JP2000344429A - 油圧エレベーターの制御装置 - Google Patents

油圧エレベーターの制御装置

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JP2000344429A
JP2000344429A JP11157545A JP15754599A JP2000344429A JP 2000344429 A JP2000344429 A JP 2000344429A JP 11157545 A JP11157545 A JP 11157545A JP 15754599 A JP15754599 A JP 15754599A JP 2000344429 A JP2000344429 A JP 2000344429A
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temperature
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driving
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JP11157545A
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English (en)
Inventor
Takako Kasuya
貴子 糟谷
Yasuhiro Hirashiki
安洋 平敷
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Toshiba Corp
Toshiba Elevator and Building Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Elevator Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 寒冷地仕様運転をしている間でも、所定の条
件下においてはその呼びに応答することが可能な油圧エ
レベーターの制御装置を提供する。 【解決手段】 油圧ジャッキ1の温度を検出する温度検
出スイッチ4での検出温度を、乗りかご5を通常運転さ
せることができる範囲に設定し、ある一定値以下の温度
を検出したとき往復運転を行い、往復運転中に任意の階
床7の呼び7aがが発生した場合、往復運転を中断し、
呼びに応答する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、寒冷地仕様の油圧
エレベーターの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】油圧エレベーターの制御装置の構成を図
12に示す。同図において、1は乗りかご5を支える油
圧ジャッキ、2は油圧ジャッキに油を供給するためのタ
ンク、3はジャッキ1とタンク2を結ぶ配管、4は配管
3に設置された温度検出スイッチ、6は油圧ジャッキを
持ち上げるための油を駆動する駆動装置、7はあるサー
ビス可能な階床、7aは階床7の呼び、8はバルブ、9
は制御盤、11はタンクに設置された温度計である。従
来、寒冷地仕様運転では、図13に示すように、ジャッ
キ1とタンク2を結ぶ配管3に設置された温度検出スイ
ッチ4で一定温度以下に温度が下がったかどうかを判別
し(ステップS131)、一定温度以下に温度が下がっ
たことを検出した場合、乗りかご5を低速にて往復運転
させていた(ステップS133)。また、高速で運転す
ることができなかったために、かご呼び7aに対し応答
できず、かご呼び7aをキャンセルさせていた(ステッ
プS132)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】外気温度が下がる深夜
や早朝に利用者がいた場合、寒冷地仕様運転をしている
間、その呼びに応答することができなかった。また、寒
冷地仕様運転は低速運転にて行っていたため、非常に時
間がかかり、利用者は終わるのを待っていることが出来
ないほどであった。逆に利用者がない場合でも、常に起
動できる状態を作り出しているため、起動回数を減らす
ことができなかった。本発明は、従来のこのような点に
鑑み為されたもので、寒冷地仕様運転をしている間で
も、所定の条件下においてはその呼びに応答することが
可能な油圧エレベーターの制御装置を提供することを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1に記載された本発明に係る油圧エレベータ
