JP2000336351A - 熱交換用水及びその供給装置 - Google Patents

熱交換用水及びその供給装置

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JP2000336351A JP11339665A JP33966599A JP2000336351A JP 2000336351 A JP2000336351 A JP 2000336351A JP 11339665 A JP11339665 A JP 11339665A JP 33966599 A JP33966599 A JP 33966599A JP 2000336351 A JP2000336351 A JP 2000336351A
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reducing
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cooling water
cooling
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孝之 今岡
Hiroshi Morita
博志 森田
Isamu Sugiyama
勇 杉山
Tadahiro Omi
忠弘 大見
Masaki Hirayama
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱交換用水の供給/循環配管又は熱交換器接
液部の金属材料の酸化劣化を完全に防止し、且つ藻類や
微生物の増殖を抑制し、環境に優しい熱交換用水を提供
すること。 【解決手段】 機械設備、空気、液体等の被熱交換体と
熱交換を行う熱交換用水であって、標準酸化還元電位が
標準水素電極を基準としてゼロ又は負の還元性水である
熱交換用水。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機械設備、空気、
液体などの被熱交換体と高効率で熱交換を行う環境負荷
を低減できる熱交換用水及びその供給装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】機械設備、空気、液体などの被熱交換体
を冷却する熱交換器は、各種工場、研究所などの多方面
の分野において使用されている。従来、この熱交換器に
おいて、被熱交換体と熱交換を行う熱媒体は、取り扱い
上安全で、且つ安価であることから市水及び工業用水な
どの水が多く採用されている。これは、水は比熱、熱伝
導率が非常に大きいことによる。また、従来の熱媒体、
すなわち熱交換用水の供給装置は、例えば図11のフロ
ー図に示すように、熱交換用水循環ポンプ51と、熱交
換用水を水521で冷却するクーラー52と、被熱交換
体571を冷却する冷却器57とを配管54で連接し
て、循環系を形成し、その循環系より冷却水の水質劣化
などが生じればその一部又は全部を排出する排出管56
と、冷却水用補給水を循環系に供給する補給配管55を
有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
水を熱媒体として使用する熱交換器においては、次のよ
うな問題を有している。すなわち、(1)熱交換用水に
用いる水は、溶存酸素又は殺菌のための次亜塩素酸又は
次亜塩素酸ナトリウム等の酸化剤を溶解しており、これ
らの酸化力によって熱交換用水供給配管系や熱交換器接
液部などに使用される金属材料が酸化され、(i) 接液部
に酸化皮膜、激しい時は瘤状の隆起が生成して熱交換効
率を著しく低下させるだけでなく、系内抵抗を上昇させ
て所定の熱交換用水量を流せなくなったりする。(ii)接
液部の金属が酸化溶解して肉厚が薄くなり、構成部材の
機械的強度が低下し、場合によっては構成材が破裂して
熱交換用水の水漏れを起こす原因ともなる。(iii) いわ
ゆる赤水の発生、腐食剥離した金属片による濁度上昇に
より配管系内のフィルターの目詰まり等の問題を生じさ
せる原因となる。(2)上記の問題を解決するために防
錆剤などの薬剤を添加する設備を用いることが多く、薬
剤を常に購入貯蔵しなければならず、経費、保管スペー
スなどのコストがかかると共に、防錆剤の添加された熱
交換用水をブローダウンする際に環境への影響に配慮し
て廃棄しなければならない。(3)溶存酸素による酸化
を防ぐために、熱交換用水を脱気して溶存酸素濃度を低
減させる方法があるが、酸素を低減させるだけでは使用
金属材料の酸化、腐食などを十分に防止することができ
ない。(4)場合によっては、配管系内に藻類や微生物
が増殖し、接液部には生物膜が生じて熱交換効率の低下
や管内抵抗の上昇を引き起こすことがある。この場合は
殺菌剤などの薬剤添加を行う必要があり、上記(2)と
同様のコストの上昇、環境問題を生じさせる原因とな
る。(5)熱交換器に流される冷却水の流量は、通常、
被熱交換体が最大の熱負荷を発生した場合に被熱交換体
の温度を所定の温度以下になるように余裕をもって定め
られ、個別に流量を制御することは行われていない。更
に、被熱交換体の動作状況により発熱負荷量は大きく変
化し、且つ機器が停止中には発熱しないにもかかわら
ず、最大発熱負荷量に合わせた、常に一定流量の冷却水
を流しているのが現状である。すなわち、機器の稼働状
況によっては、ほとんどの冷却水が無駄に流れているこ
とになる。また、従来の熱交換用水供給装置では、冷却
水の供給温度は通常室温であり、排出温度はそれよりも
5℃程度高くなっている。冷却水の供給温度と排出温度
の温度差は小さくしなければならず、結局、大流量の冷
却水を必要としているのが現状である。これらの理由に
より、被熱交換体の設置台数が多い工場では莫大な流量
の冷却水を循環させる熱交換用水供給装置及び冷却水供
給システムが必要となる。大流量の冷却水を流すために
は、冷却水の循環ラインを太くして、配管のコンダクタ
ンスを減少させる必要があるが、限度があるため、圧送
ポンプの圧送圧力を高くする方法が採用されている。し
かし圧送ポンプの消費電力は、ポンプの排出速度と設置
台数に依存して大きくなるため、それによるポンプ大型
化、大口径配管等に伴うコスト、占有面積の増大及び大
型ポンプより発生する振動等の問題があり、加えて、多
量の熱交換用水をブローダウンすることによる環境への
影響は無視できない状況となっている。このように、従
来は環境に優しく、且つ長期間に亘って高効率で安定し
た冷却効果を持続させるような熱交換用水及びその供給
装置が得られているとは言い難かった。
【0004】従って、本発明の目的は、熱交換用水の供
給/循環配管又は熱交換器接液部の金属材料の酸化劣化
を完全に防止し、且つ藻類や微生物の増殖を抑制し、環
