JP2000334136A - パチンコ遊技機における上球皿 - Google Patents

パチンコ遊技機における上球皿

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JP2000334136A
JP2000334136A JP11153004A JP15300499A JP2000334136A JP 2000334136 A JP2000334136 A JP 2000334136A JP 11153004 A JP11153004 A JP 11153004A JP 15300499 A JP15300499 A JP 15300499A JP 2000334136 A JP2000334136 A JP 2000334136A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構成の簡素化並びに製作の簡易化を図るよう
にした。 【解決手段】 外枠の開口前面側に配設された前枠の前
面側に、遊技盤Dの透視保護窓である窓枠および上球皿
Eが、横開き形態で開閉可能に組付け整合される。上球
皿Eは、窓枠の下方面域に合わせて開閉および着脱可能
に組付けセットされる。上球皿Eは、合成樹脂成形され
た箱枠状の外郭体16と、同外郭体16の開口内側に嵌
合セットされる合成樹脂成形された球皿本体18とをビ
ス等で組付け整合して、全体が下面を水平にし両端を曲
面状にした流線形状にユニット化される。また両者1
6,18の裏面に合わせて、横長方形状に合成樹脂成形
された開閉支板20がビス等で取着されて単一化され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、機内の遊技盤内
でパチンコゲームを展開し得るパチンコ遊技機に実施さ
れて、パチンコゲームに使用される球を受入れ得る上球
皿に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の遊技機の代表例の一つである一
般的なパチンコ機では、ゲーム開始操作に基づく打球発
射装置と球送り装置との関連作動において、上球皿内の
遊技球を1球ずつ機内の発射部位に送込むと共に遊技面
内に打出してゲームを遂行し得、ゲーム中に発生したセ
ーフ球に対する褒賞として、裏側の機構セット盤の賞球
排出部から払出された賞球について、主経路から上球皿
へ優先的に通出して収容し得ると共に、この上球皿およ
び主経路側での充満時以後に溢れ出る余剰賞球を、裏側
の副経路を介して下球皿へ通出して順次収容(貯留)し得
るようになっている。
【0003】このような遊技機にあって、前記上球皿に
ついては一般的な形態として、合成樹脂成形された複数
の皿構成部品を組合わせて一つの皿部材にユニット化さ
れると共に、薄肉金属成形製の開閉セット板の前面に装
着セットされて、単一の上皿部材として取扱い得るよう
構成される。そうして前枠に対する上球皿の組付けにお
いては、開閉セット板の左端部に設けた連結支持手段を
介して前枠に横開き形態で開閉可能に連結されると共
に、開閉セット板の右端部に設けた施錠係合部を前枠の
施錠手段で施錠して閉成状態に保持されるようになって
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで前述した従来
の遊技機において、前枠に装備される上球皿では、ユニ
ット化された皿部材が合成樹脂成形製であるのに対し、
前枠に対する取付部材としての開閉セット板が薄肉金属
成形製とされているため、材質の異なる部品の製作に手
間が掛かる難点がある。また機種変更等により遊技機を
廃棄する場合、金属を材質とする開閉セット板と、合成
樹脂を材質とする皿部材とを纏めて廃棄することは、近
年の環境問題の視点から好ましくなく、分別して廃棄、
または再利用することが要求されており、従来の上球皿
では廃棄または再利用時に分別する手間が掛かってい
た。
【0005】前記上球皿では、前枠側からの賞球を皿部
材における球皿本体に受入れるために、前枠側の賞球用
排出口と球皿本体の球受け部とを連絡する連絡筒部が必
要であり、従来の上球皿では連絡筒部を開閉セット板と
は別の部材に形成していた。すなわち、上球皿を構成す
る部品点数が多くなって、製造工程段階での組付け工数
が増えると共に、部品の保管・管理等が煩雑となる難点
