JP2000322699A - 車載機器の制御装置及びその制御方法 - Google Patents

車載機器の制御装置及びその制御方法

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JP2000322699A
JP2000322699A JP11131738A JP13173899A JP2000322699A JP 2000322699 A JP2000322699 A JP 2000322699A JP 11131738 A JP11131738 A JP 11131738A JP 13173899 A JP13173899 A JP 13173899A JP 2000322699 A JP2000322699 A JP 2000322699A
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unit
driver
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control
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Yasuyuki Kono
恭之 河野
Takehide Yano
武秀 屋野
Munehiko Sasajima
宗彦 笹島
Yutaka Deguchi
豊 出口
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】車載機器の操作やモニタ画面注視に起因して、
うっかり、脇見運転をしてしまうという事態を的確に回
避可能にする。 【解決手段】車両に搭載され且つ操作部11A、本体部
11B、モニタ11Cを有するカーナビゲーション装置
11の制御装置21が用いられる。制御装置21は、運
転者の視線の状態を検出する視線検出手段(26〜2
8)と、この視線検出手段により検出された視線状態の
情報を参照して当該車両の運転状態を判断する運転状態
判断手段(22、24、25)と、操作部11Aと本体
部11Bとの間又は本体部11Bとモニタ11Cとの間
の信号送受のオン・オフを運転状態判断手段の判断結果
(例えば、運転中であって、モニタを必要以上の時間に
わたって注視しているという判断結果)に応じて制御す
るオン・オフ制御手段(22)とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の運転席に搭
載され且つ運転者と間で操作面など、何らかの関わり合
いを有する車載機器の制御装置及びその制御方法に係
り、とくに、脇見運転などを確実に防止できる制御装置
及び制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両の運転席には、カーラジオ
を初めとして、操作面など、何らかの形で運転者と関わ
り合いを有する車載機器が搭載されている。とくに、近
年では、カーナビゲーション装置が普及し、運転者は操
作面でも、また提供された画像情報を受け取る場合で
も、操作部及び/又はモニタ(出力部)にかなりの頻度
でアクセスする必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、運転中に
おいて車載機器に運転者の神経が集中し過ぎることは運
転操作上、好ましくない。とくに、車載テレビやカーナ
ビゲーション装置のモニタを見つ続けながら操作するこ
とは、脇見運転となり、絶対に回避しなければならない
ことである。
【0004】しかし、従来の車載機器の場合、操作面に
おいても、モニタ注視において、車載機器をどのように
扱うかは運転者に任せることが殆どあり、脇見運転防止
のための措置を強制的にとるというものではなかった。
このため、車載機器を操作したり、そのモニタ画面を見
るために、うっかり脇見運転をしてしまうということも
あり得る。
【0005】本発明は、このような従来の車載機器に関
わる状況に鑑みてなされたもので、車載機器の操作やモ
ニタ画面注視に起因して、うっかり、脇見運転をしてし
まうという事態を回避可能な車載機器の制御装置及びそ
の制御方法を提供することを、その目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明による車載機器の制御装置は、車両に搭載さ
れ且つ操作部、機器本体部、及び出力部を有する装置で
あり、前記運転者の視線の状態を検出する視線検出手段
と、この視線検出手段により検出された視線状態の情報
を参照して当該車両の運転状態を判断する運転状態判断
