JP2000343523A - ダイシング装置のスピンドル移動機構 - Google Patents

ダイシング装置のスピンドル移動機構

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JP2000343523A
JP2000343523A JP15782399A JP15782399A JP2000343523A JP 2000343523 A JP2000343523 A JP 2000343523A JP 15782399 A JP15782399 A JP 15782399A JP 15782399 A JP15782399 A JP 15782399A JP 2000343523 A JP2000343523 A JP 2000343523A
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along
screw rod
axis direction
carriages
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JP15782399A
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Yasuyuki Sakatani
康之 酒谷
Masayuki Azuma
正幸 東
Tei Adachi
禎 足立
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Seiko Seiki KK
Tokyo Seimitsu Co Ltd
Original Assignee
Seiko Seiki KK
Tokyo Seimitsu Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】構造が簡単でコンパクトなダイシング装置のス
ピンドル移動機構を提供する。 【解決手段】ブレードが装着されたスピンドルは、2台
のY軸キャリッジ50A、50Bに個別に搭載される。
2台のY軸キャリッジ50A、50Bは、共に一対のY
軸ガイドレール46、46上に摺動自在に設けられてい
る。ネジ棒駆動モータ64でネジ棒56を回転させる
と、2台のY軸キャリッジ50A、50Bは、共に同じ
移動量で同じ方向に移動する。また、一方のY軸キャリ
ッジ50Bに設けられた中空モータ68によってナット
66Bを回転させると、一方のY軸キャリッジ50Bの
みが単独で移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイシング装置の
スピンドル移動機構に係り、特に2本のスピンドルを備
えたダイシング装置のスピンドル移動機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のダイシング装置として
は、特開平8−25209号公報に開示された装置が知
られている。このダイシング装置は、ブレードが装着さ
れた2本のスピンドルをY軸方向に沿って配置すること
により、X軸方向に移動する半導体ウェーハを切断線
(ストリート)に沿って2本同時に切断する。ここで、
このダイシング装置の2本のスピンドルは、個別にその
位置を制御することができるように構成されており、こ
れにより2枚のブレードの間隔や切断位置を調整するよ
うにしている。
【0003】ところで、前記ダイシング装置では、2本
のスピンドルを移動させる機構が、2台のキャリッジに
よって構成されている。すなわち、基板上に配設された
レールに沿ってY軸方向に移動自在に設けられた第1キ
ャリッジと、その第1キャリッジ上に配設されたレール
に沿ってY軸方向に移動自在に設けられた第2キャリッ
ジとから構成されている。そして、この第1キャリッジ
と第2キャリッジ上にそれぞれスピンドルが搭載されて
いる。このスピンドル移動機構によれば、第1キャリッ
ジを移動させると2本のスピンドルを同時に移動させる
ことができ、第2キャリッジを移動させると、一方のス
ピンドルのみが移動して、その間隔を可変することがで
きる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のスピンドル移動機構では、第1キャリッジ上に第2
キャリッジが搭載された構成であるため、2枚のブレー
ドが対向するように2本のスピンドルを一直線上に配置
したダイシング装置においては、装置の構造が複雑かつ
大型化するという欠点がある。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、構造が簡単でコンパクトなダイシング装置の
スピンドル移動機構を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
前記目的を達成するために、各々個別にブレードが装着
された2本のスピンドルをY軸方向に沿って配置し、該
2本のスピンドルを回転させながら、該2本のスピンド
ルとワークをX軸方向に沿って相対的に移動させること
により、前記ワークを切断線に沿って切断するととも
に、前記2本のスピンドルをY軸方向に沿って所定ピッ
チ移動させることにより、前記ワークを次の切断線に沿