境に優しい熱交換用水を提供することにある。また、本
発明の他の目的は、簡易で、且つ既存の設備を利用でき
るコスト上昇を抑えた熱交換用水供給装置を提供するこ
とにある。更に、本発明の他の目的は、冷却水の流量に
よる適温温度制御を行うことにより、冷却水の小流量
化、低圧力化を実現し、占有面積及びポンプによる振動
を低減し、且つコスト上昇を抑えた熱交換用水供給装置
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる実情において、本
発明者らは鋭意検討を行った結果、機械設備、空気、液
体などの被熱交換体を冷却する熱交換器において、被熱
交換体と熱交換を行う冷却水等の熱交換用水に標準酸化
還元電位が標準水素電極を基準電極としてゼロ又は負の
還元性水を使用すれば、熱交換用水の供給/循環配管又
は熱交換器接液部の金属材料の酸化劣化を完全に防止
し、且つ藻類や微生物の増殖を抑制し、環境負荷を低減
できること、更に、この還元性水は水に水素ガス又は水
素ガス以外の還元剤を添加して得られるため、簡易で、
且つ既存の設備を利用できるコスト上昇を抑えた熱交換
用水供給装置が得られること、また、冷却器に流れる冷
却水の温度を所望の温度に制御する流量調節制御手段等
を設ければ、最小の冷却水で被熱交換体と高効率に熱交
換を行うことができ、均熱性のよい、且つコスト削減に
寄与できる熱交換用水供給装置が得られることなどを見
出し、本発明を完成するに至った。
【0006】すなわち、請求項1の発明(1)は、機械
設備、空気、液体等の被熱交換体と熱交換を行う熱交換
用水であって、標準酸化還元電位が標準水素電極を基準
電極としてゼロ又は負の還元性水であることを特徴とす
る熱交換用水を提供するものである。かかる構成を採る
ことにより、接液部の金属材料の酸化腐食を確実に防止
することができると共に、還元性下で生息が困難な、生
物膜を生じさせる好気性微生物や藻類の発生を極めて効
果的に抑制することができる。
【0007】請求項2の発明(2)は、前記還元性水
は、水に水素ガスを溶解した水素溶解水であり、標準酸
化還元電位が標準水素電極を基準電極として−0.3V
以下で、且つ溶存酸素濃度が3mg/リットル以下であ
り、更に溶存水素濃度が0.1mg/リットル以上である
前記(1)の熱交換用水を提供するものである。かかる
構成を採ることにより、接液部の金属材料の酸化腐食を
確実に防止することができ、且つ所望の標準酸化還元電
位を有する還元性水が容易に得られる。更に、従来では
購入コストや保管スペースを要し、環境への影響が懸念
される薬剤を使用することなく、簡易な方法で得られる
還元性水で環境負荷を低減でき、使用材料の腐食及び生
物膜の形成を抑制することが可能となる。
【0008】請求項3の発明(3)は、前記還元性水
は、脱気水に還元剤を溶解したものであり、標準酸化還
元電位が標準水素電極を基準電極として−0.3V以下
で、且つ溶存酸素濃度が3mg/リットル以下である
(1)の熱交換用水を提供するものである。かかる構成
を採ることにより、前記(2)記載の発明と同様の効果
を奏する。
【0009】請求項4の発明(4)は、電子部品部材類
製造装置の熱交換器の冷却に使用される冷却水である
(1)〜(3)記載の熱交換用水を提供するものであ
る。かかる構成を採ることにより、接液部の金属材料の
酸化腐食を確実に防止することができると共に、還元性
下で生息が困難な、生物膜を生じさせる好気性微生物や
藻類の発生を極めて効果的に抑制することができ、半導
体製造設備の冷却系に要求される冷却効率の維持などを
長期間に亘って保持でき、信頼性のある冷却系を構築で
きる。
【0010】請求項5の発明(5)は、機械設備、空
気、液体等の被熱交換体と標準酸化還元電位が標準水素
電極を基準電極としてゼロ又は負の還元性水とで熱交換
を行う熱交換器と、該熱交換器に前記還元性水を供給す
る還元性水供給手段と、前記還元性水を冷却する還元性
水冷却手段と、前記熱交換器、前記還元性水供給手段及
び前記還元性水冷却手段で循環系を形成するように連接
する還元性水循環配管を有し、該還元性水の循環系が実
質的に密閉系であることを特徴とする熱交換用水供給装
置を提供するものである。かかる構成を採ることによ
り、前記(1)〜(4)記載の発明が奏する効果を確実
に実現すると共に、簡便な装置の設置でよいため、大掛
かりな設備投資に伴うコスト上昇を抑制できる。
【0011】請求項6の発明(6)は、前記還元性水循
環配管の途中、もしくは前記還元性水循環配管から一部
を分岐し、再度当該還元性水循環配管に連接するバイパ
ス配管の途中に前記還元性水を製造する還元性水製造手
段を配置したものであり、且つ前記還元性水製造手段と
前記バイパス配管を含めた還元性水の循環系が実質的に
密閉系であることを特徴とする前記(5)記載の熱交換
用水供給装置を提供するものである。かかる構成を採る
ことにより、前記発明(5)と同様の効果を奏する他、
更に循環系と位置的に離れた場所に小規模な還元性水製
造装置を設置することができ、既存の熱交換用水供給設
備の改造も容易で、簡便な工事で済む。
【0012】請求項7の発明(7)は、前記還元性水循
環配管に連接する配管途中に前記還元性水を製造する還
元性水製造手段を備える外部配管を有し、前記還元性水
製造手段を備える外部配管を含めた還元性水の循環系が
実質的に密閉系であることを特徴とする前記(5)記載
の熱交換用水供給装置を提供するものである。かかる構
成を採ることにより、前記(6)記載の発明と同様の効
果を奏する。
【0013】請求項8の発明(8)は、冷却水を供給す
る冷却水供給手段と、機械設備、空気、液体等の被熱交
換体と冷却水とで熱交換を行う熱交換器と、該冷却水供
給手段と前記熱交換器で循環系を形成するように連接す
る冷却水循環配管を有し、該冷却水循環配管に冷却水を
取り込む冷却水供給口と、冷却水を排出する冷却水排出
口と、前記冷却水供給口から前記冷却水循環配管に流れ
る冷却水の流量を調節するための流量調節バルブと、前
記冷却水供給口から前記冷却水循環配管へ当該冷却水循
環配管中を循環している冷却水の温度よりも温度が低い
冷却水を供給し、前記冷却水排出口から流出した冷却水
が冷却手段にて冷却された後に再び前記冷却水供給口か
ら流入するように構成された冷却水供給システムを備
え、前記冷却水循環配管中を流れる前記冷却水の温度を
所望の温度に制御する目的で前記流量調節バルブを通過
する前記冷却水の流量を制御する制御手段を備えたこと
を特徴とする熱交換用水供給装置を提供するものであ
る。前記流量調節バルブは、開閉制御機構付きバルブ、
バルブ開閉を連続的に変化させる駆動装置、負荷に備え
付けられた温度センサーからの温度情報を上記バルブに
