JP2000328837A - バネ助勢型多軸ヒンジ装置 - Google Patents
バネ助勢型多軸ヒンジ装置Info
- Publication number
- JP2000328837A JP2000328837A JP11144561A JP14456199A JP2000328837A JP 2000328837 A JP2000328837 A JP 2000328837A JP 11144561 A JP11144561 A JP 11144561A JP 14456199 A JP14456199 A JP 14456199A JP 2000328837 A JP2000328837 A JP 2000328837A
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- Japan
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- lid
- shaft hole
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 蓋開閉操作あるいは蓋閉鎖操作が小さな力で
容易に実行でき、助勢手段の設置スペースと設備コスト
の節減が可能である、バネ付勢型多軸ヒンジ装置を提供
する。 【解決手段】 ２本の短リンク８Ａ，８Ｂと２本の長リ
ンク９Ａ，９Ｂと蓋軸支部材６と固定枠体軸支部材７と
からなる多軸ヒンジ装置において、固定枠体２の開口部
内壁面に固着したトーションバー固定ブラケット５にト
−ションバー４の基端部を固着し、トーションバー４の
先端部を長リンク９Ａの基端枢軸部に固着し、蓋１の閉
鎖回転時または開放回転時に該ト−ションバー４に捻じ
り変形を与える。
容易に実行でき、助勢手段の設置スペースと設備コスト
の節減が可能である、バネ付勢型多軸ヒンジ装置を提供
する。 【解決手段】 ２本の短リンク８Ａ，８Ｂと２本の長リ
ンク９Ａ，９Ｂと蓋軸支部材６と固定枠体軸支部材７と
からなる多軸ヒンジ装置において、固定枠体２の開口部
内壁面に固着したトーションバー固定ブラケット５にト
−ションバー４の基端部を固着し、トーションバー４の
先端部を長リンク９Ａの基端枢軸部に固着し、蓋１の閉
鎖回転時または開放回転時に該ト−ションバー４に捻じ
り変形を与える。
Description
【０００１】
【発明が属する技術分野】 本発明は、建造物や通路等
の固定枠体に開設した開口部を閉塞する蓋に使用される
多軸型ヒンジ装置に関するものである。
の固定枠体に開設した開口部を閉塞する蓋に使用される
多軸型ヒンジ装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】 特開昭６３−１３５７５１号公報に開
示された従来の多軸型ヒンジ装置は、蓋開閉仮想中心線
から延びた放射線上に規定間隔をおいて２個の軸孔を設
けてあり、蓋に固着される蓋軸支部材と；蓋開閉仮想中
心線から延びた放射線上に規定間隔をおいて２個の軸孔
を設けてあり、固定枠体に固着される固定枠体軸支部材
と；規定間隔をおいて３個の軸孔を設けてあり、中央部
の軸孔を通る枢軸によって互いに連結された２本の長リ
ンクと；規定間隔をおいて２個の軸孔を設けた２本の短
リンクとからなる。そして、前記一方の長リングの基端
部側の軸孔と固定枠体軸支部材の蓋開閉仮想中心線に近
い方の軸孔を通る枢軸によって該長リンクを固定枠体軸
支部材に連結し、前記他方の長リンクの基端部側の軸孔
と蓋軸支部材の蓋開閉仮想中心線に近い方の軸孔を通る
枢軸によって該長リンクを蓋軸支部材に連結し、前記一
方の長リンクの先端部側の軸孔と前記一方の短リンクの
先端部側の軸孔を通る枢軸によって前記一方の長リンク
と前記一方の短リンクを連結し、前記他方の長リンクの
先端部側の軸孔と前記他方の短リンクの先端部側の軸孔
を通る枢軸によって前記他方の長リンクと前記他方の短
リンクを連結し、前記一方の短リンクの基端部側の軸孔
と蓋軸支部材の蓋開閉仮想中心線より遠い方の軸孔を通
る枢軸によって前記一方の短リンクを蓋軸支部材に連結
し、前記他方の短リンクの基端部側の軸孔と固定枠体軸
支部材の蓋開閉仮想中心線より遠い方の軸孔を通る枢軸
によって前記他方の短リンクを固定枠体軸支部材に連結
している。
示された従来の多軸型ヒンジ装置は、蓋開閉仮想中心線
から延びた放射線上に規定間隔をおいて２個の軸孔を設
けてあり、蓋に固着される蓋軸支部材と；蓋開閉仮想中
心線から延びた放射線上に規定間隔をおいて２個の軸孔
を設けてあり、固定枠体に固着される固定枠体軸支部材
と；規定間隔をおいて３個の軸孔を設けてあり、中央部
の軸孔を通る枢軸によって互いに連結された２本の長リ
ンクと；規定間隔をおいて２個の軸孔を設けた２本の短
リンクとからなる。そして、前記一方の長リングの基端
部側の軸孔と固定枠体軸支部材の蓋開閉仮想中心線に近
い方の軸孔を通る枢軸によって該長リンクを固定枠体軸
支部材に連結し、前記他方の長リンクの基端部側の軸孔
と蓋軸支部材の蓋開閉仮想中心線に近い方の軸孔を通る
枢軸によって該長リンクを蓋軸支部材に連結し、前記一
方の長リンクの先端部側の軸孔と前記一方の短リンクの
先端部側の軸孔を通る枢軸によって前記一方の長リンク
と前記一方の短リンクを連結し、前記他方の長リンクの
先端部側の軸孔と前記他方の短リンクの先端部側の軸孔
を通る枢軸によって前記他方の長リンクと前記他方の短
リンクを連結し、前記一方の短リンクの基端部側の軸孔
と蓋軸支部材の蓋開閉仮想中心線より遠い方の軸孔を通
る枢軸によって前記一方の短リンクを蓋軸支部材に連結
し、前記他方の短リンクの基端部側の軸孔と固定枠体軸
支部材の蓋開閉仮想中心線より遠い方の軸孔を通る枢軸
によって前記他方の短リンクを固定枠体軸支部材に連結
している。
【０００３】この多軸型ヒンジ装置は、蓋開閉仮想中心
線を開口部の任意の位置に設定でき、開口部と蓋との間
隔を非常に小さくすることができるものであるが、特別
の助勢手段が用意されていないため、重量の重い蓋では
蓋の開閉操作に当たって大きな力を要する。
線を開口部の任意の位置に設定でき、開口部と蓋との間
隔を非常に小さくすることができるものであるが、特別
の助勢手段が用意されていないため、重量の重い蓋では
蓋の開閉操作に当たって大きな力を要する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】 したがって、本発明
の目的は助勢手段の付加によって蓋開閉操作あるいは蓋
閉鎖操作が小さな力で容易に実行できるとともに、助勢
手段の収容スペースと設備コストの節減が可能である、
バネ付勢型多軸ヒンジ装置を提供することである。
の目的は助勢手段の付加によって蓋開閉操作あるいは蓋
閉鎖操作が小さな力で容易に実行できるとともに、助勢
手段の収容スペースと設備コストの節減が可能である、
バネ付勢型多軸ヒンジ装置を提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】 以下添付図面中の参照
記号を用いて説明すると、本発明のバネ付勢型多軸ヒン
ジ装置は、蓋開閉仮想中心線Ｒから延びた放射線上に規
定間隔ａをおいて２個の軸孔１０，１１を設けてあり、
蓋２に固着される蓋軸支部材６と；蓋開閉仮想中心線Ｒ
から延びた放射線上に規定間隔ａをおいて２個の軸孔１
２，１３を設けてあり、固定枠体２に固着される固定枠
体軸支部材７と；規定間隔ａをおいて３個の軸孔１７，
１８，１９を設けてあり、中央部の軸孔１８を通る枢軸
２０によって互いに連結された２本の長リンク９Ａ，９
Ｂと；規定間隔ａをおいて２個の軸孔２１，２２を設け
た２本の短リンク８Ａ，８Ｂと；固定枠体２の開口部内
壁に固着されたト−ションバー固定ブラケット５と；ト
−ションバー固定ブラケット５に基端部が固着され、長
リンク９Ａの基端部の枢軸２３部分に先端部が固着され
