JPS5943246A

JPS5943246A - 車輛用油圧供給装置

Info

Publication number: JPS5943246A
Application number: JP57151721A
Authority: JP
Inventors: Michio Wakitani; 脇谷　三千夫
Original assignee: Diesel Kiki Co Ltd
Current assignee: Bosch Corp
Priority date: 1982-09-02
Filing date: 1982-09-02
Publication date: 1984-03-10

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は車輌用油圧供給装置に関し、更に特定して述べ
ると、車輌用電子制御式トランスミッション装置の油圧
アクチュエータユニットに所要の油圧力を供給するため
の車輌用油圧供給装置に関する。

従来、電子制御式トランスミッションを備えた車輌にお
いては、トランスミッションの切換操作のための油圧ア
クチュエータユニットと、該油圧アクチュエータユニッ
トに油圧を供給するための油圧供給装置とが設けられて
いる。この油圧供給装置は、油圧力を蓄えておくための
アキュムレータと、該アキュムレータに油圧を蓄圧させ
るための油圧ポンプと、該油圧ポンプを、駆動するため
のモータと、該モータの駆動を制御する制御装置とから
成っている。該制御装置はアキュムレ−タ内の圧力に応
答する圧力スイッチを含んで成り、アキュムレータ内の
油圧力が所定の下限値以下となると、該圧力スイッチが
作動し、これによりモータが通電されて油圧ポンプが作
動し、アキュムレータ内の油圧力を上昇させるように構
成されている。従って、運転期間中においては、この制
御装置によりアキュムレータ内の油圧力が常に所定値以
上に維持され、トランスミッションの切換操作に支障を
来たすことはない。しかしながら、長期間の駐車等によ
り車輛を長期間使用しないと、アキュムレータ内の油圧
力が極端に低下してしまい、トランスミッションの作動
が不能状態となる。従って、この場合、キースイッチを
オンにしてからアキュムレータ内の油圧力が規定値に達
するまでの数十秒の間車輛を発進させることかできず、
そのための待ち時間が必要となるという不具合いを有し
ている。

本発明は、従来技術における上述の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的は、アキュムレータ内の油圧
力低下に起囚する発進時の待ち時間を知縮することがで
きるようにした新規な車輛用油圧供給装置を提供するこ
とにある。

本発明の構成は、電子制御式トランスミッション用の油
圧アクチュエータユニットに油圧を供給するための車輌
用油圧供給装置において、油圧アクチュエータユニット
に接続された油圧アキュムレータと、該アキュムレータ
に油圧を畜圧するための油圧ポンプと、該油圧ポンプを
駆動するためのモータと、該モータの駆動を制御する制
御装置とを備え、該制御装置は、油圧アキュムレータを
含んで成る油圧回路内の圧力が所定値以下になったこと
を検出して第１信号を出力する第１検出手段と、運転者
の運転開始準備のための動作を検出して第２信号を出力
する第２検出手段と、前記第１及び第２信号が同時に出
力されたことに応答して作動し前記油圧回路内の圧力が
所定値に達するまで前記モータを駆動するよう通電を行
なう通電制御回路とを有している点に特徴を有する。第
２検出手段は、例えば、車輌のドアの開閉に応じて作動
するスイッチを用いて構成してもよいし、又は、運転者
が運転席に座ることにより作動するスイッチを座席に設
けこれにより第２信号を出力するように構成してもよい
。更には、キースイッチに鍵を差込むことに応答して第
２信号が出力されるように構成してもよい。

以下、図示の実施例により本発明の詳細な説明する。

第１図には、本発明による油圧供給装置の一実施例が示
されている。油圧供給装置１は、電子制御式トランスミ
ッション用の油圧アクチュエータ２に油圧を供給するた
めの装置であり、油路３を介して油圧アクチュエータ２
と接続されている油圧アキュムレータ４と、モータ５に
よって駆動される油圧ポンプ６とを備えている。油圧ポ
ンプ６の入力側は、油路７により油タンク８内に連通さ
れており、モータ５により油圧ポンプ６が駆動されると
、油タンク８内の油９が油圧ポンプ６により加圧され、
油圧ポンプ６の出力側に設けられた逆止弁１０を介して
油路３に油圧が印加され、油圧アキュムレータ４内への
油圧力の畜圧を行なうことができる。

