JP2000338726A - 画像形成装置および画像形成装置の制御方法 - Google Patents

画像形成装置および画像形成装置の制御方法

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JP2000338726A
JP2000338726A JP11149484A JP14948499A JP2000338726A JP 2000338726 A JP2000338726 A JP 2000338726A JP 11149484 A JP11149484 A JP 11149484A JP 14948499 A JP14948499 A JP 14948499A JP 2000338726 A JP2000338726 A JP 2000338726A
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image
color
light beam
synchronizing signal
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Kazuro Yamada
和朗 山田
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転多面鏡がどのような回転位相であって
も、カレントの色の垂直同期信号と次色の水平同期信号
とを容易に、かつ確実に分離検出し、的確なタイミング
で次色の垂直同期信号を出力すること。 【解決手段】 複数の回転多面鏡により偏向走査された
光ビームをそれぞれ検出して、複数の光ビーム検出器4
0によりそれぞれ発生される複数のBD信号、および前
記各BD信号から所定時間遅延したタイミングで、かつ
次色に対応するBD信号の発生とは異なるタイミングで
CPU1017より発生される複数のTOP信号の双方
に基づいて、複数のビデオコントローラ401が、各色
画像信号を各色半導体レーザ901に対してそれぞれ出
力する構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の回転多面鏡
が、複数の光ビーム発生部がそれぞれ発生する光ビーム
をそれぞれ偏向走査し、並置される複数の像担持体上に
それぞれ形成される潜像を記録媒体上に多重転写して多
重画像を形成可能な画像形成装置および画像形成装置の
制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、プリントスピードを向上するため
に、一対のスキャナと像担持体によって構成される画像
形成部によって一色分の画像を形成し、色数分だけ画像
形成部を備えたカラー画像形成装置が知られている。
【0003】このカラー画像形成装置においては、副走
査方向における各色間のズレを防止するために、同一転
写体上に複数色を形成し、その色ズレ量を測定した後
に、この色ズレ量を補正制御している。
【0004】以下に、図7を参照して、従来の画像形成
装置における副走査方向の1ライン未満の色ズレを防止
する方法について説明する。
【0005】図7は、従来の画像形成装置のスキャナを
回転駆動するスキャナモータのモータ制御構成を示すブ
ロック図である。
【0006】図において、100は回転基準信号発生器
で、図示しない色ズレ量測定手段からの測定結果に応じ
て、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),
ブラック(K)の各色に独立の回転基準信号101Y,
101M,101C,101Kを発生する。
【0007】回転基準信号101Y,101M,101
C,101Kは周期は同一であるものの、1ライン未満
の色ズレを防止するために、各々の位相が異なる。
【0008】102Y,102M,102C,102K
はイエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブ
ラック(K)の各色に独立のPLL制御部で、回転基準
信号101Y,101M,101C,101Kと、スキ
ャナモータ106Y,106M,106C,106K内
部にそれぞれ設けられたモータの回転位置検出手段の検
知結果103Y,103M,103C,103Kを位相
比較して、その結果、位相差が無くなるように制御す
る。
【0009】104Y,104M,104C,104K
は前記PLL制御部102Y,102M,102C,1
02Kの出力であり、スキャナモータドライバ105
Y,105M,105C,105Kに入力することで、
スキャナモータ106Y,106M,106C,106
Kを加減速させるための信号である。
【0010】以下、図8を参照して、従来の画像形成装
置における副走査方向の1ライン単位の色ズレを防止す
る方法について説明する。
【0011】図8は、従来の画像形成装置の信号タイミ
ングを示すタイミングチャートであり、説明を簡単にす
るために、イエローとマゼンタのみについて説明する。
【0012】図において、110は図示しないイエロー
(Y)用の光ビーム検出器により得られた負論理の水平
同期信号(以下、BD(Beam Detect)信
号)であり、図7に示したPLL制御部102Yにより
ー定周期となっている。
【0013】111はイエロー用の垂直同期信号(以
下、TOP信号)で、このTOP信号111を図示しな
いビデオコントローラが入力すると、その後のBD信号
110に同期して、ビデオコントローラはイエロー用の
画像データ(画像信号)112を出力する。
【0014】ビデオコントローラはTOP信号111と
BD信号110の双方を入力して画像データ(画像信
号)出力タイミングを生成している。よって、ビデオコ
ントローラが双方の信号を確実に分離入力可能とするた
めに、プリンタエンジンは、BD信号110から一定時
間遅延した時点でTOP信号111を出力する。
【0015】113はマゼンタ(M)用のBD信号で、
図7に示したように、副走査方向の1ライン未満の色ズ
レを防止するために、BD信号110に対して位相差が
付与されている。
【0016】114はマゼンタ用のTOP信号であり、
プリンタエンジンは、イエロー用のTOP信号111出
力後からマゼンタ用のBD信号113を数え始め、一定
ライン数だけ数えた後に、マゼンタ用のTOP信号11
4を出力する。
【0017】図8では、Nライン数に相当する時間だけ
遅れた時点から、ビデオコントローラに画像データ(画
像信号)115を出力させるために、プリンタエンジン
