JPH0511354Y2 - - Google Patents

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JPH0511354Y2
JPH0511354Y2 JP16522988U JP16522988U JPH0511354Y2 JP H0511354 Y2 JPH0511354 Y2 JP H0511354Y2 JP 16522988 U JP16522988 U JP 16522988U JP 16522988 U JP16522988 U JP 16522988U JP H0511354 Y2 JPH0511354 Y2 JP H0511354Y2
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valve
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electromagnetic
rod
excitation
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は例えばガンタイプの油バーナを用い
る小型ボイラの燃料油圧送用として利用される電
磁ポンプに関する。
(従来の技術) この種の電磁ポンプは、電磁コイルにパルス電
流を流し、ピストンを上下動させて燃料を吐出口
に向けて圧送して吐出させている。吐出口とピス
トンとの間の通孔には、電磁ポンプの停止時にお
ける燃料タンクからのヘツド圧による漏洩を防止
するためにチエツキ弁が設けられているが、従来
のチエツキ弁41は第5図に示すように、弁体4
4がスプリング42の付勢力にて磁気ロツド6に
固定された弁座43に着座されている。そして、
ピストンの上下動により圧送される燃料油により
弁体44がスプリング42の力に抗して押し開け
られ、吐出口から燃料油が吐出されるようになつ
ている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、従来のチエツキ弁41におい
て、弁体44は圧送される燃料油がスプリング力
に抗いて押されて弁孔45を開けるため、吐出燃
料の圧力損失が大きくなるという問題点がある。
特に、スプリングの付勢力は所定の値以下に設定
するとヘツド圧に負けて液漏れが生じるためある
程度の強さが必要である。
そこで、この考案は燃料タンクからのヘツド圧
に対する燃料漏れを防止し且つ吐出燃料の圧力損
失を小さくすることができるチエツキ弁を持つ電
磁ポンプの提供を目的とする。
(課題を解決するための手段) この考案にかかる電磁ポンプは、電磁コイルの
励磁によりピストンをシリンダ内で往復運動させ
て吐出口から燃料を吐出する電磁ポンプにおい
て、前記吐出口に至る吐出通路上に、付勢手段に
て弁座に着座されて弁孔を塞ぐ弁体と、該弁体か
ら弁孔を通過して延出するロツドと、該ロツドの
先端部に配置され電磁コイルの励磁により移動す
る吸着片とを備え、電磁コイルの励磁により吸着
片が動いて弁孔が開けられる強制開放形チエツキ
弁を設けたことを特徴とする。
また、この考案にかかる他の電磁ポンプは、電
磁コイルの励磁によりピストンをシリンダ内で往
復運動させて吐出口から燃料を噴射する電磁ポン
プにおいて、前記吐出口に至る吐出通路に電磁コ
イルの励磁により電磁可動片が移動して吐出口を
開閉する電磁弁と、付勢手段にて弁座に着座され
て弁孔を塞ぐ弁体と、該弁体から弁孔を通過して
延出するロツドと、該ロツドの先端部に配置され
電磁コイルの励磁により移動する吸着片とを備
え、電磁コイルの励磁により吸着片が動いて弁孔
が開けられる強制開放形チエツキ弁とを設けたこ
とを特徴とする。
(作用) 請求の範囲1に記載の考案によれば、電磁ポン
プの非作動時においては、弁体がスプリング力に
て弁座に着座して弁孔を塞ぎ燃料タンクのヘツド
圧による燃料油の漏れを防止している。そして、
電磁コイルの励磁によりピストンが作動すると、
同時に吸着片が電磁コイルの励磁により移動して
ロツドを押し上げ、スプリング力に抗して弁体を
弁座から押し上げて弁孔を開き、燃料油を吐出す
る。したがつて、ピストンの往復動作により燃料