が指摘される。
【0006】
【発明の目的】本発明は、前述した課題を解決するべく
新規に提案されたものであって、構成の簡素化並びに製
作の簡易化を図り得るようにしたパチンコ遊技機におけ
る上球皿を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決し、
所期の目的を好適に達成するため、本発明に係るパチン
コ遊技機における上球皿は、外枠に組付けられる前枠の
前側に窓枠と上球皿が開閉可能に装備され、機内にセッ
トされた遊技盤内でパチンコゲームを展開し得る遊技機
において、前記上球皿は、横長方形状に樹脂成形されて
裏側に前枠側に対する連結支持手段および施錠係合部を
有する1枚の開閉支板と、球受け部および球整列部を含
む所要形状に樹脂成形されて開閉支板前側に合わせて組
付けられる球皿本体と、所要外形に樹脂成形されて開閉
支板および球皿本体の前側に合わせて組付けられる外郭
体とにより構成されると共に、前記開閉支板の所要部位
に、前記窓枠下縁と噛合い状に整合し得る整合縁と、賞
球用の排出樋部および電気配線用の処理部を形成すると
共に、前記球皿本体の球整列部と連絡して開閉支板裏側
に装着される球送り手段側へ球を送出し得る球出口を形
成したことを特徴とする。
【0008】
【作用】前枠に開閉可能に装備される上球皿は、樹脂成
形された開閉支板、球皿本体および外郭体から構成され
る。すなわち、上球皿は同一材質の部品から構成され、
各部品の製作が簡略化されると共に、廃棄や再利用に際
しての分別の手間が省かれる。また開閉支板に賞球用の
排出樋部や電気配線用の処理部等を形成することで、排
出樋部を独立した別部材に形成する必要はなく、部品点
数を低減して構成の簡素化が図られる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るパチンコ遊技
機における上球皿につき、好適な実施例を挙げて、添付
図面を参照しながら以下詳細に説明する。なお本実施例
では、機裏側の貯留パチンコ球を、パチンコゲーム中の
入賞成立(セーフ球発生)に対する賞球として払出し得る
一方、遊技用の球貸し操作に対する貸し球として払出し
得るタイプのパチンコ機が前提とされる。
【0010】本実施例のパチンコ機Pは、その基本的構
成の概要として、図1に略示するように、外郭用の固定
機枠をなす縦長矩形状の外枠Aの開口前面側に、各種の
遊技用構成部材を搭載セットする搭載用の開閉機枠をな
す縦長方形の前枠Bが、正面左側の連結手段により着脱
および開閉可能に組付け支持されると共に、正面右側の
施錠手段により閉鎖状態に保持される。この前枠Bの前
面側に、遊技盤Dの透視保護窓である窓枠Cと、上球皿
Eとが、横開き形態で開閉可能に組付け整合される。ま
た、前枠Bの下部に下球皿Fおよび打球発射装置G等が
装着セットされ、更に前枠Bの裏側に各種の球経路およ
び球処理・払出部等を備えた機構セット盤(図示せず)が
セットされ、これにより一台のパチンコ機Pが構成され
る。なお、貸し球の払出し制御に必要とされる球貸しシ
ステム(カード式)を構成するカードユニットJが、パチ
ンコ機Pの側方(外枠Aの隣接部位)に設置されて各電子
制御部と接続されている。
【0011】前記前枠Bでは、全体が合成樹脂成形され
たタイプにおいて、内側に窓枠口を開口した枠体と、こ
の枠体の裏側に一体成形されて窓枠口の正面内部に臨む
遊技盤用のセット口を開口した保持枠とが、前後に連設
された内外二重枠形態とされる。そして枠体において
は、窓枠口の下部に下球皿Fおよび打球発射装置Gの一
部等を設置するための設置盤が成形され、一方保持枠に
おいては、窓枠口の下部内側に位置する遊技補助盤10
(図9参照)が一体成形されており、この補助盤10の上
端縁を基準にしてセット口が開口されて、遊技盤Dを着
脱可能に収容セットし得るようになっている。ちなみに
前枠Bは、枠体で構成されるタイプのものとして、窓枠
口の裏側に別成形された保持枠を整合固定するものであ
ってもよい。また、遊技補助盤10の前面右側に発射レ
ール(図示せず)がセットされると共に、前面左側にスピ
ーカ12等を組込んだケース14がセットされる。
【0012】(上球皿の全体構成について)前枠Bの下部
前側に装備される上球皿Eは、窓枠Cの下方面域に合わ
せて開閉および着脱可能に組付けセットされている。こ
の上球皿Eは、図2〜図6に示すように基本的な構成と
