JP2000304214A - 複合燃焼装置 - Google Patents

複合燃焼装置

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JP2000304214A
JP2000304214A JP11115879A JP11587999A JP2000304214A JP 2000304214 A JP2000304214 A JP 2000304214A JP 11115879 A JP11115879 A JP 11115879A JP 11587999 A JP11587999 A JP 11587999A JP 2000304214 A JP2000304214 A JP 2000304214A
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JP
Japan
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combustion
unit
amount
burners
switching means
Prior art date
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Pending
Application number
JP11115879A
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English (en)
Inventor
Fumitaka Kikutani
文孝 菊谷
Hideo Tomita
英夫 富田
Masamitsu Kondo
正満 近藤
Kazunari Ariyama
和成 有山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は第一燃焼部と第二燃焼部と共用ファ
ンを備えた複合燃焼装置において、単独燃焼から同時燃
焼に移行する際に燃焼能力に制約を受けてしまうことを
解決することを課題とする。 【解決手段】 第一燃焼部18と第二燃焼部21の全て
の燃焼単位毎に開閉弁16を有する第一切り替え手段1
7と第二切り替え手段20をそれぞれ備えてある。そし
て制御部31は第一燃焼部18の燃焼状態に応じて共用
ファン22が第二燃焼部21に供給する空気量で安定燃
焼が維持できる状態で第二燃焼部21への要求能力に最
も近づくように第二切り替え手段20を制御するするた
め、要求能力へのきめ細かな対応をすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭用や産業用燃
焼装置において、特に1つの燃焼室を構成する缶体で複
数種の流体路を加熱する機能をもつ複合燃焼装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の複合燃焼装置は特開平9
−257302号公報に記載されているようなものがあ
った。この複合燃焼装置は図5に示すように比例弁1の
下流側には第一開閉弁2に接続された第一燃焼部3と、
補助開閉弁4に接続された境界燃焼部5と、第二開閉弁
6に接続された第二燃焼部7と、これらの燃焼部を収納
し、底部に共用ファン8を備えたバーナケース9と、第
一水路10と第二水路11が貫通した共用フィンブロッ
ク12と、燃焼室を構成し共用フィンブロック12を内
蔵した缶体13とを備え、これら弁やファンを制御する
制御ユニット14が設けられている。
【0003】そして上記複合燃焼装置では、第一水路1
0と第二水路11を同時に加熱する場合、制御ユニット
14によって第一開閉弁2、補助開閉弁4、第二開閉弁
6の全てが開き、第一燃焼部3、境界燃焼部5、第二燃
焼部7全てに点火され比例弁1によって全燃焼量が制御
される。第一水路10のみを加熱する場合は、制御ユニ
ット14によって第一開閉弁2のみが開き、第一燃焼部
3のみに火炎が形成され比例弁1によって全燃焼量が制
御される。また第二水路11のみを加熱する場合は、制
御ユニット14によって第二開閉弁6のみが開き、第二
燃焼部7のみに火炎が形成され比例弁1によって全燃焼
量が制御される。このようにして第一水路10及び第二
水路11のみを加熱する場合には補助開閉弁4を閉じ、
境界燃焼部5から空気のみを噴出するようにしてエアー
カーテンを作り共用フィンブロック12における互いの