ーの制御装置は、乗りかごを支える油圧ジャッキと、こ
の油圧ジャッキを持ち上げるための油を駆動する駆動手
段と、この駆動手段を駆動させるための所定の条件が成
立しているかどうかを判別する判別手段と、この判別手
段により所定の条件が成立していると判別されたとき、
駆動手段を起動させ、乗りかごを往復運転させる往復運
転手段と、この往復運転手段による往復運転中に、任意
のサービス可能な階床の呼びが発生したとき、往復運転
手段による往復運転を中断させる手段とを具備すること
を特徴とする。この請求項1に記載された本発明によれ
ば、任意のサービス可能な階床の呼びに応答し、エレベ
ーターが利用されている間は、寒冷地運転を禁止とする
ことで、サービス低下を避けることができる。また、請
求項2に記載された本発明は、請求項1に記載された油
圧エレベーターの制御装置において、油圧ジャッキの温
度を検出する検出手段を具備し、判別手段は、検出手段
により、温度が所定値以下になったことを検出したと
き、所定の条件が成立していると判別することを特徴と
する。
【0005】また、請求項3に記載された本発明に係る
油圧エレベーターの制御装置は、乗りかごを支える油圧
ジャッキと、この油圧ジャッキを持ち上げるための油を
駆動する駆動手段と、この駆動手段を駆動させるための
所定の第1の条件が成立しているかどうかを判別する第
1の判別手段と、この第1の判別手段により第1の条件
が成立していると判別されたとき、駆動手段を起動さ
せ、乗りかごを往復運転させる往復運転手段と、この往
復運転手段による往復運転中に、任意のサービス可能な
階床の呼びが発生したとき、往復運転手段による往復運
転を中断させる手段と、駆動手段を駆動させるための所
定の第2の条件が成立しているかどうかを判別する第2
の判別手段と、この第2の判別手段により第2の条件が
成立していると判別されたとき、駆動手段を起動させ、
乗りかごを低速で往復運転させる低速往復運転手段と、
この低速往復運転手段による低速往復運転を中断させる
ための信号を出力させないようにする手段とを具備する
ことを特徴とする。この請求項3に記載された本発明に
よれば、第1の条件が成立している場合には、任意のサ
ービス可能な階床の呼びに応答し、エレベーターが利用
されている間は、寒冷地運転を禁止とすることで、サー
ビス低下を避けることができる。
【0006】また、請求項4に記載された本発明は、請
求項3に記載された油圧エレベーターの制御装置におい
て、油圧ジャッキの温度を検出する検出手段と、乗りか
ごのサービスを停止させる停止手段とを具備し、第2の
判別手段は、停止手段により乗りかごのサービスが停止
された後所定時間が経過したこと、または停止手段によ
るサービスの停止を解除したときに検出手段により検出
された温度が所定値以下であることを検出したとき、第
2の条件が成立していると判別し、第1の判別手段は、
停止手段によるサービスの停止を解除したときに、検出
手段により検出された温度が所定値より高いことを検出
したとき、第1の条件が成立していると判別することを
特徴とする。この請求項4に記載された本発明によれ
ば、サービスを停止している場合、呼びに対してすぐに
応答する必要がないので、一定温度を検出してしばらく
時間を置くことで、さらに低い温度になるまで起動しな
くなる。よって起動回数を減らすことができる。また、
第1の条件が成立している場合、即ち停止手段によるサ
ービスの停止を解除したときに検出手段により検出され
た温度が所定値より高いことを検出したときには、任意
のサービス可能な階床の呼びに応答し、エレベーターが
利用されている間は、寒冷地運転を禁止とすることで、
サービス低下を避けることができる。
【0007】また、請求項5に記載された本発明は、請
求項3に記載された油圧エレベーターの制御装置におい
て、油圧ジャッキの温度を検出する検出手段と、検出手
段による検出動作を行なうかどうかを設定することので
きる切換手段とを具備し、第2の判別手段は、切換手段
により検出動作を行なうと設定した場合に検出手段によ
り検出された温度が所定値以下であることを検出したと
き、第2の条件が成立していると判別し、第1の判別手
段は、切換手段により検出動作を行なうと設定した場合
に検出手段により検出された温度が所定値より高いこと
を検出したとき、第1の条件が成立していると判別する
ことを特徴とする。この請求項5に記載された本発明に
よれば、夜間人の出入りのないビルなど、利用状況に合
わせて起動準備を行なうことができるので、必要以上の
