JP2000318322A - 感熱記録シート - Google Patents

感熱記録シート

Info

Publication number
JP2000318322A
JP2000318322A JP11149466A JP14946699A JP2000318322A JP 2000318322 A JP2000318322 A JP 2000318322A JP 11149466 A JP11149466 A JP 11149466A JP 14946699 A JP14946699 A JP 14946699A JP 2000318322 A JP2000318322 A JP 2000318322A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parts
color developing
dispersion
general formula
heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11149466A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3752891B2 (ja
Inventor
Yoshimi Midorikawa
佳美 緑川
Naomi Sumikawa
直美 澄川
Kaoru Hamada
薫 濱田
Yoshihide Kimura
義英 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Paper Industries Co Ltd
Jujo Paper Co Ltd
Original Assignee
Nippon Paper Industries Co Ltd
Jujo Paper Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP14946699A priority Critical patent/JP3752891B2/ja
Application filed by Nippon Paper Industries Co Ltd, Jujo Paper Co Ltd filed Critical Nippon Paper Industries Co Ltd
Priority to CN00800768A priority patent/CN1125730C/zh
Priority to AU28285/00A priority patent/AU764998B2/en
Priority to IDW20002266A priority patent/ID28798A/id
Priority to DE60014293T priority patent/DE60014293T2/de
Priority to PCT/JP2000/001299 priority patent/WO2000053425A1/ja
Priority to KR1020007012172A priority patent/KR100660665B1/ko
Priority to EP00906689A priority patent/EP1092552B1/en
Priority to US09/674,299 priority patent/US6407036B1/en
Priority to TW089103862A priority patent/TW544403B/zh
Priority to MYPI20002205A priority patent/MY126944A/en
Publication of JP2000318322A publication Critical patent/JP2000318322A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3752891B2 publication Critical patent/JP3752891B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 発色感度、地色部の耐熱性、地色が良好であ
り、粉ふきがなく、更に発色部を長期保存した際の画像
保存性、及び高湿高温処理後の印字性に優れる感熱記録
シートの提供。 【解決手段】 感熱発色層中に、顕色剤として一般式
(1)で表されるジヒドロキシジフェニルスルホン化合
物を含有し、かつ一般式(2)で表されるジフェニルス
ルホン誘導体及び/または一般式(3)で表される飽和
脂肪酸モノアミドを含有する感熱記録シート。 【化1】 (式中、R1、R2は炭素数1〜8のアルキル基、アルケ
ニル基又はハロゲン原子を表し、p、qは0〜3の整数
を表す。) 【化2】 (R3〜R8は、水素原子、アルキル基、ハロゲン原子、
ニトロ基、アルコキシ基、シアノ基、アリルオキシ基を
表す。) 【化3】 (式中、R9は炭素数11〜21のアルキル基を表
す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発色感度、耐熱
性、地色が良好であり、粉ふきがなく、更に発色部を長
期保存した際の画像保存性及び高湿高温処理後の印字性
に優れる感熱記録シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に無色又は淡色の染料前駆体と染料
前駆体と熱時反応して発色させる顕色剤とを主成分とす
る感熱発色層を有する感熱記録体は、特公昭45―14
039号公報にて開示され、広く実用化されている。こ
の感熱記録体に記録を行うには、サーマルヘッドを内蔵
したサーマルプリンター等が用いられるが、このような
感熱記録法は、従来実用化された他の記録法に比べて、
記録時に騒音がない、現像定着の必要がない、メンテナ
ンスフリーである、機器が比較的安価でありコンパクト
である、得られた発色が非常に鮮明であるといった特徴
から、情報産業の発展に伴い、ファクシミリやコンピュ
ーター分野、各種計測器、ラベル用等に広く使用されて
いるが、これらの記録装置の多様化、高性能化が進めら
れるに従って、感熱記録体に対する要求品質もより高度
なものになってきている。記録速度についても装置の小
型化、記録の高速化が進められるに従って、微小な熱エ
ネルギーでも高濃度で鮮明な発色画像が得られることが
要求されている。
【0003】この要求を満たすために、例えば特開昭5
6−169087号に記載されているように感熱層中に
熱可溶性物質を加えることによって発色感度を高める方
法、又、特開昭56−144193号に記載されている
ように顕色能力の高い新規な顕色剤を用いる方法によっ
て発色感度を高める方法等が考え出されているが、いず
れも耐熱地色が悪化したり、経時による粉ふきや、未発
色部を長期保存した後に印字した際の発色濃度(再印字
性)が低下する等の欠点を有するため十分な品質とは言
い難かった。又、染料と顕色剤にさらに適当な増感剤を
併用する方法、例えば顕色剤がビスフェノールAに代表
されるフェノール系化合物からなる場合、p−ベンジル
ビフェニル(特開昭60−82382号)、p−ベンジ
ルオキシ安息香酸ベンジル(特開昭57−201691
号)、ベンジルナフチルエーテル(特開昭58−870
94号)等が好適な増感剤として使用されている。増感
剤を用いた場合、加熱されるとまず増感剤が溶融し、そ
れが染料および顕色剤を溶かし込むことによって両者が
分子レベルで混じり合い発色反応が誘発されるので、用
いる増感剤と染料や顕色剤についての検討が重要とな
る。
【0004】また、本発明で有機顕色剤として使用され
るジヒドロキシジフェニルスルホン化合物は、従来から
公知の化合物であるが、発色能力が低く、近年の高感度
の要求を満たすことはできなかった。発色感度を高める
方法として特開平8−67070号には2種のシュウ酸
エステル誘導体の固溶体を加える内容が記載されている
が、発色感度は多少高まるものの、粉ふき、経時での画
像保存性は十分なものとは言い難い。このように発色感
度が高まり、なおかつその他の品質要求、たとえば地色
部の耐熱性が良い、画像安定性に優れる等を満たすこと
はできなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、発色
感度、地色部の耐熱性、地色が良好であり、粉ふきがな
く、更に発色部を長期保存した際の画像保存性、及び高
湿高温処理後の印字性に優れる感熱記録シートを提供す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
の結果、無色ないし淡色の塩基性無色染料と有機顕色剤
とを主成分として含有する感熱発色層を設けた感熱記録
体において、該感熱発色層が有機顕色剤として下記一般
式(1)で表されるジヒドロキシジフェニルスルホン化
合物を少なくとも1種類含有し、かつ下記一般式(2)
で表されるジフェニルスルホン誘導体及び/又は下記一
般式(3)で表される飽和脂肪酸モノアミドの少なくと
も1種を含有することによって達成された。
【0007】
【化4】 (式中、R1、R2は炭素数1〜8のアルキル基、アルケ
ニル基又はハロゲン原子を表し、p、qは0〜3の整数
を表す。)
【0008】
【化5】 (R3〜R8は、水素原子、アルキル基、ハロゲン原子、
ニトロ基、アルコキシ基、シアノ基、アリルオキシ基を
表す。)
【0009】
【化6】 (式中、R9は炭素数11〜21のアルキル基を表
す。)
【0010】一般に感熱記録体の発色感度には、染料と
顕色剤との溶融溶解拡散速度や飽和溶解度が作用すると
推測される。これらを向上させるために増感剤として各
種の材料を加える方法が採られ、増感剤の添加によって
融点降下、極性の変化、活性化エネルギーの低下、各材
料間の相溶性の向上など多くの要因が複雑に働き、溶融
溶解拡散速度や飽和溶解度がより高まって、ひいては感
熱記録体の発色感度が向上すると考えられる。
【0011】本発明においては、明確には解明されてい
