JP2006167992A - スクリーン印刷装置およびスクリーン印刷方法 - Google Patents
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【解決手段】被印刷物が載置される印刷テーブル11と、印刷すべき図形パターンに対応する印刷パターンが形成されたスクリーン印刷版2と、スクリーン印刷版上を一軸方向に移動して、スクリーン印刷版上に供給された印刷ペースト4をスクリーン印刷版上に展開する(引き伸ばす)第1スクレーパ1aと、スクリーン印刷版上を、第1スクレーパの移動方向と直交する方向に移動して、スクリーン印刷版上の印刷ペーストを展開する第2スクレーパ1bとを備えた構成とする。
【選択図】図1
Description
被印刷物が載置される印刷テーブルと、
印刷すべき図形パターンに対応する印刷パターンが形成されたスクリーン印刷版と、
スクリーン印刷版上を一軸方向に移動して、スクリーン印刷版上に展開された印刷ペーストを、スクリーン印刷版に形成された前記印刷パターンを構成する開口部から被印刷物上の所定位置に押し出して印刷するスキージと、
スクリーン印刷版上を一軸方向に移動して、スクリーン印刷版上に供給された印刷ペーストをスクリーン印刷版上に展開する第1スクレーパと、
スクリーン印刷版上を、前記第1スクレーパの移動方向と直交する方向に移動して、スクリーン印刷版上の印刷ペーストを展開する第2スクレーパと、
を具備することを特徴としている。
被印刷物が載置される印刷テーブルと、
印刷すべき図形パターンに対応する印刷パターンが形成されたスクリーン印刷版と、
スクリーン印刷版上を一軸方向に移動して、スクリーン印刷版上に展開された印刷ペーストを、スクリーン印刷版に形成された前記印刷パターンを構成する開口部から、被印刷物上の所定位置に押し出して印刷するスキージと
平面視した場合に、長手方向が、スキージの移動方向に対して所定の角度を有するように回転させることが可能で、長手方向がスキージの移動方向に対して所定の角度を有する状態で、スクリーン印刷版上をスキージの移動方向と同軸でかつ逆方向に移動させることにより、スクリーン印刷版上に供給された印刷ペーストをスクリーン印刷版上に展開するスクレーパと
を具備することを特徴としている。
印刷すべき図形パターンに対応する印刷パターンが形成されたスクリーン印刷版上に供給された印刷ペーストをスクレーパにより展開し、スクリーン印刷版上を所定の方向に移動するスキージにより、スクリーン印刷版に形成された印刷パターンを構成する開口部から被印刷物上の所定位置に押し出して印刷するスクリーン印刷方法において、
スクリーン印刷版上に印刷ペーストを供給する工程と、
スクレーパを、スキージの移動方向と同一方向および直交する方向に移動させて、供給された印刷ペーストをスクリーン印刷版上に展開するスクレーピング工程と、
スキージを所定の方向に移動させて、スクリーン印刷版上に展開された印刷ペーストを、印刷パターンを構成する開口部から被印刷物上の所定位置に押し出して印刷するスキージング工程と
を具備することを特徴としている。
前記印刷ペーストをスクリーン印刷版上に展開するスクレーピング工程が、
(a)第1スクレーパを、前記スキージング工程でスキージを移動させる方向と同軸でかつ逆方向に移動させて印刷ペーストを展開する第1スクレーピング工程と、
(b)第2スクレーパを、前記スキージング工程でスキージを移動させる方向と直交する方向に移動させて印刷ペーストを展開する第2スクレーピング工程と
を備えていることを特徴としている。
前記印刷ペーストをスクリーン印刷版上に展開するスクレーピング工程が、
(a)平面視した場合に、スキージの移動方向に対して所定の角度αを持たせたスクレーパを、スキージを移動させる方向と同軸でかつ逆方向に移動させる工程と、
(b)前記スキージの移動方向に対して、前記角度αとは異なる角度βを持たせたスクレーパを、スキージを移動させる方向と同軸でかつ逆方向に移動させる工程と
を交互に行うように構成されていることを特徴としている。
これに対し、本願発明によれば、ペースト供給位置の影響を低減することが可能になるとともに、印刷ペーストの粘度の経時変化により生じるスキージの長手方向(幅方向)の印刷ペーストの粘度分布を解消し、均一な印刷を行うことが可能になる。
また、一つのスクレーパで印刷ペーストを効率よく展開することが可能になるため、機構、制御を簡易化することが可能になり、この面からも高速サイクルのスクリーン印刷を行うことが可能になる。
