JP2006005257A - 半導体装置の製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 高精度にブレードの位置と切断ラインを一致させ、高品位な半導体装置を短い時間、且つ、比較的低コストで製造することを可能とし、製造の高速化及び効率化を達成する半導体装置の製造装置を提供する。
【解決手段】 ブレードが装着されたスピンドルは、第1のX軸キャリッジ324Aと第2のX軸キャリッジ324Bにそれぞれ個別に搭載される。第1のX軸キャリッジ324Aは、第1のX軸モータ328Aで回転駆動される第1のX軸ボールネジ327Aと移動可能に係合し、第2のX軸キャリッジ324Bは、第2のX軸モータ328Bで回転駆動される第2のX軸ボールネジ327Bと移動可能に係合する。そしてX軸ボールネジ327A、327Bは、X軸モータ328A、328Bからそれぞれ同一方向に延在する。また第1のX軸キャリッジ324A又は第2のX軸キャリッジ324Bはワーク切断位置を検出する検出部250を有する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、一般には、半導体装置の製造装置に係り、特に、切削又は切溝加工を施すブレードを高速回転可能に保持するスピンドルの移動機構に関する。本発明は、例えば、1つのブレードを装備するスピンドルを2つ有する半導体装置の製造装置に好適である。
近年の電子機器の高性能化と普及に伴い、かかる電子機器に使用される高品位な半導体装置をますます効率的(低コスト)、且つ、高速で製造することが望まれている。半導体装置を製造するプロセスは、半導体チップを製造する前工程と、かかる半導体チップから半導体装置を製造する後工程とを含む。このうち後工程(組立工程)では、前処理(ウェハ処理工程)が完了したワークをモールドしてから(半導体装置などの素子に相当する)多数の領域に区画する切断工程がある(個片化)。
個片化の工程では、ワークを切断用テーブルと呼ばれる台に真空吸着して位置決め及び固定した上で、切断用テーブルをXY方向に移動しながら高速回転するブレードでワークを切断し、多数の半導体装置に区画する。切断用テーブルは回転可能に構成され、ワークの一方向の切断が終了すると、90度回転して直交する方向の切断を行う。
切断装置は、一般に、ブレードを高速回転可能に保持するスピンドルが取り付けられたキャリッジを、一端にモーターが接続されたボールネジに係合し、ボールネジを回転させることでキャリッジを介してブレードが移動可能に構成されている。最近では、半導体装置の製造の高速化を実現するために、ブレードを保持するスピンドルを2つ搭載した(即ち、2つのブレードを有する)切断装置が注目されている(例えば、特許文献1、図1参照。)。かかる切断装置は、例えば、各々のスピンドルをキャリッジを介して別々のボールネジに係合し、各々のブレードが独立して移動可能に構成されている。
一方、近年の電子機器の小型化により搭載される半導体装置も小型化が進んでいる(例えば、超小型の半導体装置として、SON(Small Outline Non−leaded Package)やQFN(Quad Flat Non−leaded Package)と呼ばれる半導体パッケージが注目されている。)ため、ブレードの位置とワークの切断ラインとを精度よく一致させる(ブレードの位置を高精度に制御する)ことも要求されてきている。例えば、スピンドルを2つ搭載した切断装置においては、一般に、一方のスピンドルに設けられたカメラを用いてワークの切断ラインを検出し、かかる検出結果を基にして他方のブレードの位置を制御している。
特開2000−343523
しかしながら、従来の切断装置では、近年要求されている製造の高速化及び効率化を十分に達成することができなくなってきた。半導体装置の高速化については、スピンドルを2つ搭載した切断装置よって達成することが可能である一方、上述したようなブレードの位置の制御では、モーターの発熱やボールネジの回転に起因するボールネジの熱膨張の影響を受けてしまうため、ワークの切断ラインを正確に検出することができない。そのため、小型化が進む半導体装置の切断ラインに対してブレードの位置を高精度に一致させることができず、切断部位のずれなどを生じてしまい、高品位な半導体装置の効率的生産を達成することが困難となる(即ち、切断部位がずれた半導体装置は廃棄しなければならず、歩留まりが低下する。)。
ワークの切断ラインを正確に検出するために、ボールネジの熱膨張の影響を受けないリニアスケール(絶対座標)をスピンドルに設置することも考えられるが、リニアスケールは高価であり、半導体装置の製造コストの増加を招いてしまう。また、2つのスピンドルの両方にカメラを設けることも考えられるが、リニアスケールと同様にカメラも高価であり、半導体装置の製造コストの増加を招いてしまう。換言すれば、半導体装置の製造の高速化及び効率化の両方を満足する半導体装置は存在していなかった。
そこで、本発明は、このような従来の課題を解決し、高精度にブレードの位置と切断ラインを一致させ、高品位な半導体装置を短い時間、且つ、比較的低コストで製造することを可能とし、製造の高速化及び効率化を達成する半導体装置の製造装置を提供することを例示的目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一側面としての半導体装置の製造装置は、第1のブレード及び第2のブレードを利用してワークを複数の区画に切断し、半導体装置を製造する半導体装置の製造装置であって、前記第1のブレードの移動の軸となる第1のボールネジと、前記第1のボールネジと平行に配置され、前記第2のブレードの移動の軸となる第2のボールネジと、前記第1のボールネジの一端に接続して固定され、前記第1のボールネジを回転駆動する第1のモーターと、前記第2のボールネジの一端に接続して固定され、前記第2のボールネジを回転駆動する第2のモーターと、前記第1のボールネジに移動可能に係合し、前記第1のブレードが着脱可能に装着される第1のスピンドルを取り付け可能な第1のキャリッジと、前記第2のボールネジに移動可能に係合し、前記第2のブレードが着脱可能に装着される第2のスピンドルを取り付け可能な第2のキャリッジと、前記第1のキャリッジ又は第2のキャリッジに設けられ、前記ワークの切断位置を検出する検出部とを有し、切断用テーブルの上方に設置された装置壁に設けられた前記第1のボールネジ及び前記第2のボールネジは、前記第1のモーター及び前記第2のモーターから同一方向に延在することを特徴とする。かかる半導体装置の製造装置は、第1のボールネジの熱膨張の方向と第2のボールネジの熱膨張の方向とを同一方向にすることができる。
