JP2844325B2 - 電磁ポンプ - Google Patents

電磁ポンプ

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JP2844325B2 JP7246841A JP24684195A JP2844325B2 JP 2844325 B2 JP2844325 B2 JP 2844325B2 JP 7246841 A JP7246841 A JP 7246841A JP 24684195 A JP24684195 A JP 24684195A JP 2844325 B2 JP2844325 B2 JP 2844325B2
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    • F04B17/03Pumps characterised by combination with, or adaptation to, specific driving engines or motors driven by electric motors
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    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Details Of Reciprocating Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は電磁ポンプ、特に
ポンプ停止時に遮断弁を有して流体の吐出を止める電磁
ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】電磁ポンプは、断続電流により電磁コイ
ルに生じた断続する吸磁力を利用してピストンを往復動
させ、吸入弁と吐出弁との協動作業にてポンプ作用を行
い、流体を吸入孔から吸入し、加圧して吐出孔より吐出
させていた。このような従来の電磁ポンプにあっては、
吐出孔以降に電磁弁を設けてポンプ停止と同時に流体の
流出を阻止していたが、2つの部品のために構造が大き
くなる欠点があり、当出願人は、電磁弁を内蔵したもの
(特公昭52−38243号公報)を開発し、現在使用
され、電磁ポンプの主流となった。
【0003】このような電磁弁内蔵型の電磁ポンプは、
給湯暖房等の燃焼機器の油バーナ用に広く使用されてい
る。近年バーナの燃焼技術の進歩と共に、燃焼初期にお
ける消音や公害排ガスの減少として緩点火方式を採用し
ている機器が主流となっており、それに伴う電磁ポンプ
の対応として大きく2通りの方法がとられて来た。
【0004】一つは機械式と称し、電磁ポンプ本体内に
容積及びオリフィス漏洩併用機能を取り入れたポンプ吐
出圧力軟起動タイプ、例えば特開昭59−7787号
(圧力上昇時間調整装置を有する電磁ポンプ)、実開昭
62−14173号(電磁ポンプの圧力上昇時間調整装
置)、実開昭62−184180号(電磁ポンプの上昇
時間調整装置)があり、機械的に軟起動させるものであ
る。
【0005】もう一つは、電気式と称し、前記した電磁
ポンプを用いてポンプへの起動印加パルス電流のデュー
ティ比を制御回路を用いて調節して電気的にポンプの吐
出圧力を軟起動させるものである。
【0006】両方の軟起動技術は、それぞれ特徴を有し
ているが、双方の方式で共通している点は、電磁ポンプ
停止時に電磁ポンプに内蔵されている電磁弁により吐出
孔が閉塞され、ポンプ内部に高い圧力(例えば7kg/cm
2 程)が残ってしまうために、それぞれ圧力開放手段を
有している。
【0007】機械式の軟起動技術では、容積変化を与え
るプランジャにオリフィスを有し、プランジャの前後の
圧力及び戻しスプリングにて戻し流路を開いて残圧を吸
入側へ開放している。
【0008】電気式の軟起動技術では、例えば実開昭5
8−82481号(ポンプの残留圧力排除装置)に示す
ように、電磁ポンプのリリーフ弁にわずかな漏洩溝をあ
らかじめ設けたり、また実開平1−166777号(電
磁ポンプの残圧排除型リリーフ弁)に示すように、ポン
プ内部と吸入経路との間にオリフィスを設けておき、ポ
ンプ運転中においても常時吸入経路側へリークさせる方
