JP2004125266A - 燃焼装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】一部の燃焼面だけを燃焼させる運転状態においても高い熱効率を得ることのできる燃焼装置を提供する。
【解決手段】複数の燃焼面21〜23を有するバーナ20と、バーナへの給排気を行う燃焼ファン12と、バーナの排気側近傍に配置された受熱管32であって流体の通過経路33〜35を複数有するものと、通過経路を開閉する電磁弁37,38と、これら電磁弁を制御することで、加熱対象の流体を流す1または2以上の通過経路をバーナの燃焼箇所に応じて選択する経路選択部102とを有する。非燃焼中の燃焼面に相対する通過経路に流体を流さなくすることで、当該部分での燃焼ファンからの送風による放熱を防止する。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃焼箇所を切換可能なバーナと、バーナへの給排気を行う燃焼ファンと、バーナの排気側近傍に配置された受熱管とを有する燃焼装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、大型の給湯器などでは、器具の最小燃焼から最大燃焼までをカバーするバーナのターンダウンレシオ(TDR)を確保することができないので、バーナを複数の燃焼面に分けて構成し、燃焼させる燃焼面の数や、燃焼面に大小がある場合にはそれらの組み合わせ方を切り替えることで、器具の最小燃焼から最大燃焼までをカバーするようになっている(たとえば、特許文献1参照。)。
【0003】
図7は、このような給湯器400の構成の一例を模式的に示したものである。この給湯器は、燃焼室401に大中小の3つの燃焼面を有するバーナ410と、その上方に配置された熱交換器420と、燃焼室401の下方から上方へ向けて空気を送風する燃焼ファン430を有している。熱交換器420は、多数のフィン421と受熱管422とから構成されている。受熱管422は、1本の管路が熱交換器420の両端で何度も折り返されて、すべての燃焼面の上を経由するように形成されている。
【0004】
この給湯器では、4.7号までの能力で運転する場合は燃焼面(小)だけを燃焼させ、4.7号から8.7号の間の能力で運転する場合は燃焼面(小)と燃焼面(中)とを燃焼させ、8.7号から13.2号までの間の能力で運転する場合は燃焼面(小)と燃焼面(大)とを燃焼させ、13.2号から最大能力である16号の間で運転する場合は、すべての燃焼面を燃焼させるようになっている。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−94243号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の給湯器では、一部の燃焼面だけを燃焼させているときでも、受熱管を通る給水はすべての燃焼面の上を経由するので、燃焼していない燃焼面の上を通る部分では、燃焼ファンからの送風によって受熱管から放熱が生じていた。このため、一部の燃焼面だけを燃焼させる運転状態における熱効率を充分に高めることができなかった。
【0007】
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、一部の燃焼面だけを燃焼させる運転状態においても高い熱効率を得ることのできる燃焼装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]燃焼箇所を切換可能なバーナ(20)と、前記バーナ(20)への給排気を行う燃焼ファン(12)と、前記バーナ(20)の排気側近傍に配置された受熱管(32)とを有する燃焼装置において、
前記受熱管(32)は、流体の通過経路(33〜35)を複数有し、
前記複数の通過経路(33〜35)の中で流体を通過させる1または2以上のものを前記バーナ(20)の燃焼箇所に応じて選択する経路選択手段(37、38、102)を有する
