JP2000344163A - 牽引吊上式自転車駐車装置 - Google Patents

牽引吊上式自転車駐車装置

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JP2000344163A
JP2000344163A JP11157399A JP15739999A JP2000344163A JP 2000344163 A JP2000344163 A JP 2000344163A JP 11157399 A JP11157399 A JP 11157399A JP 15739999 A JP15739999 A JP 15739999A JP 2000344163 A JP2000344163 A JP 2000344163A
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bicycle
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towed
bicycle parking
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JP11157399A
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Norio Namiki
則夫 並木
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Yokohama Tokusyu Senpaku Co Ltd
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Yokohama Tokusyu Senpaku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自転車は縦の姿勢で駐車させることによっ
て、狭い場所にも簡単に設置可能で、自転車の吊り上げ
に重錘などを用いることなく掛止部材を引き下ろす作業
が軽く容易に行えるようにし、またこの際に掛止部材が
勢いよく引き上げられるというような問題を解消する。 【構成】 梁材によって支承された線材の一端部に自転
車への掛止部材を取り付け、他端部をこの線材の巻き取
り手段に取り付けて、牽引吊上式自転車駐車装置とし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自転車を上方に牽
引して吊り上げ、そのまま駐車させることが出来る、牽
引吊上式自転車駐車装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より自転車の駐車収納設備として
は、上下2段式の構造物を利用して駐車スペースを確保
するものが提案されている。例えば、下部駐車スペース
を有し、上段が支柱に一端部が取り付けられた上部駐車
収納部材と、当該部材に対して回動及び摺動自在に枢支
された可動軌条部材と、から成る上部駐車テーブルによ
り構成され、上部駐車収納部材より可動軌条部材を引き
出しつつ下方へ回動傾斜させて所定角度に傾斜保持さ
せ、スロープ状の可動軌条部材上に自転車の前輪を持ち
上げて載せ置き、更に自転車の後輪を可動軌条部材上に
押し上げた後、可動軌条部材の端部を持ってこれを水平
状態に起こし、上部駐車収納部材内に挿入することによ
って、上部駐車テーブル上に自転車を駐車させる駐車装
置が実用化されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した立体
駐車装置では下部駐車スペースへの自転車の駐車は容易
であるが、上部駐車テーブル上への自転車の駐車は、可
動軌条部材が自転車の押し上げスロープを兼ねており、
自転車を押し上げつつ可動軌条部材を水平状態まで持っ
て行かねば成らない。この操作を行うには大きな力を持
続的に加えなければ成らず、特に女性や子供には大変な
作業であり、このような自転車の持ち上げと押し上げの
作業が円滑に行われないと自転車の姿勢が不安定に成る
きらいがあるという問題があった。このことはまた自転
車を下ろす時にも当てはまるのである。こうした問題
は、自転車が載った可動軌条部材が如何に重いかを示す
ものに他ならない。
【0004】また前述したものは2段式の立体駐車装置
であるため、確かに多数の自転車を駐車収納することが
出来るのではあるが、駐車収納時の自転車の姿勢はその
ままであって、自転車を立体駐車装置の長手方向に出し
