JPH0335907Y2 - - Google Patents

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JPH0335907Y2
JPH0335907Y2 JP8194586U JP8194586U JPH0335907Y2 JP H0335907 Y2 JPH0335907 Y2 JP H0335907Y2 JP 8194586 U JP8194586 U JP 8194586U JP 8194586 U JP8194586 U JP 8194586U JP H0335907 Y2 JPH0335907 Y2 JP H0335907Y2
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diaphragm
pump
holder
chamber
iron core
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はソレノイドコイルに生起する磁力によ
つてダイヤフラムを介してポンプ室内の室容積を
増減させ、もつてポンプ室内に液体を吸入すると
ともに吐出する電磁ポンプに関するもので、特に
低位にある液体を高位へ給送する際、あるいは液
体を加圧供給する際における産業機器、例えば石
油燃焼器における燃料タンクからバーナーへの燃
料の給送あるいはソーラーシステムのソーラへの
水の給送、さらには薬液の給送に良く使用され
る。
〔従来の技術〕
かかるソレノイドコイルに生起する磁力を利用
した電磁ポンプはポンプ室を円筒状の可動鉄心が
往復動するプランジヤー式のものと、プランジヤ
ーと同期的に往復動するダイヤフラム式のものと
二種類あるもので、特にダイヤフラム式のもの
は、ポンプ室内の液体プランジヤー作動室内へ流
入することがないので薬液等の液体による影響を
受けることがなく、それら液体用に良く使用され
る。かかるダイヤフラム式電磁ポンプは例えば特
公昭48−37282号公報等によつてよく知られるも
のである。
これは、周囲にソレノイドコイルを巻回した固
定鉄心に可動鉄心を移動自在に対応して配置する
とともに可動鉄心と一体的に移動するダイヤフラ
ムにてポンプ室容積を増減し、ポンプ室内に吸入
側逆止弁を介して液体を吸入するとともに吐出側
逆止弁を介して液体を吐出したものである。
そして、特にかかるダイヤフラム式電磁ポンプ
において、ダイヤフラムは上部本体としてのポン
プ本体とダイヤフラムを押圧固定するための下部
本体との間に押圧固定されるとともにダイヤフラ
ムと同期的に往復動する可動鉄心は周囲にソレノ
イドコイルを巻回されたコイルボビン内に挿入さ
れるのが一般的である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
かかる従来のダイヤフラム式電磁ポンプによる
と次の不具合を有する。
ダイヤフラムは上部本体と下部本体の対向端
面に配置され、それらを締めつけネジにて締め
つけるもので、これによると特に締めつけ力を
付与する側の本体より締めつけネジの回転力が
直接的にダイヤフラムに作用する為にダイヤフ
ラムが本体に捩れた状態でセツトされる恐れが
あり、これによるとダイヤフラムにシワが発生
するものであり、このシワはダイヤフラムの作
動耐久上好ましいものでない。
またダイヤフラムを駆動させる可動鉄心とダイ
ヤフラムの中心は積極的に同心として配置されな
いので(ダイヤフラムは上下本体の端面上に配置
され、可動鉄心はコイルボビン内に配置されるこ
とから)可動鉄心はダイヤフラムによつて偏心し
た側方向の倒れが発生する場合があり、可動鉄心
の動特性上好ましいものでない。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案になるダイヤフラム式電磁ポンプは前記
問題点に鑑み成されたもので、ダイヤフラムを本
体の押圧面に捩れのない状態で正確に配置するこ
とができるとともにダイヤフラムと可動鉄心との
中心を積極的に合致させ、もつてダイヤフラムの
耐久性が秀れ、且つ可動鉄心、ダイヤフラムの動
特性の良好な電磁ポンプを提供することを目的と
し、前記目的達成の為にポンプ室本体の上部開口
部に段部をもつて第1室と第2室を形成し、前記
段部上に固定鉄心と同期的に移動するよう係合さ
れたダイヤフラムを配置し、前記ダイヤフラム上
に、ポンプ本体の段部に対応する押圧平坦部、及
び押圧平坦部の内側端部より上方に連設され、ポ
ンプ本体の上部開口端部と同一高さを保有する上
部平坦部、及び上部平坦部の内側端部より可動鉄
心を摺動案内し上方に延出する上方イド筒、さら
に押圧平坦部の外側端部に第1室の内壁に嵌入さ
れ、その上端部がポンプ本体の上部開口端部と同
一高さを保有する筒部と、よりなる合成樹脂材料
のホルダーを配置し、ホルダーの上方ガイド筒内