ことを特徴とする燃焼装置。
【0009】
[2]前記受熱管(32)は、前記バーナ(20)において燃焼箇所の切換単位となる領域(21〜23)毎にその領域(21〜23)に相対する前記通過経路(33〜35)を有し、
前記経路選択手段(37、38、102)は、バーナ(20)の燃焼箇所に相対する通過経路(33〜35)のみを選択する
ことを特徴とする[1]に記載の燃焼装置。
【0010】
[3]前記バーナ(20)の一部箇所の燃焼を停止させてから所定時間の経過後に、前記一部箇所に相対する通過経路(33〜35)を、流体の通過する経路として選択された状態から非選択状態に切り換える
ことを特徴とする[1]または[2]に記載の燃焼装置。
【0011】
[4]前記受熱管(32)を迂回するバイパス管(43)と、前記バイパス管(43)を流れる流体の流量を制御する流量制御弁(44)とを設け、
前記バイパス管(43)からの流体と前記受熱管(32)からの流体とが前記受熱管(32)の出側で合流した後の流体の温度が目標温度になるように前記流量制御弁(44)を制御する
ことを特徴とする[1]、[2]または[3]に記載の燃焼装置。
【0012】
[5]前記バーナ(20)は、細長い単位バーナ(20a)を複数本並列配置したものであり、
前記受熱管(32)の通過経路(33〜35)はそれぞれ、前記単位バーナ(20a)の長手方向に沿って延びるように配置されている
ことを特徴とする[1]、[2]、[3]または[4]に記載の燃焼装置。
【0013】
[6]燃焼箇所を切換可能なバーナ(20)と、前記バーナへの給排気を行う燃焼ファン(12)と、前記バーナの排気側近傍に配置された受熱管とを有する燃焼装置において、
前記バーナ(20)の一部箇所を燃焼させるとき、前記バーナ(20)の非燃焼箇所に相対する受熱管の部分が燃焼箇所に相対する部分よりも前記受熱管を流れる流体の流れで上流になるようにした
ことを特徴とする燃焼装置。
【0014】
次に、前記各項に記載された発明の作用について説明する。
[1]に記載の発明では、バーナ(20)の排気側近傍に配置された受熱管(32)は、流体の通過経路(33〜35)を複数有しており、経路選択手段(37、38、102)は、これら複数の通過経路(33〜35)の中で流体を通過させる1または2以上のものを、バーナ(20)の燃焼箇所に応じて選択する。
【0015】
すなわち、経路選択手段(37、38、102)は、受熱管(32)を構成する複数の通過経路(33〜35)のうち、バーナ(20)の燃焼箇所に相対する部分ものを、あるいは相対する部分の多いものを、流体の通る経路として選択する。その結果、バーナ(20)の非燃焼箇所に相対する通過経路(33〜35)には流体が流れなくなり、当該部分での放熱が少なくなって熱効率が向上する。
【0016】
バーナ(20)の燃焼箇所と選択された通過経路(33〜35)とは、必ずしも同一寸法で相対する必要はなく、燃焼箇所よりも通過経路(33〜35)がある程度広がっていても、またその逆であってもかまわない。なお、通過経路(33〜35)は、燃焼箇所に切換によって、燃焼箇所に相対する部分の多い通過経路と非燃焼箇所に相対する部分の少ない通過経路とが生じるように設定されればよく、必ずしも燃焼箇所の切換単位となる領域にちょうど相対するように通過経路を設けなくてもよい。
【0017】
[2]に記載の発明では、受熱管(32)は、バーナ(20)において燃焼箇所の切換単位となる領域(21〜23)毎にその領域(21〜23)に相対する通過経路(33〜35)を有し、経路選択手段(37、38、102)は、バーナ(20)の燃焼箇所に相対する通過経路(33〜35)のみを選択する。たとえば、バーナ(20)が3つの燃焼面A〜Cを有する場合、燃焼面Aに相対する通過経路aと、燃焼面Bに相対する通過経路bと、燃焼面Cに相対する通過経路cを設ける。そして、燃焼面Aだけを燃焼している場合には、これに相対する通過経路aのみを流体を通す経路として選択し、燃焼面AとBが燃焼している場合には通過経路aとbを選択する等である。