また、印刷ペーストの供給位置の影響、印刷ペースト粘度経時変化によるスキージ幅方向にできるペースト粘度分布を解消し、均一な印刷を行うことが可能になる。
また、一つのスクレーパで印刷ペーストを効率よく展開することが可能になるため、機構、制御を簡易化することが可能になり、この面からも高速サイクルのスクリーン印刷を行うことが可能になる。
このスクリーン印刷装置は、被印刷物であるセラミックグリーンシート6が載置(吸引保持)される印刷テーブル11と、少なくともスクリーン印刷版2の印刷パターン(印刷図形部分)3を含む領域上を移動することにより、印刷ペースト4をスクリーン印刷版2の印刷パターン(印刷図形部分)3に展開するスクレーパ1と、スクリーン印刷版2に押圧された状態で、印刷パターン3上を移動することにより印刷ペースト4をセラミックグリーンシート6に印刷するスキージ5と、上記スクレーパ1やスキージ5などを制御する制御手段12を備えている。
また、スキージ5とスクリーン印刷版2の上面のなす角度の調節機構を設けることも可能である。
また、第2スクレーパの下死点(スクリーン印刷版2の上面との距離)は第1スクレーパの下死点(スクリーン印刷版2の上面との距離)より高く設定されており、この高さの差が、その後の第1スクレーパ1aによるスクレーピング工程におけるスクレーピング代となる。なお、この実施例1では第1スクレーパ1aの下死点:0.5mm、第2スクレーパ2bの下死点:1.5mmとした。
なお、第1スクレーパの下死点は0.5〜1mmの範囲、第2スクレーパの下死点は1〜2mmの範囲とすることが好ましい。
また、この実施例1のスクリーン印刷装置においては、スクリーン印刷の印刷ショット数が5〜10ショットに達するごとに、自動的にスキージ5(および第1スクレーパ1a)の前方に印刷ペースト4(例えば、一回の印刷ペーストの供給量は1〜3cc程度)を供給するようにした。
なお、手動で任意のタイミングで印刷ペーストを供給するように構成することも可能である。
なお、この実施例1では、スクリーン印刷版2とセラミックグリーンシート6の間に0.5mm〜5.0mmの隙間が形成されるようにスクリーン印刷版2をセットするようにした。
そして、上記(3)〜(5)を繰り返してスキージ幅方向に均一に印刷ペースト4を展開する。
なお、図3では、理解を容易にするために、スクリーン印刷版2と、被印刷物であるセラミックグリーンシート6の間隔を大きくしているが、通常、スクリーン印刷版2は、被印刷物であるセラミックグリーンシート6との間に2mm程度の間隔をおいてセットされる。そして、印刷時にスキージ5をスクリーン印刷版2に押圧して移動させる際に、スクリーン印刷版2が2mm程度たわんで、その下面がセラミックグリーンシート6に接触することにより印刷が行われる。
上記の方法によれば、印刷ペーストを効率よくスクリーン印刷版上に展開して、印刷ペースト供給位置の影響や、印刷ペースト粘度経時変化によるスキージ幅方向にできるペースト粘度分布を解消し、均一で高精度のスクリーン印刷を行うことが可能になる。また、印刷ペーストがスキージの進行方向の前方に集められるので、印刷ペーストの供給頻度を低減することが可能になり、印刷ペースト供給の間隔を大きくして、連続印刷を行うことが可能になる。
上記実施例1では、スクレーパとして、第1スクレーパと第2スクレーパの2つのスクレーパを用いる場合を例にとって説明したが、この実施例2のスクリーン印刷装置においては、図5に示すように、平面視した場合に、長手方向の中央部を回転中心として任意の角度だけ往復回転させることができるように構成された一つのスクレーパ(回転スクレーパ)1を用いている。
なお、スクレーパ(回転スクレーパ)1を回転させるための機構としては、ロータリーアクチュエータや、モータとギアを組み合わせた構成のものなどが例示されるが、スクレーパ(回転スクレーパ)1を回転させるための構成に特別の制約はなく、その他の種々の機構を適用することが可能である。
実施例2のスクリーン印刷装置のその他の構成は上記実施例1のスクリーン印刷装置の場合と同様であることから、重複を避けるため、ここでは説明を省略する。なお、図4において、図1と同一の符号を付した部分は同一または相当する部分を示している。
したがって、本願発明は、積層セラミック電子部品の製造工程において、積層されるセラミックグリーンシートに内部電極を印刷するような場合に、広く用いることが可能である。