本発明の別の側面としての移動機構は、ワークを複数の区画に切断して半導体装置を製造する半導体装置の製造装置に利用され、前記ワークを切断する第1のブレード及び第2のブレードが着脱可能に装着される第1のスピンドル及び第2のスピンドルを移動させる移動機構であって、前記第1のブレードの移動の軸となる第1のボールネジと、前記第1のボールネジと平行に配置され、前記第2のブレードの移動の軸となる第2のボールネジと、前記第1のボールネジの一端に接続して固定され、前記第1のボールネジを回転駆動する第1のモーターと、前記第2のボールネジの一端に接続して固定され、前記第2のボールネジを回転駆動する第2のモーターと、前記第1のスピンドルが取り付けられ、前記第1のボールネジに移動可能に係合する第1のキャリッジと、前記第2のスピンドルが取り付けられ、前記第2のボールネジに移動可能に係合する第2のキャリッジとを有し、前記第1のボールネジ及び前記第2のボールネジは、前記第1のモーター及び前記第2のモーターから同一方向に延在することを特徴とする。かかる移動機構は、上述の半導体装置の製造装置の作用と同様の作用を奏する。
本発明の別の側面としての半導体装置の製造装置は、第1のブレード及び第2のブレードを利用してワークを複数の区画に切断し、半導体装置を製造する半導体装置の製造装置であって、前記第1のブレードの移動の軸となる第1のボールネジと、前記第1のボールネジと平行に配置され、前記第2のブレードの移動の軸となる第2のボールネジと、前記第1のボールネジの一端に接続して固定され、前記第1のボールネジを回転駆動する第1のモーターと、前記第2のボールネジの一端に接続して固定され、前記第2のボールネジを回転駆動する第2のモーターと、前記第1のボールネジに移動可能に係合し、前記第1のブレードが着脱可能に装着される第1のスピンドルを取り付け可能な第1のキャリッジと、前記第2のボールネジに移動可能に係合し、前記第2のブレードが着脱可能に装着される第2のスピンドルを取り付け可能な第2のキャリッジと、前記第1のキャリッジ又は第2のキャリッジに設けられ、前記ワークの切断位置を検出する検出部とを有し、切断用テーブルの上方に設置された装置壁に設けられた前記第1のボールネジと前記第2のボールネジは、熱膨張の方向が同一方向となるように配置されることを特徴とする。かかる半導体装置の製造装置は、第1のボールネジの熱膨張及び第2のボールネジの熱膨張による影響を打ち消しあうことが可能となる。
本発明の更なる目的又はその他の特徴は、以下、添付図面を参照して説明される好ましい実施例によって明らかにされるであろう。
本発明によれば、高精度にブレードの位置と切断ラインを一致させ、高品位な半導体装置を短い時間、且つ、比較的低コストで製造することを可能とし、製造の高速化及び効率化を達成する半導体装置の製造装置を提供することができる。
本発明者らは、高精度にブレードの位置と切断ラインを一致させ、高品位な半導体装置を短い時間、且つ、比較的低コストで製造することを可能とし、製造の高速化及び効率化を達成する半導体装置の製造装置を提供するにあたり、基本に戻って、ボールネジの熱膨張の影響を鋭意検討した結果、ブレードの位置とワークの切断ラインとのずれは、ボールネジの熱膨張の方向が要因となって生じていることを見いだした。
ここで、ボールネジの熱膨張によって生じるブレードの位置とワークの切断ラインとのずれ(位置ずれ)について詳細に説明する。図5は、従来の切断装置におけるスピンドルの移動機構を示す概略正面図である。図6は、従来の切断装置において、ブレードの位置とワークの切断位置との位置ずれが生じる原理を説明するための図である。但し、ここでは、ボールネジの熱膨張によって生じるブレードの位置とワークの切断ラインとの位置ずれの説明に限定し、移動機構の詳しい構成及び動作についての説明は省略する。
図5を参照するに、移動機構1000は、一端にモーター1300A及び1300Bが接続された第1のボールネジ1100A及び第2のボールネジ1100Bと、第1のボールネジ1100A及び第2のボールネジ1100Bに係合する第1のキャリッジ1200A及び第2のキャリッジ1200Bとを有し、第1のボールネジ1100A及び第2のボールネジ1100Bを回転させることで、第1のキャリッジ1200A及び第2のキャリッジ1200Bを移動させる(図中Y軸方向)。第1のキャリッジ1200A及び第2のキャリッジ1200Bには、各々ブレードを装着したスピンドルが取り付けられており、移動機構1000は、第1のキャリッジ1200A及び第2のキャリッジ1200Bを介してスピンドル(ブレード)を移動することができる。
まず、第1のボールネジ1100A及び第2のボールネジ1100Bの熱膨張について考える。第1のボールネジ1100A及び第2のボールネジ1100Bは、後端1110A及び1110Bに取り付けられたモーター1300A及び1300Bや自身の回転によって、図5中矢印γ1及びγ2方向に熱膨張する。これは、第1のボールネジ1100A及び第2のボールネジ1100Bの後端1110A及び1110Bにモーター1300A及び1300Bが固定されているため、熱膨張の方向が、後端1110A及び1110Bから先端1120A及び1120Bに向かう方向に限定されるからである。また、第1のボールネジ1100Aと第2のボールネジ1100Bとは、モーター1300A及び1300Bから対向する方向に延在するように、換言すれば、図5において、後端1110A及び1110Bと先端1120A及び1120Bが左右対称(逆)になるように配置されているため、第1のボールネジ1100Aの熱膨張の方向γ1と第2のボールネジ1100Bの熱膨張の方向γ2は、対向することになる。
次に、第1のボールネジ1100A及び第2のボールネジ1100Bの熱膨張によるブレードの位置とワークの切断ラインとの位置ずれについて考える。なお、ここでは、図6に示すように、第1のキャリッジ1200Aに取り付けられたスピンドルSPAのカメラCMRによって切断ラインICLを検出し、かかる検出結果に基づいて、第2のキャリッジ1200Bに取り付けられたスピンドルSPBが保持するブレードBLBによってワークを切断することを例に説明する。