【0018】
このように、燃焼箇所の切換単位となる領域(21〜23)毎に各々に相対する通過経路(33〜35)を設け、燃焼箇所に相対する通過経路(33〜35)だけを、流体の流れる経路として選択するので、流体が非燃焼箇所に相対する通過経路を一切流れなくなり、熱効率の低下が防止される。
【0019】
[3]に記載の発明では、バーナ(20)の一部箇所の燃焼を停止させたとき、所定時間の経過後に、その箇所に相対する通過経路を、流体の通過する経路として選択された状態から非選択状態に切り換える。すなわち、燃焼停止後の余熱を回収できる間はその通過経路に流体を流し、余熱の回収から放熱へ転じる頃に、流体が流れないように切り換える。これにより、燃焼停止後の余熱を効率良く回収することができる。
【0020】
[4]に記載の発明では、受熱管(32)を迂回するバイパス管(43)を設け、このバイパス管(43)に流す流体の流量を、受熱管(32)の出側で合流した後の流体の温度が目標温度になるように制御する。これにより、燃焼箇所の変更に伴って流体の通過経路(33〜35)を切り換えた場合においても、器具から出る流体の温度をほぼ目標温度に維持することが容易になる。
【0021】
[5]に記載の発明では、バーナ(20)は、細長い単位バーナ(20a)を複数本並列配置した構成を有し、受熱管(32)の通過経路(33〜35)はそれぞれ、単位バーナ(20a)の長手方向に沿って延びるように配置される。このように、燃焼箇所の切換単位となり得る単位バーナ(20a)に沿うように通過経路(33〜35)が配置されているので、燃焼箇所の切換単位となる領域毎にその領域のみに相対する通過経路を容易に構成することができる。
【0022】
[6]に記載の発明では、バーナ(20)の一部箇所を燃焼させるとき、その非燃焼箇所に相対する受熱管の部分が燃焼箇所に相対する部分よりも、受熱管を流れる流体の流れで上流になるように設定する。燃焼箇所に相対する部分で加熱される前であれば、非燃焼箇所を通過しても、その箇所での放熱はほとんど問題にならないからである。たとえば、大燃焼面と小燃焼面を切換可能なバーナに対して、流体が大燃焼面に相対する部分を通った後、小燃焼面に相対する部分を通過するように1本の受熱管を設ける。そして、燃焼面の切換においては、▲1▼小燃焼面のみ燃焼させる場合と、▲2▼小燃焼面と大燃焼面の双方を燃焼させる場合を設ける。また上流側の大燃焼面のみの燃焼をさらに設ける場合には、大燃焼面に相対する部分の後の通過経路を、小燃焼面に相対する経路と小燃焼面をバイパスする経路の2つに分岐し、三方弁等で経路を選択し、大燃焼面単独燃焼時にその下流にある小燃焼面をバイパスするように構成すればよい。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施の形態にかかる燃焼装置としての給湯器10の概略構成を示している。給湯器10は、燃焼室11と、燃焼室11の下部に配置されたバーナ20と、燃焼室11にその下方から空気を送り込む燃焼ファン12と、バーナ20の排気側近傍に配置された熱交換器30と、給湯器10の各種制御を行う制御部100を有している。
【0024】
バーナ20は、大中小の3つの燃焼面21〜23で構成されている。燃焼ガスの供給は、図示省略のガス電磁弁により、小燃焼面21のみに供給する状態と、小燃焼面21と中燃焼面22に供給する状態と、中燃焼面22と大燃焼面23に供給する状態と、すべての燃焼面21〜23に供給する状態と、すべての燃焼面に燃焼ガスを供給しない状態とに切り換え可能になっている。また供給する燃焼ガスの流量は、図示省略のガス比例弁で調整される。
【0025】