は、BD信号113の「N−1」ライン目にTOP信号
114を出力する。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術によると、当該色(この場合はイエロー)の垂直
同期信号(TOP信号)と水平同期信号(BD信号)の
間には明確に時間差が規定されているものの、当該色の
TOP信号と次色(この場合はマゼンタ)のBD信号と
の間には規定が無かった。このため、当該色のTOP信
号から次色のBD信号までの時間差が少ない時には、プ
リンタエンジンが当該色のTOP信号を捕捉した直後の
次色のBD信号を検出できない場合があった。
【0019】この場合には、一周期後のBD信号を正規
の第1番目のBD信号と誤認識してしまうことで、次色
のTOP信号の発生タイミングが一副走査ライン分だけ
遅延してしまうことになる。ビデオコントローラは、こ
の遅延したTOP信号に基づいて画像データ(画像信
号)を出力するため、次色は一副走査ライン分だけ下方
向に移動してしまい不要な色ズレが発生してしまうとい
う問題点があった。
【0020】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、本発明に係る第1の発明〜第6の発明
の目的は、各回転多面鏡により偏向走査された光ビーム
を走査経路上の所定位置でそれぞれ検出して、それぞれ
発生される水平同期信号と、前記各水平同期信号から所
定時間遅延したタイミングで、かつ次色の水平同期信号
の発生とは異なるタイミングで、それぞれ発生される垂
直同期信号の双方に基づいて、画像信号を前記各光ビー
ム発生手段に対してそれぞれ出力することにより、回転
多面鏡がどのような回転位相であっても、カレントの色
の垂直同期信号と次色の水平同期信号とを容易に、かつ
確実に分離検出することができ、画像信号出力手段に対
して的確なタイミングで次色の垂直同期信号を出力する
ことができ、色ずれのない高品位な多重画像を確実に形
成することができる画像形成装置および画像形成装置の
制御方法を提供することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、並置される複数の像担持体(図1に示すドラムユニ
ットカートリッジ41Y,41M,41C,41K内の
感光体905Y,905M,905C,905K)と、
画像信号に応じて変調された光ビームをそれぞれ発生す
る複数の光ビーム発生手段(図1に示すスキャナユニッ
ト44Y,44M,44C,44K内の半導体レーザ
(図2に示す半導体レーザ901))と、前記各光ビー
ム発生手段により発生される光ビームをそれぞれ偏向走
査して前記各像担持体にそれぞれ潜像を形成する複数の
回転多面鏡(図1に示すスキャナユニット44Y,44
M,44C,44K内の回転多面鏡903Y,903
M,903C,903K)と、前記各回転多面鏡をそれ
ぞれ回転駆動する複数の回転駆動手段(図1に示すスキ
ャナユニット44Y,44M,44C,44K内のスキ
ャナモータ106Y,106M,106C,106K)
と、前記各回転駆動手段の各々に対してそれぞれ位相差
を有する回転基準信号を出力して、前記各回転多面鏡の
回転速度および位相を制御する回転駆動制御手段(図4
に示す回転基準信号発生器100)と、前記各回転多面
鏡により偏向走査された光ビームを走査経路上の所定位
置でそれぞれ検出して光ビーム走査方向の画像書出し位
置を決定する水平同期信号(BD信号)をそれぞれ発生
する複数の水平同期信号発生手段(図4に示す光ビーム
検出器40Y,40M,40C,40K)と、前記各水
平同期信号から所定時間遅延したタイミングで、かつ前
記各光ビームの走査方向に直交する副走査方向の下流隣
りに位置する像担持体に対応する水平同期信号(次色の
BD信号)の発生とは異なるタイミングで、前記副走査
方向の画像書出し位置をそれぞれ決定する複数の垂直同
期信号(TOP信号)を発生する垂直同期信号発生手段
(図4に示すCPU1017)と、前記各水平同期信号
および前記各垂直同期信号の双方に基づいて、画像信号
を前記各光ビーム発生手段に対してそれぞれ出力する複
数の画像信号出力手段(図4に示すビデオコントローラ
401Y,401M,401C,401K)とを有する
ものである。
【0022】本発明に係る第2の発明は、前記垂直同期
信号発生手段(図4に示すCPU1017)は、前記回
転駆動制御手段により発生される前記各回転基準信号の
位相変更単位の半分の時間単位に基づく時間(図5に示
す(7/16)BD周期)、前記水平同期信号(図5に
示すイエローBD信号10)から遅延したタイミング
で、前記各垂直同期信号(図5に示すイエローTOP信
号11)を発生するものである。
【0023】本発明に係る第3の発明は、前記垂直同期
信号発生手段(図4に示すCPU1017)は、前記回
転駆動制御手段により発生される前記各回転基準信号の
位相変更単位の半分の時間単位の奇数倍に相当する時間
(図5に示す(7/16)BD周期)、前記各水平同期
信号発生手段から発生される水平同期信号(図5に示す
イエローBD信号10)から遅延したタイミングで、前
記各垂直同期信号(図5に示すイエローTOP信号1
1)を発生するものである。
【0024】本発明に係る第4の発明は、前記垂直同期
信号発生手段(図4に示すCPU1017)は、前記回
転駆動制御手段により発生される前記各回転基準信号に
より制御される前記互いに隣り合う像担持体上を走査す
る回転多面鏡の位相差(図6に示す(4/8)BD周
期)より前記各回転基準信号の位相変更単位(図6に示
す(1/8)BD周期)を減じた時間(図6に示す(3
/8)BD周期)、前記各水平同期信号発生手段から発
生される水平同期信号(図6に示すイエローBD信号)
から遅延したタイミングで、前記各垂直同期信号(図6
に示すイエローTOP信号)を発生するものである。
【0025】本発明に係る第5の発明は、前記各像担持
体上にそれぞれ形成される潜像をそれぞれ異なる色の現
像剤で現像して、前記各像担持体上にそれぞれ異なる色
の可視画像を形成する複数の現像手段(図1に示すドラ
ムユニットカートリッジ41Y,41M,41C,41
K内の現像器)と、前記各像担持体上のそれぞれ異なる
色の可視画像を転写体に一旦重畳転写した後に搬送され
る記録媒体に転写する転写手段(図1に示す中間転写ベ
ルト42)と、前記各画像信号出力手段からそれぞれ所
定のパターン画像信号を出力させ、前記各像担持体上に
それぞれ異なる色のパターン画像(色ずれ検出のための