手段と、前記操作部と前記機器本体部との間又はその機
器本体部と前記出力部との間の信号送受のオン・オフを
前記運転状態判断手段の判断結果に応じて制御するオン
・オフ制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】好適な一例として、前記オン・オフ制御手
段は、前記操作部と前記機器本体部との間又はその機器
本体部と前記出力部との間に介挿され且つ前記信号送受
のオン・オフを実行可能なスイッチング手段と、前記運
転状態判断手段の判断結果に応じて前記スイッチング手
段によるオン・オフを制御する切換え制御手段とを備え
る。
【0008】また好適な別の一例は、前記オン・オフ制
御手段が、前記操作部と前記機器本体部との間の信号送
受をオン・オフを行う手段であるである。この場合、前
記車載機器は、カーナビゲーション装置であって、前記
操作部は運転者が手動操作可能な構造を有することを特
徴としていてもよい。また、前記車載機器は、カーナビ
ゲーション装置であって、前記操作部は運転者が音声で
必要な指示を発することが可能な音声操作装置であるこ
とを特徴としていてもよい。
【0009】さらに好適な別の一例は、前記オン・オフ
制御手段を、前記機器本体部と前記出力部との間の信号
送受をオン・オフを行う手段として構成することであ
る。この場合、例えば、前記車載機器は、カーナビゲー
ション装置であって、前記出力部は運転者に画像情報を
提供するモニタである。
【0010】さらに、前記車載機器はテレビ、カーラジ
オ、又はカーステレオであってもよい。
【0011】また、前記運転状態判断手段は、前記車両
の車速を加味して前記運転状態を判断する手段であって
もよい。
【0012】一方、本発明に係る車載機器の制御方法
は、車両に搭載され且つ操作部、機器本体部、及び出力
部を有する車載機器の制御方法であり、前記運転者の視
線の状態を検出し、この視線状態の情報を参照して当該
車両の運転状態を判断し、前記操作部と前記機器本体部
との間又はその機器本体部と前記出力部との間の信号送
受のオン・オフを前記運転状態の判断結果に応じてオン
・オフ制御することを特徴とする。
【0013】以上の構成により、車載機器の操作やモニ
タ画面注視に起因して、うっかり、脇見運転をしてしま
うという事態を的確に回避可能な警告を運転者に発する
ことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施形態を図1
〜6に基づき説明する。なお、この実施形態では、車載
機器としてカーナビゲーション装置を例にとって説明す
る。
【0015】この実施形態に係る車両には、図1に示す
如く、カーナビゲーション装置11が運転席左側のダッ
シュボードに設置されている。
【0016】このカーナビゲーション装置11は、図2
に示す如く、運転者が操作して必要な情報を与える操作
部11A、カーナビゲーション装置の中枢を担う処理を
行う本体部11B、画像及び音声を出力する出力部とし
てのモニタ11C、及び通信用のインタフェース(I/
F)11Dを備えている。
【0017】また、このカーナビゲーション装置11に
は、図2に示す如く、このカーナビゲーション装置11
の操作信号のオン・オフを制御するための制御装置21
が併設されている。この制御装置21は、その制御処理
の中心を担うCPU22及びメモリ23を備える。CP
U22の入力ポートには、車速センサ24がA/D変換
器25を介して接続され、カメラ26がA/D変換器2
7および視線検出装置28を介して接続され、さらに、
カーナビゲーション装置11の操作部11AがA/D変
換器29を介して接続されている。一方、CPU22の
出力ポートは、前述したカーナビゲーション装置11の
本体部11Bが接続されており、CPU22から出力さ
れたデジタル量の制御情報が本体部11Bに渡される。
【0018】CPU22は、カーナビゲーション装置1
1の操作部11Aと本体部11Bとの間に介在して、運
転者の視線状態を含む車両の運転状態に応じて、操作信
号の操作部11Aから本体部11Bへの送出をオン・オ
フ制御することができる。CPU22の具体的な処理は
後述する図4,5に例示する。
【0019】メモリ23は、CPU22の処理に伴って
発生するデータを一次的に保管するメモリを有するとと
もに、図4に概説する視線監視処理および図5に概説す
るカーナビ操作切換制御のソフトウエア・プログラムを
予め格納した記録媒体(ROMなど)を有している。こ
のため、CPU22はその起動と伴に、メモリ23から