起動を押さえることができる。また、第1の条件が成立
している場合、即ち切換手段により検出動作を行なうと
設定し、検出手段により検出された温度が所定値より高
いことを検出したときには、任意のサービス可能な階床
の呼びに応答し、エレベーターが利用されている間は、
寒冷地運転を禁止とすることで、サービス低下を避ける
ことができる。
【0008】また、請求項6に記載された本発明は、請
求項3に記載された油圧エレベーターの制御装置におい
て、油圧ジャッキの温度を検出する検出手段と、検出手
段による検出動作を行なうかどうかを、タイマーにより
設定することのできる切換手段とを具備し、記第2の判
別手段は、切換手段により検出動作を行なうと設定した
場合に検出手段により検出された温度が所定値以下であ
ることを検出したとき、第2の条件が成立していると判
別し、第1の判別手段は、切換手段により検出動作を行
なうと設定した場合に検出手段により検出された温度が
所定値より高いことを検出したとき、第1の条件が成立
していると判別することを特徴とする。この請求項6に
記載された本発明によれば、夜間など決まった時間で起
動が少ない場所に設置されている場合、必要以上の起動
を押さえることができる。また、第1の条件が成立して
いる場合、即ち切換手段により検出動作を行なうと設定
し、検出手段により検出された温度が所定値より高いこ
とを検出したときには、任意のサービス可能な階床の呼
びに応答し、エレベーターが利用されている間は、寒冷
地運転を禁止とすることで、サービス低下を避けること
ができる。
【0009】また、請求項7に記載された本発明は、請
求項3に記載された油圧エレベーターの制御装置におい
て、油圧ジャッキの温度を検出する検出手段と、検出手
段による検出動作を行なうかどうかを、外部からの信号
により設定することのできる切換手段とを具備し、第2
の判別手段は、切換手段により検出動作を行なうと設定
した場合に検出手段により検出された温度が所定値以下
であることを検出したとき、第2の条件が成立している
と判別し、第1の判別手段は、切換手段により検出動作
を行なうと設定した場合に検出手段により検出された温
度が所定値より高いことを検出したとき、第1の条件が
成立していると判別することを特徴とする。この請求項
7に記載された本発明によれば、遠隔地から起動時間を
指令することができ、メンテナンスの点で有効である。
また、第1の条件が成立している場合、即ち切換手段に
より検出動作を行なうと設定し、検出手段により検出さ
れた温度が所定値より高いことを検出したときには、任
意のサービス可能な階床の呼びに応答し、エレベーター
が利用されている間は、寒冷地運転を禁止とすること
で、サービス低下を避けることができる。
【0010】また、請求項8に記載された本発明に係る
油圧エレベーターの制御装置は、乗りかごを支える油圧
ジャッキと、この油圧ジャッキを持ち上げるための油を
駆動する駆動手段と、油圧ジャッキに油を供給するため
のタンクと、このタンク内の油温を計測する手段と、こ
の計測手段により検出した結果により、駆動手段を用い
てタンク内の油温を上昇させる手段と、この手段により
タンクの油温を上昇させた後、乗りかごを往復運転させ
る手段とを具備することを特徴とする。この請求項7に
記載された本発明によれば、タンクの油温が下がって駆
動不可能になることを防ぐことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について詳細に説明する。なお、以下の図におい
て、同符号は同一部分または対応部分を示す。
【0012】(第1の実施形態)まず、本発明の第1の
実施形態について説明する。本実施形態は、油圧ジャッ
キの温度を検出する温度検出スイッチ4での検出温度
を、乗りかごを通常運転させることができる範囲に設定
し、ある一定値(第1の温度)以下の温度を検出したと
き往復運転を行い、往復運転中に呼びが発生した場合、
往復運転を中断し、呼びに応答することとしたものであ
る。図1に、この第1の実施形態の機能構成を示す。同
図に示すように、任意の階床7の呼び7aが入力された
場合、寒冷地運転禁止判断処理31の中で処理されて、
寒冷地運転禁止指令32の出力を制御し、寒冷地運転オ
ペレーション33で最終的に寒冷地運転を行なうかどう
かを判断する。演算装置内での寒冷地運転禁止判断処理
31のフローチャートは、図2に示す通りとなる。ま
ず、寒冷地運転中であるかどうかを判断し(ステップS
1)、寒冷地運転中でない場合は、寒冷地運転禁止指令
