JP2000309082A - スクリーン印刷装置 - Google Patents

スクリーン印刷装置

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JP2000309082A
JP2000309082A JP11975999A JP11975999A JP2000309082A JP 2000309082 A JP2000309082 A JP 2000309082A JP 11975999 A JP11975999 A JP 11975999A JP 11975999 A JP11975999 A JP 11975999A JP 2000309082 A JP2000309082 A JP 2000309082A
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Japan
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squeegee
screen mask
printing
screen
plate
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JP11975999A
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English (en)
Inventor
Akira Iizuka
章 飯塚
Toshiyuki Murakami
俊行 村上
Hiroaki Onishi
浩昭 大西
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スクリーンマスク上やスキージ側面等に付着
して残ったクリーム状印刷剤の掃除等の後処理作業を軽
減すると共に、クリーム状印刷剤のローリング状態の視
認性を確保できるスクリーン印刷装置を提供する。 【解決手段】 印刷ヘッド1に上下動可能に支持された
第1のかき寄せプレート6aと、第2のかき寄せプレー
ト6bとを備え、第1のかき寄せプレート6aを、印刷
ヘッド1の右動時にのみスクリーンマスク3に接触し、
前回の印刷時に第2のスキージ2bの両端からはみ出し
たスクリーンマスク3上のクリーム状印刷剤4bをスキ
ージ中央部にかき寄せるものとし、第2のかき寄せプレ
ート6bを、印刷ヘッド1の左動時にのみスクリーンマ
スク3に接触し、前回の印刷時に第1のスキージ2aの
両端からはみ出したスクリーンマスク3上のクリーム状
印刷剤4aをスキージ中央部にかき寄せるものとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は主として、クリーム
半田等のクリーム状印刷剤をプリント基板等の被印刷体
にスクリーンマスクを介して印刷するスクリーン印刷装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】このスクリーン印刷装置は例えば、プリ
ント基板に電子部品を搭載する実装工程において、クリ
ーム半田をプリント基板の回路パターンの電極に印刷す
るのに用いられる。
【0003】従来のスクリーン印刷装置について、図5
〜図8を参照して以下説明する。
【0004】図5は電子部品の実装工程におけるクリー
ム半田印刷に使用される一般的なスクリーン印刷装置を
プリント基板等の基板5と共に示す外観図、図6はスキ
ージ2の組付け構造を示す分解図、図7はスクリーン印
刷状態を示す側面図、図8はその平面図である。
【0005】このスクリーン印刷装置は図5に示すよう
に、印刷ヘッド1の下部に設けられるスキージホルダ1
0に、スキージ2(図7に示す第1のスキージ2aと第
2のスキージ2b)が保持されてスキージ部12を構成
している。スキージ2は若干の弾性を有する合成樹脂や
ゴム、金属板により形成されている。スキージ部12の
両端にはクリーム半田の漏れを防止するためのプレート
16a、16bが取付けられている。印刷ヘッド1はロ
ボット軸9に内蔵される図示しない駆動モータによって
ボールネジを正、逆転することによって直進ガイドに沿
ってロボット軸9上を往復移動する。スキージ部12の
下方に配されるスクリーンマスク3には、パターン孔3
aが開設されている。
【0006】次に図6に示すスクリーン印刷装置の印刷
要部の分解図を参照して、スキージ部12の組付け構造
を第2のスキージ2bないしプレート16b側で説明す
る。
【0007】スキージ2bを保持するスキージホルダ1
