JP2003065608A - 燃焼装置および給湯装置 - Google Patents

燃焼装置および給湯装置

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JP2003065608A
JP2003065608A JP2001250300A JP2001250300A JP2003065608A JP 2003065608 A JP2003065608 A JP 2003065608A JP 2001250300 A JP2001250300 A JP 2001250300A JP 2001250300 A JP2001250300 A JP 2001250300A JP 2003065608 A JP2003065608 A JP 2003065608A
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Japan
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combustion
hot water
burner
water supply
rich
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JP2001250300A
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English (en)
Inventor
Yoshitaka Tanimura
愛隆 谷村
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Harman Planing Co Ltd
Original Assignee
Harman Planing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱効率の向上を図りながら、低NOx化を実
現すること。 【解決手段】 濃混合気を燃焼するための濃用炎口を備
える複数個の濃燃焼部16と、淡混合気を燃焼するため
の淡用炎口を備える複数個の淡燃焼部17とを交互に並
設させたバーナ部2が設けられ、濃燃焼部16および淡
燃焼部17のうち、燃焼させる燃焼部の数を複数段に切
り換え、かつ、燃焼させる燃焼部への燃料供給量を調整
する燃料供給量調整手段35,36が設けられ、バーナ
部2の燃焼状態を制御する制御手段が、濃燃焼部16お
よび淡燃焼部17のうち、燃焼させる燃焼部の数を最小
段に切り換えるときには、濃燃焼部16および淡燃焼部
17のうち、すべての濃燃焼部16を燃焼させ、最小段
以外の段に切り換えるときには、隣合う濃燃焼部16と
淡燃焼部17をひとつの組として、それら複数の組のう
ちの一部またはすべてを燃焼させるように構成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、濃混合気を燃焼す
るための濃用炎口を備える複数個の濃燃焼部と、淡混合
気を燃焼するための淡用炎口を備える複数個の淡燃焼部
とを交互に並設させたバーナ部が設けられ、前記濃燃焼
部および前記淡燃焼部のうち、燃焼させる燃焼部の数を
複数段に切り換え、かつ、燃焼させる燃焼部への燃料供
給量を調整する燃料供給量調整手段が設けられ、前記バ
ーナ部の燃焼状態を制御する制御手段が設けられている
燃焼装置、および、給水路を通して供給される水をバー
ナ部の燃焼により加熱して給湯路に給湯する給湯用熱交
換器と、入路を通して供給される加熱対象流体を前記バ
ーナ部の燃焼により加熱して出路に流出する流体用熱交
換器とが設けられ、前記バーナ部の燃焼状態を制御する
制御手段が設けられている給湯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような燃焼装置は、交互に並設さ
れた濃燃焼部と淡燃焼部を燃焼させて濃淡燃焼させるこ
とによって、淡燃焼部にて希薄な燃焼を行わせて、全体
として燃料ガスに対して比較的多量の空気を混合して燃
焼させて、窒素酸化物であるNOxの発生を極力抑える
ようにしつつ、淡用炎口から吐出される淡混合気を濃用
炎口に生成される濃火炎により保炎しながら燃焼させ
て、安定した燃焼を行うようにしているものである。そ
して、インプット量が大きいほど燃焼させる燃焼部の数
が多くなる状態で、燃焼させる燃焼部の数を複数段に切
り換えながら、ファンなどの通風手段からの燃焼用空気
をバーナ部に供給して、バーナ部の段数切り換えを行う
ようにしているものである。
【0003】この種の燃焼装置の段数切り換えとして
は、例えば、特許第3093688号公報に示されてい
るように、燃焼させる燃焼部の数が少ない側の段におい
ては、バーナ部の一部分に配設された濃燃焼部と淡燃焼
部を燃焼させ、燃焼させる燃焼部の数が多くなるほど燃
焼させる濃燃焼部と淡燃焼部の領域を大きくして、複数
段のすべての段において、濃燃焼部と淡燃焼部の両方を
燃焼させて濃淡燃焼させるようにしている(以下、従来
技術1と略称する)。また、他の段数切り換えとして
は、例えば、特開平11−264518号公報に示され
ているように、燃焼させる燃焼部の数が最大段では、す
べての濃燃焼部とすべての淡燃焼部を燃焼させて濃淡燃
焼させ、最大段以外の段においては、濃燃焼部の一部ま
たはすべてを燃焼させて、濃燃焼部および淡燃焼部のう
ち、濃燃焼部のみを燃焼させて濃単独燃焼させるように
している(以下、従来技術2と略称する)。
【0004】上記のような給湯装置は、バーナ部を燃焼
させることによって、給湯用熱交換器にて加熱された湯
水を給湯するとともに、流体用熱交換器が、浴槽から入
路を通して供給されて、出路を通して浴槽内に供給する
浴槽湯水を加熱するように構成され、単一のバーナ部に
て給湯および浴槽湯水の追焚を行うようにしているもの
である(例えば、特開平10−122652号公報)。
そして、この種の給湯装置のバーナ部の構成としては、
バーナ部が、濃混合気を燃焼するための濃用炎口を備え
る複数個の濃燃焼部と、淡混合気を燃焼するための淡用
炎口を備える複数個の淡燃焼部とを交互に並設させて構
成され、上述したような燃焼装置が組み込まれている。
また、インプット量が大きいほど燃焼させる燃焼部の数
が多くなる状態で、燃焼させる燃焼部の数を複数段に切
り換えながら、ファンなどの通風手段からの燃焼用空気
をバーナ部に供給して、バーナ部の段数切り換えを行
い、このバーナ部の段数切り換えは、上記従来技術1ま
たは上記従来技術2を適応するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術1を適応
した燃焼装置では、複数段のすべての段において、濃燃
