JP2000334075A - ゴルフカート - Google Patents

ゴルフカート

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JP2000334075A
JP2000334075A JP11150233A JP15023399A JP2000334075A JP 2000334075 A JP2000334075 A JP 2000334075A JP 11150233 A JP11150233 A JP 11150233A JP 15023399 A JP15023399 A JP 15023399A JP 2000334075 A JP2000334075 A JP 2000334075A
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Takeya Matsushita
丈也 松下
Tomoaki Uenishi
智明 上西
Tomohiro Yamada
智博 山田
Kazuhiro Matsuoka
和広 松岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 前方に障害物やゴルフカートが接近してきた
ら、カートガード検知手段により検知し、必ず一定間隔
を保って停止可能なゴルフカートを提供する。 【解決手段】 前方に障害物やゴルフカートが接近して
きたら、カートガード検知手段により検知し、まず第
区間では、速度を極力落とすように、タイヤがロックし
ない程度の期間に亘りデューティ100%でドラムブレ
ーキを引き締めて強いブレーキを出力する。次に、ゴル
フカートの速度が低下してきたら、第区間では、カー
トガード検知信号の検知後400msまでは、デューテ
ィ40%の一定のブレーキ出力とし、速度を徐々に低下
させる。そして、第区間では、第区間にて、速度の
低下の程度が不足する分を調整するために、デューティ
0%〜70%の範囲でブレーキ力の調整動作を行なうも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動操向モード時
に前方のゴルフカートや障害物との距離が所定間隔であ
ることを検知したら停車するゴルフカートに関する。
【0002】
【従来の技術】ゴルフ場のゴルフカートとしては、従来
から種々のタイプのものが提供されている。例えば、キ
ャディによる手押しタイプから電動機あるいはエンジン
を駆動力とする非乗用タイプまたは乗用タイプのものが
多用されている。
【0003】図1には本出願人が開発した4人ないし5
人乗りタイプのエンジン式乗用ゴルフカートの外観図を
示す。この乗用ゴルフカートは誘導、手動の切替手段の
あるエンジン駆動タイプであって、前後にそれぞれ人が
乗れるようになっている。そして、後部にゴルフバック
を積載でき、上部には日除け、雨除けのためのルーフが
設置されている。
【0004】乗用ゴルフカートの制御系統は、概略的
に、コントロールボックスのマイコンと、操作部、ステ
アリング部、センサー部、電源部、エンジン部、パーキ
ング部およびメインブレーキ部から構成される。
【0005】このような構成の乗用ゴルフカートを自動
操向する場合は、自動運転切替レバーを「自動」にする
と、自動操向モードとなる。そのとき、カート道(走行
路)に沿って埋設されたループ線に流れる誘導電流を検
知し、マグネットを読み取って、自動操縦と自動増・減
速、自動停止を行いながらカート道を走行する。そし
て、リモコンまたは発進/停止ボタンで任意の場所で発
進、停止することもできる。また、各種安全装置により
危険を察知すると緊急停止する。
【0006】次に、手動運転を行う場合には自動運転切
替レバーを「手動」にすると、手動走行モードになり、
通常の乗用カートと同じようにハンドル(ステアリン
グ)の操作とアクセル、ブレーキの操作によって、プレ
イヤー自身による操作で前進、後進の運転ができる。
【0007】この乗用ゴルフカートにおいて、自動操向
する場合は、前方方向の障害物や停止あるいは走行中の
ゴルフカートのカートガードアンテナからの出力を自車
のカートガード検知手段により検知したら、衝突を防止
するために自動的にブレーキをかけて停止させている。
【0008】
【発明が解決しようする課題】この時、ブレーキ力が弱
いと、速度が高くなる下り坂や、積載量あるいは人数が