1(1a) 第1スクレーパ
1(1b) 第2スクレーパ
2 スクリーン印刷版
3 印刷パターン(印刷図形部分)
4 印刷ペースト
5 スキージ
6 セラミックグリーンシート
7 同一駆動機構(移動ヘッド)
11 印刷テーブル
12 制御手段
A、B スキージの端部
Claims (7)
- 被印刷物が載置される印刷テーブルと、
印刷すべき図形パターンに対応する印刷パターンが形成されたスクリーン印刷版と、
スクリーン印刷版上を一軸方向に移動して、スクリーン印刷版上に展開された印刷ペーストを、スクリーン印刷版に形成された前記印刷パターンを構成する開口部から被印刷物上の所定位置に押し出して印刷するスキージと、
スクリーン印刷版上を一軸方向に移動して、スクリーン印刷版上に供給された印刷ペーストをスクリーン印刷版上に展開する第1スクレーパと、
スクリーン印刷版上を、前記第1スクレーパの移動方向と直交する方向に移動して、スクリーン印刷版上の印刷ペーストを展開する第2スクレーパと、
を具備することを特徴とするスクリーン印刷装置。 - 前記第1スクレーパが、前記スキージの移動方向と同軸で逆方向に移動して、スクリーン印刷版上の印刷ペーストを展開するように構成されていることを特徴とする請求項1記載のスクリーン印刷装置。
- 前記第1スクレーパと前記第2スクレーパが、前記スクリーン印刷版上をスクリーン印刷版と接触することなく、所定の間隔をおいて移動するように構成されており、かつ、前記第1スクレーパと前記スクリーン印刷版との間隔より、前記第2スクレーパと前記スクリーン印刷版との間隔が大きくなるように構成されていることを特徴とする請求項1または2記載のスクリーン印刷装置。
- 被印刷物が載置される印刷テーブルと、
印刷すべき図形パターンに対応する印刷パターンが形成されたスクリーン印刷版と、
スクリーン印刷版上を一軸方向に移動して、スクリーン印刷版上に展開された印刷ペーストを、スクリーン印刷版に形成された前記印刷パターンを構成する開口部から、被印刷物上の所定位置に押し出して印刷するスキージと
平面視した場合に、長手方向がスキージの移動方向に対して所定の角度を有するように回転させることが可能で、長手方向がスキージの移動方向に対して所定の角度を有する状態で、スクリーン印刷版上をスキージの移動方向と同軸でかつ逆方向に移動させることにより、スクリーン印刷版上に供給された印刷ペーストをスクリーン印刷版上に展開するスクレーパと
を具備することを特徴とするスクリーン印刷装置。 - 印刷すべき図形パターンに対応する印刷パターンが形成されたスクリーン印刷版上に供給された印刷ペーストをスクレーパにより展開し、スクリーン印刷版上を所定の方向に移動するスキージにより、スクリーン印刷版に形成された印刷パターンを構成する開口部から被印刷物上の所定位置に押し出して印刷するスクリーン印刷方法において、
スクリーン印刷版上に印刷ペーストを供給する工程と、
スクレーパを、スキージの移動方向と同一方向および直交する方向に移動させて、供給された印刷ペーストをスクリーン印刷版上に展開するスクレーピング工程と、
スキージを所定の方向に移動させて、スクリーン印刷版上に展開された印刷ペーストを、印刷パターンを構成する開口部から被印刷物上の所定位置に押し出して印刷するスキージング工程と
を具備することを特徴とするスクリーン印刷方法。 - 前記印刷ペーストをスクリーン印刷版上に展開するスクレーピング工程が、
(a)第1スクレーパを、前記スキージング工程でスキージを移動させる方向と同軸でかつ逆方向に移動させて印刷ペーストを展開する第1スクレーピング工程と、
(b)第2スクレーパを、前記スキージング工程でスキージを移動させる方向と直交する方向に移動させて印刷ペーストを展開する第2スクレーピング工程と
を備えていることを特徴とする請求項5記載のスクリーン印刷方法。 - 前記印刷ペーストをスクリーン印刷版上に展開するスクレーピング工程が、
(a)平面視した場合に、スキージの移動方向に対して所定の角度αを持たせたスクレーパを、スキージを移動させる方向と同軸でかつ逆方向に移動させる工程と、
(b)前記スキージの移動方向に対して、前記角度αとは異なる角度βを持たせたスクレーパを、スキージを移動させる方向と同軸でかつ逆方向に移動させる工程と
を交互に行うように構成されていることを特徴とする請求項5記載のスクリーン印刷方法。
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