JP2001141309A - ドレン水貯留容器 - Google Patents

ドレン水貯留容器

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JP2001141309A JP32404499A JP32404499A JP2001141309A JP 2001141309 A JP2001141309 A JP 2001141309A JP 32404499 A JP32404499 A JP 32404499A JP 32404499 A JP32404499 A JP 32404499A JP 2001141309 A JP2001141309 A JP 2001141309A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 潜熱回収型熱交換器を具備する燃焼装置に取
付けたドレン水貯留容器として、万一排水配管が詰まっ
た場合でもドレン水を燃焼装置外に排出できるようにす
る。 【解決手段】 ドレン水貯留容器1内を仕切壁14によ
り水封室11と中和室12とに分ける。水封室11の上
方より挿入されたドレン管8は下端部を前記仕切壁14
よりも低く且つ底面に達しない位置に配置される。中和
室12は下水道に導く排水配管9と接続される排水口1
7が底部に形成される。中和室12は前記排水口17が
形成されていない領域に前記仕切壁14よりも低い高さ
のオーバーフロー壁15が形成され、該オーバーフロー
壁15で囲まれた補助室13を設ける。補助室13は底
部にガス器具2外に開放したドレン排出口18が形成さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば給湯器や温
水循環式暖房機等の燃焼装置(ガス器具、石油器具等)
において潜熱回収型熱交換器で発生するドレン水を回収
するためのドレン水貯留容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5に示すように、例えば、給湯器や温
水循環式暖房機等の燃焼装置(ガス器具)20において
燃焼排気からの熱交換効率の向上を図った熱交換器とし
ては、ガスバーナ4の下部に、主熱交換器5と副熱交換
器6とが二段式に配置された構成のものがある。前記主
熱交換器5と前記副熱交換器6は、通水管51,61と
その外周に設けられた多数のフィン52,62とから構
成される。これによると、ガスバーナ4の燃焼によって
生じた燃焼排気から、まず主熱交換器5で顕熱を吸熱
し、次いで、副熱交換器6で前記主熱交換器5により冷
却された燃焼排気から潜熱を吸熱する。そして、副熱交
換器6を通過した燃焼排気は燃焼排気通路32を通って
ガス器具20外に排気される。このように、ガスバーナ
4の燃焼によって生じた燃焼排気から顕熱及び潜熱を吸
熱するから効率よく熱交換されることとなる。
【0003】また、前記副熱交換器6では、燃焼排気の
潜熱を吸熱して露点以下に冷却されてドレン水64を発
生させ、ここで発生したドレン水64は、前記副熱交換
器6の下方に設けたドレン受け33に集められ、ドレン
管80を通じて排水配管9にて器具20外へ排水され
る。前記ドレン受け33は前記熱交換器5,6の構成上
燃焼排気路32中に設けられるから、燃焼排気が排水配
管9側に進入してこないように前記ドレン管80をU字
管とし、ここで水封する構成にされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、万一前
記排水配管9が詰まった場合にはドレン水64が排水さ
れなくなるから、ドレン管80とドレン受け33の接続
部からドレン水64が器具20内に漏れ出してきたり、
更にはドレン受け33にドレン水64が溜まって前記燃
焼排気通路32を塞いでしまうこととなる。そうする
と、前記ドレン水64は燃焼排気中の硫黄酸化物や窒素
酸化物等を吸収しpH4程度の酸性液体であるため、器
具20内に漏れ出してきたドレン水64によって金属製
のガス器具20を腐蝕させることとなる。また、前記燃
焼排気通路32を塞いでしまうと燃焼排気が排気されな
くなるからガスバーナ4が燃焼不良を起こすこととなる
等の問題が生じる。
【0005】本発明は、『潜熱回収型熱交換器を具備す
る燃焼装置における燃焼排気通路中に設けたドレン受け
のドレン水をドレン管を介して排出し、この排出ドレン
水を貯留するドレン水貯留容器』として、燃焼排気が排
水配管側に進入してこないようにドレン水排水経路を水
封すると共に、万一排水配管が詰まった場合でもドレン
水を燃焼装置外に排出できるようにすることを課題とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に講じた本発明の技術的手段は、次のようである。『前
記ドレン水貯留容器内を、底面から立ち上げた仕切壁に
