JP2000214653A - 画像形成装置および画像形成装置の制御方法 - Google Patents

画像形成装置および画像形成装置の制御方法

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JP2000214653A
JP2000214653A JP11012252A JP1225299A JP2000214653A JP 2000214653 A JP2000214653 A JP 2000214653A JP 11012252 A JP11012252 A JP 11012252A JP 1225299 A JP1225299 A JP 1225299A JP 2000214653 A JP2000214653 A JP 2000214653A
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pattern
image forming
forming apparatus
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Fumiya Yamazaki
史哉 山崎
Teruhiko Namiki
輝彦 並木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来色ずれ検出で使用していた高精度の高価
なセンサの代わりに、比較的精度の低い安価なセンサを
使用して、感光体毎の走査幅のずれを正確に検出し、高
度な色ずれ補正を安価に実現すること。 【解決手段】 各感光体上から所定のパターンを重ねて
記録媒体上に形成された合成パターンの濃度をラインセ
ンサ部109が走査方向に検出し、該走査方向に検出さ
れる合成パターンの濃度の周期に基づいて、モアレ間隔
検出手段110が前記合成パターンに発生するモアレの
間隔を検出し、該検出されるモアレ間隔に基づいて、走
査幅ずれ算出手段111が、前記各像担持体上の走査幅
の違いを算出する構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の像担持体
と、前記各像担持体上を走査して前記各像担持体上に可
視画像を形成する複数の画像形成部と、前記各像担持体
上に形成された可視画像を記録媒体上に重ねて転写して
多重画像を形成する画像形成装置および画像形成装置の
制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は、従来の一般的なレーザプリン
タのレーザ光学走査系の構成を示す図である。
【0003】図において、901は半導体レーザで、レ
ーザビームRを発生させる。902はコリメータレンズ
で、半導体レーザ901で発生されたレーザビームRを
平行にする。903は回転多面鏡で、不図示のスキャナ
モータにより回転駆動され、コリメータレンズ902を
介して照射されるレーザビームRを反射して、走査速度
を補正するfθレンズ904を介してドラム状の感光体
905の表面を走査する。
【0004】906はフォトセンサ等の走査開始センサ
で、感光体905の近傍に配置され、回転多面鏡903
により照射されるレーザビームRを検知して、所定の信
号を出力する。
【0005】なお、半導体レーザ901、コリメータレ
ンズ902、回転多面鏡903、fθレンズ904等で
レーザ光学走査系907が構成される。
【0006】また、このような感光体905及びレーザ
光学走査系907を複数個設けることにより多色プリン
トを得るようにした画像形成装置も知られている。
【0007】以下、各部の動作について説明する。
【0008】半導体レーザ901からレーザビームRを
発生させ、このレーザビームRをコリメータレンズ90
2で平行にした後、回転多面鏡903に照射する。回転
多面鏡903で反射したレーザビームRは、走査速度を
補正するfθレンズ904を介してドラム状の感光体9
05の表面に照射され、回転多面鏡903の回転により
感光体905の表面を走査する。
【0009】このとき、レーザビームRは、感光体90
5の近傍に配置されたフォトセンサ等の走査開始センサ
906からの信号に同期した画像信号により変調される
ので、感光体905の表面には画像信号に対応した潜像
が形成される。したがって、この潜像を反転現像すれば
所定の画像が得られることになる。
【0010】図12は、従来のレーザプリンタの構成の
一例を示す図であり、特に、2組のレーザ光学走査系を
有する場合に対応する。なお、図11と同一のものには
同一の符号を付してある。
【0011】図において、907a,907bはレーザ
光学走査系で、ドラム状の感光体905a,905bを
それぞれ照射して、感光体905a,905b上に静電
潜像を形成する。各感光体905a,905bの周囲に
は、周知のように帯電装置1008a,1008b、現
像装置1009a,1009b、転写装置1010a,
1010b、清掃装置(図示せず)等が配置され、帯電
装置1008a,1008bは、感光体905a,90
5bをそれぞれ一様に帯電する。現像装置1009a,
1009bは、感光体905a,905b上に形成され
た静電潜像をトナー等の現像剤により現像する。転写装
置1010a,1010bは、感光体905a,905
b上に形成された現像剤像を用紙Pに転写する。
【0012】1012は搬送ベルトで、給紙トレイ10
11から給紙される用紙Pを保持しながら感光体905
a,905bに搬送する無端上の移動体である。101
3は定着器で、用紙P上に転写された現像剤を用紙P上
に定着し、排出トレイ1014に排出する。
【0013】以下、各部の動作について説明する。
【0014】まず、帯電装置1008aにより帯電され
た一方の感光体905aが、レーザ光学走査系907a
により露光され、形成された潜像は現像装置1009a
により反転現像される。また、各感光体905a,90
5bに対して直列的に配置されたベルト等の用紙搬送装
置(搬送ベルト)1012により、給紙トレイ1011
内の用紙Pが、第12図において右から左に搬送され、
一方の感光体905a上の画像が用紙Pに転写される。
【0015】次に、他方の感光体905bが同様にレー
ザ光学走査系907bにより露光され、現像装置100
9bにより反転現像される。この画像が、先に転写され
た画像と重なるように用紙Pに転写され、二つの画像が
重なって一つの画像が形成される。
【0016】その後、用紙P上の画像は定着器1013
で定着され、排出トレイ1014に排出され所望の画像
が得られる。
【0017】なお、図12に示した例において、現像装
置1009a,1009bにおける現像剤の色を変えれ
ば、2色のプリントを得ることができる。
【0018】図13は、従来の複数の感光体を備えたレ
ーザプリンタの構成を説明する図であり、特に、主走査
方向のドット幅の違いを検出する色ずれ検出機構を備え
た場合に対応する。なお、図11,図12と同一のもの
には同一の符号を付してある。
【0019】図において、901a,901bは半導体
レーザで、回転多面鏡903a,903bに対してレー
ザビームを照射する。回転多面鏡903a,903b
は、半導体レーザ901a,901bより照射されるレ
ーザビームを反射して、感光体905a,905b上を
露光走査して、感光体905a,905b上に静電潜像
を形成する。
【0020】1104はベルト状の中間転写体(中間転
写ベルト)で、トナー等の現像剤により現像された感光
体905a,905b上の現像剤像を一旦保持して、図
示しない記録媒体に転写する。1105a,1105b
は色ずれを検出するためのパターンで、感光体905