ないが、有機顕色剤としてジヒドロキシジフェニルスル
ホン化合物を含有し、かつジフェニルスルホン誘導体を
含有させることにより、大きな融点降下を引き起こすこ
となく感熱記録体の発色感度が向上するものと思われ
る。そのため発色感度が向上するものの耐熱地色は悪化
せず、地色部の発色が起こらないと考えられる。又、ジ
フェニルスルホン誘導体を配合することによって各材料
間の相溶性が大きく向上するため、発色部の安定性も増
し、発色部を長期保存した際の画像保存性に優れ、更に
高湿高温下での画像保存性にも優れるという特徴を示す
と考えられる。
【0012】また、飽和脂肪酸モノアミドを含むワック
ス類は、増感剤として広く一般に知られている物質であ
るが、有機顕色剤としてジヒドロキシジフェニルスルホ
ン化合物を含有し、かつ飽和脂肪酸モノアミドを含有さ
せると、発色感度が高まり、耐熱性も良好で、粉ふき、
印字後の経時の画像保存性も十分に実用レベルであるこ
とを見い出した。一般的にワックス類を増感剤として用
いると、発色感度は高まるものの耐熱性が悪くなるとい
う傾向にあるが、ジヒドロキシジフェニルスルホン化合
物と飽和脂肪酸モノアミドを組み合わせることにより、
耐熱性を大きく悪化させることなく発色感度を向上させ
ることに成功した。
【0013】さらに、有機顕色剤としてジヒドロキシジ
フェニルスルホン化合物を含有し、かつジフェニルスル
ホン誘導体及び飽和脂肪酸モノアミドを含有させると、
発色感度はさらに上昇し、粉ふき、印字後の経時の画像
保存性に優れ、地色、耐熱性も十分に実用レベルであ
り、更に高湿高温処理後でも高い発色濃度を示す感熱記
録体が得られた。その理由は明確には解明されていない
が、感熱発色層中にジヒドロキシジフェニルスルホン化
合物、ジフェニルスルホン誘導体、飽和脂肪酸モノアミ
ドが共に含有されても大幅な融点降下が引き起こされ
ず、各材料の相溶性が向上したためではないかと考えら
れる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の感熱記録体を得るには、
例えば染料、一般式(1)、一般式(2)、一般式
(3)で表される化合物をそれぞれバインダーとともに
分散した分散液を混合し、填料等その他必要な添加剤を
加えて感熱発色層塗液を調整し、基材上に塗布乾燥して
感熱発色層を形成することによって、本発明の感熱記録
体を製造することができる。
【0015】本発明では有機顕色剤として一般式(1)
で表されるジヒドロキシジフェニルスルホン化合物を含
有する。一般式(1)で表される化合物を具体的に例示
すると、 4、4′−ジヒドロキシジフェニルスルホン(1−1) 2、4′−ジヒドロキシジフェニルスルホン(1−2) ビス−(3−アリル−4−ヒドロキシフェニル)スルホ
ン(1−3) 3,3′−ジメチル−4,4′−ジヒドロキシジフェニ
ルスルホン(1−4) 3,3′,5,5′−テトラメチル−4,4′−ジヒド
ロキシジフェニルスルホン(1−5) 2,2′−ビス(4−クロロフェノール)スルホン(1
−6) 4−ヒドロキシフェニル−3′−イソプロピル−4′−
ヒドロキシフェニルスルホン(1−7) ビス−(3−エチル−4−ヒドロキシフェニル)スルホ
ン(1−8) 2,2′−ビス(p−t−ブチルフェノール)スルホン
(1−9) 2,2′−ビス(p−t−ペンチルフェノール)スルホ
ン(1−10) 2,2′−ビス(p−t−オクチルフェノール)スルホ
ン(1−11) 等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
中でも、感度、耐熱性が良好であり、入手も容易である
ことから、(1−1)〜(1−3)が好ましく使用され
る。又これらの顕色剤は単独又は2種類以上混合して用
いてもよい。
【0016】また本発明では、一般式(2)で表される
ジフェニルスルホン誘導体が使用される。一般式(2)
で表されるジフェニルスルホン誘導体は、有機顕色剤1
部に対し0.25〜1.7部の割合で使用することが望
ましく、特に0.5〜1.5部含有される場合は非常に
良好な品質が得られより好ましい。ジフェニルスルホン
誘導体は、一般式(1)で表されるジヒドロキシジフェ
ニルスルホン化合物と構造が似ており相溶性に優れると
考えられ、通常の増感剤に比べて少ない0.25部程度
の含有量でも効果を発揮する。一般式(2)で表される
ジフェニルスルホン誘導体の含有量が一般式(1)で表
される有機顕色剤に対して0.25部より少ない場合、
染料、顕色剤、増感剤等の相溶性が向上しにくいためか
発色感度が少々劣り、1.7部より多い場合、印字後、
経時での画像保存性が低下する傾向がある。又、長期保
存での画像部の粉ふき現象も若干認められる。この理由
は明確にわかっていないが、粉ふきは発色層中の材料が
昇華することに起因し、各材料の相互作用によって一部
の材料の昇華性が高まるためと考えられる。
【0017】一般式(2)において、R3〜R8は増感効
果を阻害しないような置換基であればよく、具体例とし
ては水素原子、アルキル基、ハロゲン原子、ニトロ基、
アルコキシ基、シアノ基、アリルオキシ基を表す。特に
好ましいのは水素原子、C1〜C6のアルキル基、C1
〜C6のアルコキシ基、ハロゲン原子、ニトロ基であ
る。以下にこれらの具体的な化合物を2−1〜2−46
に例示するが、これらに限定されるものではない。
【0018】
【化7】
【0019】
【化8】
【0020】
【化9】
【0021】
【化10】
【0022】
【化11】
【0023】
【化12】
【0024】
【化13】
【0025】また本発明では、一般式(3)で表される
飽和脂肪酸モノアミドが使用される。飽和脂肪酸モノア
ミドは、有機顕色剤1部に対し0.25〜1.7部の割
合で使用することが望ましく、特に0.5〜1.5部含
有される場合は非常に良好な品質が得られより好まし
い。含有量が0.25部より少ない場合は、高い発色感
度が得られにくく、1.7部より多い場合耐熱性が低下
する傾向がある。
【0026】一般式(3)中、R9は炭化水素基を表し
ており、具体的には炭素数11〜21のアルキル基が挙
げられる。一般式(3)で表される化合物を具体的に例
示すると以下に示す3−1〜3−4が挙げられるが、こ
れらに限定されるものではない。中でも3−2と3−3
を併用した際の発色感度、耐熱性等が良好なことから、
3−2と3−3の混合物が特に好ましく使用される。
【0027】
【化14】
【0028】本発明において、一般式(2)で表される
ジフェニルスルホン誘導体と一般式(3)で表される飽
和脂肪酸モノアミドとを両方とも含有する場合は、ジフ
ェニルスルホン誘導体及び飽和脂肪酸モノアミドの含有
量がジヒドロキシジフェニルスルホン化合物に対してそ
れぞれ0.25部〜1.7部であると、発色感度、地
色、耐熱性、長期保存した際の画像保存性、粉ふきが良
好であり、高湿高温処理後でも高い発色濃度が得られ
る。更にそれぞれ0.5部〜1.5部含有されると、高
温高湿下の画像保存性、保存性処理後の発色濃度の品質
が向上し最も好ましい。なお、ジフェニルスルホン誘導
体と飽和脂肪酸モノアミドの比率は1:3〜3:1の場
合、発色感度、耐熱性等の品質バランスが良く好まし
い。
【0029】本発明で使用するロイコ発色型の塩基性ロ
イコ染料としては従来の感圧あるいは感熱記録紙分野で
公知のものは全て使用可能であり、特に制限されるもの
ではないが、トリフェニルメタン系化合物、フルオラン
系化合物、フルオレン系、ジビニル系化合物等が好まし
い。以下に代表的な無色ないし淡色の染料(染料前駆
体)の具体例を示す。また、これらの染料前駆体は単独
または2種以上混合して使用してもよい。
【0030】<トリフェニルメタン系ロイコ染料> 3、3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジ
メチルアミノフタリド 〔別名クリスタルバイオレットラクトン〕 3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)フタリド 〔別名マラカイトグリーンラクトン〕 <フルオラン系ロイコ染料> 3−ジエチルアミノ−6−メチルフルオラン 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオ
ラン 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−(o、p−ジメ
チルアニリノ)フルオラン 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−クロロフルオラ
ン 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−(m−トリフル
オロメチルアニリノ)フルオラン 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−(o−クロロア
ニリノ)フルオラン 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−(p−クロロア
ニリノ)フルオラン 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−(o−フルオロ
アニリノ)フルオラン 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−(m−メチルア
ニリノ)フルオラン 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−n−オクチルア
ニリノフルオラン 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−n−オクチルア
ミノフルオラン 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−ベンジルアニリ