より、前記ドレン管が挿入される第1室と、下水道に導
く排水配管と接続される排水口が底部に形成された第2
室とに分けられており、前記第1室は、前記ドレン管の
下端部を前記仕切壁よりも低く且つ底面に達しない位置
に配置させ、前記第2室は、前記排水口が形成されてい
ない領域に前記仕切壁よりも低い高さのオーバーフロー
壁で囲まれた補助室を設け、且つ、この補助室の底部に
前記器具外に開放したドレン排出口が形成されたもので
あることを特徴とする。』前記技術的手段は、次のよう
に作用する。
【0007】前記第1室は、前記ドレン管の下端部を前
記仕切壁よりも低く且つ底面に達しない位置に配置させ
ているから、燃焼装置の使用時にドレン水で満たされる
と前記ドレン管の下端部が水没する。これにより、前記
第1室が前記ドレン管を水封する水封室として働き、燃
焼排気が燃焼排気通路からドレン管側に進入することな
く排気口から確実に排気される。
【0008】一方、ドレン水は、前記ドレン管を通じて
前記第1室に溜められるが、その水位が前記仕切壁を越
えると前記第2室に溢れ出す。この第2室に溢れ出して
きたドレン水は前記排水口を通じて排水配管に排出され
る。そして、万一前記排水配管が詰まった場合、前記第
2室はドレン水で満たされてくるが、第2室には前記仕
切壁よりも低い高さのオーバーフロー壁で囲まれた補助
室が設けられているから、その水位が前記オーバーフロ
ー壁を越えると前記補助室に溢れ出す。するとこの補助
室に溢れ出してきたドレン水は前記ドレン排出口を通じ
て燃焼装置外に排水される。
【0009】また、第2の手段として、『前記ドレン水
貯留容器内を、底面から立ち上げた仕切壁により、前記
ドレン管が挿入される第1室と、下水道に導く排水配管
と接続される排水口が底部に形成された第2室とに分け
られており、前記第1室は、前記ドレン管の下端部を前
記仕切壁よりも低く且つ底面に達しない位置に配置さ
せ、前記第2室は、これを囲う前記ドレン水貯留容器の
外側壁において前記仕切壁よりも低い高さに前記燃焼装
置外に開放したドレン排出口が形成されたもの』でも、
前記手段と同様に、万一前記排水配管が詰まった場合で
も、ドレン水の水位が前記ドレン排出口に達するとドレ
ン水が前記ドレン排出口から燃焼装置外に排水される。
【0010】前記各手段において、『前記第1室または
前記第2室は、ドレン水を中和するための水道水を給水
する給水連絡管が上方に配置された中和室となるもの』
では、酸性のドレン水は前記第1室または前記第2室に
おいて水道水と混合され中和した後、前記排水配管を通
して燃焼装置外に排水される。従って、排水配管や下水
管等に使用される金属製品を腐蝕させたり水質汚染等を
引き起こすようなこともない。
【0011】
【発明の効果】以上のように、本発明によると、例え排
水配管が詰まった場合でもドレン水は前記補助室のドレ
ン排出口から燃焼装置外に排出されるから、ドレン水が
燃焼装置内に流出してくることもなく、且つ、ドレン水
が前記ドレン受けに溜まって前記燃焼排気通路を塞ぐよ
うなことを防止できる。従って、ドレン水の燃焼装置内
流出によって燃焼装置が腐蝕されることもなく、燃焼排
気通路の閉塞による燃焼装置の燃焼不良を起こすことも
ない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面を参照しながら説明する。図1は、本実施の形態によ
るドレン水貯留容器1を取付けた潜熱回収型熱交換器を
具備する燃焼装置としてのガス器具2(例えば、給湯器
や温水循環式暖房機など)を示す模式図である。
【0013】図1に示すガス器具2は、缶体3の上部に
配置され炎孔部42が下向きに設定されたガスバーナ
4、その下部の缶体3内に主熱交換器5と副熱交換器6
とが二段式に配置された構成を有する。
【0014】前記ガスバーナ4の給気室41にはガスノ
ズル43を臨ませガスが供給される。また、前記給気室
41の上部にファン7が設けられ、このファン7を駆動
するとガス器具2下部の給気口21から空気が導入され
て前記給気室41内に供給される。そして、ガスバーナ
4を燃焼させて生じた燃焼排気は、前記缶体3内の主熱
交換器5及び副熱交換器6を通り、前記缶体3底部に接
続された燃焼排気通路32を通ってガス器具2外へ排気
される。
【0015】前記主熱交換器5と前記副熱交換器6は、
それぞれ、通水管51,61とその外周に設けられた多
数のフィン52,62とから構成される。なお、前記通
水管51,61は、缶体3内を縦横に蛇行させて配置し
本ガス器具2にて熱交換する水を導入する配管であり、
前記缶体3の外周にも沿わせた通水管31と一本に繋が
ったものである。また、前記副熱交換器6には、上段の
通水管61と下段の通水管61との間に整流板63が設
けられ、これにより、燃焼排気全体を下段の通水管61
に向けて案内することにより吸熱効率を向上させてい
