JP2000316469A - 緑茶牛乳の製造方法 - Google Patents
緑茶牛乳の製造方法Info
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- JP2000316469A JP2000316469A JP11125840A JP12584099A JP2000316469A JP 2000316469 A JP2000316469 A JP 2000316469A JP 11125840 A JP11125840 A JP 11125840A JP 12584099 A JP12584099 A JP 12584099A JP 2000316469 A JP2000316469 A JP 2000316469A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 緑茶牛乳の製造方法を提供する。
【解決手段】 前記緑茶牛乳は、乾燥緑茶葉を粉砕して
牛乳１リットルに対して０．５〜５ｇの粉砕緑茶粉末を
混合攪拌させた後、滅菌処理することにより製造され
る。すなわち、保健用やお好み飲料としての緑茶を栄養
素の多い牛乳に混合させることにより、栄養と健康補助
効果を有する緑茶牛乳を提供することができ、制限され
た用途の緑茶の使用分野を広げた効果がある。
牛乳１リットルに対して０．５〜５ｇの粉砕緑茶粉末を
混合攪拌させた後、滅菌処理することにより製造され
る。すなわち、保健用やお好み飲料としての緑茶を栄養
素の多い牛乳に混合させることにより、栄養と健康補助
効果を有する緑茶牛乳を提供することができ、制限され
た用途の緑茶の使用分野を広げた効果がある。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は緑茶牛乳の製造方法
に係り、特に、人体に良い効能をもつ緑茶を一定の比率
で混合して栄養分の多い健康に良い緑茶牛乳を製造する
方法に関する。
に係り、特に、人体に良い効能をもつ緑茶を一定の比率
で混合して栄養分の多い健康に良い緑茶牛乳を製造する
方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、緑茶は椿科のカメリアシネンシ
スの芽や葉を加熱又は蒸気処理して製造したものをい
う。お好み飲料である緑茶に含有されているポリフェノ
ール類成分は発癌物質の不安定な部分と結合して発癌物
質の活性を無力化することにより抗癌効果を示すと推定
されている。かつ、緑茶は高血圧及び動脈硬化症を防止
する一方、アルカリ性体質を改善する効果があり、イン
シュリンのような作用として糖尿病抑制及び肥満防止、
重金属除去作用及びたばこのニコチン解毒作用、多量の
ビタミンＣによる皮膚美容効果、虫歯予防及び口臭除去
などの効果もあると知られている。これにより、緑茶は
お好み飲料のみならず、保健飲料としてもその利用度が
増加する趨勢である。
スの芽や葉を加熱又は蒸気処理して製造したものをい
う。お好み飲料である緑茶に含有されているポリフェノ
ール類成分は発癌物質の不安定な部分と結合して発癌物
質の活性を無力化することにより抗癌効果を示すと推定
されている。かつ、緑茶は高血圧及び動脈硬化症を防止
する一方、アルカリ性体質を改善する効果があり、イン
シュリンのような作用として糖尿病抑制及び肥満防止、
重金属除去作用及びたばこのニコチン解毒作用、多量の
ビタミンＣによる皮膚美容効果、虫歯予防及び口臭除去
などの効果もあると知られている。これにより、緑茶は
お好み飲料のみならず、保健飲料としてもその利用度が
増加する趨勢である。
【０００３】このような緑茶の消費増加趨勢に応じて各
種の緑茶飲料が開発されているが、緑茶の健康作用やお
好み飲料を目的とする飲料が開発されるだけ、飲料とし
ての栄養分を考慮した製品は開発されていない。
種の緑茶飲料が開発されているが、緑茶の健康作用やお
好み飲料を目的とする飲料が開発されるだけ、飲料とし
ての栄養分を考慮した製品は開発されていない。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は牛乳
に緑茶成分を混合させて保健用やお好み飲料として栄養
分の多い緑茶牛乳を製造する方法を提供することにその
目的がある。
に緑茶成分を混合させて保健用やお好み飲料として栄養
分の多い緑茶牛乳を製造する方法を提供することにその
目的がある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明は、乾燥緑茶葉を粉砕して牛乳１リットルに対
して０．５〜５ｇの粉砕緑茶粉末を混合攪拌させた後、
滅菌処理して製造する緑茶牛乳の製造方法を提供する。
の本発明は、乾燥緑茶葉を粉砕して牛乳１リットルに対
して０．５〜５ｇの粉砕緑茶粉末を混合攪拌させた後、
滅菌処理して製造する緑茶牛乳の製造方法を提供する。
【０００６】
【発明の実施の形態】前記牛乳としては低脂肪牛乳が望
ましく、牛乳に緑茶粉末を混合するときに甘味料を添加
することもできる。かつ、前記牛乳は乳酸菌醗酵乳でも
よい。
ましく、牛乳に緑茶粉末を混合するときに甘味料を添加
