JP2000331949A - 半導体集積回路装置の製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置の製造方法

Info

Publication number
JP2000331949A
JP2000331949A JP11144318A JP14431899A JP2000331949A JP 2000331949 A JP2000331949 A JP 2000331949A JP 11144318 A JP11144318 A JP 11144318A JP 14431899 A JP14431899 A JP 14431899A JP 2000331949 A JP2000331949 A JP 2000331949A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
integrated circuit
circuit device
manufacturing
semiconductor integrated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11144318A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Shima
明生 島
Yasuhiko Nakatsuka
康彦 中塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP11144318A priority Critical patent/JP2000331949A/ja
Publication of JP2000331949A publication Critical patent/JP2000331949A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)
  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 RTP技術における半導体ウエハの面内温度
の均一性を向上することのできる技術を提供する。 【解決手段】 最終所定温度Tf に達するまで2段階以
上の昇温速度で昇温し、その昇温速度を最終所定温度T
f に達するまで順次減速させる。さらに、各々の昇温段
階毎にランプのパワーバランスを設定し、各々の昇温段
階毎のランプのパワーバランスは、ダミーウエハの表面
に成膜されたウエット酸化膜の膜厚のウエハ面内分布を
評価することによって調整される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路装
置の製造技術に関し、特に、ランプ加熱(RapidThermal
Processing;RTP)方式を採用した半導体ウエハの
熱処理工程に適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】RTP技術では、RTP装置に備わった
20〜30本程度のランプの各々のパワーバランスを調
整することによって、半導体ウエハの面内温度の均一性
が図られている。
【0003】上記各々のランプのパワーバランスは、ダ
ミーウエハで得られた評価結果を基に、一定速度で昇温
する昇温プロセスおよび所定温度を所定時間保持するメ
インプロセスの熱負荷に対して調整される。例えば、ダ
ミーウエハの表面にRTPでドライ酸化膜を形成し、こ
のドライ酸化膜の膜厚のウエハ面内分布を評価すること
によって、ランプのパワーバランスの条件を設定してい
る。または、ダミーウエハに不純物イオンを打ち込んだ
後、RTPで熱処理を施し、このダミーウエハのシート
抵抗のウエハ面内分布を評価することによって、ランプ
のパワーバランスの条件を設定している。
【0004】なお、RTP装置に関しては、例えば日刊
工業新聞社発行「超微細加工の基礎」1993年3月2
5日発行、麻蒔立男著、P110の図5. 12に記載さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本発明
者が検討したところによると、5インチ以上の大口径の
半導体ウエハでは、前記方法でパワーバランスを調整し
ても熱負荷に対する感度が低く、半導体ウエハの面内温
度を均一とすることが難しいことが明らかとなった。
【0006】例えば、半導体ウエハの表面温度が850
℃となるように各々のランプのパワーバランスを設定し
ても、8インチの半導体ウエハでは±5℃程度の面内温
度のばらつきが生じてしまうが、この温度ばらつきは、
ダミーウエハにおけるドライ酸化膜の膜厚、または不純
物イオンを打ち込んだ後のダミーウエハのシート抵抗に
は現われない。
【0007】しかし、半導体ウエハに施されるRTPの
処理回数が増すに従って上記温度バラツキの影響が現わ
れ、例えば半導体ウエハの反りとなって現われた場合
は、フォトリソグラフィ工程における大きな合わせずれ
を引き起こしてしまう。
【0008】さらに、半導体ウエハの面内温度の不均一