パッチ)を形成し、前記転写体上に重畳転写させるパタ
ーン形成手段(図3に示すCPU1017)と、前記転
写体上に重畳転写されたパターン画像に対して、副走査
方向の色ズレ量を測定する測定手段(図1に示すセンサ
50)と、前記測定手段により測定される前記副走査方
向の色ズレ量に基づいて、1副走査ライン間隔の色ズレ
量に対しては、前記垂直同期信号発生手段による前記各
垂直同期信号の発生タイミングを副走査ライン単位に変
更制御し、1ライン未満の色ズレ量に対しては、前記回
転駆動制御手段による前記各回転基準信号の発生タイミ
ングを変更制御する制御手段(図3に示すCPU101
7)を設けたものである。
【0026】本発明に係る第6の発明は、所定の位相差
もってそれぞれ回転駆動される複数の回転多面鏡が、複
数の光ビーム発生部がそれぞれ発生する画像信号に応じ
て変調された光ビームをそれぞれ偏向走査し、並置され
る複数の像担持体上にそれぞれ形成される潜像を記録媒
体上に多重転写して多重画像を形成可能な画像形成装置
の制御方法において、前記各回転多面鏡により偏向走査
された光ビームを走査経路上の所定位置でそれぞれ検出
して光ビーム走査方向の画像書出し位置を決定する水平
同期信号をそれぞれ発生する複数の水平同期信号発生工
程(図5に示すイエローBD信号10,マゼンタBD信
号13,図6に示すイエローBD信号20,マゼンタB
D信号23)と、前記各水平同期信号から所定時間遅延
したタイミングで、かつ前記各光ビームの走査方向に直
交する副走査方向の下流隣りに位置する像担持体に対応
する水平同期信号の発生とは異なるタイミング(図5に
示すイエローBD信号10,マゼンタBD信号13から
(7/16)BD周期遅延したタイミング,図6に示す
イエローBD信号20,マゼンタBD信号23から(3
/8)BD周期遅延したタイミング)で、前記副走査方
向の画像書出し位置を決定する垂直同期信号をそれぞれ
発生する複数の垂直同期信号発生工程(図5に示すイエ
ローTOP信号11,マゼンタTOP信号14,図6に
示すイエローTOP信号21,マゼンタTOP信号2
4)と、前記各水平同期信号および前記各垂直同期信号
の双方に基づいて、画像信号を前記各光ビーム発生部に
対してそれぞれ出力する複数の画像信号出力工程(図5
に示すイエロー画像データ12,マゼンタ画像データ1
5,図6に示すイエロー画像データ22,マゼンタ画像
データ25)とを有するものである。
【0027】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕図1は、本発明
の第1実施形態を示す画像形成装置の構成を説明する断
面図である。
【0028】図において、41Y,41M,41C,4
1Kはイエロー(Y),マゼンタ(M),シアン
(C),ブラック(K)各色のドラムユニットカートリ
ッジ(ドラムユニット)で、潜像を担持する感光体90
5Y,905M,905C,905Kと感光体上の潜像
を所定の現像剤により現像する現像器とが一体となって
いる。また、これら各色ドラムユニット41Y,41
M,41C,41Kはそれぞれ独立に画像形成装置本体
に着脱可能に装着されている。
【0029】44Y,44M,44C,44Kはイエロ
ー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック
(K)各色のスキャナユニットで、後述する図3に示す
プリンタコントローラ1001から送られる各色ビデオ
データに基づき、プリンタエンジンで変換されるレーザ
オンオフ信号により発光する各レーザ光を各ポリゴンミ
ラー903Y,903M,903C,903Kで走査さ
せドラムユニット41Y,41M,41C,41Kの各
感光体上に潜像を形成させる。なお、スキャナユニット
44Y,44M,44C,44Kおよびドラムユニット
41Y,41M,41C,41Kの詳細は、後述する図
2に示す。
【0030】40Y,40M,40C,40Kはそれぞ
れはイエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),
ブラック(K)各色のフォトセンサ等の光ビーム検出器
で、ドラムユニット41Y,41M,41C,41Kの
各感光体の近傍に配置され、各色スキャナユニット44
Y,44M,44C,44Kにより照射されるレーザビ
ームを検知して、BD信号を出力する。
【0031】42は中間転写ベルトで、帯電器49Y,
49M,49C,49Kで帯電されることによりドラム
ユニットで現像された現像像を一旦1次転写して多重転
写像を形成し搬送ベルト43により搬送される転写材に
転写する。
【0032】搬送ベルト43は、給紙部46から給紙ロ
ーラ47を通して給紙される転写材を中間転写ベルト4
2で形成された多重転写像を転写材に2次転写させた
後、定着部45へと搬送するためのベルトである。
【0033】50はセンサで、中間転写ベルト42上に
形成された色ズレ検出のためのパッチを検出する。定着
部45は、搬送ベルト43により搬送される転写材上に
転写された各現像像を定着し排紙部48に排出する。
【0034】図2は、上記図1に示したスキャナユニッ
ト44(44Y,44M,44C,44K)およびドラ
ムユニット41(41Y,41M,41C,41K)の
概略構成を説明する図であり、図1および従来の技術で
示した図7と同一のものには同一の符号を付してある。
なお、各スキャナユニットおよび各ドラムユニットは同
一の構成となっている。
【0035】図において、901は半導体レーザで、図
示しない画像データ(画像信号)に応じて変調した光ビ
ームRを発生させる。902はコリメータレンズで、半
導体レーザ901で発生されたレーザビームRを平行に
する。903(903Y,903M,903C,903
K)は回転多面鏡で、スキャナモータ106(106
Y,106M,106C,106K)により回転駆動さ
れ、コリメータ902を介して照射されるレーザビーム
Rを反射して、走査速度を補正するfθレンズ904を
介してドラム状の感光体905の表面を走査する。
【0036】なお、スキャナユニット44(44Y,4
4M,44C,44K)は、半導体レーザ901,コリ
メータレンズ902,fθレンズ904,回転多面鏡9
03(903Y,903M,903C,903K),ス
キャナモータ106(106Y,106M,106C,
106K)等で構成される。
【0037】また、ドラムユニット41(41Y,41
M,41C,41K)は、ドラム状の感光体905(9
