JPH0577500A - ジヤム自動解除装置 - Google Patents
ジヤム自動解除装置Info
- Publication number
- JPH0577500A JPH0577500A JP27023591A JP27023591A JPH0577500A JP H0577500 A JPH0577500 A JP H0577500A JP 27023591 A JP27023591 A JP 27023591A JP 27023591 A JP27023591 A JP 27023591A JP H0577500 A JPH0577500 A JP H0577500A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- detection sensor
- mark
- upstream
- detection
- jam
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Handling Of Sheets (AREA)
- Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 用紙搬送時のジャムを除去する。
【構成】 印字部18の上流側に検出センサ30が、ま
た下流側に検出センサ28が配置される。そして印字部
18と検出センサ30との間に搬送ローラPF2が配置
され、また検出センサ30の上流側に搬送ローラPF1
が配置される。搬送される用紙には上記検出センサ2
8、30の間隔と等しい等間隔でマーク26が列んでい
る。上流側の検知センサ28がマーク26を検知した状
態で、検知センサ30がマークを検知していなければ、
搬送ローラPF1を逆回転させる。
た下流側に検出センサ28が配置される。そして印字部
18と検出センサ30との間に搬送ローラPF2が配置
され、また検出センサ30の上流側に搬送ローラPF1
が配置される。搬送される用紙には上記検出センサ2
8、30の間隔と等しい等間隔でマーク26が列んでい
る。上流側の検知センサ28がマーク26を検知した状
態で、検知センサ30がマークを検知していなければ、
搬送ローラPF1を逆回転させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばプリンタ等の印
字装置において、用紙が搬送中にジャムやたわみを起こ
したときにこれを検知してそのジャム等を自動的に解除
させるジャム自動解除装置に関するものである。
字装置において、用紙が搬送中にジャムやたわみを起こ
したときにこれを検知してそのジャム等を自動的に解除
させるジャム自動解除装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開昭63−165250
号公報に示されるように、印字ヘッドの近傍に2つの位
置検知センサを設け、送り込まれた用紙が所定時間経過
してもその一方の検知センサによって検知されなかった
り、或いは一方の検知センサによって検知されたものの
その後所定時間内に他方の検知センサによって検知され
なかったりした場合にジャムが起こったと判断するもの
が知られている。
号公報に示されるように、印字ヘッドの近傍に2つの位
置検知センサを設け、送り込まれた用紙が所定時間経過
してもその一方の検知センサによって検知されなかった
り、或いは一方の検知センサによって検知されたものの
その後所定時間内に他方の検知センサによって検知され
なかったりした場合にジャムが起こったと判断するもの
が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、そのよ
うなジャムの自動検知装置を備えたものにあっても、い
ざジャムが起こったときにはその後の処理はオペレータ
に頼っていた。そのためにジャムが起こってからその解
除までに時間が掛かり、その間稼働できないという問題
があった。また例えば近年銀行等で使用されるレシート
発行機の様に無人状態での使用が多いがそのような場合
ジャムやたわみ等により印字装置が停止すると業務に支
障が生じるという問題があった。
うなジャムの自動検知装置を備えたものにあっても、い
ざジャムが起こったときにはその後の処理はオペレータ
に頼っていた。そのためにジャムが起こってからその解
除までに時間が掛かり、その間稼働できないという問題
があった。また例えば近年銀行等で使用されるレシート
発行機の様に無人状態での使用が多いがそのような場合
ジャムやたわみ等により印字装置が停止すると業務に支
障が生じるという問題があった。
【0004】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、センサで検知したジャムやたわ
みを除去する機構を備える事により印字装置が停止する
