JPH1174228A - 精密切削装置 - Google Patents

精密切削装置

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Publication number
JPH1174228A
JPH1174228A JP23218397A JP23218397A JPH1174228A JP H1174228 A JPH1174228 A JP H1174228A JP 23218397 A JP23218397 A JP 23218397A JP 23218397 A JP23218397 A JP 23218397A JP H1174228 A JPH1174228 A JP H1174228A
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JP
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cutting
cutting means
spindle
blade
axis direction
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JP23218397A
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Kazuma Sekiya
一馬 関家
Takayuki Mabashi
隆之 馬橋
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Disco Corp
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Disco Abrasive Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ブレードとスピンドルとを有する切削手段を2
つ有する精密切削装置において、被加工物の切削の生産
性を向上させる。 【解決手段】スピンドルとブレードを有する2つの切削
手段をY軸方向に移動可能に共通の基盤から吊垂すると
共に、被加工物を保持してX軸方向に移動可能なチャッ
クテーブルを配設した精密切削装置を提供する。そし
て、チャックテーブルをX軸方向に移動させて、2つの
ブレードによって同時に同一のストロークで切削を行
い、生産性を向上させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウェーハ等
の被加工物を精密に切削することができる精密切削装置
に関し、詳しくは、切削用の2つのブレードを対峙させ
て配設することにより、切削効率の向上を図った精密切
削装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】2つのブレードを備えた精密切削装置と
しては、例えば、特公平3−11601号公報に開示さ
れたダイシング装置が従来例として周知である。このダ
イシング装置においては、Y軸方向に2本のスピンドル
が並列に配設され、各スピンドルの先端部にはそれぞれ
ブレードが装着されている。
【0003】このダイシング装置において、例えばステ
ップカットにより半導体ウェーハを切削する際には、片
方のブレードを先端がV字型のV溝ブレード、もう片方
のブレードを切削用のブレードとすれば、V溝ブレード
によって被加工物の表面にV溝を形成した後、更にその
V溝を切削用のブレードで切削することにより、表面が
テーパー上に面取りされたチップを形成することができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スピン
ドルは並列に配設され、スピンドルに装着されるブレー
ドも切削方向に対して並列に配設されるため、切削スト
ロークがブレード間の間隔分だけ長くなり、生産性の点
で問題がある。
【0005】従って、従来の2本のスピンドルを備えた
精密切削装置においては、切削ストロークを短くして生
産性の向上を図ることに解決しなければならない課題を
有している。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の具体的手段として本発明は、半導体ウェーハ等の被加
工物を保持し切削送り経路にX軸方向に移動可能に配設
されたチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持
された被加工物を切削する第一の切削手段及び第二の切
削手段とを少なくとも含む精密切削装置であって、第一
の切削手段は第一のブレードが装着される第一のスピン
ドルを含み、第二の切削手段は第二のブレードが装着さ
れる第二のスピンドルを含み、第一の切削手段と第二の
切削手段とは、切削送り経路を跨いでY軸方向に配設さ
れた共通の割り出し送り経路に第一のブレードと第二の
ブレードとが対峙するように吊垂状態で配設されると共
に、独立してスピンドルの軸心方向に割り出し送りされ
る精密切削装置を提供するものである。
【0007】また本発明は、割り出し送り経路が起立し