熱交換器30は、多数のフィン31と、このフィン31の取り付けられた受熱管32とから構成され、受熱管32の入側には給水管41が、出側には、給湯管42がそれぞれ接続されている。給水管41から供給される給水の経路として、受熱管32は、その入口と出口との間に並列に接続された複数の通過経路を有している。ここでは、受熱管32は、第1経路33と、第2経路34と、第3経路35を有している。なお、図1では、図示便宜上、通過経路33〜35をバーナ20の上方から見た状態で描いてあるが、実際は、バーナ20の燃焼面21〜23と通過経路33〜35の各管とが略平行になるように配置される。
【0026】
第1経路33は小燃焼面21に相対するように小燃焼面21の排気側近傍に配置されている。第2経路34は中燃焼面22と相対するように、第3経路35は大燃焼面23と相対するようにそれぞれ配置されている。ここで相対するとは、特定の燃焼面の排気下流側近傍で経路がその燃焼面に沿って配置されていることをいい、1つの経路の通る領域が対応する燃焼面とほぼ同寸であるほか、燃焼面よりある程度広がっていても、またその逆であってもよい。
【0027】
第2経路34の入側には電磁弁37が、第3経路35の入側には電磁弁38がそれぞれ介挿されている。電磁弁37の開閉により給水が第2経路34に流れる状態と流れない状態とを切り換えられる。また電磁弁38の開閉により給水が第3経路35に流れる状態と流れない状態とを切り換えられる。第1経路33に電磁弁はなく、受熱管32を流れる給水は、必ず第1経路33を経由するようになっている。なお、電磁弁37、電磁弁38によって経路を完全に閉止する代わりに、流量制御弁等により流量を制限(たとえば、微小に制限)するように構成してもよい。
【0028】
給水管41と給湯管42の間は、熱交換器30の受熱管32を迂回するためのバイパス管43で接続されている。バイパス管43の途中には、流量制御弁44が介挿されている。バイパス管43と給湯管42との接続箇所の下流には、受熱管32を経由した給水とバイパス管43を経由した給水とが合流した後の水温を検出するための出湯温度センサ45が設けてある。
【0029】
制御部100は、CPU、ROM、RAMを主要部として構成される。制御部100には、図示省略の入出力I/Fを通じて、電磁弁37、38、流量制御弁44、出湯温度センサ45、燃焼面21〜23を切り換えるためのガス電磁弁、ガス量調整用のガス比例弁のほか各種の電気部品、電子部品が接続されている。制御部100は、バーナ20の燃焼を制御する燃焼制御部101と、電磁弁37、38を制御して受熱管32の有する複数の通水経路33〜35のうち給水を通す経路をバーナ20の燃焼箇所に応じて選択する経路選択部102としての機能を有している。
【0030】
このほか制御部100は、給湯器10の動作を統括制御する機能を果たし、たとえば、通水を検知して点火したり、通水量に応じて燃焼面を切り換えたり、燃焼ファン12の風量を制御したりする機能等を有している。なお、経路選択手段としての機能は、電磁弁37、38および経路選択部102が果たすようになっている。
【0031】
図2は、バーナ20を構成する単位バーナと受熱管32の有する通過経路33〜35との配置関係を表している。バーナ20は、多数の炎口を一列に並べた細長い形状の単位バーナ20aを所定の間隔をあけて複数本並置した構成になっている。通過経路33〜35は、給水の通る管が単位バーナ20aの長手方向に沿って延びるように、すなわち、単位バーナ20aと通過経路33〜35を構成する管とがほぼ平行になるように設けてある。
【0032】
このように配置することで、1本または複数本の単位バーナで構成された燃焼面毎に、その燃焼面とほぼ同寸で相対する通過経路を構成することが可能になっている。つまり燃焼箇所の切換単位となる領域毎にその領域のみに相対する通過経路を容易に構成することができる。なお図2では、説明の便宜上、単位バーナ20aと通過経路33〜35を構成する管とが1対1に相対するように示してあるが、単位バーナ20aと通過経路33〜35を構成する管との設置比率はこれに限定されず、たとえば2本の単位バーナ20aに対して3本の管が相対する等のように配置してもよい。
【0033】
次に作用を説明する。