まず、カメラCMRが切断ラインICL(例えば、図6において、切断ラインICLは、絶対位置Tにあるとする。)を検出するまで第1のキャリッジ1200Aを移動させ(第1のキャリッジ1200Aは、絶対位置0から移動するとする。)、第1のキャリッジ1200Aの移動距離をモーター1300Aの回転数から求める。モーターの回転数とキャリッジの移動距離との関係は、一般に、ボールネジに熱膨張がない場合を基準としている。従って、第1のボールネジ1100Aが熱膨張していない場合には、モーター1300Aの回転数から求まる第1のキャリッジ1200Aの移動距離はTとなる。
しかし、実際には、第1のボールネジ1100Aはγ1方向に熱膨張しているため、モーター1300Aの回転数に対して第1のキャリッジ1200Aの移動距離が長くなり、モーター1300Aの回転数から求まる第1のキャリッジ1200Aの移動距離がTに到達する前に、カメラCMRは切断ラインICLを検出する。例えば、モーター1300Aの回転数から第1のキャリッジ1200Aの移動距離がT−aと求まると、切断ラインICL(絶対位置T)からγ1方向と逆方向(γ2方向)にaずれた位置MCL(絶対位置T−a)を切断ラインの位置とみなしてしまう。但し、図6に示すように、実際の第1のキャリッジ1200Aが移動している移動距離はTであることに注意されたい。
次いで、第2のキャリッジ1200Bが、第1のキャリッジ1200Aの移動距離から切断ラインICLの位置とみなした位置MCL(絶対位置T−a)に、スピンドルSPBが保持するブレードBLBの位置を一致させるべく移動する。このとき、第2のキャリッジ1200Bは、位置MCLに到達するために必要なモーター1300Bの回転数によって移動を制御される。しかし、第2のボールネジ1100Bもγ2方向に熱膨張しているため、モーター1300Bの回転数に対して第2のキャリッジ1200Bの移動距離が長くなり、例えば、位置MCL(絶対位置T−a)からγ2方向にbずれた位置RCL(絶対位置T−a−b)に到達する。これにより、ブレードBLBは、切断ラインICLからずれ量a+bを含んだ位置RCLを切断してしまう。
第1のボールネジ1100Aの熱膨張のために、切断ラインICLからずれた位置MCLを切断ラインの位置とみなしてしまい、第2のボールネジ1100Bの熱膨張のために、位置MCLから更にずれた位置RCLを実際に切断してしまう。換言すれば、第1のボールネジ1100Aの熱膨張の方向γ1と第2のボールネジ1100Aの熱膨張の方向γ2が対向しているため、かかる熱膨張によって生じる位置ずれの方向が同一方向となってしまい、切断ラインからのずれがより大きくなってしまう。このように、ブレードの位置とワークの切断ラインとのずれは、第1のボールネジと第2のボールネジとの熱膨張の方向に大きく関係していることが理解されたであろう。
以下、添付図面を参照して、本発明の一側面としての半導体装置の製造装置について説明する。なお、各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。ここで、図1は、本発明の半導体装置の製造装置の一例としての切断装置1の構成を示す概略上面図である。
切断装置1は、ウェハやモールドした基板などのワークWを複数の半導体装置に切断及び区画する装置である。切断装置1は、図1に示すように、切断用テーブル100と、切削機構200と、移動機構300とを有する。
切断用テーブル100は、例えば、円形形状を有し、中央付近に配置された吸引孔を介してワークWを位置決め及び固定する。切断用テーブル100は、後述する切削機構200と協同してワークWを個片化する機能を有する。切断用テーブル100は、回転機構によって少なくとも90度回転可能に構成されると共に、並進機構によって並進可能に構成されている。切断用テーブル100は、図1に点線で示される範囲MAを移動することができる。
切削機構200は、切断用テーブル100の上方に位置し、切断用テーブル100に固定及び位置決めされたワークWに対して切削又は切溝加工を施す機能を有し、本実施形態では、1つのブレードを装備するスピンドルを2つ搭載している。切溝機構200は、図1に示すように、第1のブレード210Aと、第1のスピンドル220Aと、第2のブレード210Bと、第2のスピンドル220Bとを有する。なお、第1のブレード210Aと第2のブレード210B、第1のスピンドル220Aと第2のスピンドル220Bは、同一の構成及び機能を有するため、特に断らない限り、単なる参照番号(第1及び第2のブレード210、第1及び第2のスピンドル220)で総括するものとする。
第1及び第2のブレード210は、第1及び第2のスピンドル220の先端に交換可能に取り付けられ、回転軸を中心として高速回転することで、切断用テーブル100に位置決め及び固定されたワークWを切断ラインICLに沿って切断する機能を有する。第1及び第2のブレード210は、本実施形態では、ワークWをY軸方向に切断することが可能であり、Y軸方向に切断されたワークWを載置した切断用テーブル100を90度回転し、再度重ねてワークWをY軸方向に切断することで、ワークWを個片の半導体装置に切断することができる。
第1及び第2のスピンドル220は、回転運動を生成するモーターと、モーターの回転運動を第1及び第2のブレード210の回転軸に伝達するスピンドルシャフトと、第1及び第2のブレード210の刃先位置を定めるスラストベアリングと、モーター、スピンドルシャフト及びスラストベアリングを収納するスピンドルハウジングとを含み、第1及び第2のブレード210に回転運動を付与する回転機構の機能を有する。
支持部材240は、後述するZ軸キャリッジ314と第1及び第2のスピンドル220とを接続し、第1及び第2のスピンドル220を支持する機能を有する。支持部材240によって、第1及び第2のスピンドル220は、Z軸キャリッジ314と同期してX軸方向及びZ軸方向に移動することができる。支持部材240は、例えば、略L字形状の側面形状を有し、少なくとも、Z軸キャリッジ314をZ軸方向に最も下降させたときに、第1及び第2のブレード210がX軸キャリッジ324及びZ軸キャリッジ314の下端よりも低い位置になる(即ち、第1及び第2のブレード210がワークWに当接する)ように構成される。