熱干渉を防止するようにようになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の複合燃焼装置では、例えば第一水路10の単独加熱状
態から第二水路11の使用要求が制御ユニット14に入
り同時加熱状態に移行する場合、第一燃焼部3の要求状
態に合わせて共用ファン8の供給風量が決められている
ため、その時境界燃焼部5、及び第二燃焼部7に供給さ
れている空気量でこれら燃焼部の燃焼量が必然的に決定
されてしまう事となり、第二水路11の加熱量が過大或
いは過小になったり要求される能力と一致しないという
課題があった。また第二水路11の単独加熱の場合、熱
干渉防止のため必ず境界燃焼部5には点火されずエアー
カーテンを作るため第二水路11の加熱能力が十分に発
揮できないという課題を有していた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、第一バーナの複数個のバーナを段階的に切り
替えて燃焼量を調節する第一切り替え手段を有する第一
燃焼部と、第二バーナの複数個のバーナを段階的に切り
替えて燃焼量を調節する第二切り替え手段を有する第二
燃焼部と、第一燃焼部と第二燃焼部に同時に空気を供給
する共用ファンと制御部を有し、制御部は第一燃焼部の
単独運転時に第二燃焼部の運転が要求された場合、第一
切り替え手段は作動させず、共用ファンは第一燃焼部へ
の供給量を優先するよう制御し、同時に共用ファンが第
二燃焼部に供給する空気量で安定燃焼が維持でき第二燃
焼部への要求能力に最も近づくよう第二切り替え手段を
制御するようにしたものである。
【0006】上記発明によれば第二燃焼部が運転要求さ
れた場合、共用ファンで供給されている風量で第二燃焼
部の安定燃焼を維持しつつ、要求された能力に最も近づ
くように第二切り替え手段を切り替えて対応することが
でき、第二燃焼部の加熱能力を有効に発揮させることが
できる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1にかかる複合燃
焼装置は、複数個の第一バーナを段階的に切り替えて燃
焼量を調節する第一切り替え手段を有する第一燃焼部
と、複数個の第二バーナを段階的に切り替えて燃焼量を
調節する第二切り替え手段を有する第二燃焼部と、第一
燃焼部と第二燃焼部に同時に空気を供給する共用ファン
と制御部を備え、前記制御部は前記第一燃焼部の単独運
転時に前記第二燃焼部の運転が要求された場合、前記第
一切り替え手段は作動させず、前記共用ファンは前記第
一燃焼部への供給量を優先するよう制御し、同時に前記
共用ファンが前記第二燃焼部に供給する空気量で安定燃
焼が維持でき前記第二燃焼部への要求能力に最も近づく
ようるよう前記第二切り替え手段を制御するものであ
る。そのため、、要求能力へのきめ細かな対応をするこ
とができる。
【0008】本発明の請求項2にかかる複合燃焼装置
は、複数個の第一バーナを段階的に切り替えて燃焼量を
調節する第一切り替え手段を有する第一燃焼部と、複数
個の第二バーナを段階的に切り替えて燃焼量を調節する
第二切り替え手段を有する第二燃焼部と、第一燃焼部と
第二燃焼部に同時に空気を供給する共用ファンと制御部
を備え、前記制御部は第一燃焼部の単独運転時に前記第
二燃焼部の運転が要求された場合、前記第二切り替え手
段を前記第二バーナ全数が点火するよう作動させ、前記
共用ファンが第二燃焼部に供給する空気量で安定燃焼が
維持できる燃焼量を上限値として制御するため前記第二
燃焼部の燃焼能力を効果的に発揮させることができる。
【0009】本発明の請求項3にかかる複合燃焼装置
は、複数個の第一バーナを段階的に切り替えて燃焼量を
調節する第一切り替え手段を有する第一燃焼部と、複数
個の第二バーナを段階的に切り替えて燃焼量を調節する
第二切り替え手段を有する第二燃焼部と、第一燃焼部と
第二燃焼部に同時に空気を供給する共用ファンと制御部
を備え、前記制御部は前記第一燃焼部の単独運転時に前
記第二燃焼部の運転が要求された場合、前記第一切り替
え手段を作動させ燃焼する前記第一バーナ数を少なくす
ると共に、この第一バーナ個別の燃焼量を増加させ前記
第一燃焼部の燃焼量とほぼ同一となるよう制御し、前記
共用ファンの空気供給量も増加させるよう制御するた
め、前記第一燃焼部が空気不足になることなく安定燃焼
を維持して第二燃焼部の燃焼能力を最大限に発揮させる
ことができる。
【0010】本発明の請求項4にかかる複合燃焼装置