式であった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】専用漏洩路やオリフィ
スは開口有効面積が1ケ所なのでゴミ等がつまり易いた
め、通常は直前又は手前にストレーナ(フィルタ)を専
用に設けていた。しかし、電磁ポンプのオンオフ制御頻
度が従来20万回程度の目安で設計対応されてきたが、
これをはるかに越えて100万回以上の繰り返し運転が
実用上必要になり、電磁ポンプ自体の内部可動部の微細
な摩滅粉による影響で目詰りが激しくなって、内部圧力
の解放が出来なく不具合が発生していた。
【0010】そこで、この発明のうち請求項1記載の発
明は、内部圧放出の専用の漏洩路を設けると共にそれに
自己クリーニング作用を持たせて目詰りを防止した電磁
ポンプを提供することを目的とするものである。請求項
2に記載の発明は、請求項1記載の発明の目的を持つ電
磁ポンプに、機械式の圧力上昇時間調整装置を付加した
例を示したものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
め、本発明のうちで請求項1記載の発明は、電磁コイル
へ断続電流の通電により往復動される電磁プランジャ
と、この電磁プランジャに連動してシリンダ内を往復動
されるピストンと、このピストンと協動でポンプ作用を
する吸入弁及び吐出弁と、電磁ポンプ停止時に吐出口を
閉とする遮断弁とを備えた電磁ポンプにおいて、前記ピ
ストンの先端にリーク小ピストンを設け、該リーク小ピ
ストンはリークシリンダに摺動自在に挿入すると共にそ
のリーク小ピストンの先端とリークシリンダとが一部と
して画成のリーク空間を、前記吸入弁より上流側へ連通
させたことを特徴とするものである。また、請求項2記
載の発明は、請求項1記載の発明の構成に、圧力上昇時
間調整装置を付加したものである。
【0012】したがって、この請求項1記載の発明で
は、ポンプ停止時に、ポンプ内部圧は、ピストンとシリ
ンダとの隙間を通りポンプ室内に入り、それからリーク
小ピストンとリークシリンダとの隙間を通って吸入弁よ
り上流側へ排出される。即ち、ピストンとシリンダの隙
間、ポンプ室及びリーク小ピストンとリークシリンダの
隙間が漏洩路となり、所定時間内にポンプ内部圧を低下
させることができる。また、リーク小ピストンは、ポン
プ駆動時常にリークシリンダ内を往復動されるため、ご
みなどが付着されることがない。もし付着することがあ
っても、自己クリーニング作用が働き目詰りすることが
ない。
【0013】請求項2記載の発明は、機械式の圧力上昇
時間調整装置を付加した例で、ポンプ駆動初期に容積変
化が起きて圧力の上昇を緩やかにした電磁ポンプにあっ
て、停止時にポンプ内部圧力がピストン、シリンダの隙
間、ポンプ室、リーク小ピストンとリークシリンダの隙
間より成る漏洩路から排出され、付加された圧力上昇時
間調整装置を機能させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面により説明する。図1及び図2において、電磁ポンプ
1は、鉄などの磁性材で形成されたケース4内に、断続
電流(パルス電流)が印加される電磁コイル2を有す
る。この電磁コイル2は樹脂製のボビン3に電線が巻回
されて形成されるもので、このボビン3の中央を貫通し
て形成された貫通孔には、金属製で非磁性材のガイドパ
イプ5が嵌挿されている。また上板6及び下板7は前記
ボビン3の上端及び下端に配され、前記ケース4と共に
磁気回路を構成している。
【0015】前記ガイドパイプ5の上方には、磁気ロッ
ド8が配され、さらにこのガイドパイプ5の下端は、O
リング9を介してポンプ本体10に嵌挿されている。前
記磁気ロッド8は鉄等の磁性材で形成され、この磁気ロ
ッド8の略下半分はOリング11を介して前記ガイドパ
イプ5に嵌挿され、また磁気ロッド8の残りの上半分は
Oリング12を介して下記する吐出継手56の胴部58
に嵌挿されており、内部には縦方向に孔13が貫通して
いる。
【0016】電磁プランジャ15は、鉄などの磁性材に
よって略円筒状に形成されたもので、上部スプリング1
6と下部スプリング17とによって前記ガイドパイプ5
内に形成の電磁プランジャ作動室19内に摺動自在に支
持される。また、この電磁プランジャ作動室19は、前
記電磁プランジャ15によって上部スプリング室19a