ノフルオラン 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−ジベンジルアニ
リノフルオラン 3−ジエチルアミノ−6−クロロ−7−メチルフルオラ
ン 3−ジエチルアミノ−6−クロロ−7−アニリノフルオ
ラン 3−ジエチルアミノ−6−クロロ−7−p−メチルアニ
リノフルオラン 3−ジエチルアミノ−6−エトキシエチル−7−アニリ
ノフルオラン 3−ジエチルアミノ−7−メチルフルオラン 3−ジエチルアミノ−7−クロロフルオラン 3−ジエチルアミノ−7−(m−トリフルオロメチルア
ニリノ)フルオラン 3−ジエチルアミノ−7−(o−クロロアニリノ)フル
オラン 3−ジエチルアミノ−7−(p−クロロアニリノ)フル
オラン 3−ジエチルアミノ−7−(o−フルオロアニリノ)フ
ルオラン
【0031】3−ジエチルアミノ−ベンゾ〔a〕フルオ
ラン 3−ジエチルアミノ−ベンゾ〔c〕フルオラン 3−ジブチルアミノ−6−メチル−フルオラン 3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオ
ラン 3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−(o、p−ジメ
チルアニリノ)フルオラン 3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−(o−クロロア
ニリノ)フルオラン 3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−(p−クロロア
ニリノ)フルオラン 3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−(o−フルオロ
アニリノ)フルオラン 3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−(m−トリフル
オロメチルアニリノ)フルオラン 3−ジブチルアミノ−6−メチル−クロロフルオラン 3−ジブチルアミノ−6−エトキシエチル−7−アニリ
ノフルオラン 3−ジブチルアミノ−6−クロロ−7−アニリノフルオ
ラン 3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−p−メチルアニ
リノフルオラン 3−ジブチルアミノ−7−(o−クロロアニリノ)フル
オラン 3−ジブチルアミノ−7−(o−フルオロアニリノ)フ
ルオラン 3−ジ−n−ペンチルアミノ−6−メチル−7−アニリ
ノフルオラン 3−ジ−n−ペンチルアミノ−6−メチル−7−(p−
クロロアニリノ)フルオラン 3−ジ−n−ペンチルアミノ−7−(m−トリフルオロ
メチルアニリノ)フルオラン 3−ジ−n−ペンチルアミノ−6−クロロ−7−アニリ
ノフルオラン 3−ジ−n−ペンチルアミノ−7−(p−クロロアニリ
ノ)フルオラン 3−ピロリジノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン 3−ピペリジノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン
【0032】3−(N−メチル−N−プロピルアミノ)
−6−メチル−7−アニリノフルオラン 3−(N−メチル−N−シクロヘキシルアミノ)−6−
メチル−7−アニリノフルオラン 3−(N−エチル−N−シクロヘキシルアミノ)−6−
メチル−7−アニリノフルオラン 3−(N−エチル−N−キシルアミノ)−6−メチル−
7−(p−クロロアニリノ)フルオラン 3−(N−エチル−p−トルイディノ)−6−メチル−
7−アニリノフルオラン 3−(N−エチル−N−イソアミルアミノ)−6−メチ
ル−7−アニリノフルオラン 3−(N−エチル−N−イソアミルアミノ)−6−クロ
ロ−7−アニリノフルオラン 3−(N−エチル−N−テトラヒドロフルフリルアミ
ノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン 3−(N−エチル−N−イソブチルアミノ)−6−メチ
ル−7−アニリノフルオラン 3−(N−エチル−N−エトキシプロピルアミノ)−6
−メチル−7−アニリノフルオラン 3−シクロヘキシルアミノ−6−クロロフルオラン 2−(4−オキサヘキシル)−3−ジメチルアミノ−6
−メチル−7−アニリノフルオラン 2−(4−オキサヘキシル)−3−ジエチルアミノ−6
−メチル−7−アニリノフルオラン 2−(4−オキサヘキシル)−3−ジプロピルアミノ−
6−メチル−7−アニリノフルオラン 2−メチル−6−p−(p−ジメチルアミノフェニル)
アミノアニリノフルオラン 2−メトキシ−6−p−(p−ジメチルアミノフェニ
ル)アミノアニリノフルオラン
【0033】2−クロロ−3−メチル−6−p−(p−
フェニルアミノフェニル)アミノアニリノフルオラン 2−クロロ−6−p−(p−ジメチルアミノフェニル)
アミノアニリノフルオラン 2−ニトロ−6−p−(p−ジエチルアミノフェニル)
アミノアニリノフルオラン 2−アミノ−6−p−(p−ジエチルアミノフェニル)
アミノアニリノフルオラン 2−ジエチルアミノ−6−p−(p−ジエチルアミノフ
ェニル)アミノアニリノフルオラン 2−フェニル−6−メチル−6−p−(p−フェニルア
ミノフェニル)アミノアニリノフルオラン 2−ベンジル−6−p−(p−フェニルアミノフェニ
ル)アミノアニリノフルオラン 2−ヒドロキシ−6−p−(p−フェニルアミノフェニ
ル)アミノアニリノフルオラン 3−メチル−6−p−(p−ジメチルアミノフェニル)
アミノアニリノフルオラン 3−ジエチルアミノ−6−p−(p−ジエチルアミノフ
ェニル)アミノアニリノフルオラン 3−ジエチルアミノ−6−p−(p−ジブチルアミノフ
ェニル)アミノアニリノフルオラン 2、4−ジメチル−6−〔(4−ジメチルアミノ)アニ
リノ〕−フルオラン
【0034】<フルオレン系ロイコ染料> 3、6、6´−トリス(ジメチルアミノ)スピロ〔フル
オレン−9、3´−フタリド〕 3、6、6´−トリス(ジエチルアミノ)スピロ〔フル
オレン−9、3´−フタリド〕 <ジビニル系ロイコ染料> 3、3−ビス−〔2−(p−ジメチルアミノフェニル)
−2−(p−メトキシフェニル)エテニル〕−4、5、
6、7−テトラブロモフタリド 3、3−ビス−〔2−(p−ジメチルアミノフェニル)
−2−(p−メトキシフェニル)エテニル〕−4、5、
6、7−テトラクロロフタリド 3、3−ビス−〔1、1−ビス(4−ピロリジノフェニ
ル)エチレン−2−イル〕−4、5、6、7−テトラブ
ロモフタリド 3、3−ビス−〔1−(4−メトキシフェニル)−1−
(4−ピロリジノフェニル)エチレン−2−イル〕−
4、5、6、7−テトラクロロフタリド <その他> 3−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−
3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)
−4−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−
3−(1−オクチル−2−メチルインドール−3−イ
ル)−4−アザフタリド 3−(4−シクロヘキシルエチルアミノ−2−メトキシ
フェニル)−3−(1−エチル−2−メチルインドール
−3−イル)−4−アザフタリド 3、3−ビス(1−エチル−2−メチルインドール−3
−イル)フタリド 3、6−ビス(ジエチルアミノ)フルオラン−γ−(3
´−ニトロ)アニリノラクタム 3、6−ビス(ジエチルアミノ)フルオラン−γ−(4
´−ニトロ)アニリノラクタム 1、1−ビス−〔2´、2´、2''、2''−テトラキス
−(p−ジメチルアミノフェニル)−エテニル〕−2、
2−ジニトリルエタン 1、1−ビス−〔2´、2´、2''、2''−テトラキス
−(p−ジメチルアミノフェニル)−エテニル〕−2−
β−ナフトイルエタン 1、1−ビス−〔2´、2´、2''、2''−テトラキス
−(p−ジメチルアミノフェニル)−エテニル〕−2、
2−ジアセチルエタン ビス−〔2、2、2´、2´−テトラキス−(p−ジメ
チルアミノフェニル)−エテニル〕−メチルマロン酸ジ
メチルエステル
【0035】中でも特に、3−ジ−n−ペンチルアミノ
−6−メチル−7−アニリノフルオランは地色の白色度
や耐熱性が良好で好ましく用いられる。一般に、塗液の
着色は塗液中に含有される材料の一部が水に溶解し、そ
れが染料と反応することによって生じると考えられてい
る。例えば一般式(1)で表される化合物の一種である
4,4′−ジヒドロキシジフェニルスルホンは、塩基性
無色染料を発色させると考えられる−OH基が2つ存在
し、また分子自体の極性も比較的高いため水に溶けやす
いが、3−ジ−n−ペンチルアミノ−6−メチル−7−
アニリノフルオランは水に対する溶解度が1.349×
10-6g/l以下と非常に低いため、一般式(1)で表
される化合物とともに3−ジ−n−ペンチルアミノ−6
−メチル−7−アニリノフルオランを用いることによ
り、特異的に塗料の着色を抑えることができると推察さ
れる。
【0036】本発明においては、上記課題に対する所望
の効果を阻害しない範囲で、従来公知の増感剤を使用す
ることができる。かかる増感剤としては、エチレンビス
アミド,モンタン酸ワックス,ポリエチレンワックス,
1,2−ジ−(3−メチルフェノキシ)エタン,p−ベ
ンジルビフェニル,β−ベンジルオキシナフタレン,4
−ビフェニル−p−トリルエーテル,m−ターフェニ
ル,1,2−ジフェノキシエタン,4,4′−エチレン
ジオキシ−ビス−安息香酸ジベンジルエステル,ジベン
ゾイルオキシメタン,1,2−ジ(3−メチルフェノキ
シ)エチレン,1,2−ジフェノキシエチレン,ビス
〔2−(4−メトキシ−フェノキシ)エチル〕エーテ
ル,p−ニトロ安息香酸メチル,シュウ酸ジベンジル,
シュウ酸ジ(p−クロロベンジル),シュウ酸ジ(p−