05Y,905M,905C,905K),光ビーム検
出器40(40Y,40M,40C,40K),不図示
の現像器等で構成される。
【0038】以下、各部の動作について説明する。
【0039】半導体レーザ901からレーザビームRを
発生させ、このレーザビームRをコリメータレンズ90
2で平行にした後、回転多面鏡903(903Y,90
3M,903C,903K)に照射する。回転多面鏡9
03で反射したレーザビームRは、走査速度を補正する
fθレンズ904を介してドラム状の感光体905の表
面に照射され、回転多面鏡903の回転により感光体9
05の表面を走査する。
【0040】このとき、レーザビームRは、感光体90
5の近傍に配置された光ビーム検出器40(40Y,4
0M,40C,40K)からの信号に同期した画像信号
により変調されるので、感光体905の表面には画像信
号に対応した潜像が形成される。したがって、この潜像
を反転現像すれば所定の画像が得られることになる。
【0041】図3は、本発明の第1実施形態を示す画像
形成装置の構成を説明するブロック図であり、図1と同
一のものには同一の符号を付してある。
【0042】画像形成装置1000において、1001
はコントローラで、CPU1012によりROM101
3のプログラム用ROMに記憶された制御プログラム等
あるいはハードディスク,フロッピーディスク,光磁気
ディスク等の外部メモリ1014に記憶された制御プロ
グラム等に基づいてシステムバス1015に接続される
各種デバイスとのアクセスを総括的に制御し、プリンタ
エンジン1016に出力情報としての画像信号を出力す
る。また、ROM1013のフォント用ROMには上記
出力情報を生成する際に使用するフォントデータ等を記
憶している。さらに、ROM1013のデータ用ROM
にはハードディスク等の外部メモリ1014を備えてい
ないプリンタのために、ホストコンピュータ2000上
で利用される情報等を記憶している。
【0043】なお、CPU1012は入力部1018,
インタフェース2100を介してホストコンピュータ2
000と双方向通信処理が可能となっており、画像形成
装置1000内の情報等をホストコンピュータ2000
に通知可能に構成されている。1019はRAMで、C
PU1012の主メモリ,ワークエリア等として機能
し、図示しない増設ポートに接続されるオプションRA
Mによりメモリ容量を拡張することができるように構成
されている。また、コントローラ1001内のCPU1
012、プリンタエンジン1016内のCPU1017
は、内部にタイマを有しており、計時可能となってい
る。
【0044】なお、RAM1019は、出力情報展開領
域,環境データ格納領域,NVRAMなどに用いられ
る。前述したハードディスク(HD),ICカード等の
外部メモリ1014は、メモリコントローラ(MC)1
020によりアクセスを制御される。外部メモリ101
4は、オプションとして接続され、フォントデータ,エ
ミュレーションプログラム,フォームデータ等を記憶す
る。1021は操作部で、操作および各種設定のための
スイッチおよびLED表示器,LCD表示器等が配され
ている。
【0045】なお、前述した外部メモリ1014は1個
に限らず、少なくとも1個以上備え、内蔵フォントに加
えてオプションカード,言語系の異なるプリンタ制御言
語を解釈するプログラムを格納した外部メモリを複数接
続できるように構成されている。また、図示しないNV
RAMを備え、操作部1021からの各種設定情報を記
憶するようにしてもよい。
【0046】また、プリンタエンジン1016は、内部
に、従来の技術として図7に示したスキャナモータのモ
ータ制御構成と同様の構成を有する。
【0047】さらに、プリンタエンジン1016にはコ
ントローラ1001内のCPU1012から送られてく
る画像信号を印字するために、所定のタイミングでアク
チュエータ1022を動作させるとともに、動作時に取
り込まれる種々の検出系1023(センサ50,光ビー
ム検出器40Y,40M,40C,40Kを含む)から
の信号をその動作にフィードバックして制御を行うため
のCPU1017、及びこのCPU1017が実行する
各種制御プログラム、並びに各種信号(後述する各色の
TOP信号)の出力タイミング、並びに色ズレ検出のた
めのパッチを形成するためのパッチ画像データ、並びに
マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K)の各潜
像書き出しタイミングデータ、及び検出系1023(セ
ンサ50,光ビーム検出器40Y,40M,40C,4
0Kを含む)から読み込まれるデータを一時的に格納す
るためのROM/RAM1030が備えられている。
【0048】また、CPU1017は、Y,M,C,K
各色間の色ズレを防止するために、ROM/RAM10
30に格納されたパッチ画像データに基づいて、中間転
写体ベルト42上にY,M,C,Kにより各色パッチ
(画像パターン)を形成させ、その色ズレ量(副走査方
向の色ズレ量)をセンサ50により測定する。
【0049】ここで、1副走査ライン間隔の色ズレ量に
対しては、測定される色ズレ量に基づいて、CPU10
17が、後述する図4に示す各色ビデオコントローラ4
01Y,401M,401C,401Kへの、各色TO
P信号の発生タイミングを副走査ライン単位に変更制御
する。
【0050】実際には、CPU1017が、測定される
色ズレ量に基づいて、ROM/RAM1030にイエロ
ー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック
(K)の各潜像書き出しタイミングデータ(各色間で遅
延される副走査ライン数)を格納しておき、格納された
イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラ
ック(K)の各潜像書き出しタイミングデータに基づい
て、後述する図4に示す各色ビデオコントローラ401
Y,401M,401C,401Kへの各色TOP信号
を発生制御する。
【0051】一方、1副走査ライン未満の色ズレ量に対
しては、CPU1017が、上述の色ズレ量の測定結果
に基づいて、図7に示した回転基準信号発生器100が
発生するスキャナ回転基準信号101Y,101M,1
01C,101Kの位相変更を設定(制御)することに
より、副走査方向の1ライン未満の色ズレ量を防止する
ものとする。
【0052】図4は、図3に示したプリンタエンジン1