制御部100の燃焼制御部101は、給湯動作中、設定温度の湯が出湯されるように、バーナ20に供給する燃焼ガスの量を調整するとともに、供給する燃焼ガスの量(インプット)に応じて燃焼面21〜23を選択する。たとえば、インプットを増加させる際には、能力が4.7号までは小燃焼面21だけを燃焼させ、4.7号から8.7号の間では小燃焼面21と中燃焼面22とを燃焼させ、8.7号から13.2号の間では小燃焼面21と大燃焼面23とを燃焼させ、13.2号から最大能力である16号の間では小燃焼面21と中燃焼面22と大燃焼面23のすべての燃焼面を燃焼させる。インプットを減少させる場合には、増加時に燃焼面を切り換えた点よりもある程度低い号数の箇所で燃焼面を切り換えるようになっている。
【0034】
経路選択部102は、燃焼中の燃焼面に相対している通過経路だけを給水が流れるように電磁弁37および電磁弁38の開閉を制御する。具体的には、小燃焼面21だけを燃焼させる場合には、電磁弁37、38の双方を閉止し、給水が小燃焼面21に相対する第1経路33だけを経由し、第2経路34や第3経路35に流れないようにする。小燃焼面21と中燃焼面22を燃焼させる場合には、電磁弁37を開き、電磁弁38を閉止する。これにより、給水は小燃焼面21に相対する第1経路33と中燃焼面22に相対する第2経路34に流れ、大燃焼面23に相対する第3経路35には流れない。
【0035】
小燃焼面21と大燃焼面23を燃焼させる場合には、電磁弁38を開き、電磁弁37を閉止する。これにより、給水は小燃焼面21に相対する第1経路33と大燃焼面23に相対する第3経路35に流れ、中燃焼面22に相対する第2経路34には流れない。小燃焼面21と中燃焼面22と大燃焼面23のすべてを燃焼させる場合には、電磁弁37、38の双方を開く。これにより、給水が第1経路33と第2経路34と第3経路35のすべてに流れるようになる。
【0036】
受熱管32は、本来、吸熱するべき部分であるが、非燃焼中の燃焼面に相対する通過経路は、燃焼ファンからの風により、放熱部分になってしまう。そこで、上記のように、燃焼している燃焼面に相対する通水経路にだけ給水を流し、非燃焼中の燃焼面に相対する通水経路に給水が流れないように通水経路を選択することで、非燃焼中の燃焼面に相対する経路部分での放熱が抑えられ、器具全体としての熱効率が向上する。
【0037】
図3は、燃焼中の燃焼面と通水される受熱管との関係の他の一例を示したものである。図中、燃焼中の燃焼面には斜線を施し、通水のある受熱管は黒く塗りつぶしてある。
【0038】
図3(a)は、小燃焼面21のみが燃焼している状態であり、このとき小燃焼面21の真上にある受熱管55〜57とその両脇の受熱管54、58に給水が流れている。燃焼中の燃焼面の真上の受熱管55〜57に加えてその両脇の受熱管54、58にも給水を流すのは、炎がある程度広がることや、フィン31による伝熱を考慮したものである。このように、燃焼中の燃焼面の正面からある程度外れた両脇の受熱管54、58にも給水を流すことで、熱効率をより高めることができる。
【0039】
図3(b)は、小燃焼面21と中燃焼面22とが燃焼している状態であり、先と同様の理由により、燃焼中の燃焼面の正面からある程度外れた位置の受熱管54にも給水が流れている。図3(c)は、小燃焼面21と大燃焼面23とが燃焼している状態であり、先と同様の理由により、燃焼中の燃焼面の正面からある程度外れた位置の受熱管58にも給水が流れている。図3(d)は、小燃焼面21と中燃焼面22と大燃焼面23のすべてが燃焼している状態であり、すべての受熱管51〜59に給水が流れている。
【0040】
次に、燃焼面の切換と通過経路の切換とのタイミングについて説明する。非燃焼状態から燃焼状態に切り換える場合には、燃焼状態への切換と同時にその燃焼面への通水を行えばよい。一方、ある燃焼面を燃焼状態から非燃焼状態に切り換える場合には、非燃焼状態に切り換えてから所定時間の経過後に、その箇所に相対する通過経路を、給水の流れる状態から給水の流れない状態に切り換えるとよい。