性は、メインプロセスが秒単位の短いRTPまたは一定
速度で昇温する昇温プロセスのみのRTPでより顕著と
なるため、短時間の熱処理が必要となる微細素子の製造
プロセスへRTP技術を適用することが難しくなるとい
う問題も生ずる。
【0009】本発明の目的は、RTP技術における大口
径の半導体ウエハの面内温度の均一性を向上することの
できる技術を提供することにある。
【0010】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。すなわち、 (1)本発明の半導体集積回路装置の製造方法は、昇温
プロセスと、最終所定温度を所定時間保持するメインプ
ロセスと、降温プロセスとからなるランプ加熱方式によ
って半導体ウエハを熱処理する際、上記昇温プロセスが
昇温速度の異なる複数の段階に分けて構成されており、
各々の昇温段階毎にランプのパワーバランスが設定され
るものである。
【0012】(2)本発明の半導体集積回路装置の製造
方法は、前記(1)のランプ加熱方式による半導体ウエ
ハの熱処理において、最終所定温度に達するまで各々の
昇温段階の昇温速度を順次減速させるものである。
【0013】(3)本発明の半導体集積回路装置の製造
方法は、前記(1)または(2)のランプ加熱方式によ
る半導体ウエハの熱処理において、各々の昇温段階にお
けるランプのパワーバランスを、ウエット酸化によって
ダミーウエハに形成された酸化膜の面内膜厚分布を用い
て調整するものである。
【0014】(4)本発明の半導体集積回路装置の製造
方法は、前記(3)のランプ加熱方式による半導体ウエ
ハの熱処理において、不純物がイオン打ち込みにより導
入されたダミーウエハにウエット酸化を施すものであ
る。
【0015】(5)本発明の半導体集積回路装置の製造
方法は、前記(3)のランプ加熱方式による半導体ウエ
ハの熱処理において、その表面に多結晶シリコン膜、窒
化シリコン膜または酸化タンタル膜が形成されたダミー
ウエハにウエット酸化を施すものである。
【0016】(6)本発明の半導体集積回路装置の製造
方法は、前記(4)のランプ加熱方式による半導体ウエ
ハの熱処理において、不純物を砒素、リンまたはボロン
とするものである。
【0017】(7)本発明の半導体集積回路装置の製造
方法は、前記(1)または(2)のランプ加熱方式によ
る半導体ウエハの熱処理において、上記昇温プロセスの
前に、600℃以下の温度で半導体ウエハを保持するも
のである。
【0018】(8)本発明の半導体集積回路装置の製造
方法は、昇温プロセスと、最終所定温度を所定時間保持
するメインプロセスと、降温プロセスとからなるランプ
加熱方式によって半導体ウエハを熱処理する際、上記降
温プロセスが降温速度の異なる複数の段階に分けて構成
されており、各々の降温段階毎にランプのパワーバラン
スが設定されるものである。
【0019】(9)本発明の半導体集積回路装置の製造
方法は、前記(8)のランプ加熱方式による半導体ウエ
ハの熱処理において、各々の降温段階の降温速度を順次
増速させるものである。
【0020】上記した手段によれば、昇温速度の異なる
複数の段階に分けて半導体ウエハを昇温し、各々の昇温
段階毎にランプのパワーバランスを設定し、さらに各々
の昇温段階の昇温速度をメインプロセスの最終所定温度
に達するまで順次減速させることによって、5インチ以
上の大口径の半導体ウエハにおいて、その面内温度の均
一性を向上させることができる。さらに、温度に対する
膜厚の感度が高いウエット酸化によって形成された酸化
膜を用いて各々の昇温段階毎のランプのパワーバランス
を調整することから、半導体ウエハの面内温度分布を厳
密に制御できるパワーバランスが設定されるので、半導
体ウエハの面内温度の均一性の一層の向上が図れる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0022】本発明の一実施の形態であるRTPのアニ
ールシーケンスを図1を用いて説明する。なお、実施の
形態を説明するための全図において同一機能を有するも
のは同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略す
る。
【0023】図1に示すように、本実施の形態であるR
TPのアニールシーケンスでは、最終所定温度Tf に達
するまで2段階以上の異なる昇温速度で昇温し、その昇
温速度を最終所定温度Tf に達するまで順次減速させ
る。前記図1では、3段階の昇温プロセスが採用されて
おり、まず、1段階目の昇温ステップS1 では昇温速度
75℃/分で第1所定温度T1 まで昇温し、2段階目の
昇温ステップS2 では昇温速度50℃/分で第2所定温
度T2 まで昇温し、3段階目の昇温ステップS3では昇
温速度25℃/分で最終所定温度Tf まで昇温した後、
最終所定温度Tfを所定時間t保持することによって
(メインプロセスMP)、半導体ウエハにアニール処理
が施される。
【0024】さらに、各々の昇温段階毎にランプのパワ
