JP2000346095A - 電磁クラッチ - Google Patents
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- F16D27/00—Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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Abstract
る。 【解決手段】 シャフト13の少なくともロータ16の
外嵌位置となる外周面を断面十角形とすると共に、ロー
タ16のシャフト13に外嵌される貫通孔161内周面
をシャフト13の断面十角形と等しい形状とし、かかる
ロータ16をシャフト13の外嵌位置に嵌合させる。
Description
能なシャフトと、このシャフトに回転可能に外嵌された
入力側回転体との連結を電気的に行うようにした電磁ク
ラッチに関する。
機構等に適用されるものであり、例えば、軸心周りに回
転可能なシャフトに入力側回転体であるギアと出力側回
転体であるロータとが外嵌され、これらのギアとロータ
との間に伝達体であるアーマチュアがギアと共回り可能
に配設され、アーマチュアが板ばね等の弾性力に抗して
磁気発生部からの磁気によりロータに吸着されることで
ギアの回転がシャフトに伝達されるように構成されてい
る。
8に示すように、断面で表したロータ51は、中央の貫
通孔52がシャフト53の外周面に形成されたローレッ
ト加工部54に圧入されてシャフト53に取り付けられ
る。また、このロータ51は、貫通孔52をシャフト5
3に外嵌させ、その貫通孔52部分でかしめ加工を行っ
てシャフト53に取り付けることもできる。
電磁クラッチでは、ロータ51をシャフト53に取り付
けるにあたり、圧入作業やかしめ作業が必要になるた
め、電磁クラッチの組立工程が複雑化するという問題が
あった。また、ロータ51の取付作業時にロータ51に
不要な外力が作用し、アーマチュアに対する吸着面に機
械的歪みが発生して磁気吸着力にばらつきが生じる虞が
あるため、その取付作業を慎重に行う必要があり、その
ことが組立工程をより複雑化させることになるという問
題があった。
ので、組立工程を簡素化する構造を持つ電磁クラッチを
提供することを目的とする。
め、請求項1の発明は、軸心周りに回転可能なシャフト
に入力側回転体と出力側回転体とが外嵌されると共に、
前記入力側回転体と共回り可能に配設された伝達体が前
記出力側回転体に弾性部材の弾性力に抗して磁気発生部
からの磁気により吸着されることで前記入力側回転体の
回転を前記シャフトに伝達する電磁クラッチにおいて、
前記シャフトは、少なくとも前記出力側回転体の外嵌位
置となる外周面が回り止め形状とされ、前記出力側回転
体は、前記シャフトに挿通される貫通孔の内周面が前記
回り止め形状に対応した回り止め形状とされていること
を特徴している。
貫通孔をシャフトに挿入するだけで回り止めされた状態
でシャフトに外嵌されることになり、従来のような圧入
作業やかしめ作業が不要になって組立工程が簡素化され
ることになる。また、圧入作業やかしめ作業が不要にな
ることから、出力側回転体に不要な外力が作用しないこ
とになって機械的な歪みが生じないようになり、伝達体
に対する磁気吸着力にばらつきが生じないようになる。
ものにおいて、前記シャフトの回り止め形状は断面多角
形状からなるものであり、前記出力側回転体の貫通孔の
内周面は前記断面多角形状に対応した形状とされている
ことを特徴としている。
多角形状のシャフトに挿入するだけで回り止めされた状
態でシャフトに外嵌されることになり、従来のような圧
入作業やかしめ作業が不要になって組立工程が簡素化さ
れることになる。
に係るものにおいて、前記シャフトは、前記磁気発生部
の磁路を構成する筒体が外嵌されるものであって、前記
筒体の外嵌位置となる外周面が前記出力側回転体の外嵌
位置の回り止め形状と等しい回り止め形状とされ、前記
筒体は、その内周面が前記回り止め形状に対応した回り
止め形状とされていることを特徴としている。
筒体により磁気発生部の磁路が構成されるので、シャフ
トを樹脂等の非磁性材料で構成することができるように
なる結果、シャフトの外周面を容易に回り止め形状とな
るようにすることができる。
ものにおいて、前記シャフトの出力側回転体が外嵌され
る回り止め形状部分と筒体が外嵌される回り止め形状部
分とが軸方向に連続して形成されていることを特徴とし