って切断するダイシング装置のスピンドル移動機構にお
いて、前記スピンドル移動機構は、前記ダイシング装置
の本体フレームに設けられたベースと、Y軸方向に沿っ
て前記ベースに配設されたレールと、前記レール上に摺
動自在に設けられ、前記2本のスピンドルが各々独立し
て搭載された2台のキャリッジと、前記レールに沿って
配設されたネジ棒と、前記ベースに設けられ、前記ネジ
棒を回転させるネジ棒駆動モータと、前記2台のキャリ
ッジにそれぞれ設けられ、前記ネジ棒に螺合されたナッ
ト部材と、前記2台のキャリッジのいずれか一方に設け
られ、前記ナット部材を回転させるナット駆動モータ
と、からなることを特徴とする。
【0007】本発明によれば、一方のキャリッジに設け
られたナット駆動モータを駆動してナットを回転させる
と、その一方のキャリッジのみがレール上を移動して、
2台のキャリッジ(2本のスピンドル)の間隔が可変す
る。これにより、2枚のブレードの間隔を調整すること
ができる。また、ネジ棒駆動モータを駆動してネジ棒を
回転させると、前記の間隔を維持したまま2台のキャリ
ッジ(2本のスピンドル)が同時にレール上を移動す
る。これにより、2枚のブレードを同時に移動させるこ
とができる。このように本発明によれば、各キャリッジ
が1つのレール上を移動するので、従来のスピンドル移
動機構と比較して構造が簡単でコンパクトになる。
【0008】また、請求項2に係る発明は、前記目的を
達成するために、各々個別にブレードが装着された2本
のスピンドルをY軸方向に沿って配置し、該2本のスピ
ンドルを回転させながら、該2本のスピンドルとワーク
をX軸方向に沿って相対的に移動させることにより、前
記ワークを切断線に沿って切断するとともに、前記2本
のスピンドルをY軸方向に沿って所定ピッチ移動させる
ことにより、前記ワークを次の切断線に沿って切断する
ダイシング装置のスピンドル移動機構において、前記ス
ピンドル移動機構は、前記ダイシング装置の本体フレー
ムに設けられたベースと、Y軸方向に沿って前記ベース
に配設されたレールと、前記レール上に摺動自在に設け
られ、前記2本のスピンドルが各々独立して搭載された
2台のキャリッジと、前記レールに沿って配設されたネ
ジ棒と、前記ベースに固定され、前記ネジ棒に螺合され
た固定ナット部材と、前記2台のキャリッジの一方に設
けられ、前記ネジ棒を回転させるネジ棒駆動モータと、
前記2台のキャリッジの他方に設けられ、前記ネジ棒に
螺合された可動ナット部材と、前記他方のキャリッジに
設けられ、前記可動ナット部材を回転させるナット駆動
モータと、からなることを特徴とする。
【0009】本発明によれば、一方のキャリッジに設け
られたネジ棒駆動モータを駆動してネジ棒を回転させる
と、一方のキャリッジがレール上を移動する。このと
き、他方側のキャリッジに設けられた可動ナット部材を
ナット駆動モータで回転させることにより、他方のキャ
リッジの位置制御が可能になる。このように本発明によ
れば、各キャリッジが1つのレール上を移動するので、
従来のスピンドル移動機構と比較して構造が簡単でコン
パクトになる。
【0010】本発明によれば、他方側のキャリッジに設
けられたナット駆動モータを駆動してナットを回転させ
ると、その他方側のキャリッジのみがレール上を移動し
て、2台のキャリッジ(2本のスピンドル)の間隔が可
変する。これにより、2枚のブレードの間隔を調整する
ことができる。また、一方のキャリッジに設けられたネ
ジ棒駆動モータを駆動してネジ棒を回転させると、前記
設定間隔を維持したまま2台のキャリッジ(2本のスピ
ンドル)が同時にレール上を移動する。これにより、2
枚のブレードを同時に移動させることができる。このよ
うに本発明によれば、各キャリッジが1つのレール上を
移動するので、従来のスピンドル移動機構と比較して構
造が簡単でコンパクトになる。
【0011】また、請求項3に係る発明は、前記目的を
達成するために、各々個別にブレードが装着された2本
のスピンドルをY軸方向に沿って配置し、該2本のスピ
ンドルを回転させながら、該2本のスピンドルとワーク
をX軸方向に沿って相対的に移動させることにより、前
記ワークを切断線に沿って切断するとともに、前記2本
のスピンドルをY軸方向に沿って所定ピッチ移動させる
ことにより、前記ワークを次の切断線に沿って切断する
ダイシング装置のスピンドル移動機構において、前記ス
ピンドル移動機構は、前記ダイシング装置の本体フレー
ムに設けられたベースと、Y軸方向に沿って前記ベース
に配設されたレールと、前記レール上に摺動自在に設け
られ、前記2本のスピンドルが各々独立して搭載された
2台のキャリッジと、前記ベースに設けられた第1モー
タと、前記レールに沿って配設され、前記第1モータに
駆動されて回転する第1ネジ棒と、前記2台のキャリッ
ジの一方に設けられ、前記第1ネジ棒に螺合された第1
ナット部材と、前記2台のキャリッジの他方に設けられ
た第2モータと、前記ガイド部材に沿って配設され、前
記第2モータに駆動されて回転する第2ネジ棒と、前記
一方のキャリッジに設けられ、前記第2ネジ棒に螺合さ
れた第2ナット部材と、からなることを特徴とする。
【0012】本発明によれば、他方側のキャリッジに設
けられた第2モータを駆動して第2ネジ棒を回転させる