のを防止するとともに業務を円滑に進めることを目的と
する。
になされたものであり、センサで検知したジャムやたわ
みを除去する機構を備える事により印字装置が停止する
のを防止するとともに業務を円滑に進めることを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、所定間隔で被検出部が設けられた被印字媒
体の搬送路に沿った2カ所に夫々別個独立に設けられる
前記被印字媒体を所定方向に搬送する搬送手段と、前記
各搬送手段の近傍に夫々設けられる前記被印字媒体の被
検出部を検知する検知手段と、前記各検知手段による検
知信号の発生間隔が所定時間経過以内に得られないとき
前記搬送系下流側の搬送手段の上記搬送方向に対する搬
送スピードより上流側の搬送スピードを相対的に遅らせ
る制御手段とを備えることを特徴とする。
に本発明は、所定間隔で被検出部が設けられた被印字媒
体の搬送路に沿った2カ所に夫々別個独立に設けられる
前記被印字媒体を所定方向に搬送する搬送手段と、前記
各搬送手段の近傍に夫々設けられる前記被印字媒体の被
検出部を検知する検知手段と、前記各検知手段による検
知信号の発生間隔が所定時間経過以内に得られないとき
前記搬送系下流側の搬送手段の上記搬送方向に対する搬
送スピードより上流側の搬送スピードを相対的に遅らせ
る制御手段とを備えることを特徴とする。
【0006】
【作用】上記の構成を有する本発明のジャム自動解除装
置によれば、被印字媒体の搬送系の上流側の搬送手段の
近傍に設けられる位置検知センサと下流側の搬送手段の
近傍に備えられる位置検知センサの両センサからの検知
信号の発生間隔が所定時間経過以内に得られないとき、
被印字媒体にジャム或いはたわみが起こったと判断し、
制御手段により上流側の搬送手段が逆駆動される。その
ため下流側の搬送手段は被印字媒体の搬送方向に駆動さ
れているが上流側の搬送手段は反搬送方向に駆動される
こととなり、両搬送手段間のジャムやたわみが自動的に
解除される。
置によれば、被印字媒体の搬送系の上流側の搬送手段の
近傍に設けられる位置検知センサと下流側の搬送手段の
近傍に備えられる位置検知センサの両センサからの検知
信号の発生間隔が所定時間経過以内に得られないとき、
被印字媒体にジャム或いはたわみが起こったと判断し、
制御手段により上流側の搬送手段が逆駆動される。その
ため下流側の搬送手段は被印字媒体の搬送方向に駆動さ
れているが上流側の搬送手段は反搬送方向に駆動される
こととなり、両搬送手段間のジャムやたわみが自動的に
解除される。
【0007】このとき、例えば上流側センサが被検出部
を検知した位置が印字開始位置と一致するならば、上流
側の搬送手段を停止し、下流側の搬送手段のみを順方向
搬送させることが考えられる。また例えば下流側センサ
が被検出部を検知した位置が印字開始位置と対応するな
らば、下流側の搬送手段を停止させ、上流側の搬送手段
のみを逆方向搬送させることにより、搬送方向に対する
上流側の搬送速度を下流側よりも遅らせることも本発明
の範中である。更に両センサ間の距離が被検出部の間隔
と同一ならば、上記処理の組合せも考えられる。
を検知した位置が印字開始位置と一致するならば、上流
側の搬送手段を停止し、下流側の搬送手段のみを順方向
搬送させることが考えられる。また例えば下流側センサ
が被検出部を検知した位置が印字開始位置と対応するな
らば、下流側の搬送手段を停止させ、上流側の搬送手段
のみを逆方向搬送させることにより、搬送方向に対する
上流側の搬送速度を下流側よりも遅らせることも本発明
の範中である。更に両センサ間の距離が被検出部の間隔
と同一ならば、上記処理の組合せも考えられる。
【0008】勿論ジャムが自動解除された後は、上流側
の搬送手段が反搬送方向の駆動から順搬送方向の駆動へ
切り換えられるが、このことは本発明に含まれるものの
そこまで本発明の要旨が限定されるものではない。
の搬送手段が反搬送方向の駆動から順搬送方向の駆動へ
切り換えられるが、このことは本発明に含まれるものの
そこまで本発明の要旨が限定されるものではない。
【0009】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。図1は、本発明のジャム自動解除装
置を印字装置に適用した例を示す概略図である。被印字
媒体である供給ロールより巻解かれた用紙Pは、図中矢
印方向へ搬送され、その搬送路に所定間隔を隔てて配設
されるそれぞれ一対の搬送ローラ10a、10b及び1
2a、12b間を通過した後、プラテン14と印字ヘッ
ド16とが対向配置される印字部18へ送られる。そし
て印字部18で印字された後送り出されるが、前記搬送
路の上流側と下流側とにそれぞれ配設される搬送ローラ
10a及び12aはそれぞれ別個のモータ20、22に