入れせねばならず、立体駐車装置の設置場所とその前方
にかなり広いスペースを必要としている。しかしこれだ
けの広いスペースが取れない場所では立体駐車装置を設
置することが根本的に不可能である。例えば駅前のよう
に地価が異常に高く、且つ確保可能面積が狭い土地には
設置することが出来なかった。またデパート等の商業ビ
ルの壁面に沿っている通路が狭い場合などでは、壁面に
立体駐車装置を設けることが出来なかった。また一寸し
た狭い土地が空いていたとしてもこれを利用することが
出来なかったのである。近年では個人宅や集合住宅の一
部に自転車の駐車装置を設置したいとする要求が高まっ
ているが、如何せんスペースが限られているのが現状で
ある。
【0005】理想的には、狭い場所にも簡単に設置可能
で、自転車のみの重量を扱うだけで済み、駐車出庫の作
業を軽く容易に行い得るものでありたい。
【0006】そこで、滑車により支承されたワイヤーの
一端部に重錘を、また他端部に自転車への掛止部材を取
り付けただけの簡易なものであれば、自転車を縦にして
吊り上げ狭い場所でも駐車収納することが出来る、と思
考されるのである。吊り上げられた自転車の重量は自転
車の対にある重錘の重量でほぼ打ち消される訳であるか
ら、軽々と駐車収納可能で、而も自転車を縦にすること
により、駐車収納場所を取らなくすることが出来る。ま
たコスト的にも安く設置することが出来るのである。
【0007】しかしこのような形態の駐車装置では、最
初に前記掛止部材を引き下ろして、この対にある重錘を
引き上げた後、前記掛止部材に自転車を掛止するまでず
っと重錘を支えておかなくては成らないが、自転車を吊
り上げられるだけの重量があるため、これもまた大変な
作業である。この間に誤って掛止部材から手を離したり
すると、無負荷状態の掛止部材が重錘の重量で勢いよく
引き上げられるため、動作が不安定に成るという問題が
残る。
【0008】本発明はこのような問題点の解決を課題と
するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用】上記課題は、梁
材により支承された線材の一端部に自転車への掛止部材
を取り付け、他端部をこの線材の巻き取り手段に取り付
けた牽引吊上式自転車駐車装置とすることにより達成さ
れる。なお梁材は支承する線材を滑動可能なように構成
する。線材を牽引する方向へ線材の巻き取り手段を動作
させると線材が巻き取られ、線材が牽引されて掛止部材
が自転車を吊り上げる。梁材が自転車の全長よりも高い
位置に設けられている場合には自転車は宙吊りの状態と
成る。梁材が自転車の全長よりも高い位置に設けられて
いる場合には自転車は一側の車輪を地面に付けた状態で
吊り下げられる。巻き取り手段を逆方向へ動作させる
と、巻き取られている線材が繰り出されて自転車は出庫
される。
【0010】このように本発明によれば、広い場所を確
保出来ないような場合でも駐車装置を設置することが可
能であり、また巻き取り手段を操作するだけで自転車を
容易に駐車出庫させられるという効果がある。
【0011】請求項2の発明は請求項1に於いて、梁材
にギアが回転自在に取り付けられており、このギアで線
材としてのチェーンを支承するものとした。なおギアは
梁材に対して回転自在としてもよいし、ギアが梁材に固
定されて梁材そのものを回転自在としてもよい。ギアと
チェーンの噛合により、チェーンの移動距離の制御が行
ない易いものと成る。
【0012】請求項3の発明は請求項1に於いて、梁材
に滑車が回転自在に取り付けられており、この滑車で線
材としてのワイヤーを支承するものとした。なお滑車は
梁材に対して回転自在としてもよいし、滑車が梁材に固
定されて梁材そのものを回転自在としてもよい。滑車に
よってワイヤーの横ブレが抑さえられる。
【0013】請求項4の発明は請求項1に於いて、梁材
が回転可能に設けられており、前記線材の他端部がこの
梁材に固定されることにより、梁材が線材の巻き取り手
段とした。従って、巻き取り手段を操作することは梁材
を回転させることに繋がり、梁材がワイヤーなどの線材
を捲き付けたり繰り出したりする。
【0014】請求項5の発明は請求項1に於いて、線材
の巻き取り手段が人力によって駆動されるものとした。
例えば回転ハンドルなどを人が手で操作して線材の巻き
取り手段を動作させるものである。
【0015】請求項6の発明は請求項1に於いて、線材
の巻き取り手段がモータにより駆動されるものとした。