【0041】
たとえば、すべての燃焼面が燃焼している状態から中燃焼面22の燃焼を停止させ、小燃焼面21と大燃焼面23が燃焼する状態に燃焼面を切り換える場合には、燃焼面を切り換えた後、所定の時間が経過してから電磁弁37を閉じて第2経路34への通水を停止する。すなわち、燃焼停止後の余熱を回収できる間はその通過経路に流体を流し、余熱を回収できる状態から逆に放熱する状態へ転じる頃に、流体が流れないように通過経路を切り換える。これにより、燃焼停止後の余熱を効率良く回収することができる。
【0042】
燃焼停止から経路切換までの所定時間は、実験により定めればよい。なお、燃焼を停止した燃焼面の下流における排気温度や、燃焼を停止した燃焼面に相対する通過経路内の水温を検知し、これに基づいて通過経路の切換のタイミングを定めるようにしてもよい。
【0043】
流量制御弁44は、出湯温度センサ45の検出する出湯温度が、設定された目標温度になるように、バイパス管43に流れる給水の流量を常時制御している。これにより、燃焼面21〜23の切換や、これに伴う通過経路33〜35の切換を行っても、器具からの出湯温度は、設定された目標温度にほぼ維持される。なお、バイパス管43は熱交換器30と一体に構成されなくてもよい。
【0044】
図4は、燃焼面の切換にかかわらず給水が常に同一の経路を流れる従来の給湯器と、燃焼箇所に応じて給水の通過経路を選択する本実施の形態の給湯器10との熱効率を比較したものである。すべての燃焼面を燃焼している状態では、両者の効率は変わらないが、一部の燃焼面の燃焼を停止した状態では、本実施の形態の給湯器10の熱効率が、従来のものに比べて0.5%から1.5%ほど向上している。
【0045】
次に、バーナの一部箇所を燃焼させるとき、バーナの非燃焼箇所に相対する受熱管の部分が燃焼箇所に相対する部分よりも、受熱管を流れる流体の流れで上流になるように設定する場合について説明する。
【0046】
燃焼中の燃焼面に相対する経路を通る前であれば、非燃焼中の燃焼面に相対する経路を給水が通るように構成してもかまわない。これは、燃焼中のバーナによって加熱される前であれば、管内を流れる給水温度が低く、燃焼ファンの送風による冷却がほとんど問題にならないからである。むしろ隣の燃焼面が燃焼しているので、非燃焼中の燃焼面を経由した風の温度が給水温度より高い場合が多いので吸熱することもできる。したがって、燃焼中の燃焼面に相対する経路を通る前であれば、非燃焼中の燃焼面に相対する経路を給水が通るように構成した方が熱効率がわずかに向上すると考えられる。
【0047】
図5は、バーナの非燃焼箇所に相対する受熱管の部分が燃焼箇所に相対する部分よりも、受熱管を流れる流体の流れで上流になるようにした各種の例を示している。同図(a)では、2つの燃焼面A、燃焼面Bを有し、受熱管61は、流体が燃焼面B、燃焼面Aの順に経由する、1本の経路で構成されている。この場合、バーナを燃焼させるとき、燃焼面Aは常時燃焼させ、燃焼面Bをオン・オフするように切り換えれば、非燃焼箇所に相対する部分を必ず燃焼箇所より上流側とすることができる。
【0048】
同図(b)は、燃焼面A、燃焼面B、燃焼面Cを有する場合であり、受熱管62は、流体が燃焼面C、燃焼面B、燃焼面Aの順に経由する、1本の経路で構成されている。この場合、燃焼面Aのみ、燃焼面AとB、燃焼面AとBとCの組合せとなるように燃焼箇所を選択すれば、経路を切り換えることなく、非燃焼箇所に相対する部分を必ず燃焼箇所より上流側にすることができる。
【0049】
図6は、バイパス経路を設けることで、燃焼箇所の下流に非燃焼箇所が生じないように構成したものの一例を示している。受熱管70は、小燃焼面71、中燃焼面72、大燃焼面73の順でこれらに相対しながら入口から出口までを1本に結ぶメイン経路75と、中燃焼面72と大燃焼面73の境界部分でメイン経路75から分岐し、大燃焼面73に相対する部分を迂回して出口で合流するバイパス経路76と、メイン経路75とバイパス経路76の分岐箇所に介在する三方弁77とから構成される。