0の両端にはクリーム半田の漏れを防止するためのプレ
ート16bが、その上部の小孔でタップボルト14によ
って固定される。このプレート16bは、スキージ2b
がスクリーンマスク3に接触してクリーム半田をスキー
ジングする際に、スキージ両端から半田をはみ出させな
いように、プレート16bの下端部を外方に向けてく字
状に屈曲形成することにより、その外端がスキージ2b
の幅よりも広くなるように形成されている。
【0008】また図7に示すように、印刷ヘッド1には
2個のシリンダ7が設けられ、このシリンダ7のロッド
8の下端部に、スキージ2a、2bが保持されており、
ロッド8が上下動すると、スキージ2a、2bは交互に
スクリーンマスク3上に昇降する。4はスクリーンマス
ク3上のスキージ2a、2b間に供給されるクリーム半
田(クリーム状印刷剤)である。
【0009】基板5(図5)にスクリーン印刷を行うに
はまず図7(a)に示すように、クリーム半田4を供給
したスクリーンマスク3の下面に基板5を近接させ、ス
クリーンマスク3上に第1のスキージ2aを下降して接
地させると共に、第2のスキージ2bを上昇回避させた
状態で、第1のスキージ2aを右方向に移動し、クリー
ム半田4をスクリーンマスク3に設けられたパターン孔
3a(図5)に充填してプリント基板1上の回路パター
ンの電極に転写させる。ここでクリーム半田4は、第1
のスキージ2aによって右方向に押されてスクリーンマ
スク3上を流動、回転するいわゆるローリング状態を維
持できる量が供給される。尚、スキージ2aないし2b
と、スクリーンマスク3とによって形成されるアタック
角θが、前記ローリング状態を左右するひとつの条件と
なっている。続いて印刷を行うには図7(b)で示すよ
うに、第2のスキージ2bを下降させて第1のスキージ
2aを上昇回避させた状態で、第2のスキージ2bを前
記印刷とは逆の左方向に移動して前記同様の作業を行
う。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のスクリーン
印刷装置では、スキージ2a、2bのそれぞれ両端部に
はクリーム半田4の漏れ防止のためのプレート16a、
16bを装着しているが、これらプレート16a、16
bをスキージ2a、2bに完全に密着状態にすることは
極めて難しく、図8に拡大して示すような隙間15が生
じる。またプレート16a、16bによってスクリーン
マスク3に傷がつかないよう、スキージ2をスクリーン
マスク3上に下降させた際に、少しプレート16a、1
6bがスクリーンマスク3から浮くように取付けてい
る。
【0011】従って図7(a)に示すように、第1のス
キージ2aが右方向に移動する際、クリーム半田4はプ
レート16aとスキージ2aの隙間15から、スキージ
2aの進行方向であるスキージング方向に対して後方か
つスキージング領域外へ漏れる。また図7(b)に示す
ように、第2のスキージ2bが左方向に移動する際に
も、クリーム半田4は同様に、スキージ2bのスキージ
ング方向に対して後方かつスキージング領域外へ漏れ
る。
【0012】スキージ2a、2bの両端からはみ出して
それらのスキージング領域外へ漏れた印刷に寄与しない
クリーム半田4a、4bは、次第に多量に溜まっていき
スクリーンマスク3やスキージ2、プレート16a、1
6bを汚していく。また前記漏れた半田は長時間放置し
ておくと半田に含まれる溶剤が蒸発して変質してしまう
ので、それらをスキージ中央部に戻し、印刷に使用する
と半田の物性が変化し、印刷に悪影響を与えてしまう。
【0013】そのため、スクリーンマスク3上の漏れ半
田や、スキージ2やプレート16a、16bの側面に付
着した半田は頻繁に掃除する必要があり、その保守管理
に手間を要するという問題がある。
【0014】またプレート16a、16bは、その取付
けに失敗するとプレート16a、16bがスクリーンマ
スク3に強く接触し、スクリーンマスク3に対するスキ
ージ2の印圧バランスが崩れ、印刷性に悪影響を及ぼす
おそれがあるにもかかわらず、プレート16a、16b
が前記スキージホルダ10(図6)に固定されているた
め、スキージ2の掃除がし難い上、掃除の度にプレート
16a、16bをスキージホルダ10から外さなければ
ならないという問題もある。
【0015】更に前記スキージ2の交換や、スキージ2
のスクリーンマスク3に対する前記アタック角度θの変
更毎にもプレート16a、16bを外すため、その度に
再度プレート16a、16bの取付け位置や角度を調整