a,905bより転写され中間転写ベルト1104上に
保持される。
【0021】1106はCCDセンサ等の光センサで、
色ずれを検出するためのパターン1105a,1105
bを検出する。
【0022】以下、各部の動作について説明する。
【0023】まず、半導体レーザ901a,901bか
ら、それぞれ回転多面鏡903a,903bヘレーザビ
ームが照射され、回転多面鏡903a,903bはレー
ザビームを反射して感光体905a,905bを露光し
て静電潜像を形成し、感光体905a,905b上に形
成された静電潜像はトナー等の現像剤によって現像さ
れ、中間転写ベルト1104へ可視画像を形成する。
【0024】ここで、半導体レーザ901a,901b
は転写ベルト上にそれぞれ1105a,1105bに示
すようなパターンが形成されるようにビデオクロック周
波数に同期してレーザを点灯させる。半導体レーザ90
1a,901bによって形成するパターン1105a,
1105bは同一のパターンであり、主走査幅にばらつ
きがなければこれらのパターンはレーザビームの主走査
方向に同じ位置に形成されるはずである。
【0025】次に、中間転写ベルト1104上に形成さ
れた色ずれ検出パターン1105a,1105bが主走
査方向にどの位ずれた位置に形成されているかを、中間
転写ベルト1104の両端に取り付けられている光セン
サ1106で読み取り、色ずれのずれ量を検出すること
ができる。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
色ずれ補正機構を備えるカラー画像形成装置において
は、色ずれのずれ量を正確に検出するために光センサに
は高い精度が要求されるため、色ずれ検出機構に上記図
13に示した光センサ1106のようなCCDセンサ等
の高価なセンサを使用する必要があり、これがコストア
ップにつながり、カラー画像形成装置の商品価値を低下
させてしまうという問題点があった。
【0027】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、本発明に係る第1の発明〜第14の発
明の目的は、各感光ドラム上から所定のパターンを重ね
て記録媒体上に形成された合成パターンの濃度を走査方
向に検出し、該走査方向に検出される合成パターンの濃
度の周期に基づいて、前記合成パターンに発生するモア
レの間隔を検出し、該検出されるモアレ間隔に基づい
て、前記各像担持体上の走査幅の違いを算出することに
より、従来色ずれ検出で使用していた高精度の高価なセ
ンサの代わりに、比較的精度の低い安価なセンサを使用
して、感光体毎の走査幅のずれを正確に検出し、高度な
色ずれ補正を安価に実現することができる画像形成装置
および画像形成装置の制御方法を提供することである。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、複数の像担持体(図1に示す感光体905a,90
5b)と、前記各像担持体上を走査して前記各像担持体
上に可視画像を形成する複数の画像形成部(図1に示す
回転多面鏡903a,回転多面鏡903b)と、前記各
像担持体上に形成された可視画像を記録媒体(図1に示
す記録紙801,図8,図10に示す記録紙802,搬
送ベルト1012,図示しない中間転写体)上に重ねて
転写して多重画像を形成する画像形成装置において、前
記各像担持体上にそれぞれ所定のパターン(図4,図6
に示す第1の縦線パターン301,第2の縦線パターン
302)を形成し、該形成される所定のパターンを重ね
て前記記録媒体上に合成パターン(図4,図6に示す色
ずれ検出パターン300)を形成するように前記各画像
形成部を制御する第1の制御手段(図示しないCPUが
ROMまたはその他の記録媒体に格納されたプログラム
に基づいてパターン形成制御する)と、前記記録媒体上
に形成された合成パターンの濃度を走査方向に検出する
第1の検出手段(図1,図2に示すラインセンサ部10
9,図8,図9に示す濃度検知センサ部609)と、前
記第1の検出手段により走査方向に検出される合成パタ
ーンの濃度の周期に基づいて、前記合成パターンに発生
するモアレの間隔を検出する第2の検出手段(図2に示
すモアレ間隔検出手段110,図9に示すモアレ間隔検
出手段610)と、前記第2の検出手段により検出され
るモアレ間隔に基づいて、前記各像担持体上の走査幅の
違いを算出する算出手段(図1に示す走査幅ずれ算出手
段111)とを有するものである。
【0029】本発明に係る第2の発明は、前記第1の制
御手段(図示しないCPU)は、前記複数の像担持体の
うち2つの像担持体上にそれぞれ所定のパターンを形成
し、該2つの像担持体上に形成され所定のパターンを重
ねて前記記録媒体上に合成パターンを形成するように前
記各画像形成部を制御するものであり、前記算出手段
(図1に示す走査幅ずれ算出手段111)は、前記第2
の検出手段により検出されるモアレ間隔に基づいて、前
記2つの像担持体上の走査幅の倍率を算出するものであ
る。
【0030】本発明に係る第3の発明は、前記各画像形
成部は、画像形成部毎に設けられたビデオクロック発生
器(図2に示すビデオクロック発生器105a,105
b)が発生するビデオクロック周波数に同期した画像信
号に応じて変調された光ビームを走査して前記各像担持
体上にそれぞれ潜像形成し、該各像担持体上に形成され
る潜像を所定の現像剤によりそれぞれ現像するものであ
り、前記算出手段(図2に示す走査幅ずれ算出手段11
1)により算出される走査幅の違いに基づいて、前記各
ビデオクロック発生器の発生するビデオクロックの周波
数を変更制御する第2の制御手段(図2に示すビデオク
ロック周波数設定手段112)を設けたものである。
【0031】本発明に係る第4の発明は、前記所定のパ
ターンは、前記各画像形成部の走査方向と直交する方向
に伸びる同一幅の線分画像を等間隔に複数分布したパタ
ーン(図4,図6に示す第1の縦線パターン301,第
2の縦線パターン302)とするものである。
【0032】本発明に係る第5の発明は、前記所定のパ
ターンは、前記各像担持体毎に同一のパターン(図4,
図6に示す第1の縦線パターン301,第2の縦線パタ
ーン302)とするものである。
【0033】本発明に係る第6の発明は、前記記録媒体
は、前記各像担持体上に形成された可視画像を一旦重ね
て保持した後に搬送される記録シート上に転写する中間
転写体(図示しない中間転写体),記録シートを保持し
ながら搬送して前記各像担持体上に形成された可視画像
を記録シート上に重ねて転写する無端移動体(図1に示
す搬送ベルト1012)を含むものである。
【0034】本発明に係る第7の発明は、前記記録媒体
は、搬送される記録シート(図1に示す記録紙801,
図8,図10に示す記録紙802)を含むものである。
【0035】本発明に係る第8の発明は、前記1の検出
手段は、走査方向に設けられたラインセンサ(図1,図
2に示すラインセンサ部109)を含むものである。
【0036】本発明に係る第9の発明は、前記第1の検
出手段(図9に示す濃度検知センサ部609)は、前記
合成パターンの形成後に、前記合成パターン形成の際の
搬送方向と直交する方向(図10に示す矢印701の示
す方向)に再搬送される記録シート(図8,図10に示
す記録紙802)から、合成パターンの濃度を再搬送方
向に検出するものであり、前記第2の検出手段(図9に
示すモアレ間隔検出手段610)は、前記第1の検出手
段により再搬送方向に検出される合成パターンの濃度の
周期および前記記録媒体の再搬送速度に基づいて、前記
合成パターンに発生するモアレの間隔を検出するもので
ある。
【0037】本発明に係る第10の発明は、前記第1の