32を出力する(ステップS4)。寒冷地運転中の場合
は、次のステップで、呼び7aがあるかどうかを確認し
(ステップS2)、ある場合は寒冷地運転禁止指令32
を出力して(ステップS4)、呼び7aに応答させる。
その後、利用が終了したかどうかを判断して(ステップ
S3)、利用が終わっている場合は、寒冷地運転禁止指
令32の出力をリセットし(ステップS5)、また寒冷
地運転ができる状態にする。
【0013】その後の寒冷地運転オペレーション33を
示すフローチャートは、図3となる。寒冷地運転禁止指
令32と寒冷地運転起動指令34の出力状態を判断し
(ステップS21、S22)、寒冷地運転禁止指令32
が出力されずに、寒冷地運転起動指令34が出力されて
いる時にのみ往復運転23を行う(ステップS23)。
本実施形態によれば、寒冷地運転中でも、呼びに応答
し、エレベーターが利用されている間は、寒冷地運転を
禁止とすることで、サービス低下を避けることができ
る。
【0014】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態について説明する。本実施形態は、エレベータ
ーがサービスできる状態であるかを判断し、サービスで
きない場合は、起動までに時間を取った上で往復運転を
低速とし、サービスが出来る状態になったときの温度を
検出した結果で、低速往復運転をさせることとしたもの
である。図4に、本実施形態の機能構成を示す。同図に
示すように、サービス停止信号41が入力された場合
は、寒冷地運転起動判断処理34を介して、起動指令3
5を出力し、寒冷地運転オペレーション33で最終的に
寒冷地運転を行なうかどうかを判断する。演算装置内で
の寒冷地運転起動判断処理34のフローチャートは図5
の通りとなる。まず、サービス停止信号41が出力され
ているかどうか確認し(ステップS51)、出力されて
いる場合、その後の経過時間を検出する(ステップS5
2)。そして、一定時間検出している場合、寒冷地運転
の低速起動指令35aを出力する(ステップS54
a)。そして、呼びに応答するための寒冷地運転禁止指
令をリセットし、呼びに応答できないこととする(ステ
ップS55)。
【0015】また、サービスが停止していない場合、そ
のサービス停止が解除された時の温度を確認し(ステッ
プS53)、温度が一定値(第1の実施形態における一
定値(第1の温度)より低い第2の温度)以下であった
場合、寒冷地運転の低速起動指令35aを出力し(ステ
ップS54a)、そして、呼びに応答するための寒冷地
運転禁止指令をリセットして、呼びに応答できないこと
とする(ステップS55)。それ以外の場合は通常の寒
冷地運転起動指令35を出力する(ステップS54)。
なお、この通常の寒冷地運転指令35を出力した場合の
往復運転中においては、呼びが発生した場合、往復運転
を中断し、呼びに応答できることとする。本実施形態に
よれば、サービスを停止している場合、呼びに対してす
ぐに応答する必要がないので、一定温度を検出してしば
らく時間を置くことで、さらに低い温度になるまで起動
しなくなる。よって起動回数を減らすことができる。ま
た、本実施形態は、第1の実施形態と組み合わせて実施
することができる。 (第3の実施形態)次に、本発明の第3の実施形態につ
いて説明する。本実施形態は、寒冷地仕様の機能を有効
とするかどうかを任意に設定する入切可能なスイッチを
設けたものである。
【0016】図6に、本実施形態の機能構成を示す。同
図に示すように、起動条件42として、かご内、もしく
は制御盤9に入切可能な切換スイッチ10を設け(図1
2参照)、その切換スイッチ入力の状態により、寒冷地
運転起動判断処理34を介して、寒冷地運転起動指令3
5を出力し、寒冷地運転オペレーション33で最終的に
寒冷地運転を行なうかどうかを判断する。演算処理内で
のフローチャートは図7に示す通りとなる。切換スイッ
チ10の入力があるかないかを判断し(ステップS7
1)、切換スイッチ10の入力がない場合、寒冷地運転
は行なわない。また切換スイッチ入力があった場合、そ
の時点での温度を確認し(ステップS53)、温度が一
定値以下であった場合、寒冷地運転の低速起動指令35
aを出力し(ステップS54a)、そして、呼びに応答
するための寒冷地運転禁止指令をリセットして、呼びに
応答できないこととする(ステップS55)。それ以外
の場合は通常の寒冷地運転起動指令35を出力する(ス
テップS54)。なお、この通常の寒冷地運転指令35
を出力した場合の往復運転中においては、呼びが発生し