多い場合には、前方方向のカートに衝突しやすくなる。
逆に、ブレーキ力が強すぎると、タイヤがスリップを起
こしたり、ブレーキのロックによりキーッといった高い
音を出し、他のプレイヤーに迷惑になったり、グリップ
力を失い誘導線からの脱輪の原因となる。しかし、ゴル
フカートは、どのような状況であっても、前車との間隔
をある一定以上に保って必ず停止しなければならない。
【0009】そこで、本発明は、前方方向に障害物や停
止あるいは走行中のゴルフカートが存在し接近してきた
ら、カートガード検知手段により検知し、通常状態で
は、ブレーキのロックによる不快な音を発生することな
く、滑らかに確実に一定間隔を保って停止することがで
き、緊急時であっても必ず一定間隔を保って停止するこ
とができるゴルフカートを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の請求項1に係るゴルフカートは、所定の走行
路に沿っての自動操向が可能で、かつ前方のゴルフカー
トや障害物との距離が所定間隔であることを検知したら
停車するゴルフカートにおいて、ブレ−キを動作するブ
レーキモータを、前記所定間隔を検出してから所定距離
又は所定時間を検出するまで高い制動量で動作するよう
に構成した。
【0011】こうして、速度を極力落とすように、タイ
ヤがロックしない程度の期間に亘りデューティの高い信
号をメインブレーキモータに供給する。これにより、ド
ラムブレーキ引き締めて強いブレーキを出力し、積載重
量や路面状態によって制動距離が長くなることを防止す
る。
【0012】本発明の請求項2に係るゴルフカートは、
所定の走行路に沿っての自動操向が可能で、かつ前方の
ゴルフカートや障害物との距離が所定間隔であることを
検知したら停車するゴルフカートにおいて、ブレ−キを
動作するブレーキモータを、前記所定間隔を検出してか
ら所定距離又は所定時間を検出するまで高い制動量で動
作し、所定距離又は所定時間を検出したときにパ−キン
グブレ−キも同時に動作するように構成した。
【0013】こうして、メインブレーキのデューティを
高くして制御を行なうことによりゴルフカートを強制停
止させることができる。また、パーキングブレーキを同
時にONすることで、より効果的なブレーキ力を得るこ
とができる。つまり、何らかの異常要因にて強制的に停
止させるため、スリップ音が出ることはやむを得ない
が、衝突という最悪の事態だけは避けることができる。
【0014】本発明の請求項3に係るゴルフカートは、
所定の走行路に沿っての自動操向が可能で、かつ前方の
ゴルフカートや障害物との距離が所定間隔であることを
検知したら停車するゴルフカートにおいて、ブレ−キを
動作するブレーキモータを、前記所定間隔を検出してか
ら所定距離又は所定時間を検出するまで高い制動量で動
作し、前記制動量は、速度に応じて決定するように構成
した。
【0015】こうして、速度を極力落とすように、タイ
ヤがロックしない程度の期間に亘り速度の大きさを考慮
したデューティの信号をメインブレーキモータに供給す
る。これにより、ドラムブレーキ引き締めを速度に対応
して行ない、適正なブレーキを出力し、速度に応じた最
適な制動量で減速することができて積載重量や路面状態
によって制動距離が長くなることを防止する。
【0016】本発明の請求項4に係るゴルフカートは、
所定の走行路に沿っての自動操向が可能で、かつ前方の
ゴルフカートや障害物との距離が所定間隔であることを
検知したら停車するゴルフカートにおいて、停車までの
減速は、一定制動量を速度に応じた動作期間だけ動作す
るように構成した。
【0017】本発明の請求項5に係るゴルフカートは、
所定の走行路に沿っての自動操向が可能で、かつ前方の
ゴルフカートや障害物との距離が所定間隔であることを
検知したら停車するゴルフカートにおいて、加速度に応
じて制動量を決定するように構成した。
【0018】こうして、カートガード検知信号の検知
後、デューティが一定のブレーキ出力とし、速度を徐々
に低下させる。そして、速度の低下の程度が不足する分
を調整するために、加速度(速度勾配)に応じたブレー
キ制御を行なうことにより、円滑な制動動作により確実
な停止が達成される。
【0019】本発明の請求項6に係るゴルフカートは、
所定の走行路に沿っての自動操向が可能で、かつ前方の
ゴルフカートや障害物との距離が所定間隔であることを