検出手段(図9に示す濃度検知センサ部609)は、濃
度補正を行うための濃度検知センサを含むものである。
【0038】本発明に係る第11の発明は、前記記録シ
ート(図8,図10に示す記録紙802)は、前記合成
パターン形成後に一旦排出され、使用者により、前記合
成パターン形成の際の搬送方向と直交する方向に再給紙
されるものである。
【0039】本発明に係る第12の発明は、前記第1の
制御手段(図示しないCPU)は、前記合成パターン形
成の際に、前記記録シートの再給紙方向を示す情報(図
10に示すメッセージ702)を前記記録シート(図8
に示す記録紙802)上に形成するように前記各画像形
成部を制御するものである。
【0040】本発明に係る第13の発明は、複数の像担
持体と、前記各像担持体上を走査して前記各像担持体上
に可視画像を形成する複数の画像形成部と、前記各像担
持体上に形成された可視画像を記録媒体上に重ねて転写
して多重画像を形成する画像形成装置の制御方法におい
て、前記各像担持体上にそれぞれ所定のパターンを形成
し、該形成される所定のパターンを重ねて前記記録媒体
上に合成パターンを形成するパターン形成工程(図7の
ステップ(1))と、前記記録媒体上に形成された合成
パターンの濃度を走査方向に検出する第1の検出工程
(図7のステップ(2))と、前記第1の検出工程によ
り走査方向に検出される合成パターンの濃度の周期に基
づいて、前記合成パターンに発生するモアレの間隔を検
出する第2の検出工程(図7のステップ(3))と、前
記第2の検出工程により検出されるモアレ間隔に基づい
て、前記各像担持体上の走査幅の違いを算出する算出工
程(図7のステップ(5))とを有するものである。
【0041】本発明に係る第14の発明は、複数の像担
持体と、複数のビデオクロック発生器からそれぞれ発生
される各ビデオクロック周波数に同期した画像信号に応
じて変調された光ビームを走査して前記各像担持体上に
それぞれ潜像を形成し、該各像担持体上に形成される潜
像を所定の現像剤によりそれぞれ現像して前記各像担持
体上に可視像を形成する複数の画像形成部と、該各像担
持体上に形成された可視画像を記録媒体上に重ねて転写
して多重画像を形成する画像形成装置の制御方法におい
て、前記各像担持体上にそれぞれ所定のパターンを形成
し、該形成される所定のパターンを重ねて前記記録媒体
上に合成パターンを形成するパターン形成工程(図7の
ステップ(1))と、前記記録媒体上に形成された合成
パターンの濃度を走査方向に検出する第1の検出工程
(図7のステップ(2))と、前記第1の検出工程によ
り走査方向に検出される合成パターンの濃度の周期に基
づいて、前記合成パターンに発生するモアレの間隔を検
出する第2の検出工程(図7のステップ(3))と、前
記第2の検出工程により検出されるモアレ間隔に基づい
て、前記各像担持体上の走査幅の違いを算出する算出工
程(図7のステップ(5))と、該算出された前記各像
担持体上の走査幅の違いに基づいて、前記各ビデオクロ
ック発生器の発生するビデオクロックの周波数を設定す
る設定工程(図7のステップ(6))とを有するもので
ある。
【0042】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕図1は、本発明
の第1実施形態を示す画像形成装置の構成を説明する図
であり、図11〜図13と同一のものには同一の符号を
付してある。
【0043】図において、109はラインセンサ部で、
搬送ベルト1012により搬送される記録紙上に形成さ
れたパターンの濃度を数mm程度の単位で主走査方向に
検出可能である。
【0044】図2は、本発明の第1実施形態を示す画像
形成装置の構成を説明するブロック図であり、図1,図
11〜図13と同一のものには同一の符号を付してあ
る。
【0045】図において、101a,101bは半導体
メモリ等の画像メモリで、プリントすべき画像情報が記
憶される。102a,102bは画像カウンタで、画像
メモリ101a,101bの内容を所定のタイミングで
読み出す。103a,103bはレーザ変調器で、画像
カウンタ102a,102bから読み出された画像デー
タを入力し半導体レーザ901a,901bを駆動する
信号を出力する。
【0046】107a,107bはクロック選択回路
で、ビデオクロック発生器105a,105bから入力
したビデオクロックを接続されている走査開始センサ1
06a,106bから入力した走査開始信号に同期させ
て出力する。108a,108bは書出し位置カウンタ
で、ビデオクロック選択回路107a,107bから同
期ビデオクロックを入力し、所定の時間だけ遅延した後
に画像カウンタ102a,102bに画像データ読み出
しクロックとして供給する。
【0047】110はモアレ間隔検出手段で、ラインセ
ンサ部109から入力したある時点における搬送ベルト
1012により搬送される記録紙801上に形成された
パターンの濃度を主走査方向で検出した検出結果(以
下、主走査方向の濃度)の周期からモアレ(moir
e;点または線が幾何学的に規則正しく分布したものを
重ね合わせた時に生じる縞状の斑紋)の間隔を検出す
る。
【0048】111は走査幅ずれ算出手段で、モアレ間
隔検出手段110よりモアレの一周期の幅を入力し、レ
ーザ光学走査系907a,907bによる走査幅の差を
算出する。112はビデオクロック周波数設定手段で、
走査幅ずれ算出手段111よりレーザ光学走査系907
a,907bによる走査幅の違いを入力し、これを補正
するためにビデオクロック発生器105a,105bで
出力するビデオクロックの周波数をそれぞれ設定でき
る。
【0049】なお、本実施形態の画像形成装置には、図
示しないCPU,CPUのプログラムを格納するRO
M,CPUの作業領域であるRAMが設けてあり、CP
UがROMに格納されるプログラムに基づいて本実施形
態の画像形成装置を総括制御する。
【0050】また、上記モアレ間隔検出手段110,走
査幅ずれ算出手段111,ビデオクロック周波数設定手
段112は、ハードウエアで構成しても、上記CPUが
ROMに格納されるプログラムに基づいて上記処理を実
行するように構成してもよい。
【0051】図3は、本発明の第1の実施形態を示す画
像形成装置における各信号のタイミングチャートであ
る。
【0052】図において、Aは走査開始信号で、半導体
レーザ901a,901bのレーザビームにより走査開
始センサ106a,106bが走査されたときに走査開
始センサ106a,106bから出力される信号であ
る。
【0053】Bは同期ビデオクロックで、ビデオクロッ
ク発生器105a,105bから入力されるビデオクロ
ックを走査開始信号Aに同期させた信号であり、クロッ
ク選択回路107a,107bから出力される。
【0054】Cは画像信号で、色ずれ検出のためのパタ
ーン、例えば3ドット間隔で太さ1ドットの縦線パター
ンを形成するための信号であり、画像カウンタ102
a,102bから出力される。
【0055】Dはレーザ変調信号で、走査開始部分にお
いて画像信号の内容に無関係に走査開始センサ106
a,106bが必ずレーザビームで照射されるように画
像信号Dに走査検出用の信号を付加された信号であり、
レーザ変調器103a,103bから出力される。
【0056】図4は、本発明の第1の実施形態を示す画
像形成装置における色ずれ検出のためのパターン(色ず
れ検出パターン)の形成(印字)結果の一例を示す模式
図であり、色ずれが発生していない場合に対応する。
【0057】図において、301は第1の縦線パターン
で、第1の走査系としてのレーザ光学走査系907aに
