JPH06272823A - 濃淡燃焼装置 - Google Patents

濃淡燃焼装置

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JPH06272823A
JPH06272823A JP5863393A JP5863393A JPH06272823A JP H06272823 A JPH06272823 A JP H06272823A JP 5863393 A JP5863393 A JP 5863393A JP 5863393 A JP5863393 A JP 5863393A JP H06272823 A JPH06272823 A JP H06272823A
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Tetsuji Otsuka
哲二 大塚
Yoshitaka Tanimura
愛隆 谷村
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 濃燃料ガス供給管3及び淡燃料ガス供給管4
の一方又は両方に、噴出ノズル3a,4aに対する燃料
ガスの通流量を変更調節する狭窄手段27が設けられて
いる濃淡燃焼装置。 【効果】 狭窄手段を変更調節することによって燃料ガ
スの種類の変更に対応することができ、噴出ノズル、及
び、濃燃料ガス供給管と淡燃料ガス供給管とをそっくり
交換する必要がないから、複数種類の噴出ノズル、及
び、濃燃料ガス供給管と淡燃料ガス供給管とを製造する
ことにより生産コストが上昇する不都合や、それらをそ
っくり交換することにより燃料ガスの種類の変更にかか
るコストが上昇する不都合や、交換にかかる作業が煩雑
になる不都合を解消した濃淡燃焼装置を提供することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、濃混合気用の炎口を備
える濃混合部と、淡混合気用の炎口を備える淡混合部と
が交互に並設され、前記濃混合部に対して燃料ガスを噴
出する噴出ノズルを備えた濃混合気用の濃燃料ガス供給
管と、前記淡混合部に対して燃料ガスを噴出する噴出ノ
ズルを備えた淡混合気用の淡燃料ガス供給管とが設けら
れた濃淡燃焼装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の濃淡燃焼装置において、
濃混合部及び淡混合部に燃料ガスを噴出する噴出ノズ
ル、及び、噴出ノズルを備えた濃燃料ガス供給管と淡燃
料ガス供給管とは、燃料ガスの種類が変更される場合に
は、それぞれの燃料ガスに対応した噴出ノズル、及び、
濃燃料ガス供給管と淡燃料ガス供給管とに、交換される
ように構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術によれば、複数種類の燃料ガスの夫々に対応させ
て濃淡燃焼装置を製造するためには、複数種類の噴出ノ
ズル、及び、濃燃料ガス供給管と淡燃料ガス供給管とを
製造する必要があり、生産コストが上昇する不都合があ
った。
【0004】又、燃料ガスの種類を変更するために噴出
ノズル、及び、濃燃料ガス供給管と淡燃料ガス供給管と
を交換することは、無駄が多く、燃料ガスの種類の変更
にかかるコストが上昇する不都合があった。
【0005】又、一度完成品として組み立てが終了して
いる製品の一部分を取り外して交換する作業は、非常に
煩雑であり、交換部分を極力少なくすることが望まれて
いた。
【0006】本発明の目的は、上記従来欠点を解消する
点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による濃淡燃焼装
置の第一の特徴構成は、前記濃燃料ガス供給管及び前記
淡燃料ガス供給管の一方又は両方に、前記噴出ノズルに
対する燃料ガスの通流量を変更調節する狭窄手段が設け
られている点にある。
【0008】本発明による濃淡燃焼装置の第二の特徴構
成は、第一の特徴構成を実施する際の好適な具体構成を
特定するもので、前記狭窄手段が、取り替え可能なオリ
フィスで構成されている点にある。
【0009】
【作用】本発明の第一の特徴構成によれば、濃燃料ガス
供給管及び淡燃料ガス供給管の一方又は両方に、噴出ノ
ズルに対する燃料ガスの通流量を変更調節する狭窄手段