即ちモータの回転軸に直接的にあるいは間接的に線材の
他端部を取り付けるようにする。而してモータを駆動す
ることによりワイヤーなどの線材を捲き付けたり繰り出
したりするものである。
【0016】請求項7の発明は請求項1に於いて、線材
の巻き取り手段がバネの付勢力により駆動されるものと
した。例えばドラムに巻き取りバネの一端部を固定して
巻き取り可能とすると共に巻き取りバネの他端部を梁材
等の固定側に取り付け、前記ドラムに線材の他端部を取
り付けるように構成する。線材が引かれて繰り出される
と巻き取りバネが緊張するように構成すれば、引き出さ
れたバネが巻き戻る際のトルクによって自転車を吊り上
げることが出来る。
【0017】請求項8の発明は請求項1に於いて、線材
の巻き取り手段にラチェット機構が設けられて逆方向へ
の回転が規制されるものとした。ラチェット機構によっ
て、自転車を吊り上げる際に巻き取り手段が逆回転しな
いように設定する。
【0018】請求項9の発明は請求項1に於いて、線材
の巻き取り手段にブレーキ機構が設けられて逆方向への
回転が規制されるものとした。従って自転車を吊り上げ
たり引き下ろする際に、自転車が落ちる方向の動作に対
してブレーキが掛かるように成る。
【0019】請求項10の発明は請求項1に於いて、掛
止部材が軸回りに回転可能に設けられたものとした。例
えばスイベルを掛止部材と線材との間に取り付けるなど
するのである。これにより線材がよじれたような場合で
も自転車を正しい姿勢にすることが出来る。なお本発明
では2台以上の自転車を駐車させられるように構成する
ことが可能であるが、このような場合では出来るだけ詰
めて自転車を駐車させることが駐車スペースの節約に繋
がるのであるから、隣り合う自転車を180度回転させ
た姿勢とすることにより、ハンドル同士がぶつかり合わ
ないようにすることが出来、目的が達成される。このよ
うな場合にも掛止部材が回転可能に設けられていること
が役立つ。なお当然のことながら複数台の駐車のために
は各部材を必要に応じて揃えなくてはならない。
【0020】請求項11の発明は請求項1に於いて、掛
止部材が梁材上を左右に移動可能に設けられたものとし
た。これにより、線材が梁材上で位置移動を起こしたよ
うな場合でも、元の位置に戻すことが出来る。なお2台
以上の自転車を駐車させられるように構成した場合で
は、駐車された自転車を一方の側に寄せて詰めて行くこ
とが出来る。
【0021】請求項12の発明は請求項1に於いて、掛
止部材に、自転車の車輪やハンドルを掛止して固定する
ためのロック手段が設けられているものとした。従って
掛止部材に自転車の車輪やハンドルを掛止させた後この
ロック手段を効かせることにより、自転車が不本意に掛
止部材から外れないように成る。またこのロック手段は
盗難防止にも利用可能である。なおこのロック手段は機
械的なロック装置としても、電磁ロック装置などとして
よい。
【0022】請求項13の発明は請求項1に於いて、梁
材が延設可能に設けられているものとした。これによれ
ば例えば当初自転車を1台だけ駐車させられるように構
成するも、後に梁材を延設することにより更に駐車台数
を増やすことが出来るように成る。
【0023】請求項14の発明は請求項1に於いて、建
物の壁面により梁材を支持するものとした。梁材は支柱
で支持されるように構成してもよいが、個人宅や集合住
宅の建物の壁面が利用可能であれば、それを支柱の代わ
りとして構成することが出来る。
【0024】請求項15の発明は請求項1に於いて、自
転車の車輪を案内するためのガイドを設けたものとし
た。自転車が吊り上げられたり引き下ろされたりする様
を観察すると、上側になる車輪が軌跡を描いて移動する
ことが分かる。この軌跡の位置に車輪を案内するための
ガイドを設けるのである。これにより自転車が振らつか
なく成る。
【0025】請求項16の発明は請求項1に於いて、梁
材の下方に別の梁材を設けると共にこの梁材に、上昇し
て来た掛止部材を固定するための固定手段を設けたもの
とした。従って、別の梁材が掛止部材を固定するため掛
止部材が振らつかなく成り、自転車の吊り下げ安定度が
増す。
【0026】
【発明の実施の形態】図1及び図2は本発明の第1の実
施形態を表わす。2本の支柱10,10の頂部に梁1が
架け渡されている。梁1の内部には回転軸31により軸
支された巻き上げリール3が設けられており、この巻き
上げリール3にワイヤー5が捲回されると共にワイヤー
5の端部に鈎50が取り付けられている。一方左側の支