しなければならないという問題もある。加えてスキージ
2a、2b間の間隔が短く、プレート16a、16bが
スキージホルダ10の両端に取付けられている構造上、
プレート16a、16bが視界を遮り、それぞれのスキ
ージ2a、2bに挟まれたクリーム半田4の量やスキー
ジング中のクリーム半田4のローリング状態の確認がし
ずらいという問題もある。
【0016】そこで本発明は、主としてクリーム半田を
基板に印刷する場合において、スクリーンマスク上やス
キージ側面等に付着した漏れ半田の掃除等の後処理作業
を軽減すると共に、クリーム半田のローリング状態の視
認性を確保できるスクリーン印刷装置を提供することを
目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、左右往復動する印刷ヘッドと、印刷ヘッドに
上下動可能に支持された第1のスキージおよび第2のス
キージと、これらの下方に位置するスクリーンマスクと
を備え、印刷ヘッドの右動時に第1のスキージのみがス
クリーンマスクに接触し、スクリーンマスク上に供給さ
れたクリーム状印刷剤をスクリーンマスクを通してその
下に配置した被印刷体に印刷し、印刷ヘッドの左動時に
第2のスキージのみがスクリーンマスクに接触し、スク
リーンマスク上に供給されたクリーム状印刷剤をスクリ
ーンマスクを通してその下に配置した被印刷体に印刷す
るように構成されたスクリーン印刷装置において、印刷
ヘッドに上下動可能に支持された第1のかき寄せプレー
トと、第2のかき寄せプレートとを備え、第1のかき寄
せプレートは、印刷ヘッドの右動時にのみスクリーンマ
スクに接触し、スキージの両端からはみ出したスクリー
ンマスク上のクリーム状印刷剤をスキージ中央部にかき
寄せるものであり、第2のかき寄せプレートは、印刷ヘ
ッドの左動時にのみスクリーンマスクに接触し、スキー
ジの両端からはみ出したスクリーンマスク上のクリーム
状印刷剤をスキージ中央部にかき寄せるものであること
を特徴とする。
【0018】本発明によれば、クリーム状印刷剤を供給
したスクリーンマスクの下面に被印刷体を近接させ、ス
クリーンマスク上に第1のスキージと第1のかき寄せプ
レートを下降して接地させた状態で、第1のスキージを
右方向に移動し、クリーム状印刷剤をスクリーンマスク
を通して被印刷体に印刷する際、クリーム状印刷剤は第
1のスキージの両端より漏れ出してその後方かつスキー
ジング領域外に軌跡を残す。次に第2のスキージと第2
のかき寄せプレートを下降してスクリーンマスク上に接
地させた状態で、第2のスキージを左方向に移動して同
様に印刷する際、前記漏れ出して軌跡となって残ったク
リーム状印刷剤を、第2のかき寄せプレートがスキージ
中央部にかき寄せて第2のスキージの前面に回収する。
そしてこの印刷の際にも、第2のスキージの両端からク
リーム状印刷剤が漏れ出して前記同様に軌跡を残すが、
その次の第1のかき寄せプレートによって同様にして回
収される。このように、スキージをスクリーンマスク上
で往復移動させてスクリーン印刷を行いながら、スキー
ジ両端部から漏れ出したクリーム状印刷剤を自動的に中
央に向けかき寄せて回収することができるので、スクリ
ーンマスク上やスキージ側面等の付着したクリーム状印
刷剤の掃除等の後処理作業を軽減することができる。
【0019】また上記構成において、第1、第2のかき
寄せプレートは共に、スキージの両端に対応する1対の
プレート部を備え、これらプレート部はその外端がスキ
ージの端部より外方にはみ出すと共にスクリーンマスク
接触時進行方向の前側に位置し、その内端がスキージの
端部より内方かつ前記進行方向における前記外端よりも
後側に位置するよう傾斜するようにすれば、その傾斜に
沿ってクリーム状印刷剤をスキージング中央側へスムー
スにかき寄せて回収することができる。
【0020】また上記構成において、第1のかき寄せプ
レートは前記進行方向における第1のスキージの前側に
位置し、第2のかき寄せプレートは前記進行方向におけ
る第2のスキージの前側に位置するようにすれば、前記
スクリーン印刷の際に、第1のスキージの右動時にスキ
ージの後方でスキージ両端からはみ出したクリーム状印
刷剤の軌跡を、第2のスキージの左動時にその前側に位
置する第2のかき寄せプレートによってスキージ中央部
にかき寄せて、第2のスキージの前面のクリーム状印刷
剤と合流して回収される。尚、この構成において、第
1、第2のかき寄せプレートを共通のものにし、前記進
行方向における第1のスキージと第2のスキージのそれ