016の構成の一部分を説明するブロック図であり、図
1〜図3,図7と同一のものには同一の符号を付してあ
る。
【0053】図において、401Y,401M,401
C,401Kはイエロー(Y),マゼンタ(M),シア
ン(C),ブラック(K)各色のビデオコントローラ
で、各色の光ビーム検出器40Y,40M,40C,4
0Kにより出力される各色用のBD信号およびCPU1
017より出力される各色用のTOP信号を入力し、対
応する色用のTOP信号が入力された後の対応する色用
のBD信号に同期して、対応する色用の画像信号を対応
する色の半導体レーザに出力する。
【0054】ビデオコントローラ401Y,401M,
401C,401Kは対応する色のTOP信号とBD信
号の双方を入力して画像信号の出力タイミングを生成し
ている。よって、ビデオコントローラ401Y,401
M,401C,401Kが双方の信号を確実に分離入力
可能とするために、CPU1017は、各色用のBD信
号から一定時間遅延した時点で各色用のTOP信号を各
色用のビデオコントローラ401Y,401M,401
C,401Kに対してそれぞれ出力する。
【0055】なお、CPU1017は、回転基準信号発
生器100に対して所定の信号を送出して、回転基準信
号発生器100が発生するスキャナ回転基準信号101
Y,101M,101C,101Kの位相変更を副走査
方向の1ライン未満の色ズレを防止するように設定可能
である。
【0056】ここで、本実施形態では、回転基準信号発
生器100が発生するスキャナ回転基準信号101(1
01Y,101M,101C,101K)の位相変更単
位を「1/n」副走査ライン(nは整数)とした場合
に、当該色のBD信号入力後から「奇数/(2n)」主
走査ラインだけ遅延した時点(「奇数/(2n)」BD
信号周期だけ遅延した時点)で、プリンタエンジン10
16内のCPU1017が当該色のTOP信号を当該色
のビデオコントローラ401(401Y,401M,4
01C,401K)に出力する構成とする。
【0057】このTOP信号の出力タイミングについ
て、以下、図5のタイミングチャートを参照して詳細に
説明する。
【0058】図5は、本発明の第1実施形態を示す画像
形成装置におけるBD信号,TOP信号の出力タイミン
グを示すタイミングチャートであり、ここでは、イエロ
ー(Y)とマゼンタ(M)のみについて説明するが、シ
アン(C),ブラック(K)についても同様である。
【0059】図において、10はイエロー用の水平同期
信号(BD信号)で、イエロー用の光ビーム検出器40
Yにより得られた負論理の信号であり、一定周期となっ
ている。11はイエロー用の垂直同期信号(TOP信
号)で、このTOP信号11がビデオコントローラ40
1Yに入力されると、その後のBD信号10に同期し
て、ビデオコントローラ401Yはイエロー用の画像デ
ータ(画像信号)12を出力する。このように、ビデオ
コントローラ401YはTOP信号11とBD信号10
の双方を入力して画像データ(画像信号)出力タイミン
グを生成している。
【0060】ビデオコントローラ401Yが双方の信号
を確実に分離入力可能とするために、スキャナ回転基準
信号の位相変更単位を「1/n」BD周期(nは整
数)、例えば「1/8」BD信号周期とした場合に、プ
リンタエンジン1016内のCPU1017は、イエロ
ー(Y)用のBD信号10の入力後から「奇数/(2
n)」BD信号周期、例えば「7/16」BD信号周期
だけ遅延した時点で、CPU1017がイエロー(Y)
用のTOP信号11を出力する。
【0061】また、13はマゼンタ用のBD信号で、副
走査方向の1ライン未満の色ズレを防止するために、イ
エロー用のBD信号10に対して位相差例えば「4/
8」BD信号周期が付与されている。
【0062】このとき、図からも明らかなように、当該
色の垂直同期信号(イエロー用のTOP信号11)と次
色の水平同期信号(マゼンタ用のBD信号13)は、少
なくとも「1/(2n)」、ここでは「1/16」ライ
ン(「1/16」BD信号周期)に相当する時間だけ隔
離されることになる。
【0063】なお、イエロー用のTOP信号11から
「N」ライン数に相当する時間だけ遅れた時点から、ビ
デオコントローラ401Mに画像データ(画像信号)1
5を出力させるために、CPU1017は、マゼンタ用
のBD信号13の「N−1」ライン目にマゼンタ用のT
OP信号14を出力している。
【0064】以上説明したように、垂直同期信号(TO
P信号)の発生タイミングを、前記回転基準信号発生器
のタイミング変更単位(「1/n」副走査ライン)の半
分の時間単位(「1/(2n)」副走査ライン)にて、
前記水平同期信号から遅延させるので、当該色の垂直同
期信号(TOP信号)と次色の水平同期信号(BD信
号)との時間差として、少なくともスキャナ位相制御単
位である「1/n」副走査ラインの半分の「1/(2
n)」副走査ライン(nは整数)に相当する時間を確保
することができ、当該色の垂直同期信号(TOP信号)
と次色の水平同期信号(BD信号)が一致することはな
く、両者を容易に、かつ、確実に分離検出することがで
きる。
【0065】〔第2実施形態〕上記第1実施形態では、
スキャナ回転基準信号の位相変更単位を「1/n」副走
査ライン(nは整数)とした場合に、当該色の水平同期
信号(BD信号)入力後から「奇数/(2n)」副走査
ラインだけ遅延した時点で、プリンタエンジンは当該色
の垂直同期信号(TOP信号)を出力する場合について
説明したが、スキャナ回転基準信号の位相変更単位を
「1/n」副走査ライン(nは整数)として当該色と次
色の位相差を「m/n」副走査ライン(mは「m<n」
となる整数)とした場合に、当該色の水平同期信号(B
D信号)入力後から「(m−1)/n」副走査ラインだ
け遅延した時点で、プリンタエンジンは当該色の垂直同
期信号(TOP信号)を出力するように構成してもよ
い。以下、その実施形態について説明する。
【0066】図6は、本発明の第2実施形態を示す画像
形成装置におけるBD信号,TOP信号の出力タイミン
グを示すタイミングチャートであり、ここでは、イエロ
ー(Y)とマゼンタ(M)のみについて説明するが、シ
アン(C),ブラック(K)についても同様である。
【0067】図において、20はイエロー用の水平同期
信号(BD信号)で、イエロー用の光ビーム検出器40
Yにより得られた負論理の信号であり、一定周期となっ
ている。21はイエロー用の垂直同期信号(TOP信