た場合、往復運転を中断し、呼びに応答できることとす
る。
【0017】本実施形態によれば、夜間人の出入りのな
いビルなど、利用状況に合わせて起動準備を行なうこと
ができるので、必要以上の起動を押さえることができ
る。また、本実施形態は、第1の実施形態及び第2の実
施形態と組み合わせて実施することができる。
【0018】(第4の実施形態)次に、本発明の第4の
実施形態について説明する。本実施形態は、寒冷地仕様
の機能を有効とさせるかどうかを、第3の実施形態にお
ける入切可能な切換スイッチの代わりに、24Hタイマ
ーにより設定することができるようにしたものである。
即ち、本実施形態は、図6において、起動条件42とし
て24Hタイマーによりあらかじめ設定した時間に起動
させたり、起動を終了させたりできるようにしておく。
演算処理内でのフローチャートは図8に示す通りと通り
となる。24Hタイマーによる起動条件を判断し(ステ
ップS71a)、24Hタイマーにて示した時間が起動
させない時間であった場合、寒冷地運転は行なわない。
24Hタイマーにて示した時間が起動させる時間であっ
た場合の動作は第3の実施形態の場合と同様となる(ス
テップS53〜S55)。本実施形態によれば、夜間な
ど決まった時間で起動が少ない場所に設置されている場
合、必要以上の起動を押さえることができる。また、本
実施形態は第1の実施形態、及び第2の実施形態と組み
合わせるだけでなく、第3の実施形態と組み合わせて実
施することができる。
【0019】(第5の実施形態)次に、本発明の第5の
実施形態について説明する。本実施形態は、寒冷地仕様
の機能を有効とさせるかどうかを、第3の実施形態にお
ける入切可能な切換スイッチ、または第4の実施形態に
おける24Hタイマーの代わりに、外部からの回線を通
じて指令を受けることとしたものである。即ち、本実施
形態は、図6において、起動条件42として電話回線に
よる起動指令により起動させ、また終了指令により終了
させる起動命令を使用する。演算処理内でのフローチャ
ートは図9に示す通りとなる。電話回線による起動指令
があるかどうかを判断し(ステップS71b)、起動命
令がある場合(起動指令から終了指令まで)以外は、寒
冷地運転は行なわない。電話回線による起動指令がある
場合の動作は、第3の実施形態の場合と同様となる(ス
テップS53〜S55)。本実施形態によれば、遠隔地
から起動時間を指令することができ、メンテナンスの点
で有効である。また、本実施形態は、第1の実施形態、
及び第2の実施形態と組み合わせるだけでなく、第3の
実施形態、及び第4の実施形態と組み合わせて実施する
ことができる。
【0020】また、電話回線は、有線に限らず、無線、
通信衛星などの手段を用いて実現することができる。
【0021】(第6の実施形態)最後に、本発明の第6
の実施形態について説明する。本実施形態は、タンク内
に油温計測計測装置を設け、計測結果により駆動装置を
起動させ、タンク内の油温を循環させる運転を終了した
後に、乗りかごを往復運転させることとしたものであ
る。図10に、本実施形態の機能構成を示す。即ち、本
実施形態は、図12において、ジャッキ1に油を供給す
るためのタンク2内は、ある程度温度が下がってしまう
と駆動装置6が駆動不可能になってしまうため、タンク
2に温度計測装置11を設け、その計測結果がある温度
以下になっている場合、駆動装置6を駆動してタンク2
内の油を循環させ、油の温度を上昇させるようにしてい
る。そのタンク2内の温度上昇運転が終了したことを示
す信号、即ちタンク内空回し運転完了指令43が出力さ
れた場合、寒冷地運転起動判断処理34を介して、寒冷
地運転起動指令35を出力する。演算処理内のフローチ
ャートは、図11に示す通りとなる。タンク内空回し運
転完了指令43が出力されたかどうかを判断し(ステッ
プS111)、タンク内空回し運転完了指令43が出力
されたタンク内の空回し運転が終了したら、寒冷地運転
起動指令35を出力させる(ステップS54)。
【0022】本実施形態によれば、配管に設けていた温
度検出スイッチ4は不要となるので、タンク2に設置さ
れた温度計測装置11のみで起動制御を行うことができ
る。また、本実施形態は、第1の実施形態、及び第2の
実施形態と組み合わせて実施することができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の油圧エレ
ベーターの制御装置によれば、所定の条件下においては
乗客のサービスを止めることなく、エレベーターをいつ