たト−ションバー４とからなる。
記号を用いて説明すると、本発明のバネ付勢型多軸ヒン
ジ装置は、蓋開閉仮想中心線Ｒから延びた放射線上に規
定間隔ａをおいて２個の軸孔１０，１１を設けてあり、
蓋２に固着される蓋軸支部材６と；蓋開閉仮想中心線Ｒ
から延びた放射線上に規定間隔ａをおいて２個の軸孔１
２，１３を設けてあり、固定枠体２に固着される固定枠
体軸支部材７と；規定間隔ａをおいて３個の軸孔１７，
１８，１９を設けてあり、中央部の軸孔１８を通る枢軸
２０によって互いに連結された２本の長リンク９Ａ，９
Ｂと；規定間隔ａをおいて２個の軸孔２１，２２を設け
た２本の短リンク８Ａ，８Ｂと；固定枠体２の開口部内
壁に固着されたト−ションバー固定ブラケット５と；ト
−ションバー固定ブラケット５に基端部が固着され、長
リンク９Ａの基端部の枢軸２３部分に先端部が固着され
たト−ションバー４とからなる。
【０００６】そして、長リング９Ａの基端部側の軸孔１
９と固定枠体軸支部材７の蓋開閉仮想中心線Ｒに近い方
の軸孔１２を通る枢軸２３によって長リンク９Ａを固定
枠体軸支部材７に連結し、長リンク９Ｂの基端部側の軸
孔１９と蓋軸支部材６の蓋開閉仮想中心線Ｒに近い方の
軸孔１０を通る枢軸２４によって長リンク９Ｂを蓋軸支
部材６に連結し、長リンク９Ａの先端部側の軸孔１７と
短リンク８Ａの先端部側の軸孔２１を通る枢軸２５によ
って長リンク９Ａと短リンク８Ａを連結し、長リンク９
Ｂの先端部側の軸孔１７と短リンク８Ｂの先端部側の軸
孔２１を通る枢軸２６によって長リンク９Ｂと短リンク
８Ｂを連結し、短リンク８Ａの基端部側の軸孔２２と蓋
軸支部材６の蓋開閉仮想中心線Ｒより遠い方の軸孔１１
を通る枢軸２７によって短リンク８Ａを蓋軸支部材６に
連結し、短リンク８Ｂの基端部側の軸孔２２と固定枠体
軸支部材７の蓋開閉仮想中心線Ｒより遠い方の軸孔１３
を通る枢軸２８によって短リンク８Ｂを固定枠体軸支部
材７に連結し、蓋１の閉鎖回転時または開放回転時にト
−ションバー４に捻じり変形を与えるものである。
９と固定枠体軸支部材７の蓋開閉仮想中心線Ｒに近い方
の軸孔１２を通る枢軸２３によって長リンク９Ａを固定
枠体軸支部材７に連結し、長リンク９Ｂの基端部側の軸
孔１９と蓋軸支部材６の蓋開閉仮想中心線Ｒに近い方の
軸孔１０を通る枢軸２４によって長リンク９Ｂを蓋軸支
部材６に連結し、長リンク９Ａの先端部側の軸孔１７と
短リンク８Ａの先端部側の軸孔２１を通る枢軸２５によ
って長リンク９Ａと短リンク８Ａを連結し、長リンク９
Ｂの先端部側の軸孔１７と短リンク８Ｂの先端部側の軸
孔２１を通る枢軸２６によって長リンク９Ｂと短リンク
８Ｂを連結し、短リンク８Ａの基端部側の軸孔２２と蓋
軸支部材６の蓋開閉仮想中心線Ｒより遠い方の軸孔１１
を通る枢軸２７によって短リンク８Ａを蓋軸支部材６に
連結し、短リンク８Ｂの基端部側の軸孔２２と固定枠体
軸支部材７の蓋開閉仮想中心線Ｒより遠い方の軸孔１３
を通る枢軸２８によって短リンク８Ｂを固定枠体軸支部
材７に連結し、蓋１の閉鎖回転時または開放回転時にト
−ションバー４に捻じり変形を与えるものである。
【０００７】このように構成されたバネ付勢型多軸ヒン
ジ装置は、蓋１の閉鎖状態においては、２本の長リンク
９Ａ，９Ｂと短リンク８Ａ，８Ｂよりなるリンク機構は
図３に示したように蓋１の下面側空間に折り畳まれてい
る。蓋１の閉鎖回転時にトーションバー４に捻じり変形
が与えられるように初期設定してある場合には、ラッチ
金具３などによる固定枠体２に対する蓋１の錠止を解除
したとき、弾性復元しようとするトーションバー４によ
って、長リンク９Ａには、図３において枢軸２３を中心
とする時計回り方向の回転トルクが与えられる。長リン
ク９Ａがこのように駆動されることによって、他の長リ
ンク９Ｂと短リンク８Ａ，８Ｂが各枢軸２４、２７，２
８を中心として回動し、リンク機構は図２に示したよう
に伸展し、蓋１がトーションバー４の助勢によって所定
角度まで軽快に開放される。そして、蓋１はトーション