連繋されていて別個独立に駆動されるように構成されて
いる。尚、上流側のモータ20は可逆転式のものが使用
されている。
参照して説明する。図1は、本発明のジャム自動解除装
置を印字装置に適用した例を示す概略図である。被印字
媒体である供給ロールより巻解かれた用紙Pは、図中矢
印方向へ搬送され、その搬送路に所定間隔を隔てて配設
されるそれぞれ一対の搬送ローラ10a、10b及び1
2a、12b間を通過した後、プラテン14と印字ヘッ
ド16とが対向配置される印字部18へ送られる。そし
て印字部18で印字された後送り出されるが、前記搬送
路の上流側と下流側とにそれぞれ配設される搬送ローラ
10a及び12aはそれぞれ別個のモータ20、22に
連繋されていて別個独立に駆動されるように構成されて
いる。尚、上流側のモータ20は可逆転式のものが使用
されている。
【0010】前記用紙P面の端縁には非透光性のマーク
24及び26がその搬送方向所定間隔毎に付けられてお
り、これに対応して前記搬送路の各一対の搬送ローラ1
0a、10b及び12a、12bの近傍にはそれぞれ前
記マーク24、26を光学的に検知する検知センサ28
及び30が配設されている。実際には搬送路の下流側の
検知センサ28は前記印字部18の出側に配置され、上
流側の検知センサ30は前記一対の搬送ローラ10a、
10bの下流側に配置されている。そして両検知センサ
28、30間の間隔は前記用紙P面のマーク24及び2
6間の間隔に等しくしてある。かくして前記各検知セン
サ28、30及び上流側の搬送ローラ10aを可逆転駆
動させるモータ20は制御器32に信号的に継がれてい
る。
24及び26がその搬送方向所定間隔毎に付けられてお
り、これに対応して前記搬送路の各一対の搬送ローラ1
0a、10b及び12a、12bの近傍にはそれぞれ前
記マーク24、26を光学的に検知する検知センサ28
及び30が配設されている。実際には搬送路の下流側の
検知センサ28は前記印字部18の出側に配置され、上
流側の検知センサ30は前記一対の搬送ローラ10a、
10bの下流側に配置されている。そして両検知センサ
28、30間の間隔は前記用紙P面のマーク24及び2
6間の間隔に等しくしてある。かくして前記各検知セン
サ28、30及び上流側の搬送ローラ10aを可逆転駆
動させるモータ20は制御器32に信号的に継がれてい
る。
【0011】このように構成された印字装置では、正常
運転時には用紙P面の両マーク24及び26が搬送路の
下流側の検知センサ28と上流側の検知センサ30とに
より略同時に検知され、その両検知信号が制御器32へ
送られる。したがってこのときには用紙Pが搬送路に正
常に送られていることが判断される。
運転時には用紙P面の両マーク24及び26が搬送路の
下流側の検知センサ28と上流側の検知センサ30とに
より略同時に検知され、その両検知信号が制御器32へ
送られる。したがってこのときには用紙Pが搬送路に正
常に送られていることが判断される。
【0012】一方図2に示すように、用紙Pが搬送路の
途中でジャム或いはたわみを起こしている場合、前記両
検知センサ28及び30からの検知信号が制御器32へ
同時に送られてこないことになる。この場合には制御器
32から搬送路の上流側の搬送ローラ10aを駆動させ
るモータ20へ指令信号が出される。これによりモータ
20が逆回転駆動され、それに伴い搬送ローラ10a及
び10bが逆回転して用紙Pがバックフィードされ、用
紙Pのジャムやたわみが解除される。そしてジャムやた
わみが解除された後、一定時間後に再びモータ20が正
回転駆動されるように制御しておけば、この印字装置は
継続的に稼働されることとなる。
途中でジャム或いはたわみを起こしている場合、前記両
検知センサ28及び30からの検知信号が制御器32へ
同時に送られてこないことになる。この場合には制御器
32から搬送路の上流側の搬送ローラ10aを駆動させ
るモータ20へ指令信号が出される。これによりモータ
20が逆回転駆動され、それに伴い搬送ローラ10a及
び10bが逆回転して用紙Pがバックフィードされ、用
紙Pのジャムやたわみが解除される。そしてジャムやた
わみが解除された後、一定時間後に再びモータ20が正
回転駆動されるように制御しておけば、この印字装置は
継続的に稼働されることとなる。
【0013】図3及び図4に上記実施例における制御プ
ログラムのフローチャートを示す。初めにS301とし
て上流側の搬送ローラ10a(以下、「PF1」と略称
する)、及び下流側の搬送ローラ12a(以下「PF
2」と略称する)を順送り方向に回転させる。S302
において上流側の検知センサ30が用紙P面の最初のマ
ーク24(用紙先端より最初ではなく、処理開始より最
初の)を検知したか否かが判断され、YESと判断され