号)で、このTOP信号21がビデオコントローラ40
1Yに入力されると、その後のBD信号20に同期し
て、ビデオコントローラ401Yはイエロー用の画像デ
ータ(画像信号)22を出力する。このように、ビデオ
コントローラ401YはTOP信号21とBD信号20
の双方を入力して画像データ(画像信号)出力タイミン
グを生成している。
【0068】ビデオコントローラ401Yが双方の信号
を確実に分離入力可能とするために、スキャナ回転基準
信号の位相変更単位を「1/n」BD周期(nは整
数)、例えば「1/8」BD信号周期、かつ、次色のB
D信号の位相差を「m/n」副走査ライン(mは「m<
n」となる整数)、例えば「4/8」BD周期とした場
合に、プリンタエンジン1016(CPU1017)
は、イエロー(Y)用のBD信号20の入力後から
「(m−1)/n」BD信号周期、即ち「3/8」BD
信号周期だけ遅延した時点で、CPU1017がイエロ
ー(Y)用のTOP信号21を出力する。
【0069】このとき、図からも明らかなように、当該
色の垂直同期信号(イエロー用のTOP信号21)と次
色の水平同期信号(マゼンタ用のBD信号23)は、少
なくとも「1/n」、ここでは「1/8」ライン(「1
/8」BD信号周期)に相当する時間だけ隔離されるこ
とになる。
【0070】なお、イエロー用のTOP信号21から
「N」ライン数に相当する時間だけ遅れた時点から、ビ
デオコントローラ401Mに画像データ(画像信号)2
5を出力させるために、CPU1017は、マゼンタ用
のBD信号23の「N−1」ライン目にマゼンタ用のT
OP信号24を出力している。
【0071】以上より、当該色と次色の水平同期信号
(イエロー用のBD信号20とマゼンタ用のBD信号2
3)の位相差に応じて、当該色の垂直同期信号(イエロ
ー用のTOP信号21)を発生させることで、当該色の
垂直同期信号(イエロー用のTOP信号21)と次色の
水平同期信号(マゼンタ用のBD信号23)の時間差と
して、少なくともスキャナ位相制御単位である「1/
n」副走査ライン(nは整数)に相当する時間を確保す
ることができるので、当該色の垂直同期信号と次色の水
平同期信号が一致することはなく、両者を容易に、かつ
確実に分離検出することができる。
【0072】なお、上記第1実施形態では、スキャナ回
転基準信号の位相変更単位を「1/n」副走査ライン
(nは整数)とした場合に、当該色の水平同期信号(B
D信号)入力後から「奇数/(2n)」副走査ラインだ
け遅延した時点で、プリンタエンジンは当該色の垂直同
期信号(TOP信号)を出力する構成について示し、上
記第2実施形態では、スキャナ回転基準信号の位相変更
単位を「1/n」副走査ライン(nは整数)として当該
色と次色の位相差を「m/n」副走査ライン(mは「m
<n」となる整数)とした場合に、当該色の水平同期信
号(BD信号)入力後から「(m−1)/n」副走査ラ
インだけ遅延した時点で、プリンタエンジンは当該色の
垂直同期信号(TOP信号)を出力する構成について示
したが、当該垂直同期信号の発生タイミングは、上記第
1実施形態および第2実施形態で示したタイミングに限
られるものではなく、当該垂直同期信号の発生タイミン
グは、次色の光ビーム検出手段の検出タイミングと異な
るようなタイミングであればどのようなタイミングとな
るように構成してもよい。
【0073】以上説明したように、当該垂直同期信号の
発生タイミングを次色の光ビーム検出手段の検出タイミ
ングと異ならしめるように構成するので、どのようなス
キャナモータ回転位相においても、プリンタエンジンは
当該色の垂直同期信号と次色の水平同期信号を容易かつ
確実に分離可能となり、ビデオコントローラに対して的
確なタイミングで次色の垂直同期信号を出力可能とな
る。これによって、副走査方向の不要な1ラインの色間
の位置ズレを確実に防止することができる。
【0074】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記憶した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
て実行することによっても、本発明の目的が達成される
ことは言うまでもない。
【0075】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0076】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピーディスク,ハードディ
スク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,C
D−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,RO
M,EEPROM等を用いることができる。
【0077】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0078】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0079】また、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適
用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置
にプログラムを供給することによって達成される場合に
も適応できることは言うまでもない。この場合、本発明
を達成するためのソフトウエアによって表されるプログ
ラムを格納した記憶媒体を該システムあるいは装置に読
み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本
発明の効果を享受することが可能となる。
【0080】さらに、本発明を達成するためのソフトウ
エアによって表されるプログラムをネットワーク上のデ
ータベースから通信プログラムによりダウンロードして
読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、
本発明の効果を享受することが可能となる。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
の発明によれば、位相差を有して回転される複数の回転
多面鏡により偏向走査された光ビームを走査経路上の所
定位置でそれぞれ検出して複数の水平同期信号発生手段
よりそれぞれ発生される複数の水平同期信号、および前