が設けられているから、狭窄手段を変更調節することに
よって燃料ガスの種類の変更に対応することができ、噴
出ノズル、及び、濃燃料ガス供給管と淡燃料ガス供給管
とを交換する必要がない。
【0010】第二の特徴構成によれば、狭窄手段が取り
替え可能なオリフィスで構成されているから、例えば形
状や大きさなどの異なるオリフィスに交換することによ
って、簡単に、燃料ガスの種類の変更に対応することが
できる。つまり、流路の開度を変更調節する弁等を用い
て、狭窄手段を構成することもできるが、それに較べて
簡素な構成にすることができる。
【0011】
【発明の効果】本発明の第一の特徴構成によれば、燃料
ガスの種類を変更するために、噴出ノズル、及び、濃燃
料ガス供給管と淡燃料ガス供給管とを交換する必要がな
いから、複数種類の噴出ノズル、及び、濃燃料ガス供給
管と淡燃料ガス供給管とを製造することにより生産コス
トが上昇する不都合や、それらを交換することにより燃
料ガスの種類の変更にかかるコストが上昇する不都合
や、交換にかかる作業が煩雑になる不都合を解消した濃
淡燃焼装置を提供することができる。
【0012】第二の特徴構成によれば、形状や大きさな
どの異なるオリフィスに交換することによって簡単に燃
料ガスの種類の変更に対応することができるから、上述
の第一の特徴構成による効果を、簡素な構成で達成でき
るのであり、もって、一層便利に使用できる濃淡燃焼装
置を提供することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1には、一次空気の吸引比が小さい濃混合気を
生成する偏平状の濃混合部Aと、一次空気の吸引比が大
きい淡混合部Bとが交互に配置され、濃混合部Aの上面
に濃混合用炎口1が形成され、淡混合部Bの上面に淡混
合用炎口2が形成された濃淡燃焼装置が示されている。
【0014】濃淡燃焼装置は、濃火炎によって着火性や
保炎効果を維持しつつも、淡火炎によって燃焼温度を低
くした状態で所望の燃焼量の燃焼を行うことにより、排
気ガスにおけるNOX (窒素酸化物)の発生が極力低減
された燃焼を行うことができる燃焼装置である。
【0015】本実施例における濃淡燃焼装置は、いわゆ
るブンゼン・バーナで構成されている。濃混合部A及び
淡混合部Bは、有底角筒状のケーシングKの内部に交互
に並設されて収納されている。濃火炎は、濃混合部Aに
備えられている炎口1の上方に、淡火炎は、淡混合部B
に備えられている炎口2の上方に、それぞれ形成され
る。ケーシングKは、底板5と、ケーシングKの側壁と
してのバーナ固定板6と側板7とで構成されている。ケ
ーシングKの底板5には、濃混合部A及び淡混合部Bの
夫々に対応する濃混合用の供給口5aと淡混合用の供給
口5bとが、淡混合用の供給口5bの開口面積を濃混合
用の供給口5aの開口面積よりも大きくする状態で形成
されている。底板5の下方には、濃混合用の供給口5a
に向けて燃料ガスを噴出する噴出部としての噴出ノズル
3aを備えた濃混合用の濃燃料ガス供給管3と、淡混合
用の供給口5bに向けて燃料ガスを噴出する噴出部とし
ての噴出ノズル4bを備えた2本の淡混合用の淡燃料ガ
ス供給管4とが設けられている。従って、濃混合部A及
び淡混合部Bの夫々に対して、供給口5a及び供給口5
bを通して燃料ガスが吹き込まれ、且つ、それに伴って
燃焼用一次空気が吸引されるように構成されている。
【0016】濃混合部A及び淡混合部Bを収納するケー
シングK、並びに、濃燃料ガス供給管3及び淡燃料ガス
供給管4は、濃淡燃焼装置の燃焼室を形成する有底角筒
状の筒胴Rの内部に備えられている。ケーシングKの外
周囲箇所には、筒胴RとケーシングKとによって隙間8
が形成されている。隙間8は、冷却用空気の通流によっ
てケーシングKを冷却し、且つ、筒胴Rに対してケーシ
ングKからの熱を遮断する効果を奏するように構成され
ている。
【0017】筒胴Rの底部には、底板5及び隙間8に向
けて燃焼用空気及び冷却用空気を送風する送風ファン9
のファン吐出口9aが設けられている。ファン吐出口9
aには、吐出空気の流速分布をより均一にして、筒胴R
内の各部に均等な空気量を送風するための整風板10が
設けられている。整風板10は、パンチング・メタルな