れば上流側搬送ローラPF1及び下流側搬送ローラPF
2の順送り方向の回転を継続する(S303)。
ログラムのフローチャートを示す。初めにS301とし
て上流側の搬送ローラ10a(以下、「PF1」と略称
する)、及び下流側の搬送ローラ12a(以下「PF
2」と略称する)を順送り方向に回転させる。S302
において上流側の検知センサ30が用紙P面の最初のマ
ーク24(用紙先端より最初ではなく、処理開始より最
初の)を検知したか否かが判断され、YESと判断され
れば上流側搬送ローラPF1及び下流側搬送ローラPF
2の順送り方向の回転を継続する(S303)。
【0014】次にS304として前記上流側検知センサ
30が用紙P面の2番目のマーク26(前記S302で
判断されたマーク24の次のマーク)を検知したか否か
が判断される。そしてこのS304においてYESと判
断されれば上流側搬送ローラPF1を停止させる(S3
05)。そのときこの実施例では、正常運転時には上流
側検知センサ30による2番目のマーク26の検知と略
同時的タイミングで下流側検知センサ28により最初の
マーク24が検知されるはずであり、S306において
下流側検知センサ28による最初のマーク24が検知さ
れたか否かの判断によりYESと判断されれば下流側搬
送ローラPF2も停止させる(S307)。そしてここ
で印字部18において用紙P面に所定の印字が実行され
る(S308)。印字が2〜3行に及ぶものであれば、
当然側搬送ローラPF、PF2はモータ20、22のス
テッピング駆動により少しづつ順送りされることは言う
までもない。また印字は、かならず改行動作をともなう
ため、印字がなされるとマーク24、26はかならず検
出センサ28、30の位置を外れる。
30が用紙P面の2番目のマーク26(前記S302で
判断されたマーク24の次のマーク)を検知したか否か
が判断される。そしてこのS304においてYESと判
断されれば上流側搬送ローラPF1を停止させる(S3
05)。そのときこの実施例では、正常運転時には上流
側検知センサ30による2番目のマーク26の検知と略
同時的タイミングで下流側検知センサ28により最初の
マーク24が検知されるはずであり、S306において
下流側検知センサ28による最初のマーク24が検知さ
れたか否かの判断によりYESと判断されれば下流側搬
送ローラPF2も停止させる(S307)。そしてここ
で印字部18において用紙P面に所定の印字が実行され
る(S308)。印字が2〜3行に及ぶものであれば、
当然側搬送ローラPF、PF2はモータ20、22のス
テッピング駆動により少しづつ順送りされることは言う
までもない。また印字は、かならず改行動作をともなう
ため、印字がなされるとマーク24、26はかならず検
出センサ28、30の位置を外れる。
【0015】尚前記S302においてNOと判断された
場合にはS301へ戻り、前記S304においてNOと
判断された場合にはS303へ戻る。またS306にお
いてNOと判断された場合、下流側搬送ローラPF2の
順送り回転を継続し(S309)、S304へ戻る。
場合にはS301へ戻り、前記S304においてNOと
判断された場合にはS303へ戻る。またS306にお
いてNOと判断された場合、下流側搬送ローラPF2の
順送り回転を継続し(S309)、S304へ戻る。
【0016】次に印字が終了した場合、通常何行分かの
印字が行われるので(上流側、下流側の両検知センサ2
8、30による用紙P面のマークの検知は外れることに
なる。そこでS310において検知センサ28、30に
より用紙P面のマークが検知されたか否かの判断でNO
と判断され、それに基づいて上流側及び下流側の搬送ロ
ーラPF1、PF2が順送り方向へ回転する(S31
1)。
印字が行われるので(上流側、下流側の両検知センサ2
8、30による用紙P面のマークの検知は外れることに
なる。そこでS310において検知センサ28、30に
より用紙P面のマークが検知されたか否かの判断でNO
と判断され、それに基づいて上流側及び下流側の搬送ロ
ーラPF1、PF2が順送り方向へ回転する(S31
1)。
【0017】次にS312において下流側検知センサ2
8が次のマークを検知したか否かが判断され、YESと
判断されれば下流側搬送ローラPF2の回転駆動は停止
される(S313)。そして略同時的タイミングで上流
側検知センサ30により次のマークが検知されたか否か
が判断され(S314)、正常運転時にはYESと判断
されるので次の印字が開始される(S315)。ここで
S314においてNOと判断された場合、すなわち下流
側検知センサ28によりマークを検知したにも拘らず上
流側検知センサ30によりマークを検知していないと判
断された場合搬送ローラPF1、PF2間で紙ジャムを
起こしているわけだから上流側搬送ローラPF1を逆送