検知したら停車するゴルフカートにおいて、制動は、第
1段階で一定制動量を速度に応じた動作期間だけ動作
し、第2段階で一定制動量を一定期間だけ動作し、第3
段階は加速度に応じて制動量を決定するように構成し
た。
【0020】こうして、カートガード検知信号の検知
後、速度を極力落とすように、タイヤがロックしない程
度の期間に亘り速度の大きさを考慮したデューティの信
号をメインブレーキモータに供給する。次いでデューテ
ィが一定のブレーキ出力とし、速度を徐々に低下させ
る。そして、速度の低下の程度が不足する分を調整する
ために、加速度(速度勾配)に応じたブレーキ制御を行
なうことにより、速度に応じた最適な制動量で減速する
ことができて積載重量や路面状態によって制動距離が長
くなることを防止する。
【0021】本発明の請求項7に係るゴルフカートは、
所定の走行路に沿っての自動操向が可能で、かつ走行状
態によって障害物との停車間隔の距離(停車時の障害物
との距離)を切り替える停車センサを有し、前方のゴル
フカートや障害物を検知したら一定の間隔を保って停車
するゴルフカートにおいて、センサが障害物を検知した
とき、そのときに設定されている停車間隔に応じて強制
停止(例えば、パーキングブレーキ動作)を開始する地
点を変更するように構成した。
【0022】こうして、カートガード検知手段は、停車
センサを有し、カートの速度に応じて又は停止位置まで
の対向距離に基づいて、停車センサにより検知距離の感
度を変化させ、パーキングブレーキのブレーキ力を開始
する時点を調整することもでき、適正距離でカートの衝
突等を避けて強制停止が可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の適用例であるエンジン式
乗用ゴルフカートの制御系の系統図を図2、図3に示
す。図2、図3はコントロールボックス1のマイコン2
を中心に左右に分割した図であり、両図を合成したもの
が制御系統図の全体図となる。制御系統は、概略的に、
コントロールボックス1のマイコン2と、操作部3、ス
テアリング部4、センサー部5、電源部6、エンジン部
7、パーキング部8およびメインブレーキ部9から構成
される。
【0024】センサー部5は、自己のゴルフカートの後
部に設置された送信アンテナ51及び前車が発信する電
波を受信する受信アンテナ52から構成されるカートガ
ード検知手段と、カートガード検知手段の一種である超
音波ホーンからなる障害物センサー53とバンパースイ
ッチ54等から構成されている。カートガード検知手段
は前方の障害物を検知して走行を停止するためのもので
ある。
【0025】メインブレーキ部9にはドラムブレーキ9
1を有し、マイコン2の指令信号をメインブレーキドラ
イバ93を介してメインブレーキモータ92に供給する
ことにより、ドラムブレーキ91を緊緩させることによ
りブレーキ力を調整する。勿論、ドラムブレーキ91は
ブレーキペダルによって主導的にも作動させることがで
きる。
【0026】ステアリング部4の制御系は、誘導センサ
ー、ハンドルに連動されたトルクセンサー、ステアリン
グモータを有し、図示はしていないが、ハンドルの左方
向または右方向への回転に応動する左右操作検出スイッ
チあるいはボリューム等のステアリングの操作量を検出
する手段が配置されている。
【0027】このような構成の乗用ゴルフカーを手動運
転を行う場合には、自動運転切替レバーを「手動」にす
ると、手動走行モードになり、通常の乗用カートと同じ
ようにハンドルを操作することにより、ハンドルの左方
向または右方向への回転に応動するそれぞれのスイッチ
あるいはボリューム等のステアリングの操作量を検出す
る手段が作動し、マイコン2を介してステアリングモー
タを左方向に回転させる。そして、ハンドル(ステアリ
ング)の操作とアクセル、ブレーキの操作によって、プ
レイヤー自身による操作で前進、後進の運転ができる。
【0028】次に、自動操向する場合は、自動運転切替
レバーを「自動」にすると、自動操向モードとなる。そ
のとき、カート道(走行路)に沿って埋設されたループ
線に流れる誘導電流を誘導信号として左右の誘導センサ
ーで検出し、増幅、検波した後、差動増幅器を通し、差
動出力を得て、マイコン2にアナログ入力される。
【0029】マイコン2の指令により自動操縦と自動増