帰還させ、駆動装置を司る制御回路からなる。かかる構
成を採ることにより、前記被熱交換体の熱負荷に合わせ
て冷却水流量を制御することで、最小の冷却水で前記被
熱交換体が有する前記熱交換器と高効率に熱交換を行う
ことができ、均熱性のよい、コスト削減に寄与する冷却
水システムが実現できる。
【0014】請求項9の発明(9)は、更に、前記冷却
水循環配管に冷却水タンクを設けたことを特徴とする前
記(8)記載の熱交換用水供給装置を提供するものであ
る。かかる構成を採ることにより、前記(8)記載の発
明と同様の効果を奏する。
【0015】請求項10の発明(10)は、前記冷却水
は、標準酸化還元電位が標準水素電極を基準電極として
ゼロ又は負の還元性水であり、且つ前記冷却水の循環系
が実質的に密閉系であることを特徴とする前記(8)又
は(9)記載の熱交換用水供給装置を提供するものであ
る。かかる構成を採ることにより、前記(2)及び
(8)又は(9)記載の発明と同様の効果を奏する。
【0016】請求項11の発明(11)は、還元性水を
製造する還元性水製造手段を前記冷却供給システムに直
列、並列又は系外に設置し、前記還元性水製造手段を含
めた冷却水の循環系が実質的に密閉系であることを特徴
とする前記(8)〜(10)記載の熱交換用水供給装置
を提供するものである。かかる構成を採ることにより、
前記(10)記載の発明と同様の効果を奏する。
【0017】請求項12の発明(12)は、前記冷却水
排出口から前記冷却水循環配管へ冷却水が逆流しないよ
うに、前記冷却水排出口に逆止弁を備えたことを特徴と
する前記(8)〜(11)に記載の熱交換用水供給装置
を提供するものである。かかる構成を採ることにより、
熱交換器と熱交換した冷却水の流入を防止し、冷却水タ
ンクの水温を冷却水供給温度の状態に維持することがで
きる。
【0018】請求項13の発明(13)は、前記還元性
水循環配管又は前記冷却水循環配管周囲に断熱材を備え
たことを特徴とする前記(5)〜(12)に記載の熱交
換用水供給装置を提供するものである。かかる構成を採
ることにより、前記還元性水循環配管及び前記冷却水循
環配管内を流れる還元性水及び冷却水の温度を一定に保
つことができると共に、結露を防止できる。更に前記被
熱交換体が有する熱交換器と高効率に熱交換を行うこと
ができる。
【0019】請求項14の発明(14)は、更に、前記
循環系の循環水の一部又は全部を該循環系外に排出する
排出配管及び/又は循環水調整用の補給水を補給する補
給配管を有することを特徴とする前記(5)〜(13)
記載の熱交換用水供給装置を提供するものである。かか
る構成を採ることにより、前記(5)〜(13)記載の
発明と同様の効果を奏する他、循環水の水質劣化などに
伴い、循環水の一部又は全部の入替えが可能となる。
【0020】請求項15の発明(15)は、更に、還元
性水製造手段で製造された還元性水の標準酸化還元電位
を測定する標準酸化還元電位測定手段及び/又は溶存水
素濃度を測定する溶存水素測定手段を有し、その検知結
果に基づいて還元性水の水質を制御する(6)又は
(7)記載の熱交換用水供給装置を提供するものであ
る。かかる構成を採ることにより、前記発明と同様の効
果を奏する他、その検知結果に基づいて、例えば水素溶
解量を制御するため、冷却水の還元性や水素濃度が監視
可能であり、且つ所定の状態に保持することが容易とな
る。また、必要なだけの水素ガス添加によって、無駄な
水素ガスの使用を防ぐこともできる。
【0021】請求項16の発明(16)は、前記還元性
冷却手段で循環水を熱交換する媒体が、標準酸化還元電
位がゼロ又は負の還元性水である(5)〜(7)記載の
熱交換用水供給装置を提供するものである。かかる構成
を採ることにより、前記発明と同様の効果を奏する他、
循環系の2次熱交換用水のみではなく、2次熱交換水の
熱を熱交換するための1次冷却系統を含めて生菌抑制及
び腐食防止を行うことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明において、機械設備、空
気、液体等の被熱交換体と熱交換用水又は冷却水との熱
交換を行う熱交換器としては、各種工場及び研究所設備
における機械設備、空気、液体等の被熱交換体の冷却が
目的の冷却器や被熱交換体の加熱を目的とする加温器が
挙げられるが、特に、半導体、液晶表示装置などの電子
部品部材類製造装置の冷却器が好適である。
【0023】熱交換用水としては、標準酸化還元電位が
標準水素電極を基準電極としてゼロ又は負の還元性水で
あれば、特に制限されず、水素を溶解した水素溶解水及
び亜硫酸ナトリウム又は亜硫酸水素ナトリウムなどの水
素ガス以外の還元剤を微量溶解した水等が挙げられ、こ
のうち、水素溶解水が少量の水素ガスを水に溶解させる
ことで標準酸化還元電位の制御を容易に行うことがで
き、且つ水素ガス以外の還元剤に比べ環境負荷が低いな
どの点で好ましい。また、水素ガス又は水素ガス以外の
還元剤を溶解する水としては、水道水、河川水、工業用
水及びこれらの水から粒子成分及び次亜塩素酸又は次亜
塩素酸ナトリウム等の酸化剤を除去した濾過水及びこれ
らの水からイオン及び非イオン性物質を除去する純水製
造装置により処理された純水が挙げられる。特に電子部
品部材類製造装置の熱交換用水として用いる場合は、系
内の汚染を極めて嫌うことから、純水であることが望ま
しい。また、水素ガス又は水素ガス以外の還元剤を溶解
する水は、脱気水が好ましい。脱気方法としては、公知
の方法が使用できる。還元性水の好ましい標準酸化還元
電位は標準水素電極を基準として−0.3V以下であ
る。これは還元性水中の溶存酸素濃度に関係なく適当量
の水素ガスを水に溶解させることで所望の標準酸化還元
電位を容易に制御できることによる。
【0024】水素溶解水は、ボンベ詰め水素ガス又は水
の電気分解による水素ガスを水に溶解させて得られる。
具体的には、水に25℃、1気圧下での溶存水素濃度が
0.1mg/リットル以上、特に0.2〜1.5mg/リッ
トルとなるなるように水素ガスを溶解させる。また、水
素ガスを溶解させる水は、予め、公知の脱ガス装置によ
って溶存酸素濃度を3mg/リットル以下、好ましくは
0.1mg/リットル以下となるように除去しておくこと
が好ましい。なお、水中の溶存水素濃度測定方法及び溶
存酸素濃度測定方法としては特に制限されず、例えば、
純水中の溶存水素濃度及び溶存酸素濃度は隔膜式電極で
測定することが好ましい。図4に溶存酸素ガス濃度をパ
ラメータとした水素ガス濃度と標準酸化還元電位の関係
を示すが、溶存酸素濃度が3mg/リットルの場合、溶存
水素濃度が約0.2mg/リットルより少なすぎると、水
の酸化還元電位を確実に負の値とすることができなくな