必要なプログラムを読み出して与えられた処理を順次実
行することができる。
【0020】車速センサ24は、車両の車速値をリアル
タイムに検出する。この車速値はデジタル量に変換され
てCPU22に与えられる。
【0021】カメラ26は運転者の視線状態を監視する
ために設けられており、運転者の顔部分を含む運転席の
空間領域を撮像する。この撮像情報はデジタル量の画像
データに変換され、視線検出装置28に送られる。一例
として、図1に示す如く、このカメラ26はカーナビゲ
ーション装置11の上部に置かれ、運転者の顔部分を撮
像するように向きが設定されている。カメラ26の位置
は、このほかにも、運転者正面のダッシュボード位置に
設置してもよい。
【0022】視線検出装置28は、カメラ26からの画
像データを用いて、運転者の視線がカーナビゲーション
装置11のモニタ11Cに向いている状態を検出する。
この検出処理の一例としては、特開平08−05907
1号公報「視個所推定装置とその方法」で示されている
方法を利用できる。つまり、このカメラ26と視線検出
装置28は共同して、して、運転者が現在見ている場
所、領域、方向などがカーナビゲーション装置11のモ
ニタ11Cであるか否かを判断し、運転者がモニタ11
Cを見ている旨の判断がなされたときには、それを示す
信号をCPU22に出力する。
【0023】なお、このカメラ26と視線検出装置28
とによる共同処理のほかの例として、カメラ26を運転
者に装着する構造であってもよい。また、運転者の運転
者の眼球運動を観察するアイトラッカ装置、運転者の頭
部の動きを検出するヘッドトラッカ装置などを用いて視
線方向を特定するようにしてもよい。
【0024】運転者は、カーナビゲーション装置11の
操作部11Aに対して必要な操作を行うと、操作部11
Aはこれに対応した操作信号を出力する。この操作信号
はA/D変換器29でデジタル量に変換されてCPU2
2に一旦取り込まれる。このため、CPU22は、操作
信号に対しては一種のスイッチング手段として機能する
もので、後述するように、運転者の視線状態を含む運転
状態がカーナビゲーション装置の操作に支障の無いもの
であるときにのみ、その操作信号がカーナビゲーション
装置11の本体部11Bに送られる。
【0025】図3には、図2に示す各要素を機能的に概
括したときの構成を示す。カメラ26、A/D変換器2
7、および視線検出装置28が視線検出手段Aに、車速
センサ24、A/D変換器25、およびCPU22の一
部の処理が運転状態判断手段Bに、CPU22のほかの
一部の処理がオン・オフ制御手段Cにそれぞれ対応して
いる。
【0026】図4〜6に基づき、本実施形態の作用効果
を説明する。
【0027】CPU22は、その起動と伴に、一定の微
小時間Δt毎の割り込み処理として図4,5に示す処理
を行う。
【0028】図4に示すタイマ割り込み処理は、運転者
の視線を監視する処理である。CPU22は、最初に視
線検出装置28の検出信号を視線位置情報として読み込
む(ステップS1)。次いで、CPU22は、かかる視
線位置情報がカーナビゲーション装置11のモニタ11
Cの位置を示した情報か否かを判断する(ステップS
2)。
【0029】このステップS2でNO、すなわち視線位
置はモニタ位置ではないとの判断が下されたときには、
処理はステップSに進んで、後述するカウントフラグF
A,視線フラグFB=0にクリヤし(又はクリヤの状態
を維持し)、且つ、タイマカウント=0にクリヤする
(又はクリヤの状態を維持する)。この後、処理は一
旦、メインプログラムにリターンし、Δt時間後に再び
ステップS1から処理が始まる。
【0030】一方、ステップS2でYES、すなわち視
線位置がモニタ位置を指していると判断されるときは、
CPU22は次いでステップS4,S5の処理を行う。
すなわち、CPU22は、車速センサ24でリアルタイ
ムに検出された車速値Vを読み込んだ後(ステップS
4)、この車速値Vに基づき視線監視が必要か否かを判
断する(ステップS5)。ここでは、車速値V=0をそ
の基準に据えている。
【0031】このため、読み込んだ車速値V=0(ステ
ップS5でNO)、すなわち停止しているときには、ス
テップS3に進み、上述したクリア処理を行う。これに
対し、車速値V>0又はV<0のときには(ステップS
5でYES)、何らかの視線監視が必要であると判断さ
れる。
【0032】そこで、この視線監視が必要なときには、
次いで、カウントフラグFA=1か否かの判断に移行す
る(ステップS6)。カウントフラグFAは、視線監視