と下部スプリング室19bに分けられている。この電磁
プランジャ15には、軸方向に縦孔20が穿設され、上
部スプリング室19aと下部スプリング室19bを連通
している。また、この電磁プランジャ15の下部には、
ピストン21が固着されている。
【0017】ピストン21は、前記ポンプ本体10に形
成された孔にOリング23を介して嵌挿された円筒形状
のシリンダ24内に挿入され、前記電磁プランジャ15
の往復動に伴って往復する。尚、前記シリンダ24はポ
ンプ本体10に形成の前記電磁プランジャ作動室19と
連通する孔22内に挿入され、中程で外周に形成のフラ
ンジ25がポンプ本体10にOリング23を介して係合
されている。そしてフランジ25は、前記下部スプリン
グ17の下端を支える働きもしている。
【0018】ポンプ室27は、ポンプ本体10と前記ピ
ストン21の先端及び下記するリークピストン38、リ
ークシリンダ39によって画成される空間で、前記ピス
トン21の往復動によってその容積を変化させ、吸入弁
28及び吐出弁29と協動してポンプ作用を行うもので
ある。具体的には、ピストン21が上昇してポンプ室2
7の容積が拡大し、ポンプ室27内が負圧となると、吸
入弁28が開いて吸入孔30より流体(燃料)を吸い込
み、またピストン21が下降してポンプ室27の容積が
減少し、ポンプ室27が正圧となると、吐出弁29を開
けて前記燃料を吐出するものである。
【0019】吸入弁28と吐出弁29は、弁座体28a
と29aとが結合され、そして吐出側の弁座体29aに
蓋31が嵌合されて一体化されて構成された吸入吐出弁
カプセル32がポンプ本体10に形成の孔33内にポン
プ本体10にねじ35止めされた取付板36にて押圧さ
れて収納されている。そして吸入弁28と吐出弁29と
の間の流路は前記ポンプ室27と連通している。28
b,29bはスプリングである。なお、吐出弁29以降
の流路は、図示しないが前記した電磁プランジャ作動室
19内に連通している。
【0020】リーク小ピストン38は、前記ピストン2
1の先端に取付られ、同軸方向へ突出している。このリ
ーク小ピストン38は、リークシリンダ39内に挿入さ
れ、該リークシリンダ39内を往復動される。リークシ
リンダ39は前記室22内に挿入されており、その上端
にてポンプ室27を画成する一部となり、また、他端で
リーク空間40を構成する一部となっている。このリー
ク空間40は、流路46にて前記吸入弁28の上流に連
通している。
【0021】リークピストン38とリークシリンダ39
との隙間即ち、リークピストン38の直径とリークシリ
ンダ39の径をどのように取るかはリークシリンダ39
の長さにも関係するが、2〜3秒以内でポンプ内部圧が
大気圧に低下する量に定める必要がある。
【0022】リリーフ弁41は、リリーフ弁本体42と
これを包む調整ねじ43とより成り、リリーフ弁本体4
2はスプリング44で吐出弁45より下流から吐出圧
(高圧)が供給されているノズル45に押圧されて、吐
出弁29以降の圧力を逃して所定圧力(例えば7kg/cm
2 )に保つ作用をしている。余剰の燃料油は吸入弁28
の上流側に戻される。
【0023】47はアキュームレータで、吐出脈動を平
滑する目的で、吐出弁29以降の流路に入れられ、隔膜
48を取付部49とケース50との間に介在し、ケース
側の室に弾性体51を入れて成るものである。取付部4
9が、ポンプ本体10に形成の開口52にOリング53
を介して挿入され、背後から係止されている前記取付板
36に押圧されていて、アキュームレータ47が固定さ
れている。
【0024】吐出継手56は、本体57とこれに連なる
胴部58を有し、前述の如くこの胴部58がボビン3内
に嵌挿され、さらに磁気ロッド8の上部が嵌挿している
ものである。また前記胴部58内には電磁弁収納室59
が形成されており、該電磁弁収納室59には、電磁弁6
0が収納され、スプリング61にて押圧されており、吐
出孔62を閉じ(非通電時)、通電時には、前記磁気ロ
ッド8側へスプリング61に抗して引かれて吐出孔62
が開かれるものである。
【0025】以上のような電磁ポンプ1は、所定のパル
ス数(50〜60回)を持つパルス電流が印加され、電
磁コイル2が励磁されると、磁気ロッド8に磁力が発生
して電磁プランジャ15を上部スプリング16に抗して
