JP3265443B2 - 電磁ポンプ - Google Patents

電磁ポンプ

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JP3265443B2
JP3265443B2 JP15839995A JP15839995A JP3265443B2 JP 3265443 B2 JP3265443 B2 JP 3265443B2 JP 15839995 A JP15839995 A JP 15839995A JP 15839995 A JP15839995 A JP 15839995A JP 3265443 B2 JP3265443 B2 JP 3265443B2
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敦 野村
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日本コントロール工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、灯油等を加圧してバ
ーナー等に送油するための電磁ポンプにおいて、油タン
クのヘッド圧による油の漏洩を抑止機構を有する電磁ポ
ンプに関する。
【0002】
【従来の技術】実公平5−11354号公報に開示され
る電磁ポンプは、電磁コイルの励磁によりピストンをシ
リンダ内で往復動させて吐出口から燃料を吐出するもの
で、この電磁コイルの励磁によって吐出口へ至る吐出通
路を開放する強制開放形チェッキ弁を該吐出通路に設け
たことを特徴とするものである。これによって、この考
案は、燃料タンクからのヘッド圧による燃料漏れを防止
することができるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この引
例に係る電磁ポンプにおいて、前記強制開放形チェッキ
弁の吸着片の作動不良や、弁体を構成するゴム弁とシー
ト部との間に塵が挟まったりした場合において、燃料タ
ンクからのヘッド圧による液漏れが生じるために、燃料
タンクからのヘッド圧を二重に抑止することが要望され
ていた。
【0004】この要望を満足させるべく、従来はポンプ
の吐出側若しくは吸入側にもう一つの電磁弁を単独に設
けて、二重の安全対策を講じてきたが、コスト面での負
担が大きいために、実用化が困難であった。
【0005】このため、この発明は、簡単な構造で、燃
料タンクからのヘッド圧力を二重に抑止することのでき
る電磁ポンプを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】よって、この発明は、電
磁コイルによってピストンをシリンダ内で往復動させて
ポンプ作用を行う電磁ポンプにおいて、吐出継手内に形
成された貫通孔に嵌挿され、吐出孔を有するバルブシー
ト部と、前記電磁コイルによって動作して前記バルブシ
ート部の一端を開閉する電磁弁と、前記バルブシート部
の他端に配され、このバルブシート部に形成の吐出孔か
らかかる圧力が所定圧力以上となる場合に、前記バルブ
シートの他端を開くチェッキ弁とを具備したことにあ
る。
【0007】また、チェッキ弁は、バルブケースと、こ
の内部に配されるスプリング付勢の弁体とよりなり、該
バルブケースがバルブシート部に結合されてなることが
好ましい。
【0008】
【作用】したがって、この発明によれば、吐出継手内に
形成の貫通孔に、吐出孔を有するバルブシート部を嵌挿
し、このバルブシート部の両端に、このバルブシートの
一端を前記電磁コイルの稼働によって開放する電磁弁
と、このバルブシートの他端を前記吐出孔の圧力が所定
値以上となる場合に開放するチェッキ弁とを配すること
によって、燃料タンクからのヘッド圧を二重に抑止する
ことができるため、上記課題を達成できるものである。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例について図面により
説明する。
【0010】図1及び図2において、電磁ポンプ1は、
鉄などの磁性材で形成されたケース13内に、断続電流
(パルス電流)が供給される電磁コイル2を有する。こ
の電磁コイル2は樹脂製のボビン3に電線が巻回されて
形成されるもので、このボビン3の中央を貫通して形成
された貫通孔には、金属製で非磁性材のガイドパイプ5
が嵌挿されている。尚、前記ケース13はネジ等の固定
手段にてポンプ本体9に取付られる。また、上板11及
び下板12は前記ボビン3の上端及び下端に配され、前
記ケース13と共に磁気回路を構成する。
【0011】前記ガイドパイプ5の上方には、磁気ロッ
ド40が配され、さらにこのガイドパイプ5の下端は、
Oリング8を介してポンプ本体9に嵌挿されている。前
記磁気ロッド40は鉄等の磁性材で形成され、この磁気
ロッド40の略下半分はOリング41を介して前記ガイ
ドパイプ5に嵌挿され、また磁気ロッド40の残りの上
半分はOリング42を介して下記する吐出継手45の胴
部47に嵌挿されており、内部には縦方向に孔43が貫
通している。
【0012】電磁プランジャ15は、鉄などの磁性材に
よって略円筒形状に形成されたもので、上部スプリング
16aと下部スプリング16bとによって前記ガイドパ
イプ5内の形成の電磁プランジャ作動室17内に摺動自
在に支持される。また、この電磁プランジャ作動室17
は、前記電磁プランジャ15によって上部スプリング室
17aと下部スプリング室17bに分けられている。こ
の電磁プランジャ15には、軸方向に縦孔19が穿設さ
れ、上部スプリング室17aと下部スプリング室17b
を連通している。また、この電磁プランジャ15の下部
には、ピストン20が固着されている。
【0013】ピストン20は、前記ポンプ本体9に形成
された孔にOリング22を介して嵌挿された円筒形状の
シリンダ21内に挿入され、前記電磁プランジャ15の
往復動に伴って往復動する。尚、前記シリンダは前記下
部スプリング16bの下端をその外周面に環状に形成さ
れたフランジによって支持している。
【0014】ポンプ室25は、ポンプ本体9と前記ピス