柱10には巻き上げハンドル2が取り付けられており、
この巻き上げハンドル2の回転軸にベベルギア20が設
けられ、この支柱10に沿い設けられたベベルギアシャ
フト4の下端のベベルギア40に噛合されている。また
このベベルギアシャフト4の上端のベベルギア40は前
記回転軸31の左端部のベベルギア30と噛合するよう
に設けられている。なお前記巻き上げハンドル2の回転
軸にはラチェット機構21が設けられており、この解除
には巻き上げハンドル2の下に取り付けた解除レバー2
2が用いられるように構成されている。なお2本の支柱
10,10は各々基台11を以て地面にアンカーボルト
12で固定されている。
【0027】今鈎50を引いてワイヤー5を巻き上げリ
ール3から引き出し、鈎50を自転車の前輪Tに引っ掛
け、巻き上げハンドル2を右回転させると、ベベルギア
30を介して巻き上げリール3が回転し、この巻き上げ
リール3にワイヤー5が巻き取られ、自転車は徐々に吊
り上げられ駐車状態と成る。なおこの間にラチェット機
構21が作用して、自転車が降りて来るようなことはな
い。次にこの自転車を出庫させるには、巻き上げハンド
ル2を握っていきなりは回転しないように注意しなが
ら、解除レバー22を操作してラチェット機構21を解
除状態にし、巻き上げハンドル2を左回転させるように
する。なおこの実施形態は自転車1台分用の牽引吊上式
自転車駐車装置である。巻き上げリール3を回転軸31
に対し左右方向へ移動可能に設けてもよい。なお、梁材
1内の回転軸31の代わりに、直接梁材1を回転させる
ように構成することも出来る。これにより梁材1そのも
のがワイヤー5の巻き取り手段と成る。
【0028】次に図3及び図4は本発明の第2の実施形
態を表わす。上述の第1の実施形態の支柱1を後方へ突
出させ、その内部にワイヤー5の巻き上げリール60を
取り付け、ワイヤー5はプーリ32を介して垂下させら
れている。また前記巻き上げリール60には操作リール
6が添設されており、この操作リール6に環状の操作紐
61が掛けられている。図4は操作リール6と巻き上げ
リール60とから成る回転伝達機構を表わしたものであ
る。操作リール6と巻き上げリール60とは、同軸と成
るようにスリーブ67内に回転自在に設けられ、この間
にブレーキバネ64が配設されている。操作リール6と
巻き上げリール60には、各々相対する箇所に係合片6
8,68が互いに係合可能に設けられている。また操作
リール6の周壁の一部に設けた係合片62は、前記ブレ
ーキバネ64の一方の腕部65に係合してブレーキバネ
64を巻き込み可能に設けられ、また巻き上げリール6
0の周壁の一部に設けた係合片63は、前記ブレーキバ
ネ64の他方の腕部66に係合してブレーキバネ64を
巻き戻し可能に設けられている。なお、このような回転
伝達機構の好適例として特開平11−93994号公報
を上げ得る。
【0029】さて、自転車を吊り上げるべく環状の操作
紐61の一側を下方へ引くと、操作リール6が回転して
係合片62がブレーキバネ64の一方の腕部65に係合
し、ブレーキバネ64が巻き込まれてスリーブ67の内
周面に対する圧接状態が弱く成り、これにより操作リー
ル6が回転し、操作リール6の係合片68が巻き上げリ
ール60の係合片68に係合して巻き上げリール60が
回転され、ワイヤー5が巻き上げリール60に巻き上げ
られる。一方操作紐61を引く手を休めたような場合、
吊り上げられる自転車の重量が巻き上げリール60に掛
かって巻き上げリール60を回転させようとすると、今
度は巻き上げリール60の係合片63が前記ブレーキバ
ネ64の他方の腕部66に係合してブレーキバネ64が
巻き戻され、ブレーキバネ64がスリーブ67の内周面
に強く圧接されて巻き上げリール60は回転不能と成
る。即ちここで自動的にブレーキが働くのである。
【0030】次に図5は本発明の第3の実施形態を表わ
す。上述した第1の実施形態の支柱1を後方へ突出さ
せ、その内部にワイヤー5の巻き上げリール60を取り
付け、この下部に設けたモータ7を巻き上げリール60
の動力と為した。なお支柱10には、前記モータ7をO
N/OFFするための電源スイッチ70が取り付けられ
ている。またワイヤー5はプーリ32を介して垂下させ
られている。なおプーリ32の代わりにギアを用い、ワ
イヤー5の代わりに前記ギアに噛合するチェーンを用い
る構成とすることが出来る。
【0031】電源スイッチ70をONとすると、モータ
7が駆動されて巻き上げリール60を回転させ、この結