と、その他方側のキャリッジのみがレール上を移動し
て、2台のキャリッジ(2本のスピンドル)の間隔が可
変する。これにより、2枚のブレードの間隔を調整する
ことができる。また、ベースに設けられた第1モータを
駆動して第1ネジ棒を回転させると、前記設定間隔を維
持したまま2台のキャリッジ(2本のスピンドル)が同
時にレール上を移動する。これにより、2枚のブレード
を一定の間隔を維持させた状態また移動させることがで
きる。このように本発明によれば、各キャリッジが1つ
のレール上を移動するので、従来のスピンドル移動機構
と比較して構造が簡単でコンパクトになる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
係るダイシング装置のスピンドル移動機構の好ましい実
施の形態について詳説する。図1は、本発明に係るスピ
ンドル移動機構が適用されたダイシング装置の斜視図で
あり、図2は、その平面図である。
【0014】図1に示すように、前記ダイシング装置
は、主として切断部1、洗浄部2、カセット収納部3、
エレベータ部4及び搬送装置5等から構成されている。
このダイシング装置によるウェーハWの切断工程を説明
すると、まず、カセット収納部3に複数枚収納されてい
る加工前のウェーハWは、エレベータ部4によって順次
引き出され、図2に示す位置P4にセットされる。次
に、このウェーハWは、搬送装置5によって位置P1の
プリロードステージを介して切断部1のウェーハテーブ
ル(位置P2)上に載置される。ここで、ウェーハWは
ウェーハテーブルに吸着保持される。
【0015】ウェーハテーブルに吸着保持されたウェー
ハWは、アライメント部8、9によってウェーハW上の
パターンが画像認識され、これに基づいてアライメント
される。そして、アライメントされたウェーハWは、切
断部1の矢印A、Bで示すY軸方向の移動と、ウェーハ
テーブルの矢印C、Dで示すX軸方向の移動とによっ
て、2本のストリートが同時に切断される。
【0016】最初の2本のストリートが切断されると、
切断部1のスピンドルがストリートのピッチ分だけY軸
方向に移動する。そして、ウェーハテーブルが再びX軸
方向に移動し、これにより、次の2本のストリートが切
断される。この切断動作を繰り返して行い、一方向(X
方向)の全てのストリートを切断する。一方向(X方
向)の全てのストリートが切断されると、ウェーハテー
ブルが90°回動し、前記切断したストリートに直交す
る方向(図2上でY方向)のストリートが順次切断され
る。これにより、ウェーハWは最終的に碁盤目状に切断
される。
【0017】切断の終了したウェーハWは、ウェーハテ
ーブルによって位置P2に戻される。その後、搬送装置
5によって位置P3の洗浄部2のスピナテーブルに搬送
され、ここで洗浄水により洗浄された後、エアブローに
よって乾燥される。洗浄・乾燥が終了したウェーハW
は、搬送装置5によって位置P4に搬送されたのち、エ
レベータ部4によってカセット部1に収納される。
【0018】以上がダイシング装置による1枚のウェー
ハWの切断工程であり、以下同様の手順でカセット収納
部3に収納されている全てのウェーハWを切断する。次
に、ダイシング装置の切断部1の構成について説明す
る。図3は、切断部1の構成を示す斜視図である。同図
に示すように、切断部1は、ウェーハWを保持してX軸
方向に沿って送りを与えるウェーハ送り装置12と、そ
のウェーハ送り装置12によってX軸方向に送られたウ
ェーハWをストリートに沿って切断する切断装置14を
備えている。
【0019】まず、ウェーハ送り装置12の構成につい
て説明する。図示しないダイシング装置の本体フレーム
上には、図中X軸方向に沿ってX軸ベース20が水平に
敷設されている。このX軸ベース20上には、一対のX
軸ガイドレール22、22がX軸方向に沿って敷設され
ている。前記X軸ガイドレール22、22上には、X軸
キャリッジ24が摺動自在に設けられている。このX軸
キャリッジ24の中央部にはθ軸モータ26が搭載され
ており、該θ軸モータ26の出力軸にはウェーハテーブ
ル28が連結されている。切断対象のウェーハWは、こ
のウェーハテーブル28に吸着保持される。
【0020】ここで、このウェーハテーブル28が搭載
されたX軸キャリッジ24は、リニアモータ30に駆動
されて、前記X軸ガイドレール22、22上を摺動す
る。このリニアモータ30は、マグネットレール32と
コイルアッセンブリ(図示せず)とから構成されてお
り、マグネットレール32は、前記一対のX軸ガイドレ
ール22、22の間に配設されている。また、コイルア
ッセンブリは、前記X軸キャリッジ24の裏面に設けら
れており、このコイルアッセンブリとマグネットレール
32とは所定の間隙をもって互いに対向するように配設
されている。
【0021】前記X軸キャリッジ24は、前記リニアモ
ータ30を駆動することにより、前記X軸ガイドレール
22、22に沿ってX軸方向に移動し、この結果、ウェ
ーハWを吸着保持したウェーハテーブル28がX軸方向
に沿って移動する。なお、図3において、前記X軸ガイ
ドレール22に沿ってX軸ベース20に配設された符号
34はモアレスケールである。このモアレスケール34