は、複数個の第一バーナを段階的に切り替えて燃焼量を
調節する第一切り替え手段を有する第一燃焼部と、複数
個の第二バーナを段階的に切り替えて燃焼量を調節する
第二切り替え手段を有する第二燃焼部と、第一燃焼部と
第二燃焼部に同時に空気を供給する共用ファンと制御部
を備え、前記制御部は前記第一燃焼部の単独運転時に前
記第二燃焼部の運転が要求された場合、前記第二切り替
え手段を前記第二バーナの最小本数が点火するよう作動
させ、前記共用ファンが前記第二燃焼部に供給する空気
量で安定燃焼が維持できる燃焼量を下限値として制御す
るため前記第二燃焼部の絞り性が増し可変燃焼範囲を拡
大することができる。
【0011】本発明の請求項5にかかる複合燃焼装置は
複数個の第一バーナを段階的に切り替えて燃焼量を調節
する第一切り替え手段を有する第一燃焼部と、複数個の
第二バーナを段階的に切り替えて燃焼量を調節する第二
切り替え手段を有する第二燃焼部と、第一燃焼部と第二
燃焼部に同時に空気を供給する共用ファンと制御部を備
え、前記制御部は前記第一燃焼部の単独運転時に前記第
二燃焼部の運転が要求された場合、前記第一切り替え手
段を作動させ燃焼する前記第一バーナ数を増加すると共
に、この第一バーナ個別の燃焼量を減少させ前記第一燃
焼部の燃焼量とほぼ同一となるよう制御し、前記共用フ
ァンの空気供給量も減少させるよう制御するため、前記
第一燃焼部の炎口赤熱を発生させることなく安定燃焼を
維持して前記第二燃焼部の燃焼量を最小限に絞ることが
出来るので使い勝手を向上させることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
【0013】(実施例1)図1は本発明の実施例1を示
す複合燃焼装置の概念を示す全体構成図、図2は同単独
運転から同時運転時の切り替え部分の説明図である。
【0014】図1、図2において、2種類の第一バーナ
15を複数個設け、これらを燃焼単位毎に区切り各単位
ごとに開閉弁16を設け、この各開閉弁16を段階的に
切り替えて燃焼量を調節する第一切り替え手段17を構
成している。また第一切り替え手段17と全ての第一バ
ーナ15で第一燃焼部18を構成している。同様に、2
種類の第二バーナ19を複数個設け、これらを燃焼単位
毎に区切り各単位ごとに開閉弁16を設け、この各開閉
弁16を段階的に切り替えて燃焼量を調節する第二切り
替え手段20を構成している。また第二切り替え手段2
0と全ての第二バーナ19で第二燃焼部21を構成して
いる。第一燃焼部18と第二燃焼部21は底面に共用フ
ァン22を装着したバーナケース23に収納してある。
また各開閉弁16の上流側には本実施例の全燃焼量を調
節する比例弁24を設けてある。第一燃焼部18と第二
燃焼部21の下流側にはそれぞれ第一水路25と第二水
路26を複数本貫通させた共用フィン27を設けてあ
る。共用フィン27を収納し第一燃焼部18及び第二燃
焼部19の下流側には、燃焼室28と排気通路29を構
成する缶体30を設けている。また各開閉弁16、比例
弁24、共用ファン24等を制御する制御部31を設け
てある。
【0015】次に動作、作用について説明すると、第一
水路25の加熱要求が制御部31に入力されると、制御
部31は要求能力に見合う燃焼量を演算し第一燃焼部1
8の燃焼単位モードを決定し、これに対応して第一切り
替え手段17を作動させ燃焼すべき第一バーナ15へ通
じる燃料供給路の開閉弁16を開く。そして最終的な燃
焼量を比例弁24で燃料流量の調節を行う。同時に制御
部31は安定燃焼に必用な供給給気量を演算し、共用フ
ァン22の回転数を制御する。共用ファン22はバーナ
ケース23内に供給した燃焼用空気を、第一燃焼部18
及び第二燃焼部21に供給する。第一燃焼部18に供給
された燃料と空気により所定の第一バーナ15上に火炎
が形成され燃焼室28内で完全燃焼し高温ガスとなって
共用フィン27を通じて第一水路25を加熱する。第二
燃焼部21に供給された空気はそのまま燃焼室28内に
放出され、共用フィン27の間を通過して排気通路29
に至る。共用フィン27を通過する間に低温となった排
気ガスは排気通路29に至り第二燃焼部21に供給され
た空気と混合して排気通路29から外気に放出される。
【0016】ここで上記第一燃焼部18の単独運転状態
から第二水路26の加熱要求があった場合の動作につい
て図2に基づいて説明する。上記説明した第一燃焼部1
8の燃焼設定点を点Pで示す。即ちこの場合は要求され