り方向に回転駆動させる(S316)。これにより上流
側検知センサ30によりマークが検知されれば紙ジャム
は解消されたのでS315へ進んで印字が開始される。
8が次のマークを検知したか否かが判断され、YESと
判断されれば下流側搬送ローラPF2の回転駆動は停止
される(S313)。そして略同時的タイミングで上流
側検知センサ30により次のマークが検知されたか否か
が判断され(S314)、正常運転時にはYESと判断
されるので次の印字が開始される(S315)。ここで
S314においてNOと判断された場合、すなわち下流
側検知センサ28によりマークを検知したにも拘らず上
流側検知センサ30によりマークを検知していないと判
断された場合搬送ローラPF1、PF2間で紙ジャムを
起こしているわけだから上流側搬送ローラPF1を逆送
り方向に回転駆動させる(S316)。これにより上流
側検知センサ30によりマークが検知されれば紙ジャム
は解消されたのでS315へ進んで印字が開始される。
【0018】尚、S312において下流側検知センサ2
8が次のマークを検知していないと判断されれば、検知
されるまで搬送ローラPF1、PF2の順送り駆動が継
続される。また、S310において検知センサ28、3
0がいづれもマーク(マーク26及びその次のマーク)
を検知しているという状態ではそのままS315へ進
み、次の印字が開始される状態にあることは言うまでも
ない。尚S302、S304、S306、S312、S
314において、所定時間以上NOと判断されたならば
修復不可能なジャムであると判断してモータ20、22
の駆動を停止する。
8が次のマークを検知していないと判断されれば、検知
されるまで搬送ローラPF1、PF2の順送り駆動が継
続される。また、S310において検知センサ28、3
0がいづれもマーク(マーク26及びその次のマーク)
を検知しているという状態ではそのままS315へ進
み、次の印字が開始される状態にあることは言うまでも
ない。尚S302、S304、S306、S312、S
314において、所定時間以上NOと判断されたならば
修復不可能なジャムであると判断してモータ20、22
の駆動を停止する。
【0019】図5は本発明の他の実施例を示す。この実
施例においては上流側センサ30よりも上流にもう一つ
上流側センサ31を追加設置している。そして上流側の
上流側センサ31と下流側センサとの間の距離を、用紙
のマーク間隔と等しくしている。この場合には図6に示
すように上流側の両検知センサ30、31がフリップフ
ロップを介して前記制御回路32へ接続される。このフ
リップフロップ33は、上流側のセンサ31のマークの
検出により出力をハイレベルにし、その後下流側のセン
サ30のマークの検出により出力をローレベルに落と
す。従って、フリップフロップ33の出力は、両上流側
センサ30、31間にマークがある間のみ検知信号を出
力することになる。このようにすることにより、上流側
センサ31と下流側センサとのマーク検知信号の発生間
隔が両上流側センサ間の距離Lを用紙が搬送される間の
時間(用紙搬送速度をvとすればL/v)以内であれば
ジャムではないと判断されることになる。
施例においては上流側センサ30よりも上流にもう一つ
上流側センサ31を追加設置している。そして上流側の
上流側センサ31と下流側センサとの間の距離を、用紙
のマーク間隔と等しくしている。この場合には図6に示
すように上流側の両検知センサ30、31がフリップフ
ロップを介して前記制御回路32へ接続される。このフ
リップフロップ33は、上流側のセンサ31のマークの
検出により出力をハイレベルにし、その後下流側のセン
サ30のマークの検出により出力をローレベルに落と
す。従って、フリップフロップ33の出力は、両上流側
センサ30、31間にマークがある間のみ検知信号を出
力することになる。このようにすることにより、上流側
センサ31と下流側センサとのマーク検知信号の発生間
隔が両上流側センサ間の距離Lを用紙が搬送される間の
時間(用紙搬送速度をvとすればL/v)以内であれば
ジャムではないと判断されることになる。
【0020】また、図5の構成をマーク間隔の誤差の対
策に用いることができる。この場合は両上流側センサ3
0、31の中央の位置と下流側センサとの距離とを、想
定されるマーク間距離と等しくする。このようにするこ
とにより、マーク間距離が多少想定値と異なっても正常
に判断することができ、無用なトラブルを解消できる。
またこのような構成とすれば、上流側センサ30、31
及び下流側センサ28の位置決めを高精度に行う必要が
なくなるので、組み付け工程が簡略化できるといった効
果もある。
策に用いることができる。この場合は両上流側センサ3
0、31の中央の位置と下流側センサとの距離とを、想
定されるマーク間距離と等しくする。このようにするこ