る場合がある。
【0025】水に水素ガスを溶解させる方法としては、
特に制限されず、水にガス透過膜を介して水素ガスを注
入して溶解させる方法、配管内に直接水素ガスをバブリ
ングして溶解させる方法、水素注入後にスタティクミキ
サーなどの分散手段を設けて溶解させる方法、ガス溶解
槽に超純水を供給するポンプの上流側に水素ガスを供給
し、ポンプ内の攪拌によって溶解させる方法などの水素
ガスを外部より導入して溶解させる方法;超純水を電気
分解して陰極側から水素ガスを溶解した還元性水を得る
方法などが挙げられる。
【0026】次に、本発明の第1の実施の形態における
熱交換用水供給装置を図1を参照して説明する。図1は
本実施の形態例を示すフロー図である。熱交換用水供給
装置10aは、循環ポンプ(還元性水供給手段)1と、
還元性水(循環水)用クーラー(還元性水冷却手段)2
と、脱気器9と、還元性水製造装置(還元性水製造手
段)3と、被熱交換体71を冷却する冷却器7とを有
し、これらは配管4にて連接され実質的に密閉された循
環系を形成している。この「実質的に密閉系」とは、本
供給装置の効率的な運転を妨げない程度のリークを許容
する意味である。また、循環系に系外より前処理装置6
1で処理した補給水を補給する補給配管81が循環ポン
プ1の入口側に連接され、循環系から循環水の一部又は
全部を系外に排出する排出配管82が補給配管81の上
流の循環系の一部に連接されている。
【0027】前処理装置61は補給水の種類により処理
方法が異なるが、特に制限されず、例えば活性炭、凝
集、膜処理、イオン交換処理、脱気処理などの単体装置
及び単体装置を組み合わせて処理することによって対象
とする濾過水及び純水などの補給水を得ることができ
る。また、還元性水用クーラー2は冷却器7から排出さ
れる30〜40℃の熱交換用水を10℃程度に冷却でき
るものであれば、その方法に制限はなく、例えば熱交換
器、クーリングタワー、チラーなどの単体装置及び単体
装置を組み合わせて処理することによって対象とする1
0℃程度の熱交換用水を得ることができる。なお、還元
性水用クーラー2の冷媒は例えば水又は空気であり、被
熱交換体71は例えば半導体製造装置の発熱部である。
還元性水製造装置3は水素ガス溶解槽32と水素ガス発
生器31とから構成され、還元性水製造装置3と冷却器
7を結合する配管途中に、酸化還元電位計5、溶存水素
濃度計6を設け、還元性水の酸化還元電位及び溶存水素
濃度を常時監視し、水素ガス溶解槽32において水に溶
解させる水素ガス量を制御するように構成されている。
酸化還元電位計5及び溶存水素濃度計6の設置位置は、
上記位置に限定されず、熱交換器の後でも可能である
が、本実施の形態例のような冷却器7の手前が好まし
い。
【0028】この熱交換用水供給装置10aを起動する
前に、予め、配管4で連接される循環系内を殺菌剤で系
内殺菌を行うことが好ましい。殺菌方法として、公知の
方法で行えばよい。次いで系外から前処理装置61で処
理した水を補給配管81を通して水を循環系内に供給す
る一方、殺菌水を排出配管82より系外へ排出して系内
を水で置換する。次に、脱気器9、還元性水製造装置
3、標準酸化還元電位計5、溶存水素濃度計6をオン状
態として、系内の循環水を溶存酸素濃度が3mg/リット
ル以下、溶存水素濃度が0.1mg/リットル以上で標準
酸化還元電位が標準水素電極を基準電極として−0.3
V以下となるような還元性水とし、且つこれを維持する
ように制御する。また、冷却器7においては被熱交換体
71を冷却する一方、冷却器7において被熱交換体71
から熱を受けた還元性水を水もしくは空気のような冷媒
21を通水した還元性水用クーラー2に通して冷やす。
長期間の循環使用において、還元性水の水質劣化などが
生ずれば、循環使用されている還元性水の一部又は全部
を排出配管82から系外に排出し、その分を補給する前
処理装置61で処理した補給水を系外から補給管81を
通して補給する。本実施の形態例によれば、接液部の金
属材料の酸化腐食を確実に防止することができると共
に、還元性下で生息が困難な、生物膜を生じさせる好気
性微生物や藻類の発生を極めて効果的に抑制することが
できる。また、簡便な装置の設置でよいため、大掛かり
な設備投資に伴うコスト上昇を抑制できる。
【0029】次に、本発明の第2の実施の形態における
熱交換用水供給装置を図2を参照して説明する。図2は
本実施の形態例を示すフロー図である。図2中、図1と
同一構成要素には同一符号を付してその説明を省略し、
異なる点についてのみ説明する。すなわち、本実施の形
態例において、図1と異なる点は、循環配管4の還元性
水用クーラー2と酸化還元電位計5間の配管42から分
岐して更に循環配管42に戻すように連接され実質的に
密閉されたバイパス配管41を設け、この配管41中
に、脱気器9及び還元性水製造装置3を設けた点であ
る。従って、例えば、従前より循環使用されていた循環
水を図では省略するバルブ操作によりバイパス配管41
を通して循環させるようにし、脱気器9及び還元性水製
造装置32をオンすれば、還元性水を冷却器7の冷却水
として循環供給できる。バルブ操作は、定期的に開閉を
行ってもよく、標準酸化還元電位計5又は溶存酸素濃度
計6の測定値によって制御してもよい。また、循環水の
一部を常時分流してバイパス配管41を通して循環させ
るようにすることもできる。本実施の形態例の熱交換用
水供給装置10bによれば、第1の実施の形態例と同様
の効果を奏する他、循環系と位置的に離れた場所で小規
模な還元性水製造装置を設置することができ、既存の冷
却水供給設備を利用することができる。また、既存設備
の改造も容易で、簡便な工事で済む。
【0030】次に、本発明の第3の実施の形態における
熱交換用水供給装置を図3を参照して説明する。図3は
本実施の形態例を示すフロー図である。図3中、図1と
同一構成要素には同一符号を付してその説明を省略し、
異なる点についてのみ説明する。すなわち、本実施の形
態例において、図1と異なる点は、脱気器及び還元性水
製造装置の設置箇所を、循環配管4の配管途中ではな
く、循環配管4に連接される外部配管43の途中に設置
した点及び補給水を処理する前処理装置61を脱気器9
の前段に設け、前処理装置61と脱気器9を補給配管8
1で連接した点である。従って、例えば、従来循環使用
されていた循環水に外部配管43を通して、還元性水を
補給する。このため、当初は溶存水素濃度の高い還元性
水を供給することとなるが、標準酸化還元電位計5及び
溶存水素濃度計6により、還元性水の標準酸化還元電位
及び溶存水素濃度を常時監視しているから、徐々に水素
溶解量の少ない還元性水を供給することとなり以後、所