ぞれの前側に位置するように左動時、右動時に角度変更
自在にすることも可能である。
【0021】また上記構成において、第1のかき寄せプ
レートは前記進行方向における第1のスキージの後側に
位置し、第2のかき寄せプレートは前記進行方向におけ
る第2のスキージの後側に位置するようにすれば、前記
スクリーン印刷の際に、第1のスキージの右動時にスキ
ージの後方でスキージ両端からはみ出したクリーム状印
刷剤の軌跡を、自らの後側に位置するように設けた第1
のかき寄せプレートによってスキージ中央部にかき寄せ
ることができる。そしてその中央部に残った軌跡は次の
第1のスキージの前面のクリーム状印刷剤に合流させて
回収することができる。尚、この構成において、第1の
かき寄せプレートないし第2のかき寄せプレートは、ス
クリーンマスクの中央部に残ったクリーム状印刷剤を回
収する第3のかき寄せプレートを、前記進行方向におけ
る第1のかき寄せプレートと第2のかき寄せプレートの
それぞれの前側に位置するように設けることによって、
前の印刷でスキージ中央部に残ったクリーム状印刷剤の
軌跡を更に中央側にかき寄せながらスキージ前面のクリ
ーム状印刷剤に合流させて回収することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施形態を、図1
〜図4を参照しながら説明する。
【0023】この実施形態に係るスクリーン印刷装置
は、第1のスキージ2aと第2のスキージ2bを保持す
る印刷ヘッド1の下部構造以外は前述した従来のものと
基本的には同じであるため、従来例と共通する部分には
同一符号を付し、印刷装置の全体構成の説明は省略す
る。
【0024】本発明の第1実施形態のスクリーン印刷装
置は、図1(a)に示すように、ロボット軸9上を左右
往復動する印刷ヘッド1は、2個のシリンダ7が内蔵さ
れている。このシリンダ7のロッド8の下端には、1対
のスキージ2(第1のスキージ2a、第2のスキージ2
b)が保持されており、ロッド8の上下動に伴って、ス
キージ2は交互にスクリーンマスク3上に昇降する。
【0025】第1のスキージ2aのスキージング方向
(図中右方向)における前側に位置するシリンダ17の
ロッド18の下端には、第1のかき寄せプレート6aが
保持される一方、第2のスキージ2bのスキージング方
向(図中左方向)における前側に位置するシリンダ17
のロッド18の下端には、第2のかき寄せプレート6b
が保持される。これらロッド18の上下動に伴って、か
き寄せプレート6a、6bは交互にスクリーンマスク3
上に昇降する。
【0026】かき寄せプレート6a、6bはスキージ2
a、2bとは独立して印刷ヘッド1に保持され、スキー
ジ2a、2bのそれぞれ両端に対応する下端部(プレー
ト部)は図1(b)(c)で示すように、その外端がス
キージ2の端部より外方にはみ出すと共にスキージング
方向の前側に位置し、その内端がスキージ2の端部より
内方かつ前記スキージング方向における前記外端よりも
後側に位置するよう傾斜している。この傾斜に沿って、
後述する印刷の際にクリーム半田4をスキージング中央
側へスムースにかき寄せて回収することができる。尚、
かき寄せプレート6a、6bはスキージ2a、2bと同
様に若干の弾性を有する合成樹脂、ゴム、金属製の直板
ないし曲板で形成される。
【0027】次に、第1実施形態のスクリーン印刷装置
の動作を説明する。
【0028】まず、クリーム半田4を供給したスクリー
ンマスク3の下面に基板(被印刷体)5を近接させ、ス
クリーンマスク3上に第1のスキージ2aと第1のかき
寄せプレート6aを下降して接地させると共に、第2の
スキージ2bを上昇回避させた状態で、第1のスキージ
2aを右方向に移動し、クリーム半田(クリーム状印刷
剤)4をスクリーンマスク3に設けられたパターン孔に
充填してプリント基板5上の回路パターンの電極に転写
させる。するとクリーム半田4は、図1(b)に示すよ
うに第1のスキージ2aの前面に押されてスクリーンマ
スク3上を流動、回転し、パターン孔を通して基板5に
印刷される。この印刷の際、第1のスキージ2aの前面
のクリーム半田4は、スキージ2a両端より漏れ出して
その後方かつスキージング領域外に半田4aの軌跡を残
している。
【0029】次に第2のスキージ2bと第2のかき寄せ
プレート6bを下降してスクリーンマスク3に接地させ
ると共に、第1のスキージ2aを上昇回避させた状態
で、ロボット軸9に内蔵された駆動モータを逆回転する
ことにより、図1(c)で示すように第2のスキージ2