より感光体905a上を介して搬送ベルト1012によ
り搬送される記録紙801上に形成された3ドット間隔
で太さ1ドットの線が幾何学的に規則正しく分布した縦
線パターンである。302は第2の縦線パターンで、第
2の走査系としてのレーザ光学走査系907bにより感
光体905b上を介して搬送ベルト1012により搬送
される記録紙801上に形成された第1の縦線パターン
301と同一の縦線パターンである。300は色ずれ検
出パターンで、第1の縦線パターン301および第2の
縦線パターン302により構成される。
【0058】また、主走査幅にばらつきがない場合(色
ずれが発生していない場合)、図に示すように、第1の
縦線パターン301と第2の縦線パターン302は走査
方向に関しては同じ位置に形成される。
【0059】以下、各部の動作について説明する。
【0060】図示しない操作部または図示しないホスト
コンピュータからのユーザの操作(色ずれ検出モードま
たは色ずれ補正モードの設定)や画像保証のために色ず
れ補正が必要と判断されたときに色ずれ検出モードまた
は色ずれ補正モードの動作が開始されると、まずビデオ
クロック周波数設定手段112はビデオクロック発生器
105aおよび105bで発生するビデオクロック周波
数を同一の基準周波数に設定する。
【0061】半導体レーザ901a,901bのレーザ
ビームにより図示しない走査開始センサが走査されたと
きに走査開始センサ106a,106bから図3に示し
た走査開始信号Aが発生し、この走査開始信号はクロッ
ク選択回路107a,107bに供給され、ビデオクロ
ック発生器105a,105bから入力しているビデオ
クロックを走査開始信号に同期させ、図3に示した同期
ビデオ同期ビデオクロックBが得られる。
【0062】この同期ビデオクロックは書き出し位置カ
ウンタ108a,108bにより所定時間だけ遅延され
た後、画像カウンタ102a,102bに読み出しクロ
ックとして供給される。上記書き出し位置カウンタ10
8a,108bによる遅延時間は、レーザビームが走査
開始センサを照射してから、感光体ドラム105a,1
05bヘの書き出し位置へ到達するまでの時間tに対応
させる。
【0063】例えば色ずれ検出のために、3ドット間隔
で太さ1ドットの縦線パターンを形成しようとすれば、
画像カウンタ102a,102bからは図3に示した画
像信号Cが出力される。レーザ変調器103a,103
bは画像カウンタ102a,102bから出力された画
像信号を入力し、走査開始部分において画像信号の内容
に無関係に走査開始センサが必ずレーザビームで照射さ
れるように走査位置検出用の信号を付加して、図3示し
たレーザ変調信号Dを出力し、半導体レーザ901a,
901bはレーザ変調器103a,103bから入力し
た変調信号にしたがってレーザを発光させる。
【0064】このようにして感光体105a,105b
上には3ドット間隔で太さ1ドットの縦線パターンの静
電潜像が形成され、これらの静電潜像はトナーによって
現像され、用紙上の同一位置に順次重ねて搬送ベルト1
012により搬送される記録紙801上に転写され、図
4に示した色ずれ検出パターン(第1の縦線パターン3
01および第2の縦線パターン302により構成され
る)の形成(印字)結果を得ることができる。
【0065】ここで、2組のレーザ光学走査系と感光体
がある場合、両者の光学系の機械的な位置は必ずしも一
致していない。すなわち、レーザ光学走査系と感光体の
距離は取りつけ誤差により数百ミクロンのずれが生じ
る。
【0066】図5は、レーザ光学走査系907a(90
7b)と感光体905a(905b)の機械的な位置の
ずれを示す図であり、特に、主走査幅の違いによる色ず
れの発生する原因を説明する。なお、図11〜図13と
同一のものには同一の符号を付してある。
【0067】図において、504は正規走査面で、感光
体905a(905b)およびポリゴンミラー903a
(903b)が正規の位置にある場合の走査面である。
505はずれ走査面で、感光体905a(905b)あ
るいはポリゴンミラー903a(903b)の取り付け
位置がずれた場合の走査面である。506はレーザの入
射角であり、507は走査面ずれ量である。
【0068】また、904a(904b)はfθレンズ
で、ポリゴンミラー903a(903b)により反射さ
れるレーザビームの入射角506および走査速度を補正
する。
【0069】図に示すように、正規走査面504から例
えば500ミクロンずれて、感光体905a(905
b)がずれ走査面505の位置に取り付けられていたと
すると、例えば入射角506を30°として、主走査幅
誤差は、
【0070】
【数1】 0.5mm×tan30°×2=0.577mm となり、正規の走査幅が300mmであるとすると、ず
れ走査幅は300.577mmとなる。この場合、ずれ
走査面505の幅は正規走査面504の幅に対して、
【0071】
【数2】0.577÷300=0.192% となり、0.192%だけ長くなっていることになる。
【0072】また、主走査幅の違いの発生は、レーザ光
学走査系907a(907b)と感光体905a(90
5b)の機械的な位置のずれのほか、各レーザ光学走査
系907a(907b)の各fθレンズ904a(90
4b)のf値のばらつきによっても走査幅に誤差が生じ
る。
【0073】以上のようにして、走査幅のずれが生じて
いる2組のレーザ光学走査系907a,907bで形成
された色ずれ検出パターン300は図4に示したように
第1の縦線パターン301と第2の縦線パターン302
の幅が一致せず、以下、図6に示すように走査幅が異な
り、ずれて重なり合った第1の縦線パターン301と第
2の縦線パターン302によりモアレ(縦線パターン3
01,302のように幾何学的に規則正しく分布した線
を重ね合わせた時に生じる縞状のまだらの模様)が生じ
る。
【0074】図6は、図4に示した色ずれ検出パターン
300の形成(印字)結果を示す模式図であり、走査幅
のずれが生じている2組のレーザ光学走査系で形成され
た縦線パターンに対応し、第1の縦線パターン301お
よび第2の縦線パターン302によりモアレが生じてい
る場合に対応する。なお、図4と同一のものには同一の
符号を付してある。
【0075】図において、401はモアレ間隔で、モア
レが発生している部分の走査方向の距離に対応する。
【0076】本実施形態においては、図6に示したよう
に生じたモアレの濃淡の違いを図2に示したラインセン
サ部109で読み取り、読み取った結果をモアレ間隔検
出手段110に出力し、モアレ間隔検出手段110はラ
インセンサ部109からモアレの場所と濃淡の情報(走
査方向に検出された濃度)を入力し、濃度の低い場所か
ら隣の濃度の低い場所までの距離(走査方向に検出され
た濃度の周期)、すなわち図6に示したようなモアレ間
隔401を検出して走査幅ずれ算出手段111へ出力
し、走査幅ずれ算出手段111は、モアレ間隔検出手段
110から入力したモアレの間隔より走査幅のずれを算
出する。
【0077】例えば、2つの光学走査系で間隔3ドッ
ト、太さ1ドットのパターンを600dpiの解像度で
形成(印字)し、モアレが14cm間隔で検出された場
合、1インチは25.4mmであるので、検出されたモ
アレ間隔をドット数変換すると、
【0078】
【数3】140mm÷25.4mm/inch×600
dpi=3307dot となり、モアレの間隔3307dotの間に2つのレー
ザ走査系によって形成されたバターンは(3+1)ドッ
ト、つまり4ドットずれていることになるので、
【0079】
【数4】4÷(3307十4)≒4÷(3307−4)