たガイド基盤の側面に設けられており、該ガイド基盤
は、チャックテーブルの切削送りを妨げないように門型
に形成されていること、割り出し送り経路には、少なく
とも、第一の切削手段と第二の切削手段のY軸方向の割
り出し送りをガイドするガイドレールが配設されている
こと、第一のスピンドルと第二のスピンドルとは、X軸
及びY軸と直交するZ軸方向に移動可能であり、該Z軸
方向の移動によって切り込み深さが調整されること、割
り出し送り経路の所要位置にリニアスケールが配設さ
れ、第一の切削手段と第二の切削手段とのY軸方向の割
り出し送りがリニアスケールの計測データによって制御
されること、リニアスケールは一本であり、第一の切削
手段と第二の切削手段とによって共用されること、第一
の切削手段と第二の切削手段は、ボールスクリューによ
ってY軸方向に割り出し送りされること、ボールスクリ
ューは、第一の切削手段と第二の切削手段とに独立して
配設されること、ボールスクリューは1本が配設され、
第一の切削手段と第二の切削手段には、それぞれボール
スクリューに螺合して回転可能な送りナットが配設され
ていて、第一の切削手段と第二の切削手段とがボールス
クリューを共用すること、第一のスピンドルと第二のス
ピンドルには、同種または異種のブレードが装着される
こと、を付加的要件とするものである。
【0008】このような精密切削装置によれば、第一の
切削手段と第二の切削手段とが共通のガイドレールに吊
垂状態で配設されてブレード同士が対峙するので、構成
がコンパクトでかつ安定しており、無理のない割り出し
送りができる。また、2本のスピンドルが一直線上に配
設されるため、スピンドルが1本の場合と切削ストロー
クが同じであり、従来の2本のスピンドルを並列に備え
た精密切削装置よりも切削ストロークが格段に短くな
る。
【0009】更に、1本のリニアスケールの計測データ
に基づいて2つの切削手段の割り出し送りが制御される
ため、金属の熱膨張等の影響を受けにくく、ブレード間
の間隔が高精度に維持される。また、ボールスクリュー
を1本とすることで、部品点数が減少する。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る精密切削装置
の実施の形態の一例として、図1に示すダイシング装置
について説明する。この図1に示すダイシング装置10
を用いて被加工物の切削を行う際は、被加工物はチャッ
クテーブル11に載置されて吸引保持される。例えば、
半導体ウェーハをダイシングするときは、図2に示すよ
うに、保持テープ12を介してフレーム13に保持され
た半導体ウェーハ14が、チャックテーブル11に載置
されて吸引保持される。
【0011】図2に示す半導体ウェーハ14の表面に
は、所定間隔を置いて格子状に配列された直線状領域で
あるストリート15が存在し、ストリート15によって
区画された多数の矩形領域16には、回路パターンが施
されている。このような半導体ウェーハ14は、ストリ
ート15において切削(ダイシング)されると、各矩形
領域ごとに分離されてチップが形成される。
【0012】チャックテーブル11は、X軸方向に移動
可能となっており、チャックテーブル11に吸引保持さ
れた半導体ウェーハ14は、切削前にチャックテーブル
11のX軸方向の移動によりアライメント手段17の直
下に位置付けられる。
【0013】このようにして半導体ウェーハ14がアラ
イメント手段17の直下に位置付けられると、アライメ
ント手段17の下部に備えたCCDカメラ等の撮像手段
18によって半導体ウェーハ14の表面が撮像されて、
パターンマッチング等の処理を介して半導体ウェーハ1
4の表面に形成された切削すべきストリート15が検出
される。そしてストリート15が検出された後、更に、
チャックテーブル11がX軸方向に移動すると、半導体
ウェーハ14は、切削領域19に入っていき、第一の切
削手段20及び第二の切削手段21によって切削が行わ
れる。
【0014】図3に基づいて更に説明を続けると、切削
領域19には、ガイド基盤22が立設されており、この
ガイド基盤22の側面には、第一の切削手段20と第二
の切削手段21のY軸方向の割り出し送りの経路となる
割り出し送り経路23が形成されている。
【0015】ガイド基盤22には、Y軸方向に延びる一
本のリニアスケール27と、一対のガイドレール26
と、回転不能な一本の第一のボールスクリュー25とが
配設されており、第一の切削手段20及び第二の切削手
段21は、ガイドレール26に吊垂状態で支持されてい
る。そして、それぞれの切削手段が備えている回転可能
な送りナット(図示せず)が第一のボールスクリュー2
5に螺合しており、送りナットの回転とリニアスケール
27の計測とによって第一の切削手段20及び第二の切
削手段21は、それぞれY軸方向に割り出し送りされ
る。
【0016】第一の切削手段20には、Y軸方向に軸心
を有する第一のスピンドル28と、その先端に装着され
て回転する第一のブレード29とが配設されている。ま
た、第二の切削手段21には、Y軸方向に軸心を有する
第二のスピンドル30と、その先端に装着されて回転す
る第二のブレード31とが配設されている。そして、第