果巻き上げリール60にワイヤー5が巻き取られて、自
転車が吊り下げられる。
【0032】次に図6は本発明の第4の実施形態を表わ
す。ワイヤー5の巻き上げリール3には、バネリール7
1から引き出された牽引バネ72の一端部が取り付けら
れている。
【0033】牽引バネ72をバネリール71から引き出
すと、牽引バネ72はバネ力によりバネリール71内に
戻ろうとする性質を有する。ワイヤー5を巻き上げリー
ル3から引き出すと、この時の巻き上げリール3の回転
によって牽引バネ72が巻き上げリール3に巻き上げら
れ、牽引バネ72がバネリール71から引き出されるこ
とに成るが、前記性質を有するが故に、バネリール71
から引き出された牽引バネ72は巻き上げリール3を逆
回転させ、自転車を吊り上げる際の補助動力と成るので
ある。
【0034】次に図7は本発明の第5の実施形態を表わ
す。ワイヤー5と鈎50との間にはスイベル51が取り
付けられている。
【0035】スイベル51によって、鈎50は360度
何れの方向へも回転することが出来るように成る。
【0036】次に図8は本発明の第6の実施形態を表わ
す。鈎50の根元部分に回動軸53を設け、この回動軸
53にロック鈎52を、鈎50を閉塞し得るように取り
付けて成る。
【0037】このロック鈎52は回動軸53部分で施錠
可能である。なお、施錠にはソレノイドなどを用いた電
磁ロック方式を採用することが可能であり、またこの場
合には遠隔操作によってロック・アンロックを行なわせ
るように構成することも出来る。
【0038】次に図9は本発明の第7の実施形態を表わ
す。支柱パイプ13と梁パイプ14と床パイプ15とが
接続筒16を以て連結され枠体が形成されている。梁パ
イプ14には上述の第2の実施形態で説明した回転伝達
機構が3台分取り付けられている。
【0039】梁パイプ14と床パイプ15とは略等しい
長さであるが、この梁パイプ14と床パイプ15の長さ
寸法を代えることで、自転車1台用、2台用、3台用と
増設して行くことが出来る。なお、各々の接続筒16に
関して、2本の接続筒16を並設することで、枠体を複
数台連結することが出来るように成る。
【0040】次に図10は本発明の第8の実施形態を表
わす。この実施形態は上述した第3の実施形態に、自転
車の前後輪を案内するための車輪ガイド8を設けた点に
特徴を有する。即ち、自転車が吊り上げられたり引き下
ろされたりする際に、車輪が軌跡を描いて移動するその
軌跡の位置に、軌跡の形を辿った円弧の一部形状のよう
な形状の車輪ガイド8を設けて成る。
【0041】これにより車輪Tは常に車輪ガイド8内に
あり、自転車が振れることなく円滑に駐車出庫出来る。
【0042】次に図11は本発明の第9の実施形態を表
わす。第7の実施形態と同様、支柱パイプ13と梁パイ
プ14と床パイプ15とが接続筒16を以て連結され枠
体が形成されているが、前記梁パイプ14の下方に振れ
止め用梁パイプ9を取り付けると共に、更にこの振れ止
め用梁パイプ9の鈎50と交差する位置に、ワイヤー5
を通すと共に下から上がって来る鈎50を受けて固定す
るための溝90を設けて成る。
【0043】自転車が吊り上げられる最終段階で、鈎5
0が振れ止め用梁パイプ9の溝90に嵌り込み、鈎50
が固定されて振らつかなく成る。
【0044】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れることはないから、線材には合成樹脂製のロープなど
も任意に利用可能であり、掛止部材としては前記鈎の代
わりにチャックなどが任意に利用出来る。線材の巻き取
り手段に付いても同様に自由に設計することが出来る。
なお、梁材を支持する場合に、上述した実施形態では何
れも支柱10や支柱パイプ13を用いていたが、これに
限定されず、建築物の壁面を構成の一部として利用する
ようにしてもよい。
【0045】
【発明の効果】以上本発明は、梁材によって支承された
線材の一端部に自転車への掛止部材を取り付け、他端部
をこの線材の巻き取り手段に取り付けたことを特徴とす
る牽引吊上式自転車駐車装置とした。これにより自転車
は縦の姿勢で駐車されるから、狭い場所にも簡単に設置
可能である。また重錘などを用いていないため、掛止部
材を引き下ろす作業が軽く容易に行え、またこの際に掛
止部材が勢いよく引き上げられるというような問題も解
消されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態を側面方向から表わした説明図