は、X軸キャリッジ24に設けられた検出片36の位置
を非接触で検出することにより、ウェーハWの位置を間
接的に検出するものである。
【0022】次に、切断装置14の構成について説明す
る。この切断装置14は、ブレード40A、40Bが装
着された2本のスピンドル42A、42Bを有してお
り、該2本のスピンドル42A、42Bは、次に説明す
るスピンドル移動機構によってZ軸方向及びY軸方向に
各々独立して移動する。図3に示すように、門型に形成
され、前記X軸ベース20を跨ぐようにして配設された
Y軸ベース44は、図示しないダイシング装置の本体フ
レーム上に垂直に立設されている。このY軸ベース44
は、図中Y軸方向に沿って配設されており、その垂直な
ガイド面44Sには、一対のY軸ガイドレール46、4
6がY軸方向に沿って所定の間隔で敷設されている。
【0023】前記一対のY軸ガイドレール46、46上
には、図3及び図4に示すように、スライダ48A、4
8Bを介して2台のY軸キャリッジ50A、50Bが摺
動自在に設けられている(スライダ48A、48Bは、
Y軸キャリッジ50A、50Bの裏面四隅に配設されて
いる。)。前記2台のY軸キャリッジ50A、50Bの
前面50a、50bには、それぞれ図示しない一対のZ
軸ガイドレールが図中Z軸方向に沿って敷設されてお
り、該Z軸ガイドレール上をそれぞれZ軸キャリッジ5
2A、52Bが摺動自在に設けられている。この2台の
Z軸キャリッジ52A、52Bは、それぞれ図示しない
昇降駆動手段(たとえば、ボールネジ装置やシリンダな
ど)に駆動されて、前記Z軸ガイドレール上を図中Z軸
方向に沿って摺動する。
【0024】また、この2台のZ軸キャリッジ52A、
52Bの前面下部には、それぞれスピンドル駆動モータ
54A、54Bが設けられている。そして、このスピン
ドル駆動モータ54A、54Bの出力軸に、前記ブレー
ド40A、40Bが装着されたスピンドル42A、42
Bが連結されている。したがって、前記スピンドル42
A、42Bは、前記Z軸キャリッジ52A、52BをZ
軸ガイドレールに沿って摺動させることにより、Z軸方
向に移動させることができる。
【0025】一方、このスピンドル42A、42BをY
軸方向に移動させる機構は次のように構成されている。
図5に示すように、前記一対のY軸ガイドレール46、
46の間には、該Y軸ガイドレール46、46に沿って
ネジ棒56が配設されている。このネジ棒56の一端
(図5において右端)は、前記Y軸ベース44上に軸受
ブラケット58を介して設けられた軸受60に回動自在
に支持されている。また、このネジ棒56の他端(図5
において左端)は、前記Y軸ベース44上にモータブラ
ケット62を介して設けられたネジ棒駆動モータ64の
出力軸に連結されている。ネジ棒56は、このネジ棒駆
動モータ64を駆動することにより回転する。
【0026】一方、前記2台のY軸キャリッジ50A、
50Bの裏面には、それぞれナット66A、66Bが設
けられている。このナット66A、66Bは、それぞれ
ネジ棒56に螺合されている。したがって、前記ネジ棒
駆動モータ64を駆動してネジ棒56を回転させれば、
そのネジ棒56の回転量に応じて前記2台のY軸キャリ
ッジ50A、50Bが同じ移動量で移動する。
【0027】ここで、図5に示すように、図中右側のY
軸キャリッジ50Bの裏面には中空モータ68(ナット
駆動モータ)が設けられている。そして、この中空モー
タ68の出力軸に前記ナット66Bが連結されている。
この中空モータ68は、出力軸が中空状に形成されてお
り、前記ネジ棒56はこの出力軸の中空部に挿通されて
いる。前記ナット66Bは、この中空モータ68を駆動
することにより回転し、この結果、図中右側のY軸キャ
リッジ50BのみがY軸ガイドレール46、46に沿っ
てY軸方向に移動する。
【0028】なお、中空モータ68は、駆動停止中、出
力軸の回転が固定される。これにより、ナット50Bが
ネジ棒56の回転に伴って回転するのが防止される。ま
た、図4において、前記Y軸ガイドレール46に沿って
Y軸ベース44に配設された符号70はモアレスケール
である。このモアレスケール70は、Y軸キャリッジ5
0A、50Bに設けられた検出片72A、72Bの位置
を非接触で検出することにより、ブレード40A、40
Bの位置を間接的に検出するものである。
【0029】前記のごとく構成された本実施の形態のス
ピンドル移動機構の作用は次のとおりである。まず、本
実施の形態のスピンドル移動機構による2本のスピンド
ル42A、42Bの基本動作について説明する。なお、
以下の説明では、必要に応じて図4中左側のスピンドル
42Aを『第1スピンドル』といい、右側のスピンドル
42Bを『第2スピンドル』という。同様に、図4中左
側のY軸キャリッジ50Aを『1キャリッジ』といい、
右側のY軸キャリッジ50Bを『第2Y軸キャリッジ』
という。
【0030】ネジ棒駆動モータ64を駆動することによ
りネジ棒56が回転し、この結果、そのネジ棒56の回
転量に応じて2本のスピンドル42A、42Bが同時に
同じ方向に同じ移動量で移動する。そして、これにより
2枚のブレード40A、40Bが同時に同じ方向に同じ
移動量で移動する。一方、中空モータ68を駆動するこ
とにより第2スピンドル42B側のナット66Bが回転
し、この結果、第2スピンドル42BのみがY軸方向に
移動する。そして、これにより2本のスピンドル42
A、42Bの間隔が可変する。また、これにより、2枚
のブレード40A、40Bの間隔が可変する。
【0031】また、2本のスピンドル42A、42B
は、図示しない昇降駆動手段によってZ軸キャリッジ5
2A、52BをZ軸ガイドレールに沿って個別に摺動さ
せることにより、Z軸方向に沿って個別に移動する。そ
して、これにより2枚のブレード40A、40BがZ軸
方向に沿って個別に移動する。次に、本実施の形態のス
ピンドル移動機構が組み込まれたダイシング装置のウェ
ーハダイシング方法について説明する。
【0032】まず、中空モータ68を駆動して2枚のブ
レード40A、40Bの間隔を設定する。この場合、図
示しない外部入力装置から前記間隔設定値が入力される
と、中空モータ68が図示しない制御装置に制御されて
第2スピンドル42BをY軸方向に移動させる。そし
て、その移動中のブレード40Bの位置情報がモアレス
ケール70から制御装置に出力される。制御装置は、前
記位置情報に基づいて中空モータ68をフィードバック
制御し、前記間隔設定値の位置にブレード40Bを位置
決めする。
【0033】次に、ネジ棒駆動モータ64を駆動して、
2枚のブレード40A、40Bを同時に移動させること
により、その2枚のブレード40A、40Bを所定の切
断開始位置に位置させる。この場合も前記同様、移動中
のブレード40A、40Bの位置情報がモアレスケール
70から制御装置に出力される。そして、制御装置は、
この位置情報に基づいてネジ棒駆動モータ64をフィー
ドバック制御し、前記ブレード40A、40Bを所定の
切断開始位置に位置決めする。
【0034】次に、図示しない昇降駆動手段が駆動され
てZ軸キャリッジ52A、52Bが所定量下降し、2枚
のブレード40A、40BによるウェーハWの切断切込
み量が設定される。以上の初期設定が終了すると、スピ
ンドル駆動モータ54A、54Bが駆動されてブレード
40A、40Bが回転する。次いで、リニアモータ30
が駆動され、ウェーハWを吸着保持したウェーハテーブ
ル28がX軸方向に沿って移動する。これにより、最初
の二本のストリートが切断される。
【0035】最初の切断が終了すると、ネジ棒駆動モー
タ64が駆動され、2枚のブレード40A、40Bがス
トリートのピッチ分だけY軸方向に移動する。そして、
再びウェーハテーブル28がX軸方向に移動されて、次
の2本のストリートが切断される。この切断動作を繰り
返して行い、X軸方向の全てのストリートを切断する。
【0036】X軸方向の全てのストリートの切断が終了
すると、θ軸モータ26が駆動されてウェーハテーブル
28が90°回転する。そして、前記切断したストリー
トに直交するY方向のストリートを前述した手順を繰り
返して切断する。これにより、ウェーハWは最終的に碁
盤目状に切断される。このように、本実施の形態のスピ
ンドル移動機構は、2本のスピンドル42A、42Bが
搭載されたY軸キャリッジ50A、50Bが一対のY軸
ガイドレール46、46を共用している。したがって、
スピンドル毎にガイド部材を具備した従来のスピンドル
移動機構と比較して構造が簡単でコンパクトになる。
【0037】また、本実施の形態のスピンドル移動機構
では、一度ブレード40A、40Bの間隔を設定すれ
ば、その設定間隔を維持した状態で2枚のブレード40
A、40Bを同時に移動させることができる。したがっ
て、常にブレード40A、40Bの間隔を一定に維持し
て切断する場合は、一度の設定でその後連続して切断を
進行することができるので、効率よく切断することがで
きる。
【0038】ここで、図6、図7、図8を参照して本実
施の形態のスピンドル移動機構によるウェーハ切断方法
の一例について述べる。図6はウェーハWの切断手順を
模式的に示したもので、特に、ウェーハWの切断エリア
を〜まで4エリアに分割し、これらのエリア中の複
数本のストリートを→→→エリアの順で切断す
る方法である。この切断方法は、例えば図6上において
1−1で示すストリートは、ブレード40Bで切断する
1本目のストリートを示し、2−1で示すストリート
は、ブレード40Aで切断する1本目のストリートを示
している。したがって、エリアによれば、ブレード4
0Aとブレード40Bとを3ピッチ分ずらして間隔設定
し、まず1本目の1−1ストリートをブレード40B
で、そして2−1ストリートをブレード40Aで同時に
切断する。
【0039】次に、ブレード40A、40Bの間隔を変
えることなくブレード40A、40Bをスピンドル移動
機構によってストリートの1ピッチ分ずらす。そして、
2本目の1−2ストリートをブレード40Bで、そし
て、2−2ストリートをブレード40Aで同時に切断す
る。この動作をあと2回繰り返して行い、エリアの計
8本のストリートを切断する。
【0040】エリアの全てのストリートの切断が終了
すると、エリア、エリアの各8本のストリートを同
様の手順で切断する。そして、エリアは残り5本のス
トリートなので、1−1ストリートをブレード40Bに
よって、そして2−1ストリートをブレード40Aによ