望の還元性水が安定して循環されるようになる。
【0031】次に、本発明の第4の実施の形態における
熱交換用水供給装置を図5を参照して説明する。図5は
本実施の形態例を示すフロー図である。図5中、図1と
同一構成要素には同一符号を付してその説明を省略し、
異なる点について主に説明する。すなわち、本実施の形
態例の熱交換用水供給装置10dにおいて、図1と異な
る点は、図1の熱交換用水供給装置10aの循環配管4
から冷却器7を除去して形成される循環系を第2の系A
とし、別途、冷却器7と、冷却器7に還元性水を供給す
るポンプ(第1還元性水供給手段)64と、冷却器7と
ポンプ64を循環系を形成するように連接する循環配管
(第1還元性水循環配管)67とを有する第1の系Bを
形成し、第2の系Aと第1の系Bは還元性水供給側配管
70及び還元性水排出側配管66でそれぞれ連接した点
及び還元性水供給側配管70の途中に流量調節バルブ6
3を設け、第1の系Bに流入する還元性水の流量を流量
調節バルブ63で制御して、冷却器7(被冷却体71)
又は冷却器7に通水される還元性水の温度を所望の温度
に制御した点にある。ここで、第2の系Aは循環配管4
から冷却器7を除去した以外は図1と同様であり、第1
の系Bに還元性水を供給する循環ポンプ(第2還元性水
供給手段)1と、冷却器7から排出された還元性水を冷
却する還元性水用クーラ(還元性水冷却手段)2と、還
元性水製造手段3と、循環ポンプ1、還元性水用クーラ
ー2及び還元性水製造手段3を循環系を形成するように
連接する循環配管4(第2還元性水循環配管)とで形成
されている。この熱交換用水供給装置10dにおいて、
第2の系Aを循環する還元性水の温度は、第1の系Bを
循環する還元性水の温度よりも低い。なお、符号74は
逆止弁である。図5において、先ず、第2の系A内の還
元性水用クーラー2で10℃程度に冷却された還元性水
は、循環配管4、冷却水供給口62から還元性水供給側
配管70及びポンプ64を通って第1の系B内の冷却器
7に供給される。冷却器7は、例えばマイクロ波発振器
やドライポンプなどが有する冷却が必要な負荷部品など
である。冷却器7中を流れる還元性水温度を温度センサ
ー65にて常時モニタする。冷却器7から出た還元性水
の一部は循環配管67及び還元性水排出側配管66を通
り、冷却水排出口68から第2の系A内の循環配管4に
入る。温度センサー65でモニタした温度が許容設定温
度以上になると、その温度信号を電気信号に変換し、制
御回路、駆動回路等を介して、流量調節バルブ63の開
度を大きくするようにする。弁の開度が大きくなること
により、循環ラインに流れ込む還元性水量が大きくな
り、その結果、冷却器7中を流れる還元性水の温度が下
がる。被冷却体71の温度が許容設定温度以下になる
と、流量調節バルブ63の開度を小さくし、還元性水量
を制限する。この結果、被冷却体71を冷却するために
使用する還元性水量を常に最小の値とすることができ
る。また、装置によっては常に動作しているとは限ら
ず、アイドリング状態で負荷が掛かっていない状態もあ
る。そのような場合においても、本実施の形態例によれ
ば、アイドリング状態のときには還元性水を殆ど流さな
いので、還元性水が無駄になることはない。
【0032】次に、本発明の第5の実施の形態における
熱交換用水供給装置を図6を参照して説明する。図6は
本実施の形態例を示すフロー図である。図6中、図5と
同一構成要素には同一符号を付してその説明を省略し、
異なる点について主に説明する。すなわち、本実施の形
態例の熱交換用水供給装置10eにおいて、図5と異な
る点は、図5の熱交換用水供給装置10dの第1の系B
内に設置されている冷却器7を、複数台(4台)使用
し、これを直列・並列に接続した点及び温度センサ65
の設置位置を冷却器7の手前の配管として該配管内を流
れる還元性水の温度をモニターするようにした点にあ
る。本実施の形態例では、熱負荷が増大するので、流量
調節バルブ63は大流量まで可変可能なタイプを用いる
ことが必要である。本実施の形態例の熱交換用水供給装
置10eによれば、最小の冷却水で均熱性のよい冷却シ
ステムが実現できる。
【0033】次に、本発明の第6の実施の形態における
熱交換用水供給装置を図7を参照して説明する。図7は
本実施の形態例を示すフロー図である。図7中、図5と
同一構成要素には同一符号を付してその説明を省略し、
異なる点について主に説明する。すなわち、本実施の形
態例の熱交換用水供給装置10fにおいて、図5と異な
る点は、図5の熱交換用水供給装置10dの第1の系B
の循環配管67の途中に冷却された還元性水を蓄える密
閉系のバッファータンク(冷却水タンク)69を設けた
点及び冷却水排出側配管66に逆止弁50を設けた点に
ある。すなわち、熱交換用水供給装置10fは被冷却体
71を急速冷却する必要がある場合に適する。すなわ
ち、装置の使用していないアイドリング状態のときは流
量調節バルブ63はほとんど閉められた状態で、バッフ
ァータンク69に多量の還元性水を予め溜めておく。装
置を使用する際、ポンプ64を作動させ、バッファータ
ンク69内の還元性水を急速に循環させる。冷却された
還元性水は冷却器7を通り、一部は逆止弁50及び冷却
水排出側配管66を通って還元性水排出口68から第2
の系の循環配管4に流れ、残りは循環配管67へと流れ
る。その際、温度センサ65にて冷却器7を流れる還元
性水温度をモニタしている。装置が稼働するに従って還
元性水の温度が上昇し、設定許容温度を超えた場合に
は、その温度シグナルを帰還させ、流量調節バルブ63
を開けて新たな還元性水を導入する。予め、還元性水を
多量に溜めてあるため、半導体製造プロセスにおける急
速熱処理炉のように急速冷却が必要な場合にも適用可能
である。装置運転が終了した後、流量調節バルブ63を
全開にした状態でポンプ64を作動させ、次の装置運転
に備えて、バッファータンク69に新たに冷却された還
元性水を溜める。また、冷却された還元性水をバッファ
ータンク69に溜めている状況のときは、高温側からの
還元性水流入を阻止するために逆止弁50を付けること
により、バッファータンク69内の水温を流入時の状態
に保持できるようにしている。
【0034】上記の第4、第5及び第6の実施の形態例
において、第2の系Aは上記の例に限定されず、例えば
図2に示す熱交換用水供給装置10bにおいて、冷却器
7が除去された循環系や図3に示す熱交換用水供給装置
10cにおいて、冷却器7が除去された循環系であって
もよい。
【0035】次に、本発明の第7の実施の形態における
熱交換体冷却装置を図8を参照して説明する。図8は本
実施の形態例を示すフロー図である。図8中、図5と同
一構成要素には同一符号を付してその説明を省略し、異
なる点について主に説明する。すなわち、本実施の形態
例の熱交換体冷却装置10gにおいて、図5と異なる点
は、図5の熱交換用水供給装置10dの第2の系Aを第
1の系Bに冷却水を供給できるもの(冷却水供給システ
ム)であれば、特に制限されないものとした点である。
すなわち、本実施の形態例において、冷却水供給システ
ムは実質的に密閉系であっても、密閉系でなくともよ
い。また、ここでの冷却水としては、特に制限されず、
水道水、河川水、工業用水及びこれらの水から粒子成分
及び次亜塩素酸又は次亜塩素酸ナトリウム等の酸化剤を
除去した濾過水及びこれらの水からイオン及び非イオン
性物質を除去する純水製造装置により処理された純水、
並びに上記の還元性水が挙げられる。還元性水として
は、前記と同様のものが挙げられる。
【0036】図8において、冷却器7を流れる冷却水温
度を温度センサ65にて常時モニターする。図では省略
する冷却水供給システムにおける冷却水用クーラーで1
0℃程度に冷却された冷却水は、冷却水供給配管4aを
通り、冷却水供給口62、流量調節バルブ63、ポンプ
64を介して冷却器7まで導入される。冷却器7から出
た冷却水の一部は冷却水循環配管67に入り、残りは冷
却水排出口68から出て、冷却水排出配管66aに入
る。温度センサ65でモニタした温度が許容設定温度以
上になると、その温度信号を電気信号に変換し、制御回
路、駆動回路等を介して、流量調節バルブ63の開度を
大きくしようとする。バルブ開度が大きくなることによ
り、循環ラインに流れ込む冷却水量が大きくなり、その
結果、冷却器7中を流れる冷却水の温度が下がる。被熱
交換体の温度が、許容設定温度以下になると、流量調節
バルブ63の開度を小さくし、冷却水量を制限する。こ
の結果、熱交換器7を冷却するのに冷却量を常に最小の
値にすることができる。また、装置によっては常に動作
しているとは限らず、アイドリング状態で負荷が掛かっ
ていない状態もある。そのような場合においても、本実
施の形態例によれば、アイドリング状態のときには冷却
水を殆ど流さないので、冷却水が無駄になることはな
い。なお、図8中、符号73は断熱材である。
【0037】次に、本発明の第8の実施の形態における
熱交換体冷却装置を図9を参照して説明する。図9は本
実施の形態例を示すフロー図である。図9中、図6と同
一構成要素には同一符号を付してその説明を省略し、異
なる点について主に説明する。すなわち、本実施の形態
例の熱交換体冷却装置10hにおいて、図6と異なる点
は、図6の熱交換用水供給装置10eの第2の系Aを第
1の系Bに冷却水を供給できるもの(冷却水供給システ
ム)であれば、特に制限されないものとした点である。
すなわち、本実施の形態例において、冷却水供給システ
ムは実質的に密閉系であっても、密閉系でなくともよ
く、また、冷却水の例示などは前記第7の実施の形態例
と同様である。本実施の形態例の熱交換体冷却装置10
hによれば、最小の冷却水で均熱性のよい冷却システム
が実現できる。
【0038】次に、本発明の第9の実施の形態における
熱交換体冷却装置を図10を参照して説明する。図10
は本実施の形態例を示すフロー図である。図10中、図
7と同一構成要素には同一符号を付してその説明を省略
し、異なる点について主に説明する。すなわち、本実施
の形態例の熱交換用水供給装置10iにおいて、図7と
異なる点は、図7の熱交換用水供給装置10fの第2の
系Aを第1の系Bに冷却水を供給できるもの(冷却水供
給システム)であれば、特に制限されないものとした点
である。すなわち、本実施の形態例において、冷却水供
給システムは実質的に密閉系であっても、密閉系でなく
ともよく、また、冷却水の例示などは前記第7の実施の
形態例と同様である。本実施の形態例は第6の実施の形
態例と同様の効果を奏する。
【0039】本発明において、還元性水供給手段及び冷
却水供給手段としての循環ポンプは、通常使用される公
知のものでよいが、循環ポンプのモーター部とインペラ
ー部のシール部において、熱交換用水又は冷却水と大気
とが接触しない構造のものが好適である。かかるシール
部のシール構造は、不活性ガスをシール部に導入するも
のであってもよい。
【0040】
【実施例】次に、実施例を挙げて本発明を更に具体的に
説明するが、これは単に例示であって、本発明を制限す
るものではない。 実施例1 図2に示すようなフローの熱交換用水供給装置(循環系
は密閉系)を用い、下記装置仕様、運転条件及び表1に
示す循環水水質のもので循環供給を行った。30日間の
連続運転経過後の結果を表1に示す。なお、循環水水質
は、図2中のC点でのサンプリングを行い分析した結果
である。
【0041】・冷却器の被熱交換体:半導体製造装置の
発熱部 ・配管材料:ステンレスブライトアニール管、3/8イ
ンチ径 ・配管全長:150m ・脱気器:ガス透過膜を用いた真空脱気 ・水素ガス溶解法:ガス透過膜を用いた膜溶解 ・循環流量:10リットル/分、但し、循環水の全量を
常時脱気器9と水素ガス溶解槽32を通して循環、循環
水の補給と排出は無し ・冷却器による冷却前の還元性水温度:10℃ ・冷却器による冷却後の還元性水温度:23℃ ・原水の金属濃度:0.25μgFe/L ・原水の生菌数:2個/mL ・循環時間:30日 ・評価:30日経過後の循環系配管内表面状態及び還元
性水の水質分析
【0042】
【表1】
【0043】注)表中、実施例及び比較例における上段
欄は運転中の循環水の水質及び脱気、水素溶解の有無を
示し、実施例及び比較例における下段欄は運転30日後
の結果を示す。なお、記号の意味は次の通りである。 ○・・・配管内面にあれ無し △・・・配管内面にややあれ有り ×・・・配管内面にあれ有り
【0044】参考例 図8に示すようなフローの熱交換体冷却装置10gを用
い、所定の期間に使用(消費)する冷却水の量を計測す
ると共に、冷却器7の冷却水供給側平均温度(T1 )と
排出側平均温度(T2 )を測定した。また、比較のた
め、熱交換用水供給装置10gにおいて、温度センサを
省略した従来の熱交換用水供給装置を用い同様の条件で
運転を行い、同様の期間に使用(消費)する冷却水の量
を計測すると共に、冷却器7の冷却水供給側平均温度
(T3 )と排出側平均温度(T4 )を測定した。その結
果、従来例の熱交換体冷却装置の還元性水使用量100
に対して、図8に示すようなフローの熱交換体冷却装置
10gの還元性水使用量は相対値で36であり、冷却水
の使用量は60%以上低減されていることが判った。ま
た、(T4 −T3 )は約8.0℃であるのに対して、
(T2 −T1 )は約0.2℃であり、温度差は殆どない
ことが判った。このことから、図8に示すようなフロー
の熱交換体冷却装置10gは、冷却器の供給側及び排出