記各水平同期信号から所定時間遅延したタイミングで、
かつ前記各光ビームの走査方向に直交する副走査方向の
下流隣りに位置する像担持体に対応する水平同期信号の
発生とは異なるタイミングで垂直同期信号発生手段より
発生される複数の垂直同期信号の双方に基づいて、画像
信号出力手段が、画像信号を前記各光ビーム発生手段に
対してそれぞれ出力するので、回転多面鏡がどのような
回転位相であっても、カレントの色の垂直同期信号と次
色の水平同期信号とを容易に、かつ確実に分離検出する
ことができ、的確なタイミングで次色の垂直同期信号を
出力することができる。
【0082】本発明に係る第2の発明によれば、前記垂
直同期信号発生手段は、前記回転駆動制御手段により発
生される前記各回転基準信号の位相変更単位の半分の時
間単位に基づく時間、前記水平同期信号から遅延したタ
イミングで、前記各垂直同期信号を発生するので、回転
多面鏡がどのような回転位相であっても、カレントの色
の垂直同期信号と次色の水平同期信号との間に、少なく
とも回転多面鏡位相制御単位の半分に相当する時間を確
保することができ、双方を容易に、かつ確実に分離検出
することができ、的確なタイミングで次色の垂直同期信
号を出力することができる。
【0083】本発明に係る第3の発明によれば、前記垂
直同期信号発生手段は、前記回転駆動制御手段により発
生される前記各回転基準信号の位相変更単位の半分の時
間単位の奇数倍に相当する時間、前記各水平同期信号発
生手段から発生される水平同期信号から遅延したタイミ
ングで、前記各垂直同期信号を発生するので、回転多面
鏡がどのような回転位相であっても、カレントの色の垂
直同期信号と次色の水平同期信号との間に、少なくとも
回転多面鏡位相制御単位の半分に相当する時間を確保す
ることができ、双方を容易に、かつ確実に分離検出する
ことができ、的確なタイミングで次色の垂直同期信号を
出力することができる。
【0084】本発明に係る第4の発明によれば、前記垂
直同期信号発生手段は、前記回転駆動制御手段により発
生される前記各回転基準信号にり制御される前記互いに
隣り合う像担持体上を走査する回転多面鏡の位相差より
前記各回転基準信号の位相変更単位を減じた時間、前記
各水平同期信号発生手段から発生される水平同期信号か
ら遅延したタイミングで、前記各垂直同期信号を発生す
るので、回転多面鏡がどのような回転位相であっても、
カレントの色の垂直同期信号と次色の水平同期信号との
間に、少なくともスキャナ位相制御単位に相当する時間
を確保することができ、双方を容易に、かつ確実に分離
検出することができ、的確なタイミングで次色の垂直同
期信号を出力することができる。
【0085】本発明に係る第5の発明によれば、前記各
像担持体上にそれぞれ形成される潜像をそれぞれ異なる
色の現像剤で現像して、前記各像担持体上にそれぞれ異
なる色の可視画像を形成する複数の現像手段と、前記各
像担持体上のそれぞれ異なる色の可視画像を転写体に一
旦重畳転写した後に搬送される記録媒体に転写する転写
手段と、前記各画像信号出力手段からそれぞれ所定のパ
ターン画像信号を出力させ、前記各像担持体上にそれぞ
れ異なる色のパターン画像を形成し、前記転写体上に重
畳転写させるパターン形成手段と、前記転写体上に多重
転写されたパターン画像に対して、副走査方向の色ズレ
量を測定する測定手段と、前記測定手段により測定され
る前記副走査方向の色ズレ量に基づいて、1副走査ライ
ン間隔の色ズレ量に対しては、前記垂直同期信号発生手
段による前記各垂直同期信号の発生タイミングを副走査
ライン単位に変更制御し、1ライン未満の色ズレ量に対
しては、前記回転駆動制御手段による前記各回転基準信
号の発生タイミングを変更制御する制御手段を設けたの
で、副走査方向の色ズレを正確に補正することができ
る。
【0086】本発明に係る第6の発明によれば、位相差
もってそれぞれ回転駆動される複数の回転多面鏡が、複
数の光ビーム発生部がそれぞれ発生する画像信号に応じ
て変調された光ビームをそれぞれ偏向走査し、並置され
る複数の像担持体上にそれぞれ形成される潜像を記録媒
体上に多重転写して多重画像を形成可能な画像形成装置
の制御方法において、前記各回転多面鏡により偏向走査
された光ビームを走査経路上の所定位置でそれぞれ検出
して光ビーム走査方向の画像書出し位置を決定する水平
同期信号をそれぞれ発生し、前記各水平同期信号から所
定時間遅延したタイミングで、かつ前記各光ビームの走
査方向に直交する副走査方向の下流隣りに位置する像担
持体に対応する水平同期信号の発生とは異なるタイミン
グで、前記副走査方向の画像書出し位置を決定する垂直
同期信号をそれぞれ発生し、前記各水平同期信号および
前記各垂直同期信号の双方に基づいて、画像信号を前記
各光ビーム発生部に対してそれぞれ出力するので、回転
多面鏡がどのような回転位相であっても、カレントの色
の垂直同期信号と次色の水平同期信号とを容易に、かつ
確実に分離検出することができ、的確なタイミングで次
色の垂直同期信号を出力することができる。
【0087】従って、回転多面鏡がどのような回転位相
であっても、カレントの色の垂直同期信号と次色の水平
同期信号とを容易に、かつ確実に分離検出することがで
き、画像信号出力手段に対して的確なタイミングで次色
の垂直同期信号を出力することができ、色ズレのない高
品位な多重画像を確実に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す画像形成装置の構
成を説明する断面図である。
【図2】図1に示したスキャナユニットおよびドラムユ
ニットの概略構成を説明する図である。
【図3】本発明の第1実施形態を示す画像形成装置の構
成を説明するブロック図である。
【図4】図3に示したプリンタエンジンの構成の一部分
を説明するブロック図である。
【図5】本発明の第1実施形態を示す画像形成装置にお
けるBD信号,TOP信号の出力タイミングを示すタイ
ミングチャートである。
【図6】本発明の第2実施形態を示す画像形成装置にお
けるBD信号,TOP信号の出力タイミングを示すタイ
ミングチャートである。
【図7】従来の画像形成装置のスキャナを回転駆動する
スキャナモータのモータ制御構成を示すブロック図であ
る。
【図8】従来の画像形成装置の信号タイミングを示すタ
イミングチャートである。
【符号の説明】
10 イエローBD信号 11 イエローTOP信号 12 イエロー画像データ(画像信号) 13 マゼンタBD信号 14 マゼンタTOP信号 15 マゼンタ画像データ(画像信号) 40Y,40M,40C,40K 光ビーム検出器 41Y,41M,41C,41K ドラムユニットカー