が圧送されると同時に励磁により弁体が開かれる
から、弁の開閉によつて生じる圧力損失を防止す
ることができる。
請求の範囲2の考案によれば、更に、吐出口に
至る吐出通路上に電磁弁とチエツキ弁とを設ける
ことにより燃料タンクのヘツド圧に対する漏れを
2重に防止して、確実な燃料油の漏れの防止を図
ることができる。
(実施例) 添付図面の第1図乃至第3図を参照してこの考
案の第1の実施例を詳細に説明する。
第1図に示すように、非磁性材からなるガイド
ケース1は、その下端をポンプボデイ2に形成の
縦孔3にO−リング4a,4bを持つ円筒部材4
cを介して嵌め込み、上端を縦方向に通孔5を有
する磁気ロツド6にO−リング7を介して外装し
て、プランジヤ作動室8を形成し、該プランジヤ
作動室8内にプランジヤ9が配されている。この
ガイドケース1の外側には、巻き枠10に電磁コ
イル11が巻かれ、その上下に磁性材の上板12
と下板13とが外嵌されている。
下板13はサラねじ13aにて本体2に固定さ
れている。
プランジヤ9は、プランジヤ作動室8内に摺動
自在に配され、上ばね14と下ばね15とで支え
られている。上ばね14は磁気ロツド6の下端に
当接し、下ばね15はシリンダ16に当接してい
る。このプランジヤ9は、磁性材からなり、中心
方向に通孔17が形成されている。プランジヤ9
にはピストン18が連結されており、ピストン1
8は下記するシリンダ16内にて、プランジヤ9
に連動して往復動するようになつている。シリン
ダ16は、ポンプボデイ2に形成の縦孔内に嵌装
されており、その内側をピストン18を摺動させ
るようになつている。
ポンプ室19には、ピストン18の先端が臨ま
れ、ピストン18の往復動にて、ポンプ室19の
容積が変化される。この容積変化によりポンプ作
用が行われ、吸入口20から流体を吸入する。こ
の場合、第2図に示すように、吸入口20から吸
入された燃料は吸入弁21及び吐出弁22を介し
てポンプ室19に吐出されるが、吐出圧は圧力調
節装置23にて調節されている。
ポンプ室19の燃料は前記プランジヤ作動室8
内に圧送され、プランジヤ作動室8から磁気ロツ
ド6の通孔5及び弁孔31を通つて吐出継手24
の先端部に形成の吐出口25から吐出される。
磁気ロツド6には、チエツキ弁26が設けら
れ、その内部に上下に移動可能な弁体27が収納
された弁室28が形成されており、この弁室28
の上部には、スプリング29の一端部を受けるば
ね受け30が設けられ、スプリングの他端部は弁
体27を押し圧するように配置されている。弁室
28の下部には弁孔32が形成された弁座31が
設けられており、弁体27を弁座31に着座させ
て弁孔32を閉じるようになつている。
弁体27には一体に設けられたロツド33が弁
孔32を通つて略垂直に延出されており、弁体2
7の移動を案内している。ロツド33の先端部に
は吸着片室35が設けられ、ここに磁性材にて形
成の吸着片34が電磁コイルの励磁により移動可
能に収納されており、吸着片34がロツド33の
先端に当接して押し上げ可能に設けられている。
以上の構成によれば、電磁コイル11にパルス電
流を通電すると、ピストン18が往復動してポン
プ室19の容積変化にて燃料がプランジヤ作動室
8に圧送される。同時に、磁気ロツド6内の吸着
片34が電磁コイル11の励磁により上方に移動
し、スプリング力の付勢力に抗してロツド33を
押し上げる。従つて、ロツド33と一体の弁体2
7はスプリング29の付勢力に抗して押し開けら
れ、弁孔32が開かれて吐出口25から吐出され
る。
尚、通電停止時には、スプリング29にて弁体
27が所定の付勢力にて付勢されており、燃料タ
ンクにおけるヘツド圧にも充分耐えて弁体27に
より流路が確実に遮断されており、電磁ポンプ外
部への燃料油の流出を確実に防止している。
この場合、たとえ燃料タンクのヘツド圧に対し
てスプリング29の付勢力を大きく設定しても、
弁体27は流体によらず電磁コイル11の励磁に
よつて独自に開閉する構成としているから吐出流
体の圧力損失を防止することができる。
次に、添付図面の第4図を参照してこの考案の
第2の実施例を説明する。この第2の実施例で
は、磁気ロツド6と吐出継手24との間には、第