どで構成されている。又、整風板10は、整風効果を奏
しつつも極力送風ファン9の送風効果の妨げとならぬよ
う、一般的には、通風空気に対する開口面積ができるだ
け大きくなるように構成されているが、開口面積を絞っ
たり、複数枚の整風板10を設けたりすることにより、
整風効果及び送風ファン9の送風効果を調節することも
可能なように構成されている。
【0018】図2には、2枚の濃混合部Aと、それら2
枚の濃混合部Aの間に形成される淡混合部Bとが示され
ている。濃混合部Aは、偏平な角筒状体aで構成されて
いる。角筒状体aの下部には、燃料ガス及び燃焼用一次
空気が給気される、縦長な角筒状のインレット部11が
形成されている。インレット部11は、角筒状体aがケ
ーシングKに収納された状態において、ケーシングKの
底板5に形成された給気口5aの上方に位置するように
構成されている。インレット部11の上部には、偏平な
角筒状のミキシング部12が形成されている。ミキシン
グ部12において、燃料ガス及び燃焼用一次空気の混合
が行われるように構成されている。ミキシング部12の
中央部には、ミキシング部12内における混合気の分布
をより均一にするための絞り部13が設けられている。
【0019】角筒状体aの上面には、濃混合気用の炎口
1が形成されている。本実施例において、炎口1は、長
円形の炎孔1aが3本一組で構成され、一個の角筒状体
aについて11個の炎口1が、適当なピッチで設けられ
ている。従って、給気口5aを通りインレット部11に
給気された燃料ガス及び燃焼用一次空気は、インレット
部11内を上昇し、ミキシング部12内で混合及び拡散
され、炎口1から吐出されて濃火炎を形成する。
【0020】角筒状体aの上部の両側面には、後述する
淡混合部Bのための整流板14が備えられている。又、
角筒状体aの上面部の両端には、両端部に位置する炎口
1に形成される濃火炎への、冷却用空気の直接的な吹き
込みを阻止する阻止片15が設けられている。阻止片1
5により、端部に位置する濃火炎における不必要な空気
過剰が防止され、燃焼状態が安定し、且つ、排気ガスに
おけるCOが低減される。本実施例において、整流板1
4と阻止片15とは一体に構成され、角筒状体aの側端
部において角筒状体aに固定されている。
【0021】淡混合部Bは、図3に示すように、複数の
角筒状体aが一定間隔を隔てた状態でケーシングKに収
納されることにより、濃混合部Aと濃混合部Aとの間に
形成される。ケーシングKの底板5に形成される給気口
5bは、角筒状体aと角筒状体aとの間に位置するよう
に設けられている。従って、給気口5bから給気された
燃料ガス及び燃焼用一次空気は、淡混合部B内で混合及
び拡散されながら淡混合部B内を上昇し、淡混合部Bの
上部に設けられている整流板14によって整流された
後、2枚の角筒状体aの上面部の間に形成されている淡
混合気用の炎口2から吐出され、淡火炎を形成する。
【0022】整流板14は、両側に位置する角筒状体a
の両方ともに取り付けられているので、一つの淡混合部
Bについて2枚の整流板14が備えられる。淡混合部B
において整流板14は、燃料ガス及び燃焼用一次空気の
混合の促進、低インプット時などにおける逆火の防止、
及び、淡火炎の保炎効果などを奏するように構成されて
いる。整流板14の上端は、角筒状体aの上面、又は、
淡混合部Bの炎口2と同じ高さに形成されている。整流
板14の上下方向の幅は、混合気の通流抵抗が不必要に
増加しない状態で、燃料ガス及び燃焼用一次空気の混合
が促進され、且つ、淡火炎の燃焼時の騒音が低くなるよ
うに調節されて形成されている。
【0023】又、整流板14には複数の凸部14aが形
成されており、角筒状体a及びもう一方の整流板14と
当たり合って、角筒状体aと整流板14との間の間隔、
及び、整流板14同士の間の間隔を保持するように構成
されている。角筒状体aと整流板14との間の間隔、及
び、整流板14同士の間の間隔は、整流板14が淡火炎
においてクエンチング効果(冷却効果)を奏するに有効
な寸法に調節されている。
【0024】図4には、ケーシングKの平面図が示され
ている。ケーシングKは、底板5と、2枚のバーナ固定
板6と、2枚の側板7とから構成されている。バーナ固
定板6は、複数の角筒状体aを等間隔に並設する状態で