焼部と淡燃焼部を燃焼させて濃淡燃焼するので、NOx
発生を抑制可能な濃淡燃焼という燃焼形態を複数段のす
べての段において利用しており、燃焼装置として低NO
xを実現することが可能となる。しかしながら、上記従
来技術1では、燃焼させる燃焼部の数が少ない側の段で
は、バーナ部の一部分の濃燃焼部と淡燃焼部を燃焼させ
るので、バーナ部の全体に対して燃焼する領域が偏るこ
とになって、燃焼させない濃燃焼部と淡燃焼部から流動
する燃焼用空気により冷却されることとなり、バーナ部
の燃焼により授熱される熱量が低下し、装置としての熱
効率が低下する虞がある。
【0006】上記従来技術2を適応した燃焼装置では、
燃焼させる燃焼部の最大段以外の段においては、濃燃焼
部の一部またはすべてを燃焼して濃単独燃焼させて、極
力バーナ部全体にわたって均一に燃焼する領域を存在さ
せることによって、燃焼させない燃焼部から流動する燃
焼用空気により冷却されることを防止し、最大段以外の
段においては、装置としての熱効率を向上させることが
可能となる。しかしながら、上記従来技術2では、燃焼
させる燃焼部の最大段では、すべての濃燃焼部とすべて
の淡燃焼部を燃焼させて濃淡燃焼させるものの、燃焼さ
せる燃焼部の最大段以外では、濃単独燃焼させているの
で、NOxの発生を抑制可能な濃淡燃焼という燃焼形態
を最大段でしか利用しておらず、燃焼装置として低NO
を実現することができない虞がある。
【0007】上記のような燃焼装置においては、装置と
しての熱効率を低下させることなく、低NOx化を実現
するという2つのことが望まれているが、上述の如く、
従来技術1および従来技術2ともに、一方は実現できて
も、他方が実現することができない虞がある。
【0008】また、上記のような給湯装置でも、燃焼装
置と同様に、装置としての熱効率を低下させることな
く、低NOx化を実現するという2つのことが望まれて
いるが、従来技術1や従来技術2を適応しているので、
上述の2つの要望のうち、一方は実現できても、他方が
実現することができない虞がある。
【0009】本発明は、かかる点に着目してなされたも
のであり、その目的は、熱効率の向上を図りながら、低
NOx化を実現することが可能となる燃焼装置、およ
び、給湯装置を提供する点にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明によれば、濃混合気を燃焼す
るための濃用炎口を備える複数個の濃燃焼部と、淡混合
気を燃焼するための淡用炎口を備える複数個の淡燃焼部
とを交互に並設させたバーナ部が設けられ、前記濃燃焼
部および前記淡燃焼部のうち、燃焼させる燃焼部の数を
複数段に切り換え、かつ、燃焼させる燃焼部への燃料供
給量を調整する燃料供給量調整手段が設けられ、前記バ
ーナ部の燃焼状態を制御する制御手段が設けられている
燃焼装置において、前記制御手段が、前記濃燃焼部およ
び前記淡燃焼部のうち、燃焼させる燃焼部の数を最小段
に切り換えるときには、前記濃燃焼部および前記淡燃焼
部のうち、すべての濃燃焼部を燃焼させ、前記最小段以
外の段に切り換えるときには、隣合う濃燃焼部と淡燃焼
部をひとつの組として、それら複数の組のうちの一部ま
たはすべてを燃焼させるように構成されている。
【0011】すなわち、制御手段が、燃焼させる燃焼部
の最小段においては、すべての濃燃焼部を燃焼させて濃
単独燃焼させ、最小段以外の段においては、隣合う濃燃
焼部と淡燃焼部とからなる複数の組の一部またはすべて
を燃焼させて濃淡燃焼させることが可能となるので、最
小段においては、燃焼する領域をバーナ部の全体にわた
って均一に存在させる濃単独燃焼という燃焼形態をとる
ことが可能となり、最小段以外の段においては、いずれ
もNOxの発生を抑制することが可能な濃淡燃焼という
燃焼形態をとることが可能となる。したがって、最小段
においては、燃焼する領域をバーナ部の全体にわたって
均一に存在させて、燃焼させない燃焼部から流動する燃
焼用空気による冷却を防止し、熱効率の低下を防止する
ことが可能となり、最小段以外の段においては、濃淡燃
焼させてNOxの発生を抑制して、燃焼装置として低N
Oxを実現することが可能となる。また、最小段におい
ては、燃焼させる燃焼部の数も少なく、NOxの発生量
も少ないので、濃単独燃焼という燃焼形態をとっても、
燃焼装置全体からみれば低NOxを実現できることとな
る。
【0012】以上のことをまとめると、請求項1に記載
の発明によれば、熱効率の向上を図りながら、低NOx
化を実現することが可能となる燃焼装置を提供できるに
到った。
【0013】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の燃焼装置を備えた給湯装置において、給水路を
通して供給される水を前記バーナ部の燃焼により加熱し
て給湯路に給湯する給湯用熱交換器と、入路を通して供
給される加熱対象流体を前記バーナ部の燃焼により加熱
して出路に流出する流体用熱交換器とが設けられてい
る。
【0014】すなわち、バーナ部を燃焼させることによ
って、給湯用熱交換器にて加熱された湯水を給湯すると
ともに、流体用熱交換器が、入路を通して供給される加
熱対象流体を加熱して出路を通して供給することが可能
となるので、単一のバーナ部にて給湯および加熱対象流
体の供給を行うことが可能となり、装置のコンパクト化
およびコストの低減を図ることが可能となる。しかも、
熱効率の向上を図りながら、低NOx化を実現すること
が可能となる燃焼装置を備えることによって、請求項1
との協働作用により、給湯するときも、加熱対象流体を
供給するときも、熱効率の向上を図りながら、低NOx
化を実現することが可能となる給湯装置を提供できるに
到った。
【0015】請求項3に記載の発明によれば、給水路を
通して供給される水をバーナ部の燃焼により加熱して給
湯路に給湯する給湯用熱交換器と、入路を通して供給さ
れる加熱対象流体を前記バーナ部の燃焼により加熱して
出路に流出する流体用熱交換器とが設けられ、前記バー
ナ部の燃焼状態を制御する制御手段が設けられている給
湯装置において、前記バーナ部が、濃混合気を燃焼する
ための濃用炎口を備える複数個の濃燃焼部と、淡混合気
を燃焼するための淡用炎口を備える複数個の淡燃焼部と
を交互に並設させて構成され、前記制御手段が、前記給
水路を通して供給される水を加熱して前記給湯路に給湯
するときには、隣合う濃燃焼部と淡燃焼部をひとつの組
として、それら複数の組のうちの一部またはすべてを燃
焼させる濃淡燃焼状態にて前記バーナ部を燃焼させる濃
淡燃焼処理を実行し、前記入路を通して供給される加熱
対象流体を加熱して前記出路に流出するときには、前記
濃燃焼部および前記淡燃焼部のうち、すべての濃燃焼部
を燃焼させる濃単独燃焼状態にて前記バーナ部を燃焼さ
せる濃単独燃焼処理を実行するように構成されている。
【0016】すなわち、制御手段が、給湯するときに
は、濃淡燃焼処理を実行し、燃焼させる燃焼部の複数段
のすべてにおいて、濃淡燃焼という燃焼形態をとり、加
熱対象流体を供給するときには、濃単独燃焼処理を実行
し、すべての濃燃焼部を燃焼させる濃単独燃焼という燃
焼形態をとることが可能となる。したがって、加熱対象
流体を供給するときには、燃焼する領域をバーナ部全体
にわたって均一に存在させて、低NOxよりも熱効率の
向上を優先させて、熱効率の向上を図ることが可能とな
り、給湯するときには、熱効率の向上よりも低NOxを
優先させて、低NOxを図ることが可能となる。
【0017】以上のことをまとめると、請求項3に記載
の発明によれば、給湯するときおよび加熱対象流体を供
給するときの夫々において、熱効率の向上と低NOxと
いう2つの要望のうち、優先すべき燃焼形態をとり、装
置全体として2つの要望に応えることが可能となるの
で、熱効率の向上を図りながら、低NOx化を実現する
ことが可能となる給湯装置を提供できるに到った。
【0018】給湯するときには、熱効率の向上よりも低
NOxを優先し、加熱対象流体を供給するときには、低
NOxよりも熱効率の向上を優先すると、装置全体とし
ては、熱効率の向上を図りながら、低NOx化を実現す
ることが可能となる理由について説明を加える。
【0019】給湯用熱交換器や流体用熱交換器において
は、バーナ部による燃焼排ガスの温度と供給される流体
の温度との温度差が大きいほど、バーナ部の燃焼排ガス
の熱をより多く回収可能となるので、給湯用熱交換器や
流体用熱交換器に供給される流体の温度が低いほど、バ
ーナの燃焼排ガスの熱をより多く回収可能となり、熱効
率の向上を図ることが可能となる。そして、給水路を通
して供給される水の温度と、入路を通して供給される加
熱対象流体の温度とを比較すると、通常、水の温度の方
が加熱対象流体の温度よりも低くなるので、給水路を通
して供給される水の方が、入路を通して供給される加熱
対象流体よりも、バーナの燃焼排ガスの熱をより多く回
収することが可能となり、熱効率が高くなる。
【0020】したがって、給湯するときの方が、加熱対
象流体を供給するときよりも熱効率が高いので、もとも
と高い熱効率よりも低NOxを優先し、熱効率の低い加
熱対象流体を供給するときには、低NOよりもその低い
熱効率を向上することを優先することによって、装置全
体からみると、熱効率の向上を図りながら、低NOx化
を実現できることになる。
【0021】請求項4に記載の発明によれば、前記給湯
用熱交換器が、前記バーナ部の燃焼排ガスの顕熱を回収
する給湯用顕熱熱交換部と、その給湯用顕熱熱交換部よ
りも前記バーナ部の燃焼排ガスの流動方向の下流側に配
設され、前記バーナ部の燃焼排ガスの潜熱を回収する給
湯用潜熱熱交換部とを備えて構成され、前記流体用熱交
換器が、前記バーナ部の燃焼排ガスの顕熱を回収する流
体用顕熱熱交換部と、その流体用顕熱熱交換部よりも前
記バーナ部の燃焼排ガスの流動方向の下流側に配設さ
れ、前記バーナ部の燃焼排ガスの潜熱を回収する流体用
潜熱熱交換部とを備えて構成されている。
【0022】すなわち、給湯用熱交換器が、給湯用顕熱
熱交換部と給湯用潜熱熱交換部とを備えて構成され、流
体用熱交換器が、流体用顕熱熱交換部と流体用潜熱熱交
換部とを備えて構成されているので、給湯用熱交換器
が、燃焼排ガスの顕熱に加えて、燃焼排ガスの潜熱をも
回収することが可能となるとともに、流体用熱交換器
が、燃焼排ガスの顕熱に加えて、燃焼排ガスの潜熱をも
回収することが可能となって、機器の性能(加熱能力)
を機器に入力したエネルギー量で割った値、いわゆる効
率を効果的に向上させることが可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明にかかる燃焼装置を備えた
給湯装置、および、本発明にかかる給湯装置を図面に基
づいて説明する。 〔第1実施形態〕この給湯装置は、図1および図2に示
すように、給水路1を通して供給される水をバーナ部2
の燃焼により加熱して給湯路3に給湯する給湯用熱交換
器4、暖房戻り路5を通して供給される熱媒体をバーナ
部2の燃焼により加熱して高温暖房往き路6に流出する
流体用熱交換器7、運転を制御する制御手段としての制
御部Hなどから構成されている。
【0024】前記給湯用熱交換器4は、その入口側に水
道管に接続された給水路1が接続され、その出口側に図
外の給湯栓などが接続された給湯路3が接続され、給水
路1を通して供給される水をバーナ部2の燃焼により加
熱して給湯路3に給湯して、一般給湯を行うように構成
されている。
【0025】前記給水路1には、上流側から順に、水フ
ィルター8、給水温度を検出する給水サーミスタ9、給
水量を検出する水量センサ10が設けられ、給水路1か
らの水を給湯用熱交換器4を迂回させて給湯路3に供給
するバイパス路11が設けられ、そのバイパス路11
は、給水路1における水量センサ10よりも下流側を分
岐させて、給湯路3に接続されている。
【0026】前記給湯路3には、上流側から順に、給湯
用熱交換器4からの湯水の温度を検出する給湯サーミス
タ12、給湯用熱交換器4からの湯水とバイパス路11
からの水との混合比を調整するミキシングバルブ13、
ミキシングバルブ13により混合された後の湯水の温度
を検出するミキシングサーミスタ14、給湯路3を通し
て供給される湯水の量を調整する水比例弁15、過圧防
止装置18が設けられている。前記ミキシングバルブ1
3は、バイパス路11と給湯路3との接続部分に設けら
れている。
【0027】前記流体用熱交換器7は、その入口側に入
路としての暖房戻り路5が接続され、その出口側に出路
としての高温暖房往き路6が接続され、暖房戻り路5を
通して供給される熱媒体をバーナ部2の燃焼により加熱
して高温暖房往き路6に流出して、熱消費端末としての
暖房端末Dに熱媒体を供給するように構成されている。
【0028】前記暖房戻り路5には、上流側から順に、
暖房戻りサーミスタ19、補給水タンク20、暖房ポン
プ21が設けられ、高温暖房往き路6における流体用熱
交換器7の近くには、暖房往き高温サーミスタ22が設
けられている。前記暖房戻り路5において、暖房ポンプ
21よりも下流側の部分から、低温型暖房端末D2(例
えば、床暖房装置)に熱媒体を供給する低温暖房往き路
23を分岐させ、その低温暖房往き路23には、暖房往
き低温サーミスタ24が設けられている。また、高温暖
房往き路6の熱媒体を高温型暖房端末D1(例えば、室
内暖房装置)を迂回して暖房戻り路5に供給する暖房バ
イパス路6aが設けられ、その暖房バイパス路6aが、
暖房戻り路5における暖房戻りサーミスタ19よりも上
流側に接続されている。
【0029】前記補給水タンク20には、給水路1にお
ける水フィルター8と給水サーミスタ9との間の箇所か
ら分岐させた補給水路25を接続するとともに、オーバ
ーフロー路26が接続され、補給水路25には、補給水
バルブ27、補給水電磁弁28が設けられている。そし
て、補給水タンク20には、水位の上限を検出する上限
センサ29、水位の下限を検出する下限センサ30が設
けられ、下限センサ30にて補給水タンク20の水位が
下限であることが検出されると、上限センサ29にて補
給水タンク20の水位が上限であることが検出されるま
で、補給水タンク20に補給水路25を通して水を供給
するように、補給水電磁弁28を開閉制御するように構
成されている。
【0030】前記高温暖房往き路6と暖房戻り路5とに
は、高温型暖房端末D1が接続され、低温暖房往き路2
3と暖房戻り路5とには、低温型暖房端末D2が接続さ
れ、熱消費端末が高温型暖房端末D1および低温型暖房
端末D2にて構成されている。そして、暖房ポンプ21
を作動させることにより、補給水タンク20の湯水が暖
房戻り路5を通流し、その一部が流体用熱交換器7を迂
回して低温暖房往き路23を通じて低温型暖房端末D2
に供給され、残部が流体用熱交換器7に流入し、流体用
熱交換器7で加熱された湯水が高温暖房往き路6を通じ
て高温型暖房端末D1に供給され、その高温型暖房端末
D1から戻る湯水も低温型暖房端末D2から戻る湯水も
暖房戻り路5を通じて補給水タンク20に戻されるよう
に構成されている。
【0031】前記バーナ部2は、多段式のガスバーナで
あり、火炎の形成方向を下向きに構成され、給湯用熱交
換器4と流体用熱交換器7とが単一のバーナ部2を共有
し、給湯用熱交換器4および流体用熱交換器7が、バー
ナ部2よりも下方側に配設されている。また、バーナ部
2に燃焼用空気を供給するファン31も設けられ、バー
ナ部2の近傍には、バーナ部2に点火するためのイグナ
イタ32、バーナ部2への着火を検出するフレームロッ
ド33などが設けられている。
【0032】前記バーナ部2について説明を加える。前
記バーナ部2は、図3に示すように、バーナケースBK
内に、空気混合率の小なる濃混合気を燃焼させる濃用炎
口16aを備える複数本の濃燃焼部16と、空気混合率
の大なる淡混合気を燃焼させる淡用炎口17aを備える
複数本の淡燃焼部17とを交互に並設させて構成されて
いる。すなわち、例えば、11本の濃燃焼部16と10
本の淡燃焼部17とが、濃燃焼部16を両端に位置させ
た状態で交互に並設されている。
【0033】そして、詳述はしないが、バーナケースB
Kの上方には、燃焼用空気を供給するためのファン31
が位置され、ファン31の吐出口が、バーナケースBK
の上部に開口されて、バーナケースBKの底部と濃燃焼
部16および淡燃焼部17を収納する箱状枠体の底部と
の間に空気室が形成され、その空気室からバーナ部2の
全体にわたって燃焼用空気が供給されるように構成され
ている。
【0034】前記バーナ部2は、燃焼させる燃焼部の数
を複数段に切り換え、かつ、燃焼させる燃焼部への燃料
供給量を調整可能に構成されている。説明を加えると、
図1、図4および図5に示すように、バーナ部2への燃
料供給路34が4つの分岐路34a,34b,34c,
34dに分岐され、それぞれの分岐路34a,34b,
34c,34dに燃料ガスの供給を断続する電磁操作式
の切換弁35a,35b,35c,35dが設けられ、
これら切換弁35の切り換えによって燃焼させる燃焼部
の数が複数段に切り換え可能に構成されている。そし
て、この分岐箇所よりも上流側の燃料供給路34には、
バ−ナ部2への燃料供給量を変更調節自在な電磁操作式
のガス比例弁36、燃料供給を断続する電磁操作式の元
ガス電磁弁37などが設けられ、切換弁35とガス比例
弁36とが、燃料供給状態調節手段として作用する。
【0035】前記濃燃焼部16への濃用導入口16b
と、淡燃焼部17への淡用導入口17bとが上下2段に
なるように、濃燃焼部16および淡燃焼部17が配設さ
れ、かつ、濃用導入口16bに燃料ガスを吹き込む濃用
ノズル38aと、淡用導入口17bに燃料ガスを吹き込
む淡用ノズル38bを備えたガスヘッダ39が設けられ
ている。そして、濃用ノズル38aからの燃料ガスの吹
き込みとファン31による燃焼用空気の押し込み作用に
より、燃料ガスと燃焼用空気とを所定の割合で供給し、
燃料ガスと燃焼用空気とを混合して濃混合気を生成し、
その濃混合気を濃用炎口16aから吐出させて燃焼させ
るとともに、淡用ノズル38bからの燃料ガスの吹き込
みとファン31による燃焼用空気の押し込み作用によ
り、燃料ガスと燃焼用空気とを所定の割合で供給し、燃
料ガスと燃焼用空気とを混合して淡混合気を生成し、そ
の淡混合気を淡用炎口17aから吐出させて燃焼させる
ように構成されている
【0036】また、ガスヘッダ39は、隔壁によって、
燃料ガスを供給する供給室40を複数の部屋に分割する
ように構成されている。具体的には、濃燃焼部16に燃
料ガスを供給する部屋を、第1室40a、第2室40b
の2部屋に分割し、淡燃焼部17に燃料ガスを供給する
部屋を、第3室40c、第4室40dの2部屋に分割
し、合計4つの部屋に分割されている。そして、4つの
部屋の夫々にひとつの分岐路が接続される状態で、分岐
路34a,34b,34c,34dがガスヘッダ39に
接続され、切換弁35の切り換えによって、燃焼させる
燃焼部の数を3段に切り換えるようにしている。
【0037】説明を加えると、切換弁35a,35b,
35c,35dのすべてを開弁させて、第1室40a〜
第4室40dのすべてに燃料ガスを供給し、11本の濃
燃焼部16と10本の淡燃焼部17を燃焼させる状態
と、切換弁35a,35cを閉弁させかつ切換弁35
b,35dを開弁させて、第2室40bおよび第4室4
0dのみ燃料ガスを供給し、5本の濃燃焼部16と4本
の淡燃焼部17を燃焼させる状態と、切換弁35a,3
5bを閉弁させかつ切換弁35c,35dを開弁させ
て、第3室40cおよび第4室40dのみに燃料ガスを
供給し、11本の濃燃焼部16を燃焼させる状態の3つ
の状態に切り換え自在に構成されている。なお、濃燃焼
部16と淡燃焼部17を燃焼させる濃淡燃焼の燃焼形態
をとるときには、常に、両端部に位置する燃焼部は濃燃
焼部16となるようにしている。
【0038】前記給湯用熱交換器4は、バーナ部2の燃
焼排ガスの顕熱を回収する給湯用顕熱熱交換部4aと、
その給湯用顕熱熱交換部4aよりもバーナ部2の燃焼排
ガスの流動方向の下流側に配設され、バーナ部2の燃焼
排ガスの潜熱を回収する給湯用潜熱熱交換部4bとを備
えて構成されている。前記流体用熱交換器7は、バーナ
部2の燃焼排ガスの顕熱を回収する流体用顕熱熱交換部
としての流体用顕熱熱交換部7aと、その流体用顕熱熱
交換部7aよりもバーナ部2の燃焼排ガスの流動方向の
下流側に配設され、バーナ部2の燃焼排ガスの潜熱を回
収する流体用潜熱熱交換部としての流体用潜熱熱交換部
7bとを備えて構成されている。
【0039】また、給湯用潜熱熱交換部4bおよび流体
用潜熱熱交換部7bの下方側には、給湯用潜熱熱交換部
4bおよび流体用潜熱熱交換部7bから落下する凝縮
水、すなわちドレンを回収するドレン回収路53が設け
られ、そのドレン回収路53にて回収されたドレンを中
和装置54に供給して、ドレンを中和したのち、排出す
るように構成されている。なお、中和装置54として
は、例えば、MgやZnなどのイオン化傾向の大きい金
属により中和するものなど、各種の中和装置が適応可能
である。
【0040】前記給湯用顕熱熱交換部4aと流体用顕熱
熱交換部7aとが、ひとつの顕熱熱交換器Kとして一体
的に形成されている。説明を加えると、顕熱熱交換器K
は、図2、図8の(イ)および図9の(イ)に示すよう
に、給水路1からの水を通過させる給湯用伝熱管41
と、高温型暖房端末D1などからの熱媒体を通過させる
流体用伝熱管42とが設けられ、給湯用伝熱管41の外
周部の一部と流体用伝熱管42の外周部の一部を接触さ
せたものと、給湯用伝熱管41のみのものとを上下に並
べる状態で、その長手方向に複数の顕熱用伝熱フィン4
3を貫通するように設けられている。
【0041】前記給湯用潜熱熱交換部4bと流体用潜熱
熱交換部7bとも、ひとつの潜熱熱交換器Nとして一体
的に形成されている。説明を加えると、潜熱熱交換器N
は、図2、図8の(ロ)および図9の(ロ)に示すよう
に、給水路1からの水を通過させる給湯用伝熱管44
と、高温型暖房端末D1などからの熱媒体を通過させる
流体用伝熱管45とが設けられ、給湯用伝熱管44の外
周部の一部と流体用伝熱管45の外周部の一部を接触さ
せた状態で伝熱カバー47を外嵌させ、その伝熱カバー
47が外嵌されたものと、給湯用伝熱管44のみを伝熱
カバー47にて外嵌されたものとを上下に並べる状態
で、その長手方向に複数の潜熱用伝熱フィン46を貫通
するように設けられている。
【0042】そして、顕熱熱交換器Kおよび潜熱熱交換
器Nともに、両端部には給湯用伝熱管41,44どうし
を接続したり、流体用伝熱管42,45どうしを接続す
るU字管48が設けられ、給水路1からの水および高温
型暖房端末D1などからの熱媒体が、顕熱熱交換器Kお
よび潜熱熱交換器Nを蛇行状に通流するように構成され
ている。
【0043】前記制御部Hに対して各種の指令を行う台
所リモコン49が設けられ、図10に示すように、制御
部Hは、台所リモコン49の指令に基づいて、バーナ動
作部B、給湯動作部X、暖房動作部Zを制御して、一般
給湯運転、暖房運転などの各種の運転を実行するように
構成されている。
【0044】ちなみに、バーナ動作部Bは、ファン3
1、切換弁35、ガス比例弁36、元ガス電磁弁37、
イグナイタ32、フレームロッド33などから構成さ
れ、給湯動作部Xは、給水サーミスタ9、水量センサ1
0、給湯サーミスタ12、ミキシングバルブ13、ミキ
シングサーミスタ14などから構成されている。また、
暖房動作部Zは、暖房戻りサーミスタ19、暖房ポンプ
21、暖房往き高温サーミスタ22、暖房往き低温サー
ミスタ24などから構成されている。
【0045】前記台所リモコン49には、一般給湯運転
を実行可能な状態に指令する運転スイッチ50、給湯設
定温度を設定する給湯温度設定部51、暖房運転を指令
する暖房スイッチ52などが設けられている。
【0046】前記制御部Hの各種の運転における動作に
ついて説明する。前記一般給湯運転は、台所リモコン4
9の運転スイッチ50がON操作されている状態で、給
湯栓などの開操作に伴って水量センサ10による検出水
量が所定量以上になると、ファン31を駆動した後、切
換弁35を適宜切替えて元ガス電磁弁37を開弁して、
ガス比例弁36の開度を調整してイグナイタ32により
バ−ナ部2に点火する。そして、バーナ部2に着火され
ると、給湯温度設定部51による給湯設定温度、給水サ
ーミスタ9による検出水温、水量センサ10による検出
水量などに基づいて、切換弁35が切替えられるととも
に、ガス比例弁36の開度が調整され、かつ、ミキシン
グバルブ13の開度も調整されて給湯温度が給湯設定温
度になるように、いわゆるフィードフォワード制御が実
行され、給湯用熱交換器4にて加熱された湯水とバイパ
ス路11からの水とを混合して、給湯路3を通して給湯
設定温度の湯水を給湯するようにしている。
【0047】また、このフィードフォワード制御ととも
に、給湯温度設定部51による給湯設定温度とミキシン
グサーミスタ14による検出湯温との偏差に基づいて、
ガス比例弁36の開度を微調整する、いわゆるフィード
バック制御が実行されて、台所リモコン49の給湯設定
温度の湯を給湯栓に供給する。そして、給湯栓の閉操作
に伴って、水量センサ10が所定量の通水を検出しなく
なると、元ガス電磁弁37とガス比例弁36を閉弁して
バーナ部2の燃焼を停止し、一定時間経過後にファン4
8も停止して一般給湯運転を終了する。
【0048】前記暖房運転は、高温型暖房端末D1に暖
房用熱媒体を循環供給する高温暖房運転と、低温型暖房
端末D2に暖房用熱媒体を循環供給する低温暖房運転と
がある。そして、高温暖房運転は、暖房リモコンによる
運転指令があったり、台所リモコン49の暖房スイッチ
52がON操作されると、暖房ポンプ21を作動させ、
バーナ部2に点火して、高温型暖房端末D1の負荷に応
じて、バーナ部2の燃焼状態を比例制御したり、ON/
OFF制御するようにしている。すなわち、比例制御
は、暖房往き高温サーミスタ22の検出温度に基づい
て、切換弁35を適宜切り換え、ガス比例弁36の開度
を調整して、バーナ部2の燃焼量を調整し、ON/OF
F制御は、バーナ部2を最小燃焼量で燃焼させる状態と
バーナ部2の燃焼を停止させる状態とに切り換えてい
る。
【0049】また、低温暖房運転は、暖房リモコンによ
る運転指令があると、暖房ポンプ21を作動させ、バー
ナ部2に点火して、低温型暖房端末D2の負荷に応じ
て、バーナ部2の燃焼状態を比例制御したり、ON/O
FF制御するようにしている。すなわち、比例制御は、
暖房往き低温サーミスタ24の検出温度に基づいて、切
換弁35を適宜切り換え、ガス比例弁36の開度を調整