符号１１で示されるのは、モータ５の駆動制御を行なう
ためのモータ制御装置であり、油圧回路内の圧力に応答
して作動する圧力スイッチ１２を備えている。圧力スイ
ッチ１２は通路２２により油路３に接続されており、油
路３内の油圧力Ｐが所定値Ｐ１より高い場合にはその可
動接点１２ａが固定接点１２ｂより離れていてオフ状態
にあるが、油圧力ＰがＰ１以下となると、可動接点１２
ａが固定接点に接触しオン状態となる。圧力スイッチ１
２の固定接点１２ｂは、逆流阻止用のダイオード１３及
びキースイッチ１４を介して、負極がアースされている
バッテリ１５の正極に接続されており、その可動接点１
２ａはリレー１６のリレーコイル１７を介してアースさ
れている。

リレー１６は、リレーコイル１７の付勢により閉じられ
る２つの常開リレースイッチ１８、１９を有しており、
一方のリレースイッチ１８はモータ５の一方の端子とバ
ッテリ１５の正極との間に接続され、モータ５の他方の
端子はアースされている。

従って、キースイッチ１４がオンとなっている場合にお
いて油圧回路内の圧力ＰがＰ１以下となると、圧力スイ
ッチ１２が閉成され、これによりリレーコイル１７が付
勢されて、リレースイッチ１８が閉じられ、モータ５が
駆動される。この結果、油圧ポンプ６が作動し、アキュ
ームレータ４を含む油圧回路内の油圧力が高められ、ア
キュムレータ４内にも油圧力が蓄圧される。圧力スイッ
チ１２はヒステリシス特性を有しており、従って、油圧
回路内の圧力ＰがＰ１より若干高い値Ｐ２になると圧力
スイッチ１２がオフ状態となり、モータ５の駆動が停止
される。

長期間の駐車等により油圧回路内の圧力Ｐが所定値Ｐ１
以下になっている場合に、キースイッチ１４が閉じられ
る前の運転者の運転開始準備のための動作に応答してモ
ータ５を予め駆動しておくための通電制御回路を構成す
るため、ドアスイッチ２０が設けられている。ドアスイ
ッチ２０は運転席側のドアの開閉に応じて作動するスイ
ッチであり、ドアが閉じられている場合にはオフであり
、ドアが開かれるとオンとなるように構成されている。

このドアスイッチ２０は、バッテリ１５の正極と圧力ス
イッチ１２の固定接点１２ｂとの間に接続されているリ
レースイッチ１９と並列に接続されており、ドアスイッ
チ２０とリレー１６とにより通電制御回路が構成される
。

次に、ドアスイッチ２０とリレー１６とにより構成され
る通電制御回路の動作について説明する。

長期間の駐車等により油圧回路の圧力Ｐが低下し圧力ス
イッチ１２がオン状態にある場合において運転席側のド
アか開かれると、ドアスイッチ２０が閉じられるので、
キースイッチ１４のオン、オフとは関係なくリレーコイ
ル１７が付勢され、リレースイッチ１８が閉じられる。

従ってモータ５により油圧ポンプ６が駆動され、油圧ア
キュムレータ４内への油圧の蓄圧が開始される。リレー
コイル１７の付勢によりリレースイッチ１９も同時に閉
じられるので、リレー１６は自己保持状態となり、従っ
て、ドアを閉めることによりドアスイッチ２０がオフと
なっても、モータ５は通電されたままである。このよう
にして油圧回路の圧力Ｐが増大し、所定の圧力値Ｐ２に
達すると、圧力スイッチ１２がオフ状態となるので、キ
ースイッチ１４の開閉に拘らず、リレー１６の自己保持
状態が解除され、モータ５の駆動が停止される。以後の
動作については、既に説明した通りの動作となる。尚、
第１図中、符号２１で示されるのは、油圧ポンプ６の出
力側の圧力が所定の上限値を越えた場合に開かれる安全
弁である。

このような構成によれば、若し長期間の駐車等により油
圧回路内の圧力Ｐが極端に低していても、運転者がドア
を開けることにより油圧ポンプ６を駆動させることがで
きるので、即ち、キースイッチ１４が閉じられる以前の
、運転者の運転開始準備のための動作に応答して油圧ポ
ンプ６の駆動が開始されるので、アキュムレータ４内の
圧力低下に因る運転開始のための待時間を実質的に著し
く短縮せしめることができる。この場合、通常の駐車の
場合には、油圧回路内の圧力低下はほとんど無視できる
ので、乗り降りの際のドアの開閉によっては油圧ポンプ
の駆動は行なわれず、実用上何らの不都合も生じない。

上記実施例では、運転者の運転開始準備のための動作に
応答する手段として、運転席側のドアの開閉によりオン
、オフされるスイッチを使用したが、本発明はこのドア
スイッチ２０に限定されるものではなく、いずれかのド
アの開閉によりオン、オフするドアスイッチでもよいし
、また、座席に人が腰を掛けることに応答して閉成され
るスイッチ、或はキースイッチに鍵を差込むことに応答
して閉成されるスイッチ等であってもよい。

