流を重畳せしめた電流が供給される。制御電流が大きく
なるにつれて弁体65を弁座63に押圧する力が強くな
る。又小さくなれば弁体65の弁座63への押圧力は弱
くなるものである。
【0034】この燃料流量制御装置2にあって、戻し路
7は最も下端のノズル11の縦方向の戻し路7aから始
まり、その上のノズルホルダ10縦孔115に接続さ
れ、そしてその上にノズル本体8の縦孔109、水平孔
110、縦孔108に接続され、更に比例制御弁ユニッ
ト19の比例制御弁本体17の縦孔71、比例制御弁1
6のガイドパイプ59、比例制御弁ジョイント18の縦
孔76、水平孔77に接続されている。
7は最も下端のノズル11の縦方向の戻し路7aから始
まり、その上のノズルホルダ10縦孔115に接続さ
れ、そしてその上にノズル本体8の縦孔109、水平孔
110、縦孔108に接続され、更に比例制御弁ユニッ
ト19の比例制御弁本体17の縦孔71、比例制御弁1
6のガイドパイプ59、比例制御弁ジョイント18の縦
孔76、水平孔77に接続されている。
【0035】したがって、戻し路7は、一部水平部分を
有するが、上下方向に接続され、内部に入った空気の滞
留する場所をなくすと共に、戻し路7の最も下流の水平
孔77が前記吸入弁25よりも低い位置にあり、そのた
め混入空気は浮力により低圧側であるが確実に電磁ポン
プ13の吸入側に戻すことができるものである。
有するが、上下方向に接続され、内部に入った空気の滞
留する場所をなくすと共に、戻し路7の最も下流の水平
孔77が前記吸入弁25よりも低い位置にあり、そのた
め混入空気は浮力により低圧側であるが確実に電磁ポン
プ13の吸入側に戻すことができるものである。
【0036】この発明に係る構造は、図3乃至図6に示
すように、圧力調整装置39に係り、この圧力調整装置
39はリリーフ弁型と減圧弁型とがあり、まず図3、図
4に基づいてリリーフ弁型の圧力調整装置39を説明す
る。
すように、圧力調整装置39に係り、この圧力調整装置
39はリリーフ弁型と減圧弁型とがあり、まず図3、図
4に基づいてリリーフ弁型の圧力調整装置39を説明す
る。
【0037】リリーフ弁型の圧力調整装置39は、図
3、図4に示され、前記電磁ポンプ13の電磁ポンプ本
体14に設けられ、前記吸入弁25、吐出弁26の下方
に設けられる。前記吸入弁25と吐出弁26とは、弁座
を兼ねる弁ケース54内にばね25a,26aと共に収
納され、吸入弁25と吐出弁26とにより挟まれた室は
ポンプ室45となっている。この吸入弁25の上流は、
前記した吸入口23からフィルタ56を介して前記した
接続凹部31に連通し、また前記接続孔35を介して前
記電磁弁6にて開閉制御される往路3aに接続されてい
る。また、前記吐出弁26の吐出側(下流側)は、通孔
55を介して圧力調整装置39のノズル側室87に連通
している。
3、図4に示され、前記電磁ポンプ13の電磁ポンプ本
体14に設けられ、前記吸入弁25、吐出弁26の下方
に設けられる。前記吸入弁25と吐出弁26とは、弁座
を兼ねる弁ケース54内にばね25a,26aと共に収
納され、吸入弁25と吐出弁26とにより挟まれた室は
ポンプ室45となっている。この吸入弁25の上流は、
前記した吸入口23からフィルタ56を介して前記した
接続凹部31に連通し、また前記接続孔35を介して前
記電磁弁6にて開閉制御される往路3aに接続されてい
る。また、前記吐出弁26の吐出側(下流側)は、通孔
55を介して圧力調整装置39のノズル側室87に連通
している。
【0038】圧力調整装置39は、本体14に形成の円
筒状の室84の中程にノズル85が配され、このノズル
85を挟んで高圧が供給されるノズル側室87と、この
ノズル85に外嵌のリリーフ弁86が配されるリリーフ
弁収納室88が形成され、高圧側が所定圧を越えると該
リリーフ弁86が開いて越えた分の圧力を逃して所定圧
に制御しているものである。
筒状の室84の中程にノズル85が配され、このノズル
85を挟んで高圧が供給されるノズル側室87と、この
ノズル85に外嵌のリリーフ弁86が配されるリリーフ
弁収納室88が形成され、高圧側が所定圧を越えると該
リリーフ弁86が開いて越えた分の圧力を逃して所定圧
に制御しているものである。
【0039】前記ノズル側室87は、前記したプランジ
ヤ作動室38内と連通しており、所定圧となった流体は
往路3bとなるプランジヤ作動室38に流出される。ま
た、前記リリーフ弁86にてリリーフされた流体は、リ
リーフ弁収納室88に一時的に溜められ、戻し通孔57
から前記した接続凹部31に至り、電磁ポンプ13の吸
入口23から吸引されることになる。この戻し通孔57
は、リリーフ弁収納室88から接続凹部31と接続され
るが、図4で左上がりとなり、最上方位置の左側端はそ
れでも前記した吸入弁25よりも下方に位置している。
ヤ作動室38内と連通しており、所定圧となった流体は
往路3bとなるプランジヤ作動室38に流出される。ま
た、前記リリーフ弁86にてリリーフされた流体は、リ