に可動鉄心を移動自在に配置するとともにホルダ
ーの上部平坦部、ホルダーの筒部の上端部及びポ
ンプ室本体の上部開口端部、上をステーにて押圧
し、さらにホルダーの上方ガイド筒の外周に周囲
にソレノイドコイルを巻回されたコイルボビンを
配置したものである。
〔作用〕
ダイヤフラムはポンプ本体の段部上に配置さ
れ、その上部をホルダーでおおい、さらにその上
部をステーにて押圧し、ステー上よりホルダーを
介してダイヤフラムをポンプ本体の段部に押圧固
定したものであり、さらに可動鉄心は第2室の内
壁内に嵌入されたホルダーより突出する上方ガイ
ド筒内に往復動可能な状態で配置したものであ
る。従つて、ダイヤフラムをポンプ本体へ取着し
た状態において捩りが発生するものでなく、且つ
ダイヤフラムの中心と可動鉄心との中心を同心状
態に配置できたものである。
〔実施例〕
以下、本考案になるダイヤフラム式電磁ポンプ
の一実施例を図によつて説明する。
1は図において、上方に上部開口部2を設けた
ポンプ室本体であつて、上部開口部2に設けた平
坦状の段部3によつてその上方に第1室2Aを、
下方に第2室2Bを区分する。第2室2Bには吸
入側弁座4を介して液体流入路5に連絡されると
ともに吐出側弁座6を介して液体吐出路7に連絡
される。8はポンプ室本体1の平坦状の段部3上
に配置されるダイヤフラムであつて該ダイヤフラ
ムの外周端部のリブ8Aは段部3に設けた取り付
け溝3A内に配置される。そしてこのダイヤフラ
ム8は固定鉄心9に対応して配置された可動鉄心
10に係合される。
11は合成樹脂材料よりなるホルダーであつて
その構造を詳述すると、11Aはポンプ室本体1
の段部3に対応する押圧平坦部であり、該押圧平
坦部11Aの内側端部Aより上方に連設され、ポ
ンプ室本体1の上部開口端部Bと同一高さを保有
する上部平坦部11Bが形成され、さらにその上
部平坦部11Bの内側端部Cより上方に可動鉄心
10を摺動案内する上方ガイド筒11Cが形成さ
れ、一方押圧平坦部11Aの外側端部Dより、第
1室2Aの内壁Eに嵌入され、その上端部Fがポ
ンプ室本体1の上部開口端部Bと同一高さを保有
する筒部11Dとよりなる。12はポンプ室本体
1の上部開口端部B及びホルダー11の筒部11
Dの上端部F、上部平坦部11B上に配置される
ステーであつて図示されぬビスを介してポンプ室
本体1に螺着結合される。
また13はコイルボビンであつて、その内周は
ホルダー11の上方ガイド筒11Cの外筒部が嵌
入されるとともにその外周にはソレノイドコイル
14が巻回される。尚15は固定鉄心9と可動鉄
心10との間に縮設されたスプリングである。ま
た前記ステー12はコ字状に形成されてソレノイ
ドコイル14に対する磁路を形成し、このコ字状
部の間に弾性部材16を縮設してコイルボビン1
3を配置する。17は吸入側逆止弁、18は吐出
側逆止弁である。従つてステー12の小組立て状
態において、少なくとももソレノイドコイル14
を含むコイルボビン13はステー12に一体的に
形成される。次にかかる構造よりなるダイヤフラ
ム式電磁ポンプの組み付けについて説明する。
(吸入側逆止弁17、吐出側逆止弁18について
は省略する) まず、ダイヤフラム8を可動鉄心10に係合
し、該ダイヤフラムを第1室2Aの上部平坦部よ
り段部3上に配置し、かかる状態においてダイヤ
フラム8のリブ8Aは取り付け溝3A内に配置さ
れる。次いで、ホルダー11の筒部11Dを第1
室2Aの内壁E内に嵌入するとともにホルダー1
1の押圧平坦部11Aをダイヤフラム8の上部よ
り段部3に対応して配置される。これによるとダ
イヤフラム8の外周部はポンプ室本体1の段部3
とホルダー11の押圧平坦部11Aとの間に挟持
されるものである。
また、かかる状態において、可動鉄心10はホ
ルダー11の上方ガイド筒11Cの筒内に配置さ
れる。
次にコイルボビン13、ソレノイドコイル14
をコ字状部の間にあらかじめ配置されたステーを
配置するが、まず、固定鉄心9と可動鉄心10と
の間にスプリング15を配置し、ホルダー11の
上方ガイド筒11Cをコイルボビン13の筒内に
嵌入させつつステー12の下端面にてポンプ室本
体1の上部開口端部B、ホルダー11の筒部11
Dの上端部F及び上部平坦部11B、を押圧す
る。しかる後にステー12を図示せぬビスにてポ
ンプ室本体1に螺着するものである。
かかるダイヤフラム式電磁ポンプによると、ソ
レノイドコイル14への通電によつて可動鉄心1
0が固定鉄心9に吸着されるので、ダイヤフラム
8が上動してポンプ室P内に吸入側逆止弁17を
介して液体を吸入し、次いでソレノイドコイル1
4への通電がたたれると、スプリング15のバネ
力によつてダイヤフラム8がポンプ室Pを押圧
し、もつて吐出逆止弁18を開放して液体を液体
吐出路7より排出するものである。
〔考案の効果〕
以上の構造及び作用をなすダイヤフラム式電磁
