JPS61202006A - ガスバ−ナ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はガス湯沸器などに用いるガスバーナに関する
ものである。

〔従来の技術〕

バーナ本体上に多数のスリット状主炎孔を設けたガスバ
ーナとして実公昭５８−１８０２０号公報に記載された
ユニバーサル耐酸欠バーナ（以下Ａバーナと称する）、
実開昭５０−３３３４０号公報に記載されたバーナ（以
下Ｂバーナと称する）、実開昭５６−９３６３１号、特
開昭５９−１３１８１４号公報に記載されたガスバーナ
（以下Ｃバーナと称する）がある。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記の従来技術に示すガスバーナにおいて、最近の強制
吸気ファンを有するガス湯沸器のように高負荷燃焼に伴
なってバーナ周囲の二次空気の流速が速くなると、Ｃバ
ーナのように主炎孔の横を直接二次空気が流れるように
したものでは、リフティング（せん火）、ブローオフ（
吹き消え）などが生じ易く、炎の安定が十分でない。ま
た、Ｃバーナの保炎方法は主炎の根元に噴出するガスの
速度を遅くしてリフティングに強い保炎としであるが、
このようにした場合、二次空気の流速が速いと十分な保
炎とはならない。

Ａバーナは複数個のスリット状主炎孔ごとに１個の保炎
孔を設けて組となし、かつ、各組ごとにエツジ板を設け
たものであるが、保炎孔は各主炎孔線およびエツジ板の
両端と中央のみに保炎孔があるので二次空気の流速が速
くなると保炎が不安定になる。さらにＢバーナは炎孔面
と炎安定板が同一面となっており、主炎に対して安定し
た保炎は殆んど生じないという問題がある。

〔問題点を解決するための手段〕

を設けるとともにバーナ本体の上部両側面にスリット状
などの保炎孔を設け、さらに、この保炎孔　−の下のバ
ーナ本体の両側面に保炎板を設け、この保炎板に空気孔
を設けたものである。

〔作用〕

この発明のガスバーナは上記の構成であるから、主炎孔
からは主炎を構成する混合ガスが噴出し、保炎孔からは
側方へ向けて保炎を構成する混合ガスが噴出してそれぞ
れ主炎と保炎を発生するが、保炎孔の下に保炎板がある
ため、この保炎板によりその上部の保炎孔の部分では二
次空気の流速がもに、燃焼をよ＜シ、保炎板の上に安定
した保炎を発生させる。

〔実施例〕

第１図、第２図において、１はバーナ本体で、公知のブ
ンゼンバーナと同様にガスと一次空気の入口２およびガ
スと一次空気の混合分配室３が形成しである。

４は本体１の頂部に形成したスリット状の主炎孔で、図
示例では数個の主炎孔４を一組としてその複数組を一定
の間隔で配置しである。また、各主炎孔４は中央部で切
れているが、連続している場合もある。

上記各主炎孔４の両側にはスリット状の保炎孔５を設け
るが、この保炎孔５は第３図のように主炎孔４とつなが
る場合と、主炎孔４と別になっている場合とがある。

上記各保炎孔５より少し下った部分の本体１の両側に保
炎板６を設ける。この保炎板６は各保炎孔５群の下部で
は巾が広くなり、保炎孔５のない部分では狭くなってい
る。この保炎板６には複数の空気孔７を設けるが、この
空気孔７は２個の保炎孔５毎にその間に設けられる。従
って図示例のように各組の保炎孔５が６個の場合、空気
孔は３個となる。８は火移り用の突片で、バーナを複数
配置する場合に保炎板６の適当個所に設ける。

上記の実施例の保炎板６はＬＰＧ　用であり、都市ガス
用の保炎板６は第４図のような形状とする。

上記の実施例において、図示省略しそあるノズルから噴
出したガスは一次空気とともに入口２からバーナ本体１
内に流入し、混合分配室３で混合したのち各主炎孔４お
よび保炎孔５から噴出し、点火されて主炎および主炎の
根元の部分に保炎が形成される。

この実施例の作用において、各主炎孔４群の間の主炎孔
のない部分は保炎板６の巾を狭くするかまたはなくする
ことによりバーナ本体１上に流れる二次空気量を多くし
て各主炎群の間を分離する。

また、保炎板６は二次空気の流れを制限し、二次空気が
保炎に直接影響することを防止する。

また、空気孔７により保炎板６の上に発生する渦流など
を分割して安定させるとともに、保炎中に二次空気を供
給して保炎の燃焼状態をよくし、保炎板６上に安定した
保炎を発生させる。

なお、上記実施例は主炎孔４および保炎孔５がスリット
状になっているものを示しているが、これらの炎孔４，
５は必ずしもスリット状である必要はなく、炎孔４．′
５の一方または両方が丸孔状の場合もある。

〔効果〕

この発明のガスバーナは、上記のように各スリット状そ
の他の任意形状の主炎孔の両側にスリット状その他の任
意形状の保炎孔を設けることにより主炎の両側の根元に
保炎を発生させるものであるが、各保炎孔の下には保炎
板を設けたのでバーナ本体の両側を流れる二次空気の流
れが制限さ−れ、同時に保炎板に設けた空気孔により保
炎中に二次空気を供給するので保炎が安定する。従って
リフティング（せん火）やブローオフ（吹き消え）が防
止され、高負荷燃焼性が優れている。また、燃焼ガス量
を絞った状態や二次空気流の強い中でも安定した燃焼が
できるなどの効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明のガスバーナの実施例を示す平面図、
第２図は同上の正面図、第３図は要部の一部切欠拡大斜
視図、第４図は保炎板の他の例を示す平面図である。 １・・・バーナ本体、４・・・主炎孔、５・・・保炎孔
、６・・・保炎板、７・・・空気孔。 特許出願人　　　　　株式会社陽栄製作所同　代理人　
　　　鎌　１）文　二 第１図 第２図 第３図 第４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、バーナ本体の上部に多数の主炎孔を設けるとともに
   、バーナ本体の上部両側面に保炎孔を設け、さらに、こ
   の保炎孔の下のバーナ本体の両側面に保炎板を設け、こ
   の保炎板には空気孔を設けたことを特徴とするガスバー
   ナ。 ２、主炎孔と保炎孔はそれぞれスリット状となつている
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のガスバー
   ナ。 ３、保炎板に設けた空気孔は保炎孔の間に位置している
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のガスバー
   ナ。