固定し、且つ、同時に淡混合部Bの側端板を構成する。
図5には、バーナ固定板6の正面図、図6には、バーナ
固定板6の側面図、図7には、バーナ固定板6の平面
図、図8には、バーナ固定板6の底面図が示されてい
る。バーナ固定板6の上部には、角筒状体aの両横端部
を係止保持する保持部としての折曲部6aが形成されて
いる。折曲部6aには、角筒状体aの側端部が嵌合する
複数の切り込み部6bが形成されている。又、上部の折
曲部6aは、淡混合部Bの炎口2の端部分を塞ぐように
構成され、淡混合部Bの端部分には淡火炎が形成されな
いように構成されている。バーナ固定板6のケーシング
Kの内方側に位置する面には、角筒状体aの側端部に形
成された切り欠き部16と係合する抜け止め支持片6c
が設けられている。バーナ固定板6のケーシングKの外
方側に位置する面には、筒胴Rとの間の隙間8を保持す
るためのスペーサー6dが設けられている。尚、バーナ
固定板6は、底板5に固定される。
【0025】側板7は、淡混合部Bに供給される燃料ガ
ス及び燃焼用空気のケーシングK外への漏出を防止し、
且つ、筒胴Rとの間に隙間8を形成すべく設けられてい
る。図9には、側板7の正面図、図10には、側板7の
側面図、図11には、側板7の平面図が示されている。
側板7の上部には、折曲部7aが形成されている。折曲
部7aの形状及び大きさは、側板7の保形力を補強する
ように構成されている。尚、側板7は、バーナ固定板6
に固定される。
【0026】底板5は、角筒状体aを担持するように構
成され、濃混合用の供給口5a及び淡混合用の供給口5
bが設けられている。図12には、底板5の平面図、図
13には、底板5の側面図、図14には、底板5の正面
図が示されている。供給口5a及び供給口5bの形状及
び大きさは、燃焼用一次空気の吸引比が、濃混合部A及
び淡混合部Bにおいてそれぞれ適切になるように調節さ
れている。従って、供給口5bの開口面積を濃混合用の
供給口5aの開口面積よりも大きくする状態で形成され
ている。又、本実施例において複数の供給口5a又は複
数の供給口5bは、全て同じ形状及び大きさに形成され
ているが、例えば、送風ファン9による送風状態が筒胴
R内において均一でない場合などには、複数の濃混合部
A又は複数の淡混合部Bにおける燃焼用一次空気の吸引
比を一定にするために、供給口5a又は供給口5bの形
状及び大きさを異ならせることも可能である。
【0027】底板5の周端縁部には、冷却用空気を隙間
8に供給する複数の穴5cが設けられている。穴5cの
大きさ及び数は、適当な冷却用空気を供給して、ケーシ
ングKを適切に冷却し、且つ、ケーシングKからの熱を
遮熱し、又、筒胴Rの上部に熱交換器が設けられる場合
には、熱交換器に結露を生じさせないために充分な空気
量を確保すべく調整されている。穴5cの形状は、適宜
変更できる。
【0028】底板5の供給口5aに沿う部分には、角筒
状体aの底部を係止保持する保持部としての固定金具1
7が溶接されて設けられている。固定金具17は、バー
ナ固定板6の折曲部6aと共に、ケーシングK内におけ
る角筒状体aの位置決めを行うように構成されている。
固定金具17には、折曲部6aに設けられた切り込み部
6bと同様に、角筒状体aの下端部が嵌合する複数の切
り込み部17aが設けられている。
【0029】底板5の両側部には、図13に示すよう
に、足部5dが形成され、足部5dには、濃燃料ガス供
給管3及び淡燃料ガス供給管4を貫設し且つ固定する孔
5e及び孔5fが設けられている。尚、底板5は、筒胴
Rに固定される。
【0030】図15には、濃燃料ガス供給管3が示され
ている。濃燃料ガス供給管3は、例えば黄銅管、ステン
レス管、アルミダイカスト管などで構成される。濃燃料
ガス供給管3の管壁には、複数の噴出ノズル3aが列状
に設けられている。噴出ノズル3aは、管壁に形成され
た穴で構成されている。噴出ノズル3aの大きさ及び形
状は、燃料ガスの種類に対応して調整されている。濃燃
料ガス供給管3は両端部が開放されおり、夫々、濃燃料
ガス供給管3に対して燃料ガスを取り込む供給口3b及
び供給口3cが形成されている。濃燃料ガス供給管3の
管内は、仕切り板3dによって左右に仕切られている。
従って、供給口3bのみから燃料が供給される状態と、
供給口3cのみから燃料が供給される状態と、供給口3