して、バーナ部2の燃焼量を調整し、ON/OFF制御
は、バーナ部2を最小燃焼量で燃焼させる状態とバーナ
部2の燃焼を停止させる状態とに切り換えている。
【0050】前記一般給湯運転および暖房運転における
バーナ部2の燃焼状態の制御について説明を加える。前
記一般給湯運転では、制御部Hが、台所リモコン49の
給湯温度設定部51による給湯設定温度、給水サーミス
タ9による検出水温、水量センサ10による検出水量な
どに基づいて、目標燃料供給量を求め、図6に示すよう
に、その目標燃料供給量に応じて、バーナ部2における
燃焼させる燃焼部の数が、能力大、能力中、能力小の3
段階に切り換えるとともに、予め設定されている目標燃
料供給量とファン31の回転速度との関係から、その目
標燃料供給量に対応する回転速度になるように、ファン
31の回転速度を制御するように構成されている。
【0051】そして、制御部Hは、図7の(イ)の表に
示すように、能力大のときには、切換弁35a〜35d
をすべて開弁させて、11本の濃燃焼部16と10本の
淡燃焼部17を燃焼させ、目標燃料供給量になるように
ガス比例弁36の開度を調整して、濃淡燃焼状態にてバ
ーナ部2を燃焼させ、能力中のときには、切換弁35
a,35cを閉弁しかつ切換弁35b,35dを開弁さ
せて、5本の濃燃焼部16と4本の淡燃焼部17を燃焼
させ、目標燃料供給量になるようにガス比例弁36の開
度を調整して、濃淡燃焼状態にてバーナ部2を燃焼させ
るように構成されている。また、制御部Hは、能力小の
ときには、切換弁35a,35bを閉弁しかつ切換弁3
5c,35dを開弁させて、11本の濃燃焼部16を燃
焼させ、目標燃料供給量になるようにガス比例弁36の
開度を調整して、濃単独燃焼状態にてバーナ部2を燃焼
させるように構成されている。
【0052】また、暖房運転においても、暖房端末Dの
負荷に応じて、バーナ部2の燃焼状態を比例制御すると
きには、一般給湯運転と同様に、制御部Hが、暖房往き
高温サーミスタ22の検出温度または暖房往き低温サー
ミスタ24の検出温度に基づいて、目標燃料供給量を求
める。そして、目標燃料供給量に応じて、バーナ部2に
おける燃焼させる燃焼部の数を、能力大、能力中、能力
小の3段階に切り換えるとともに、予め設定されている
目標燃料供給量とファン31の回転速度との関係から、
その目標燃料供給量に対応する回転速度になるように、
ファン31の回転速度を制御し、能力大および能力中に
おいては、濃淡燃焼状態にてバーナ部2を燃焼させ、能
力小においては、濃単独燃焼状態にてバーナ部2を燃焼
させるように構成されている。
【0053】このようにして、最小段の能力小において
は、燃焼する領域をバーナ部の全体にわたって均一に存
在させる濃単独燃焼という燃焼形態をとり、最小段以外
の段の能力大および能力中においては、いずれもNOx
の発生を抑制することが可能な濃淡燃焼という燃焼形態
をとるように構成されている。したがって、最小段にお
いては、燃焼する領域をバーナ部の全体にわたって均一
に存在させて、燃焼させない燃焼部から流動する燃焼用
空気による冷却を防止し、熱効率の低下を防止し、最小
段以外の段においては、濃淡燃焼させてNOxの発生を
抑制することが可能となる。また、最小段においては、
燃焼させる燃焼部の数も少なく、NOxの発生量も少な
いので、濃単独燃焼という燃焼形態をとっても、燃焼装
置全体からみれば低NOxを実現できることとなるの
で、熱効率の向上を図りながら、低NOx化を実現する
ことができることになる。
【0054】〔第2実施形態〕この第2実施形態は、上
記第1実施形態におけるバーナ部2の構成および燃焼状
態の制御についての別実施形態を示すものであり、図面
に基づいて説明する。なお、その他の構成については、
上記第1実施形態と同様であるので、同符号を記すなど
によって、その詳細な説明は省略する。
【0055】前記バーナ部2は、上記第1実施形態と同
様に、バーナケースBK内に、空気混合率の小なる濃混
合気を燃焼させる濃用炎口16aを備える複数本の濃燃
焼部16と、空気混合率の大なる淡混合気を燃焼させる
淡用炎口17aを備える複数本の淡燃焼部17とを交互
に並設させて構成されている。すなわち、例えば、11
本の濃燃焼部16と10本の淡燃焼部17とが、濃燃焼
部16を両端に位置させた状態で交互に並設されてい
る。
【0056】前記バーナ部2は、燃焼させる燃焼部の数
を複数段に切り換え、かつ、燃焼させる燃焼部への燃料
供給量を調整可能に構成されている。説明を加えると、
図11に示すように、バーナ部2への燃料供給路34が
6つの分岐路34e,34f,34g,34h,34
i,34jに分岐され、それぞれの分岐路34e,34
f,34g,34h,34i,34jに燃料ガスの供給
を断続する電磁操作式の切換弁35e,35f,35
g,35h,35i,35jが設けられ、これら切換弁
35の切り換えによって燃焼させる燃焼部の数が複数段
に切り換え可能に構成されている。そして、この分岐箇
所よりも上流側の燃料供給路34には、バ−ナ部2への
燃料供給量を変更調節自在な電磁操作式のガス比例弁3
6、燃料供給を断続する電磁操作式の元ガス電磁弁37
などが設けられ、切換弁35とガス比例弁36とが、燃
料供給状態調節手段として作用する。
【0057】前記濃燃焼部16への濃用導入口16b
と、淡燃焼部17への淡用導入口17bとが上下2段に
なるように、濃燃焼部16および淡燃焼部17が配設さ
れ、かつ、濃用導入口16bに燃料ガスを吹き込む濃用
ノズル38aと、淡用導入口17bに燃料ガスを吹き込
む淡用ノズル38bを備えたガスヘッダ39aが設けら
れている。そして、ガスヘッダ39aは、隔壁によっ
て、燃料ガスを供給する供給室40を複数の部屋に分割
するように構成されている。具体的には、濃燃焼部16
に燃料ガスを供給する部屋を、第1室40e、第2室4
0f、第3室gの3部屋に分割し、淡燃焼部17に燃料
ガスを供給する部屋を、第4室40h、第5室40i、
第6室40jの3部屋に分割し、合計6つの部屋に分割
されている。また、6つの部屋の夫々にひとつの分岐路
が接続される状態で、分岐路34e,34f,34g,
34h,34i,34jがガスヘッダ39aに接続さ
れ、切換弁35の切り換えによって、燃焼させる燃焼部
の数を4段に切り換えるようにしている。
【0058】説明を加えると、切換弁35e,35f,
35g,35h,35i,35jのすべてを開弁させ
て、第1室40e〜第6室40jに燃料ガスを供給し、
11本の濃燃焼部16と10本の淡燃焼部17を燃焼さ
せる状態と、切換弁35g,35jを閉弁させかつ切換
弁35e,35f,35h,35jを開弁させて、第1