た燃焼能力を実現するため、第一切り替え手段17を作
動させて開閉弁16のうちの1つを閉じ、能力線は線B
を選定する。そして比例弁24により微調整を行い必要
な燃焼量αに対応する点Pを決定している。この時安定
燃焼を維持するための共用ファン22の回転数は点イと
なる。この状態で第二燃焼部21を燃焼させる場合、第
二切り替え手段20を作動させて3種類の燃焼量を選定
することが出来る。即ち全ての開閉弁16を開いて全て
の第二バーナ19を燃焼させる大能力の線Eを選定した
場合には、共用ファン22によって安定燃焼を維持でき
る回転数点イに対応した点Qが決まり第二燃焼部21の
最大燃焼量βが決定される。同様に開閉弁16のうち1
つを閉じて中能力の線Fを選定した場合は点Rが決まり
中燃焼量γが決定される。また開閉弁16のうち2つを
閉じて第二バーナ19の最小単位本数で最小能力の線G
を選定した場合は点Sが決まり最小燃焼量δが決定され
る。従って第二水路26の要求する加熱量で最も近い燃
焼量をα、β、γの中から選定し、第二切り替え手段1
6を作動させて実現することが出来るので要求への不一
致が低減され装置の使い勝手が向上する。
【0017】ここで燃焼量βでは第二燃焼部21の全て
の第二バーナ19が燃焼することになるのでこれを最大
値として能力制御することにより第二燃焼部21の能力
を最大限発揮させることができる。
【0018】さらに燃焼量δでは第二バーナ19の最小
単位の本数が燃焼することになるためこれを最小値とし
て能力制御することにより第二燃焼部21の可変燃焼範
囲の幅を拡大することが出来幅広い使用条件に対応する
ことが出来る。
【0019】なお本実施例では第一水路25と第二水路
26は共用フィン27を貫通していたが、個別のフィン
構成としてもよい。
【0020】(実施例2)図3は本発明の実施例2の能
力選定法を示す説明図である。
【0021】本実施例2において、実施例1と異なる点
は、第一燃焼部18の能力設定点が能力線上の下限域近
くで切り替え後の能力線とのオーバラップ領域に設定さ
れている点である。なお、実施例1と同一符号のものは
同一構造を有し、説明は省略する。
【0022】次に動作、作用を説明する。第一燃焼部1
8の設定点は能力線Aの点Tにあり、能力線Bとのオー
バラップ領域に設定されている。この状態で第二燃焼部
21を燃焼させる場合、通常は共用ファン22によって
安定燃焼を維持できる回転数点ロに対応した点Wが決ま
り第二燃焼部21の燃焼量θが決定される。
【0023】ここで第一切り替え手段17を作動させ1
つの開閉弁16を閉じて第一燃焼部18の能力線を線B
に切り替え、点Tとほぼ同一燃焼量の点Uに移行させ
る。即ち第一切り替え手段17を作動させ燃焼する第一
バーナ15の数を少なくすると共に、第一バーナ15個
別の燃焼量を増加させ第一燃焼部18の燃焼量をほぼ同
一となるよう比例弁24で制御し、共用ファン22の空
気供給量も増加させるよう制御する。従って共用ファン
22の回転数は点ロから点ハに増加する。これに伴い第
二燃焼部21の燃焼量を点Wから点Vに移行させること
ができ燃焼量をθからλに増加させることができる。従
って空気不足になることなく第二燃焼部21の能力を最
大限発揮させることができる。たとえば第1水路21を
給湯水路とし第二水路26を風呂水路として構成した場
合この効果が大きい。即ち台所で皿洗いなど小能力の給
湯使用中に風呂の追い焚き要求がある場合は第二燃焼部
21となる風呂用の燃焼量を最大化し速やかに追い焚き
を完了させることが出来る。
【0024】なお上記説明では能力線A上の点について
説明したが能力線Bでもよく、要は第一燃焼部18の第
一切り替え手段17で実現される能力線で、オーバラッ
プ域にかかる点にあればどの場合でもよい。
【0025】(実施例3)図4は本発明の実施例3の複
合燃焼装置を示す。本実施例3において、実施例1と異
なる点は第一燃焼部18の能力設定点が能力線上の上限
域近くで切り替え後の能力線とのオーバラップ領域に設
定されている点である。なお、実施例1と同一符号のも
のは同一構造を有し、説明は省略する。
【0026】次に動作、作用を説明する。第一燃焼部1
8の設定点は能力線Bの点Kにあり、能力線Aとのオー
バラップ領域に設定されている。この状態で第二燃焼部
21を燃焼させる場合、通常は共用ファン22によって
安定燃焼を維持できる回転数点ニに対応した点Mが決ま
り第二燃焼部21の燃焼量πが決定される。