とにより、マーク間距離が多少想定値と異なっても正常
に判断することができ、無用なトラブルを解消できる。
またこのような構成とすれば、上流側センサ30、31
及び下流側センサ28の位置決めを高精度に行う必要が
なくなるので、組み付け工程が簡略化できるといった効
果もある。
【0021】尚、上記図1ないし図4に示した実施例で
は、用紙P面にマーク24、26を付してこれを検知セ
ンサ28、30により検知するようにしたが、これに限
られるものではなく、例えば図7に示すように、用紙P
1 の端縁に切欠き40を設け、発光素子42と受光素子
44とからなる検知センサをその用紙の表裏面側両サイ
ドに配設して発光素子42からの光が前記用紙P1 の切
欠き40を介して受光素子44に感知されるか否かによ
って判断するものであってもよい。
は、用紙P面にマーク24、26を付してこれを検知セ
ンサ28、30により検知するようにしたが、これに限
られるものではなく、例えば図7に示すように、用紙P
1 の端縁に切欠き40を設け、発光素子42と受光素子
44とからなる検知センサをその用紙の表裏面側両サイ
ドに配設して発光素子42からの光が前記用紙P1 の切
欠き40を介して受光素子44に感知されるか否かによ
って判断するものであってもよい。
【0022】またこの図1〜図7の実施例における用紙
P、P1 は、特にカット紙・ロール紙の限定はないが、
ロール紙の場合前記マーク24、26や切欠き40は所
定間隔で繰り返し設けるようにするとよい。
P、P1 は、特にカット紙・ロール紙の限定はないが、
ロール紙の場合前記マーク24、26や切欠き40は所
定間隔で繰り返し設けるようにするとよい。
【0023】また、以上の実施例では、いずれかの検知
センサがマークを検知した位置のときの用紙の位置と、
印字開始位置とを対応づけたが、装置の部品配置等の問
題により両者を対応づけて配置することができない場合
には、所定の検知センサがマークを検知した後、一定距
離搬送した後に印字を開始するようにしてもよい。
センサがマークを検知した位置のときの用紙の位置と、
印字開始位置とを対応づけたが、装置の部品配置等の問
題により両者を対応づけて配置することができない場合
には、所定の検知センサがマークを検知した後、一定距
離搬送した後に印字を開始するようにしてもよい。
【0024】また、キャッシュレジスタ等のように、無
地のロール紙(もちろん被検出部は設けられる)に印字
を行う場合等、印字開始位置を特に設定する必要がない
場合、上流側の搬送手段の搬送速度を落とすのみでもよ
い。ただしこのときは、少なくとも一方の搬送出力の動
力伝達経路に摩擦クラッチ等を設け、用紙に所定以上の
テンションが付与されないようにする等の配慮が必要と
なる。
地のロール紙(もちろん被検出部は設けられる)に印字
を行う場合等、印字開始位置を特に設定する必要がない
場合、上流側の搬送手段の搬送速度を落とすのみでもよ
い。ただしこのときは、少なくとも一方の搬送出力の動
力伝達経路に摩擦クラッチ等を設け、用紙に所定以上の
テンションが付与されないようにする等の配慮が必要と
なる。
【0025】以上、詳述したことから明らかなように、
本実施例のジャム除去機構においては、2個の独立制御
可能な紙送り機構とその周辺に設けられた2個以上のセ
ンサにより用紙1の状態を確実に検知出来ると共に異常
状態を正常状態に戻すことが出来る。
本実施例のジャム除去機構においては、2個の独立制御
可能な紙送り機構とその周辺に設けられた2個以上のセ
ンサにより用紙1の状態を確実に検知出来ると共に異常
状態を正常状態に戻すことが出来る。
【0026】尚、本発明は以上詳述した実施例に限定さ
れるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲に於て種
々の変更は可能である。例えば印字部は上流側の紙送り
機構と下流側の紙送り機構の間に設置しても良い。ま
た、用紙面のマークの間隔と検知センサの間隔とを等し
くしたが、必ずしもそうする必要はなく、間隔を違えた
場合には、一方のマークの検知信号から次のマークの検
知信号までのタイムラグを設けておけばよいことは言う
までもない。
れるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲に於て種
々の変更は可能である。例えば印字部は上流側の紙送り
機構と下流側の紙送り機構の間に設置しても良い。ま
た、用紙面のマークの間隔と検知センサの間隔とを等し
くしたが、必ずしもそうする必要はなく、間隔を違えた
場合には、一方のマークの検知信号から次のマークの検
知信号までのタイムラグを設けておけばよいことは言う
までもない。
【0027】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明のジャム自動解除装置によれば、2個の独立した紙