室40e、第2室40f、第4室h、第5室iのみに燃
料ガスを供給し、6本の濃燃焼部16と5本の淡燃焼部
17を燃焼させる状態と、切換弁35e,35g,35
h,35jを閉弁させかつ切換弁35f,35iを開弁
させて、第2室40fおよび第5室40iのみに燃料ガ
スを供給し、3本の濃燃焼部16と2本の濃燃焼部17
を燃焼させる状態と、切換弁35e,35f,35gを
閉弁させかつ切換弁35h,35i,35jを開弁させ
て、11本の濃燃焼部16を燃焼させる状態の4つの状
態に切り換え自在に構成されている。
【0059】前記制御部Hは、上記第1実施形態と同様
に、一般給湯運転および暖房運転を実行するように構成
され、その一般給湯運転および暖房運転におけるバーナ
部2の燃焼状態の制御について説明する。前記制御部H
は、一般給湯運転では、隣合う濃燃焼部16と淡燃焼部
17をひとつの組として、それら複数の組のうちの一部
またはすべてを燃焼させる濃淡燃焼状態にてバーナ部2
を燃焼させる濃淡燃焼処理を実行するように構成されて
いる。また、制御部Hは、暖房運転では、濃燃焼部16
および淡燃焼部17のうち、すべての濃燃焼部16を燃
焼させる濃単独燃焼状態にてバーナ部2を燃焼させる濃
単独燃焼処理を実行するように構成されている。
【0060】説明を加えると、一般給湯運転では、台所
リモコン49の給湯設定温度、給水サーミスタ9による
検出水温、水量センサ10による検出水量などに基づい
て、目標燃料供給量を求め、図6に示すように、その目
標燃料供給量に応じて、バーナ部2における燃焼させる
燃焼部の数が、能力大、能力中、能力小の3段階に切り
換えるとともに、予め設定されている目標燃料供給量と
ファン31の回転速度との関係から、その目標燃料供給
量に対応する回転速度になるように、ファン31の回転
速度を制御するように構成されている。
【0061】そして、制御部Hは、図7の(ロ)の表に
示すように、能力大のときには、切換弁35e〜35j
をすべて開弁させて、11本の濃燃焼部16と10本の
淡燃焼部17を燃焼させ、目標燃料供給量になるように
ガス比例弁36の開度を調整し、能力中のときには、切
換弁35g,35jを閉弁させかつ切換弁35e,35
f,35h,35jを開弁させて、6本の濃燃焼部16
と5本の淡燃焼部17を燃焼させ、目標燃料供給量にな
るようにガス比例弁36の開度を調整するようにしてい
る。また、能力小のときには、切換弁35e,35g,
35h,35jを閉弁させかつ切換弁35f,35iを
開弁させて、3本の濃燃焼部16と2本の濃燃焼部17
を燃焼させ、目標燃料供給量になるようにガス比例弁3
6の開度を調整するようにしている。
【0062】前記暖房運転では、暖房端末Dの負荷に応
じて、バーナ部2の燃焼状態を比例制御したり、ON/
OFF制御するようにしている。そして、比例制御は、
切換弁35e,35f,35gを閉弁させかつ切換弁3
5h,35i,35jを開弁させて、11本の濃燃焼部
16を燃焼させ、目標燃料供給量になるようにガス比例
弁36の開度を調整するとともに、図6中の能力小で示
されたライン上で、その目標燃料供給量に対応する回転
速度になるように、ファン31の回転速度を制御するよ
うに構成されている。なお、目標燃料供給量について
は、高温暖房運転においては、暖房往き高温サーミスタ
22の検出温度に基づいて求め、低温暖房運転において
は、暖房往き低温サーミスタ24の検出温度に基づいて
求めるようにしている。また、ON/OFF制御は、バ
ーナ部2を11本の濃燃焼部16を燃焼させた状態での
最小燃焼量で燃焼させる状態とバーナ部2の燃焼を停止
させる状態とに切り換えている。
【0063】このようにして、暖房端末Dに熱媒体を供
給するときには、燃焼する領域をバーナ部2全体にわた
って均一に存在させて、低NOxよりも熱効率の向上を
優先させて、熱効率の向上を図り、給湯するときには、
熱効率の向上よりも低NOxを優先させて、低NOxを
図るようにしている。そして、熱効率に関しては、熱交
換器に供給される流体の温度が低いほど高くなるので、
給水路1を通して供給される水の温度と、暖房戻り路5
を通して供給される熱媒体の温度との関係から、給湯す
るときの方が、暖房端末Dに熱媒体を供給するときより
も熱効率が高いことになる。
【0064】したがって、給湯するときの方が、暖房端
末Dに熱媒体を供給するときよりも熱効率が高いので、
もともと高い熱効率よりも低NOxを優先し、熱効率の
低い暖房端末Dに熱媒体を供給するときには、低NOよ
りもその低い熱効率を向上することを優先することによ
って、装置全体からみると、熱効率の向上を図りなが
ら、低NOx化を実現できることになる。
【0065】〔別実施形態〕 (1)上記第1実施形態では、給湯用熱交換器4と流体
用熱交換器7とを備える構成を示したが、給湯用熱交換
器4のみを備える構成にて実施することも可能である。
【0066】(2)上記第1および第2実施形態では、
流体用熱交換器7が、暖房戻り路5を通して供給される
熱媒体を加熱し、その加熱された熱媒体を高温暖房往き
路6に供給するように構成して、暖房端末Dに熱媒体を
供給する例を示したが、例えば、流体用熱交換器7が、
浴槽に接続された風呂戻り路を通して供給される浴槽湯
水を加熱し、その加熱された浴槽湯水を浴槽に接続され
た風呂往き路に供給するように構成して、浴槽湯水の追
焚を行うように構成して実施することも可能でありる。
【0067】(3)上記第1および第2実施形態では、
バーナ部2の火炎の形成方向を下向きに構成するように
したが、バーナ部2の火炎の形成方向を上向きに構成し
て実施することも可能である。この場合には、顕熱熱交
換部Kが下方側に位置され、その上方側に潜熱熱交換部
Nが位置されることになり、上記第1実施形態における
顕熱熱交換部Kと潜熱熱交換部Nとの配設位置が上下反
転するように構成する。
【0068】(4)上記第1および第2実施形態では、
流体用熱交換器7が、加熱対象流体として、ひとつの流
体を加熱するように構成されているが、例えば、流体用
熱交換器7が、暖房端末Dに供給する熱媒体と浴槽湯水
とを加熱するように構成して、流体用熱交換器7が複数
の流体を加熱するように構成して実施することも可能で
ある。
【0069】(5)上記第1および第2実施形態では、
給湯用熱交換器4が、給湯用顕熱熱交換部4aと給湯用
潜熱熱交換部4bとを備えて構成され、流体用熱交換器
7が、流体用顕熱熱交換部7aと流体用潜熱熱交換部7
bとを備えて、給湯用熱交換器4および流体用熱交換器
7ともに、バーナ部2の燃焼排ガスの顕熱および潜熱を
回収するように構成した例を示したが、必ずしも、給湯
用熱交換器4および流体用熱交換器7ともに、バーナ部