メチルベンジル),テレフタル酸ジベンジル,p−ベン
ジルオキシ安息香酸ベンジル,ジ−p−トリルカーボネ
ート,フェニル−α−ナフチルカーボネート,1,4−
ジエトキシナフタレン,1−ヒドロキシ−2−ナフトエ
酸フェニルエステル,o−キシレン−ビス−(フェニル
エーテル),4−(m−メチルフェノキシメチル)ビフ
ェニル、オルトトルエンスルホンアミド、パラトルエン
スルホンアミドを例示することができるが,特にこれら
に制限されるものではない。これらの増感剤は,単独ま
たは2種以上混合して使用してもよい。
【0037】本発明で使用するバインダーとしては、重
合度が200〜1900の完全ケン化ポリビニルアルコ
ール、部分ケン化ポリビニルアルコール、カルボキシ変
性ポリビニルアルコール、アマイド変性ポリビニルアル
コール、スルホン酸変性ポリビニルアルコール、ブチラ
ール変性ポリビニルアルコール、その他の変性ポリビニ
ルアルコール、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセ
ルロース、カルボキシメチルセルロース、スチレン−無
水マレイン酸共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体
並びにエチルセルロール、アセチルセルロースのような
セルロース誘導体、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、
ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸エステル、ポリビ
ニルブチルラール、ポリスチロースおよびそれらの共重
合体、ポリアミド樹脂、シリコン樹脂、石油樹脂、テル
ペン樹脂、ケトン樹脂、クマロ樹脂を例示することがで
きる。これらの高分子物質は水、アルコール、ケトン、
エステル、炭化水素等の溶剤に溶かして使用するほか、
水又は他の媒体中に乳化又はペースト状に分散した状態
で使用し、要求品質に応じて併用することも出来る。
【0038】また、本発明においては、上記課題に対す
る所望の効果を阻害しない範囲で、記録画像の耐油性効
果等を示す画像安定剤として、 4、4′−ブチリデン(6−t−ブチル−3−メチルフ
ェノール) 2、2′−ジ−t−ブチル−5、5′−ジメチル−4、
4′−スルホニルジフェノール 1、1、3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5
−シクロヘキシルフェニル)ブタン 1、1、3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5
−t−ブチルフェニル)ブタン 4−ベンジルオキシ−4′−(2、3−エポキシ−2−
メチルプロポキシ)ジフェニルスルホン エポキシレジン等を添加することもできる。
【0039】本発明で使用する填料としては、シリカ、
炭酸カルシウム、カオリン、焼成カオリン、ケイソウ
土、タルク、酸化チタン、水酸化アルミニウムなどの無
機または有機充填剤などが挙げられる。このほかにワッ
クス類などの滑剤、ベンゾフェノン系やトリアゾール系
の紫外線吸収剤、グリオキザールなどの耐水化剤、分散
剤、消泡剤、酸化防止剤、蛍光染料等を使用することが
できる。
【0040】本発明の感熱記録体に使用する顕色剤及び
染料の量、その他の各種成分の種類及び量は要求される
性能及び記録適性に従って決定され、特に限定されるも
のではないが、通常、一般式(1)で表される顕色剤1
部に対して、塩基性無色染料0.1〜2部、填料0.5
〜4部を使用し、バインダーは全固形分中5〜25%が
適当である。
【0041】上記組成から成る塗液を紙、再生紙、合成
紙、フィルム、プラスチックフィルム、発泡プラスチッ
クフィルム、不織布、金箔等任意の支持体に塗布するこ
とによって目的とする感熱記録シートが得られる。また
これらを組み合わせた複合シートを支持体として使用し
てもよい。
【0042】さらに、保存性を高める目的で高分子物質
等のオーバーコート層を感熱発色層上に設けることもで
きる。又、発色感度を高める目的で填料を含有した高分
子物質等のアンダーコート層を感熱層下に設けることも
できる。前述の有機顕色剤、塩基性無色染料並びに必要
に応じて添加する材料はボールミル、アトライター、サ
ンドグライダーなどの粉砕機あるいは適当な乳化装置に
よって数ミクロン以下の粒子径になるまで微粒化し、バ
インダー及び目的に応じて各種の添加材料を加えて塗液
とする。塗布する手段は特に限定されるものではなく、
周知慣用技術に従って塗布することができ、例えばエア
ーナイフコーター、ロッドブレードコーター、ビルブレ
ードコーター、ロールコーターなど各種コーターを備え
たオフマシン塗工機やオンマシン塗工機が適宜選択され
使用される。
【0043】
【実施例】以下に、本発明を実施例によって説明する。
尚、説明において部は重量部を示す。
【0044】[実施例1]染料、顕色剤、増感剤の各材
料は、あらかじめ以下の配合の分散液をつくり、サンド
グラインダーで平均粒径が1ミクロンになるまで湿式磨
砕を行った。 <顕色剤分散液> 4、4′−ジヒドロキシジフェニルスルホン(1−1) 6.0部 10%ポリビニルアルコール水溶液 18.8部 水 11.2部 <染料分散液> 3−ジ−n−ブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン (ODB2) 2.0部 10%ポリビニルアルコール水溶液 4.6部 水 2.6部 <ジフェニルスルホン分散液> (2−1)化合物 6.0部 10%ポリビニルアルコール水溶液 18.8部 水 11.2部 以下の組成物を混合し、感熱層塗液を得た。この塗液を
坪量50g/m2の上質紙に乾燥後の塗布量が6g/m2
となるように塗布乾燥し、スーパーカレンダーでベック
平滑度が200〜600秒になるように処理し、感熱記
録体を得た。 顕色剤分散液 36.0部 染料分散液 9.2部 ジフェニルスルホン分散液 36.0部 カオリンクレー50%分散液 12.0部
【0045】[実施例2]実施例1の染料分散液におい
てODB2を3−ジ−n−ペンチルアミノ−6−メチル
−7−アニリノフルオラン(商品名:Black30
5、山田化学工業社製;以下B305と略す)に変更し
た以外は実施例1と同様にして感熱記録体を得た。
【0046】[実施例3]実施例1においてジフェニル
スルホン分散液の配合部数を変更し以下の配合にした以
外は実施例1と同様にして感熱記録体を得た。 顕色剤分散液 36.0部 染料分散液 9.2部 ジフェニルスルホン分散液 60.0部 カオリンクレー50%分散液 12.0部
【0047】[実施例4]実施例1においてジフェニル
スルホン分散液の配合部数を変更し以下の配合にした以
外は実施例1と同様にして感熱記録体を得た。 顕色剤分散液 36.0部 染料分散液 9.2部 ジフェニルスルホン分散液 9.0部 カオリンクレー50%分散液 12.0部
【0048】[実施例5]下記の材料についてあらかじ
め以下の配合の分散液を作り、サンドグラインダーで平
均粒径が1ミクロンになるまで湿式磨砕を行った。 <脂肪酸モノアミド分散液> (3−3)化合物 6.0部 10%ポリビニルアルコール水溶液 18.8部 水 11.2部 実施例1のジフェニルスルホン分散液の代わりに脂肪酸
モノアミド分散液を配合し、以下にようにした以外は実
施例1と同様にして感熱記録体を得た。 顕色剤分散液 36.0部 染料分散液 9.2部 脂肪酸モノアミド分散液 36.0部 カオリンクレー50%分散液 12.0部
【0049】[実施例6]実施例5の染料分散液におい
てODB2をB305に変更した以外は実施例5と同様
にして感熱記録体を得た。
【0050】[実施例7]実施例5において脂肪酸モノ
アミド分散液の配合部数を以下の割合にした以外は実施
例5と同様にして感熱記録体を得た。 顕色剤分散液 36.0部 染料分散液 9.2部 脂肪酸モノアミド分散液 60.0部 カオリンクレー50%分散液 12.0部
【0051】[実施例8]実施例5において脂肪酸モノ
アミド分散液の配合部数を以下の割合にした以外は実施
例5と同様にして感熱記録体を得た。 顕色剤分散液 36.0部 染料分散液 9.2部 脂肪酸モノアミド分散液 9.0部 カオリンクレー50%分散液 12.0部
【0052】[実施例9]実施例1において、実施例5
で作成した脂肪酸モノアミド分散液を追加し、以下の配
合にした以外は実施例1と同様にして感熱記録体を得
た。 顕色剤分散液 36.0部 染料分散液 9.2部 ジフェニルスルホン分散液 36.0部 脂肪酸モノアミド分散液 36.0部 カオリンクレー50%分散液 12.0部
【0053】[実施例10、11]実施例9において染
料分散液中のODB2を、B305(実施例10)、3
−(N−エチル−N−イソアミルアミノ)−6−メチル
−7−アニリノフルオラン(S205)(実施例11)
にそれぞれ変更した以外は実施例9と同様にして感熱記
録体を得た。
【0054】[実施例12]実施例9において配合部数
を以下のように変更した以外は実施例9と同様にして感
熱記録体を得た。 顕色剤分散液 36.0部 染料分散液 9.2部 ジフェニルスルホン分散液 60.0部 脂肪酸モノアミド分散液 9.0部 カオリンクレー50%分散液 12.0部
【0055】[実施例13]実施例9において配合部数
を以下のように変更した以外は実施例9と同様にして感
熱記録体を得た。 顕色剤分散液 36.0部 染料分散液 9.2部 ジフェニルスルホン分散液 9.0部 脂肪酸モノアミド分散液 60.0部 カオリンクレー50%分散液 12.0部
【0056】[実施例14]実施例9において配合部数
を以下のように変更した以外は実施例9と同様にして感
熱記録体を得た。 顕色剤分散液 36.0部 染料分散液 9.2部 ジフェニルスルホン分散液 54.0部 脂肪酸モノアミド分散液 18.0部 カオリンクレー50%分散液 12.0部