が必要と判断した後、変更可能な一定時間のカウントに
入った状態か否かを表すフラグで、FA=1のときには
既にかかるカウントに入った状態を、またFA=0のと
きには未だそのようなカウントに入っていない状態を示
す。
【0033】ステップS6でNO、すなわち未だ一定時
間のカウントに入っていないときには、CPU22はソ
フトウエアタイムによる時間カウントの開始を指令し
(ステップS7)、カウントフラグFAを立て(FA=
1;ステップS8)、ステップS9の判断に移行する。
ステップS6でYES、すなわち既に一定時間のカウン
トに入っていると判断されるときは、ステップS7,S
8の処理はスキップしてステップS9の処理に移行す
る。
【0034】ステップS9では、ソフトウエアタイムの
時間カウント開始以来、一定時間が経過したか否かが判
断される。この一定時間はモニタ11Cを注視していて
も許される継続時間(注視許容時間)を表し、この時間
は、本実施形態では車速値Vに応じて変更される。一例
として、図6に示すように、車速値Vが低いときには比
較的長めの注視許容時間に設定されるが、車速値Vが高
くなるときにはつれて注視許容時間は短くなり、車速値
に見合った安全走行可能な値に変更される。なお、この
注視許容時間は固定値として設定することもできる。
【0035】そして、ステップS9で未だ一定時間が経
過していない(NO)と判断されると、処理はそのまま
メインプログラムに戻る。しかし、ステップS9で一定
時間に達した(YES)と判断されると、今度は視線フ
ラグFBが立てられる(FB=1;ステップS10)。
この視線フラグFBは、視線監視の必要を認識してから
注視許容時間が経過したか否かを示すフラグである。こ
の視線フラグFB=1のときには、運転者にカーナビゲ
ーション装置11から視線を上げて運転に専念してもら
うことを促す処理を行う。視線フラグFB=0のときに
は、そのような催促処理は行わない。
【0036】この後、処理はメインプログラムに戻り、
Δt時間後に再び上述したステップS1からの処理に入
る。
【0037】このように、運転者の視線位置がカーナビ
ゲーション装置のモニタ11Cに向いていないとき、お
よび、向いていても停車しているときには、視線フラグ
FB=0の制御状態が維持される。視線位置がモニタ1
1Cに向いており且つ車両が動いているときには、車速
値に応じて設定される一定時間がカウントされる。この
カウント途中で、視線位置がモニタから外れた場合に
は、上述と同様に視線フラグFB=0に戻される。しか
し、一定時間の経過時にも依然として視線位置がモニタ
位置であるときには、直ちに視線フラグFB=1の制御
状態に設定される。
【0038】そこで、CPU22は、上述のプロセスで
設定される視線フラグFBを利用して、カーナビゲーシ
ョン装置11の操作切換制御を行う。この処理の一例を
図5に示す。同図の処理も一定時間Δt毎にタイマ割り
込み処理として実行される。
【0039】つまり、CPU22は操作部11Aからの
操作情報を読み込み、対応する制御データを生成する
(ステップS11)。次いで、その時点で、図4の処理
を介して設定され記憶されている視線フラグFB=0の
状態か否かを判断する(ステップS12)。
【0040】この判断でNO、すなわちFB=1のとき
には、そのままメインプログラムに戻る。このため、操
作情報は本体部11Bには送られず、破棄される。した
がって、カーナビゲーション装置11にとって、ステッ
プS12からリターンする処理はスイッチング=オフと
等価になる。
【0041】これに対し、ステップS12でYES、す
なわちFB=0になっているときには、操作情報に対応
した制御データを本体部11Bに送る(ステップS1
3)。これにより、スイッチング=オンと等価な処理に
なり、通常のカーナビゲーション装置として機能する。
【0042】このように視線フラグFB=1になってい
るときには、カーナビゲーション装置11の操作が効か
なくなる。つまり、車速値Vに応じて一定時間以上、モ
ニタ11Cを注視していると、その時間経過時点でそれ
以上、操作は効かなくなる。これにより、運転者は運転
中にカーナビゲーション装置11のモニタ11Cを見な
がら操作することが自動的にできなきなる。この操作の
強制停止は、運転者にとって、それ以上のモニタ注視の
操作は禁止である旨の通告になる。したがって、運転者
は、脇見をしながら(モニタを見ながらカーナビゲーシ
ョン装置を操作する)の運転を止めることになる。
【0043】図7および図8に、そのほかの実施形態を
示す。図7の実施形態に係るカーナビゲーション装置