ーバランスが設定されており、各々の昇温段階毎のラン
プのパワーバランスは、ダミーウエハの表面に成膜され
たウエット酸化膜の膜厚のウエハ面内分布を評価するこ
とによって調整される。
【0025】次に、各々の昇温段階毎のランプのパワー
バランスの調整方法について図2〜図5を用いて説明す
る。
【0026】まず、図2に示すように、1段階目の昇温
ステップS1 では、ベアシリコンからなるダミーウエハ
にウエット酸化処理を施し、成膜されたウエット酸化膜
の膜厚のウエハ面内分布の結果を基に熱のウエハ面内分
布が均一となるように、1段階目の昇温ステップS1
みのランプのパワーバランスを調整する。なお、この1
段階目の昇温ステップS1 の前に、ダミーウエハを60
0℃以下の低温で約10秒間保持してもよく、これによ
ってダミーウエハの温度が安定し、主として後述するメ
インプロセスMPにおける熱のウエハ面内分布の均一性
が向上する。
【0027】次に、図3に示すように、2段階目の昇温
ステップS2 では、パワーバランスがすでに調整された
1段階目の昇温ステップS1 を経たダミーウエハにウエ
ット酸化処理を施し、成膜されたウエット酸化膜の膜厚
のウエハ面内分布の結果を基に熱のウエハ面内分布が均
一となるように、2段階目の昇温ステップS2 のみのパ
ワーバランスを調整する。
【0028】次に、図4に示すように、3段階目の昇温
ステップS3 では、パワーバランスがすでに調整された
1段階目の昇温ステップS1 および2段階目の昇温ステ
ップS2 を順次経たダミーウエハにウエット酸化処理を
施し、成膜されたウエット酸化膜の膜厚のウエハ面内分
布の結果を基に熱のウエハ面内分布が均一となるよう
に、3段階目の昇温ステップS3 のみのパワーバランス
を調整する。
【0029】最後に、図5に示すように、メインプロセ
スMPでは、パワーバランスがすでに調整された1段階
目の昇温ステップS1 、2段階目の昇温ステップS2
よび3段階目の昇温ステップS3 を順次経たダミーウエ
ハにウエット酸化処理を施し、成膜されたウエット酸化
膜の膜厚のウエハ面内分布の結果を基に熱のウエハ面内
分布が均一となるように、メインプロセスMPのみのパ
ワーバランスを調整する。
【0030】なお、本実施の形態では、前記ダミーウエ
ハにベアシリコンからなる半導体ウエハを用いたが、不
純物、例えば砒素、リン、ボロンなどをイオン注入した
半導体ウエハを用いてもよく、増速酸化によって酸化速
度が速まるので、ウエット酸化膜の膜厚のウエハ面内分
布に対する感度が高まる。さらに、その表面に多結晶シ
リコン膜、窒化シリコン膜または酸化タンタル膜などが
形成された半導体ウエハを前記ダミーウエハに用いても
よい。
【0031】このように、本実施の形態によれば、昇温
速度の異なる複数の段階に分けて半導体ウエハを昇温
し、各々の昇温段階毎にランプのパワーバランスを設定
し、さらに各々の昇温段階の昇温速度をメインプロセス
MPの最終所定温度Tf に達するまで順次減速させるこ
とによって、5インチ以上の大口径の半導体ウエハにお
いて、その面内温度の均一性を向上させることができ
る。さらに、温度に対する膜厚の感度が高いウエット酸
化によってダミーウエハ上に形成された酸化膜を用いて
各々の昇温段階毎のランプのパワーバランスを調整する
ことから、半導体ウエハの面内温度分布を厳密に制御で
きるパワーバランスが設定されるので、半導体ウエハの
面内温度の均一性の一層の向上が図れる。
【0032】例えば、半導体ウエハに1100℃、60
秒のRTPを施した後のフォトリソグラフィ工程におけ
る合わせずれ(3σ)は、前記従来の技術に記載したR
TPで116. 148nmとなるが、本実施の形態のR
TPを適用することによって半導体ウエハの面内温度分
布の均一性が向上し、43. 49nmとなる。
【0033】次に、本実施の形態のRTPを適用したC
MOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor )
デバイスの製造方法を図6〜図11を用いて簡単に説明
する。
【0034】まず、ウエハ径が5インチ以上のn型シリ
コン単結晶で構成された半導体基板1を準備する。次
に、図6に示すように、この半導体基板1の主面上に自
己整合法でp型ウエル2とn型ウエル3とをそれぞれ形
成した後、p型ウエル2とn型ウエル3の表面に素子分
離用の厚さ約350nm程度のフィールド絶縁膜4を形
成する。次いで、p型ウエル2およびn型ウエル3のそ
れぞれのチャネル領域へp型不純物、例えばボロンを導
入して、しきい値電圧制御層5を形成する。
【0035】次に、半導体基板1の表面に、前記実施の
形態のプロセスシーケンスを採用したRTPによってゲ
ート絶縁膜6を約5nm程度の厚さで形成する。これに
よって、前記従来の技術に記載したRTPで形成した場
合と比較してウエハ面内の温度分布が相対的に均一とな
り、ゲート絶縁膜6の膜厚ばらつきが低減されて、デバ
イス特性のばらつきを抑えることができる。
【0036】次に、半導体基板1上に化学的気相成長
(Chemical Vapor Deposition ;CVD)法でリンを添
加した多結晶シリコン膜(図示せず)を堆積する。この
多結晶シリコン膜の厚さは、例えば約300nm程度で
ある。次いで、レジストパターンをマスクとして上記多
結晶シリコン膜をエッチングして、多結晶シリコン膜か
ら構成されるゲート電極7を形成する。
【0037】次に、図7に示すように、n形ウエル3を
レジスト膜で覆った後、ゲート電極7をマスクとしてp
型ウエル2にn型不純物、例えば砒素を導入し、nチャ
ネルMISFET(Metal Insulator Semiconductor Fi
eld Effect Transistor )Qnのソース、ドレインの一
部を構成する低濃度のn- 型半導体領域8aを形成す
る。
【0038】同様に、p形ウエル2をレジスト膜で覆っ
た後、ゲート電極7をマスクとしてn型ウエル3にp型
不純物、例えばフッ化ボロンを導入し、pチャネルMI
SFETQpのソース、ドレインの一部を構成する低濃
度のp- 型半導体領域9aを形成する。
【0039】次に、図8に示すように、半導体基板1上
にCVD法で堆積した酸化シリコン膜(図示せず)をR
IE(Reactive Ion Etching)法で異方性エッチングし
て、ゲート電極7の側壁にサイドウォールスペーサ10
を形成する。
【0040】次に、図9に示すように、n形ウエル3を
レジスト膜で覆った後、ゲート電極7およびサイドウォ
ールスペーサ10をマスクとして、p型ウエル2にn型
不純物、例えばリンを導入し、nチャネルMISFET
Qnのソース、ドレインの他の一部を構成する高濃度の
+ 型半導体領域8bを形成する。
【0041】同様に、p形ウエル2をレジスト膜で覆っ
た後、ゲート電極7およびサイドウォールスペーサ10
をマスクとして、n型ウエル3にp型不純物、例えばフ
ッ化ボロンを導入し、pチャネルMISFETQpのソ
ース、ドレインの他の一部を構成する高濃度のp+ 型半
導体領域9bを形成する。
【0042】次に、厚さ30〜50nm程度のチタン膜
(図示せず)をスパッタリング法またはCVD法によっ
て半導体基板1上に堆積した後、窒素雰囲気中で600
〜700℃の熱処理を半導体基板1に施し、次いで未反
応のチタン膜を除去する。この後、低抵抗化のための熱
処理を半導体基板1に施すことによって、図10に示す
ように、nチャネルMISFETQnのゲート電極7の
表面およびn+ 型半導体領域8bの表面、ならびにpチ
ャネルMISFETQpのゲート電極7の表面およびp
+ 型半導体領域9bの表面にチタンシリサイド膜11を
形成する。
【0043】その後、図11に示すように、半導体基板
1上に層間絶縁膜12を堆積し、この層間絶縁膜12を
エッチングしてコンタクトホール13を開孔した後、層
間絶縁膜12の上層に堆積した金属膜(図示せず)をエ
ッチングして配線層14を形成することにより、本実施
の形態のRTPを適用したCMOSデバイスが完成す
る。
【0044】以上、本発明者によってなされた発明を発
明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでも
ない。
【0045】例えば、前記実施の形態では、RTP技術
の昇温プロセスに適用した場合について説明したが、降
温プロセスにも適用可能である。
【0046】また、前記実施の形態では、CMOSデバ
イスのゲート絶縁膜の製造工程に適用した場合について
説明したが、RTP技術を用いるいかなる半導体集積回
路装置の製造方法にも適用可能である。
【0047】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0048】本発明によれば、各々の昇温段階毎にラン
プのパワーバランスを設定した多段階の昇温プロセスに
よって半導体ウエハを昇温し、各昇温段階の昇温速度を
メインプロセスの最終所定温度に達するまで順次減速さ
せ、さらに、上記ランプのパワーバランスを、温度に対
する感度の高いウエット酸化膜の膜厚の面内分布を用い
て調整するので、半導体ウエハの面内温度の均一性が向
上する。これによって、RTP技術を大口径ウエハに適
用することが可能となり、さらにはデバイスの信頼性お
よび歩留まりを向上することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるRTPのアニール
シーケンスを説明するための図である。
【図2】本実施の形態のRTPのアニールシーケンスの
うち1段階目の昇温ステップの設定方法を説明するため
の図である。
【図3】本実施の形態のRTPのアニールシーケンスの
うち2段階目の昇温ステップの設定方法を説明するため
の図である。
【図4】本実施の形態のRTPのアニールシーケンスの
うち3段階目の昇温ステップの設定方法を説明するため
の図である。
【図5】本実施の形態のRTPのアニールシーケンスの
うちメインプロセスの設定方法を説明するための図であ
る。