第1のZ軸移動部310Aには、本実施形態では、検出部250が設けられている。但し、検出部250は、第2のZ軸移動部310Bに設けてもよく、第1のZ軸移動部310A及び第2のZ軸移動部310Bのどちらか一方に設ければよい。検出部250は、例えば、カメラで構成され、ワークWの切断位置(即ち、切断ラインICL)を検出する機能を有する。検出部250は、実際には、切断ラインICLを検出するのではなく、切断ラインICLから一定の距離を有してワークWに配置された切断基準マークを検出するため、第1のブレード210Aからの距離が、切断ラインICLと切断基準マークとの距離と等しくなるように設けることが好ましい。これにより、検出部250が切断基準マークを検出すると、第1のブレード210AがワークWの切断ラインICLに位置するようになるためである。
移動機構300は、装置壁MFに設置され、第1及び第2のスピンドル220をX軸方向及びZ軸方向に移動させることができる。移動機構300は、本実施形態では、Z軸移動部310と、X軸移動部320とから構成される。装置壁MFは、後述するように、X軸移動部320を介して第1及び第2のスピンドル220が移動可能に取り付けられる。装置壁MFには、X軸移動部320の一部を構成する第1のX軸スライドレール322A及び第2のX軸スライドレール322Bが第1及び第2のブレード210の軸方向(スピンドルシャフトの軸)と平行に設けられている。
Z軸移動部310は、第1のスピンドル220AをZ軸方向に移動させる機能を有する第1のZ軸移動部310Aと、第2のスピンドル220BをZ軸方向に移動させる機能を有する第2のZ軸移動部310Bとから構成され、第1及び第2のスピンドル220をZ軸方向に移動させる機能を有する。なお、第1のZ軸移動部310Aと第2のZ軸移動部310Bは、同一の構成及び機能を有するため、特に断らない限り、Z軸移動部310で総括するもとをする。Z軸移動部310は、Z軸スライドレール312と、Z軸キャリッジ314と、Z軸スライドガイド316と、図示しないZ軸モーターとを有する。
Z軸スライドレール312は、Z軸に平行に後述する第1のX軸キャリッジ324Aの面324Ab及び第2のX軸キャリッジ324Bの面324Bbに設けられ、後述するZ軸スライドガイド316が移動可能に係合している。Z軸スライドレール312は、本実施形態では、レール312a及びレール312bから構成され、互いに平行になるように第1のX軸キャリッジ324A及び第2のX軸キャリッジ324Bの下端に配置されている。Z軸スライドレール312を第1のX軸キャリッジ324A及び第2のX軸キャリッジ324Bの下端に配置することで、ワークWの切断の際に第1及び第2のスピンドル220をZ軸方向に下降させる距離を少なくすることができるだけではなく、Z軸スライドレール312自身の長さも最小限に抑えることができる。なお、Z軸スライドレール312を構成するレールの数は2つに限定されず、1つであってもよいし、2つ以上であってもよい。
Z軸キャリッジ314は、板状部材から構成され、第1のX軸キャリッジ324A及び第2のX軸キャリッジ324B側の面324aに一対のZ軸スライドガイド316が設けられ、他方の面314bに支持部材240が設けられている。Z軸キャリッジ314は、回転自在に支持された図示しないZ軸ボールネジと、例えば、ナットを介して連繁する。
Z軸スライドガイド316は、第1のX軸キャリッジ324A及び第2のX軸キャリッジ324BのZ軸スライドレール312と対応するようにZ軸キャリッジ314の面314aに設けられ、Z軸スライドレール312と移動可能に係合する。これにより、Z軸キャリッジ314は、Z軸スライドレール312に沿ってZ軸方向に移動することができる。その結果、Z軸キャリッジ314に支持部材240を介して接続する第1及び第2のスピンドル220もZ軸スライドレール312に沿ってZ軸方向に移動することになる。
Z軸スライドガイド316は、本実施形態では、Z軸スライドレール312を構成するレール312a及び312bに対応して、Z軸と平行にZ軸キャリッジ314のX軸方向の両端にガイド316a及び316bが配置されている。これにより、Z軸スライドレール312とZ軸スライドガイド316との係合によるZ軸キャリッジ314と第1のX軸キャリッジ324A及び第2のX軸キャリッジ324Bとの接続位置が、Z軸キャリッジ314のZ軸方向の両端となり、かかる接続を安定させることができる。また、Z軸スライドガイド316は、Z軸スライドレール312がレール312a及び312bの2つで構成されているため、対応してガイド316a及び316bの2つのガイドが設けられているが、Z軸スライドレール312の数が1つであれば対応して1つのガイドのZ軸スライドガイド316を設けるように、Z軸スライドレール312のレールの数と同数のガイドを設ければよいことは言うまでもない。
図示しないZ軸モーター及び駆動軸は、Z軸キャリッジ314と第1のX軸キャリッジ324A(又は第2のX軸キャリッジ324B)との間に位置するように、Z軸キャリッジ314の面314aに設けられ、Z軸スライドレール312及びZ軸スライドガイド316を介してZ軸キャリッジ314をZ軸方向に移動させる駆動源としての機能を有する。
X軸移動部320は、第1のスピンドル220AをX軸方向に移動させる機能を有する第1のX軸移動部320Aと、第2のスピンドル220BをX軸方向に移動させる機能を有する第2のX軸移動部320Bとから構成される。なお、第1のX軸移動部320Aと第2のX軸移動部320Bは、同一の構成及び機能を有するが、図2及び図3によく示されるように、構成要素のレイアウト(配置)が従来例(図5)と異なる。ここで、図2は、移動機構300のX軸移動部320を示す概略正面図であって、図2(a)は第1のX軸キャリッジ324Aが移動する状態を示し、図2(b)は第2のX軸キャリッジ324Bが移動する状態を示している。図3は、移動機構300のX軸移動部320を示す要部上面図である。
第1のX軸移動部320Aは、第1のX軸スライドレール322Aと、第1のX軸キャリッジ324Aと、第1のX軸スライドガイド326Aと、第1のX軸ボールネジ327Aと、第1のX軸モーター328Aとを有する。
第1のX軸スライドレール322Aは、切断テーブル100の上方に設置された装置壁MFに設けられ、後述する第1のX軸スライドガイド326Aが移動可能に係合している。第1のX軸スライドレール322Aは、本実施形態では、レール322Aa及びレール322Abから構成され、第1のX軸ボールネジ327Aを挟み、互いに平行になるように装置壁MFに配置されている。なお、第1のX軸スライドレール322Aを構成するレールの数は2つに限定されず、1つであってもよいし、2つ以上であってもよい。