bを左方向に移動し、前記と同様にしてクリーム半田4
を基板5上に印刷する。この印刷の際、第1のスキージ
2aによる印刷のときに漏れ出していたクリーム半田4
aは第2のスキージ2bの前側に位置する第2のかき寄
せプレート6bによってスキージ中央部にかき寄せら
れ、第2のスキージ2bの前面のクリーム半田4と合流
して回収される。またこの場合にも、第2のスキージ2
bの両端からその後方かつスキージング領域外にクリー
ム半田4bが漏れ出すが、また次に第1のスキージ2a
がスクリーンマスク3上に接地して右方向に移動する際
に、前記漏れ半田4bも第1のスキージ2aの前側に位
置する第1のかき寄せプレート6aによって前記と同様
に合流して回収される。
【0030】尚、上記第1実施形態では、スキージ2
a、2bのスキージング方向における前側に位置するよ
うにかき寄せプレート6a、6bをそれぞれ別個に設け
ているが、図2に示す変形例のように、かき寄せプレー
ト6を共通のものにして1組のシリンダ17やロッド1
8に保持するようにし、スキージング方向におけるスキ
ージ2a、2bのそれぞれ前側に位置するように角度変
更自在となるように構成してもよい。つまり、左動時に
は図2(a)のように傾斜してスキージ2bの進行方向
の前側に、右動時には図2(b)のように傾斜してスキ
ージ2aの進行方向の前側に位置するようにする。
【0031】本発明の第2実施形態のスクリーン印刷装
置は、図3(a)に示すように、印刷ヘッド1に第1実
施形態と同様にシリンダ7、ロッド8が内蔵されてその
下端にスキージ2a、2bが保持される。
【0032】第2実施形態では、スキージ2a、2bの
スキージング方向におけるそれぞれ後側に位置するよう
に、かき寄せプレート6c、6dがそれぞれ別個のシリ
ンダ17のロッド18の下端に保持されている。このプ
レート6c、6dのスキージ2a、2bに対応する配置
以外の構成や印刷動作等は、上記第1実施形態に示すも
のと同様であるので、要部を主にして説明する。
【0033】かき寄せプレート6c、6dはスキージ2
a、2bとは独立して印刷ヘッド1に保持され、スキー
ジ2a、2bのそれぞれ両端に対応する下端部を備え、
その傾斜形状は第1実施形態と同様で、スキージング方
向の前側に位置する外端がスキージング領域外方にはみ
出すと共に、内端がスキージング領域内方かつ前記外端
よりも後側に位置している。
【0034】次に、第2実施形態のスクリーン印刷装置
の動作を説明する。
【0035】まず、クリーム半田4を供給したスクリー
ンマスク3の下面に基板5を近接させ、スクリーンマス
ク3上に第1のスキージ2aと第1のかき寄せプレート
6cを下降して接地させると共に、第2のスキージ2b
を上昇回避させた状態で、第1のスキージ2aを右方向
に移動し、クリーム半田4をスクリーンマスク3に設け
られたパターン孔に充填してプリント基板5上の回路パ
ターンの電極に転写させる。するとクリーム半田4は、
図3(b)に示すように第1のスキージ2aの前面に押
されてスクリーンマスク3上を流動、回転し、パターン
孔を通して基板5に印刷される。この印刷の際、第1の
スキージ2aの前面のクリーム半田4は、スキージ2a
両端より漏れ出すが、後側の第1のかき寄せプレート6
cによってスキージ中央部にかき寄せられ、スキージン
グ領域内に半田4cの軌跡を残している。
【0036】次に第2のスキージ2bと第2のかき寄せ
プレート6dを下降してスクリーンマスク3に接地させ
ると共に、第1のスキージ2aを上昇回避させた状態
で、図3(c)で示すように第1のスキージ2aを左方
向に移動し、前記と同様にしてクリーム半田4を基板5
上に印刷する。この印刷の際、第1のスキージ2aによ
る印刷のときに漏れ出していたクリーム半田4cは第2
のスキージ2b前面のクリーム半田4と合流して回収さ
れる。またこの場合にも、第2のスキージ2bの両端か
らクリーム半田4dが漏れ出すが、後側に位置する第2
のかき寄せプレート6dによってスキージ中央部にかき
寄せられて半田4dの軌跡を残す。また次に第1のスキ
ージ2aがスクリーンマスク3上に接地して右方向に移
動する際に、前記漏れ半田4dも前記と同様に第1のス
キージ2a前面のクリーム半田4と合流して回収され
る。
【0037】本発明の第3実施形態のスクリーン印刷装
置は、図4(a)に示すように、印刷ヘッド1に上記実
施形態と同様にシリンダ7、ロッド8が内蔵されてその
下端にスキージ2a、2bが保持される。