リーフ弁収納室88に一時的に溜められ、戻し通孔57
から前記した接続凹部31に至り、電磁ポンプ13の吸
入口23から吸引されることになる。この戻し通孔57
は、リリーフ弁収納室88から接続凹部31と接続され
るが、図4で左上がりとなり、最上方位置の左側端はそ
れでも前記した吸入弁25よりも下方に位置している。
【0040】このようなリリーフ型の圧力調整装置39
は、前記した吸入弁25及び吐出弁26よりも図4に示
すように下方(上下方向で)に設けられており、圧力調
整装置36のノズル側室87及びリリーフ弁収納室88
内に溜まっていた空気は、流入される流体内を浮力によ
り運ばれ、戻し通孔57から電磁ポンプ13の吸入口2
3へ戻され、再び圧縮されて高圧流体内で運ばれノズル
11より排出されるものである。なお、下方とは圧力調
整装置36が真下にある場合のみならず、図4に示すよ
うに、斜め下にあれば良いものである。
は、前記した吸入弁25及び吐出弁26よりも図4に示
すように下方(上下方向で)に設けられており、圧力調
整装置36のノズル側室87及びリリーフ弁収納室88
内に溜まっていた空気は、流入される流体内を浮力によ
り運ばれ、戻し通孔57から電磁ポンプ13の吸入口2
3へ戻され、再び圧縮されて高圧流体内で運ばれノズル
11より排出されるものである。なお、下方とは圧力調
整装置36が真下にある場合のみならず、図4に示すよ
うに、斜め下にあれば良いものである。
【0041】減圧弁型の圧力調整装置39は、図5、図
6に示され、前記電磁ポンプ13の電磁ポンプ本体14
に設けられ、前記吸入弁25、吐出弁26の下方に設け
られている。この圧力調整装置39は、本体14に形成
の円筒状の室84の中程に通孔91を持つ弁座92が配
され、この弁座92を挟んで絞り弁93が配される一次
圧側室94と二次圧側室95が設けられ、前記一次圧側
室94内の絞り弁93は、そのロッド93aが弁座92
の通孔91を通って二次圧側室95に至り、その内部に
配された受圧ピストン96に接続され、該受圧ピストン
96の変移にて通孔91の開口面積が制御される。
6に示され、前記電磁ポンプ13の電磁ポンプ本体14
に設けられ、前記吸入弁25、吐出弁26の下方に設け
られている。この圧力調整装置39は、本体14に形成
の円筒状の室84の中程に通孔91を持つ弁座92が配
され、この弁座92を挟んで絞り弁93が配される一次
圧側室94と二次圧側室95が設けられ、前記一次圧側
室94内の絞り弁93は、そのロッド93aが弁座92
の通孔91を通って二次圧側室95に至り、その内部に
配された受圧ピストン96に接続され、該受圧ピストン
96の変移にて通孔91の開口面積が制御される。
【0042】即ち、絞り弁93は受圧ピストン96の受
ける二次圧にて制御されるが、絞り弁93側のばね97
と受圧ピストン側のばね98が対向して配され、所定圧
を維持するように受圧ピストン96の位置を変化させ、
受圧ピストン側の二次圧は所定圧に保たれ、プランジヤ
作動室38へ送り出されるものである。57は戻し通路
で、受圧ピストン96の外周から漏れた流体を流出させ
るもので、圧力調整装置39の受圧ピストン96の作動
室99内に溜まっていた空気は減圧型の圧力調整装置3
9が前記した吸入弁25及び吐出弁26よりも図6に示
すように下方(上下方向で)に設けられ、戻し通孔57
の最上方位置の左側端は前記吸入弁25よりも下方に位
置されることから、流入される流体内を浮力により運ば
れ、電磁ポンプ13の吸入口23へ戻され、再び圧縮さ
れて高圧流体内で運ばれノズル11より排出されるもの
である。
ける二次圧にて制御されるが、絞り弁93側のばね97
と受圧ピストン側のばね98が対向して配され、所定圧
を維持するように受圧ピストン96の位置を変化させ、
受圧ピストン側の二次圧は所定圧に保たれ、プランジヤ
作動室38へ送り出されるものである。57は戻し通路
で、受圧ピストン96の外周から漏れた流体を流出させ
るもので、圧力調整装置39の受圧ピストン96の作動
室99内に溜まっていた空気は減圧型の圧力調整装置3
9が前記した吸入弁25及び吐出弁26よりも図6に示
すように下方(上下方向で)に設けられ、戻し通孔57
の最上方位置の左側端は前記吸入弁25よりも下方に位
置されることから、流入される流体内を浮力により運ば
れ、電磁ポンプ13の吸入口23へ戻され、再び圧縮さ
れて高圧流体内で運ばれノズル11より排出されるもの
である。
【0043】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、往路
側に加圧のために設けた電磁ポンプの圧力調整装置の戻
し通孔の最上方位置が最上部に配された前記電磁ポンプ
の吸入弁よりも下方に設けられたことから、圧力調整装
置内の空気は、上下方向の位置差から吸入側へ戻される
流体内を浮力にて運ばれ、電磁ポンプの吸入側へ運ばれ
スムーズに排出されることになる。
側に加圧のために設けた電磁ポンプの圧力調整装置の戻