【0057】[実施例15]実施例9において配合部数
を以下のように変更した以外は実施例9と同様にして感
熱記録体を得た。 顕色剤分散液 36.0部 染料分散液 9.2部 ジフェニルスルホン分散液 18.0部 脂肪酸モノアミド分散液 54.0部 カオリンクレー50%分散液 12.0部
【0058】[実施例16]実施例9において配合部数
を以下のように変更した以外は実施例9と同様にして感
熱記録体を得た。 顕色剤分散液 36.0部 染料分散液 9.2部 ジフェニルスルホン分散液 60.0部 脂肪酸モノアミド分散液 60.0部 カオリンクレー50%分散液 12.0部
【0059】[実施例17]実施例9において配合部数
を以下のように変更した以外は実施例9と同様にして感
熱記録体を得た。 顕色剤分散液 36.0部 染料分散液 9.2部 ジフェニルスルホン分散液 9.0部 脂肪酸モノアミド分散液 9.0部 カオリンクレー50%分散液 12.0部
【0060】[実施例18]実施例9において染料分散
液を以下のように変更した以外は実施例9と同様にして
感熱記録体を得た。 <染料分散液> 3−ジ−n−ブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン (ODB2) 1.0部 3−ジ−n−ペンチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン (B305) 1.0部 10%ポリビニルアルコール水溶液 4.6部 水 2.6部
【0061】[実施例19]実施例9において染料分散
液を以下のように変更した以外は実施例9と同様にして
感熱記録体を得た。 <染料分散液> 3−ジ−n−ブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン (ODB2) 1.0部 3−(N−エチル−N−イソアミルアミノ)−6−メチル−7− アニリノフルオラン (S205) 1.0部 10%ポリビニルアルコール水溶液 4.6部 水 2.6部
【0062】[実施例20]実施例9において配合部数
を以下のように変更した以外は実施例9と同様にして感
熱記録体を得た。 顕色剤分散液 36.0部 染料分散液 9.2部 ジフェニルスルホン分散液 18.0部 脂肪酸モノアミド分散液 18.0部 カオリンクレー50%分散液 12.0部
【0063】[実施例21]実施例9において配合部数
を以下のように変更した以外は実施例9と同様にして感
熱記録体を得た。 顕色剤分散液 36.0部 染料分散液 9.2部 ジフェニルスルホン分散液 54.0部 脂肪酸モノアミド分散液 54.0部 カオリンクレー50%分散液 12.0部
【0064】[実施例22、23]実施例9において顕
色剤分散液中の(1−1)化合物を、2、4′−ジヒド
ロキシジフェニルスルホン(1−2)(実施例22)、
ビス−(3−アリル−4−ヒドロキシフェニル)スルホ
ン(1−3)(実施例23)にそれぞれ変更した以外は
実施例9と同様にして感熱記録体を得た。
【0065】[実施例24]実施例9においてジフェニ
ルスルホン分散液中の(2−1)化合物を(2−9)化
合物にした以外は実施例9と同様にして感熱記録体を得
た。
【0066】[実施例25]実施例9において脂肪酸モ
ノアミド分散液中の(3−3)化合物を(3−2)化合
物に変更した以外は実施例9と同様にして感熱記録体を
得た。
【0067】[実施例26]実施例9において脂肪酸モ
ノアミド分散液を変更し、以下のようにした以外は実施
例9と同様にして感熱記録体を得た。 脂肪酸モノアミド分散液 (3−3)化合物 4.2部 (3−2)化合物 1.8部 10%ポリビニルアルコール水溶液 18.8部 水 11.2部
【0068】[比較例1]実施例1において顕色剤分散
液を4、4′−ジヒドロキシジフェニルスルホンから
4,4′−イソプロピリデンジフェノール(BPA)に
変えた以外は実施例1と同様にして感熱記録体を得た。
【0069】[比較例2]実施例5において顕色剤分散
液を4、4′−ジヒドロキシジフェニルスルホンから
4,4′−イソプロピリデンジフェノール(BPA)に
変えた以外は実施例と同様にして感熱記録体を得た。
【0070】[比較例3]実施例9において顕色剤分散
液を4、4′−ジヒドロキシジフェニルスルホンから
4,4′−イソプロピリデンジフェノール(BPA)に
変えた以外は実施例9と同様にして感熱記録体を得た。
【0071】[比較例4]比較例3において染料分散液
中のODB2をB305に変更した以外は比較例3と同
様にして感熱記録体を得た。
【0072】[比較例5]実施例1においてジフェニル
スルホン分散液を以下の分散液にかえた以外は実施例1
と同様にして感熱記録体を得た。 パラベンジルビフェニル分散液 パラベンジルビフェニル 6.0部 10%ポリビニルアルコール水溶液 18.8部 水 11.2部
【0073】[比較例6]実施例1においてジフェニル
スルホン分散液を以下の分散液にかえた以外は実施例1
と同様にして感熱記録体を得た。 ビスアミド分散液 エチレンビスステアリン酸アミド 6.0部 10%ポリビニルアルコール水溶液 18.8部 水 11.2部
【0074】[比較例7]実施例1においてジフェニル
スルホン分散液を配合しない以外は実施例1と同様にし
て感熱記録体を得た。
【0075】以上の実施例及び比較例で得られた感熱記
録体について以下の品質性能試験を行い、その結果を表
1〜4に示す。なお、表1および表2中、DPS:ジフェ
ニルスルホン、FMA:脂肪酸モノアミド、かっこ内の数
字は顕色剤1部に対する配合部数を示す。
【0076】[発色感度]大倉電機社製のTH−PMD
を使用し、作成した感熱記録体に印加エネルギー0.2
5mj/dot、0.34mj/dotで印字を行っ
た。印字後及び品質試験後の画像濃度はマクベス濃度計
(アンバーフィルター使用)で測定した。
【0077】[地色白色度]ハンター白色度計(東洋精
機製作所製、ブルーフィルター)を使用し、未発色部の
サンプル片の白色度を測定した。値が大きい方が良好で
ある。
【0078】[耐熱性試験]未発色部のサンプル片を6
0℃の雰囲気下で24時間、70℃の雰囲気下で1時
間、それぞれ放置後、ハンター白色度計(東洋精機製作
所製、ブルーフィルター)で測定した。
【0079】[長期保存後の画像部残存率]大倉電気社
製のTH−PMDを使用し、印加エネルギー0.34m
j/dotで印字した画像部を室内で一ヶ月放置後、画
像部をマクベス濃度計で測定した。試験前後のマクベス
濃度より下記計算式の計算方法で画像残存率を算出し
た。
【数1】式1 画像残存率=(試験後のマクベス濃度)/(試験前のマ
クベス濃度)
【0080】[高温高湿保存性処理後の印字性]未発色
部のサンプル片を50℃湿度90%RHの雰囲気下で2
4時間放置後、サンプル片を大倉電気社製のTH−PM
Dを使用し、印加エネルギー0.34mj/dotで印
字し、画像部をマクベス濃度計で測定し、下記計算式の
計算方法で印字性を算出した。
【数2】式2 高温高湿保存性処理後の印字性=(試験後のマクベス濃
度)/(0.34mj/dotで印字した画像のマクベ
ス濃度)
【0081】[粉ふき]大倉電気社製のTH−PMDを
使用し、印加エネルギー0.34mj/dotで印字し
た画像部を室内で一ヶ月放置後、画像部に粉ふきが現れ
ていないかを目視で評価した。 ○ 粉ふきなし △ やや粉ふきあり × 粉ふきあり
【0082】
【表1】
【0083】
【表2】
【0084】
【表3】
【0085】
【表4】
【0086】
【表5】
【0087】
【表6】
【0088】以上の結果より明らかなように、感熱発色
層中にジフェニルスルホン化合物及び/又は脂肪酸モノ
アミドを含有させた実施例1〜26は発色感度、地色白
色度や耐熱性、長期保存後残存率、高温高湿保存処理後
印字性、粉ふき等の品質に優れていた。中でもジフェニ
ルスルホン誘導体が顕色剤1部に対して0.25〜1.
7部、かつ飽和脂肪酸モノアミドが顕色剤1部に対して
0.25〜1.7部の割合で含有する実施例9〜26に
ついてはより優れた品質を有している。特にジフェニル
スルホン誘導体が顕色剤1部に対して0.5〜1.5
部、かつ飽和脂肪酸モノアミドが顕色剤1部に対して
0.5〜1.5部の割合で含有する実施例9、10、1
3、14、17〜26については非常に優れた品質を有
していた。又染料にB305を使用した実施例2、6、
10については他の染料を使用した場合に比べ地色白色
度、耐熱性に優れている。一方本発明の要件を満たさな
い比較例1〜7については良好な品質は得られなかっ
た。本発明で規定する顕色剤を使用していない比較例1
〜4については耐熱性等に劣っていた。ジフェニルスル
ホン誘導体と飽和脂肪酸モノアミドを含有させる代わり
に他の化合物を含有する比較例5、6については、比較
例5では高温になるにつれて地色の耐熱性が下がる傾向
があったり、画像部の長期保存安定性も低く、比較例6
は発色感度が十分ではないなど、すべての品質が良好な
ものは得られなかった。ジフェニルスルホン誘導体と飽
和脂肪酸モノアミドを含有しない比較例7については、
発色感度が著しく劣っていた。
【0089】
【発明の効果】本発明の感熱記録体は色濃度が高く、地
色、耐熱性、長期保存後の残存率、高温高湿保存処理後
の印字性、粉ふき防止等の品質に優れているため、ファ
ックス用紙、プリンター用紙、レジ用紙等、感熱紙とし
て広く一般的に使用されている用途において、より高品
質な、高信頼性のある感熱記録体を提供できることにあ
る。
フロントページの続き (72)発明者 濱田 薫 東京都新宿区上落合1丁目30番6号 日本 製紙株式会社商品開発研究所内 (72)発明者 木村 義英 東京都新宿区上落合1丁目30番6号 日本 製紙株式会社商品開発研究所内 Fターム(参考) 2H026 AA07 BB01 BB14 BB28 DD12 DD13 DD43