≒4÷3307=0.121% このとき、ラインセンサ部109によって検出された走
査幅の広い方の縦線パターンを形成した光学走査系のビ
デオクロックの周波数を0.121%高くすることによ
り、2つの光学走査系907a,907bの走査幅を一
致させることができる。
【0080】この倍率を走査幅ずれ算出手段111にお
いて数4で示した式により算出し、算出した結果をビデ
オクロック周波数設定手段112へ出力し、ビデオクロ
ック周波数設定器112は走査幅ずれ算出手段111よ
り入力した倍率だけビデオクロック発生手段105a,
105bで発生させるビデオクロックの周波数を変更し
て設定する。
【0081】以下、図7のフローチャートを参照して、
本発明の画像形成装置の色ずれ補正方法について説明す
る。
【0082】図7は、本発明の画像形成装置の色ずれ補
正方法の一例を示すフローチャートであり、図示しない
CPUがROMまたはその他の記憶媒体に格納されるプ
ログラムに基づいて実行する。なお、(1)〜(6)は
各ステップを示す。
【0083】まず、色ずれ検出のために、感光体105
a,105b上3ドット間隔で太さ1ドットの縦線パタ
ーンの静電潜像が形成し、これらの静電潜像をトナーに
よって現像し、用紙上の同一位置に順次重ねて搬送ベル
ト1012により搬送される記録紙801上に転写し、
図4,図6に示した色ずれ検出パターン300を形成
(印字)する(1)。
【0084】次に、搬送ベルト1012により搬送され
る記録紙801上に形成された色ずれ検出パターン30
0の濃度をラインセンサ部106が走査方向に検出し
(2)、モアレ間隔検出手段110により、ラインセン
サ部109が走査方向に検出した色ずれ検出パターン3
00の濃度の周期、即ち走査方向の濃度周期からモアレ
の間隔を検出する(3)。
【0085】ここで、モアレ間隔検出手段110によ
り、モアレが検出されたか否かを判定し(4)、モアレ
が検出されていない場合、即ち色ずれ検出パターン30
0が図4に示したモアレのない状態で形成されている場
合は、処理を終了する。
【0086】一方、モアレ間隔検出手段110により、
モアレが検出された場合、即ち色ずれ検出パターン30
0が図6に示したようなモアレが発生した状態で形成さ
れている場合は、走査幅ずれ算出手段111が、モアレ
間隔検出手段110により検出されたモアレ間隔から、
レーザ光学走査系907a,907bの走査幅の差を算
出し(5)、ビデオクロック周波数設定手段112が、
走査幅ずれ算出手段111により算出されたレーザ光学
走査系907a,907bの走査幅の差より、この差を
補正するためのビデオクロックの周波数をそれぞれ算出
し、ビデオクロック発生器105a,105bに対して
設定して(6)、処理を終了する。
【0087】これにより、複数の画像を重ねあわせて転
写する場合でも、各画像のずれを抑えることができる。
また、ラインセンサ部109で使用する光センサは数m
m程度の単位でモアレによって生じる濃淡の位置を検出
できれば良く、多少精度の落ちるセンサでも正確に走査
幅のずれを検出することが可能である。
【0088】なお、本実施形態においては、図4,図6
に示した色ずれ検出パターン300を形成する記録媒体
として、搬送ベルト1012により搬送される記録紙8
01を用いて説明したが、上記記録媒体として、例えば
記録紙801を搬送する搬送ベルト1012上または図
示しない中間転写体上等などであっても良い。これらの
場合、ラインセンサ部109は、搬送ベルト1012上
または図示しない中間転写体上に形成される合成パター
ンの走査方向の濃度を検出可能に設置される。
【0089】また、上記実施形態では幅1ドット間隔3
ドットの縦線パターンを記録しているが、これはライン
センサ部で濃度を読み取ることが可能な程度の線幅や間
隔であれば良い。
【0090】また、上記実施形態ではレーザ光学走査系
が2組設けられているが、3組あるいは3組以上のレー
ザ光学走査系を用いて、それぞれイエロー,シアン,マ
ゼンタ,ブラック等の現像剤を用いてカラープリントを
得る画像形成装置においても適用でき、本発明の主旨に
基づいて種々変形することが可能であり、これらを本発
明の範囲から排除するものでない。
【0091】〔第2実施形態〕上記第1の実施形態にお
いては、モアレ間隔を検出する光センサとしてラインセ
ンサを使用する場合について説明したが、ラインセンサ
よりも更に安価な濃度検知センサを使用するように構成
してもよい。また、この濃度検知センサには、カラープ
リンタの色補正を行うための濃度検知センサを流用して
もよい。以下、その実施形態について説明する。
【0092】図8は、本発明の第2実施形態を示す画像
形成装置の構成を説明する図であり、図11〜図13と
同一のものには同一の符号を付してある。
【0093】図において、609は濃度センサ部で、搬
送ベルト1012により搬送される記録紙802上の濃
度を記録紙802の再搬送方向に検出可能である。
【0094】図9は、本発明の第2実施形態を示す画像
形成装置の構成を説明するブロック図であり、図2,図
8と同一のものには同一の符号を付してある。
【0095】図において、610はモアレ間隔算出手段
で、濃度検知センサ部609から入力される記録紙80
2の再搬送方向に検出された記録紙802上に形成され
たパターンの濃度(以下、再搬送方向の濃度)の周期
と、図示しないCPUから入力される搬送ベルト101
2の搬送スピード(再搬送スピード)からモアレの間隔
を算出する。
【0096】なお、上記モアレ間隔検出手段610,走
査幅ずれ算出手段111,ビデオクロック周波数設定手
段112は、ハードウエアで構成しても、CPU,CP
Uのプログラムを格納するROM,CPUの作業領域で
あるRAMを設けて、CPUがROMに格納されるプロ
グラムに基づいて上記処理を実行するように構成しても
よい。
【0097】本実施形態においては、上記第1実施形態
で図6に示したように生じたモアレの濃淡の違いを図
8,図9に示した濃度検知センサ部609で読み取る。
【0098】そのために、本実施形態においては、一度
色ずれ検出パターン300(図4,図6に示した第1の
縦線パターン301,第2の縦線パターン302)を形
成(印字)した記録紙を排出し、パターンを形成(印
字)した際と搬送方向を90°回転させてユーザに再度
給紙してもらうようにする。例えば、A3サイズの記録
紙を給紙可能な画像形成装置であれば、以下、図10に
示すようにA4サイズの記録紙802上にパターンを印
字し、図8に示したように画像形成装置に搬送してもら
う。
【0099】図10は、図8に示した色ずれ検出パター
ン300(図4,図6に示した第1の縦線パターン30
1,第2の縦線パターン302)を形成(印字)された
記録用紙802の一例を示す模式図である。
【0100】図において、701は、記録用紙802を
再給紙する際の給紙方向を明示する矢印であり、702
は、記録紙802の再給紙を促すようなメッセージであ
り、記録紙802上に色ずれ検出パターン300(第1
の縦線パターン301,第2の縦線パターン302)と
一緒に形成(印字)されている。また、矢印703は色
ずれ検出パターン300を形成(印字)する際の記録紙
802の搬送方向を示す。
【0101】図に示すように、ユーザが記録紙802を
再給紙する方向がわかりやすいように矢印701や記録
紙の再給紙を促すようなメッセージ702を色ずれ検出
パターン300(第1の縦線パターン301,第2の縦
線パターン302)と一緒に、記録用紙802上に形成
(印字)することにより、ユーザの誤操作を防止するこ
とができるとともに、ユーザビリティの向上を図ること
ができる。