は、その操作部として、音声認識装置31を備えたもの
である。運転者は音声認識装置31に対して発話するこ
とで、必要な情報をその本体部11Bに与えることがで
きるが、制御装置21が前述と同様に音声認識装置31
と本体部11Bとの間にか介在しているため、必要以上
に長くモニタ11Cを見ながらのコマンドを発生するこ
とができなくなる。これにより、脇見しながらのカーナ
ビゲーション装置の操作が事実上、禁止になる。
【0044】また、上述してきた車載機器としてのカー
ナビゲーション装置では、制御装置のCPUの処理に操
作情報をオン・オフするスイッチング機能まで持たせた
回路構成を採用した。これについては、スイッチング機
能は別のスイッチング素子で行う構成を採ることもでき
る。
【0045】図8には、そのようなスイッチング素子を
採用するとともに、スイッチング個所をカーナビゲーシ
ョン装置の本体部とモニタ(出力部)との間に設定し、
必要時間を超えてモニタを注視しようとする場合、モニ
タの表示を強制的にオフにする構成を示す。図8の構成
によれば、カーナビゲーション装置11の本体部11B
とモニタ11Cとの間に電気的にオン・オフ可能なスイ
ッチング素子11Eを挿入し、このスイッチング素子を
制御装置21のCPU22からの制御信号でオン・オフ
するようにしている。この制御信号の発生の仕方は例え
ば前述したものと同様に設定できる。これによっても、
一定時間の注視が続くと表示オフとなって、運転者にそ
れ以上のモニタ注視を禁止する旨の警告を自動的に発す
ることができる。
【0046】なお、変形例として、上述してきたカーナ
ビゲーション装置において、一定時間以上のモニタ注視
が続いたときは、モニタの表示画面を単に暗くする、警
告画面を出力する、警告音を発生させるなどの対応を採
ることもできる。
【0047】なお、上述した実施形態にあっては車載機
器としてカーナビゲーション装置を説明したが、本発明
に適用可能な車載機器は、そのほかにも、例えば車載テ
レビ、カーラジオ、カーステレオなどであってもよい。
【0048】また、制御装置に用いるCPU22の代わ
りに、デジタル回路や論理回路を組み合わせた回路を採
用してもよい。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る車載
機器の制御装置及びその制御方法によれば、運転者の視
線の状態を検出し、この視線状態の情報を参照して当該
車両の運転状態を判断し、操作部と機器本体部との間又
はその機器本体部と出力部との間の信号送受のオン・オ
フを前記運転状態の判断結果に応じてオン・オフ制御す
るので、注視時間が必要以上の時間にわたる場合、車載
機器に対する操作を効かなくしたり、モニタ画面がオフ
になるので、この警告により、車載機器の操作やモニタ
画面注視に起因して、うっかり、脇見運転をしてしまう
という事態を的確に回避可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車載機器としてのカーナビゲーション
装置の運転席への取付け状況を示す概念図。
【図2】一実施形態に係るオン・オフ制御装置を組み込
んだカーナビゲーション装置の概略ブロック図。
【図3】図2のカーナビゲーション装置の機能ブロック
図。
【図4】制御装置のCPUで実行される視線監視処理を
示す概略ブロック図。
【図5】制御装置のCPUで実行されるカーナビ操作切
換制御の処理を示す概略ブロック図。
【図6】車速値Vとモニタ注視許容時間との定性的な関
係を示す図。
【図7】別の実施形態に係るオン・オフ制御装置を組み
込んだカーナビゲーション装置の概略ブロック図。
【図8】さらに別の実施形態に係るオン・オフ制御装置
を組み込んだカーナビゲーション装置の概略ブロック
図。
【符号の説明】
11 カーナビゲーション装置 11A 操作部 11B 本体部(機器本体部) 11C モニタ(出力部) 11E スイッチング素子 21 制御装置 22 CPU 23 メモリ(記録媒体) 24 車速センサ 26 カメラ 28 視線検出装置 31 音声認識装置(操作部)