【0050】
小燃焼面71のみを燃焼させるとき、および小燃焼面71と中燃焼面72を燃焼させるときは、三方弁77の箇所でバイパス経路76へ給水を流し、メイン経路75のうち大燃焼面73に相対する部分75bを給水が流れないようにする。小燃焼面71のみを燃焼させる場合には、非燃焼中の中燃焼面72に相対する部分75aにも通水されるが、加熱前なので、この部分における放熱ロスはほとんど問題にならない。また小燃焼面71によって加熱された後は、非燃焼中の大燃焼面73に相対する部分75bを迂回してバイパス経路76を通るので、大燃焼面73に相対する部分75bでの放熱を回避することができる。
【0051】
小燃焼面71と大燃焼面73とを燃焼させるとき、および小燃焼面71、中燃焼面72、大燃焼面73を燃焼させるときは、バイパス経路76へ迂回させずに、給水が大燃焼面73に相対する部分75bを流れて出口へ向かうようにする。小燃焼面71と大燃焼面73とを燃焼させる場合には、非燃焼中の中燃焼面72に相対する部分75aにも通水されるが、加熱前なので、放熱ロスは問題にならない。このようにすれば、大中小の燃焼面の切換を従来のように行いつつ、簡単な経路構成で、非燃焼箇所に相対する部分での放熱ロスを防止することができる。
【0052】
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成はこれに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があってもかまわない。たとえば、バーナは、細長い単位バーナを複数並置した構成のものに限定されず、燃焼面の形状に応じて、受熱管の通過経路の構成や配置を定めればよい。
【0053】
また熱交換器として1缶2水路などの1缶多水路型のものを用いる場合にあってもよい。この場合、各水路を構成する複数の通過経路の構成や配置はすべての水路において同一である必要はなく、各水路の特性や隣接する水路との関係等を考慮して適宜に定めればよい。
【0054】
また実施の形態では、大中小の3つの燃焼面を備えるものを例に説明したが、複数の燃焼面を有し、燃焼箇所が切替可能であれば、燃焼面の数や大小、形状等は実施の形態で例示したものに限定されない。
【0055】
本発明は給湯器に限らず、流体を加熱する燃焼装置であれば、暖房装置等であってもかまわないし、バーナは、ガスを燃料とするもののほか、石油などの液化燃料を燃焼させるもの等であってもよい。
【0056】
【発明の効果】
本発明にかかる燃焼装置では、熱交換器の受熱管に複数の通過経路を設け、流体を通過させる1または2以上の通過経路をバーナの燃焼箇所に応じて選択するので、バーナの非燃焼箇所に相対する通過経路を流体が流れず、当該部分での放熱を防止して熱効率を高めることができる。
【0057】
バーナの一部箇所の燃焼を停止させたとき、その箇所に相対する通過経路を所定時間の経過後に閉鎖するものでは、燃焼停止後の余熱を効率良く回収することができる。
【0058】
受熱管を迂回するバイパス管を設け、このバイパス管に流す流体の流量を、受熱管の出側で合流した後の流体温度が目標温度になるように制御するものでは、燃焼箇所の変更に伴って流体の通過経路を切り換えた場合においても、器具からの出の温度をほぼ目標温度に維持することが可能になる。
【0059】
バーナが細長い単位バーナを複数本並列配置した構成を有するものの場合に、受熱管の通過経路を単位バーナの長手方向に沿って延びるように配置したものでは、それぞれの燃焼面に相対する通過経路を容易に形成することができる。
【0060】