することもできる。かつ、前記牛乳は乳酸菌醗酵乳でも
よい。
【０００７】前記甘味料は果糖、葡萄糖、蜂蜜、麦芽
糖、異性化糖、オリゴ糖、アスパルテーム、ステビオサ
イドなどから選択して添加することができる。
糖、異性化糖、オリゴ糖、アスパルテーム、ステビオサ
イドなどから選択して添加することができる。
【０００８】前記滅菌処理では、現在牛乳の滅菌に用い
られる低温殺菌法や高温殺菌法を使用することができる
が、６３〜６５℃の温度で３０秒間殺菌する低温殺菌法
が望ましい。
られる低温殺菌法や高温殺菌法を使用することができる
が、６３〜６５℃の温度で３０秒間殺菌する低温殺菌法
が望ましい。
【０００９】このように製造された緑茶牛乳は緑茶の健
康補助効果と牛乳に含有されている栄養素により栄養及
び健康補助効果を有する。かつ、緑茶粉末が牛乳に混合
されるので、緑茶粉末に含まれている各種の成分が牛乳
に溶けて自然に存在することにより、緑茶の健康補助効
果を最大に発揮することができる。
康補助効果と牛乳に含有されている栄養素により栄養及
び健康補助効果を有する。かつ、緑茶粉末が牛乳に混合
されるので、緑茶粉末に含まれている各種の成分が牛乳
に溶けて自然に存在することにより、緑茶の健康補助効
果を最大に発揮することができる。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の望ましい実施例を詳しく説明
する。
する。
【００１１】［実施例１］乾燥緑茶葉を粉砕機で粉砕し
て１０メッシュ以下のサイズを有する緑茶粉末を製造し
て牛乳１リットルに対して０．５ｇの緑茶粉末及び適量
の果糖を混合攪拌させた後、６３〜６５℃の温度で３０
秒間滅菌処理して緑茶牛乳を製造した。
て１０メッシュ以下のサイズを有する緑茶粉末を製造し
て牛乳１リットルに対して０．５ｇの緑茶粉末及び適量
の果糖を混合攪拌させた後、６３〜６５℃の温度で３０
秒間滅菌処理して緑茶牛乳を製造した。
【００１２】［実施例２］前記実施例１の緑茶粉末を
１．５ｇ入れたことを除いては、前記実施例１と同一に
緑茶牛乳を製造した。
１．５ｇ入れたことを除いては、前記実施例１と同一に
緑茶牛乳を製造した。
【００１３】［実施例３］前記実施例１の緑茶粉末を
２．５ｇ入れたことを除いては、前記実施例１と同一に
緑茶牛乳を製造した。
２．５ｇ入れたことを除いては、前記実施例１と同一に
緑茶牛乳を製造した。
【００１４】［実施例４］前記実施例１の緑茶粉末を
４．５ｇ入れたことを除いては、前記実施例１と同一に
緑茶牛乳を製造した。
４．５ｇ入れたことを除いては、前記実施例１と同一に
緑茶牛乳を製造した。
【００１５】前記実施例１乃至実施例４で製造した緑茶
牛乳に対する味、混合状態、飲用後の感じを健康な２０
名の大人を対象としてテストした。
牛乳に対する味、混合状態、飲用後の感じを健康な２０
名の大人を対象としてテストした。
【００１６】テスト１−味に対する実験 ２０名の大人に対して実験した味に対する結果を下記の
表１に示した。過半数以上が飲めないほど緑茶の渋い味
が強いと感じたか、或いは、緑茶の味が感じられないと
いう場合にはＸ、過半数以上が緑茶の味と香りが感じら
れて飲めるという場合にはＯと表示した。
表１に示した。過半数以上が飲めないほど緑茶の渋い味
が強いと感じたか、或いは、緑茶の味が感じられないと
いう場合にはＸ、過半数以上が緑茶の味と香りが感じら
れて飲めるという場合にはＯと表示した。
【００１７】テスト２−視覚的な効果 透明なコップに緑茶牛乳を入れた後、これに対する２０
名の大人の視覚的な感じを表１に示した。過半数以上が
不快感を有する場合にはＸ、過半数以上が何の感じもな
いという場合には△、過半数以上が不快感がないという
場合にはＯと表示した。
名の大人の視覚的な感じを表１に示した。過半数以上が
不快感を有する場合にはＸ、過半数以上が何の感じもな
いという場合には△、過半数以上が不快感がないという
場合にはＯと表示した。
【００１８】テスト３−飲用後の感じに対する実験 前記実施例１乃至実施例４に応じて製造した緑茶牛乳を
飲んだ２０名の大人の感じに対する結果を表１に示し
た。この際、過半数以上が飲用後の残存緑茶粉末に対し
て拒否感を有する場合にはＸ、過半数以上が飲用後の残
存緑茶粉末に対して拒否感や良い感じがないという場合
には△、過半数以上が飲用後の感じが良く、残存緑茶粉
末に対しても拒否感もないという場合にはＯと表示し
た。
飲んだ２０名の大人の感じに対する結果を表１に示し
た。この際、過半数以上が飲用後の残存緑茶粉末に対し
て拒否感を有する場合にはＸ、過半数以上が飲用後の残
存緑茶粉末に対して拒否感や良い感じがないという場合
には△、過半数以上が飲用後の感じが良く、残存緑茶粉
末に対しても拒否感もないという場合にはＯと表示し
た。
【００１９】テスト４−牛乳を飲まない人に対するテス
ト 緑茶は飲むが、牛乳は飲まない２０名の大人に対して実
験した味と飲用後の感じに対する結果を下記の表１に示
した。過半数以上が拒否感を有する場合にはＸ、過半数
以上が拒否感や良い感じがないという場合には△、過半
数以上が拒否感がないという場合にはＯと表示した。