も稼動可能な状況に待機させておくことができる。ま
た、必要以上の起動を減らすことで、電力消費量の軽減
が可能となり、客先の負担を軽くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態の機能構成を示すブ
ロック図。
【図2】 本発明の第1の実施形態における寒冷地運転
禁止判断処理の処理手順を示すフローチャート。
【図3】 本発明の第1の実施形態における寒冷地オペ
レーションの処理手順を示すフローチャート。
【図4】 本発明の第2の実施形態の機能構成を示すブ
ロック図。
【図5】 本発明の第2の実施形態の動作を示すフロー
チャート。
【図6】 本発明の第3乃至第5の実施形態の機能構成
を示すブロック図。
【図7】 本発明の第3の実施形態の動作を示すフロー
チャート。
【図8】 本発明の第4の実施形態の動作を示すフロー
チャート。
【図9】 本発明の第5の実施形態の動作を示すフロー
チャート。
【図10】本発明の第6の実施形態の機能構成を示すブ
ロック図。
【図11】本発明の第6の実施形態の動作を示すフロー
チャート。
【図12】油圧エレベーターの制御装置の概略構成を示
すブロック図。
【図13】従来例の動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…油圧ジャッキ 2…タンク 3…配管 4…温度検出スイッチ 5…乗りかご 6…駆動装置 7…サービス可能な階床 7a…階床7の呼び 8…バルブ 9…制御盤 10…切換スイッチ 11…温度計
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平敷 安洋 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 Fターム(参考) 3F002 AA10 CA07 CA09 EB01 EB09 GA04 3F301 BA01 BB04 BB12 BD21

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】乗りかごを支える油圧ジャッキと、 この油圧ジャッキを持ち上げるための油を駆動する駆動
    手段と、 この駆動手段を駆動させるための所定の条件が成立して
    いるかどうかを判別する判別手段と、 この判別手段により前記所定の条件が成立していると判
    別されたとき、前記駆動手段を起動させ、前記乗りかご
    を往復運転させる往復運転手段と、 この往復運転手段による往復運転中に、任意のサービス
    可能な階床の呼びが発生したとき、前記往復運転手段に
    よる往復運転を中断させる手段とを具備することを特徴
    とする油圧エレベーターの制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載された油圧エレベーターの
    制御装置において、 前記油圧ジャッキの温度を検出する検出手段を具備し、 前記判別手段は、前記検出手段により、前記温度が所定
    値以下になったことを検出したとき、前記所定の条件が
    成立していると判別することを特徴とする油圧エレベー
    ターの制御装置。
  3. 【請求項3】乗りかごを支える油圧ジャッキと、 この油圧ジャッキを持ち上げるための油を駆動する駆動
    手段と、 この駆動手段を駆動させるための所定の第1の条件が成
    立しているかどうかを判別する第1の判別手段と、 この第1の判別手段により前記第1の条件が成立してい
    ると判別されたとき、前記駆動手段を起動させ、前記乗
    りかごを往復運転させる往復運転手段と、 この往復運転手段による往復運転中に、任意のサービス
    可能な階床の呼びが発生したとき、前記往復運転手段に
    よる往復運転を中断させる手段と、 前記駆動手段を駆動させるための所定の第2の条件が成
    立しているかどうかを判別する第2の判別手段と、 この第2の判別手段により前記第2の条件が成立してい
    ると判別されたとき、前記駆動手段を起動させ、前記乗
    りかごを低速で往復運転させる低速往復運転手段と、 この低速往復運転手段による低速往復運転を中断させる
    ための信号を出力させないようにする手段とを具備する
    ことを特徴とする油圧エレベーターの制御装置。
  4. 【請求項4】請求項3に記載された油圧エレベーターの
    制御装置において、 前記油圧ジャッキの温度を検出する検出手段と、 前記乗りかごのサービスを停止させる停止手段と を具備し、 前記第2の判別手段は、前記停止手段により前記乗りか