【図6】本発明の実施の形態を適用したCMOSデバイ
スの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図7】本発明の実施の形態を適用したCMOSデバイ
スの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図8】本発明の実施の形態を適用したCMOSデバイ
スの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図9】本発明の実施の形態を適用したCMOSデバイ
スの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図10】本発明の実施の形態を適用したCMOSデバ
イスの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図11】本発明の実施の形態を適用したCMOSデバ
イスの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 p型ウエル 3 n型ウエル 4 フィールド絶縁膜 5 しきい値電圧制御層 6 ゲート絶縁膜 7 ゲート電極 8a n- 型半導体領域 8b n+ 型半導体領域 9a p- 型半導体領域 9b p+ 型半導体領域 10 サイドウォールスペーサ 11 チタンシリシリサイド膜 12 層間絶縁膜 13 コンタクトホール 14 配線層 T0 初期温度 T1 第1所定温度 T2 第2所定温度 Tf 最終所定温度 S1 1段階目の昇温ステップ S2 2段階目の昇温ステップ S3 3段階目の昇温ステップ MP メインプロセス t 所定時間 Qn nチャネルMISFET Qp pチャネルMISFET

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇温プロセスと、最終所定温度を所定時
    間保持するメインプロセスと、降温プロセスとからなる
    ランプ加熱方式によって半導体ウエハを熱処理する半導
    体集積回路装置の製造方法であって、前記昇温プロセス
    が昇温速度の異なる複数の段階に分けて構成されてお
    り、各々の昇温段階毎にランプのパワーバランスが設定
    されることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体集積回路装置の製
    造方法において、前記最終所定温度に達するまで各々の
    前記昇温段階の昇温速度を順次減速させることを特徴と
    する半導体集積回路装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の半導体集積回路
    装置の製造方法において、各々の前記昇温段階における
    前記ランプのパワーバランスを、ウエット酸化によって
    ダミーウエハに形成された酸化膜の面内膜厚分布を用い
    て調整することを特徴とする半導体集積回路装置の製造
    方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の半導体集積回路装置の製
    造方法において、不純物がイオン打ち込みにより導入さ
    れた前記ダミーウエハに前記ウエット酸化を施すことを
    特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の半導体集積回路装置の製
    造方法において、その表面に多結晶シリコン膜、窒化シ
    リコン膜または酸化タンタル膜が形成された前記ダミー
    ウエハに前記ウエット酸化を施すことを特徴とする半導
    体集積回路装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の半導体集積回路装置の製
    造方法において、前記不純物は砒素、リンまたはボロン
    であることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方
    法。
  7. 【請求項7】 請求項1または2記載の半導体集積回路
    装置の製造方法において、前記昇温プロセスの前に、6
    00℃以下の温度で前記半導体ウエハを保持することを
    特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 昇温プロセスと、最終所定温度を所定時
    間保持するメインプロセスと、降温プロセスとからなる
    ランプ加熱方式によって半導体ウエハを熱処理する半導
    体集積回路装置の製造方法であって、前記降温プロセス
    が降温速度の異なる複数の段階に分けて構成されてお
    り、各々の降温段階毎にランプのパワーバランスが設定
    されることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方