非燃焼箇所に相対する受熱管の部分が燃焼箇所に相対する部分よりも、受熱管を流れる流体の流れで上流になるように設定するものでは、通過経路の複雑化を防止しつつ、熱効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る給湯器の概略構成を示す説明図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る給湯器のバーナを構成する単位バーナと受熱管の有する通過経路との配置関係の一例を示す説明図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る給湯器における燃焼面の切換状態と通水される受熱管との関係の一例を示す説明図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る給湯器による熱効率の改善結果を示す説明図である。
【図5】バーナの非燃焼箇所に相対する受熱管の部分が燃焼箇所に相対する部分よりも、受熱管を流れる流体の流れで上流になるようにした各種の例を示す説明図である。
【図6】燃焼中の燃焼面に相対する経路を通過した後のみ、非燃焼中の燃焼面に相対する通過経路を給水がバイパスするように構成した熱交換器を示す説明図である。
【図7】従来から使用されている給湯器の概略構成を示す説明図である。
【符号の説明】
10…給湯器
11…燃焼室
12…燃焼ファン
20…バーナ
20a…単位バーナ
21…小燃焼面
22…中燃焼面
23…大燃焼面
30…熱交換器
31…フィン
32…受熱管
33…第1経路
34…第2経路
35…第3経路
37、38…電磁弁
41…給水管
42…給湯管
43…バイパス管
44…流量制御弁
45…出湯温度センサ
70…受熱管
71…小燃焼面
72…中燃焼面
73…大燃焼面
75…メイン経路
75a…分岐手前のメイン経路
75b…分岐後のメイン経路
76…バイパス経路
77…三方弁
100…制御部
101…燃焼制御部
102…経路選択部

Claims (6)

  1. 燃焼箇所を切換可能なバーナと、前記バーナへの給排気を行う燃焼ファンと、前記バーナの排気側近傍に配置された受熱管とを有する燃焼装置において、
    前記受熱管は、流体の通過経路を複数有し、
    前記複数の通過経路の中で流体を通過させる1または2以上のものを前記バーナの燃焼箇所に応じて選択する経路選択手段を有する
    ことを特徴とする燃焼装置。
  2. 前記受熱管は、前記バーナにおいて燃焼箇所の切換単位となる領域毎にその領域に相対する前記通過経路を有し、
    前記経路選択手段は、バーナの燃焼箇所に相対する通過経路のみを選択する
    ことを特徴とする請求項1に記載の燃焼装置。
  3. 前記バーナの一部箇所の燃焼を停止させてから所定時間の経過後に、前記一部箇所に相対する通過経路を、流体の通過する経路として選択された状態から非選択状態に切り換える
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の燃焼装置。
  4. 前記受熱管を迂回するバイパス管と、前記バイパス管を流れる流体の流量を制御する流量制御弁とを設け、
    前記バイパス管からの流体と前記受熱管からの流体とが前記受熱管の出側で合流した後の流体の温度が目標温度になるように前記流量制御弁を制御する
    ことを特徴とする請求項1、2または3に記載の燃焼装置。
  5. 前記バーナは、細長い単位バーナを複数本並列配置したものであり、
    前記受熱管の通過経路はそれぞれ、前記単位バーナの長手方向に沿って延びるように配置されている
    ことを特徴とする請求項1、2、3または4に記載の燃焼装置。
  6. 燃焼箇所を切換可能なバーナと、前記バーナへの給排気を行う燃焼ファンと、前記バーナの排気側近傍に配置された受熱管とを有する燃焼装置において、
    前記バーナの一部箇所を燃焼させるとき、前記バーナの非燃焼箇所に相対する受熱管の部分が燃焼箇所に相対する部分よりも前記受熱管を流れる流体の流れで上流になるようにした
    ことを特徴とする燃焼装置。
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