【0038】第3実施形態では、スキージ2a、2bの
スキージング方向後側に位置する第1のかき寄せプレー
ト6c、6dに加え、同方向の前側に位置する第3のか
き寄せプレート6e、6fもシリンダ17のロッド18
下端にそれぞれ保持されている。
【0039】かき寄せプレート6c〜6fはスキージ2
a、2bとは独立して印刷ヘッド1に保持され、スキー
ジ2a、2bのそれぞれ両端に対応する下端部を備え、
その傾斜形状は上記実施形態と同様である。
【0040】次に、第3実施形態のスクリーン印刷装置
の動作を説明する。
【0041】まず、クリーム半田4を供給したスクリー
ンマスク3の下面に基板5を近接させ、スクリーンマス
ク3上に第1のスキージ2aと第1のかき寄せプレート
6cと第3のかき寄せプレート6eを下降して接地させ
ると共に、第2のスキージ2bを上昇回避させた状態
で、第1のスキージ2aを右方向に移動し、クリーム半
田4をスクリーンマスク3に設けられたパターン孔に充
填してプリント基板5上の回路パターンの電極に転写さ
せる。するとクリーム半田4は、図4(b)に示すよう
に第1のスキージ2aの前面に押されてスクリーンマス
ク3上を流動、回転し、パターン孔を通して基板5に印
刷される。この印刷の際、第1のスキージ2aの前面の
クリーム半田4は、スキージ2a両端より漏れ出すが、
後側のかき寄せプレート6cによってスキージ中央部に
かき寄せられ、スキージング領域内に半田4cの軌跡を
残している。
【0042】次に第2のスキージ2bと第2のかき寄せ
プレート6dと第3のかき寄せプレート6fを下降して
スクリーンマスク3に接地させると共に、第1のスキー
ジ2aを上昇回避させた状態で、図4(c)で示すよう
に第1のスキージ2aを左方向に移動し、前記と同様に
してクリーム半田4を基板5上に印刷する。この印刷の
際、第1のスキージ2aによる印刷のときに漏れ出して
いたクリーム半田4cは第3のかき寄せプレート6fに
よってかき寄せられて第2のスキージ2b前面のクリー
ム半田4と合流して回収される。またこの場合にも、第
2のスキージ2bの両端からクリーム半田4dが漏れ出
すが、後側のかき寄せプレート6dによってスキージ中
央部にかき寄せられて半田4dの軌跡を残す。また次に
第1のスキージ2aがスクリーンマスク3上に接地して
右方向に移動する際に、前記漏れ半田4dも第1のスキ
ージ2aの前側に位置する第1のかき寄せプレート6e
によって前記と同様に合流して回収される。
【0043】尚、第3実施形態において第3のかき寄せ
プレート6e、6fをそれぞれ別個に設けているが、第
1実施形態の変形例(図2)で示したものと同様に、そ
れらを共通のものにして1組のシリンダ17やロッド1
8に保持するようにし、スキージング方向におけるスキ
ージ2a、2bのそれぞれ前側に位置するように角度変
更自在となるように構成してもよい。
【0044】上記のように本実施形態のスクリーン印刷
装置によれば、スキージ2が通常のスキージング動作を
して基板5にクリーム半田4を塗布しながら、スキージ
2の両端部から漏れ出した半田4a〜4dの回収を同時
に行うことができるので、漏れ出してスキージ2やプレ
ート6a〜6fに付着した半田の掃除等の後処理作業の
回数を減らすことができる。
【0045】本発明は上記の実施形態に示すほか、種々
の態様に構成することができる。例えば、クリーム状印
刷剤はクリーム半田に限定されず、スクリーンマスク上
で容易に流れたり拡がったりしない、例えば導電ペース
ト、接着剤、塗料でもよいし、また被印刷体も基板に限
定されない。
【0046】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、スキージ
をスクリーンマスク上で往復移動させて基板等の被印刷
体にクリーム半田等のクリーム状印刷剤を印刷しなが
ら、スキージの両端部から漏れ出したクリーム状印刷剤
をスキージの前側ないし後側に設けられたプレートによ
り自動的に回収することができるので、スクリーンマス
ク上やスキージ側面等に付着したクリーム状印刷剤の掃
除等の後処理作業を軽減すると共に、クリーム状印刷剤
のローリング状態の視認性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における要部を示し、
(a)はその側面図、(b)、(c)は印刷状態を示す
平面図。
【図2】同実施形態の変形例におけるプレート部を示す
概略平面図。
【図3】本発明の第2実施形態における要部を示し、
(a)はその側面図、(b)、(c)は印刷状態を示す