吸引し、もって、該上部スプリング16に反発エネルギ
ーが貯められる。そして、電磁コイル2が消磁される
と、吸磁力が消滅して上部スプリング16の反発エネル
ギーにて下方へ戻される。このような繰り返しにより電
磁プランジャ15は往復動されることになる。なお、電
磁ポンプ1は始動時には、緩やかな立ち上がりを持つ軟
起動タイプで、パルスのデューティ比を変化させること
で行われる公知の技術が採用されている。
【0026】そして、電磁プランジャ15の往復動は、
ピストン21及びリーク小ピストン38に伝えられ、シ
リンダ24及びリークシリンダ39内を往復動される。
ピストン21の往復動即ち、下方へ変位された時に、ポ
ンプ室27の容積が拡大し、もって負圧となって吸入弁
28を開き、吸入孔30より流体を吸引する。そして、
上方へ変位した時に、ポンプ室27の容積が縮小し、も
って圧縮圧(正圧)となって、吐出弁29を開けて流体
を電磁プランジャ作動室19内へ吐出させる。
【0027】また、ピストン21と同期してリーク小ピ
ストン38も往復動され、リーク空間40の容積変化が
生じるが、吸入弁や吐出弁などがなく、ポンプ作用はし
ない。
【0028】吐出弁から吐出され電磁プランジャ作動室
19内に流れた流体は、アキュームレータ47で平滑さ
れ、そしてリリーフ弁41にて所定圧に調圧され、開か
れた電磁弁60を介して吐出孔62より外部機器へ送り
出される。
【0029】電磁コイル2にパルス電流の印加が遮断さ
れると、電磁プランジャ及びピストン21、リーク小ピ
ストン38の往復動は停止すると同時に、電磁弁60が
弁座に着座して吐出孔62は閉じられる。即ち、ポンプ
内部である吸入弁28より下流で電磁弁60までの間、
特に電磁プランジャ作動室19内に高圧(例えば7kg/
cm2 )の流体が閉じ込められる。この高圧の流体は、ピ
ストン21とシリンダ24との間を通り、ポンプ室27
に至り、それからリーク小ピストン38とリークシリン
ダ39との間を通ってリーク空間40に流れ、吸入弁よ
り上流側へ流出し、内部圧を吸入側へ流出させることが
できる。即ち、漏洩路となっているピストン21とシリ
ンダ24及びリーク小ピストン38とリークシリンダ3
9とにあって、ピストン21及びリーク小ピストン38
は可動部材であり、ごみが付着しにくい自動クリーニン
グ作用を行い、信頼性を高めている。
【0030】この流出時間は、2〜3秒ぐらいで、ピス
トン21とシリンダ24及びリーク小ピストン38とリ
ークシリンダ39の隙間やシリンダ24及びリーク小ピ
ストン38の長さを適宜調節することで制御することが
できる。したがって、ポンプ停止後2〜3秒ぐらいで内
部圧が低下し、再びポンプが駆動されると、吐出圧は電
磁コイル2へ印加されるパルス電流のデューティ比を変
化させて緩やかに上昇して定常圧へ至るものであり、石
油燃焼機器における緩点火に寄与することができる。
【0031】また、遮断弁が磁気ロッド8の吸磁力によ
り開閉される電磁弁60である例が示されているが、独
立した電磁弁用の電磁コイルを持つものや、実公昭61
−21583号公報、実公昭61−14635号公報に
示した技術即ちポンプ停止時に電磁プランジャの位置の
変化から閉弁する弁であっても良いものである。
【0032】図3において、前述の実施形態例と異な
り、軟着火のための機械式の圧力上昇時間調整装置64
が示されている。圧力上昇時間調整装置64は、ポンプ
本体10に形成の孔65に挿入された圧力上昇時間調節
用シリンダ(以下圧調用シリンダと称する)66と、こ
の圧調用シリンダ66内を摺動する圧調用ピストン67
と、この圧調用ピストン67を押圧するスプリング68
とより成り、圧調用シリンダ66は、内部中心に隔壁6
9を持ち、その前後にそれぞれ前室70aと後室70b
を形成している。この隔壁69に通孔71が穿たれ、両
室70a,70bを連通している。
【0033】前記前室70aには、フィルタ72が収納
され、前記圧調用シリンダ66に形成の孔74から連通
孔73を介して吐出弁29の下流側へ連通している。ま
た、前記後室70bには、圧調用ピストン67が摺動自
在に配され、スプリング67にて付勢され、該圧調用ピ
ストン67は吐出弁の下流側の圧力と対向している。7
5はストローク調整用のスペーサを配することができる