・減速、自動停止を行いながらカート道を走行する。そ
して、リモコンまたは発進/停止ボタンの操作で任意の
場所で発進、停止することもできる。また、カートガー
ド検知手段等の各種安全装置により危険を察知すると緊
急停止する。特に、カートガード検知手段による場合
は、自動的に停止動作となるため、前車との間隔がある
一定以上を保って停止することになる。
【0030】この時、ブレーキ力が弱いと、速度が高く
なる下り坂や、積載量あるいは人数が多い場合には、前
方方向のカートに衝突しやすくなる。逆に、ブレーキ力
が強すぎると、タイヤがスリップを起こしたり、ブレー
キのロックによりキーッといった高い音を出し、他のプ
レイヤーに迷惑になったり、グリップ力を失い誘導線か
らの脱輪の原因となっていた。
【0031】そこで、本発明は、前方方向に障害物や停
止あるいは走行中のゴルフカートが存在し接近してきた
ら、カートガード検知手段により検知し、通常状態で
は、ブレーキのロックによる不快な音を発生することな
く、滑らかに確実に一定間隔を保って停止することがで
き、緊急時であっても必ず一定間隔を保って停止するこ
とができるように、カートガード検知手段の入力があっ
た場合、ブレーキの制御を4段階に分けて行なうもので
ある。
【0032】ブレーキの制御態様は、基本的には、3段
階+1段階の制御であり、まず、3段階のブレーキ制御
について説明する。図4は、カートガード検知手段の受
信アンテナ52が前者の送信アンテナ51から送信され
た信号を検知した場合のブレーキの制御態様を示す、本
発明の3段階制動のチャート図である。図において、上
段はカートガード検知信号の入力時からの時間軸であ
り、下段はブレーキの制御態様で、 、 、の3
段階でなる。
【0033】通常状態では、前方方向に障害物や停止あ
るいは走行中のゴルフカートが存在し接近してきたら、
カートガード検知手段により検知し、まず第区間で
は、速度を極力落とすように、タイヤがロックしない程
度の期間に亘りマイコン2がデューティ100%の指令
信号をメインブレーキドライバ93を介してメインブレ
ーキモータ92に供給する。これにより、ドラムブレー
キ91を引き締めて強いブレーキを出力する。
【0034】この期間は図5のようにカートガード検
知時の速度から求めることができ、横軸にカートガード
検知信号の検知時の速度を、縦軸にデューティ100%
の指令信号の出力期間を示す。そして、例えば、車速
8Km/hの際には、90msの間、100%デューテ
ィのブレーキが出力される。
【0035】次に、ゴルフカートの速度が低下してきた
ら、第区間では、カートガード検知信号の検知後40
0msまでは、デューティ40%の一定のブレーキ出力
とし、速度を徐々に低下させる。そして、第区間で
は、第区間にて、速度の低下の程度が不足する分を調
整するために、デューティ0%〜70%の範囲でブレー
キ力の調整動作を行なうものである。
【0036】これは100ms間の加速度を計算し、そ
の値によってデューティを変化させるもので、図6の関
係から算定される。図6において、横軸に加速度を、縦
軸にデューティ(%)を示し、加速度がマイナスである
のはブレーキ力により減速している状態である。この例
では、加速度が−1(m/s2 )までの状態では、デュ
ーティ70%のブレーキ力を付与し、加速度が−1(m
/s2 )以上では、直線的にブレーキ力のデューティを
70%〜0%までの範囲で選択される。そして、速度勾
配に応じたブレーキ制御により停止まで至る。
【0037】このように、通常のブレーキにより、過積
載でない場合または基準勾配内の下り坂などでは、以上
の3段階のブレーキ制御にてスリップ音を出したり、前
のカートに衝突することなく、一定の間隔を保って停止
することができる。
【0038】しかし、ブレーキの不調や過剰積載あるい
は基準以上の勾配でのカートガード停止時には、設定停
止距離以上に停止が延びてしまい、カート同士の衝突や
ゴルフバッグの破損に至る場合もある。そこで、前述の
3段階ブレーキに加えてカートガード検知からの距離に
よってブレーキ制御態様に更に1段階の期間を追加
し、強制停止をさせる。
【0039】図7はその制御の期間を追加した本発明
の4段階制動のチャート図である。図において、上段は
カートガード検知信号の入力時からの距離軸であり、下
段はブレーキの制御態様で、 、 、 、の4
段階でなる。期間、 、までのブレーキの制御態