第1のX軸キャリッジ324Aは、板状部材から構成され、図1によく示されるように、装置壁MF側の面324Aaに4つの第1のX軸スライドガイド326Aが設けられ、他方の面324Abに第1のスピンドル220Aの第1のブレード210Aの軸方向に垂直にZ軸スライドレール312及び図示しないZ軸モーターが設けられている。また、第1のX軸キャリッジ324Aの面324Aaには、後述する第1のX軸ボールネジ327Aと係合する第1のX軸ナット324Acを有する。第1のX軸ナット324Acは、第1のX軸ボールネジ327Aが回転することによってX軸方向に移動するため、第1のX軸キャリッジ324Aは、第1のX軸ナット324Acを介して、第1のX軸ボールネジ327Aに移動可能に係合しているとも言える。
第1のX軸スライドガイド326Aは、装置壁MFの第1のX軸スライドレール322Aと対応するように第1のX軸キャリッジ324Aの面324Aaに設けられ、第1のX軸スライドレール322Aと移動可能に係合する。これにより、第1のX軸キャリッジ324Aは、第1のX軸スライドレール322A(第1のX軸ボールネジ327A)に沿って移動することができる。また、第1のX軸キャリッジ324Aに接続するZ軸キャリッジ314も同期してX軸方向に移動し、その結果、Z軸キャリッジ314に支持部材240を介して接続する第1のスピンドル220Aも第1のX軸スライドレール322A(第1のX軸ボールネジ327A)に沿ってX軸方向に移動することになる。
第1のX軸スライドガイド326Aは、本実施形態では、第1のX軸スライドレール322Aを構成するレール322Aa及び322Abに対応して、X軸と平行に、第1のX軸キャリッジ324Aの四隅にガイド326Aa乃至326Adが配置されている。これにより、第1のX軸スライドレール322Aと第1のX軸スライドガイド326Aとの係合による装置壁MFと第1のX軸キャリッジ324Aとの接続位置が、第1のX軸キャリッジ324Aの四隅となり、かかる接続を安定させることができる。但し、第1のX軸スライドガイド326Aを構成するガイド326Aa乃至326Adの数は4つに限定するものではなく、例えば、ガイド326Aaとガイド326Ab、ガイド326Acとガイド326Adとを一体構成として、2つのガイドで構成してもよい。つまり、第1のX軸スライドガイド326Aは、少なくとも第1のX軸スライドレール322Aのレールの数と同数のガイドを設ければよいことは言うまでもない。
第1のX軸ボールネジ327Aは、第1のX軸スライドレール322Aのレール322Aa及び322Abとの間に(即ち、X軸と平行に)配置されるように、複数の支持部327Acによって、回転自在に装置壁MFに固定される。第1のX軸ボールネジ327Aが回転することによって、第1のX軸ボールネジ327Aに係合している第1のX軸ナット324AcがX軸方向に移動し、また、回転方向によって第1のX軸ナット324Acの移動方向を変えることができる。これにより、第1のX軸キャリッジ324Aは、第1のX軸ボールネジ327A(第1のX軸スライドレール322A)に沿ってX軸方向に移動することができる。換言すれば、第1のX軸ボールネジ327Aは、第1のX軸キャリッジ324A及びZ軸キャリッジ314を介して、第1のブレード210A(第1のスピンドル220A)の移動の軸となる。また、第1のX軸ボールネジ327Aは、後端327Aaに第1のX軸モーター328Aが接続されるために固定端となり、先端327Abは支持部327Acによって支持されているものの自由端となっている。
第1のX軸モーター328Aは、第1のX軸キャリッジ324Aと装置壁MFの間に位置するように、装置壁MFに固定される。第1のX軸モーター328Aは、第1のX軸スライドレール322A、第1のX軸スライドガイド326A及び第1のX軸ボールネジ327Aを介して第1のX軸キャリッジ324AをX軸方向に移動させる駆動源としての機能を有する。具体的には、第1のX軸モーター328Aは、第1のX軸ボールネジ327Aの後端327Aaに接続し、第1のX軸ボールネジ327Aを回転させる。これにより、第1のX軸ボールネジ327Aに係合する第1のX軸ナット324AcがX軸方向に移動し、第1のX軸キャリッジ324A及びZ軸キャリッジ314を介して、第1のブレード210A(第1のスピンドル220A)がX軸方向に移動可能となる。
第2のX軸移動部320Bは、第2のX軸スライドレール322Bと、第2のX軸キャリッジ324Bと、第2のX軸スライドガイド326Bと、第2のX軸ボールネジ327Bと、第2のX軸モーター328Bとを有する。
第2のX軸スライドレール322Bは、Z軸に平行に装置壁MFに設けられ、後述する第2のX軸スライドガイド326Bが移動可能に係合している。第2のX軸スライドレール322Bは、本実施形態では、レール322Ba及びレール322Bbから構成され、第2のX軸ボールネジ327Bを挟み、互いに平行になるように装置壁MFに配置されている。なお、第2のX軸スライドレール322Bを構成するレールの数は2つに限定されず、1つであってもよいし、2つ以上であってもよい。
第2のX軸キャリッジ324Bは、板状部材から構成され、図1によく示されるように、装置壁MF側の面324Baに4つの第2のX軸スライドガイド326Bが設けられ、他方の面324Bbに第2のスピンドル220Bの第2のブレード210Bの軸方向に垂直にZ軸スライドレール312及び図示しないZ軸モーターが設けられている。また、第2のX軸キャリッジ324Bの面324Baには、後述する第2のX軸ボールネジ327Bと係合する第2のX軸ナット324Bcを有する。第2のX軸ナット324Bcは、第2のX軸ボールネジ327Bが回転することによってX軸方向に移動するため、第2のX軸キャリッジ324Bは、第2のX軸ナット324Bcを介して、第2のX軸ボールネジ327Bに移動可能に係合しているとも言える。
第2のX軸スライドガイド326Bは、装置壁MFの第2のX軸スライドレール322Bと対応するように第2のX軸キャリッジ324Bの面324Baに設けられ、第2のX軸スライドレール322Bと移動可能に係合する。これにより、第2のX軸キャリッジ324Bは、第2のX軸スライドレール322B(第2のX軸ボールネジ327B)に沿って移動することができる。また、第2のX軸キャリッジ324Bに接続するZ軸キャリッジ314も同期してX軸方向に移動し、その結果、Z軸キャリッジ314に支持部材240を介して接続する第2のスピンドル220Bも第2のX軸スライドレール322B(第2のX軸ボールネジ327B)に沿ってX軸方向に移動することになる。