ポンプは次の効果を奏する。
ダイヤフラムはその下部の外側全周を段部上
に配置し、その対応上部をホルダーの押圧平坦
部にて押圧され、さらに筒部の上端部及び上部
平坦部ポンプ室本体の上部開口端部とともにス
テーにて押圧される(ビス締め等によつて)の
でダイヤフラムに対する回転力が付与されにく
く、かかる取り付けにおけるダイヤフラムの捩
りによるシワの発生を抑止できるものであり、
これによるとダイヤフラムの動作耐久性の向上
を図ることができ長期間に渡つて安定したポン
プ性能を維持しうるものである。
ダイヤフラムのリブはポンプ本体の段部に穿
設された取り付け溝内に配置されてそのダイヤ
フラムの中心が決定され、一方可動鉄心はポン
プ室本体の上部開口部の第1室の内壁に嵌入さ
れるホルダーの上部ガイド筒内に摺動案内され
るが、ダイヤフラム及びホルダーの基準取り付
け部はポンプ室本体に形成されるので(取り付
け溝、第1室内壁)ダイヤフラムと可動鉄心の
中心を同一中心上に配置し易いものである。こ
れによるとダイヤフラムの捩れによる可動鉄心
に対する倒れ、及び可動鉄心の上部ガイド筒に
対する偏心によるダイヤフラムの捩れが発生し
ないので可動鉄心の動作を円滑に行ないうるも
のでポンプ性能の安定化を図ることができるも
のである。
さらにまた、分解、組み付け作業においても
ダイヤフラムは取り付け溝内にホルダーは第1
室の内壁内に嵌入すれば必然的に原位置に組み
付けられるのでメンテナンス性の向上を図るこ
とができるものである。
可動鉄心は直接的にコイルボビンによつて摺
動保持されるものでなくコイルボビン内に配置
せるホルダーの上方ガイド筒によつて摺動案内
されるのでコイルボビンの外周に巻回したソレ
ノイドコイルの圧縮による変形の影響を全く受
けることがなく可動鉄心の動作性に何等の影響
を与えるものでない。
ホルダーを合成樹脂材料て形成したことによ
つて、ソレノイドコイルに生起する熱の影響を
受けにくくなると同時に可動鉄心との摺動抵抗
を金属に比較して減少でき可動鉄心の動特性の
向上を図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案になるダイヤフラム式電磁ポン
プの一実施例を示す縦断面図、第2図はホルダー
の斜視図である。 1……ポンプ室本体、2A……第1室、2B…
…第2室、3……段部、8……ダイヤフラム、1
0……可動鉄心、11……ホルダー、11A……
押圧平坦部、11B……上部平坦部、11C……
上方ガイド筒、11D……筒部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 周囲にソレノイドコイルを巻回した固定鉄心に
    可動鉄心を移動自在に対応して配置するとともに
    可動鉄心と一体的に移動するダイヤフラムにてポ
    ンプ室容積を増減し、ポンプ室内に吸入側逆止弁
    を介して液体を吸入するとともに吐出側逆止弁を
    介して液体を吐出してなるダイヤフラム式電磁ポ
    ンプにおいて、ポンプ室本体1の上部開口部Bに
    段部3をもつて第1室2Aと第2室2Bを形成
    し、前記段部上に可動鉄心10と同期的に移動す
    るよう係合されたダイヤフラム8を配置し、前記
    ダイヤフラム上に、ポンプ本体1の段部3に対応
    する押圧平坦部11A、及び押圧平坦部11Aの
    内側端部Aより上方に連設され、ポンプ本体1の
    上部開口端部Bと同一高さを保有する上部平坦部
    11B、及び上部平坦部11Bの内側端部Cより
    可動鉄心10を摺動案内し上方に延出する上方ガ
    イド筒11C、さらに押圧平坦部11Aの外側端
    部Dに第1室2Aの内壁Eに嵌入され、その上端
    部Fがポンプ本体1の上部開口端部Bと同一高さ
    を保有する筒部11Dと、よりなる合成樹脂材料
    のホルダー11を配置し、ホルダー11の上方ガ
    イド筒11C内に可動鉄心10を移動自在に配置
    するとともにホルダー11の上部平坦部11B、
    ホルダー11の筒部11Dの上端部F及びポンプ
    室本体1の上部開口端部B、上をステー12にて
    押圧し、さらにホルダー11の上方ガイド筒11
    Cの外周に周囲にソレノイドコイル14を巻回さ
    れたコイルボビン13を配置してなるダイヤフラ
    ム式電磁ポンプ。
JP8194586U 1986-05-30 1986-05-30 Expired JPH0335907Y2 (ja)

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JPS62193188U JPS62193188U (ja) 1987-12-08
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