して、合成樹脂成形された基本構成部材である箱枠状の
外郭体16と、同外郭体16の開口内側に嵌合セットさ
れる合成樹脂成形された球皿本体18とをビス等で組付
け整合して、全体が下面を水平にし両端を曲面状にした
流線形状にユニット化されており、この両者16,18
の裏面に合わせて、横長方形状に合成樹脂成形された開
閉支板20がビス等で取着されて単一化されている。そ
して、該上球皿Eの全体が、前記前枠Bの前面左右の幅
に整合するサイズに構成してある(図5参照)。
【0013】(開閉支板について)前記開閉支板20の左
端部裏面に、上球皿Eの着脱開閉用の連結支持手段22
が配設され、該連結支持手段22を介して上球皿Eが前
枠Bに対して横開き形態で開閉自在に連結支持されるよ
うになっている。また開閉支板20の右端近傍の裏面
に、上球皿Eの施錠用の施錠係合部24が配設され、前
枠Bに配設した施錠手段(図示せず)に係脱可能に係合し
て、当該上球皿Eを閉成状態に保持するよう構成され
る。なお、前記連結支持手段22の前出部分は、外郭体
16における本体部54(後述)の左端部に形成された平
面U字状の逃し口75内に位置するようになっている。
【0014】前記開閉支板20は、窓枠Cの下部面域に
整合する横長方形サイズにされると共に、その左右両端
および下端が、外郭体16の左右および下端縁に形成さ
れた縁部58,58,58,56a(後述)の内側に整合し
て位置決めセットされている。また開閉支板20の裏面
には、球皿本体18に対する取付ボス26や補強リブ2
8が形成されて、該支板自体の強度を確保するようにな
っている。更に、開閉支板20の上端縁に沿って形成さ
れた整合縁30が、前記窓枠C下縁と噛合い状態で整合
し得るよう構成してある(図7,図8参照)。なお、開閉
支板20の裏面には、図示しないスイッチの設置部31
が形成されるが、該設置部31や前記補強リブ28等
は、必要に応じて設ければよいものであって、省略する
ことも可能である。
【0015】前記開閉支板20の左端部近傍には、前枠
B側の賞球用排出口(図示せず)と球皿本体18の後述す
る球受け部40とを連絡する賞球用の排出樋部32が一
体成形されている。また開閉支板20の右端部近傍に
は、球皿本体18の球整列部41(後述)の傾斜下端に設
定される通出部53と連絡する球出口34が形成され、
球皿本体18に貯留されているパチンコ球を、球出口3
4を介して後述する球送り装置(球送り手段)36側へ送
出し得るよう構成される。更に、開閉支板20における
排出樋部32の形成位置の近傍に、前記前枠Bの遊技補
助盤10にセットしたスピーカ12に対する音声用の放
出口35が形成されている(図9および図10参照)。
【0016】また前記開閉支板20の裏面には、図6に
示す如く、前記球出口34に合わせて球送り装置(球送
り手段)36がビス止めセットされている。この球送り
装置36は、前記打球発射装置G側の打球作動とタイミ
ングを合わせて球送り作動を行ない得る電動制御形態の
ものであって、全体がカセット形式に構成・取扱い得る
ようになっている。そして、球出口34から球送り装置
36に通入したパチンコ球を、1球ずつ発射レール側へ
送出し得るよう構成される。
【0017】前記開閉支板20の裏面には、前記球送り
装置36の電気配線36aを係合支持する複数の処理部
(フックやホルダー等)37が形成され、該電気配線36
aの処理を好適に行ない得るようになっている。また開
閉支板20の裏面上部には、補強および静電気対策のた
めの鉄板からなる保護板38が配設されている。なお、
この保護板38は、開閉支板20の前面が露出する部分
に対応して配設され、合成樹脂成形された該開閉支板2
0にキリ等の工具で穴をあけて不正行為に及ぶのを防止
する機能も有する。
【0018】(球皿本体について)合成樹脂成形された前
記球皿本体18では、図4に示す如く、図示形状の枠体
部39に成形された皿部として、球受け部40と金属製
のレール41aを敷設した整列送出部41とが一連の勾
配で成形されており、この送出部41の下流端に設定さ
れて前記球出口34に連通する通出部53に対して後述
する球抜き部45が付設されている。また枠体部39の
前面には、後述する球貸し操作部62を支持するための
支持部42,42が形成されると共に、球抜き操作装置
(球抜き操作手段)43の取付用の爪部44が複数形成さ