バー４の弾性反発力によって当該開放位置に保持され
る。
ジ装置は、蓋１の閉鎖状態においては、２本の長リンク
９Ａ，９Ｂと短リンク８Ａ，８Ｂよりなるリンク機構は
図３に示したように蓋１の下面側空間に折り畳まれてい
る。蓋１の閉鎖回転時にトーションバー４に捻じり変形
が与えられるように初期設定してある場合には、ラッチ
金具３などによる固定枠体２に対する蓋１の錠止を解除
したとき、弾性復元しようとするトーションバー４によ
って、長リンク９Ａには、図３において枢軸２３を中心
とする時計回り方向の回転トルクが与えられる。長リン
ク９Ａがこのように駆動されることによって、他の長リ
ンク９Ｂと短リンク８Ａ，８Ｂが各枢軸２４、２７，２
８を中心として回動し、リンク機構は図２に示したよう
に伸展し、蓋１がトーションバー４の助勢によって所定
角度まで軽快に開放される。そして、蓋１はトーション
バー４の弾性反発力によって当該開放位置に保持され
る。
【０００８】蓋１の開放回転時にトーションバー４に捻
じり変形が与えられるように初期設定してある場合に
は、ラッチ金具３などによる固定枠体２に対する蓋１の
錠止を解除してから蓋１を操作者の自力によって引き上
げ回転すると、トーションバー４が次第に捻じり変形さ
れていく。所定角度まで開放した後、操作者が蓋１から
手を離すと、弾性復元しようとするトーションバー４に
よって、長リンク９Ａには、図２において枢軸２３を中
心とする反時計回り方向の回転トルクが与えられる。長
リンク９Ａがこのように駆動されることによって、他の
長リンク９Ｂと短リンク８Ａ，８Ｂが各枢軸２４、２
７，２８を中心として回動し、リンク機構は図３に示し
たように折り畳まれて、蓋１がトーションバー４の助勢
によって軽快に閉鎖される。
じり変形が与えられるように初期設定してある場合に
は、ラッチ金具３などによる固定枠体２に対する蓋１の
錠止を解除してから蓋１を操作者の自力によって引き上
げ回転すると、トーションバー４が次第に捻じり変形さ
れていく。所定角度まで開放した後、操作者が蓋１から
手を離すと、弾性復元しようとするトーションバー４に
よって、長リンク９Ａには、図２において枢軸２３を中
心とする反時計回り方向の回転トルクが与えられる。長
リンク９Ａがこのように駆動されることによって、他の
長リンク９Ｂと短リンク８Ａ，８Ｂが各枢軸２４、２
７，２８を中心として回動し、リンク機構は図３に示し
たように折り畳まれて、蓋１がトーションバー４の助勢
によって軽快に閉鎖される。
【０００９】
【発明の実施の形態】 図示した実施例では、固定枠体
２の開口部の内壁面に段差部が形成され、該段差部の底
面にクッション部材１５が固着されている。このクッシ
ョン部材１５には、蓋１の下面縁部の突出部１６が当接
する。蓋１には閉鎖状態において蓋１を固定枠体２に錠
止するラッチ金具３が取り付けられている。蓋開閉仮想
中心線Ｒは、固定枠体２の開口部内壁面２ａの上縁部１
４と一致させてある。蓋開閉仮想中心線Ｒより斜め下側
に固着されている固定枠体軸支部材７は、上部から下部
に向かうほど開口部内壁面２ａからの突出量が増大して
いる。蓋１の閉鎖状態において固定枠体軸支部材７の上
側に配置される蓋軸支部材６は、蓋開閉仮想中心線Ｒよ
り遠くなるほど、蓋１の下面からの突出量が増大してい
る。
２の開口部の内壁面に段差部が形成され、該段差部の底
面にクッション部材１５が固着されている。このクッシ
ョン部材１５には、蓋１の下面縁部の突出部１６が当接
する。蓋１には閉鎖状態において蓋１を固定枠体２に錠
止するラッチ金具３が取り付けられている。蓋開閉仮想
中心線Ｒは、固定枠体２の開口部内壁面２ａの上縁部１
４と一致させてある。蓋開閉仮想中心線Ｒより斜め下側
に固着されている固定枠体軸支部材７は、上部から下部
に向かうほど開口部内壁面２ａからの突出量が増大して
いる。蓋１の閉鎖状態において固定枠体軸支部材７の上