である。
【図2】同実施形態を正面方向から表わした説明図であ
る。
【図3】第2の実施形態を側面方向から表わした説明図
である。
【図4】同実施形態の回転伝達機構の説明図である。
【図5】第3の実施形態を側面方向から表わした説明図
である。
【図6】第4の実施形態の巻き上げリール3部分の説明
図である。
【図7】第5の実施形態の鈎50部分の説明図である。
【図8】第6の実施形態の鈎50部分の説明図である。
【図9】第7の実施形態を正面方向から表わした説明図
である。
【図10】第8の実施形態を側面方向から表わした説明
図である。
【図11】第9の実施形態を正面方向から表わした説明
図である。
【符号の説明】
1 梁 10 支柱 11 基台 12 アンカーボルト 13 支柱パイプ 14 梁パイプ 15 床パイプ 16 接続筒 2 巻き上げハンドル 20 ベベルギア 21 ラチェット機構 22 解除レバー 3 巻き上げリール 30 ベベルギア 31 回転軸 32 プーリ 4 ベベルギアシャフト 40 ベベルギア 5 ワイヤー 50 鈎 51 スイベル 52 ロック鈎 53 回動軸 6 操作リール 60 巻き上げリール 61 操作紐 62 係合片 63 係合片 64 ブレーキバネ 65 腕部 66 腕部 67 スリーブ 68 係合片 7 モータ 70 電源スイッチ 71 バネリール 72 牽引バネ 8 車輪ガイド

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 梁材によって支承された線材の一端部に
    自転車への掛止部材を取り付け、他端部をこの線材の巻
    き取り手段に取り付けたことを特徴とする、牽引吊上式
    自転車駐車装置。
  2. 【請求項2】 梁材にギアが回転自在に取り付けられて
    おり、このギアで線材としてのチェーンを支承するもの
    である、請求項1の牽引吊上式自転車駐車装置。
  3. 【請求項3】 梁材に滑車が回転自在に取り付けられて
    おり、この滑車で線材としてのワイヤーを支承するもの
    である、請求項1の牽引吊上式自転車駐車装置。
  4. 【請求項4】 梁材が回転可能に設けられており、前記
    線材の他端部がこの梁材に固定されることにより、梁材
    が線材の巻き取り手段とされたものである、請求項1の
    牽引吊上式自転車駐車装置。
  5. 【請求項5】 線材の巻き取り手段が人力によって駆動
    されるものである、請求項1の牽引吊上式自転車駐車装
    置。
  6. 【請求項6】 線材の巻き取り手段がモータにより駆動
    されるものである、請求項1の牽引吊上式自転車駐車装
    置。
  7. 【請求項7】 線材の巻き取り手段がバネの付勢力によ
    り駆動されるものである、請求項1の牽引吊上式自転車
    駐車装置。
  8. 【請求項8】 線材の巻き取り手段にラチェット機構が
    設けられて逆方向への回転が規制されるものである、請
    求項1の牽引吊上式自転車駐車装置。
  9. 【請求項9】 線材の巻き取り手段にブレーキ機構が設
    けられて逆方向への回転が規制されるものである、請求
    項1の牽引吊上式自転車駐車装置。
  10. 【請求項10】 掛止部材が軸回りに回転可能に設けら
    れたものである、請求項1の牽引吊上式自転車駐車装
    置。
  11. 【請求項11】 掛止部材が梁材上を左右に移動可能に
    設けられたものである、請求項1の牽引吊上式自転車駐
    車装置。
  12. 【請求項12】 掛止部材に、自転車の車輪やハンドル
    を掛止して固定するためのロック手段が設けられてい
    る、請求項1の牽引吊上式自転車駐車装置。
  13. 【請求項13】 梁材が延設可能に設けられている、請
    求項1の牽引吊上式自転車駐車装置。
  14. 【請求項14】 建物の壁面により梁材を支持する、請
    求項1の牽引吊上式自転車駐車装置。
  15. 【請求項15】 自転車の車輪を案内するためのガイド
    を設けた、請求項1の牽引吊上式自転車駐車装置。
  16. 【請求項16】 梁材の下方に別の梁材を設けると共に
    この梁材に、上昇して来た掛止部材を固定するための固
    定手段を設けた、請求項1の牽引吊上式自転車駐車装
    置。
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