第2のX軸スライドガイド326Bは、本実施形態では、第2のX軸スライドレール322Bを構成するレール322Ba及び322Abに対応して、X軸と平行に、第2のX軸キャリッジ324Bの四隅にガイド326Ba乃至326Bdが配置されている。これにより、第2のX軸スライドレール322Bと第2のX軸スライドガイド326Bとの係合による装置壁MFと第2のX軸キャリッジ324Bとの接続位置が、第2のX軸キャリッジ324Bの四隅となり、かかる接続を安定させることができる。但し、第2のX軸スライドガイド326Bを構成するガイド326Ba乃至326Bdの数は4つに限定するものではなく、例えば、ガイド326Baとガイド326Bb、ガイド326Bcとガイド326Bdとを一体構成として、2つのガイドで構成してもよい。つまり、第2のX軸スライドガイド326Bは、少なくとも第2のX軸スライドレール322Bのレールの数と同数のガイドを設ければよいことは言うまでもない。
第2のX軸ボールネジ327Bは、第2のX軸スライドレール322Bのレール322Ba及び322Bbとの間に(即ち、X軸と平行に)配置されるように、複数の支持部327Bcによって、回転自在に装置壁MFに固定される。第2のX軸ボールネジ327Bが回転することによって、第2のX軸ボールネジ327Bに係合している第2のX軸ナット324BcがX軸方向に移動し、また、回転方向によって第2のX軸ナット324Bcの移動方向を変えることができる。これにより、第2のX軸キャリッジ324Bは、第2のX軸ボールネジ327B(第2のX軸スライドレール322B)に沿ってX軸方向に移動することができる。換言すれば、第2のX軸ボールネジ327Bは、第2のX軸キャリッジ324B及びZ軸キャリッジ314を介して、第2のブレード210B(第2のスピンドル220B)の移動の軸となる。また、第2のX軸ボールネジ327Bは、後端327Baに第2のX軸モーター328Bが接続されるために固定端となり、先端327Bbは支持部327Bcによって支持されているものの自由端となっている。
第2のX軸モーター328Bは、第2のX軸キャリッジ324Bと装置壁MFの間に位置するように、装置壁MFに固定される。第2のX軸モーター328Bは、第2のX軸スライドレール322B、第2のX軸スライドガイド326B及び第2のX軸ボールネジ327Bを介して第2のX軸キャリッジ324Bを移動させる駆動源としての機能を有する。具体的には、第2のX軸モーター328Bは、第2のX軸ボールネジ327Bの後端327Baに接続し、第2のボールネジ327Bを回転させる。これにより、第2のX軸ボールネジ327Bに係合する第2のX軸ナット324BcがX軸方向に移動し、第2のX軸キャリッジ324B及びZ軸キャリッジ314を介して、第2のブレード210B(第2のスピンドル220B)がX軸方向に移動可能となる。
ここで、第1のX軸ボールネジ327A及び第2のX軸ボールネジ327Bの熱膨張について考える。第1のX軸ボールネジ327A及び第2のX軸ボールネジ327Bは、後端327Aa及び327Baに接続された第1のX軸モーター328A及び第2のX軸モーター328Bや自身の回転によって、図2中矢印α1及びα2方向に熱膨張する。これは、上述したように、第1のX軸ボールネジ327A及び第2のX軸ボールネジ327Bの後端327Aa及び327Baに第1のX軸モーター328A及び第2のX軸モーター328Bが固定されているため、熱膨張の方向が、後端327Aa及び327Baから先端327Ab及び327Bbに向かう方向に限定されるからである。
また、第1のX軸ボールネジ327A及び第2のX軸ボールネジ327Bは、第1のX軸モーター328A及び第2のX軸モーター328Bから同一方向に延在するように、換言すれば、図2において、後端(固定端)327Aa及び327Baから先端(自由端)327Ab及び327Bbが同方向となるように配置されている。これにより、第1のX軸ボールネジ327Aの熱膨張の方向α1と第2のX軸ボールネジ327Bの熱膨張の方向α2は、同一方向となる。
図4を参照して、第1のX軸ボールネジ327Aの熱膨張の方向α1と第2のX軸ボールネジ327Bの熱膨張の方向α2が同一方向である場合において、第1のブレード210A及び第2のブレード210Bの位置とワークWの切断ラインICLとの関係について説明する。なお、検出部250は、実際には、ワークWの切断ラインICLから一定の距離に配置された切断基準マークを検出するが、説明を簡単にするために、切断ラインICLを検出するものとし、検出部250が切断ラインICLを検出したときに、第1のブレード210Aの位置が切断ラインICLにあるものとする。
ワークWの切断ラインICLを第1のブレード210Aによって切断する場合、まず、第1のスピンドル220Aに設けられた検出部250がワークWの切断ラインICL(例えば、図4において、切断ラインICLは、絶対位置Tにあるとする。)を検出するまで第1のX軸キャリッジ324Aを移動させる(第1のX軸キャリッジ324Aは、絶対位置0から移動するとする。)。このとき、第1のX軸ボールネジ327Aは、α1方向に熱膨張しているため、第1のX軸モーター328Aの回転数から求められる第1のX軸キャリッジ324Aの移動距離がTに到達する前に、検出部250は切断ラインICLを検出する。これは、第1のX軸モーター328A及び第2のX軸モーター328Bの回転数と第1のX軸キャリッジ324A及び第2のX軸キャリッジ324Bとの移動距離との関係は、第1のX軸ボールネジ327A及び第2のボールネジ327Bに熱膨張がない場合を基準としているからである。但し、第1のX軸キャリッジ324Aが実際に移動している移動距離はTであり、その結果、第1のブレード210Aの位置と切断ラインICLとの位置ずれは生じない。換言すれば、検出部250が設けられた第1のスピンドル220Aが保持する第1のブレード210Aで切断ラインICLを切断する場合には、第1のX軸ボールネジ327Aの熱膨張(の方向α1)及び第2のX軸ボールネジ327Bの熱膨張(の方向α2)に関係なく、第1のブレード210Aの位置と切断ラインICLとの位置ずれが生じることはない。
次に、第1のスピンドル220Aに設けられた検出部250によってワークWの切断ラインICLを検出し、かかる検出結果に基づいて、第2のスピンドル220Bが保持する第2のブレード210BによってワークWを切断する場合について説明する。