平面図。
【図4】本発明の第3実施形態における要部を示し、
(a)はその側面図、(b)、(c)は印刷状態を示す
平面図。
【図5】従来例を示す外観斜視図。
【図6】従来例におけるスキージ部の組付け構造を示す
斜視図。
【図7】従来例における印刷状態を示す側面図。
【図8】従来例における印刷状態を示し、(a)、
(b)はその平面図。
【符号の説明】
1 印刷ヘッド 2a 第1のスキージ 2b 第2のスキージ 3 スクリーンマスク 4 クリーム半田(クリーム状印刷剤) 4a〜4d 漏れ半田 5 基板(被印刷体) 6a、6c 第1のかき寄せプレート 6b、6d 第2のかき寄せプレート 6e、6f 第3のかき寄せプレート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大西 浩昭 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2C035 AA06 FC07 FD05 FD22 FD29 FD37 FD43 FD44 5E319 BB05 CD29

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右往復動する印刷ヘッドと、印刷ヘッ
    ドに上下動可能に支持された第1のスキージおよび第2
    のスキージと、これらの下方に位置するスクリーンマス
    クとを備え、印刷ヘッドの右動時に第1のスキージのみ
    がスクリーンマスクに接触し、スクリーンマスク上に供
    給されたクリーム状印刷剤をスクリーンマスクを通して
    その下に配置した被印刷体に印刷し、印刷ヘッドの左動
    時に第2のスキージのみがスクリーンマスクに接触し、
    スクリーンマスク上に供給されたクリーム状印刷剤をス
    クリーンマスクを通してその下に配置した被印刷体に印
    刷するように構成されたスクリーン印刷装置において、
    印刷ヘッドに上下動可能に支持された第1のかき寄せプ
    レートと、第2のかき寄せプレートとを備え、第1のか
    き寄せプレートは、印刷ヘッドの右動時にのみスクリー
    ンマスクに接触し、スキージの両端からはみ出したスク
    リーンマスク上のクリーム状印刷剤をスキージ中央部に
    かき寄せるものであり、第2のかき寄せプレートは、印
    刷ヘッドの左動時にのみスクリーンマスクに接触し、ス
    キージの両端からはみ出したスクリーンマスク上のクリ
    ーム状印刷剤をスキージ中央部にかき寄せるものである
    ことを特徴とするスクリーン印刷装置。
  2. 【請求項2】 第1、第2のかき寄せプレートは共に、
    スキージの両端に対応する1対のプレート部を備え、こ
    れらプレート部はその外端がスキージの端部より外方に
    はみ出すと共にスクリーンマスク接触時進行方向の前側
    に位置し、その内端がスキージの端部より内方かつ前記
    進行方向における前記外端よりも後側に位置するよう傾
    斜している請求項1記載のスクリーン印刷装置。
  3. 【請求項3】 第1のかき寄せプレートは前記進行方向
    における第1のスキージの前側に位置し、第2のかき寄
    せプレートは前記進行方向における第2のスキージの前
    側に位置する請求項1または2記載のスクリーン印刷装
    置。
  4. 【請求項4】 第1、第2のかき寄せプレートを共通の
    ものにし、前記進行方向における第1のスキージと第2
    のスキージのそれぞれの前側に位置するように左動時、
    右動時に角度変更自在にする請求項3記載のスクリーン
    印刷装置。
  5. 【請求項5】 第1のかき寄せプレートは前記進行方向
    における第1のスキージの後側に位置し、第2のかき寄
    せプレートは前記進行方向における第2のスキージの後
    側に位置する請求項1または2記載のスクリーン印刷装
    置。
  6. 【請求項6】 第1のかき寄せプレートないし第2のか
    き寄せプレートは、スクリーンマスクの中央部に残った
    クリーム状印刷剤を回収する第3のかき寄せプレート
    を、前記進行方向における第1のかき寄せプレートと第
    2のかき寄せプレートのそれぞれの前側に位置するよう
    に設けた請求項5記載のスクリーン印刷装置。
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