更に、上記実施例では、リレー１６の自己保持動作をリ
レースイッチ１９により行なわせるように構成されてい
るが、第２図に示すように、リレースイッチ１９の代り
にトランジスタ３１を図示の如く接続し、圧力スイッチ
１２がオン状態でドアスイッチ２０が閉じられた場合に
、リレースイッチ１８の閉成によりトランジスタ３１を
オン状態とし、これによりリレー１６を自己保持状態と
するようにしてもよい。ここで、３２はトランジスタ３
１に逆電圧が印加されるのを防止するためのダイオード
、３３はトランジスタ３１のベースバイアス用の抵抗器
である。

また、上実施例では、モータ５の駆動制御を個別部品に
よる電気回路により実施した場合について説明したが、
マイクロコンピュータを用いて、ソフトウェアにより上
述の制御を行なってもよい。

第３図には、その場合の制御用プログラムの一例がフロ
ーチャートにて示されている。プログラムがスタートし
た後、ドアスイッチが閉じられるとステップａにおいて
圧力ＰがＰ１より大きいか否かの判別が行なわれ、Ｐ≦
Ｐ１の場合には油圧ポンプ駆動用のモータ５が通電され
（ステップｂ）、Ｐ＞Ｐ１となると、ステップｃにおい
てトランスミッションのシフト位置が二ュートラルか否
かの判別が行なわれ、ニュートラル位置にあることが確
認されると、ステップｄにおいてクラッチがＯＦＦにな
っているか否かの判別が行なわれる。クラッチＯＦＦの
確認か行なわれると、次に、スロットル開度が適切か否
かの判別が行なわれ（ステップｅ）、スロットル開度が
適切であると、スターターを作動させ、次の制御プログ
ラムに進むことになる。

本発明によれば、油圧アキュムレータを含む油圧回路の
圧力が所定値以下になっている場合には、ドアの開閉の
如く、キースイッチが閉じられる前の運転開始準備のた
めの動作に応答して、油圧ポンプ駆動用のモータに通電
を行ない、油圧回路の圧力を規定値にまで高めるように
したので、長期間の駐車等によりアキュムレータの圧力
が極端に低下したような場合であっても、運転を開始で
きる状態になるまでの待時間を実質的に短縮することが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による油圧供給装置の一実施例を示す回
路図、第２図は第１図に示すモータ制御装置の別の実施
例を示す回路図、第３図は第１図に示す油圧供給装置の
モータの駆動制御をマイクロコンピュータにより実現す
る場合のプログラムの一例を示すフローチャートである
。１・・・油圧供給装置、２・・・油圧アクチュエータ、
３・・・油路、４・・・油圧アキュムレータ、５・・・
モータ、６・・・油圧ポンプ、１１・・・モータ制御装
置、１２・・・圧力スイッチ、１４・・・キースイッチ
、１５・・・バッテリ、１６・・・リレー、１７・・・
リレーコイル、１８、１９・・・リレースイッチ、２０
・・・ドアスイッチ、３１・・・トランジスタ、３２・
・・ダイオード、３３・・・抵抗器。特許用１４１人　　ヂーゼル機器株・【（会仕代［１ｉ
人　弁１ｐｌＩ士　　　高　　！ｌ！ＩＸ　　　昌　　
１々第１図１第２図攻０アロク１゜うＡへ２６９−

Claims

【特許請求の範囲】１、電子制御式トランスミッション用の油圧アクチュエ
ータユニットに油圧を供給するための車輛用油圧供給装
置において、前記油圧アクチュエータユニットに接続さ
れた油圧アキュムレータと、該アキュムレーに油圧を蓄
供給するための油圧ポンプと、該油圧ポンブを駆動する
ためのモータと、該モータの駆動を制御する制御装置と
を備え、該制御装置が、前記油圧アキュムレ−タを含ん
で成る油圧回路内の圧力が所定値以下となったことを検
出して第１信号をケ出力する第検出手役と、運転開始準
備のための所定の動作を検出して第２信号を出力する第
２検出手段と、前記第１及び第２信号が同時に出力され
たことに応答して作動し前記油圧回路内の圧力が所定値
に達するまで前記モータを駆動するよう通電を行なう通
電制御回路とを含んで成っていることを特徴とする車輌
用油圧供給装置。２、前記第２検出手段が車輌のドアの開閉動作に応答し
てオン、オフするドアスイッチを含んで成ることを特徴
とする特許請求の範囲第１項記載の車輌用油圧供給装置
。