まず、検出部250が切断ラインICL(例えば、図4において、切断ラインICLは、絶対位置Tにあるとする。)を検出するまで第1のX軸キャリッジ324Aを移動させ(第1のX軸キャリッジ324Aは、絶対位置0から移動するとする。)、第1のX軸キャリッジ324Aの移動距離を第1のX軸モーター328Aの回転数から求める。第1のX軸ボールネジ327Aが熱膨張していない場合には、第1のX軸モーター328Aの回転数から求まる第1のX軸キャリッジ324Aの移動距離はTとなる。
しかし、実際には、第1のX軸ボールネジ327Aはα1方向に熱膨張しているため、第1のX軸モーター328Aの回転数に対して第1のX軸キャリッジ324Aの移動距離が長くなり、第1のX軸モーター328Aの回転数から求まる第1のX軸キャリッジ324Aの移動距離がTに到達する前に、検出部250は切断ラインICLを検出する。例えば、第1のX軸モーター328Aの回転数から第1のX軸キャリッジ324Aの移動距離がT−aと求まると、切断ラインICL(絶対値T)からα1方向と逆方向にaずれた位置MCL(絶対位置T−a)を切断ラインICLの位置とみなしてしまう。但し、図4に示すように、第1のX軸キャリッジ324Aが実際に移動した移動距離はTである。
次いで、第2のX軸キャリッジ324Bが、第1のX軸キャリッジ324Aの移動距離から切断ラインICLの位置とみなした位置MCL(絶対位置T−a)に、第2のスピンドル220Bが保持する第2のブレード210Bの位置を一致させるべく移動する。このとき、第2のX軸キャリッジ324Bは、位置MCLに到達するために必要な第2のX軸モーター328Bの回転数によって移動を制御される。しかし、第2のX軸ボールネジ327Bもα2方向に熱膨張しているため、第2のX軸モーター328Bの回転数に対して第2のX軸キャリッジ324Bの移動距離が長くなり、例えば、位置MCL(絶対位置T−a)からα2方向にbずれた位置RCL(絶対位置T−a+b)に到達する。これにより、第2のブレード220Bは、切断ラインICLからずれ量a−bを含んだ位置RCLを切断する。但し、第1のX軸ボールネジ327Aによるずれ量aと第2のX軸ボールネジ327Bによるずれ量bとは、切断ラインICLに関して逆方向に生じているため、従来の切断装置と比べて、切断ラインICLからのずれ量を低減することができる。特に、第1のX軸ボールネジ327Aによるずれ量aと第2のX軸ボールネジ327Bによるずれ量bとを等しくすることによって、切断ラインICLからのずれ量を0にすることが可能となり、第2のブレード210Bの位置と切断ラインICLとを精度よく一致させることができる。第1のX軸ボールネジ327Aによるずれ量aと第2のX軸ボールネジ327Bによるずれ量bとを等しくするためには、例えば、第1のX軸ボールネジ327Aと第2のX軸ボールネジ327Bとを同一の材料から構成し、第1のX軸モーター328A及び第2のX軸モーター328Bの発熱及び自身の回転による熱の伝導率を等しくすることが好ましい。勿論、第1のX軸ボールネジ327Aによるずれ量a及び第2のX軸ボールネジ327Bによるずれ量bは、第1のX軸ボールネジ327Aと第2のX軸ボールネジ327Bの熱の伝導率だけで決定するわけではなく、第1のX軸移動部320A及び第2のX軸移動部320Bの全ての構成要素に関係しているため、第1のX軸移動部320A及び第2のX軸移動部320Bの全ての構成要素を同一の材料(性能)で構成することがより好ましい。
このように、第1のX軸ボールネジ327Aの熱膨張の方向α1と第2のX軸ボールネジ327Bの熱膨張の方向α2を同一方向とすることで、第1のX軸ボールネジ327Aの熱膨張に起因する切断ラインICLの位置ずれ(正確には、検出部250が検出する切断ラインICLの位置ずれ)と、第2のX軸ボールネジ327Bの熱膨張に起因する切断ラインICLの位置ずれ(正確には、第2のX軸キャリッジ324Bの移動距離のずれ)とを打ち消すことが可能となる。換言すれば、第1のX軸ボールネジ327Aの熱膨張に起因する切断ラインICLの位置ずれと第2のX軸ボールネジ327Bの熱膨張に起因する切断ラインICLの位置ずれとが相殺されるように、第1のX軸ボールネジ327Aと第2のX軸ボールネジ327Bを配置すればよい。
以上のように、第1のX軸ボールネジ327Aの熱膨張及び第2のX軸ボールネジ327Bの熱膨張を積極的に利用することで、高価なリニアスケールを用いることなく、又、第1のスピンドル220Aに設けられた検出部250のみで、第2のブレード210Bの位置とワークWの切断ラインICLとを精度よく一致させることが可能となる。従って、高品位な半導体装置を短い時間、且つ、比較的低コストで製造し、製造の高速化及び効率化を達成することができる。勿論、第2のブレード210Bの位置と切断ラインICLとを完全に一致させることは難しい面もあるが、例え完全に一致させることができなくても小型の半導体装置を製造するために要求されている精度は十分に満足することができ、製造コストを考慮して考えた場合、非常に有効である。
以下、切断装置1の動作について説明する。ここでは、ワークWを複数の半導体装置に個片化する場合を例に説明する。まず、キャリブレーションカメラ等の位置合わせ機構を用いて、ワークWを切断用テーブル100の所定の位置に固定する。
次に、第1及び第2のスピンドル220を移動機構300で操作して、ワークWを複数の半導体装置毎に区画する。具体的には、第1のZ軸移動部310Aに設けられた検出部250でワークWの切断ラインICLを検出し、次いで、第1のブレード210Aを高速回転させると共に、Z軸移動部310Aを利用して第1のブレード210Aを下降して切断ラインICLに接触させ、ある切断ラインICLでワークWを切断する。若しくは、第1のZ軸移動部310Aに設けられた検出部250でワークWの切断ラインICLを検出し、次いで、検出した切断ラインICLの位置に第2のブレード210Bを移動させた後、Z軸移動部310を利用して第2のブレード210Bを下降して切断ラインICLに接触させ、ある切断ラインICLでワークWを切断する。その後、Z軸移動部310を利用して第1のブレード210A又は第2のブレード210Bを上昇させ、X軸移動部320を利用して第1のブレード210A又は第2のブレード210Bを次の切断ラインICLの上に移動させる。そして、Z軸移動部310を利用して第1のブレード210A又は第2のブレード210Bを下降して切断ラインICLに沿って切断する。