し通孔の最上方位置が最上部に配された前記電磁ポンプ
の吸入弁よりも下方に設けられたことから、圧力調整装
置内の空気は、上下方向の位置差から吸入側へ戻される
流体内を浮力にて運ばれ、電磁ポンプの吸入側へ運ばれ
スムーズに排出されることになる。
【図1】この発明の実施の形態を示す縦断面図である。
【図2】電磁ポンプユニットの縦断面図である。
【図3】図2A−A′線断面図である。
【図4】図3B−B′線断面図である。
【図5】この発明に用いられる圧力調整装置の他の実施
の形態を示した電磁ポンプユニット横の断面図である。
の形態を示した電磁ポンプユニット横の断面図である。
【図6】図6C−C′線断面図である。
【図7】この発明が用いられる石油燃焼器用バーナの燃
料流量制御装置の概略構成図である。
料流量制御装置の概略構成図である。
1 油タンク 2 燃料流量制御装置 3 往路 7 戻し路 8 ノズル本体 10 ノズルホルダ 11 ノズル 12 ノズルユニット 13 電磁ポンプ 14 電磁ポンプ本体 15 電磁ポンプユニット 16 比例制御弁 17 比例制御弁本体 18 比例制御弁ジョイント 19 比例制御弁ユニット 20 バーナ燃焼室 25 吸入弁 26 吐出弁 27 電磁コイル 31 比例制御弁ユニットの接続凹部 34 電磁プランジヤ 38 プランジヤ作動室 39 圧力調整装置 42 ピストン 43 シリンダ 50 電磁弁 53 電磁弁ケース 55 通孔 57 戻し通孔 84 室 85 ノズル 86 リリーフ弁 87 ノズル室側 88 リリーフ弁収納室 91 通孔 92 弁座 93 絞り弁 94 一次圧側室 95 二次圧側室 96 受圧ピストン 97 ばね
Claims (3)
- 【請求項1】 石油燃焼器のバーナへ燃料を送る往路
と、この往路の途中から低圧側へ燃料を戻す戻し路を持
ち、この戻し路内を流れる戻し量を制御することでノズ
ルからの噴霧量を制御する燃料流量制御装置において、 往路側に加圧のために設けた電磁ポンプの少なくとも吸
入弁を最も上方に配すると共に、該電磁ポンプに圧力調
整装置を設け、この圧力調整装置から前記吸入弁の上流
側に戻し通孔を接続し、該戻し通孔の最上方位置が前記
吸入弁よりも下方にあることを特徴とする石油燃焼器用
バーナの燃料流量制御装置。 - 【請求項2】 圧力調整装置はリリーフ弁型の圧力調整
装置であることを特徴とする請求項1記載の石油燃焼器
用バーナの燃料流量制御装置。 - 【請求項3】 圧力調整装置は減圧弁型の圧力調整装置
であることを特徴とする請求項1記載の石油燃焼器用バ
ーナの燃料流量制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16054299A JP3508055B2 (ja) | 1999-06-08 | 1999-06-08 | 石油燃焼器用バーナの燃料流量制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16054299A JP3508055B2 (ja) | 1999-06-08 | 1999-06-08 | 石油燃焼器用バーナの燃料流量制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000346232A true JP2000346232A (ja) | 2000-12-15 |
JP3508055B2 JP3508055B2 (ja) | 2004-03-22 |
Family
ID=15717246
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16054299A Expired - Fee Related JP3508055B2 (ja) | 1999-06-08 | 1999-06-08 | 石油燃焼器用バーナの燃料流量制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3508055B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100864804B1 (ko) * | 2008-02-27 | 2008-10-23 | 주식회사 파세코 | 열풍기 |
-
1999
- 1999-06-08 JP JP16054299A patent/JP3508055B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100864804B1 (ko) * | 2008-02-27 | 2008-10-23 | 주식회사 파세코 | 열풍기 |
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JP3508055B2 (ja) | 2004-03-22 |
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