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持シート上に、無色ないし淡色の塩基
    性無色染料と有機顕色剤とを主成分として含有する感熱
    発色層を設けた感熱記録シートにおいて、該感熱発色層
    が有機顕色剤として下記一般式(1)で表されるジヒド
    ロキシジフェニルスルホン化合物を少なくとも1種類含
    有し、かつ下記一般式(2)で表されるジフェニルスル
    ホン誘導体を少なくとも1種類含有することを特徴とす
    る感熱記録シート。 【化1】 (式中、R1、R2は炭素数1〜8のアルキル基、アルケ
    ニル基又はハロゲン原子を表し、p、qは0〜3の整数
    を表す。) 【化2】 (R3〜R8は、水素原子、アルキル基、ハロゲン原子、
    ニトロ基、アルコキシ基、シアノ基、アリルオキシ基を
    表す。)
  2. 【請求項2】 支持シート上に、無色ないし淡色の塩基
    性無色染料と有機顕色剤とを主成分として含有する感熱
    発色層を設けた感熱記録シートにおいて、該感熱発色層
    が有機顕色剤として前記一般式(1)で表されるジヒド
    ロキシジフェニルスルホン化合物を少なくとも1種類含
    有し、かつ下記一般式(3)で表される飽和脂肪酸モノ
    アミドを少なくとも1種類含有することを特徴とする感
    熱記録シート。 【化3】 (式中、R9は炭素数11〜21のアルキル基を表
    す。)
  3. 【請求項3】 支持シート上に、無色ないし淡色の塩基
    性無色染料と有機顕色剤とを主成分として含有する感熱
    発色層を設けた感熱記録シートにおいて、該感熱発色層
    が有機顕色剤として前記一般式(1)で表されるジヒド
    ロキシジフェニルスルホン化合物を少なくとも1種類含
    有し、かつ前記一般式(2)で表されるジフェニルスル
    ホン誘導体及び前記一般式(3)で表される飽和脂肪酸
    モノアミドをそれぞれ少なくとも1種類含有することを
    特徴とする感熱記録シート。
  4. 【請求項4】 該塩基性無色染料として3−ジ−n−ペ
    ンチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオランを
    含有する請求項1、2または3記載の感熱記録シート。
JP14946699A 1999-03-05 1999-05-28 感熱記録シート Expired - Fee Related JP3752891B2 (ja)