b及び供給口3cの両方から燃料が供給される状態とに
切り換えることによって、濃火炎が形成される濃混合部
Aの数を3段階に調節できるように構成されている。
【0031】図16には、淡燃料ガス供給管4が示され
ている。淡燃料ガス供給管4は、濃燃料ガス供給管3よ
りも細く構成されている。淡燃料ガス供給管4の管壁に
も、複数の噴出ノズル4aが列状に設けられている。噴
出ノズル4aの噴出方向は、淡混合部Bにおける淡火炎
の分布、燃料ガス及び燃焼用一次空気の混合状態、及
び、排気ガスにおるCOの発生量などを調節すべく調整
されている。淡燃料ガス供給管4の端部は、一方に燃料
ガスを取り込む供給口4bが形成され、他方は閉塞され
ている。
【0032】又、濃燃料ガス供給管3及び淡燃料ガス供
給管4の取り付け高さは、ケーシングKの底板5までの
距離によって、濃火炎及び淡火炎の吸引比を調節すべく
調整されている。
【0033】図17には、濃燃料ガス供給管3及び淡燃
料ガス供給管4に対して燃料ガスを供給する経路の経路
図が示されている。経路W1から燃料ガスが供給され
る。経路W1には、セイフティ弁18及び電磁比例弁1
9が備えられている。経路W1は、分岐D1によって、
経路W2と経路W3とに分岐される。経路W2は、濃燃
料ガス供給管3の供給口3bに接続されている。経路W
2には、供給口3bへの燃料ガスの供給を断続する断続
バルブ20が備えられている。経路W3は、分岐D2に
よって、経路W4と経路W5とに分岐される。経路W4
は、濃燃料ガス供給管3の供給口3cに接続されてい
る。経路W4には、供給口3cへの燃料ガスの供給を断
続する断続バルブ21が備えられている。経路W5に
は、淡燃料ガス供給管4への燃料ガスの供給を断続する
断続バルブ22が備えられている。経路W5は、分岐D
3によって、経路W6と経路W7とに分岐される。経路
W6及び経路W7は、淡燃料ガス供給管4の供給口4b
に夫々接続されている。
【0034】図18には、本濃淡燃焼装置における燃料
ガスの供給経路を構成する部分が示されている。継ぎ手
部23には、経路W1が形成され、セイフティ弁18及
び電磁比例弁19が備えられている。継ぎ手部24に
は、分岐D1が形成され、経路W1、経路W2及び経路
W3が接続され、断続バルブ20が備えられている。継
ぎ手部25には、経路W2と供給口3bとが形成されて
いる。継ぎ手部26には、分岐D2及び分岐D3が形成
され、経路W4、経路W5、経路W6、及び、経路W
7、並びに、供給口3c及び供給口4bが形成され、断
続バルブ21及び断続バルブ22が備えられている。
【0035】図19には、継ぎ手部23、継ぎ手部2
4、及び、継ぎ手部26の断面図が示されている。断続
バルブ20、断続バルブ21、及び、断続バルブ22
は、ソレノイド・バルブで構成されている。
【0036】又、図17、図18、及び、図19に示す
ように、経路W2及び経路W4には、濃燃料ガス供給管
3の噴出ノズル3aに対する燃料ガスの通流量を変更調
節する狭窄手段としての、取り替え可能なオリフィス2
7が設けられている。オリフィス27の形状及び大きさ
等は、燃料ガスの種類に対応して調整又は選択されてい
る。
【0037】図20(ア)及び(イ)には、本濃淡燃焼
装置の燃焼制御における、燃焼装置のインプット量Ip
と、濃混合部A又は淡混合部Bに対する燃料ガスの供給
量Gとの関係が示されている。濃混合部Aに対する燃料
ガスの供給量Gは、線g1で示されている。淡混合部B
に対する燃料ガスの供給量Gは、線g2で示されてい
る。本濃淡燃焼装置の燃焼制御は、インプット量Ipが
所定値Isより低い場合には、濃混合部Aのみが燃焼さ
れ、インプット量Ipが所定値Isより高い場合には、
濃混合部A及び淡混合部Bの両方が燃焼される濃淡燃焼
が行われるように構成されている。尚、インプット量I
pの増減は、電磁比例弁19によって調節される。
【0038】図20(ア)には、燃料ガスの種類が例え
ばLPG又は13Aの場合の、燃料ガス供給量Gの制御
形態が示されている。図20(イ)には、燃料ガスの種
類が例えば6C又は5Cの場合の、燃料ガス供給量Gの
制御形態が示されている。図20(イ)に示される制御
では、図20(ア)に示される制御に比べて、淡混合部