れる。なお、通出部53の上方には、整列送出部41か
ら通出部53に向けて流れるパチンコ球が上方に盛り上
がるのを防止する規制部76が形成してある。
【0019】前記上球皿Eにおける球抜き部45は、球
皿本体18内のパチンコ球を下球皿Fへ直接的に抜出す
形態のものであって、球皿本体18と外郭体16との右
側空間部内に組込まれている。すなわちこの球抜き部4
5では、図8に示すように、球皿本体18の枠体部39
裏側に成形されて前記通出部53と縦通して上球皿Eの
底部まで延在する球抜き路46と、枠体部39前面に固
定される球抜き操作装置43とから構成されている。そ
して、通出部53の隣接部位に形成された取着セット部
47における前記球出口34より下方に臨む位置に、球
抜き操作装置43の舌片部48の挿通を許容するスリッ
ト口47aが形成されており、また球抜き路45の開口
下端に合わせて外郭体16の底部に出口49が開口され
ている。なお球抜き路45の開口下端は、下球皿Fに連
通する球抜き通入部(図示せず)に整合するようになって
いる。
【0020】前記球抜き操作装置43は、前記外郭体1
6の所定位置に形成された円形凹状の挿通部50に前方
からセットされる押しボタン型の円形状の操作部材51
を備え、前記舌片部48が、ばね52を利用して通常で
は球抜き路45を遮閉した状態に保持されているもと
で、操作部材51の操作により舌片部48を変位させ
て、通出部53と球抜き路46とを開放連通し得るよう
になっている。
【0021】(外郭体について)合成樹脂成形された前記
外郭体16は、図4に示す如く、両端を略左右対称の曲
面状にした流線形状の本体部(正面部)54と、該本体部
54の上部にビス着される上板部55および本体部54
の下部にビス着される底板部(底面部)56とから構成さ
れる。なお、実施例では本体部54が更に上下2つの部
材54a,54bに分割可能に構成されて、その色を変
更可能になっている。また外郭体16については、本体
部54、上板部55および底板部56を分割すること
で、各部の色を変えて視覚的な効果を得ることができる
が、各部を同一色とすれば一体成形可能である。
【0022】前記本体部54の正面右側に、前記球抜き
操作装置43の操作部材51をセットする挿通部50が
形成されると共に、正面左側には、前記スピーカ12に
対する音声用の多数の透過孔57(図9および図10参
照)が形成されている。なお、実施例の本体部54は略
左右対称に形成されているから、正面右側にも透過孔5
7が形成してある。また本体部54の左右および下の各
縁には、裏側に延出する縁部58,58,58が形成さ
れ、該縁部58,58,58の内側に、前記開閉支板20
の左右および下端縁が当接位置決めされるようになって
いる。更に、本体部54の左端部に平面U字状の逃し口
75が形成され、該逃し口75内に前記連結支持手段2
2の前出部が位置するよう構成される。この本体部54
の左右端部は、裏側から前側に向けて内側に傾斜するテ
ーパが形成され、その裏側端の幅寸法が、前記前枠Bの
前側端の幅寸法と略同一に設定されている。ちなみに、
前枠Bの左右端部にも、裏側から前側に向けて内側に傾
斜するテーパが付されている。
【0023】前記本体部54には、当該パチンコ機にお
けるゲーム制御用(図柄停止用、ゲーム精算用)、電気部
材や電子制御機器に対するリセット用(具体例の一つと
して、打球発射装置Gの打球励磁力の強弱切換え調整設
定を含む)、あるいは遊技者による異常連絡用等のスイ
ッチ手段としてのスイッチ操作部59が設けられて、必
要に応じて選択使用可能とされている。このスイッチ操
作部59は、図9に示すように、本体部54の正面左端
近傍に成形されたスイッチ装着部60に組付けた押しボ
タン61を指先で後側へ押込むことにより、本体部裏側
に保持した所要のスイッチ(図示せず)を作動操作し得る
よう構成される。なおスイッチの配線は、前記開閉支板
20左部の放出口35を通して前枠Bの裏側に引出され
る。またこのスイッチは、不要な場合には本体部54か
ら取外し得るようになっており、これに合わせて押しボ
タン61は、同形装飾用の擬似ボタンと交換されるよう
になっている。
【0024】前記上板部55には、球貸し機能を備えて
いるパチンコ機にあって、球貸し媒体としての所要カー
ド(図示しない)を利用して当該パチンコ機の裏側内に貯