Priority Applications (11)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14946699A JP3752891B2 (ja) 1999-03-05 1999-05-28 感熱記録シート
US09/674,299 US6407036B1 (en) 1999-03-05 2000-03-03 Thermal recording material
IDW20002266A ID28798A (id) 1999-03-05 2000-03-03 Bahan perekam ternal
DE60014293T DE60014293T2 (de) 1999-03-05 2000-03-03 Wärmeempfindliches aufzeichnungsmaterial
PCT/JP2000/001299 WO2000053425A1 (fr) 1999-03-05 2000-03-03 Materiau d'enregistrement thermique
KR1020007012172A KR100660665B1 (ko) 1999-03-05 2000-03-03 감열기록체
CN00800768A CN1125730C (zh) 1999-03-05 2000-03-03 热记录材料
AU28285/00A AU764998B2 (en) 1999-03-05 2000-03-03 Thermal recording material
EP00906689A EP1092552B1 (en) 1999-03-05 2000-03-03 Thermal recording material
TW089103862A TW544403B (en) 1999-03-05 2000-03-04 Thermal recording material
MYPI20002205A MY126944A (en) 1999-05-28 2000-05-19 Thermal recording material

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5811499 1999-03-05
JP11-58114 1999-03-05
JP14946699A JP3752891B2 (ja) 1999-03-05 1999-05-28 感熱記録シート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000318322A true JP2000318322A (ja) 2000-11-21
JP3752891B2 JP3752891B2 (ja) 2006-03-08