ている。
側から筒体と出力側回転体とをシャフトに外嵌すること
ができるようになり、電磁クラッチの組立工程が簡素化
される。
ものにおいて、前記シャフトは、一端に鍔を有すると共
に、該一端側に前記筒体の外嵌位置を有し、前記筒体
は、前記シャフトの他端から前記外嵌位置に挿入可能に
されていることを特徴としている。
側から挿入されて鍔が形成されている一端側の外嵌位置
に外嵌され、これにより筒体の位置決めが確実に行われ
る。
に係るものにおいて、前記多角形状は、正多角形である
ことを特徴としている。
をその内周面における多角形の1つの辺とシャフトの外
周面における多角形の1つの辺とを位置合わせするだけ
でシャフトに外嵌させることができるようになり、出力
側回転体及び筒体のシャフトへの外嵌作業が容易にな
る。
のいずれかに係るものにおいて、前記シャフトは、樹脂
材料からなることを特徴としている。
を有するものであっても容易に製作が可能となる。
る電磁クラッチの断面図であり、図2は、その分解斜視
図である。これらの図において、電磁クラッチ10は、
底部111に貫通孔112が形成され、外方に突出する
回り止め部113が固設された一面開口状のハウジング
(フィールド)11を備えている。このハウジング11
は、鉄系金属等の磁性材料で構成され、その開口側に後
述する励磁コイル12の引出線127を外部に引き出す
ための切欠き部114が形成されている。
移動不能に収納されている。この励磁コイル12は、3
つのフランジ121,122,123を有するボビン1
24のフランジ121,122間に導線が巻回されてコ
イル125が形成され、このコイル125の外周に絶縁
シート126が巻装されて構成されたもので、コイル1
25の両端の引出線127がフランジ122,123間
で挟持されて固定され、ハウジング11の切欠き部11
4から外部に引き出されてなるものである。なお、ボビ
ン124の軸心方向に形成された貫通孔128は、ハウ
ジング11の貫通孔112と略同径とされている。
コイル12の貫通孔128内にシャフト13が回転可能
に挿通されている。このシャフト13は、樹脂成型によ
り形成されたもので、軸心方向に外部シャフトが挿通さ
れる貫通孔131が形成されると共に、一端にハウジン
グ11の底部111外面に当接される鍔132が形成さ
れ、他端外周にワッシャ等のリング状係止部材14が嵌
合されるリング状溝133が形成されている。また、こ
のシャフト13の外周面には、ハウジング11と共に励
磁コイル12の磁路を構成する鉄系金属等の磁性材料で
形成された筒体15が外嵌されている。
中左端側が断面D字型(シャフト13の軸方向と直交す
る断面がD字型)の回り止め形状とされると共に、鍔1
32が形成された位置から中央よりも他端寄りの位置ま
での外周面が、図3(a)に示すように、回り止め形状
である断面正十角形(シャフト13の軸方向と直交する
断面が正十角形)とされており、この断面正十角形とさ
れた部分が筒体15と後述するロータ16とが外嵌され
る嵌合部134を構成している。また、シャフト13の
嵌合部134に隣接する位置には後述するギア17の装
着部135が形成されている。
示すように、シャフト13の嵌合部134外周面の形状
と等しい回り止め形状である断面正十角形(筒体15の
軸方向と直交する断面が正十角形)となるように構成さ
れたもので、シャフト13の他端側から挿入されること
により一端の鍔132に当接する位置にまで圧入されて
固設されている。また、筒体15は、その外径寸法が、
ボビン124の貫通孔128の径寸法よりも僅かに小さ
な値になるように設定され、その長さ寸法が、ハウジン
グ11の底部111の厚み寸法とボビン124の長さ寸
法とを合計した値と略同等になるように設定されてい
る。なお、筒体15は、少なくともシャフト13に回り
止め状態(シャフト13の回りを回転不能な状態)で取
り付けられておればよく、シャフト13との間に若干の
ギャップが形成された状態となってもよい。
ャフト13の励磁コイル12に対向する位置に出力側回
転体であるロータ16が外嵌されている。このロータ1
6は、鉄系金属等の磁性材料からなるものであり、中心
にシャフト13が挿通される貫通孔161が形成され、
励磁コイル12とは反対側の面に凹部162が形成され
た小径の環状体163と、この環状体163に圧入によ
り外嵌されると共に、外周縁内方に環状体163の貫通
孔161を取り囲むように形成された複数(本実施形態