って同時に切断した後、ブレード40Bのみで1−2〜
1−4ストリートを順に切断する。これにより、X方向
の全てのストリートの切断が終了する。
【0041】上記切断方法では、ブレード40A、40
Bの間隔を変えることなく一定ピッチ移動させることで
ストリートを切断することができるので、ブレード40
A、40Bの位置制御が容易になり、また、コンタミも
発生し難くなる。この場合、本実施の形態のスピンドル
移動機構は、ブレード40A、40Bの間隔を常に一定
に維持した状態でブレード40A、40Bを同時に移動
させることができるので特に有効である。
【0042】なお、ウェーハWの切断送り方向(X方
向)は、一方向でも両方向でも良い。図7に示すウェー
ハWの切断方法も2枚のブレード40A、40Bによる
同時切断方法であり、1−1、2、3〜15ストリート
をブレード40Bで順に切断し、2−1、2、3〜15
ストリートをブレード40Aで順に切断する。この切断
方法によれば、まず、ブレード40Aとブレード40B
との間隔を最大限の間隔に設定し、一方側の1−1スト
リートをブレード40Bで、そして、他方側の2−1ス
トリートをブレード40Aで同時に切断する。
【0043】次に、ブレード40Aを1ピッチ分だけブ
レード40Bに向けて移動させると共に、ブレード40
Bを1ピッチ分だけブレード40Aに向けて移動させ
て、1−2ストリートをブレード40Bで、2−2スト
リートをブレード40Aで切断する。この1ピッチ分互
いに近づけて切断する動作をあと9回繰り返して行う。
そして、残りの8本のストリートを図6に示した切断方
法で切断する。即ち、ブレード40Aとブレード40B
とを3ピッチ分ずらして間隔設定し、1−12〜15ス
トリートをブレード40Bで、そして2−12〜15ス
トリートをブレード40Aで同時に切断する。
【0044】上記切断方法では、ウェーハWの両側にあ
るストリートから中央にあるストリートに向けてストリ
ートを順に切断するため、テープのテンションに影響さ
れないでストリートを確実に切断することができる。ダ
イシング装置で切断されるウェーハWは、通常、テープ
を介してフレームに接着されており、この際、テープに
テンションかけた状態でウェーハWを接着している。こ
のため、ストリートを切断していくと、テープの復元力
でウェーハWの位置がずれる場合があり、このように位
置がずれてしまうとブレード40A、40Bを1ピッチ
移動させたとしても、ブレード40A、40Bが次のス
トリートに当たらず、チップを切断してしまうというお
それが生じる。図7の切断方法は、上記不具合を防止す
ることができる。すなわち、図7の切断方法では、切断
した小片の長尺状のウェーハの位置が前記テープの復元
力でずれることがあっても、切断するウェーハW本体の
位置はずれないので、ストリートを確実に切断すること
ができる。
【0045】図8に示すウェーハWの切断方法も2枚の
ブレード40A、40Bによる同時切断方法であり、1
−1〜13ストリートをブレード40Bで順に切断する
と共に、2−1〜13ストリートをブレード40Aで順
に切断する。そして、残りの3本の1−14〜16スト
リートをブレード40Bで切断する方法である。上記切
断方法は、3本の1−14〜16ストリートを残した位
置が、ブレード40A、40Bの最大接近位置であり、
これらの1−14〜16ストリートを2枚のブレード4
0A、40Bで同時切断することができないので、この
場合には、一方のブレード(本実施例ではブレード40
B)で1−14〜16ストリートを順に切断する。
【0046】以上のように本実施の形態のスピンドル移
動機構を適用することで、多種類の切断方法を得ること
ができ、特に図6〜図8に示した切断方法は、ウェーハ
Wを切断するためのX方向移動量も最小に押さえること
ができる。したがって、ウェーハWを短時間で効率良く
切断することができる。また、前記X方向移動量を最小
に押さえることにより、ブレード40A、40Bの寿命
や次のドレッシングまでの期間を延ばすことができる。
【0047】図9は、本発明に係るスピンドル移動機構
の第2の実施の形態の要部の構成を示す正面図である。
第2の実施の形態のスピンドル移動機構は、Y軸方向の
移動機構が上述した第1の実施の形態のスピンドル移動
機構と相違している。したがって、ここではY軸方向の
移動機構の構成についてのみ説明する。
【0048】なお、図9において、上述した第1の実施
の形態のスピンドル移動機構と同一部材には同一符号が
付されている。図9に示すように、一対のY軸ガイドレ
ール46、46の間には、該Y軸ガイドレール46、4
6に沿ってネジ棒80が配設されている。このネジ棒8
0は、Y軸ベース44上にブラケット82を介して設け
られたナット84(固定ナット部材)に螺合されてい
る。また、このネジ棒80の一端(図9において左端)
は、第1Y軸キャリッジ50Aの裏面に設置されたネジ
棒駆動モータ86の出力軸に連結されている。ネジ棒8
0は、このネジ棒駆動モータ86を駆動することにより
回転し、これにより第1Y軸キャリッジ50AがY軸ガ
イドレール46、46上を摺動する。
【0049】また、第2Y軸キャリッジ50Bの裏面に
は中空モータ88(ナット駆動モータ)が設けられてい