側とで冷却水の温度を均一にすることが可能で、より精
密な温度制御が必要な場合に好適である。
【0045】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、接液部の金属
材料の酸化腐食を確実に防止することができると共に、
還元性下で生息が困難な、生物膜を生じさせる好気性微
生物や藻類の発生を極めて効果的に抑制することができ
る。請求項2の発明によれば、還元性水として水素溶解
水を使用する場合、所望の標準酸化還元電位を有する還
元性水が得られ、確実に接液部の金属材料の酸化腐食を
防止することができる。更に、半導体製造設備の冷却系
に要求される冷却効率の維持などを長期間に亘って安定
して保持でき、信頼性のある冷却系を構築できる。請求
項3の発明によれば、所望の標準酸化還元電位を有する
還元性水が得られ、還元性水とする水中に溶存する酸化
性物質である溶存酸素を低減できるため、接液部の金属
材料の酸化腐食を確実に防止することができる。請求項
4の発明によれば、従来では購入コストや保管スペース
を要し、環境への影響が懸念される薬剤を使用すること
なく、簡便な方法で得られる還元性水で、環境負荷を低
減でき配管材料の腐食及び生物膜抑制が可能となる。請
求項5〜7の発明によれば、前記発明が奏する効果を確
実に実現すると共に、簡便な装置の設置でよいため、大
掛かりな設備投資に伴うコスト上昇を抑制でき、長期間
に亘って冷却効率を安定なものとすることができる。更
に、循環系と位置的に離れた場所で小規模な還元性水製
造装置を設置することができ、既存の冷却水供給設備の
改造も容易で、簡便な工事で済む。請求項8〜12の発
明によれば、熱負荷が個々の装置で変動しても、個別に
温度制御に基づく熱交換水流量制御を行うことにより、
冷却水コストの削減に寄与できる。また、冷却水を循環
することにより、熱負荷内部の均熱性にも寄与できる。
請求項13の発明によれば、循環系の熱交換用水及び冷
却水の温度を一定に保ことが可能となる。請求項14の
発明によれば、循環水の水質劣化などに伴う、一部又は
全部の入替えが可能となる。請求項15の発明によれ
ば、その検知結果に基づいて、例えば水素溶解量を制御
するため、冷却水の還元性や水素濃度が監視可能であ
り、且つ所定の状態に保持することが容易となる。ま
た、必要なだけの水素ガス添加によって、無駄な水素ガ
スの使用を防ぐこともできる。請求項16の発明によれ
ば、循環系の2次熱交換用水のみではなく、2次熱交換
水の熱を熱交換するための1次冷却水系統も含めて生菌
抑制及び腐食防止を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における熱交換用水
供給装置のフロー図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態における熱交換用水
供給装置のフロー図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態における熱交換用水
供給装置のフロー図である。
【図4】溶存水素濃度と標準酸化還元電位の関係を示す
図である。
【図5】本発明の第4の実施の形態における熱交換用水
供給装置のフロー図である。
【図6】本発明の第5の実施の形態における熱交換用水
供給装置のフロー図である。
【図7】本発明の第6の実施の形態における熱交換用水
供給装置のフロー図である。
【図8】本発明の第7の実施の形態における熱交換用水
供給装置のフロー図である。
【図9】本発明の第8の実施の形態における熱交換用水
供給装置のフロー図である。
【図10】本発明の第9の実施の形態における熱交換用
水供給装置のフロー図である。
【図11】従来の熱交換用水供給装置のフロー図であ
る。
【符号の説明】
1、51 循環ポンプ(還元性水供給手段) 2、52 クーラー(還元性水用クーラー)(還元
性水冷却手段) 3 還元性水製造装置(還元性水製造手段) 4、54、67 循環配管 4a 冷却水供給側配管 5 標準酸化還元電位計 6 溶存水素濃度計 7、57 熱交換器(冷却器) 9 脱気器 10a〜10f 熱交換用水供給装置 21、521 冷却用水 31 水素ガス発生器 32 水素ガス溶解槽 41、42、43、55、56、81、82 配管 50、74 逆止弁 61 前処理装置 62 冷却水供給口 63 流量調節バルブ 64 ポンプ 65 温度センサ 66 還元性水排出側配管(冷却水排出側配
管) 68 冷却水排出口 69 冷却された還元性水のバッファータン
ク(冷却タンク) 70 還元性水供給側配管(冷却水供給側配
管) 71、571 被熱交換体 73 断熱材 A 第2の系 B 第1の系 C サンプリング場所
フロントページの続き (71)出願人 000205041 大見 忠弘 宮城県仙台市青葉区米ケ袋2―1―17― 301 (71)出願人 000005452 日立プラント建設株式会社 東京都千代田区内神田1丁目1番14号 (71)出願人 000001317 株式会社熊谷組 福井県福井市中央2丁目6番8号 (71)出願人 000206211 大成建設株式会社 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 (71)出願人 000169499 高砂熱学工業株式会社 東京都千代田区神田駿河台4丁目2番地8 (72)発明者 今岡 孝之 東京都江東区新砂1丁目2番8号 オルガ ノ株式会社内 (72)発明者 森田 博志 東京都新宿区西新宿三丁目4番7号 栗田 工業株式会社内 (72)発明者 杉山 勇 神奈川県厚木市岡田2丁目9番8号 野村 マイクロ・サイエンス株式会社内 (72)発明者 大見 忠弘 宮城県仙台市青葉区米ケ袋2の1の17の 301 (72)発明者 平山 昌樹 宮城県仙台市青葉区荒巻字青葉05 東北大 学大学院工学研究科電子工学専攻内 Fターム(参考) 4D037 AA03 BA23 BB01 BB02 CA09 4D050 AA04 BA04 BA06 BA14 BD03 BD04 BD06 BD08 CA03

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機械設備、空気、液体等の被熱交換体と
    熱交換を行う熱交換用水であって、標準酸化還元電位が
    標準水素電極を基準電極としてゼロ又は負の還元性水で
    あることを特徴とする熱交換用水。
  2. 【請求項2】 前記還元性水は、水に水素ガスを溶解し
    た水素溶解水であり、標準酸化還元電位が標準水素電極
    を基準電極として−0.3V以下で、且つ溶存酸素濃度
    が3mg/リットル以下であり、更に溶存水素濃度が0.