1の実施例のチエツキ弁26に加えて更に電磁弁
37が設けられた構成となつている。
電磁弁37は、吐出継手24の基端部に形成の
可動弁室38とこの可動弁室38に配された電磁
可動片39と、スプリング40とを備え、電磁コ
イルの励磁にてスプリング40に抗して電磁可動
片39が変位して弁孔25aを開いて燃料が吐出
されるようになつている。
その他の構成においては、第1の実施例と同様
な構成であり、同一の部分には同一の符号を付し
てその部分の詳細な説明を省略する。
この第2の実施例においては、チエツキ弁26
に加えて電磁弁37を設けることによつて、ヘツ
ド圧による燃料漏れの防止を確実に図ることがで
きる。
(考案の効果) 請求の範囲1に記載の考案によれば、燃料の吐
出通路に設けたチエツキ弁を電磁コイルの励磁に
て開閉する構成としているから、ヘツド圧による
燃料の漏れを防止することができるとともに、吐
出燃料の圧力損失を小さくすることができる。
また、ピストンを駆動させる電磁コイルの励磁
を利用しているからその他に動力源を設けること
なく弁の開閉を制御できる。
請求の範囲2に記載の考案によれば、チエツキ
弁に加えて電磁弁を設けることにより、請求の範
囲1と同様な効果に加えてヘツド圧による燃料の
漏れを更に確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第1の実施例にかかる電磁
ポンプの断面図、第2図は第1図に示す電磁ポン
プの吸入口付近の断面図、第3図は磁気ロツドの
断面図、第4図はこの考案の第2の実施例にかか
る電磁ポンプの断面図、第5図は従来のチエツキ
弁の断面図である。 11……電磁コイル、16……シリンダ、18
……ピストン、26……チエツキ弁、29……ス
プリング、31……弁座、32……弁孔、33…
…ロツド、34……吸着片、37……電磁弁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 電磁コイルの励磁によりピストンをシリンダ
    内で往復運動させて吐出口から燃料を吐出する
    電磁ポンプにおいて、 前記吐出口に至る吐出通路上に、付勢手段に
    て弁座に着座されて弁孔を塞ぐ弁体と、該弁体
    から弁孔を通過して延出するロツドと、該ロツ
    ドの先端部に配置され電磁コイルの励磁により
    移動する吸着片とを備え、電磁コイルの励磁に
    より吸着片が動いて弁孔が開けられる強制開放
    形チエツキ弁を設けたことを特徴とする電磁ポ
    ンプ。 (2) 電磁コイルの励磁によりピストンをシリンダ
    内で往復運動させて吐出口から燃料を吐出する
    電磁ポンプにおいて、 前記吐出口に至る吐出通路に電磁コイルの励
    磁により電磁可動片が移動して吐出口を開閉す
    る電磁弁と、付勢手段にて弁座に着座されて弁
    孔を塞ぐ弁体と、該弁体から弁孔を通過して延
    出するロツドと、該ロツドの先端部に配置され
    電磁コイルの励磁により移動する吸着片とを備
    え、電磁コイルの励磁により吸着片が動いて弁
    孔が開けられる強制開放形チエツキ弁とを設け
    たことを特徴とする電磁ポンプ。
JP16522988U 1988-12-21 1988-12-21 Expired - Lifetime JPH0511354Y2 (ja)

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JPH0285883U JPH0285883U (ja) 1990-07-06
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JP5288285B2 (ja) * 2010-02-17 2013-09-11 日本コントロール工業株式会社 定容積型電磁ポンプ

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JPH0285883U (ja) 1990-07-06

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