    法。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の半導体集積回路装置の製
    造方法において、各々の前記降温段階の降温速度を順次
    増速させることを特徴とする半導体集積回路装置の製造
    方法。
JP11144318A 1999-05-25 1999-05-25 半導体集積回路装置の製造方法 Pending JP2000331949A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11144318A JP2000331949A (ja) 1999-05-25 1999-05-25 半導体集積回路装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11144318A JP2000331949A (ja) 1999-05-25 1999-05-25 半導体集積回路装置の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000331949A true JP2000331949A (ja) 2000-11-30

Family

ID=15359312

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11144318A Pending JP2000331949A (ja) 1999-05-25 1999-05-25 半導体集積回路装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000331949A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007067196A (ja) * 2005-08-31 2007-03-15 Tokyo Electron Ltd 基板処理方法
JP2007095889A (ja) * 2005-09-28 2007-04-12 Ushio Inc 光照射式加熱方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007067196A (ja) * 2005-08-31 2007-03-15 Tokyo Electron Ltd 基板処理方法
JP2007095889A (ja) * 2005-09-28 2007-04-12 Ushio Inc 光照射式加熱方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20100255666A1 (en) Thermal processing method
JPS618931A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2003318121A (ja) 半導体装置の製造方法
KR100396709B1 (ko) 반도체 소자의 제조방법
JP2930042B2 (ja) 半導体装置の製造方法
KR100594324B1 (ko) 반도체 소자의 듀얼 폴리실리콘 게이트 형성방법
JP2000331949A (ja) 半導体集積回路装置の製造方法
JP2002518827A (ja) Mosトランジスタを含む半導体デバイスの製造方法
JP2000294782A (ja) 半導体装置の作製方法
JP2002110973A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2001326349A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2768995B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPH10233457A (ja) 半導体装置の製造方法
JP3258817B2 (ja) ゲート電極の作製方法
KR100600243B1 (ko) 반도체 소자의 제조 방법
KR100691965B1 (ko) 반도체 소자 제조 방법
JPH06350086A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH022633A (ja) Mis電界効果半導体装置の製造方法
JP2000299463A (ja) 半導体装置の製造方法
TW580728B (en) High doping concentration ion-implantation method to reduce substrate defect
KR100622812B1 (ko) 반도체 소자의 게이트 제조 방법
KR100228334B1 (ko) 반도체 장치의 전계효과트랜지스터 제조방법
JPH0745828A (ja) 絶縁ゲート型電界効果トランジスタおよびその製造方法
JP2001156289A (ja) 絶縁ゲート型半導体装置の製造方法
JPH02304934A (ja) Mis型トランジスタの製造方法