留されているパチンコ球(賞品球とも兼用される)を遊技
用貸し球として遊技者側に貸出す操作をなすための球貸
し操作部62が設けられている。すなわち、図4および
図11,図12に示す如く、上板部55の右側にセット
口63が形成され、このセット口63に対して透視可能
なセット板64が外郭体16の底板部56側から工具6
5を利用して組付け、組外し操作により着脱可能に整合
される。このセット板64の裏側にビス等で分離可能に
取着(結合)される制御基板(基板)66に、カードの球貸
し保有金額(残高を含む)を表示する表示部67と、球貸
し操作用の貸出しスイッチ68と、カード返却操作用の
返却スイッチ69が夫々配設されて、セット板64の透
視窓部64aおよび両側の口64b,64bに臨んでい
る。なお、前記セット板64は、前記セット口63に整
合し得る形状に樹脂成形されると共に、前記制御基板6
6はセット口63に対して出し入れし得る形状サイズに
形成されて、セット板64と共に制御基板66をセット
口63から出し入れ可能に構成してある。ちなみに表示
部67では、カードの保有金額が最高1万円までとされ
た例において、「100の1桁から10000の3桁ま
で」の条件範囲で、100円単位毎に可変表示し得るセ
グメント形態のものとされ、また双方のスイッチ68,
69は、押しボタン形態のものとされている。なお、セ
ット板64は、その底面に突設した取付ボス70,70
を介して球皿本体18の前面に形成された前記支持部4
2,42に支持されるが、該支持部42は外郭体16の
本体部54裏面に形成されたものであってもよい。
【0025】なお、球貸し機能を備えていないパチンコ
機においては、前記セット板64を、スイッチ用の口6
4b,64bが形成されていない同形装飾用の別のセッ
ト板71と交換し得るようになっている。すなわち、前
記セット口63に整合し得る別のセット板71は、該セ
ット板71をセット口63に合わせた状態で、前記支持
部42,42にビス73,73で取着することができる。
また別のセット板71は、表示部67を透視する必要は
ないから、上板部55と同一色で透視が可能でない(非
透明)ものであってもよい。
【0026】前記底板部56の左側には、図10に示す
如く、前記スピーカ12に対する音声用の多数の透過孔
72が形成されている。また前記上板部55に対する球
貸し操作部62の配設位置に対応する底板部56には、
図12に示す如く、前記セット板64を支持部42に着
脱自在に固定する各ビス73の締付けおよび緩み外しを
行なう前記工具65の挿通を許容する操作口74が対応
的に設けられている。なお、底板部56の後端縁は、本
体部54の下端縁部58と同一位置まで延在し、この縁
部56aの内側(上面)に、前記開閉支板20の下端縁が
当接位置決めされるようになっている。
【0027】
【実施例の作用】前述のように構成された本実施例のパ
チンコ機Pは、外枠Aに対する前枠Bに、窓枠C、遊技
盤D、機構セット盤の他に前述した上下の球皿E,Fお
よび打球発射装置Gが装備・セットされて1台単位に構
成される。そしてゲームホール内の設置枠台に所定の傾
き起立姿勢で設置された外枠Aに、前枠B全体が組付け
られることにより、在来のパチンコ機と同様な縦型弾球
遊技機として遊技に供し得る。このもとで通常の打球発
射操作を行なうことにより、上球皿E内のパチンコ球を
球送り装置36により1球ずつ発射レールに送込み、打
球発射装置Gにより打出して、遊技盤D内で所要のパチ
ンコゲームを展開し得る。そして、このゲーム中に発生
したセーフ球に対して機構セット盤の賞球排出装置から
払出された賞品球が、前記開閉支板20の排出樋部32
を介して上球皿E側へ優先的に排出されて皿部内に収容
され、また上球皿E側の充満以後には下球皿F側へ排出
されて皿部内に貯留される。
【0028】そこでこのようなパチンコ機にあって、上
球皿E自体の組付けおよび前枠Bに対する上球皿Eの組
付け並びに実施状況等について説明する。
【0029】前記上球皿Eについては、本体部54に対
して上下に上板部55および底板部56をビス着した外
郭体16に対し、球皿本体18をビス等で組付け整合し
て、全体が下面を水平にし両端を曲面状にした流線形状
にユニット化する。そして、両者16,18の裏面に合
わせて、開閉支板20をビス着して単一化する。上球皿
Eを構成する外郭体16、球皿本体18および開閉支板