【0102】このようにして再給紙された記録紙802
上のパターン上のモアレの濃淡を濃度検知センサ部60
9で読み取り(記録紙802上のパターンの濃度を再搬
送方向で検出し)、濃度検知センサ部609は読み取っ
た結果をモアレ間隔算出手段610に出力し、モアレ間
隔算出手段610は濃度検知センサ部609からモアレ
の濃淡の情報を入力し、また図示しないCPUより入力
される記録紙802を再搬送している搬送ベルト101
2の搬送スピードの情報から、濃度の低い場所から隣の
濃度の低い場所までの距離、すなわち図6に示したよう
なモアレ間隔401を算出して走査幅ずれ算出手段11
1へ出力し、走査幅ずれ算出手段111はモアレ間隔算
出手段610から入力したモアレの間隔より走査幅の倍
率を算出し、算出した結果をビデオクロック周波数設定
手段112へ出力し、ビデオクロック周波数設定手段1
12は走査幅ずれ算出手段111より入力した倍率だけ
ビデオクロック発生器105a,105bで発生させる
ビデオクロックの周波数を変更して設定する。
【0103】これにより、複数の画像を重ねあわせて転
写する場合でも、各画像のずれを抑えることができる。
【0104】また、濃度検知センサ部609で使用する
光センサは、モアレによって生じる濃淡を検出できれば
良いので、CCDセンサのような高価なセンサを使用す
る必要がなく、カラープリンタなどで色補正制御のため
に使用されている濃度検知センサを流用しても正確に走
査幅のずれを検出することが可能である。
【0105】さらに、上記第1の実施形態ではモアレの
間隔を検出する光センサとしてラインセンサ(ラインセ
ンサ部109)を使用していたが、本実施形態ではライ
ンセンサよりも更に安価な濃度検知センサ(濃度検知セ
ンサ部609)を使用するので、さらなるコストダウン
を図ることができる。
【0106】なお、本実施形態では、幅1ドット間隔3
ドットの縦線パターンを記録しているが、これはライン
センサ部で濃度を読み取ることが可能な程度の線幅や間
隔であれば良い。
【0107】また、本実施形態では、レーザ光学走査系
が2組設けられているが、3組、あるいは4組のレーザ
光学系を用いて、それぞれイエロー,シアン,マゼン
タ,ブラック等の現像剤を用いてカラープリントを得る
画像形成装置においても適用できる。
【0108】さらに、本実施形態では、再給紙をユーザ
が行っているが、自動的に90°回転させて機内を再搬
送させる機構を備えてもよく、本発明の主旨に基づいて
種々変形することが可能であり、これらを本発明の範囲
から排除するものでない。
【0109】なお、本発明は、図示しないホストコンピ
ュータより入力される画像形成情報(印字情報)に基づ
いて画像形成可能に構成しても、図示しない読み取り部
により原稿走査(または撮像)して入力される画像情報
に基づいて画像形成可能に構成してもよい。
【0110】以上説明したように、従来のように色ずれ
のずれ量を正確に検出するためにCCDセンサなどの高
価なセンサを必要とせず、CCDセンサなどの高価なセ
ンサに比べて精度の低いセンサでも正確に走査幅のずれ
(感光体毎の走査幅の違いに起困する色ずれ)を検出す
ることができ、コストを抑えた色ずれ補正機構を備える
画像形成装置を提供することができる。
【0111】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記憶した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
て実行することによっても、本発明の目的が達成される
ことは言うまでもない。
【0112】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0113】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピーディスク,ハードディ
スク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,C
D−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,RO
M,EEPROM等を用いることができる。
【0114】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0115】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0116】また、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適
用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置
にプログラムを供給することによって達成される場合に
も適応できることは言うまでもない。この場合、本発明
を達成するためのソフトウエアによって表されるプログ
ラムを格納した記憶媒体を該システムあるいは装置に読
み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本
発明の効果を享受することが可能となる。
【0117】さらに、本発明を達成するためのソフトウ
エアによって表されるプログラムをネットワーク上のデ
ータベースから通信プログラムによりダウンロードして
読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、
本発明の効果を享受することが可能となる。
【0118】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
の発明によれば、複数の像担持体と、前記各像担持体上
を走査して前記各像担持体上に可視画像を形成する複数
の画像形成部と、前記各像担持体上に形成された可視画
像を記録媒体上に重ねて転写して多重画像を形成する画
像形成装置において、前記各像担持体上にそれぞれ所定
のパターンを形成し、該形成される所定のパターンを重
ねて前記記録媒体上に合成パターンを形成するように第
1の制御手段が前記各画像形成部を制御し、前記記録媒
体上に形成された合成パターンの濃度を第1の検出手段
が走査方向に検出し、前記第1の検出手段により走査方
向に検出される合成パターンの濃度の周期に基づいて、
前記合成パターンに発生するモアレの間隔を第2の検出
手段が検出し、前記第2の検出手段により検出されるモ
アレ間隔に基づいて、前記各像担持体上の走査幅の違い
を算出手段が算出するので、高精度の高価なセンサに比
べて比較的精度の低いセンサを使用して感光体毎の走査
幅の違いを検出することができる。
【0119】第2の発明によれば、前記第1の制御手段
は、前記複数の像担持体のうち2つの像担持体上にそれ
ぞれ所定のパターンを形成し、該2つの像担持体上に形
成され所定のパターンを重ねて前記記録媒体上に合成パ
ターンを形成するように前記各画像形成部を制御するも
のであり、前記算出手段は、前記第2の検出手段により
検出されるモアレ間隔に基づいて、前記2つの像担持体
上の走査幅の倍率を算出するので、高精度の高価なセン
サに比べて比較的精度の低いセンサを使用して感光体間
の走査幅の倍率を算出することができる。
【0120】第3の発明によれば、前記各画像形成部
は、画像形成部毎に設けられたビデオクロック発生器が
発生するビデオクロック周波数に同期した画像信号に応
じて変調された光ビームを走査して前記各像担持体上に
それぞれ潜像形成し、該各像担持体上に形成される潜像
を所定の現像剤によりそれぞれ現像するものであり、前
記算出手段により算出される走査幅の違いに基づいて、
前記各ビデオクロック発生器の発生するビデオクロック