2の燃焼排ガスの顕熱および潜熱を回収しなくてもよ
い。例えば、給湯用熱交換器4および流体用熱交換器7
ともに、バーナ部2の燃焼排ガスの顕熱のみを回収した
り、給湯用熱交換器4および流体用熱交換器7のうち、
一方がバーナ部2の燃焼排ガスの顕熱および潜熱を回収
し、他方が、バーナ部2の燃焼排ガスの顕熱のみを回収
するように構成して実施することも可能である。
【0070】(6)上記第1および第2実施形態では、
顕熱熱交換器Kおよび潜熱熱交換器Nとして、給湯用伝
熱管41,44と流体用伝熱管42,45とを接触させ
る状態で、給湯用顕熱熱交換部4aと流体用顕熱熱交換
部7aまたは給湯用潜熱熱交換部4bと流体用潜熱熱交
換部7bを一体的に形成するように構成されているが、
例えば、給湯用伝熱管41,44の外周部の一部と流体
用伝熱管42,45の内周部の一部とを接触させる状態
で、給湯用伝熱管41,44を内側、流体用伝熱管4
2,45を外側とした二重管構造を用いて、一体的に形
成することも可能であり、その他各種の構造を用いて一
体的に形成することが可能である。
【0071】(7)上記第1および第2実施形態では、
給水路1を通して供給される水を給湯用熱交換器4を迂
回して給湯路3に供給するバイパス路11が設けられ、
給湯用熱交換器4にて加熱された湯水とバイパス路11
からの水とを混合して、給湯路3を通して湯水を供給す
るように構成されているが、バイパス路11を設けず
に、給水路1を通して供給される水の全量を給湯用熱交
換器4に供給するように構成して実施することも可能で
ある。
【0072】(8)上記第1実施形態では、本発明にか
かる燃焼装置を給湯装置に適応した例を示したが、暖房
装置などの各種の装置に適応することが可能である。
【0073】(9)上記第2実施形態では、本発明にか
かる給湯装置として、給湯と暖房が可能な給湯装置を例
示したが、給湯と風呂追焚が可能な給湯装置など、その
他各種の給湯装置に適応可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】給湯装置の全体概略構成図
【図2】バーナ部および熱交換器の斜視図
【図3】バーナ部の斜視図
【図4】バーナ部の縦断側面図
【図5】第1実施形態におけるバーナ部への燃料供給状
態を示す図
【図6】目標燃料供給量とファン回転速度との関係を示
す図
【図7】切換弁の開閉状態を示す表
【図8】顕熱熱交換器および潜熱熱交換器を示す図
【図9】潜熱熱交換器および潜熱熱交換器の要部を示す
【図10】制御ブロック図
【図11】第2実施形態におけるバーナ部への燃料供給
状態を示す図
【符号の説明】
1 給水路 2 バーナ部 3 給湯路 4 給湯用熱交換器 4a 給湯用顕熱熱交換部 4b 給湯用潜熱熱交換部 5 入路 6 出路 7 流体用熱交換器 7a 流体用顕熱熱交換部 7b 流体用潜熱熱交換部 16 濃燃焼部 16a 濃用炎口 17 淡燃焼部 17a 淡用炎口 35,36 燃料供給量調整手段 H 制御手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 濃混合気を燃焼するための濃用炎口を備
    える複数個の濃燃焼部と、淡混合気を燃焼するための淡
    用炎口を備える複数個の淡燃焼部とを交互に並設させた
    バーナ部が設けられ、 前記濃燃焼部および前記淡燃焼部のうち、燃焼させる燃
    焼部の数を複数段に切り換え、かつ、燃焼させる燃焼部
    への燃料供給量を調整する燃料供給量調整手段が設けら
    れ、 前記バーナ部の燃焼状態を制御する制御手段が設けられ
    ている燃焼装置であって、 前記制御手段が、前記濃燃焼部および前記淡燃焼部のう
    ち、燃焼させる燃焼部の数を最小段に切り換えるときに
    は、前記濃燃焼部および前記淡燃焼部のうち、すべての
    濃燃焼部を燃焼させ、前記最小段以外の段に切り換える
    ときには、隣合う濃燃焼部と淡燃焼部をひとつの組とし
    て、それら複数の組のうちの一部またはすべてを燃焼さ
    せるように構成されている燃焼装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の燃焼装置を備えた給湯
    装置であって、 給水路を通して供給される水を前記バーナ部の燃焼によ
    り加熱して給湯路に給湯する給湯用熱交換器と、入路を
    通して供給される加熱対象流体を前記バーナ部の燃焼に
    より加熱して出路に流出する流体用熱交換器とが設けら
    れている給湯装置。
  3. 【請求項3】 給水路を通して供給される水をバーナ部
    の燃焼により加熱して給湯路に給湯する給湯用熱交換器
    と、入路を通して供給される加熱対象流体を前記バーナ
    部の燃焼により加熱して出路に流出する流体用熱交換器
    とが設けられ、 前記バーナ部の燃焼状態を制御する制御手段が設けられ
    ている給湯装置であって、 前記バーナ部が、濃混合気を燃焼するための濃用炎口を
    備える複数個の濃燃焼部と、淡混合気を燃焼するための
    淡用炎口を備える複数個の淡燃焼部とを交互に並設させ
    て構成され、 前記制御手段が、前記給水路を通して供給される水を加
    熱して前記給湯路に給湯するときには、隣合う濃燃焼部
    と淡燃焼部をひとつの組として、それら複数の組のうち
    の一部またはすべてを燃焼させる濃淡燃焼状態にて前記
    バーナ部を燃焼させる濃淡燃焼処理を実行し、前記入路
    を通して供給される加熱対象流体を加熱して前記出路に
    流出するときには、前記濃燃焼部および前記淡燃焼部の
    うち、すべての濃燃焼部を燃焼させる濃単独燃焼状態に
    て前記バーナ部を燃焼させる濃単独燃焼処理を実行する
    ように構成されている給湯装置。
  4. 【請求項4】 前記給湯用熱交換器が、前記バーナ部の
    燃焼排ガスの顕熱を回収する給湯用顕熱熱交換部と、そ
    の給湯用顕熱熱交換部よりも前記バーナ部の燃焼排ガス
    の流動方向の下流側に配設され、前記バーナ部の燃焼排
    ガスの潜熱を回収する給湯用潜熱熱交換部とを備えて構
    成され、 前記流体用熱交換器が、前記バーナ部の燃焼排ガスの顕
    熱を回収する流体用顕熱熱交換部と、その流体用顕熱熱
    交換部よりも前記バーナ部の燃焼排ガスの流動方向の下
    流側に配設され、前記バーナ部の燃焼排ガスの潜熱を回
    収する流体用潜熱熱交換部とを備えて構成されている請
    求項2または3に記載の給湯装置。
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