20は、同一材質(合成樹脂製)で構成されているから、
その製作が簡単である。また機種変更等により遊技機を
廃棄する場合であっても、上球皿Eの全体が同一材質で
あるから、廃棄または再利用時における分別の手間が省
ける利点がある。
【0030】前記上球皿Eに対する球送り装置36の取
付けについては、前記開閉支板20の裏面の球出口34
に合わせてビス止めセットされ、該球送り装置36の電
気配線36aを該開閉支板20に形成した処理部37に
係合支持することで、該電気配線36aの処理が好適に
なされる(図6参照)。またこの開閉支板20には、前枠
B側の賞球用排出口と球皿本体18の球受け部40とを
連絡する排出樋部32が一体成形されており、該排出樋
部32を備える別部材を必要としないから、上球皿Eを
構成する部品点数を少なくして、組立て工数を低減し得
ると共に部品の保管・管理を簡易化し得る。
【0031】次に、上球皿Eに対する球貸し操作部62
の取付けについては、前記上板部55のセット口63
に、制御基板66をビス着したセット板64を上方から
位置決めセットして、その取付ボス70,70を球皿本
体18の支持部42,42に支持させる(図12参照)。
そして、外郭体18の底板部56の操作口74から挿通
した工具65によりビス73を締付けることにより、上
球皿Eに対して球貸し操作部62が取付けられる。な
お、球貸し機能を備えていないパチンコ機においては、
前記セット板64を別のセット板71と交換することが
できる。しかも、セット板64,71の取付けや交換
は、上球皿Eの構成部材を分解することなく行ない得る
ので簡単かつ短時間で行なうことができる。更には、球
貸し部を具備しない標準タイプの遊技機と、球貸し部を
具備した球貸しタイプの遊技機に対し、セット板64,
71の変更のみで簡単に対応し得る。すなわち、上球皿
を構成する全ての部材を共通とし得るので、全く違う上
球皿を製作する必要はなく、遊技機の製作におけるコス
ト低減が可能になると共に生産計画が立て易い。そし
て、例えば標準タイプとしてゲームホールに設置されて
いる遊技機を、セット板64,71の変更のみで球貸し
タイプの遊技機とすることも可能であり、その逆も勿論
可能である。
【0032】前述のように構成された上球皿Eについて
は、前枠Bに設置された窓枠Cを開放したもとで、簡単
に組付けセットし得る。すなわち上球皿Eの左端部を窓
枠Cと干渉しない所要の向きにしたまま、前記開閉支板
20に配設した連結支持手段22を介して横開き形態で
開閉自在に連結支持され、また窓枠C側の施錠手段に、
開閉支板20の施錠係合部24を係合して閉成状態で施
錠できる。そしてこの組付け状態において上球皿Eは、
下球皿Fの上部に水平姿勢で安定良く載置セットされ
る。これにより球皿本体18の皿部に係る球流れ勾配を
設定通りに維持して良好な球流れを図り得、また球送り
装置36を、発射レールの発射位置や打球発射装置Gの
打球点位置に対して適正な位置、姿勢に保持して的確な
球送りを図ることができる。
【0033】そしてこのような上球皿Eでは、その開閉
について、前記窓枠Cを開放すると共に前述の施錠手段
を解錠したもとで、下球皿Fの上面を利用しながら、連
結支持手段22の連結支点に基いて水平保持したまま円
滑に開閉し得る。一方着脱にあたっては、上球皿Eを窓
枠Cと干渉しない向きにしたもとで、前述の連結支持手
段22の着脱を利用して簡単に組外し・組付けができる
ので、上球皿Eの新旧交換等に際しては、未熟練者でも
手早く容易に、楽な姿勢で簡単に着脱することができ
る。しかもこの上球皿Eのセット状態においては、開閉
支板20の整合縁30が窓枠Cの下縁と噛合い状に整合
するので、針金や帯状片等の異物を遊技盤D内に侵入さ
せようとする不正行為を積極的に防止することができ
る。
【0034】また前記前枠Bの遊技補助盤10にセット
したスピーカ12に対する音声用の放出口35が開閉支
板20に形成されると共に、外郭体16の正面および底
面に音声用の透過孔57,72が形成されているから、
該スピーカ12による効果音が外部に明瞭に伝わる。す
なわち、遊技者にとってパチンコゲームに係る効果音が
聞き取り易く、好適にパチンコゲームを展開することが
できる。またスピーカ12は、機内、すなわち上球皿E
の裏側で前枠Bの内側に設置され、効果音を外部に明瞭