一のブレード29と第二のブレード31とが対峙するよ
うに、第一のスピンドル28と第二のスピンドル30と
は軸心がY軸方向に一直線上となるように配設されてい
る。
【0017】また、第一の切削手段20の上部には、第
一のスピンドル28のZ軸方向の運動を制御する第一の
パルスモータ32が、第二の切削手段21の上部には、
第二のスピンドル30のZ軸方向の運動を制御する第二
のパルスモータ32がそれぞれ配設されており、第一の
スピンドル28及び第二のスピンドル30は、それぞれ
独立してZ軸方向に移動することによって切り込み深さ
を調整できる。
【0018】門型に形成されたガイド基盤22の空洞部
34には、ガイド基盤22に直交する方向であるX軸方
向に切削送り経路35が設けられている。即ち、ガイド
基盤22は、切削送り経路35を跨ぐようにしてチャッ
クテーブル11の切削送りを妨げないように形成されて
いる。この切削送り経路35には、パルスモータ(図示
せず)によって駆動されて回転する第二のボールスクリ
ュー36と、チャックテーブル11をスライド可能に支
持する一対の第二のガイドレール37とが共にX軸方向
に配設されており、チャックテーブル11は第二のボー
ルスクリュー36の回転により、第二のガイドレール3
7にガイドされてX軸方向に移動して切削送りされる。
【0019】なお、割り出し送り経路23は、図4に示
すように、2本のボールスクリュー25a及び25bを
それぞれ独立してY軸方向に設け、それぞれのボールス
クリュー25a、25bがパルスモータ24a、24b
によって個別に駆動されて回転する構成としてもよい。
また、リニアスケールを2本にし、第一の切削手段20
及び第二の切削手段21の割り出し送りの計測を別々に
行うこともできる。しかしながら、リニアスケールの位
置関係に狂いが生じると、第一の切削手段20と第二の
切削手段21との位置関係にも狂いが生じやすいので、
一本のリニアスケールによって第一の切削手段20及び
第二の切削手段21の割り出し送りの計測をすることの
方が好ましい。
【0020】以上のように構成されるダイシング装置1
0を用いて、被加工物、例えば図2に示した半導体ウェ
ーハ14の切削を行う際は、第一のスピンドル28及び
第二のスピンドル30のY軸、Z軸方向の移動、チャッ
クテーブル11のX軸方向の移動を適宜に制御すること
によって様々な方法で切削を行うことができる。
【0021】例えば、図5(A)に示すように、最初に
第一のブレード29と第二のブレード31とをチャック
テーブル11に保持された半導体ウェーハ14のY軸方
向の両端部に位置付け、第一のスピンドル28及び第二
のスピンドル30を下降させると共に、チャックテーブ
ル11をX軸方向に移動させて、即ち、チャックテーブ
ル11と第一の切削手段20及び第二の切削手段21と
のX軸方向の相対的移動によって、図6(A)のように
半導体ウェーハ14の表面のY軸方向の最も外側に形成
されたストリートを、第一のブレード29及び第二のブ
レード31によって2本同時にX軸方向に切削する。こ
の場合、2本のストリートは同一のストロークで切削さ
れる。
【0022】そして次に、第一のスピンドル28及び第
二のスピンドル30を中心に向かって所定距離、例えば
ストリート間の間隔だけ割り出し送りし、同様にチャッ
クテーブル11をX軸方向に移動させてストリート15
を2本ずつX軸方向に同一のストロークで切削してい
き、図6(B)のように切削溝を形成していく。
【0023】図5においては図示していないが、実際に
は第一のブレード29及び第二のブレード31には、先
端にブレード固定用のフランジ等が装着され、また、ブ
レードはブレードカバーによって覆われている。従っ
て、半導体ウェーハ14の中央部(例えば図6(B)に
おいて切削溝が形成されていない部分)においては、第
一のブレード29と第二のブレード31とを所定間隔割
り出し送りすると切削手段同士が衝突してしまう場合が
ある。よって、順次割り出し送りされる所定間隔より
も、第一のブレード29と第二のブレード31とが最も
接近できる間隔が広い場合には、図5(C)に示すよう
に、切削されない領域については、どちらか片方のブレ
ード、例えば第一のブレード29によって切削を行う。
こうして図6(C)に示すように全てのストリートの切
削が行われる。
【0024】以上のようにして切削することにより、第
一のブレード29と第二のブレード31とは同一のスト
ロークで無駄なく同時に各ストリートを切削することが
できる。
【0025】図7に示す例においては、図7(A)に示
すように、最初に第一のブレード29と第二のブレード
31とが衝突しない範囲内でできる限り両者を接近させ
て半導体ウェーハ14の中央部に位置させ、第一のスピ
ンドル28及び第二のスピンドル30を下降させると共
にチャックテーブル11をX軸方向に移動させ、半導体
ウェーハ14の中央部に形成されたストリートをX軸方
向に2本同時に切削して、図8(A)のように切削溝を
形成する。即ち、この2本のストリートは同一のストロ
ークで切削される。
【0026】そして次に、図7(B)に示すように、第