では3つ)のスリット状の貫通孔164が形成され、か
つ励磁コイル12とは反対側の面に凹部165が形成さ
れた大径の環状体166とからなるものである。小径の
環状体163の貫通孔161内周面は、図3(c)に示
すように、シャフト13の嵌合部134外周面の形状と
等しい回り止め形状である断面正十角形(ロータ16の
軸方向と直交する断面が正十角形)とされており、ロー
タ16は貫通孔161がシャフト13の嵌合部134に
挿入されて回り止め状態でシャフト13に取り付けられ
ている。なお、ロータ16は、少なくともシャフト13
に回り止め状態で取り付けられておればよく、シャフト
13との間に若干のギャップが形成された状態となって
もよい。
する励磁コイル12とは反対側の位置に入力側回転体で
あるギア17がシャフト13の回りを回転可能となるよ
うに外嵌されている。このギア17は、例えば樹脂成型
により形成され、外周面に複数の歯171が等ピッチで
形成されると共に、径方向中央部にシャフト13が挿通
される筒部172がロータ16側に突出形成されたもの
で、この筒部172のロータ16側端面がロータ16の
凹部162底面に当接した状態で配置されている。
された一対の位置規制突起173,174からなる複数
組(本実施形態では3組)の位置規制部175がギア1
7面から突出するようにして周方向に等間隔で形成され
ている。これらの位置規制突起173,174は、シャ
フト13の軸心方向における厚み寸法が後述するアーマ
チュア18の板厚寸法よりも僅かに大きな値となるよう
に設定され、それらの位置規制突起173,174間の
寸法がアーマチュア18の後述する凸部182の幅寸法
よりも僅かに大きな値となるように設定されている。
であって隣接する位置規制部175間に対応する位置に
径方向に突出する抜止突起176が形成されている。な
お、本実施形態では、位置規制部175が3組形成され
ているため、3つの抜止突起176が形成されることに
なる。この抜止突起176と位置規制突起173,17
4との間の軸心方向における寸法は、後述するリング体
19の厚み寸法と略等しい値に設定されている。また、
抜止突起176は、ロータ16側の面が筒部172周面
から径方向外方に離反するのに従ってロータ16から離
反する方向の傾斜面とされている。
中央に筒部172の外径よりも大きな径の貫通孔181
が形成された伝達体である環状のアーマチュア18が貫
通孔181を筒部172に挿通させるようにして配設さ
れている。このアーマチュア18は、鉄系金属等の磁性
材料からなり、外径がロータ16の外径に略等しい大き
さに設定され、貫通孔181の周縁に所定間隔をおいて
複数(本実施形態では3つ)の凸部182が径方向内方
に突出形成されたもので、各凸部182が一対の位置規
制突起173,174間に嵌め込まれて回り止めされた
状態でギア17に保持され、ギア17と一体に回転する
ようになっている。
合成樹脂やゴム等の弾性高分子材料で形成され、内径が
筒部172の外径よりも僅かに大きく、外径がアーマチ
ュア18の貫通孔181よりも小さくなるように設定さ
れた弾性部材としてのリング体19が位置規制突起17
3,174と抜止突起176との間に外嵌されて配設さ
れており、アーマチュア18がギア17から離反する方
向に移動しても各凸部182がリング体19に当接する
ことによりアーマチュア18がギア17から離脱しない
ようにされている。このリング体19は、例えば、各抜
止突起176の傾斜面に載置された後にギア17側への
押圧力が加えられて抜止突起176の傾斜面に沿って径
方向に引き伸ばされ、抜止突起176を乗り越えること
により筒部172に外嵌される。
33には、係止手段であるワッシャ等のリング状係止部
材14が嵌合されている。これにより、シャフト13の
鍔132とリング状係止部材14とでシャフト13上に
おける各構成部材の位置決めが行われる。
は、例えば複写機等の画像形成装置における給紙機構部
等の外部シャフトがシャフト13を構成するシャフト1
3の貫通孔131に挿通され、ハウジング11に取り付
けられた回り止め部113が画像形成装置等の機器内部
の固定部材に固定されてハウジング11が回転しないよ
うに取り付けられる。この状態で、外部の駆動源からギ
ア17に回転力が与えられると、ギア17がアーマチュ
ア18と共にシャフト13の回りを回転する。
と、本来はハウジング11、筒体15及びロータ16で
形成される磁路中に励磁コイル12による磁束が生成さ