送り機構とその周辺に2個以上のセンサを設けたのでジ
ャムまたはたわみを検知して動作を停止するだけでなく
除去も可能なため信頼性の高い機能を発揮することがで
きる。したがってこのジャム除去機能は、特に長時間無
人運転される記録装置に好適である。
発明のジャム自動解除装置によれば、2個の独立した紙
送り機構とその周辺に2個以上のセンサを設けたのでジ
ャムまたはたわみを検知して動作を停止するだけでなく
除去も可能なため信頼性の高い機能を発揮することがで
きる。したがってこのジャム除去機能は、特に長時間無
人運転される記録装置に好適である。
【図1】本発明が適用された印字装置の正常な状態の概
略配置図である。
略配置図である。
【図2】印字装置内で用紙が異常状態である場合を示し
た図である。
た図である。
【図3】上記実施例における制御プログラムのフローチ
ャートである。
ャートである。
【図4】図3に示したフローチャートの続き図である。
【図5】本発明が適用された印字装置の他の実施例を示
す概略配置図である。
す概略配置図である。
【図6】図5に示す印字装置におけるセンサ30、31
間の制御回路である。
間の制御回路である。
【図7】本発明における検知センサの他の実施例を示し
た図である。
た図である。
P、P1 用紙 10a、10b 搬送ローラ(上流側) 12a、12b 搬送ローラ(下流側) 20、22 モータ 24、26 マーク 28 検知センサ(下流側) 30、31 検知センサ(上流側) 32 制御器 40 切欠き 42 発光素子 44 受光素子
Claims (1)
- 【請求項1】 所定間隔で被検出部が設けられた被印字
媒体の搬送路に沿った2カ所に夫々別個独立に設けられ
る前記被印字媒体を所定方向に搬送する搬送手段と、 前記各搬送手段の近傍に夫々設けられる前記被印字媒体
の被検出部を検知する検知手段と、 前記各検知手段による検知信号の発生間隔が所定時間経
過以内に得られないとき前記搬送系下流側の搬送手段の
上記搬送方向に対する搬送スピードより上流側の搬送ス
ピードを相対的に遅らせる制御手段とを備えることを特
徴とするジャム自動解除装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27023591A JPH0577500A (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | ジヤム自動解除装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27023591A JPH0577500A (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | ジヤム自動解除装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0577500A true JPH0577500A (ja) | 1993-03-30 |
Family
ID=17483441
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27023591A Pending JPH0577500A (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | ジヤム自動解除装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0577500A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0825724A (ja) * | 1994-07-20 | 1996-01-30 | Nec Data Terminal Ltd | サーマルプリンタ |
JP2008284750A (ja) * | 2007-05-16 | 2008-11-27 | Canon Inc | 記録装置及び記録装置の制御方法 |
-
1991
- 1991-09-20 JP JP27023591A patent/JPH0577500A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0825724A (ja) * | 1994-07-20 | 1996-01-30 | Nec Data Terminal Ltd | サーマルプリンタ |
JP2008284750A (ja) * | 2007-05-16 | 2008-11-27 | Canon Inc | 記録装置及び記録装置の制御方法 |
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