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/60 H04N 5/60 B 5H180 5/63 5/63 A 5/64 521 5/64 521Z 7/18 7/18 D (72)発明者 笹島 宗彦 兵庫県神戸市東灘区本山南町8丁目6番26 号 株式会社東芝関西研究所内 (72)発明者 出口 豊 兵庫県神戸市東灘区本山南町8丁目6番26 号 株式会社東芝関西研究所内 Fターム(参考) 2F029 AA02 AB12 AC18 3D037 FA09 FB10 5C026 DA19 EA07 5C054 AA01 CA04 CC05 CD05 CG02 CH01 EA07 FC13 FE21 FF03 FF06 HA28 5C086 AA60 BA22 CA21 CA30 CB36 DA40 EA15 EA41 EA45 FA11 5H180 AA01 CC04 CC27 EE02 FF21 FF27 LL07 LL08

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載され且つ操作部、機器本体
    部、及び出力部を有する車載機器の制御装置において、 前記運転者の視線の状態を検出する視線検出手段と、こ
    の視線検出手段により検出された視線状態の情報を参照
    して当該車両の運転状態を判断する運転状態判断手段
    と、前記操作部と前記機器本体部との間又はその機器本
    体部と前記出力部との間の信号送受のオン・オフを前記
    運転状態判断手段の判断結果に応じて制御するオン・オ
    フ制御手段とを備えたことを特徴とする車載機器の制御
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の制御装置において、 前記オン・オフ制御手段は、前記操作部と前記機器本体
    部との間又はその機器本体部と前記出力部との間に介挿
    され且つ前記信号送受のオン・オフを実行可能なスイッ
    チング手段と、前記運転状態判断手段の判断結果に応じ
    て前記スイッチング手段によるオン・オフを制御する切
    換え制御手段とを備えたことを特徴とする車載機器の制
    御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の制御装置において、 前記オン・オフ制御手段は、前記操作部と前記機器本体
    部との間の信号送受をオン・オフを行う手段であること
    を特徴とする車載機器の制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の制御装置において、 前記車載機器は、カーナビゲーション装置であって、前
    記操作部は運転者が手動操作可能な構造を有することを
    特徴とする車載機器の制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の制御装置において、 前記車載機器は、カーナビゲーション装置であって、前
    記操作部は運転者が音声で必要な指示を発することが可
    能な音声操作装置であることを特徴とする車載機器の制
    御装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の制御装置において、 前記オン・オフ制御手段は、前記機器本体部と前記出力
    部との間の信号送受をオン・オフを行う手段であること
    を特徴とする車載機器の制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の制御装置において、 前記車載機器は、カーナビゲーション装置であって、前
    記出力部は運転者に画像情報を提供するモニタであるこ
    とを特徴とする車載機器の制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の制御装置において、 前記車載機器はテレビ、カーラジオ、又はカーステレオ
    であることを特徴とする車載機器の制御装置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の
    制御装置において、 前記運転状態判断手段は、前記車両の車速を加味して前
    記運転状態を判断する手段であることを特徴とする車載
    機器の制御装置。
  10. 【請求項10】 車両に搭載され且つ操作部、機器本体
    部、及び出力部を有する車載機器の制御方法において、 前記運転者の視線の状態を検出し、この視線状態の情報
    を参照して当該車両の運転状態を判断し、前記操作部と
    前記機器本体部との間又はその機器本体部と前記出力部
    との間の信号送受のオン・オフを前記運転状態の判断結
    果に応じてオン・オフ制御することを特徴とする車載機
    器の制御方法。
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