全ての切断ラインICLの切断が終了した後、回転機構によって切断用テーブル100を90度回転させ、X軸移動部320を利用して第1のブレード210A又は第2のブレード210Bを切断ラインICLの上に移動させる。その後、上述した作業と同様の作業を繰り返し、全ての切断ラインICLを切断し、ワークWを複数の半導体装置に個片化する。
第2のブレード210Bを切断ラインICLに移動させる際は、第1のZ軸移動部310Aに設けられた検出部250が検出する切断ラインICLの位置を基に、第2のブレード210Bの位置を制御する。このとき、検出部250が検出する切断ラインICLの位置ずれと、第2のブレード220Bが切断ラインICLに移動する際に生じる位置ずれとは、逆方向に生じるために打ち消し合い、結果として、第2のブレード220Bの位置を切断ラインICLに一致させることが可能となる。従って、切断ラインの位置ずれを防止して高品位な半導体装置を効率的に生産することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されないことは言うまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
本発明の半導体装置の製造装置(切断装置)を示す概略上面図である。 図1に示す移動機構のX軸移動部を示す概略正面図である。 図1に示す移動機構のX軸移動部を示す要部上面図である。 本発明の切断装置において、第1のブレード及び第2のブレードの位置とワークの切断ラインとの関係について説明するための図である。 従来の切断装置におけるスピンドルの移動機構を示す概略正面図である。 従来の切断装置において、ブレードの位置と切断位置との位置ずれが生じる原理を説明するための図である。
符号の説明
1 切断装置
100 切断用テーブル
200 切削機構
210 第1及び第2のブレード
220 第1及び第2のスピンドル
240 支持部材
250 検出部
300 移動機構
310 Z軸移動部
320 X軸移動部
320A 第1のX軸移動部
322A 第1のX軸スライドレール
324A 第1のX軸キャリッジ
324Ac 第1のX軸ナット
326A 第1のX軸スライドガイド
327A 第1のX軸ボールネジ
328A 第1のX軸モーター
320B 第2のX軸移動部
322B 第2のX軸スライドレール
324B 第2のX軸キャリッジ
324Bc 第2のX軸ナット
326B 第2のX軸スライドガイド
327B 第2のX軸ボールネジ
328B 第2のX軸モーター
W ワーク
ICL 切断ライン
MF 装置壁

Claims (3)

  1. 第1のブレード及び第2のブレードを利用してワークを複数の区画に切断し、半導体装置を製造する半導体装置の製造装置であって、
    前記第1のブレードの移動の軸となる第1のボールネジと、
    前記第1のボールネジと平行に配置され、前記第2のブレードの移動の軸となる第2のボールネジと、
    前記第1のボールネジの一端に接続して固定され、前記第1のボールネジを回転駆動する第1のモーターと、
    前記第2のボールネジの一端に接続して固定され、前記第2のボールネジを回転駆動する第2のモーターと、
    前記第1のボールネジに移動可能に係合し、前記第1のブレードが着脱可能に装着される第1のスピンドルを取り付け可能な第1のキャリッジと、
    前記第2のボールネジに移動可能に係合し、前記第2のブレードが着脱可能に装着される第2のスピンドルを取り付け可能な第2のキャリッジと、
    前記第1のキャリッジ又は第2のキャリッジに設けられ、前記ワークの切断位置を検出する検出部とを有し、
    切断用テーブルの上方に設置された装置壁に設けられた前記第1のボールネジ及び前記第2のボールネジは、前記第1のモーター及び前記第2のモーターから同一方向に延在することを特徴とする半導体装置の製造装置。
  2. ワークを複数の区画に切断して半導体装置を製造する半導体装置の製造装置に利用され、前記ワークを切断する第1のブレード及び第2のブレードが着脱可能に装着される第1のスピンドル及び第2のスピンドルを移動させる移動機構であって、
    前記第1のブレードの移動の軸となる第1のボールネジと、
    前記第1のボールネジと平行に配置され、前記第2のブレードの移動の軸となる第2のボールネジと、
    前記第1のボールネジの一端に接続して固定され、前記第1のボールネジを回転駆動する第1のモーターと、
    前記第2のボールネジの一端に接続して固定され、前記第2のボールネジを回転駆動する第2のモーターと、
    前記第1のスピンドルが取り付けられ、前記第1のボールネジに移動可能に係合する第1のキャリッジと、
    前記第2のスピンドルが取り付けられ、前記第2のボールネジに移動可能に係合する第2のキャリッジとを有し、
    前記第1のボールネジ及び前記第2のボールネジは、前記第1のモーター及び前記第2のモーターから同一方向に延在することを特徴とする移動機構。
  3. 第1のブレード及び第2のブレードを利用してワークを複数の区画に切断し、半導体装置を製造する半導体装置の製造装置であって、
    前記第1のブレードの移動の軸となる第1のボールネジと、
    前記第1のボールネジと平行に配置され、前記第2のブレードの移動の軸となる第2のボールネジと、
    前記第1のボールネジの一端に接続して固定され、前記第1のボールネジを回転駆動する第1のモーターと、
    前記第2のボールネジの一端に接続して固定され、前記第2のボールネジを回転駆動する第2のモーターと、
    前記第1のボールネジに移動可能に係合し、前記第1のブレードが着脱可能に装着される第1のスピンドルを取り付け可能な第1のキャリッジと、
    前記第2のボールネジに移動可能に係合し、前記第2のブレードが着脱可能に装着される第2のスピンドルを取り付け可能な第2のキャリッジと、
    前記第1のキャリッジ又は第2のキャリッジに設けられ、前記ワークの切断位置を検出する検出部とを有し、
    切断用テーブルの上方に設置された装置壁に設けられた前記第1のボールネジと前記第2のボールネジは、熱膨張の方向が同一方向となるように配置されることを特徴とする半導体装置の製造装置。
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