ストッパーである。なお圧調用シリンダ66及びフィル
タ72は、前記アキュームレータ47を取付ける取付板
36にて押し付けられ、ポンプ本体10に装着される。
また、前記圧調用ピストン67は漏洩孔など形成されて
いない。
【0034】このような、圧力上昇時間調整装置64
は、ポンプ駆動が開始されると、吐出弁29より下流の
流体、即ち高圧が連通孔73を介して供給され、まず前
室70a内に入り、通孔71を介して圧調用ピストン6
7に圧力を加える。この圧調用ピストン67は、所定圧
(2〜3kg/cm2 )に達すると変位を始め、容積を拡大
し、例えば5〜6kg/cm2 に上昇すると、その容積の拡
大を止める作用をし、駆動初期時の圧力の上昇を緩やか
とするものである。この構成の圧力上昇時間調整装置6
4にあって、ポンプ駆動停止時に、前述したように、ピ
ストン21とシリンダ24との隙間、ポンプ室27及び
リーク小ピストン38とリークシリンダ39との隙間を
通って、ポンプ内部圧が流出し、2〜3秒ぐらいで大気
圧に近い値に低下させることができるため、ピストン6
7はスプリング68により戻されて、ポンプの再稼働時
に再び軟起動できるものである。その他の部分は、前述
の実施例と同一のため、同一部分は同一符号を付して説
明を省略した。
【0035】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、ポンプ停止時に、ポンプ内の圧力(高圧)は、ピ
ストンとシリンダとの隙間、ポンプ室、リーク小ピスト
ンとリークシリンダの隙間を通って吸入側へ逃がすこと
ができ、ポンプ内部圧を所定時間内に低下させることが
できるものである。
【0036】また、リーク小ピストンは、ポンプ駆動時
にあっては、常時リークシリンダ内を摺動するために、
仮にゴミが付着しても自己クリーニング作用にて取り去
ることができ、目詰りによる不具合は生じない。
【0037】さらに、請求項2記載の発明によれば、機
械式の圧力上昇時間調整装置を付加した例で、ポンプ駆
動初期に容積変化を与えて、圧力の上昇を緩やかにした
電磁ポンプにあって、停止時にポンプの内部圧がピスト
ンとシリンダとの隙間、ポンプ室、リーク小ピストンと
リークシリンダとの隙間から排され、付加された圧力上
昇時間調整装置を作動させることができたものである。
この圧力上昇時間調整装置のピストンには貫通孔は穿つ
必要はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示す縦断面図である。
【図2】同上の要部の横断面図である。
【図3】この発明の他の実施の形態を示す横断面図であ
る。
【符号の説明】
1 電磁ポンプ 2 電磁コイル 15 電磁プランジャ 24 シリンダ 28 吸入弁 29 吐出弁 38 リーク小ピストン 39 リークシリンダ 40 リーク空間 60 電磁弁 64 圧力上昇時間調整装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F04B 17/04 F04B 53/10 F04B 53/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁コイルへ断続電流の通電により往復
    動される電磁プランジャと、この電磁プランジャに連動
    してシリンダ内を往復動されるピストンと、このピスト
    ンと協動でポンプ作用をする吸入弁及び吐出弁と、電磁
    ポンプ停止時に吐出孔を閉とする遮断弁とを備えた電磁
    ポンプにおいて、前記ピストンの先端にリーク小ピスト
    ンを設け、該リーク小ピストンはリークシリンダに摺動
    自在に挿入すると共にそのリーク小ピストンの先端とリ
    ークシリンダとが一部として画成のリーク空間を、前記
    吸入弁より上流側へ連通させたことを特徴とする電磁ポ
    ンプ。
  2. 【請求項2】 圧力上昇時間調整装置を付加したことを
    特徴とする請求項1記載の電磁ポンプ。
JP7246841A 1995-08-31 1995-08-31 電磁ポンプ Expired - Fee Related JP2844325B2 (ja)

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