Bへの燃料ガスの分配比が低くなるように構成されてい
る。
【0039】図20(ア)に示される制御と図20
(イ)に示される制御との切り換えは、オリフィス27
を、異なる形状又は大きさのオリフィス27に交換する
ことによって行うことができる。従って、オリフィス2
7は、濃混合部Aと淡混合部Bとの間の燃料ガスの分配
比を変更する。すなわち、濃混合部Aへの燃料ガスの通
流量、及び、インプット量Ipの増減に対する濃混合部
Aへの燃料ガスの通流量の傾きを調整するように構成さ
れている。
【0040】本実施例の濃淡燃焼装置においては、この
オリフィス27によって、燃料ガスの種類ごとの、濃混
合部Aと淡混合部Bとの間の燃料ガスのガス量比率を決
めることができる。すなわち、高WIであるLPG・1
3A等のガス種では、火炎の最高温度が高く、発生NO
X 量は多いため、淡混合気の比率を上げて、NOX 値を
低WIなみのレベルに下げることが容易にできる。又、
低WIである6C・5C等のガス種においては、元来N
X 量は低いため、淡混合気の比率を下げても問題はな
く、比率を下げることにより逆火対策をとることが可能
である。このように、オリフィス27を設けることによ
り、各ガスの性状に合った適正な燃焼形態をとること
が、容易にできるようになった。
【0041】〔別実施例〕オリフィス27は、濃燃料ガ
ス供給管3及び淡燃料ガス供給管4の一方又は両方に設
けられても良い。図21には、本濃淡燃焼装置の別実施
例が示されている。図21において、オリフィス27
は、経路W5に設けられている。
【0042】又、狭窄手段は、オリフィス27に限ら
ず、燃料ガスの通流量を可変調節する調整バルブなどで
構成されても良い。
【0043】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】濃淡燃焼装置の全体構成を示す斜視図
【図2】濃混合部及び淡混合部を示す斜視図
【図3】濃混合部及び淡混合部を示す断面図
【図4】ケーシングを示す平面図
【図5】バーナ固定板を示す正面図
【図6】バーナ固定板を示す側面図
【図7】バーナ固定板を示す上面図
【図8】バーナ固定板を示す底面図
【図9】側板を示す正面図
【図10】側板を示す側面図
【図11】側板を示す平面図
【図12】底板を示す平面図
【図13】底板を示す側面図
【図14】底板を示す正面図
【図15】濃燃料ガス供給管を示す断面図
【図16】淡燃料ガス供給管を示す断面図
【図17】燃料ガスの供給経路を示す経路図
【図18】燃料ガスの供給経路の構成を示す分解斜視図
【図19】燃料ガスの供給経路を示す断面図
【図20】燃焼制御を示すグラフ
【図21】別実施例の燃料ガスの供給経路を示す経路図
【符号の説明】
A 濃混合部 B 淡混合部 1 炎口 2 炎口 3 濃燃料ガス供給管 3a 噴出ノズル 4 淡燃料ガス供給管 4a 噴出ノズル 27 オリフィス(狭窄手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 濃混合気用の炎口(1)を備える濃混合
    部(A)と、淡混合気用の炎口(2)を備える淡混合部
    (B)とが交互に並設され、 前記濃混合部(A)に対して燃料ガスを噴出する噴出ノ
    ズル(3a)を備えた濃混合気用の濃燃料ガス供給管
    (3)と、前記淡混合部(B)に対して燃料ガスを噴出
    する噴出ノズル(4a)を備えた淡混合気用の淡燃料ガ
    ス供給管(4)とが設けられた濃淡燃焼装置であって、 前記濃燃料ガス供給管(3)及び前記淡燃料ガス供給管
    (4)の一方又は両方に、前記噴出ノズル(3a),
    (4a)に対する燃料ガスの通流量を変更調節する狭窄
    手段(27)が設けられている濃淡燃焼装置。
  2. 【請求項2】 前記狭窄手段(27)が、取り替え可能
    なオリフィス(27)で構成されている濃淡燃焼装置。
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JP2003065608A (ja) * 2001-08-21 2003-03-05 Harman Kikaku:Kk 燃焼装置および給湯装置

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