JP2007067196A - 基板処理方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 基板処理装置の処理室内で、被処理基板に対し800℃以上の処理温度で熱処理を行う基板処理方法は、被処理基板の放射率が最大になる第1の温度まで被処理基板を第1の昇温レートで加熱する第1の昇温工程と、第1の温度から、処理温度よりも低い第2の温度に達するまで被処理基板を第2の昇温レートで加熱する第2の昇温工程と、第2の温度から、処理温度に達するまで被処理基板を第3の昇温レートで加熱する第3の昇温工程と、を含み、第2の昇温工程の昇温レートを、第3の昇温工程の昇温レートよりも大きくする。
【選択図】図1
Description
前記被処理基板の放射率が最大になる第1の温度まで被処理基板を第1の昇温レートで加熱する第1の昇温工程と、
前記第1の温度から、前記処理温度よりも低い第2の温度に達するまで被処理基板を第2の昇温レートで加熱する第2の昇温工程と、
前記第2の温度から、前記処理温度に達するまで被処理基板を第3の昇温レートで加熱する第3の昇温工程と、
を含み、
前記第2の温度Xは、次の関係式
3≦(T−X)/Y≦7
[ただし、T;処理温度、Y;第3の昇温レートにおける1秒当りの昇温温度幅、を示す]
を満たすように規定される温度であり、
前記第2の昇温レートは、前記第3の昇温レートよりも大きいことを特徴とする、基板処理方法を提供する。
前記処理容器内で被処理基板を加熱する加熱手段と、
前記処理容器内で上記第1の観点の基板処理方法が行なわれるように制御する制御部と、
を備えたことを特徴とする、基板処理装置を提供する。
図1は、本発明の基板処理方法の一実施形態である熱処理方法の概要を説明するためのフロー図である。本実施形態に係る熱処理方法は、基板処理装置の処理室内で、被処理基板に対し800℃以上の処理温度で加熱処理を行う基板処理方法であり、図1に示す5ステップの工程中、ステップS1〜ステップS3までの3ステップの昇温過程を有する点に特徴を有している。
3≦(T−X)/Y≦7
[ただし、T;処理温度、Y;第3の昇温レートにおける1秒当りの昇温温度幅、を示す]
を満たすように規定される温度である。
従って、第1の昇温工程での昇温レートは、第3の昇温工程の昇温レート以下、好ましくは3ステップの昇温工程中、最も低く設定される。
さらに、ウエハWの上方にも、上部発熱ユニット4のタングステンランプ6との間に石英部材10aが介在配備されている。また、ウエハWを囲繞するように、チャンバ1の内周面にも石英部材10bが配設されている。
なお、ウエハWを支持して昇降させるためのリフターピン(図示せず)が、ホットライナー8を貫通して設けられており、ウエハWの搬入出に使用される。
また、プロセスチャンバー1の側部には、ガス導入管12に接続されたガス供給源13が配備されており、プロセスチャンバー1の処理空間内に、例えばN2ガス、O2ガス、Arガスなどのガスを導入できるようになっている。また、プロセスチャンバー1の下部には、排気管14が設けられており、図示しない排気装置により、プロセスチャンバー1内を減圧できるように構成されている。
また、熱処理中にはホットライナー8の温度をパイロメーター11により計測し、間接的にウエハWの温度を計測できる。パイロメーター11により計測された温度データは、プロセスコントローラ21にフィードバックされ、レシピにおける設定温度との間に差がある場合には、タングステンランプ6への電力供給が調節される。
例えば、第1の昇温工程(ステップS1)では、プロセスコントローラ21の制御の下で、ウエハ温度が常温から700℃までの区間をおよそ70秒間近くかけて、およそ10℃/秒の昇温速度となるようにウエハWを加熱する。この緩やかな昇温速度で、ウエハWの放射率が最大に達し、かつ安定化するウエハ温度である700℃に到達させることにより、ウエハWの反りの発生を防止できる。
図2と同様の熱処理装置100を使用し、実施例として図3と同様の条件で第1の昇温工程〜第3の昇温工程を含む熱処理を実施した。
すなわち、700℃までの第1の昇温工程を10℃/秒で約70秒間、700℃〜950℃までの第2の昇温工程を50℃/秒で約5秒間、950℃〜1050℃までの第3の昇温工程を20℃/秒で約5秒間それぞれ実施し、処理温度1050℃まで昇温させた。
例えば、図1ではRTPの熱処理装置100を例に挙げて説明したが、本発明は、基板に対して800℃以上の温度で成膜等を行う処理や、プラズマを利用して同様に800℃以上の温度でCVD成膜等を行う処理にも適用できる。
2:下部発熱ユニット
3:水冷ジャケット
4:上部発熱ユニット
5:水冷ジャケット
6:タングステンランプ
7:支持部
7a:ウエハ支持ピン
7b:ライナー設置部
8:ホットライナー
9:石英部材
10a,10b:石英部材
11:パイロメーター
12:ガス導入管
13:ガス供給源
14:排気管
21:プロセスコントローラ
22:ユーザーインターフェース
23:記憶部
Claims (12)
- 基板処理装置の処理室内で、被処理基板に対し800℃以上の処理温度で処理を行う基板処理方法であって、
前記被処理基板の放射率が最大になる第1の温度まで被処理基板を第1の昇温レートで加熱する第1の昇温工程と、
前記第1の温度から、前記処理温度よりも低い第2の温度に達するまで被処理基板を第2の昇温レートで加熱する第2の昇温工程と、
前記第2の温度から、前記処理温度に達するまで被処理基板を第3の昇温レートで加熱する第3の昇温工程と、
を含み、
前記第2の温度Xは、次の関係式
3≦(T−X)/Y≦7
[ただし、T;処理温度、Y;第3の昇温レートにおける1秒当りの昇温温度幅、を示す]
を満たすように規定される温度であり、
前記第2の昇温レートは、前記第3の昇温レートよりも大きいことを特徴とする、基板処理方法。 - 前記第3の昇温レートは、前記第1の昇温レート以上であることを特徴とする、請求項1に記載の基板処理方法。
- 前記第2の昇温レートが、40℃/秒〜60℃/秒であることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の基板処理方法。
- 前記第3の昇温レートが、15℃/秒〜30℃/秒であることを特徴とする、請求項3に記載の基板処理方法。
- 前記第1の昇温レートが、5℃/秒〜15℃/秒であることを特徴とする、請求項3または請求項4に記載の基板処理方法。
- 前記処理温度が800℃〜1100℃であることを特徴とする、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の基板処理方法。
- 被処理基板がシリコン基板であり、前記第1の温度が600℃〜700℃であることを特徴とする、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の基板処理方法。
- 前記基板処理装置は、RTP装置であることを特徴とする、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の基板処理方法。
- 処理圧力が、106.66Pa以上101325Pa以下であることを特徴とする、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の基板処理方法。
- コンピュータ上で動作し、実行時に、請求項1から請求項9のいずれか1項に記載された基板処理方法が行なわれるように前記基板処理装置を制御することを特徴とする、制御プログラム。
- コンピュータ上で動作する制御プログラムが記憶されたコンピュータ記憶媒体であって、前記制御プログラムは、実行時に、請求項1から請求項9のいずれか1項に記載された基板処理方法が行なわれるように前記基板処理装置を制御するものであることを特徴とする、コンピュータ記憶媒体。
- 被処理基板を収容する処理容器と、
前記処理容器内で被処理基板を加熱する加熱手段と、
前記処理容器内で請求項1から請求項9のいずれか1項に記載された基板処理方法が行なわれるように制御する制御部と、
を備えたことを特徴とする、基板処理装置。
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