る。この中空モータ88の出力軸にはナット90(可動
ナット部材)が固着されており、該ナット90は前記中
空モータ88を駆動することにより回転する。前記ネジ
棒80は、このナット90に螺合されるとともに、前記
中空モータ88の中空状の出力軸に挿通されている。し
たがって、第2Y軸キャリッジ50Bは、前記中空モー
タ88を駆動することによりY軸ガイドレール46、4
6上を摺動する。
【0050】なお、中空モータ88は、駆動停止中、出
力軸の回転が固定される。これにより、ナット90がネ
ジ棒80の回転に伴って回転するのが防止される。前記
のごとく構成された第2の実施の形態のスピンドル移動
機構によれば、ネジ棒駆動モータ86を駆動してネジ棒
80を回転させることにより、第1Y軸キャリッジ50
AがY軸ガイドレール46上を摺動する。このとき、中
空モータ68を駆動してナット90を回転させることに
より、第2Y軸キャリッジ50Bの位置制御が可能にな
る。これにより、2本のスピンドル42A、42Bを任
意の位置に移動させることができるようになり、2枚の
ブレード40A、40Bの位置制御が可能になる。
【0051】図10は、本発明に係るスピンドル移動機
構の第3の実施の形態の要部の構成を示す正面図であ
る。第3の実施の形態のスピンドル移動機構は、Y軸方
向の移動機構が上述した第1の実施の形態のスピンドル
移動機構と相違している。したがって、ここではY軸方
向の移動機構の構成についてのみ説明する。
【0052】なお、図10において、上述した第1の実
施の形態のスピンドル移動機構と同一部材には同一符号
が付されている。図10に示すように、一対のY軸ガイ
ドレール46、46の間には、該Y軸ガイドレール4
6、46に沿って第1ネジ棒100と第2ネジ棒102
が配設されている。
【0053】第1ネジ棒100は、第1Y軸キャリッジ
50Aに設けられた第1ナット106に螺合されてい
る。また、この第1ネジ棒100の一端(図10におい
て左端)は、Y軸ベース44上にモータブラケット10
8を介して設置された第1モータ110の出力軸に連結
されている。第1ネジ棒100は、この第1モータ11
0を駆動することにより回転し、これにより第1Y軸キ
ャリッジ50AがY軸ガイドレール46、46上を摺動
する。
【0054】一方、第2ネジ棒102は、前記第1ネジ
棒100と同様に一方(図10において左側)の第1Y
軸キャリッジ50Aに設けられた第2ナット112に螺
合されている。また、この第2ネジ棒102の一端(図
10において右端)は、第2Y軸キャリッジ50Bの裏
面に設けられた第2モータ114の出力軸に連結されて
いる。第2ネジ棒102は、この第2モータ114を駆
動することにより回転し、これにより第2Y軸キャリッ
ジ50BがY軸ガイドレール46、46上を摺動する。
【0055】前記のごとく構成された第3の実施の形態
のスピンドル移動機構によれば、第2モータ114を駆
動して第2ネジ棒102を回転させると、その第2ネジ
棒102の回転量に応じて第2キャリッジ50BがY軸
ガイドレール46、46上を単独で摺動する。これによ
り、第2スピンドル42BがY軸方向に移動し、2枚の
ブレード40A、40Bの間隔が可変する。
【0056】一方、第1モータ110を駆動して第1ネ
ジ棒100を回転させると、その第1ネジ棒100の回
転量に応じて第1キャリッジ50Aと第2キャリッジ5
0Bとが同時にY軸ガイドレール46、46上を摺動す
る。これにより、第1スピンドル42Aと第2スピンド
ル42Bとが同時に同じ方向に同じ移動量で移動し、2
枚のブレード40A、40Bの間隔を一定に維持したま
まY軸方向に移動させることができる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るダイシ
ング装置のスピンドル移動機構によれば、スピンドルが
搭載された2台のキャリッジを共通のガイドレールでガ
イドするようにしたので、コンパクトで簡単な構成にす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたダイシング装置の斜視図
【図2】図1に示したダイシング装置の平面図
【図3】切断部の構成を示す斜視図
【図4】スピンドル移動機構の構成を示す正面図
【図5】スピンドル移動機構の要部の構成を示す正面図
【図6】ウェーハ切断方法の説明図
【図7】ウェーハ切断方法の説明図
【図8】ウェーハ切断方法の説明図
【図9】スピンドル移動機構の第2の実施の形態の要部
の構成を示す正面図
【図10】スピンドル移動機構の第3の実施の形態の要
部の構成を示す正面図
【符号の説明】
1…切断部、12…ウェーハ送り装置、14…切断装
置、28…ウェーハテーブル、40A、40B…ブレー
ド、42A、42B…スピンドル、46…Y軸ガイドレ
ール、50A、50B…Y軸キャリッジ、52A、52
B…Z軸キャリッジ、54…スピンドル駆動モータ、5
6…ネジ棒、64…ネジ棒駆動モータ、66A、66B
…ナット、68…中空モータ(ナット駆動モータ)、8
0…ネジ棒、84…ナット、86…ネジ棒駆動モータ、
88…中空モータ(ナット駆動モータ)、90…第1ナ
ット、100…第1ネジ棒、102…第2ネジ棒、10
6…ナット、110…第1モータ、112…第2ナッ