様は上記した通りであるが、例えば、カートガードの検
知距離が3.2mと設定した場合、通常、バッグがカー
トからの突出している間隔あるいは人間の幅を考慮し
て、残り1m以上の間隔をあけて停止させる設定として
いる。
【0040】しかし、何らかの要因で停止距離が延びて
しまった場合、前方のカートまたは障害物に衝突する恐
れがあるので、カートガード検知距離から2.2m走行
した所で、期間 にメインブレーキのデューティを10
0%とする制御を行なうことによりゴルフカートを強制
停止させることができる。また、パーキングブレーキ8
を同時にONすることで、より効果的なブレーキ力を得
ることができる。つまり、何らかの異常要因にて強制的
に停止させるため、スリップ音が出ることはやむを得な
いが、衝突という最悪の事態だけは避けることができ
る。
【0041】また、カートガード検知手段は、停車セン
サを有し、カートの速度に応じて又は停止位置までの対
向距離に基づいて、停車センサにより検知距離の感度を
変化させることができる。例えば、感度Hで3.7m、
Mで3.2m、Lで2.4mというような検知距離であ
る場合、これを変化させることにより、前述の制御期間
のブレーキ制御変更距離をHは2.7m、Mは2.2
m、Lは1.4mとすれば、パーキングブレーキ8のブ
レーキ力を開始する時点を調整することもでき、カート
の衝突等を避けるような強制停止が可能となる。
【0042】また、制御期間のメインブレーキのデュ
ーティについても、停止寸前であれば、100%通電す
る必要はなく、20%〜100%の範囲で調整すること
も可能である。即ち図8のように、横軸にブレーキ制御
変更距離、縦軸にメインブレーキのデューティ(%)を
とった場合、例えば、カートガード検知手段の感度Mで
は、2.2m走行時において、ブレーキ制御変更距離時
の速度に応じた50%に変更することができる。また、
カートの速度が5Km/h以上では速度が高いため10
0%とし、3.5Km/hは通常走行モードとして存在
するため、十分ブレーキ力が有効な70%とし、それ以
下では、速度に比例したデューティを有効ブレーキ力の
下限である20%まで推移させている。
【0043】次に、図9の制御シーケンスのフローに従
って、本発明のゴルフカートの停止動作を説明する。同
図において、ステップS0のカートガード処理の開始に
より、ステップS1で、カートガード検知信号の入力の
有無の判定を行なう。もし、カートガード検知信号が無
い場合はステップ8に至り、制御を終了する。
【0044】もし、カートガード検知信号が有の場合は
ステップ2に至り、ステップS2において、図5により
設定される期間(xms)だけデューティ100%のブ
レーキ制御を行なう。次に、ステップ3で、期間(4
00−x)ms の間だけデューティ40%のブレーキ制
御を行なう。
【0045】続いてステップS4において、期間の
間、図6で求められる加速度を考慮した20%〜70%
のブレーキ制御を行なう。ステップS5では、カートガ
ード検知信号の入力後の走行距離がブレーキ制御変更距
離(例えば2.2mの固定距離)と比較し、カートガー
ド検知信号の入力後の走行距離がブレーキ制御変更距離
より大の場合は、次段のステップS6において、期間
の間、メインブレーキのデューティを図8で定まる20
%〜100%までのブレーキ制御を行なう。この時、パ
ーキングブレーキの併用もすることができる。
【0046】ステップS5において、カートガード検知
信号の入力後の走行距離がブレーキ制御変更距離より小
の場合は、次段のステップS7において、ゴルフカート
が停止されたかどうかが判定される。もし停止でなかっ
たら、ステップ4に戻り上記と同様な手順を繰り返す。
もし停止していたら、次のステップS8に至り停止制御
の制御フローは終了する。
【0047】
【発明の効果】以上のように、本発明のゴルフカート
は、前方方向に障害物や停止あるいは走行中のゴルフカ
ートが存在し接近してきたら、カートガード検知手段に
より検知し、通常状態では、ブレーキのロックによる不
快な音を発生することなく、滑らかに確実に一定間隔を
保って停止することができ、例えば、基準以上の下り坂
や過積載又はブレーキ異常などにより、ブレーキ力が通
常よりも低下した場合等の緊急時であっても、必ず一定