一のスピンドル28と第二のスピンドル30とが中央部
から離隔する方向に所定間隔毎に割り出し送りされ、チ
ャックテーブル11をX軸方向に移動させてストリート
を2本ずつ同一のストロークでX軸方向に切削してい
き、図8(B)のように切削溝が形成されていく。
【0027】なお、順次割り出し送りされる所定間隔よ
りも、第一のブレード29と第二のブレード31とが最
も接近できる間隔が広い場合には、切削されない領域の
ストリートについては、図7(C)に示すように、どち
らか片方のブレードによって切削するようにすればよ
い。こうして最終的に図8(C)のように全てのストリ
ートが切削される。
【0028】以上のようにして切削することにより、図
5の例の場合と同様に、第一のブレード29と第二のブ
レード31とは同一のストロークで無駄なく同時に各ス
トリートを切削することができる。
【0029】図9に示す例においては、まず最初に図9
(A)に示すように、第一のブレード29が半導体ウェ
ーハ14の端部に位置付けられ、第二のブレード31が
半導体ウェーハ14の中央部に位置付けられて、第一の
スピンドル28及び第二のスピンドル30を下降させる
と共にチャックテーブル11をX軸方向に移動させ、半
導体ウェーハ14の端部及び中央部に形成されたストリ
ートをX軸方向に2本同時に切削し、図10(A)のよ
うに切削溝が形成される。
【0030】そして、図9(B)、(C)に示すよう
に、このときの第一のブレード28と第二のブレード3
1との間隔を維持したまま、第一のスピンドル28及び
第二のスピンドル30をもう片方の端部の方向に割り出
し送りし、チャックテーブル11をX軸方向に移動させ
て、図10(B)、(C)に示すようにストリートを2
本ずつX軸方向に切削していく。
【0031】このように切削することにより、図5、図
7の場合に比して多少のストロークの無駄が生じるもの
の、全てのストリートを同時に2本ずつ切削していくこ
とができる。なお、この場合は、例えば被切削物が正方
形や長方形の場合は、切削ストロークに全く無駄がなく
なると共に、全ての切削位置を2本ずつ切削することが
できる。
【0032】図11に示す例は、ステップカットにより
V溝ブレードを用いて半導体ウェーハ14の表面にV溝
を形成してから切削を行い、表面がテーパー状に面取り
されたチップを形成する場合である。
【0033】この場合、図11(A)に示すように、第
一のブレード28をV溝ブレード、第二のブレード31
を切削ブレードとする。そして、最初に第一のブレード
28を半導体ウェーハ14のストリートに位置付け、チ
ャックテーブル11をX軸方向に移動させて、半導体ウ
ェーハ14の表面のX軸方向にV溝を形成する。図12
(A)において太線で示したのがこのV溝である。
【0034】次に、図11(B)に示すように、第一の
ブレード28をY軸方向に所定間隔移動させると共に、
V溝が形成された位置に第二のブレード31を位置付け
る。このようにしてV溝の形成とV溝の切削を順次行っ
て図12(B)のように切削していき、図11(C)に
示すように第二のブレード31によって最後のV溝の切
削を行い、図12(C)に示すように全てのストリート
が切削されると、最終的に、表面がテーパー状に面取り
されたチップが形成される。
【0035】なお、異種のブレードを使用する場合は、
図11の例のようにV溝ブレードと切削ブレードを使用
する場合には限られず、種々の形状のブレードを組み合
わせてステップカット等を行うことが可能である。
【0036】このように切削することにより、比較的ス
トロークの無駄なくステップカット等を行うことができ
る。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る精密
切削装置によれば、第一の切削手段と第二の切削手段と
が共通のガイドレールに吊垂状態で配設されてブレード
同士が対峙し、構成がコンパクトでかつ安定しており、
無理のない割り出し送りができ、また、2本のスピンド
ルが一直線上に配設されるため、スピンドルが1本の場
合と切削ストロークが同じであり、従来の2本のスピン
ドルを並列に備えた精密切削装置よりも切削ストローク
が格段に短くなるため、切削の生産性を向上させること
ができる。
【0038】更に、1本のリニアスケールの計測データ
に基づいて2つの切削手段の割り出し送りが制御され、
金属の熱膨張等の影響を受けにくく、ブレード間の間隔
が高精度に維持されるため、より精密な切削を行うこと
が可能となる。
【0039】また、ボールスクリューを1本とすること
で、部品点数が減少し、構成が簡略化され、コストも易
くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る精密切削装置の一例であるダイシ
ング装置の外観を示す斜視図である。
【図2】同ダイシング装置によって切削される半導体ウ
ェーハを示す平面図である。
【図3】同ダイシング装置の切削領域を示す斜視図であ
る。
【図4】同ダイシング装置の切削領域の設計変更例を示
す斜視図である。
【図5】同ダイシング装置を用いた切削方法の一例を示
す説明図である。