ト 緑茶は飲むが、牛乳は飲まない２０名の大人に対して実
験した味と飲用後の感じに対する結果を下記の表１に示
した。過半数以上が拒否感を有する場合にはＸ、過半数
以上が拒否感や良い感じがないという場合には△、過半
数以上が拒否感がないという場合にはＯと表示した。
【００２０】
【表１】
【００２１】前記表１から、牛乳１リットルに対して
０．５〜４．５ｇの緑茶粉末を混合した場合、味、視覚
的な感じ及び飲用後の感じが良好であるということがわ
かる。
０．５〜４．５ｇの緑茶粉末を混合した場合、味、視覚
的な感じ及び飲用後の感じが良好であるということがわ
かる。
【００２２】テスト４の結果からは、緑茶は飲むが、牛
乳を飲まない人も緑茶牛乳には拒否感なく飲めるという
ことがわかる。
乳を飲まない人も緑茶牛乳には拒否感なく飲めるという
ことがわかる。
【００２３】
【発明の効果】上述したように、本発明の緑茶牛乳の製
造方法によれば、保健用やお好み飲料としての緑茶を栄
養素の多い牛乳に混合させることにより、栄養と健康補
助効果を有する緑茶牛乳を提供することができ、制限さ
れた用途の緑茶の使用分野を広げた効果がある。
造方法によれば、保健用やお好み飲料としての緑茶を栄
養素の多い牛乳に混合させることにより、栄養と健康補
助効果を有する緑茶牛乳を提供することができ、制限さ
れた用途の緑茶の使用分野を広げた効果がある。
Claims (3)
- 【請求項１】乾燥緑茶葉を粉砕して牛乳１リットルに対
して０．５〜５ｇの粉砕緑茶粉末を混合攪拌させた後、
滅菌処理して製造することを特徴とする緑茶牛乳の製造
方法。 - 【請求項２】前記牛乳は低脂肪牛乳又は乳酸菌醗酵乳で
あることを特徴とする請求項１に記載の緑茶牛乳の製造
方法。 - 【請求項３】前記滅菌処理は６３〜６５℃の温度で３０
秒間殺菌する低温殺菌法により行われることを特徴とす
る請求項１に記載の緑茶牛乳の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11125840A JP2000316469A (ja) | 1999-05-06 | 1999-05-06 | 緑茶牛乳の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11125840A JP2000316469A (ja) | 1999-05-06 | 1999-05-06 | 緑茶牛乳の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000316469A true JP2000316469A (ja) | 2000-11-21 |
Family
ID=14920253
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11125840A Pending JP2000316469A (ja) | 1999-05-06 | 1999-05-06 | 緑茶牛乳の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000316469A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005006503A (ja) * | 2003-06-16 | 2005-01-13 | Taiyo Kagaku Co Ltd | 呈味性改善剤 |
| CN102885148A (zh) * | 2012-10-30 | 2013-01-23 | 徐燕 | 一种绿豆奶茶及其制备方法 |
| CN102885150A (zh) * | 2012-10-30 | 2013-01-23 | 徐燕 | 一种抗疲劳奶茶及其制备方法 |
| CN102940086A (zh) * | 2012-12-18 | 2013-02-27 | 中国科学院西北高原生物研究所 | 青稞奶茶及其制备方法 |
-
1999
- 1999-05-06 JP JP11125840A patent/JP2000316469A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005006503A (ja) * | 2003-06-16 | 2005-01-13 | Taiyo Kagaku Co Ltd | 呈味性改善剤 |
| CN102885148A (zh) * | 2012-10-30 | 2013-01-23 | 徐燕 | 一种绿豆奶茶及其制备方法 |
| CN102885150A (zh) * | 2012-10-30 | 2013-01-23 | 徐燕 | 一种抗疲劳奶茶及其制备方法 |
| CN102940086A (zh) * | 2012-12-18 | 2013-02-27 | 中国科学院西北高原生物研究所 | 青稞奶茶及其制备方法 |
| CN102940086B (zh) * | 2012-12-18 | 2014-03-05 | 中国科学院西北高原生物研究所 | 青稞奶茶及其制备方法 |
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