れることになるが、ロータ16における磁気抵抗が貫通
孔164の存在により大きくなるため、磁束はロータ1
6の近傍位置にあるアーマチュア18を経由して生成さ
れることになる。このため、ロータ16にアーマチュア
18を吸引する磁気吸着力が発生し、図4に示すよう
に、アーマチュア18がリング体19の弾性力に抗して
ロータ16側に移動し、ロータ16に吸着されることに
なる。なお、図4中の符号Mはアーマチュア18を経由
して生成される磁束を示している。
の磁気吸着力によりロータ16側に引っ張られると、リ
ング体19の隣接する抜止突起176間に対応する部分
に、アーマチュア18の各凸部182により押圧力が加
えられる結果、リング体19はロータ16側に引き伸ば
されて撓み変形することになり、これによりアーマチュ
ア18がリング体19の弾性力に抗してロータ16に吸
着されることになる。このため、ロータ16がアーマチ
ュア18と共に回転する結果、ギア17の回転力がシャ
フト13に伝達され、シャフト13がギア17の回転に
応じて回転することになる。
ると、磁束Mが消滅するためにロータ16における磁気
吸着力が消滅し、アーマチュア18によりリング体19
に加えられていた押圧力が解除される。このため、撓み
変形していたリング体19が撓みのない元の状態に戻る
復帰力によってアーマチュア18はロータ16から離反
した元の位置に引き戻されることになり、ギア17のシ
ャフト13に対する回転力の伝達が遮断され、シャフト
13の回転が停止されることになる。
は、上記のように内周面が断面正十角形とされた貫通孔
161を有するロータ16をシャフト13の外周面が断
面正十角形に形成された嵌合部134に挿入することに
よってシャフト13とロータ16とが一体に回転可能と
なるようにしているので、従来のような圧入作業やかし
め作業が不要になって組立工程を簡素化することができ
る。
作業時にロータ16に不要な外力が作用しないので、ア
ーマチュア18に対する吸着面に機械的歪みが発生して
磁気吸着力にばらつきが生じるという不都合が生じない
信頼性に優れたものとなる。さらに、組立工程が簡素化
できることから設備投資が削減でき、しかもロータ16
の取付作業が容易になることから電磁クラッチのコスト
ダウンを図ることが可能になる。
形態のものに限定されるものではなく、次に述べるよう
な種々の変形態様を採用することが可能である。
は、非磁性材料である樹脂により形成されたものである
が、磁性材料である金属シャフトを切削加工することに
より形成したり、粉末磁性材料を成型した後に焼結させ
て形成したりすることも可能である。このように、シャ
フト13を磁性材料で形成する場合は、シャフト13に
より磁路を兼用することができるので、シャフト13に
外嵌されている筒体15は必ずしも必要としない。ま
た、シャフト13を非磁性材料で形成する場合、アルミ
ナ等のセラミックス材料で形成することも可能である。
特に、シャフト13を樹脂材料で形成する場合は、金属
シャフトの切削加工等による場合に比べてシャフトの製
作が容易になり、コストダウンを図ることができる。
嵌合部134外周面が断面正十角形の回り止め形状とさ
れ、筒体15の内周面とロータ16の貫通孔161内周
面とが嵌合部134の形状と等しい断面正十角形の回り
止め形状とされているが、これらの回り止め形状として
は正三角形以上の正多角形であればよい。但し、上記実
施形態のように正十角形とされている場合は、シャフト
13の嵌合部134に筒体15及びロータ16を外嵌さ
せるとき、最大で18度周方向に回転させるだけで外嵌
させることが可能になり、嵌合作業が容易になる。
る不等辺多角形とすることも可能である。この場合は、
正多角形の場合に比べて嵌合位置を合わせるのに若干の
手間がかかることになるが、嵌合作業時に嵌合位置を目
視等で予め合わせておけば嵌合作業に特別な不都合が生
じることはない。さらに、辺や角部に多少の曲部を備え
ていても、発明の趣旨からして実質的に多角形と同一で
ある。
3に回り止め状態で取り付けられておればよいと記載し
ているように、筒体15も含めて多角形以外の図5乃至
図15に示すような回り止め形状とすることも可能であ
る。なお、図5乃至図15の各図において、(a)はシ
ャフト13の断面図、(b)は筒体15の断面図、
(c)はロータ16の要部正面図をそれぞれ示してお
り、各(b)に示す筒体15の内周面は、対応する図の
(a)に示すシャフト13の嵌合部134と等しい形状
とされ、各(c)に示すロータ16の貫通孔161は、
対応する図の(a)に示すシャフト13の嵌合部134
と等しい形状とされる。これらのいずれの形状の場合で
も、シャフト13に筒体15やロータ16を嵌合させる
だけで一体に回転可能となるので、従来のような圧入作
業やかしめ作業が不要になって電磁クラッチの組立工程
を簡素化することができる。
134の外周面を円の一部を切り欠いて平坦面を有する
形状としたもの、図6は、シャフト13の嵌合部134
の外周面を円の対向位置を切り欠いて互いに平行する2
つの平坦面を有する形状としたもの、図7は、シャフト
13の嵌合部134の外周面を楕円形状としたものであ
る。また、図8は、シャフト13の嵌合部134の外周
面を曲率半径の略等しい4個の円弧が連続して形成され
た形状としたもの、図9は、シャフト13の嵌合部13
4の外周面を円の相対向する位置に4個の凹部が形成さ
れた形状としたもの、図10は、シャフト13の嵌合部
134の外周面を小さな8個の凸部と大きな8個の凹部
とが交互に形成された形状としたものである。
34の外周面を互いに大きさが略等しい12個の凸部と
12個の凹部とが交互に形成された形状としたもの、図
12は、シャフト13の嵌合部134の外周面を24個
の三角状の凸部を連続して形成した形状としたもの、図
13は、シャフト13の嵌合部134の外周面を大径の
3個の円弧と小径の3個の円弧とが等ピッチで交互に形
成された形状としたものである。また、図14は、シャ
フト13の嵌合部134の外周面を大径の4個の円弧と
小径の4個の円弧とが等ピッチで交互に形成された形状
としたもの、図15は、シャフト13の嵌合部134の
外周面をシャフト13の嵌合部134の外周面を円の相
対向する位置に2個の小さな凸部を形成した形状とした
ものである。
貫通孔161の内周面は、図示のように必ずしもシャフ
ト13の外周面と等しい形状とされている必要はなく、
筒体15及びロータ16をシャフト13に外嵌させたと
き、シャフト13の回り止め形状と協働して回り止め状
態となるような形状(すなわち、シャフト13の回り止
め形状に対応した回り止め形状)となっておればよい。
例えば、図5について述べれば、筒体15の内周面又は
ロータ16の貫通孔161の内周面の弧状部分が、例え
ば図16及び図17に示すように、波形形状等にされて
いてもよい。このことは、シャフト13の外周面を正十
角形等の多角形にした上記実施形態の場合であっても同
様である。
8は、ロータ16とギア17との間に配設されてギア1
7と一体に回転可能とされているが、例えば、アーマチ
ュア18をロータ16と共に励磁コイル12を間にして
ギア17の反対側に配設し、ギア17と一体に回転可能
な構成とすることも可能である。
8がリング体19によりギア17から離脱しないように
されているが、アーマチュア18を板ばねを用いてギア
17に取り付けるようにすることもできる。この場合に
は、抜止突起176等は不要になる。なお、リング体1
9を用いる場合でも、リング体19は、弾性高分子材料
からなるものに限らず、金属薄板からなるものであって
もよい。
よれば、シャフトは少なくとも出力側回転体の外嵌位置
となる外周面が回り止め形状とされ、出力側回転体はそ
の貫通孔の内周面がシャフトの回り止め形状に対応した
回り止め形状とされているので、電磁クラッチの組立工
程を簡素化することができる。
の回り止め形状は断面多角形状からなるものであり、出
力側回転体の貫通孔の内周面はシャフトの断面多角形状
に対応した形状とされているので、電磁クラッチの組立
工程を簡素化することができる。
は、磁気発生部の磁路を構成する筒体が外嵌されるもの
であって、筒体の外嵌位置となる外周面が出力側回転体
の外嵌位置の断面回り止め形状と等しい回り止め形状と
され、筒体は、その内周面がシャフトの断面回り止め形
状に対応した回り止め形状とされているので、シャフト
を樹脂等の非磁性材料で構成することができるようにな
る結果、シャフトの外周面を容易に回り止め形状となる
ようにすることができる。
の出力側回転体が外嵌される回り止め形状部分と筒体が
外嵌される回り止め形状部分とが軸方向に連続して形成
されているので、同一の端部側から筒体と出力側回転体
とをシャフトに外嵌することができるようになり、電磁
クラッチの組立工程をより簡素化することができる。
は一端に鍔を有すると共に、該一端側に筒体の外嵌位置
を有し、筒体はシャフトの他端から外嵌位置に挿入可能
にされているので、筒体のシャフトにおける位置決めを
確実に行うことができる。
は正多角形であるので、筒体及び出力側回転体のシャフ
トへの外嵌作業を容易に行うことができる。
は樹脂材料からなっているので、複雑な形状を有するも
のでも容易に製作することができる。
図である。
状を示す図で、(a)はシャフトの断面図、(b)は筒
体の断面図、(c)はロータの要部正面図である。
の断面図である。
の形状を示す図で、(a)はシャフトの断面図、(b)
は筒体の断面図、(c)はロータの要部正面図である。
の形状を示す図で、(a)はシャフトの断面図、(b)
は筒体の断面図、(c)はロータの要部正面図である。
の形状を示す図で、(a)はシャフトの断面図、(b)
は筒体の断面図、(c)はロータの要部正面図である。
の形状を示す図で、(a)はシャフトの断面図、(b)
は筒体の断面図、(c)はロータの要部正面図である。
の形状を示す図で、(a)はシャフトの断面図、(b)
は筒体の断面図、(c)はロータの要部正面図である。
他の形状を示す図で、(a)はシャフトの断面図、
(b)は筒体の断面図、(c)はロータの要部正面図で
ある。
他の形状を示す図で、(a)はシャフトの断面図、
(b)は筒体の断面図、(c)はロータの要部正面図で
ある。
他の形状を示す図で、(a)はシャフトの断面図、
(b)は筒体の断面図、(c)はロータの要部正面図で
ある。
他の形状を示す図で、(a)はシャフトの断面図、
(b)は筒体の断面図、(c)はロータの要部正面図で
ある。
他の形状を示す図で、(a)はシャフトの断面図、
(b)は筒体の断面図、(c)はロータの要部正面図で
ある。
他の形状を示す図で、(a)はシャフトの断面図、
(b)は筒体の断面図、(c)はロータの要部正面図で
ある。
である。
図である。
を説明するための図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 軸心周りに回転可能なシャフトに入力側
回転体と出力側回転体とが外嵌されると共に、前記入力
側回転体と共回り可能に配設された伝達体が前記出力側
回転体に弾性部材の弾性力に抗して磁気発生部からの磁
気により吸着されることで前記入力側回転体の回転を前
記シャフトに伝達する電磁クラッチにおいて、前記シャ
フトは、少なくとも前記出力側回転体の外嵌位置となる
外周面が回り止め形状とされ、前記出力側回転体は、前
記シャフトに挿通される貫通孔の内周面が前記回り止め
形状に対応した回り止め形状とされていることを特徴と
する電磁クラッチ。 - 【請求項2】 前記シャフトの回り止め形状は断面多角
形状からなるものであり、前記出力側回転体の貫通孔の
内周面は前記断面多角形状に対応した形状とされている
ことを特徴とする請求項1記載の電磁クラッチ。 - 【請求項3】 前記シャフトは、前記磁気発生部の磁路
を構成する筒体が外嵌されるものであって、前記筒体の
外嵌位置となる外周面が前記出力側回転体の外嵌位置の
回り止め形状と等しい回り止め形状とされ、前記筒体
は、その内周面が前記回り止め形状に対応した回り止め
形状とされていることを特徴とする請求項1又は2記載
の電磁クラッチ。 - 【請求項4】 前記シャフトの出力側回転体が外嵌され
る回り止め形状部分と筒体が外嵌される回り止め形状部
分とは、軸方向に連続して形成されていることを特徴と
する請求項3記載の電磁クラッチ。 - 【請求項5】 前記シャフトは、一端に鍔を有すると共
に、該一端側に前記筒体の外嵌位置を有し、前記筒体
は、前記シャフトの他端から前記外嵌位置に挿入可能に
されていることを特徴とする請求項4記載の電磁クラッ
チ。 - 【請求項6】 前記多角形状は、正多角形であることを
特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の電磁クラ
ッチ。 - 【請求項7】 前記シャフトは、樹脂材料からなること
を特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の電磁ク
ラッチ。
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2000
- 2000-03-31 US US09/540,457 patent/US6276506B1/en not_active Expired - Fee Related
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