トリッジ 44Y,44M,44C,44K スキャナユニット 401Y,401M,401C,401K ビデオコン
トローラ 50 センサ 901 半導体レーザ 903 回転多面鏡 905 感光体 100 回転基準信号発生器 102Y,102M,102C,102K PLL制御
部 105Y,105M,105C,105K スキャナモ
ータドライバ 106Y,106M,106C,106K スキャナモ
ータ 1016 プリンタエンジン 1017 CPU 1030 ROM/RAM

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 並置される複数の像担持体と、 画像信号に応じて変調された光ビームをそれぞれ発生す
    る複数の光ビーム発生手段と、 前記各光ビーム発生手段により発生される光ビームをそ
    れぞれ偏向走査して前記各像担持体にそれぞれ潜像を形
    成する複数の回転多面鏡と、 前記各回転多面鏡をそれぞれ回転駆動する複数の回転駆
    動手段と、 前記各回転駆動手段の各々に対してそれぞれ位相差を有
    する回転基準信号を出力して、前記各回転多面鏡の回転
    速度および位相を制御する回転駆動制御手段と、 前記各回転多面鏡により偏向走査された光ビームを走査
    経路上の所定位置でそれぞれ検出して光ビーム走査方向
    の画像書出し位置を決定する水平同期信号をそれぞれ発
    生する複数の水平同期信号発生手段と、 前記各水平同期信号から所定時間遅延したタイミング
    で、かつ前記各光ビームの走査方向に直交する副走査方
    向の下流隣りに位置する像担持体に対応する水平同期信
    号の発生とは異なるタイミングで、前記副走査方向の画
    像書出し位置をそれぞれ決定する複数の垂直同期信号を
    発生する垂直同期信号発生手段と、 前記各水平同期信号および前記各垂直同期信号の双方に
    基づいて、画像信号を前記各光ビーム発生手段に対して
    それぞれ出力する複数の画像信号出力手段と、を有する
    こと特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記垂直同期信号発生手段は、前記回転
    駆動制御手段により発生される前記各回転基準信号の位
    相変更単位の半分の時間単位に基づく時間、前記水平同
    期信号から遅延したタイミングで、前記各垂直同期信号
    を発生することを特徴とする請求項1記載の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 前記垂直同期信号発生手段は、前記回転
    駆動制御手段により発生される前記各回転基準信号の位
    相変更単位の半分の時間単位の奇数倍に相当する時間、
    前記各水平同期信号発生手段から発生される水平同期信
    号から遅延したタイミングで、前記各垂直同期信号を発
    生することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記垂直同期信号発生手段は、前記回転
    駆動制御手段により発生される前記各回転基準信号によ
    り制御される前記互いに隣り合う像担持体上を走査する
    回転多面鏡の位相差より前記各回転基準信号の位相変更
    単位を減じた時間、前記各水平同期信号発生手段から発
    生される水平同期信号から遅延したタイミングで、前記
    各垂直同期信号を発生することを特徴とする請求項1記
    載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記各像担持体上にそれぞれ形成される
    潜像をそれぞれ異なる色の現像剤で現像して、前記各像
    担持体上にそれぞれ異なる色の可視画像を形成する複数
    の現像手段と、 前記各像担持体上のそれぞれ異なる色の可視画像を転写
    体に一旦重畳転写した後に搬送される記録媒体に転写す
    る転写手段と、 前記各画像信号出力手段からそれぞれ所定のパターン画
    像信号を出力させ、前記各像担持体上にそれぞれ異なる
    色のパターン画像を形成し、前記転写体上に重畳転写さ
    せるパターン形成手段と、 前記転写体上に多重転写されたパターン画像に対して、
    副走査方向の色ズレ量を測定する測定手段と、 前記測定手段により測定される前記副走査方向の色ズレ
    量に基づいて、1副走査ライン間隔の色ズレ量に対して
    は、前記垂直同期信号発生手段による前記各垂直同期信
    号の発生タイミングを副走査ライン単位に変更制御し、
    1ライン未満の色ズレ量に対しては、前記回転駆動制御
    手段による前記各回転基準信号の発生タイミングを変更
    制御する制御手段を設けたことを特徴とする請求項1記
    載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 所定の位相差もってそれぞれ回転駆動さ
    れる複数の回転多面鏡が、複数の光ビーム発生部がそれ
    ぞれ発生する画像信号に応じて変調された光ビームをそ
    れぞれ偏向走査し、並置される複数の像担持体上にそれ
    ぞれ形成される潜像を記録媒体上に多重転写して多重画
    像を形成可能な画像形成装置の制御方法において、 前記各回転多面鏡により偏向走査された光ビームを走査
    経路上の所定位置でそれぞれ検出して光ビーム走査方向
    の画像書出し位置を決定する水平同期信号をそれぞれ発
    生する複数の水平同期信号発生工程と、 前記各水平同期信号から所定時間遅延したタイミング
    で、かつ前記各光ビームの走査方向に直交する副走査方
    向の下流隣りに位置する像担持体に対応する水平同期信
    号の発生とは異なるタイミングで、前記副走査方向の画
    像書出し位置を決定する垂直同期信号をそれぞれ発生す
    る複数の垂直同期信号発生工程と、 前記各水平同期信号および前記各垂直同期信号の双方に
    基づいて、画像信号を前記各光ビーム発生部に対してそ
    れぞれ出力する複数の画像信号出力工程とを有すること
    特徴とする画像形成装置の制御方法。
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