ト、114…第2モータ、W…ウェーハ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年6月17日(1999.6.1
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】削除
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 東 正幸 東京都三鷹市下連雀9丁目7番1号 株式 会社東京精密内 (72)発明者 足立 禎 千葉県習志野市屋敷4丁目3番1号 セイ コー精機株式会社内 Fターム(参考) 3C058 AA03 AA13 AA18 AB03 AB04 AB06 AC02 BA07 BC01 CB05 DA17 3C069 AA01 BA04 BB01 BB03 BB04 BC02 BC03 BC07 CA05 CB02 CB05 EA01 EA02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々個別にブレードが装着された2本の
    スピンドルをY軸方向に沿って配置し、該2本のスピン
    ドルを回転させながら、該2本のスピンドルとワークを
    X軸方向に沿って相対的に移動させることにより、前記
    ワークを切断線に沿って切断するとともに、前記2本の
    スピンドルをY軸方向に沿って所定ピッチ移動させるこ
    とにより、前記ワークを次の切断線に沿って切断するダ
    イシング装置のスピンドル移動機構において、 前記スピンドル移動機構は、 前記ダイシング装置の本体フレームに設けられたベース
    と、 Y軸方向に沿って前記ベースに配設されたレールと、 前記レール上に摺動自在に設けられ、前記2本のスピン
    ドルが各々独立して搭載された2台のキャリッジと、 前記レールに沿って配設されたネジ棒と、 前記ベースに設けられ、前記ネジ棒を回転させるネジ棒
    駆動モータと、 前記2台のキャリッジにそれぞれ設けられ、前記ネジ棒
    に螺合されたナット部材と、 前記2台のキャリッジのいずれか一方に設けられ、前記
    ナット部材を回転させるナット駆動モータと、からなる
    ことを特徴とするダイシング装置のスピンドル移動機
    構。
  2. 【請求項2】 各々個別にブレードが装着された2本の
    スピンドルをY軸方向に沿って配置し、該2本のスピン
    ドルを回転させながら、該2本のスピンドルとワークを
    X軸方向に沿って相対的に移動させることにより、前記
    ワークを切断線に沿って切断するとともに、前記2本の
    スピンドルをY軸方向に沿って所定ピッチ移動させるこ
    とにより、前記ワークを次の切断線に沿って切断するダ
    イシング装置のスピンドル移動機構において、 前記スピンドル移動機構は、 前記ダイシング装置の本体フレームに設けられたベース
    と、 Y軸方向に沿って前記ベースに配設されたレールと、 前記レール上に摺動自在に設けられ、前記2本のスピン
    ドルが各々独立して搭載された2台のキャリッジと、 前記レールに沿って配設されたネジ棒と、 前記ベースに固定され、前記ネジ棒に螺合された固定ナ
    ット部材と、 前記2台のキャリッジの一方に設けられ、前記ネジ棒を
    回転させるネジ棒駆動モータと、 前記2台のキャリッジの他方に設けられ、前記ネジ棒に
    螺合された可動ナット部材と、 前記他方のキャリッジに設けられ、前記可動ナット部材
    を回転させるナット駆動モータと、からなることを特徴
    とするダイシング装置のスピンドル移動機構。
  3. 【請求項3】 各々個別にブレードが装着された2本の
    スピンドルをY軸方向に沿って配置し、該2本のスピン
    ドルを回転させながら、該2本のスピンドルとワークを
    X軸方向に沿って相対的に移動させることにより、前記
    ワークを切断線に沿って切断するとともに、前記2本の
    スピンドルをY軸方向に沿って所定ピッチ移動させるこ
    とにより、前記ワークを次の切断線に沿って切断するダ
    イシング装置のスピンドル移動機構において、 前記スピンドル移動機構は、 前記ダイシング装置の本体フレームに設けられたベース
    と、 Y軸方向に沿って前記ベースに配設されたレールと、 前記レール上に摺動自在に設けられ、前記2本のスピン
    ドルが各々独立して搭載された2台のキャリッジと、 前記ベースに設けられた第1モータと、 前記レールに沿って配設され、前記第1モータに駆動さ
    れて回転する第1ネジ棒と、 前記2台のキャリッジの一方に設けられ、前記第1ネジ
    棒に螺合された第1ナット部材と、 前記2台のキャリッジの他方に設けられた第2モータ
    と、 前記ガイド部材に沿って配設され、前記第2モータに駆
    動されて回転する第2ネジ棒と、 前記一方のキャリッジに設けられ、前記第2ネジ棒に螺
    合された第2ナット部材と、からなることを特徴とする
    ダイシング装置のスピンドル移動機構。
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