【0027】ここで第一切り替え手段17を作動させ1
つの開閉弁16を開いて第一燃焼部18の能力線を線A
に切り替え、点Kとほぼ同一燃焼量の点Lに移行させ
る。即ち第一切り替え手段17を作動させ燃焼する第一
バーナ15の数を多くすると共に、第一バーナ15個別
の燃焼量を減少させ第一燃焼部18の燃焼量をほぼ同一
となるよう比例弁24で制御し、共用ファン22の空気
供給量も減少させるよう制御する。従って共用ファン2
2の回転数は点ニから点ホに減少する。これに伴い第二
燃焼部21の燃焼量を点Mから点Nに移行させることが
でき過剰な空気を第一燃焼部18に供給して第一バーナ
15の炎口を赤熱させることなく燃焼量をπからτに減
少させることができる。このように第一燃焼部18の炎
口赤熱を発生させることなく安定燃焼を維持して第二燃
焼部21の燃焼量を最小限に絞ることが出来るので使い
勝手を向上させることができる。特に第一水路25を給
湯水路とし、第二水路26を暖房水路として構成した場
合この効果が大きい。即ち暖房使用形態として最小燃焼
量で長時間使用される場合が多いが、第1水路25でシ
ャワー使用中に湯温変動を発生させずに暖房運転を開始
し最小能力での運転を実現できる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
係る複合燃焼装置は、第一燃焼部の単独運転時に第二燃
焼部が運転要求された場合、制御部は第一切り替え手段
は作動させず、共用ファンは第一燃焼部への供給量を優
先するよう制御し、同時に共用ファンが第二燃焼部に供
給する空気量で安定燃焼が維持でき第二燃焼部への要求
能力に最も近づくよう第二切り替え手段を制御するする
ため、要求能力へのきめ細かな対応をすることができ
る。さらに第一燃焼部と第二燃焼部に対して個別にファ
ン及び缶体を設けた複合燃焼装置に比べ装置の小型化と
低コスト化を実現することができる。
【0029】また、請求項2に係る複合燃焼装置は第一
燃焼部の単独運転時に第二燃焼部が運転要求された場
合、制御部は第二切り替え手段を第二バーナ全数が点火
するよう作動させ、共用ファンが第二燃焼部に供給する
空気量で安定燃焼が維持できる燃焼量を上限値として制
御するため第二燃焼部の燃焼能力を効果的に発揮させる
ことができる。
【0030】また、請求項3に係る複合燃焼装置は第一
燃焼部の単独運転時に第二燃焼部が運転要求された場
合、制御部は第一切り替え手段を作動させ燃焼する第一
バーナ数を少なくすると共に、第一バーナ個別の燃焼量
を増加させ第一燃焼部の燃焼量をほぼ同一となるよう制
御し、共用ファンの空気供給量も増加させるよう制御す
るため、第一燃焼部が空気不足になることなく安定燃焼
を維持して第二燃焼部の燃焼能力を最大限に発揮させる
ことができる。
【0031】また、請求項4に係る複合燃焼装置は第一
燃焼部の単独運転時に第二燃焼部が運転要求された場
合、制御部は第二切り替え手段を第二バーナの最小本数
が点火するよう作動させ、共用ファンが第二燃焼部に供
給する空気量で安定燃焼が維持できる燃焼量を下限値と
して制御するため第二燃焼部の絞り性が増し可変燃焼範
囲を拡大することができる。
【0032】また、請求項5に係る複合燃焼装置は第一
燃焼部の単独運転時に第二燃焼部が運転要求された場
合、制御部は第一切り替え手段を作動させ燃焼する第一
バーナ数を増加すると共に、第一バーナ個別の燃焼量を
減少させ第一燃焼部の燃焼量をほぼ同一となるよう制御
し、共用ファンの空気供給量も減少させるよう制御する
ため、第一燃焼部の炎口赤熱を発生させることなく安定
燃焼を維持して第二燃焼部の燃焼量を最小限に絞ること
が出来るので使い勝手を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における複合燃焼装置の全体
構成図
【図2】同複合燃焼装置の単独から同時運転時の切り替
え部分の説明図
【図3】本発明の実施例2における複合燃焼装置の大能
力化切り替えの説明図
【図4】本発明の実施例3における複合燃焼装置の小能
力化切り替えの説明図
【図5】従来の複合燃焼装置の全体構成図
【符号の説明】
15 第一バーナ 17 第一切り替え手段 18 第一燃焼部 19 第二バーナ 20 第二切り替え手段 21 第二燃焼部 22 共用ファン 31 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近藤 正満 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 有山 和成 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3K017 AA02 AB05 AB10 AC02 AD11 AG04 3K065 QB03 3L070 BB03 BC02 CC02 DG02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数個の第一バーナを段階的に切り替えて
    燃焼量を調節する第一切り替え手段を有する第一燃焼部
    と、複数個の第二バーナを段階的に切り替えて燃焼量を
    調節する第二切り替え手段を有する第二燃焼部と、前記
    第一燃焼部と前記第二燃焼部に同時に空気を供給する共
    用ファンと制御部を備え、この制御部は前記第一燃焼部
    の単独運転時に前記第二燃焼部の運転が要求された場
    合、前記第一切り替え手段は作動させず、前記共用ファ
    ンは前記第一燃焼部への供給量を優先するよう制御し、
    同時に前記共用ファンが前記第二燃焼部に供給する空気
    量で安定燃焼が維持でき前記第二燃焼部への要求能力に
    最も近づくよう前記第二切り替え手段を制御する複合燃
    焼装置。
  2. 【請求項2】複数個の第一バーナを段階的に切り替えて
    燃焼量を調節する第一切り替え手段を有する第一燃焼部
    と、複数個の第二バーナを段階的に切り替えて燃焼量を
    調節する第二切り替え手段を有する第二燃焼部と、前記
    第一燃焼部と前記第二燃焼部に同時に空気を供給する共
    用ファンと制御部を備え、この制御部は第一燃焼部の単
    独運転時に前記第二燃焼部の運転が要求された場合、前
    記第二切り替え手段を前記第二バーナ全数が点火するよ
    う作動させ、前記共用ファンが前記第二燃焼部に供給す
    る空気量で安定燃焼が維持できる燃焼量を上限値として
    制御する複合燃焼装置。
  3. 【請求項3】制御部は第一燃焼部の単独運転時に第二燃
    焼部の運転が要求された場合、第一切り替え手段を作動
    させ燃焼する第一バーナ数を少なくすると共に、前記第
    一バーナ個々の燃焼量を増加させ前記第一燃焼部の燃焼
    量とほぼ同一となるよう制御し、共用ファンの空気供給
    量も増加させるよう制御する請求項2項記載の複合燃焼
    装置。
  4. 【請求項4】複数個の第一バーナを段階的に切り替えて
    燃焼量を調節する第一切り替え手段を有する第一燃焼部
    と、複数個の第二バーナを段階的に切り替えて燃焼量を
    調節する第二切り替え手段を有する第二燃焼部と、前記
    第一燃焼部と前記第二燃焼部に同時に空気を供給する共
    用ファンと制御部を備え、この制御部は前記第一燃焼部
    の単独運転時に前記第二燃焼部の運転が要求された場
    合、前記第二切り替え手段を前記第二バーナの最小本数
    が点火するよう作動させ、前記共用ファンが前記第二燃
    焼部に供給する空気量で安定燃焼が維持できる燃焼量を
    下限値として制御する複合燃焼装置。
  5. 【請求項5】制御部は第一燃焼部の単独運転時に第二燃
    焼部の運転が要求された場合、第一切り替え手段を作動
    させ燃焼する第一バーナ数を増加すると共に、前記第一
    バーナ個別の燃焼量を減少させ前記第一燃焼部の燃焼量
    をほぼ同一となるよう制御し、共用ファンの空気供給量
    も減少させるよう制御する請求項4項記載の複合燃焼装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102376151B1 (ko) * 2020-11-12 2022-03-21 한국가스안전공사 시험 면적 가변 기능과 균일 가열 기능이 구비된 대용량 가스저장용기에 대한 화재시험장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102376151B1 (ko) * 2020-11-12 2022-03-21 한국가스안전공사 시험 면적 가변 기능과 균일 가열 기능이 구비된 대용량 가스저장용기에 대한 화재시험장치

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