の周波数を変更制御する第2の制御手段を設けたので、
高精度の高価なセンサに比べて比較的精度の低いセンサ
を使用して感光体毎の走査幅の違いを検出して、感光体
毎の走査幅の違いに起因する色ずれを補正することがで
きる。
【0121】第4,第5の発明によれば、前記所定のパ
ターンは、前記各画像形成部の走査方向と直交する方向
に伸びる同一幅の線分画像を等間隔に複数分布したパタ
ーンとするので、高精度の高価なセンサに比べて比較的
精度の低いセンサであっても正確に感光体毎の走査幅の
違いを検出することができる。
【0122】第6,第7の発明によれば、前記記録媒体
は、前記各像担持体上に形成された可視画像を一旦重ね
て保持した後に搬送される記録シート上に転写する中間
転写体,記録シートを保持しながら搬送して前記各像担
持体上に形成された可視画像を記録シート上に重ねて転
写する無端移動体,搬送される記録シートを含むので、
各種の転写方式の画像形成装置において感光体毎の走査
幅の違いを検出することができる。
【0123】第8の発明によれば、前記1の検出手段
は、走査方向に設けられたラインセンサを含むので、C
CDセンサ等の高精度で高価なセンサに比べて比較的精
度の低いラインセンサを使用して感光体毎の走査幅の違
いを正確に検出することができる。
【0124】第9,第11の発明によれば、前記第1の
検出手段は、合成パターン形成後に一旦排出され、使用
者により、前記合成パターン形成の際の搬送方向と直交
する方向に再給紙され、再搬送される記録シートから、
合成パターンの濃度を再搬送方向に検出するものであ
り、前記第2の検出手段は、前記第1の検出手段により
再搬送方向に検出される合成パターンの濃度の周期およ
び前記記録媒体の再搬送速度に基づいて、前記合成パタ
ーンに発生するモアレの間隔を検出するので、CCD等
の高精度で高価なセンサに比べて格段に精度の低い濃度
センサを使用して感光体毎の走査幅の違いを正確に検出
することができる。
【0125】第10の発明によれば、前記第1の検出手
段は、濃度補正を行うための濃度検知センサを含むの
で、既設の濃度検知センサを兼用して感光体毎の走査幅
の違いを検出することができる。
【0126】第12の発明によれば、前記第1の制御手
段は、前記合成パターン形成の際に、前記記録シートの
再給紙方向を示す情報を前記記録シート上に形成するよ
うに前記各画像形成部を制御するので、不慣れなユーザ
であっても、パターン形成済み記録シートの再給紙を間
違なく行って、容易に色ずれ検出することができる。
【0127】第13の発明によれば、複数の像担持体
と、前記各像担持体上を走査して前記各像担持体上に可
視画像を形成する複数の画像形成部と、前記各像担持体
上に形成された可視画像を記録媒体上に重ねて転写して
多重画像を形成する画像形成装置の制御方法において、
前記各像担持体上にそれぞれ所定のパターンを形成し、
該形成される所定のパターンを重ねて前記記録媒体上に
合成パターンを形成し、前記記録媒体上に形成された合
成パターンの濃度を走査方向に検出し、該走査方向に検
出される合成パターンの濃度の周期に基づいて、前記合
成パターンに発生するモアレの間隔を検出し、該検出さ
れるモアレ間隔に基づいて、前記各像担持体上の走査幅
の違いを算出するので、高精度の高価なセンサに比べて
比較的精度の低いセンサを使用して感光体毎の走査幅の
違いを検出することができる。
【0128】第14の発明によれば、複数の像担持体
と、複数のビデオクロック発生器からそれぞれ発生され
る各ビデオクロック周波数に同期した画像信号に応じて
変調された光ビームを走査して前記各像担持体上にそれ
ぞれ潜像を形成し、該各像担持体上に形成される潜像を
所定の現像剤によりそれぞれ現像して前記各像担持体上
に可視像を形成する複数の画像形成部と、該各像担持体
上に形成された可視画像を記録媒体上に重ねて転写して
多重画像を形成する画像形成装置の制御方法において、
前記各像担持体上にそれぞれ所定のパターンを形成し、
該形成される所定のパターンを重ねて前記記録媒体上に
合成パターンを形成し、前記記録媒体上に形成された合
成パターンの濃度を走査方向に検出し、該走査方向に検
出される合成パターンの濃度の周期に基づいて、前記合
成パターンに発生するモアレの間隔を検出し、該検出さ
れるモアレ間隔に基づいて、前記各像担持体上の走査幅
の違いを算出し、該算出された前記各像担持体上の走査
幅の違いに基づいて、前記各ビデオクロック発生器の発
生するビデオクロックの周波数を設定するので。高精度
の高価なセンサに比べて比較的精度の低いセンサを使用
して感光体毎の走査幅の違いを検出して、感光体毎の走
査幅の違いに起因する色ずれを補正することができる。
【0129】従って、従来色ずれ検出で使用していた高
精度の高価なセンサの代わりに、比較的精度の低い安価
なセンサを使用して、感光体毎の走査幅のずれを正確に
検出し、高度な色ずれ補正を安価に実現することができ
る等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す画像形成装置の構
成を説明する図である。
【図2】本発明の第1実施形態を示す画像形成装置の構
成を説明するブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施形態を示す画像形成装置に
おける各信号のタイミングチャートである。
【図4】本発明の第1実施形態を示す画像形成装置にお
ける色ずれ検出のためのパターン(色ずれ検出パター
ン)の形成(印字)結果の一例を示す模式図である。
【図5】レーザ光学走査系と感光体の機械的な位置のず
れを示す図である。
【図6】図4に示した色ずれ検出パターンの形成(印
字)結果を示す模式図である。
【図7】本発明の画像形成装置の色ずれ補正方法の一例
を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第2実施形態を示す画像形成装置の構
成を説明する図である。
【図9】本発明の第2実施形態を示す画像形成装置の構
成を説明するブロック図である。
【図10】図8に示した色ずれ検出パターンを形成(印
字)された記録用紙の一例を示す模式図である。
【図11】従来の一般的なレーザプリンタのレーザ光学
走査系の構成を示す図である。
【図12】従来のレーザプリンタの構成の一例を示す図
である。
【図13】従来の複数の感光体を備えたレーザプリンタ
の構成を説明する図である。
【符号の説明】
101a,101b 画像メモリ 102a,102b 画像カウンタ 103a,103b レーザ変調器 901a,901b 半導体レーザ 105a,105b ビデオクロック発生器 106a,106b 走査開始センサ 107a,107b クロック選択回路 108a,108b 書き出し位置カウンタ 109 ラインセンサ部 110 モアレ間隔検出手段 111 走査幅ずれ算出手段 112 ビデオクロック周波数設定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA10 DA38 DE02 EB04 EC03 EC06 EC20 EE02 EE07 EF09 2H030 AA01 AB02 AD05 AD12 AD13 AD17 BB02 BB16 BB23 BB44

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の像担持体と、前記各像担持体上を
    走査して前記各像担持体上に可視画像を形成する複数の
    画像形成部と、前記各像担持体上に形成された可視画像
    を記録媒体上に重ねて転写して多重画像を形成する画像