側に配置される蓋軸支部材６は、蓋開閉仮想中心線Ｒよ
り遠くなるほど、蓋１の下面からの突出量が増大してい
る。
【００１０】多軸ヒンジ装置のヒンジ機構部分は蓋１の
左右両側に装着されており、トーションバー４は水平に
配置されて左右２本使用されている。トーションバー固
定ブラケット５は、固定枠体軸支部材７を固着した開口
部内壁面２ａに対して直角な開口部内壁面２ｂに固着さ
れている。２本のトーションバー４は、基端部をトーシ
ョんバー固定ブラケット５に固着されている。各トーシ
ョンバー４の先端部は、枢軸２３と同軸に長リンク９Ａ
の基端部に固着されている。
左右両側に装着されており、トーションバー４は水平に
配置されて左右２本使用されている。トーションバー固
定ブラケット５は、固定枠体軸支部材７を固着した開口
部内壁面２ａに対して直角な開口部内壁面２ｂに固着さ
れている。２本のトーションバー４は、基端部をトーシ
ョんバー固定ブラケット５に固着されている。各トーシ
ョンバー４の先端部は、枢軸２３と同軸に長リンク９Ａ
の基端部に固着されている。
【００１１】
【発明の効果】 以上のように本発明のバネ助勢型多軸
ヒンジ装置では、固定枠体２の開口部内壁面２ａにト−
ションバー固定ブラケット５を固着し、トーションバー
４の基端部を該ト−ションバー固定ブラケット５に固着
し、トーションバー４の先端部を長リンク９Ａの基端部
の枢軸２３部分に固着してあり、蓋１の閉鎖回転時また
は開放回転時に該ト−ションバー４に捻じり変形を与え
るようにしたので、蓋１の開放操作時または閉鎖操作時
にトーションバー４が弾性復元することによって、当該
開放操作方向または閉鎖操作方向に回転トルクが付加さ
れ、この回転トルクの助勢によって蓋開放操作または蓋
閉鎖操作が小さな力で容易に実行することができる。
ヒンジ装置では、固定枠体２の開口部内壁面２ａにト−
ションバー固定ブラケット５を固着し、トーションバー
４の基端部を該ト−ションバー固定ブラケット５に固着
し、トーションバー４の先端部を長リンク９Ａの基端部
の枢軸２３部分に固着してあり、蓋１の閉鎖回転時また
は開放回転時に該ト−ションバー４に捻じり変形を与え
るようにしたので、蓋１の開放操作時または閉鎖操作時
にトーションバー４が弾性復元することによって、当該
開放操作方向または閉鎖操作方向に回転トルクが付加さ
れ、この回転トルクの助勢によって蓋開放操作または蓋
閉鎖操作が小さな力で容易に実行することができる。
【００１２】また、本発明のバネ助勢型多軸ヒンジ装置
における助勢手段はトーションバー４によって構成され
ているため、ガスダンパーなどを助勢手段として組み込
む場合と比較して、助勢手段の設置スペースが少なくて
済み、設備コストを節減することができる。
における助勢手段はトーションバー４によって構成され
ているため、ガスダンパーなどを助勢手段として組み込
む場合と比較して、助勢手段の設置スペースが少なくて
済み、設備コストを節減することができる。
【図１】 本発明の一実施例に係るバネ助勢型多軸ヒン
ジ装置を使用した蓋の開放状態の斜視図である。
ジ装置を使用した蓋の開放状態の斜視図である。
【図２】 図１のバネ助勢型多軸ヒンジ装置の蓋開放状
態の要部縦断面図である。
態の要部縦断面図である。
【図３】 図１のバネ助勢型多軸ヒンジ装置の蓋閉鎖状
態の要部縦断面図である。
態の要部縦断面図である。
１ 蓋 ２ 固定枠体 ３ ラッチ金具 ４ ト−ションバー ５ ト−ションバー固定ブラケット ６ 蓋軸支部材 ７ 固定枠体軸支部材 ８Ａ 短リンク ８Ｂ 短リンク ９Ａ 長リンク ９Ｂ 長リンク ２３ 枢軸 ２４ 枢軸 ２５ 枢軸 ２６ 枢軸 ２７ 枢軸 ２８ 枢軸 Ｒ 蓋開閉仮想中心線
Claims (1)
- 【請求項１】 蓋開閉仮想中心線Ｒから延びた放射線上
に規定間隔ａをおいて２個の軸孔１０，１１を設けてあ
り、蓋２に固着される蓋軸支部材６と；蓋開閉仮想中心
線Ｒから延びた放射線上に規定間隔ａをおいて２個の軸
孔１２，１３を設けてあり、固定枠体２に固着される固
定枠体軸支部材７と；規定間隔ａをおいて３個の軸孔１
７，１８，１９を設けてあり、中央部の軸孔１８を通る
枢軸２０によって互いに連結された２本の長リンク９
Ａ，９Ｂと；規定間隔ａをおいて２個の軸孔２１，２２
を設けた２本の短リンク８Ａ，８Ｂと；固定枠体２の開
口部内壁に固着されたト−ションバー固定ブラケット５
と；ト−ションバー固定ブラケット５に基端部を固着
し、長リンク９Ａの基端部の枢軸２３部分に先端部を固
着されたト−ションバー４とからなり、長リング９Ａの
基端部側の軸孔１９と固定枠体軸支部材７の蓋開閉仮想
中心線Ｒに近い方の軸孔１２を通る枢軸２３によって長
リンク９Ａを固定枠体軸支部材７に連結し、長リンク９
Ｂの基端部側の軸孔１９と蓋軸支部材６の蓋開閉仮想中
心線Ｒに近い方の軸孔１０を通る枢軸２４によって長リ
ンク９Ｂを蓋軸支部材６に連結し、長リンク９Ａの先端
部側の軸孔１７と短リンク８Ａの先端部側の軸孔２１を
通る枢軸２５によって長リンク９Ａと短リンク８Ａを連
結し、長リンク９Ｂの先端部側の軸孔１７と短リンク８
Ｂの先端部側の軸孔２１を通る枢軸２６によって長リン
ク９Ｂと短リンク８Ｂを連結し、短リンク８Ａの基端部
側の軸孔２２と蓋軸支部材６の蓋開閉仮想中心線Ｒより
遠い方の軸孔１１を通る枢軸２７によって短リンク８Ａ
を蓋軸支部材６に連結し、短リンク８Ｂの基端部側の軸
孔２２と固定枠体軸支部材７の蓋開閉仮想中心線Ｒより
遠い方の軸孔１３を通る枢軸２８によって短リンク８Ｂ
を固定枠体軸支部材７に連結し、蓋１の閉鎖回転時ある
いは開放回転時にト−ションバー４に捻じり変形を与え
るようにしたバネ助勢型多軸ヒンジ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11144561A JP2000328837A (ja) | 1999-05-25 | 1999-05-25 | バネ助勢型多軸ヒンジ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11144561A JP2000328837A (ja) | 1999-05-25 | 1999-05-25 | バネ助勢型多軸ヒンジ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000328837A true JP2000328837A (ja) | 2000-11-28 |
Family
ID=15365126
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11144561A Pending JP2000328837A (ja) | 1999-05-25 | 1999-05-25 | バネ助勢型多軸ヒンジ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000328837A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005308068A (ja) * | 2004-04-20 | 2005-11-04 | Nhk Spring Co Ltd | ヒンジ装置 |
-
1999
- 1999-05-25 JP JP11144561A patent/JP2000328837A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005308068A (ja) * | 2004-04-20 | 2005-11-04 | Nhk Spring Co Ltd | ヒンジ装置 |
| JP4512986B2 (ja) * | 2004-04-20 | 2010-07-28 | 日本発條株式会社 | ヒンジ装置 |
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