間隔を保って安全に停止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用ゴルフカートの外観図。
【図2】乗用ゴルフカートの制御系系統図。
【図3】乗用ゴルフカートの制御系系統図。
【図4】本発明の3段階制動のタイムチャート。
【図5】カートガード検知時の速度と制動出力期間の関
係。
【図6】カートガード検知時の加速度とブレーキ力との
関係。
【図7】本発明の4段階制動のタイムチャート。
【図8】フレーキ制御変更時速度とブレーキ力との関係
【図9】ゴルフカートの制御シーケンスの実施例。
【符号の説明】
1 コントロールボックス 2 マイコン 3 操作部 4 ステアリング部 5 センサー部 6 電源部 7 エンジン部 8 パーキング部 9 メインブレーキ部 10 スイッチ 51 送信アンテナ 52 受信アンテナ 53 障害物センサー 54 バンパースイッチ 91 ドラムブレーキ 92 メインブレーキモータ 93 メインブレーキドライバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上西 智明 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 山田 智博 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 松岡 和広 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3D046 AA06 AA09 BB18 CC01 CC06 EE01 EE02 HH22 HH25 JJ18 JJ19 KK11 5H301 AA03 AA09 BB13 CC03 DD06 DD17 EE03 GG10 GG14 GG19 JJ01 LL01 LL03 LL07 LL08 LL11 LL14 LL15

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の走行路に沿っての自動操向が可能
    で、かつ前方のゴルフカートや障害物との距離が所定間
    隔であることを検知したら停車するゴルフカートにおい
    て、ブレ−キを動作するブレーキモータを、前記所定間
    隔を検出してから所定距離又は所定時間を検出するまで
    高い制動量で動作することを特徴とするゴルフカート。
  2. 【請求項2】 所定距離又は所定時間を検出したときに
    パ−キングブレ−キも同時に動作することを特徴とする
    請求項1記載のゴルフカート。
  3. 【請求項3】 前記制動量は、速度に応じて決定するこ
    とを特徴とする請求項1記載のゴルフカート。
  4. 【請求項4】 所定の走行路に沿っての自動操向が可能
    で、かつ前方のゴルフカートや障害物との距離が所定間
    隔であることを検知したら停車するゴルフカートにおい
    て、停車までの減速は、一定制動量を速度に応じた動作
    期間だけ動作することを特徴とするゴルフカート。
  5. 【請求項5】 所定の走行路に沿っての自動操向が可能
    で、かつ前方のゴルフカートや障害物との距離が所定間
    隔であることを検知したら停車するゴルフカートにおい
    て、加速度に応じて制動量を決定することを特徴とする
    ゴルフカート。
  6. 【請求項6】 所定の走行路に沿っての自動操向が可能
    で、かつ前方のゴルフカートや障害物との距離が所定間
    隔であることを検知したら停車するゴルフカートにおい
    て、制動は、第1段階で一定制動量を速度に応じた動作
    期間だけ動作し、第2段階で一定制動量を一定期間だけ
    動作し、第3段階は加速度に応じて制動量を決定するこ
    とを特徴とするゴルフカート。
  7. 【請求項7】 所定の走行路に沿っての自動操向が可能
    で、かつ走行状態によって障害物との停車間隔の距離を
    切り替える停車センサを有し、前方のゴルフカートや障
    害物を検知したら一定の間隔を保って停車するゴルフカ
    ートにおいて、センサが障害物を検知したとき、そのと
    きに設定されている停車間隔に応じて強制停止を開始す
    る地点を変更することを特徴とするゴルフカート。
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