    1mg/リットル以上であることを特徴とする請求項1記
    載の熱交換用水。
  3. 【請求項3】 前記還元性水は、脱気水に還元剤を溶解
    したものであり、標準酸化還元電位が標準水素電極を基
    準電極として−0.3V以下で、且つ溶存酸素濃度が3
    mg/リットル以下であることを特徴とする請求項1記載
    の熱交換用水。
  4. 【請求項4】 電子部品部材類製造装置の熱交換器の冷
    却に使用される冷却水であることを特徴とする請求項1
    〜3のいずれか1項記載の熱交換用水。
  5. 【請求項5】 機械設備、空気、液体等の被熱交換体と
    標準酸化還元電位が標準水素電極を基準電極としてゼロ
    又は負の還元性水とで熱交換を行う熱交換器と、該熱交
    換器に前記還元性水を供給する還元性水供給手段と、前
    記還元性水を冷却する還元性水冷却手段と、前記熱交換
    器、前記還元性水供給手段及び前記還元性水冷却手段で
    循環系を形成するように連接する還元性水循環配管を有
    し、該還元性水の循環系が実質的に密閉系であることを
    特徴とする熱交換用水供給装置。
  6. 【請求項6】 前記還元性水循環配管の途中、もしくは
    前記還元性水循環配管から一部を分岐し、再度当該還元
    性水循環配管に連接するバイパス配管の途中に前記還元
    性水を製造する還元性水製造手段を配置したものであ
    り、且つ前記還元性水製造手段と前記バイパス配管を含
    めた還元性水の循環系が実質的に密閉系であることを特
    徴とする請求項5記載の熱交換用水供給装置。
  7. 【請求項7】 前記還元性水循環配管に連接する配管途
    中に前記還元性水を製造する還元性水製造手段を備える
    外部配管を有し、前記還元性水製造手段を備える外部配
    管を含めた還元性水の循環系が実質的に密閉系であるこ
    とを特徴とする請求項5記載の熱交換用水供給装置。
  8. 【請求項8】 冷却水を供給する冷却水供給手段と、機
    械設備、空気、液体等の被熱交換体と冷却水とで熱交換
    を行う熱交換器と、該冷却水供給手段と前記熱交換器で
    循環系を形成するように連接する冷却水循環配管を有
    し、該冷却水循環配管に冷却水を取り込む冷却水供給口
    と、冷却水を排出する冷却水排出口と、前記冷却水供給
    口から前記冷却水循環配管に流れる冷却水の流量を調節
    するための流量調節バルブと、前記冷却水供給口から前
    記冷却水循環配管へ当該冷却水循環配管中を循環してい
    る冷却水の温度よりも温度が低い冷却水を供給し、前記
    冷却水排出口から流出した冷却水が冷却手段にて冷却さ
    れた後に再び前記冷却水供給口から流入するように構成
    された冷却水供給システムを備え、前記冷却水循環配管
    中を流れる前記冷却水の温度を所望の温度に制御する目
    的で前記流量調節バルブを通過する前記冷却水の流量を
    制御する制御手段を備えたことを特徴とする熱交換用水
    供給装置。
  9. 【請求項9】 更に、前記冷却水循環配管に冷却水タン
    クを設けたことを特徴とする請求項8記載の熱交換用水
    供給装置。
  10. 【請求項10】 前記冷却水は、標準酸化還元電位が標
    準水素電極を基準電極としてゼロ又は負の還元性水であ
    り、且つ前記冷却水の循環系が実質的に密閉系であるこ
    とを特徴とする請求項8又は9記載の熱交換用水供給装
    置。
  11. 【請求項11】 還元性水を製造する還元性水製造手段
    を前記冷却供給システムに直列、並列又は系外に設置
    し、前記還元性水製造手段を含めた冷却水の循環系が実
    質的に密閉系であることを特徴とする請求項8〜10の
    いずれか1項に記載の熱交換用水供給装置。
  12. 【請求項12】 前記冷却水排出口から前記冷却水循環
    配管へ冷却水が逆流しないように、前記冷却水排出口に
    逆止弁を備えたことを特徴とする請求項8〜11のいず
    れか1項に記載の熱交換用水供給装置。
  13. 【請求項13】 前記還元性水循環配管又は前記冷却水
    循環配管周囲に断熱材を備えたことを特徴とする請求項
    5〜12のいずれか1項に記載の熱交換用水供給装置。
  14. 【請求項14】 更に、前記循環系の循環水の一部又は
    全部を該循環系外に排出する排出配管及び/又は循環水
    調整用の補給水を補給する補給配管を有することを特徴
    とする請求項5〜13のいずれか1項記載の熱交換用水
    供給装置。
  15. 【請求項15】 更に、還元性水製造手段で製造された
    還元性水の標準酸化還元電位を測定する標準酸化還元電
    位測定手段及び/又は溶存水素濃度を測定する溶存水素
    測定手段を有し、その検知結果に基づいて還元性水の水
    質を制御することを特徴とする請求項6又は7記載の熱
    交換用水供給装置。
  16. 【請求項16】 前記還元性水冷却手段で循環水を熱交
    換する媒体が、標準酸化還元電位がゼロ又は負の還元性
    水であることを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項
    記載の熱交換用水供給装置。
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