【図6】図5の切削方法により半導体ウェーハに形成さ
れた切削溝を示す説明図である。
【図7】本発明に係るダイシング装置を用いた切削方法
の一例を示す説明図である。
【図8】図7の切削方法により半導体ウェーハに形成さ
れた切削溝を示す説明図である。
【図9】本発明に係るダイシング装置を用いた切削方法
の一例を示す説明図である。
【図10】図9の切削方法により半導体ウェーハに形成
された切削溝を示す説明図である。
【図11】本発明に係るダイシング装置を用いた切削方
法の一例を示す説明図である。
【図12】図11の切削方法により半導体ウェーハに形
成された切削溝を示す説明図である。
【符号の説明】
10:ダイシング装置 11:チャックテーブル 1
2:保持テープ 13:フレーム 14:半導体ウェーハ 15:ストリ
ート 16:矩形領域 17:アライメント手段 18:撮像手段 19:切削
領域 20:第一の切削手段 21:第二の切削手段 22:
ガイド基盤 23:割り出し送り経路 24a、24b:パルスモー
タ 25:第一のボールスクリュー 26:ガイドレール2
7:リニアスケール 28:第一のスピンドル 29:
第一のブレード 30:第二のスピンドル 31:第二のブレード 3
2:第一のパルスモータ 33:第二のパルスモータ 34:空洞部 35:切削
送り経路 36:第二のボールスクリュー 37:第二のガイドレ
ール

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体ウェーハ等の被加工物を保持し切削
    送り経路にX軸方向に移動可能に配設されたチャックテ
    ーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物を
    切削する第一の切削手段及び第二の切削手段とを少なく
    とも含む精密切削装置であって、前記第一の切削手段は
    第一のブレードが装着される第一のスピンドルを含み、
    前記第二の切削手段は第二のブレードが装着される第二
    のスピンドルを含み、前記第一の切削手段と前記第二の
    切削手段とは、前記切削送り経路を跨いでY軸方向に配
    設された共通の割り出し送り経路に前記第一のブレード
    と前記第二のブレードとが対峙するように吊垂状態で配
    設されると共に、独立してスピンドルの軸心方向に割り
    出し送りされる精密切削装置。
  2. 【請求項2】割り出し送り経路は起立したガイド基盤の
    側面に設けられており、該ガイド基盤は、チャックテー
    ブルの切削送りを妨げないように門型に形成されている
    請求項1に記載の精密切削装置。
  3. 【請求項3】割り出し送り経路には、少なくとも、第一
    の切削手段と第二の切削手段のY軸方向の割り出し送り
    をガイドするガイドレールが配設されている請求項2に
    記載の精密切削装置。
  4. 【請求項4】第一のスピンドルと第二のスピンドルと
    は、X軸及びY軸と直交するZ軸方向に移動可能であ
    り、該Z軸方向の移動によって切り込み深さが調整され
    る請求項1、2または3に記載の精密切削装置。
  5. 【請求項5】割り出し送り経路の所要位置にリニアスケ
    ールが配設され、第一の切削手段と第二の切削手段との
    Y軸方向の割り出し送りが前記リニアスケールの計測デ
    ータによって制御される請求項1、2、3または4に記
    載の精密切削装置。
  6. 【請求項6】リニアスケールは一本であり、第一の切削
    手段と第二の切削手段とによって共用される請求項5に
    記載の精密切削装置。
  7. 【請求項7】第一の切削手段と第二の切削手段は、ボー
    ルスクリューによってY軸方向に割り出し送りされる請
    求項1、2、3、4、5または6に記載の精密切削装
    置。
  8. 【請求項8】ボールスクリューは、第一の切削手段と第
    二の切削手段とに独立して配設される請求項7に記載の
    精密切削装置。
  9. 【請求項9】ボールスクリューは1本が配設され、第一
    の切削手段と第二の切削手段には、それぞれ前記ボール
    スクリューに螺合して回転可能な送りナットが配設され
    ていて、前記第一の切削手段と前記第二の切削手段とが
    前記ボールスクリューを共用する請求項7に記載の精密
    切削装置。
  10. 【請求項10】第一のスピンドルと第二のスピンドルに
    は、同種または異種のブレードが装着される請求項1、
    2、3、4、5、6、7、8または9に記載の精密切削
    装置。
JP23218397A 1997-07-02 1997-08-28 精密切削装置 Pending JPH1174228A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23218397A JPH1174228A (ja) 1997-08-28 1997-08-28 精密切削装置
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