    形成装置において、 前記各像担持体上にそれぞれ所定のパターンを形成し、
    該形成される所定のパターンを重ねて前記記録媒体上に
    合成パターンを形成するように前記各画像形成部を制御
    する第1の制御手段と、 前記記録媒体上に形成された合成パターンの濃度を走査
    方向に検出する第1の検出手段と、 前記第1の検出手段により走査方向に検出される合成パ
    ターンの濃度の周期に基づいて、前記合成パターンに発
    生するモアレの間隔を検出する第2の検出手段と、 前記第2の検出手段により検出されるモアレ間隔に基づ
    いて、前記各像担持体上の走査幅の違いを算出する算出
    手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の制御手段は、前記複数の像担
    持体のうち2つの像担持体上にそれぞれ所定のパターン
    を形成し、該2つの像担持体上に形成され所定のパター
    ンを重ねて前記記録媒体上に合成パターンを形成するよ
    うに前記各画像形成部を制御するものであり、 前記算出手段は、前記第2の検出手段により検出される
    モアレ間隔に基づいて、前記2つの像担持体上の走査幅
    の倍率を算出することを特徴とする請求項1記載の画像
    形成装置。
  3. 【請求項3】 前記各画像形成部は、画像形成部毎に設
    けられたビデオクロック発生器が発生するビデオクロッ
    ク周波数に同期した画像信号に応じて変調された光ビー
    ムを走査して前記各像担持体上にそれぞれ潜像形成し、
    該各像担持体上に形成される潜像を所定の現像剤により
    それぞれ現像するものであり、 前記算出手段により算出される走査幅の違いに基づい
    て、前記各ビデオクロック発生器の発生するビデオクロ
    ックの周波数を変更制御する第2の制御手段を設けたこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記所定のパターンは、前記各画像形成
    部の走査方向と直交する方向に伸びる同一幅の線分画像
    を等間隔に複数分布したパターンであることを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記所定のパターンは、前記各像担持体
    毎に同一のパターンであることを特徴とする請求項4記
    載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記記録媒体は、前記各像担持体上に形
    成された可視画像を一旦重ねて保持した後に搬送される
    記録シート上に転写する中間転写体,記録シートを保持
    しながら搬送して前記各像担持体上に形成された可視画
    像を記録シート上に重ねて転写する無端移動体を含むこ
    とを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の画像形
    成装置。
  7. 【請求項7】 前記記録媒体は、搬送される記録シート
    を含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載
    の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記第1の検出手段は、走査方向に設け
    られたラインセンサを含むことを特徴とする請求項1〜
    7のいずれかに記載の形成装置。
  9. 【請求項9】 前記第1の検出手段は、前記合成パター
    ンの形成後に、前記合成パターン形成の際の搬送方向と
    直交する方向に再搬送される記録シートから、合成パタ
    ーンの濃度を再搬送方向に検出するものであり、前記第
    2の検出手段は、前記第1の検出手段により再搬送方向
    に検出される合成パターンの濃度の周期および前記記録
    媒体の再搬送速度に基づいて、前記合成パターンに発生
    するモアレの間隔を検出することことを特徴とする請求
    項7記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記第1の検出手段は、濃度補正を行
    うための濃度検知センサを含むことを特徴とする請求項
    9記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記記録シートは、前記合成パターン
    形成後に一旦排出され、使用者により、前記合成パター
    ン形成の際の搬送方向と直交する方向に再給紙されるこ
    とを特徴とする請求項9記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記第1の制御手段は、前記合成パタ
    ーン形成の際に、前記記録シートの再給紙方向を示す情
    報を前記記録シート上に形成するように前記各画像形成
    部を制御することを特徴とする請求項11記載の画像形
    成装置。
  13. 【請求項13】 複数の像担持体と、前記各像担持体上
    を走査して前記各像担持体上に可視画像を形成する複数
    の画像形成部と、前記各像担持体上に形成された可視画
    像を記録媒体上に重ねて転写して多重画像を形成する画
    像形成装置の制御方法において、 前記各像担持体上にそれぞれ所定のパターンを形成し、
    該形成される所定のパターンを重ねて前記記録媒体上に
    合成パターンを形成するパターン形成工程と、 前記記録媒体上に形成された合成パターンの濃度を走査
    方向に検出する第1の検出工程と、 前記第1の検出工程により走査方向に検出される合成パ
    ターンの濃度の周期に基づいて、前記合成パターンに発
    生するモアレの間隔を検出する第2の検出工程と、 前記第2の検出工程により検出されるモアレ間隔に基づ
    いて、前記各像担持体上の走査幅の違いを算出する算出
    工程と、を有することを特徴とする画像形成装置の制御
    方法。
  14. 【請求項14】 複数の像担持体と、複数のビデオクロ
    ック発生器からそれぞれ発生される各ビデオクロック周
    波数に同期した画像信号に応じて変調された光ビームを
    走査して前記各像担持体上にそれぞれ潜像を形成し、該
    各像担持体上に形成される潜像を所定の現像剤によりそ
    れぞれ現像して前記各像担持体上に可視像を形成する複
    数の画像形成部と、該各像担持体上に形成された可視画
    像を記録媒体上に重ねて転写して多重画像を形成する画
    像形成装置の制御方法において、 前記各像担持体上にそれぞれ所定のパターンを形成し、
    該形成される所定のパターンを重ねて前記記録媒体上に
    合成パターンを形成するパターン形成工程と、 前記記録媒体上に形成された合成パターンの濃度を走査
    方向に検出する第1の検出工程と、 前記第1の検出工程により走査方向に検出される合成パ
    ターンの濃度の周期に基づいて、前記合成パターンに発
    生するモアレの間隔を検出する第2の検出工程と、 前記第2の検出工程により検出されるモアレ間隔に基づ
    いて、前記各像担持体上の走査幅の違いを算出する算出
    工程と、 該算出された前記各像担持体上の走査幅の違いに基づい
    て、前記各ビデオクロック発生器の発生するビデオクロ
    ックの周波数を設定する設定工程と、を有することを特
    徴とする画像形成装置の制御方法。
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