トン20の先端によって画成される空間で、前記ピスト
ン9の往復動によってその容積を変化させ、図示しない
吸入弁及び吐出弁と協動してポンプ作用を行うものであ
る。具体的には、ピストン20が上昇してポンプ室25
の容積が拡大し、ポンプ室25内が負圧となると、吸入
弁が開いて流体(燃料)を吸い込み、また、ピストン2
0が下降してポンプ室25の容積が減少し、ポンプ室2
5が正圧となると、吐出弁を開けて前記燃料を吐出する
ものである。
【0015】この吐出弁から吐出された燃料は、図示し
ない通路を経て前記プランジャ作動室17内に流れ込む
もので、その通路の途上に吐出圧の脈動を防止するアキ
ュムレータ84が設けられている。尚、31は吸入継手
32に形成された吸入孔31であり、係合するプレート
34にてポンプ本体9に固着されている。尚、プレート
34は、ネジ等の固着手段によって本体9に固着されて
いる。
【0016】吐出継手45は、本体46とこれに連なる
胴部47を有し、前述の如くこの胴部47がボビン3内
に嵌挿され、さらに磁気ロッド40の上部が嵌挿してい
るものである。また、前記胴部47内には電磁弁収納室
48が形成され、電磁弁50が収納されているものであ
る。また、この吐出継手45には、貫通孔59が形成さ
れ、この貫通孔59には、バルブシート部61がOリン
グ65を介して嵌挿され、さらにこのバルブシート部6
1に結合される下記するチェッキ弁60が挿着されるも
のである。このバルブシート部61は、両端に弁座61
a,61bが形成され、さらに軸方向に貫通する吐出孔
61cが形成されている。
【0017】前記電磁弁50は、可動鉄片50aと、こ
の可動鉄片50aに固着され、ゴム等の弾性部材によっ
て形成された弁体50bと、前記可動鉄片50aと前記
磁気ロッド40との間に装着されたスプリング51とに
よって構成され、このスプリング51の付勢力により可
動鉄片50aが、前記バルブシート部61の弁座61a
に着座して前記吐出孔61cを下端側から閉鎖している
ものである。
【0018】この電磁弁50において、前記電磁コイル
2にパルス電流が供給されると、前記可動鉄片50aが
前記スプリング51の付勢力に抗して下方に引き寄せら
れるために、前記吐出孔61aが開放される。この場
合、スプリング51の付勢力を小さく設定しているた
め、電磁コイル2へパルス電流が供給されている間は、
電磁弁50は開の状態が維持され、パルス電流の停止に
伴い、吐出孔61cを閉鎖する。尚、前記弁体5bの周
囲の可動鉄片50aには、燃料が通過するための孔が形
成されているため、電磁弁50の開放時には、前記孔4
3からこの孔を介して前記吐出孔61cに燃料が通過す
るものである。
【0019】チェッキ弁60は、前記バルブシート部6
1に結合し、このバルブシート部61と共に前記貫通孔
69内の嵌挿されるバルブケース63と、このバルブケ
ース63内に配されるスプリング64と、このスプリン
グ64により付勢されて弁座61bに着座される弁体6
2とによって構成される。これによって、チェッキ弁6
0は、前記バルブシート部61の吐出孔61cを上側か
ら閉鎖することとなる。このスプリング64には、燃料
タンクからのヘッド圧、例えば燃料タンクからの落差
(約200cm)によりかかる圧力、に対しては前記吐
出孔61cを閉弁しておける力であり、また通常の燃料
吐出圧(約7Kg/cm2)に対しては容易に開く力が設定さ
れるものである。
【0020】これによって、前記電磁コイル2にパルス
電流が供給されると、ピストン20は毎秒50回振動
(往復動)して、燃料を所定の吐出圧で吐出する。これ
と同時に、前記電磁弁50が作動して前記吐出孔61c
を開放すると共に、吐出圧により前記チェッキ弁63の
弁体62が前記スプリング64の付勢力に抗して開放さ
れ、燃料が吐出される。
【0021】また、パルス電流の供給を停止した場合、
電磁弁50は前記吐出孔61cを閉鎖すると共に、前記
チェッキ弁63も吐出孔61cを閉鎖することとなり、
万一電磁弁50の不具合により燃料の漏洩の恐れがある
時も、チェッキ弁63によって吐出孔61cを閉鎖する
ために、燃料の漏洩をほぼ完全に防止することができる
ものである。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、吐出継手内に、バルブシート部と、このバルブシー
ト部の一端を開閉する電磁弁と、前記バルブシート部の
他端を開閉するチェッキ弁とを設けたことによって、形
状的に大きくすることもなく、確実に燃料の漏洩を防止
することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る電磁ポンプの断面図であ
る。
【図2】本発明の実施例に係る電磁ポンプの一部拡大断
面図である。
【符号の説明】
1 電磁ポンプ 2 電磁コイル 20 ピストン 21 シリンダ 45 吐出継手 50 電磁弁 59 貫通孔 60 チェッキ弁 61c 吐出孔 61 バルブシート部 63 バルブケース 64 スプリング

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電磁コイルによってピストンをシリンダ内
    で往復動させてポンプ作用を行う電磁ポンプにおいて、 吐出継手内に形成された貫通孔に嵌挿され、吐出孔を有
    するバルブシート部と、 前記電磁コイルによって動作して前記バルブシート部の
    一端を開閉する電磁弁と、 前記バルブシート部の他端に配され、このバルブシート
    部に形成の吐出孔からかかる圧力が所定圧力以上となる
    場合に、前記バルブシートの他端を開くチェッキ弁とを
    具備したことを特徴とする電磁ポンプ。
  2. 【請求項2】 チェッキ弁は、バルブケースと、この内
    部に配されるスプリング付勢の弁体とよりなり、該バル
    ブケースが前記バルブシート部に結合されてなる請求項
    1記載の電磁ポンプ。
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