に伝えられるよう構成してあるから小型化を図ることが
可能となる。
【0035】
【変更例】本発明の対象とするパチンコ遊技機では、パ
チンコ機の他に、規定数の有効遊技球を使用して図柄組
合わせパチンコゲームを展開し得るアレンジボールをも
含み、前述した実施例だけに制限されず、適宜変更した
他例も好適に推奨される。例えば、上球皿については、
上板部のセット口を省略した球貸し操作部の取付けを必
要としないタイプであってもよい。
【0036】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係るパチン
コ遊技機における上球皿によれば、該上球皿を構成する
外郭体、球皿本体および開閉支板は、同一材質(合成樹
脂製)で構成されているから、その製作が簡単である。
また機種変更等により遊技機を廃棄する場合であって
も、上球皿の全体が同一材質であるから、廃棄または再
利用時における分別の手間が省ける利点がある。更に、
連結支持手段および施錠係合部を有する開閉支板に、賞
球用の排出樋部や電気配線用の処理部を一体成形してい
るから、排出樋部等を備える別部材を必要とはせず、上
球皿を構成する部品点数を少なくして、組立て工数を低
減し得ると共に部品の保管・管理を簡易化し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例に係るパチンコ機全体を
略示する正面図である。
【図2】上球皿の全体を正面側から略示する斜視図であ
る。
【図3】上球皿の全体を背面側から略示する斜視図であ
る。
【図4】上球皿の全体を示す分解斜視図である。
【図5】上球皿の平面図である。
【図6】上球皿の背面図である。
【図7】上球皿の球貸し操作部の配設位置での縦断側面
図である。
【図8】上球皿の球抜き操作装置の配置位置での縦断側
面図である。
【図9】上球皿のスピーカに対応する位置での縦断側面
図である。
【図10】上球皿のスピーカに対応する位置での横断平
面図である。
【図11】上球皿における球貸し操作部の取付け部を示
す要部平面図である。
【図12】上球皿における球貸し操作部の取付け部を示
す要部断面図である。
【符号の説明】
16 外郭体 18 球皿本体 20 開閉支板 22 連結支持手段 24 施錠係合部 30 整合縁 32 排出樋部 34 球出口 36 球送り装置(球送り手段) 37 処理部 40 球受け部 41 整列送出部 A 外枠 B 前枠 C 窓枠 D 遊技盤 E 上球皿

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外枠(A)に組付けられる前枠(B)の前側に
    窓枠(C)と上球皿(E)が開閉可能に装備され、機内にセッ
    トされた遊技盤(D)内でパチンコゲームを展開し得る遊
    技機において、 前記上球皿(E)は、横長方形状に樹脂成形されて裏側に
    前枠(B)側に対する連結支持手段(22)および施錠係合部
    (24)を有する1枚の開閉支板(20)と、球受け部(40)およ
    び球整列部(41)を含む所要形状に樹脂成形されて開閉支
    板(20)前側に合わせて組付けられる球皿本体(18)と、所
    要外形に樹脂成形されて開閉支板(20)および球皿本体(1
    8)の前側に合わせて組付けられる外郭体(16)とにより構
    成されると共に、前記開閉支板(20)の所要部位に、前記
    窓枠(C)下縁と噛合い状に整合し得る整合縁(30)と、賞
    球用の排出樋部(32)および電気配線用の処理部(37)を形
    成すると共に、前記球皿本体(18)の球整列部(41)と連絡
    して開閉支板(20)裏側に装着される球送り手段(36)側へ
    球を送出し得る球出口(34)を形成したことを特徴とする
    パチンコ遊技機における上球皿。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011087637A (ja) * 2009-10-20 2011-05-06 Fujishoji Co Ltd 遊技機
JP2012096102A (ja) * 2012-02-22 2012-05-24 Fujishoji Co Ltd 遊技機

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