Family

ID=26399194

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14946699A Expired - Fee Related JP3752891B2 (ja) 1999-03-05 1999-05-28 感熱記録シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3752891B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002337453A (ja) * 2001-05-15 2002-11-27 Hokuetsu Paper Mills Ltd 感熱記録体
JP2005007794A (ja) * 2003-06-20 2005-01-13 Ricoh Co Ltd 感熱記録用ラベル
JP2012148525A (ja) * 2011-01-21 2012-08-09 Mitsubishi Paper Mills Ltd 感熱記録材料

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002337453A (ja) * 2001-05-15 2002-11-27 Hokuetsu Paper Mills Ltd 感熱記録体
JP4512966B2 (ja) * 2001-05-15 2010-07-28 北越紀州製紙株式会社 感熱記録体
JP2005007794A (ja) * 2003-06-20 2005-01-13 Ricoh Co Ltd 感熱記録用ラベル
JP2012148525A (ja) * 2011-01-21 2012-08-09 Mitsubishi Paper Mills Ltd 感熱記録材料

Also Published As

Publication number Publication date
JP3752891B2 (ja) 2006-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4464301B2 (ja) 感熱記録体
JP3752891B2 (ja) 感熱記録シート
US5753586A (en) Thermal sensitive recording sheet
JP3635399B2 (ja) 感熱記録体
JP3635401B2 (ja) 感熱記録体
JP2002178645A (ja) 感熱記録体
JP2004160997A (ja) 感熱記録体
JP2001232947A (ja) 感熱記録シート
JP3666303B2 (ja) 感熱記録シート
JP3635402B2 (ja) 感熱記録体
JP2001063216A (ja) 感熱記録体
JP4021789B2 (ja) 感熱記録体
JP3573070B2 (ja) 感熱記録体
JP2967712B2 (ja) 感熱記録体
JP2002079760A (ja) 感熱記録体
JP2002052839A (ja) 感熱記録体
JP2002052838A (ja) 感熱記録体
JP2002052836A (ja) 感熱記録体
JP2002137550A (ja) 感熱記録体
JP2002137546A (ja) 感熱記録体
JP2002052837A (ja) 感熱記録体
JP2002283743A (ja) 感熱記録体
JP2002137551A (ja) 感熱記録体
JP2002052835A (ja) 感熱記録体
JP2002205461A (ja) 感熱記録体

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040922

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040930

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050322

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050520

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050802

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050929

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051013

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20051020

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051122

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051205

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3752891

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081222

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111222

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111222

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141222

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees