JP2000327196A - ロールシート供給装置及び画像形成装置 - Google Patents

ロールシート供給装置及び画像形成装置

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JP2000327196A
JP2000327196A JP11136738A JP13673899A JP2000327196A JP 2000327196 A JP2000327196 A JP 2000327196A JP 11136738 A JP11136738 A JP 11136738A JP 13673899 A JP13673899 A JP 13673899A JP 2000327196 A JP2000327196 A JP 2000327196A
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roll sheet
sheet
roll
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amount
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JP11136738A
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English (en)
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Takeshi Morofuji
剛 諸藤
Yoshihiko Aihara
義彦 相原
Tsuneichi Arai
常一 新井
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な追加構成により、ロールシートの残量
や有無の検出が正確且つ確実に行えるようにすること。 【解決手段】 回転可能な固定軸1に保持されたロール
シート2の任意の紙送りを行うLF9を備えたロールシ
ート供給装置において、前記LF9の回転に応じて出力
を発生させるフォトセンサ31及び遮光板32と、前記LF
9によるロールシート2の搬送量を検出するロールシー
ト搬送量検出手段と、前記ロールシート2の固定軸1の
回転に応じて出力を発生させるフォトセンサ3及び遮光
板4とを有し、前記フォトセンサ31及び遮光板32と前記
ロールシート搬送量検出手段と前記フォトセンサ3及び
遮光板4の各検出値の相関により、前記ロールシート2
の残量、有無、及び搬送不良の検出を行うことを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長尺シートを巻回
したロールシートを供給するロールシート供給装置に関
し、例えばプリンタ等の画像形成装置に用いられるロー
ルシート供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、長尺シートを巻回したロールシー
トを用いたプリンタ等の画像形成装置において、前記ロ
ールシートの残量を検出する手段は、例えば図11に示す
ように、中心軸を固定せず設置したロールシート111の
側面を押さえる検出レバー112と、該検出レバー112の傾
きを検出するスイッチ113とより構成され、前記ロール
シート111の直径が小さくなることにより該ロールシー
ト111の中心軸が下がり、検出レバー112の先端が前記ロ
ールシート111の中心軸に入り込むことによりスイッチ1
13がオンし、このスイッチ113の出力信号をコントロー
ラ114で検出し、ロールシート111の残量が少ないことを
検出するという形式のものがある。
【0003】また、同様な従来例として、図12に示すよ
うに、ロールシート121を押さえ付けるレバー122の傾き
が、前記ロールシート121の直径の減少により変化する
ことを利用し、スイッチ123にてロールシート121の残量
を検出するという形式のものもある。また、前記スイッ
チ123の代わりに、図13に示すように、IREDとPS
D(位置検出素子)131を用いて前記レバー122の傾きを
検出することでロールシートの残量を細かく検出する形
式のものもある。或いは、ロールシート自身の重量を利
用したもの等もある。
【0004】また、図14に示すように、中心軸に保持さ
れたロールシート141が紙送り動作によってその軸を中
心に回転して引き出される構成の装置において、前記ロ
ールシート141の回転に応じたパルスを発生するスリッ
ト板142及びセンサ143からの出力信号を検出し、そのパ
ルス間隔をコントローラ144で測定することにより、前
記ロールシート141の残量及び有無を検出する方式のも
のも提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
従来技術では、以下に述べるような問題があった。
【0006】まず、図11及び図12に示す如き技術では、
ロールシートのシート厚という、極めて小さな変化をス
イッチという機械的な機構により検出する構成となって
いるため、シートの残量がどの程度あるのか等を検出す
ることができず、検出精度が悪いという問題があった。
【0007】また、図13に示す如き技術でも、検出位置
の調整を検出レバーの上下移動により行うため、同様に
シート厚という小さな変化量に対し、その調整が困難で
あった。
【0008】また、ロールシートを固定せずに使用した
場合、残量が減ってロールシート自体が軽くなっている
状態で該ロールシートが引き出された際に、ロールシー
トが浮き上がって検出レバーが外れ、これにより検出の
誤動作が発生するおそれがあった。
【0009】更に、ロールシートの残量が少ないことを
検出した後の該ロールシートの残量の変化を検出するこ
とができず、該ロールシートの残量が少ない状態と紙無
しの状態の区別もつかないという問題があった。
【0010】また、図14に示す如き技術では、一定速度
で引き出されるロールシートの固定軸の回転速度を検出
することで該ロールシートの残量及び有無を検出するの
で、インクジェットプリンタ等のラインプリンタのよう
に、加減速を伴う間欠紙送りを繰り返すものには適応が
難しくなるという問題があった。
【0011】そこで、本発明の目的は、簡単な追加構成
により、ロールシートの残量や有無の検出が正確且つ確
実に行えるようにすることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の代表的な構成は、長尺シートを巻回し回転可
能な軸に保持されたロールシートの任意の紙送りを行う
搬送ローラを備えたロールシート供給装置において、前
記搬送ローラの回転に応じて出力を発生させる搬送ロー
ラ回転角検出手段と、前記搬送ローラによるロールシー
トの搬送量を検出するロールシート搬送量検出手段と、
前記ロールシートの軸の回転に応じて出力を発生させる
ロールシート回転角検出手段とを有し、前記搬送ローラ
回転角検出手段と前記ロールシート搬送量検出手段と前
記ロールシート回転角検出手段の各検出値の相関によ
り、前記ロールシートの残量、有無、及び搬送不良の検
出を行うことを特徴とする。
【0013】上記の簡単な構成により、シートの残量や
有無の検出を正確且つ確実に行うことが可能となり、ま
たシートの滞留等の搬送不良の検出や、モータの脱調等
の動作不良の検出も併せて可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明を
適用したロールシート供給装置の実施の形態について詳
しく説明する。尚、以下の実施形態では、プリンタ等の
画像形成装置におけるロールシート供給装置を例示して
説明する。
【0015】〔第1実施形態〕第1実施形態に係る画像
形成装置について図1〜図3を用いて詳しく説明する。
図1は第1実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示
す模式説明図である。図1に示すように、本画像形成装
置は、ロールシートの回転中心を固定する固定軸1、該
固定軸1に固定された遮光板4、該遮光板4による遮光
/非遮光状態を検出するロールシート回転角検出手段と
してのフォトセンサ3、前記固定軸1に固定され長尺シ
ートを巻回したロールシート2、LFギア12と連結した
ステッピングモータ10により駆動されるLF軸11、ロー
ルシート2を送り出す搬送ローラ13、制御手段としての
コントローラ5、該コントローラ5に接続された記憶装
置6、プリンタに命令や印字データを与えるホスト8、
ステッピングモータ駆動回路であるドライバ7、ロール
シート2が搬送手段であるLF(ラインフィード)9ま
で搬送されていることを検出する給紙センサ16、ライン
毎に画像を形成する記録ヘッド14、画像の形成されたロ
ールシートを適当な長さで切断するカッター15、等によ
り構成されている。
【0016】LF9による紙送り動作によりロールシー
ト2が引き出されると、該ロールシート2は固定軸1に
固定されているため、該固定軸1を中心に回転する。こ
のロールシート2の回転により前記固定軸1に固定され
た遮光板4が回転し、該遮光板4の回転に応じて前記フ
ォトセンサ3が出力を発生する。本実施形態では、フォ
トセンサ3の出力発生間隔はロールシートの固定軸1が
一回転することに相当している。
【0017】前記フォトセンサ3の遮光板4による出力
間隔は、前記ロールシート2の径が大きいときはLF9
による紙送り積算量が大きく、該ロールシート2が消費
されてその径が小さくなるとLF9による紙送り積算量
は次第に小さくなっていく。そして、通常、LF軸11を
介してLF9を回転駆動するステッピングモータ10は、
コントローラ5からの信号により制御され、モータの脱
調や、シート2とLF9の滑り等が起きない限り、コン
トローラ内部の演算によりその変位(紙送り量)が正確
に把握されている(ロールシート搬送量検出手段)。依
って、ロールシートの最小径(紙管径)、シートの厚み
からロールシートの残量を算出することが可能となる。
【0018】また、ロールシート2の残量判定基準は、
コントローラ5又は該コントローラ5に接続された記憶
装置6に予め適当な基準データを記憶させておく方法
や、インターフェイスを介してプリンタに命令や印字デ
ータを与えるホスト8から判定基準データを入力し、コ
ントローラ5又は該コントローラ5に接続された記憶装
置6に基準データとして記憶させておく方法などによ
り、調整可能である。
【0019】その他、図2に示すように、紙管にバーコ
ード21を貼付し、プリンタ本体に固定されたバーコード
リーダー22により基準データとして読み込む、或いは磁
気媒体を貼付し、電子メモリ(EEPROM等)を内蔵
させることにより、より細かな設定や、算出された残量
のロールシート毎の記憶が可能となる。これは、ロール
シートを使用中途で交換する場合に特に有効である。ま
た、これらのデータを利用することで、例えば、記録ヘ
ッド14とシートとの間隔設定等が、ユーザーの手を煩わ
せることなく行えるようになる。
【0020】また、残量判定基準は、前述の方法以外
に、プリンタの操作パネル(不図示)から入力する方法
や、可変抵抗の調整やスイッチの組み合わせ等のハード
ウェアによっても実現できる。更に、ロールシート2の
残量判定をコントローラ5にて行わず、ハードウェアに
て一定基準と比較し、その結果をコントローラ5に入力
する構成も考えられる。
【0021】そして、前記ロールシート2が無い場合に
は、前記固定軸1に固定された遮光板4は回転しないた
め、フォトセンサ3にて信号が発生することが無く、コ
ントローラ5はロールシート2の有無を検出することが
可能となる。
【0022】また、ロールシートの固定軸1の回転角を
検出する手段も、前述の遮光板4とフォトセンサ3の組
み合わせに限定されるものではなく、例えば図3(a)
に示すように、LF軸11に突起17を設け、これをスイッ
チ18で検出することで回転角を検出する手段、又は図3
(b)に示すように、スリット板19を使用し、これをフ
ォトセンサ3で検出することで回転角を検出する手段、
又は遮光板を複数配置する等、必要とする検出条件によ
り種々考えられる。
【0023】上述したように、ロールシート2の固定軸
1の回転角とLF9の駆動量との関係により、つまりロ
ールシート固定軸1が所定角度回転した時点での、LF
9による紙送り量とを比較することで、ロールシートの
残量の微妙な変化を正確且つ確実に測定することがで
き、きめ細かな調整も可能となる。また、前記フォトセ
ンサ3が発する信号が無くなることで、ロールシートの
有無を検出することができる。
【0024】〔第2実施形態〕第2実施形態に係る画像
形成装置について図4〜図7、図9及び図10を用いて詳
しく説明する。図4は第2実施形態に係る画像形成装置
の概略構成を示す模式説明図である。図4に示すよう
に、本画像形成装置は、前述した第1実施形態に比べ
て、LF軸11の回転角の検知のための、LF軸111と連
動して動く遮光板32と、これを検出するフォトセンサ31
が追加された構成となっている(搬送ローラ回転角検出
手段)。
【0025】ロールシート2の装着時には、該ロールシ
ート2の先端を給紙ローラ33に挿入していく。センサ39
を通過した時点でニップが掛かり、停止する。その後、
図示されていないドアスイッチの閉信号により給紙ロー
ラ33は搬送を開始し、搬送ローラ13を通してLF9に搬
送される。LF9がシート先端をニップした後は、前記
給紙ローラ33及び搬送ローラ13のニップは開放される。
次に、シート先端を切り揃えるため、LF9により所定
量の搬送を行い、カッター15でシート先端を切断し、プ
リント位置まで前記シート先端を戻す。この状態で、印
刷準備完了となる。
【0026】次に、ホスト8よりカットシート37への切
替命令が来た場合には、LF9の逆転によりロールシー
ト先端のニップを外し、ロールシート固定軸1の駆動に
よりロールシート先端はセンサ39の位置まで巻き戻され
る。その後、トレイ35とガイド36にセットされたカット
シート37は給紙ローラ34により繰り出され、搬送ローラ
13を介してLF9に搬送される。
【0027】また、ロールシート2の先端は、ローラ等
により癖がつくのを避けるため、一定時間以上プリント
要求が来ないことで、ロールシート先端をセンサ39まで
巻き戻す仕様も考えられる。
【0028】ここで、遮光板32とフォトセンサ31による
LF軸11の回転角検出と、遮光板4とフォトセンサ3に
よるロールシート固定軸1の回転角検出により、所定の
シート搬送に対し、前者が反応しない場合にはモータ10
の脱調、後者のみが反応しない場合にはシートの滞留
(ジャム)と判別できる。
【0029】また、モータ10の脱調が確認できた場合に
は、プリント動作の中止、警告を行うようにしている。
【0030】また、上記コントローラ5における制御動
作のフローチャートを図5に示し、この図5を参照して
ロールシートのセットからプリント準備終了までを簡単
に説明する。
【0031】まず、ステップS101にてオペレータは新
しいロールシート2を所定箇所にセットし、その先端部
を給紙ローラ33にくわえ込ませる。このとき、センサ39
にシート先端が達すると、これによりコントローラ5に
おけるマイコンがイニシャルセット信号を検出する。そ
して、ステップS102に進み、給紙ローラ33を駆動す
る。
【0032】次に、ステップS103にて前記シートの先
端が搬送ローラ13を通過して、センサ38がそれを検出し
てオンしたかどうか判断する。前記センサ38がシート先
端を検出すると、ステップS104に進み、一定時間tが
経過するまで待機する。
【0033】そして、前記一定時間t経過後、ステップ
S105にて給紙ローラ33、搬送ローラ13の駆動を停止す
る。その後、ステップS106にてステッピングモータ10
を駆動し、LF9にロールシート先端をニップする。
【0034】次いで、ステップS107にてステッピング
モータ10を駆動し、ロールシート先端をカット位置まで
送る。このときの送り量としては、ロールシート先端部
がカッター15より数十mm飛び出した状態とする。
【0035】そして、ステップS108にてカッター15を
駆動させ、ロールシート先端部を短冊状に切断する。そ
の後、ステップS109にてステッピングモータ10を駆動
し、前記ロールシート先端を初期位置まで戻す。これ
は、記録ヘッドの印画位置(記録位置)より前(搬送方
向上流側)に戻す。
【0036】次に、図6を用いて、LFモータであるス
テッピングモータ10の脱調の検出について説明する。
【0037】まず、ステップS201にてフォトセンサ31
がオンになったか判断する。ここで、オンであれば次の
ステップS202へ進み、該ステップS202にてステッピン
グモータ10の駆動パルス数(LF9による搬送量)カウ
ンタをリセットする。
【0038】前記ステップS201にてフォトセンサ31が
オフであればステップS203へ進み、該ステップS203に
てステッピングモータ10を駆動したかチェックする。こ
こで駆動していなければステップS207へ進み、作業を
終了する。
【0039】前記ステップS203にてステッピングモー
タ10が駆動していればステップS204へ進み、該ステッ
プS204にて駆動パルス数(搬送量)をカウンタに加算
する。
【0040】次いで、ステップS205にてカウンタ値c
1を所定量a1(予め設定されたフォトセンサ31の出力
間隔を示す値)と比較する。
【0041】ここで、前記カウンタ値c1が所定量a1
より大きければ次のステップS206へ進み、該ステップ
S206にてプリント動作を停止させ、モータ脱調の警告
を出し、ホスト8にその旨のメッセージを送信する。一
方、そうでなければ、ステップS207へ進み作業を終了
する。
【0042】前記モータ10の脱調に関しては、搬送路で
の紙詰まりによる過負荷による場合もあり、またステッ
ピングモータ10では通常、速度を下げるに従いトルクが
強くなるので、図9に示すように、モータの脱調が発生
した場合、任意のテスト回数nを設定し、ステッピング
モータ10の加速、最高速度を変更し、正逆回転させ、搬
送可能かどうか調べてみるといった、自己復旧手段も考
えられる。
【0043】次に、図7を用いて、ロールシートの滞留
(ジャム)、ロールシートの用紙切れの検出について説
明する。
【0044】尚、検出されたロールシートの残量が所定
量以下の場合には、シートの滞留(ジャム)検出は停止
させる。これは、ロールシートを有効に利用するため
に、該シート後端を紙管から外れるようにした場合には
センサ3が反応しなくなるためである。つまり、シート
の残量検出の組み合わせにより、滞留と用紙切れの判別
を行う。
【0045】まず、ステップS301にてシート残量を所
定量(用紙切れ相当)と比較し、所定量以下であればス
テップS308へ進み、作業を終了する。
【0046】ここで、所定量より大きければ次のステッ
プS302へ進み、該ステップS302にてセンサ3がオンに
なったか判断する。オンであれば次のステップS302へ
進み、該ステップS303にてカウンタをリセットする。
【0047】一方、前記ステップS302にてセンサ3が
オフであればステップS304へ進み、該ステップS304に
てステッピングモータ10を駆動したかチェックする。駆
動していなければステップS307へ進み、作業を終了す
る。
【0048】一方、前記ステップS304にてステッピン
グモータ10が駆動していればステップS305へ進み、該
ステップS305にて駆動パルス数(搬送量)をカウンタ
に加算する。
【0049】次に、ステップS306にてカウンタ値c2
を所定量a2(予め設定された値或いはシート残量によ
り補正されたロールシート径に相当した値)と比較す
る。
【0050】ここで、カウンタ値c2が所定量a2より
大きければ次のステップS307へ進み、該ステップS307
にてプリントを停止させ、シートの滞留(ジャム)警告
を出し、ホストにその旨のメッセージを送信する。一
方、そうでなければステップS308へ進み、作業を終了
する。
【0051】インクジェット式のプリンタでは、プリン
ト動作中にシートの滞留(ジャム)が生じた場合には、
同一箇所に重ね書きを行い、インクがシート表面に溜ま
る場合があり、そのままシート搬送を行うと、搬送経路
を汚してしまう場合が生じる。そこで、図10に示すよう
に、プリンタ起動後、プリント中に、ジャムを検出した
場合には、オペレータによるシートの排除が行われる場
合を除き、所定期間(経過時間t3)プリント動作を禁
止させる手段が有効である。
【0052】また、電源の切断、再投入時に対しても、
エラー発生時の時間を記録(EEPROMへの保存)し
ておくことと、メイン電源と独立した電池等でバックア
ップされた時計機能を持つこと、或いはホストから年月
日、時間の受信を行い内部時計のセットを行う等により
エラー発生時からの実経過時間を認識することで回避で
きる。
【0053】上述したように、LF軸11の回転角とLF
モータであるステッピングモータ10の駆動量とを比較す
ることで、該モータ10の脱調を検出することができ、ま
たLF軸の回転角とロールシート固定軸1の回転角とを
比較することで、シートの滞留(ジャム)を検出するこ
とができる。
【0054】〔第3実施形態〕第3実施形態に係る画像
形成装置について図8を用いて詳しく説明する。図8は
第3実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す模式
説明図である。図8に示すように、本画像形成装置は、
LF軸駆動に対する負荷軽減、ロールシートカット動作
時のバッファとして、ロールシート2にたるみ46を設け
る構成を特徴としている。そのため、ロールシート2の
たるみ量を検出する検出レバー41とスイッチ43を有する
構成となっている。
【0055】コントローラ5は、常にたるみ量を一定に
保つように給紙ローラ33の紙送り出し動作により、スイ
ッチ43がオンとなるよう制御している。
【0056】また、手差し切替時には、LF軸11を介し
てLF9を逆転させ、ロールシート先端をLF9より外
し、ロールシートをロールシート固定軸1を駆動するこ
とでロールシート退避位置センサ42まで巻き戻し、その
後、手差しトレイ45にセットされたカットシート37をL
F9まで不図示のカットシート給紙ローラにより搬送す
る。
【0057】ロールシート切断時のカット位置までのL
F9による搬送時には、シートの送出動作は停止するよ
うに制御する。よって、センサ3の代わりに、スイッチ
43の応答を用いてもシート滞留(ジャム)の判断が可能
となる。
【0058】この場合のシート残量の検出は、たるみ46
が形成され、スイッチ43がオンになった状態でのLF9
による紙搬送量と、ロールシート給紙ローラ33による送
出量は同一となるので、この状態において残量の検出を
行うようにする。このように、構造の異なる系にも適応
可能である。
【0059】ロールシート2の残量判定基準は、図1の
場合と同様に、コントローラ5又は該コントローラ5に
接続された記憶装置6に予め適当な基準データを記憶さ
せておく方法や、プリンタに命令や印字データを与える
ホスト8から判定基準データを入力し、コントローラ5
又は該コントローラ5に接続された記憶装置6に基準デ
ータとして記憶させておく方法、またプリンタの操作パ
ネルから入力する方法や、可変抵抗の調整やスイッチの
組み合わせ等のハードウェア等により調整可能である。
【0060】上述のように、本実施形態によっても、前
述した実施形態と同様に、簡単な構成により、シートの
残量や有無の検出を正確且つ確実に行うことができ、ま
たシートの滞留等の搬送不良の検出や、モータの脱調等
の動作不良の検出も併せて可能となる。
【0061】〔他の実施形態〕前述した実施形態では、
画像形成装置としてプリンタを例示したが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、例えば複写機、ファクシ
ミリ装置等の他の画像形成装置であっても良く、該画像
形成装置に用いられるロールシート供給装置に本発明を
適用することにより同様の効果を得ることができる。
【0062】また前述した実施形態では、記録方式とし
てインクジェット方式を例示したが、これに限定される
ものではなく、例えば電子写真方式等の他の記録方式で
あっても良い。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
簡単な追加構成により、ロールシートの残量(ロールシ
ート径)の微妙な変化を正確且つ確実に測定することが
でき、きめ細かな調整も可能となる。また、シートの滞
留検出、モータの脱調検出も併せて可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る画像形成装置の概略構成を
示す模式説明図
【図2】ロールシートの紙管に設けたバーコード21とプ
リンタ本体に固定されたバーコードリーダーとの関係を
表す図
【図3】LF軸回転角手段の他の形態を表す図
【図4】第2実施形態に係る画像形成装置の概略構成を
示す模式説明図
【図5】コントローラによるプリンタ準備完了までの制
御動作を示すフローチャート
【図6】ステッピングモータの脱調の検出動作を示すフ
ローチャート
【図7】ステッピングモータ脱調時の自己復旧動作を示
すフローチャート
【図8】ロールシートの滞留(ジャム)、用紙切れの検
出動作を示すフローチャート
【図9】ステッピングモータ脱調時の自己復旧動作を示
すフローチャート
【図10】シート滞留時にプリント動作を一定期間禁止
する動作を示すフローチャート
【図11】従来技術の説明図
【図12】従来技術の説明図
【図13】従来技術の説明図
【図14】従来技術の説明図
【符号の説明】
1 …固定軸 2 …ロールシート 3 …フォトセンサ 4 …遮光板 5 …コントローラ 6 …記憶装置 7 …ドライバ 8 …ホスト 9 …LF 10 …ステッピングモータ 11 …LF軸 12 …LFギア 13 …送出ローラ 14 …プリントヘッド 15 …カッター 16 …給紙センサ 17 …突起 18 …スイッチ 19 …スリット板 21 …バーコード 22 …バーコードリーダー 31 …フォトセンサ 32 …遮光板 33 …給紙ローラ 34 …給紙ローラ 35 …トレイ 36 …ガイド 37 …カットシート 38 …センサ 39 …センサ 41 …検出レバー 42 …センサ 43 …スイッチ 45 …手差しトレイ 46 …たるみ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新井 常一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 Fターム(参考) 2C058 AB04 AE04 AF15 AF51 GA03 GA09 GA15 GB03 GB21 GB26 GB48 GB54 2C061 AS06 LL04 3F105 AA02 AB04 BA07 BA16 BA22 BA37 CA11 DA23 DA32 DA51 DA61 DB11 DC03 DC11

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺シートを巻回し回転可能な軸に保持
    されたロールシートの任意の紙送りを行う搬送ローラを
    備えたロールシート供給装置において、 前記搬送ローラの回転に応じて出力を発生させる搬送ロ
    ーラ回転角検出手段と、 前記搬送ローラによるロールシートの搬送量を検出する
    ロールシート搬送量検出手段と、 前記ロールシートの軸の回転に応じて出力を発生させる
    ロールシート回転角検出手段とを有し、 前記搬送ローラ回転角検出手段と前記ロールシート搬送
    量検出手段と前記ロールシート回転角検出手段の各検出
    値の相関により、前記ロールシートの残量、有無、及び
    搬送不良の検出を行うことを特徴とするロールシート供
    給装置。
  2. 【請求項2】 残量基準データと、前記ロールシート軸
    の単位回転角における前記ロールシートの搬送量との比
    較により、前記ロールシートの残量の検出を行うことを
    特徴とする請求項1に記載のロールシート供給装置。
  3. 【請求項3】 前記ロールシート回転角検出手段が発す
    る出力が無くなることにより、前記ロールシートが無く
    なったことを検出することを特徴とする請求項1に記載
    のロールシート供給装置。
  4. 【請求項4】 前記搬送ローラを回転駆動する駆動手段
    を制御する制御手段の駆動制御信号と、前記搬送ローラ
    回転角検出手段の検出値との比較により、前記駆動手段
    の動作不良の検出を行うことを特徴とする請求項1に記
    載のシート供給装置。
  5. 【請求項5】 前記駆動手段の動作不良を検出した場合
    には、これに応じて前記搬送ローラ駆動の加減速、最大
    駆動速度の変更を行うことを特徴とする請求項4に記載
    のロールシート供給装置。
  6. 【請求項6】 前記搬送ローラを回転駆動する駆動手段
    を制御する制御手段の駆動制御信号と、前記ロールシー
    ト回転角検出手段の検出値との比較により、前記ロール
    シートの搬送不良の検出を行うことを特徴とする請求項
    1に記載のシート供給装置。
  7. 【請求項7】 前記ロールシートの搬送不良を検出した
    場合には、所定期間ロールシートの搬送を禁止すること
    を特徴とする請求項6に記載のロールシート供給装置。
  8. 【請求項8】 シートに画像を形成する画像形成手段
    と、該画像形成手段に対してシートを供給するシート供
    給手段と、を有する画像形成装置において、 前記シート供給装置として、請求項1〜請求項7のいず
    れかに記載のロールシート供給装置を備えていることを
    特徴とする画像形成装置。
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