    ごのサービスが停止された後所定時間が経過したこと、
    または前記停止手段によるサービスの停止を解除したと
    きに前記検出手段により検出された前記温度が所定値以
    下であることを検出したとき、前記第2の条件が成立し
    ていると判別し、 前記第1の判別手段は、前記停止手段によるサービスの
    停止を解除したときに、前記検出手段により検出された
    前記温度が前記所定値より高いことを検出したとき、前
    記第1の条件が成立していると判別することを特徴とす
    る油圧エレベーターの制御装置。
  5. 【請求項5】請求項3に記載された油圧エレベーターの
    制御装置において、 前記油圧ジャッキの温度を検出する検出手段と、 前記検出手段による検出動作を行なうかどうかを設定す
    ることのできる切換手段とを具備し、 前記第2の判別手段は、前記切換手段により検出動作を
    行なうと設定した場合に前記検出手段により検出された
    前記温度が所定値以下であることを検出したとき、前記
    第2の条件が成立していると判別し、 前記第1の判別手段は、前記切換手段により検出動作を
    行なうと設定した場合に前記検出手段により検出された
    前記温度が前記所定値より高いことを検出したとき、前
    記第1の条件が成立していると判別することを特徴とす
    る油圧エレベーターの制御装置。
  6. 【請求項6】請求項3に記載された油圧エレベーターの
    制御装置において、 前記油圧ジャッキの温度を検出する検出手段と、 前記検出手段による検出動作を行なうかどうかを、タイ
    マーにより設定することのできる切換手段とを具備し、 前記第2の判別手段は、前記切換手段により検出動作を
    行なうと設定した場合に前記検出手段により検出された
    前記温度が所定値以下であることを検出したとき、前記
    第2の条件が成立していると判別し、 前記第1の判別手段は、前記切換手段により検出動作を
    行なうと設定した場合に前記検出手段により検出された
    前記温度が前記所定値より高いことを検出したとき、前
    記第1の条件が成立していると判別することを特徴とす
    る油圧エレベーターの制御装置。
  7. 【請求項7】請求項3に記載された油圧エレベーターの
    制御装置において、 前記油圧ジャッキの温度を検出する検出手段と、 前記検出手段による検出動作を行なうかどうかを、外部
    からの信号により設定することのできる切換手段とを具
    備し、 前記第2の判別手段は、前記切換手段により検出動作を
    行なうと設定した場合に前記検出手段により検出された
    前記温度が所定値以下であることを検出したとき、前記
    第2の条件が成立していると判別し、 前記第1の判別手段は、前記切換手段により検出動作を
    行なうと設定した場合に前記検出手段により検出された
    前記温度が前記所定値より高いことを検出したとき、前
    記第1の条件が成立していると判別することを特徴とす
    る油圧エレベーターの制御装置。
  8. 【請求項8】乗りかごを支える油圧ジャッキと、 この油圧ジャッキを持ち上げるための油を駆動する駆動
    手段と、 前記油圧ジャッキに前記油を供給するためのタンクと、 このタンク内の油温を計測する手段と、 この計測手段により検出した結果により、前記駆動手段
    を用いて前記タンク内の油温を上昇させる手段と、 この手段によりタンクの油温を上昇させた後、前記乗り
    かごを往復運転させる手段とを具備することを特徴とす
    る油圧エレベーターの制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2003030435A1 (en) * 2001-09-28 2003-04-10 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Header compression packet reception apparatus and method
JP2007001668A (ja) * 2005-06-21 2007-01-11 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータ制御装置

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