る。そして、前記ガスバーナ4の燃焼によって生じた燃
焼排気から、前記主熱交換器5でその顕熱を吸熱し前記
副熱交換器6でその潜熱を吸熱する。これにより、前記
通水管51,61を流れる水は、効率よく温水に変換さ
れる。
【0016】一方、前記副熱交換器6で燃焼排気から潜
熱を吸熱する際に水蒸気が凝縮してドレン水64を発生
させるから、このドレン水64を回収するため前記燃焼
排気通路32中における前記副熱交換器6の下部にドレ
ン受け33が設けられている。そして、前記ドレン受け
33の下部には、本実施の形態に係るドレン水貯留容器
1が取付けられている。このドレン水貯留容器1として
は、例えばPETなどの合成樹脂から形成される。
【0017】図2は、前記ドレン水貯留容器1の蓋体1
0を取り除いた状態の平面図を示す。図1、2に示すよ
うに、前記ドレン水貯留容器1は、全体が直方体形状を
有し、上部には蓋体10が取付けられている。そして、
このドレン貯留容器1内はその底面から所定の高さに立
ち上げ形成した仕切壁14により、水封室11(第1
室)と中和室12(第2室)とに分けられている。
【0018】前記水封室11は、前記ドレン受け33の
底部に取付けられたドレン管8が上方より挿入されてい
る。前記ドレン管8は下端部を前記仕切壁14よりも低
く且つこのドレン貯留容器1の底面に達しない位置に配
置されており、この水封室11が器具使用時にドレン水
64で満たされると前記ドレン管8の下端部が水没する
ようになっている。これにより、前記水封室11が前記
ドレン管8を水封するから、燃焼排気は燃焼排気通路3
2からドレン管8側に進入することなく排気口22から
排気される。前記仕切壁14の高さとしては、ガス器具
2の燃焼能力やドレン管8の口径等によっても異なる
が、一般には、約45mm程度にしておけば水封機能を
果たす。すなわち、この水封室11にドレン水64が満
たされるとその水位が約45mm程度に保たれるから、
このドレン水64の水頭圧に抗し燃焼排気がドレン管8
側に進入することなく排気口22から排気されることと
なる。また、前記水封室11は底部に水抜栓16が設け
られており、この水抜栓16はガス器具使用時では常に
閉じられているが、寒冷時のガス器具未使用時に凍結防
止のため水抜栓16を開けて水封室11内に溜まってい
るドレン水64を排水させるようにしている。ただし、
寒冷の心配がない等の場合には前記水抜栓16は特に設
ける必要はない。
【0019】前記中和室12は、底部に排水口17が形
成されており、この排水口17は下水道に導く排水配管
9が接続されている。すなわち、ガス器具使用時に前記
副熱交換器6で発生するドレン水64は、ドレン受け3
3、ドレン管8を通じて前記水封室11内に溜められる
が、その水位が前記仕切壁14を越えると前記中和室1
2に溢れ出してくる。この中和室12に溢れ出してきた
ドレン水64は、前記排水口17を通じて排水配管9か
ら排水される。これにより、前記水封室12は、少なく
ともガス器具使用時においては前記仕切壁14までドレ
ン水64で満たされ水封機能を果たすことができ、そし
て、次々と発生してくるドレン水64は、前記中和室1
2に溢れ出させてこの中和室12から前記排水口17を
通じてガス器具2外へ排水させることとなる。また、前
記中和室12は、その上方より給水連絡管81を臨ませ
て、ここから所定量の水道水が供給されるようになって
いる。ドレン水64は、既述のように燃焼排気中の硫黄
酸化物や窒素酸化物等を吸収しpH4程度の酸性液体で
ある。従って、そのまま排水すると、金属製の排水配管
や下水道管等を腐蝕させたり、コンクリート建造物を劣
化させたり、あるいは、水質汚染等の問題を引き起こす
原因となり得るため、pH7前後(pH5〜9の範囲
内)となるように中和処理して排水することが好まし
い。そこで、前記給水連絡管81から所定量の水道水を
前記中和室12に供給するようにし、ドレン水64を水
道水と混合して中和させてから排水するようにしてい
る。ただし、前記ドレン水64を他の雑排水と合流させ
て下水道に流すような配管経路を構成する場合は、ドレ
ン水64は雑排水により十分に中和されると考えられる
ため、この場合は水道水節約の観点からも前記中和処理
を特に行わなくても良い。このような場合は当然、前記
給水連絡管81は不要である。
【0020】また、前記中和室12は、前記排水口17
が形成されていない領域に前記仕切壁14よりも低い高
さのオーバーフロー壁15で囲まれた補助室13が設け
られている。そして、この補助室13は、底部にドレン
排出口18が形成されている。なお、前記ドレン排出口
18は、本実施の形態のようにそのまま開放しておいて
も良いし、前記排水口17に接続される排水配管9とは
別の排水配管を介して下水道に接続するようにしたり、
ドレンホースを接続し所定位置まで案内するようにして
も良い。また、前記ドレン排出口18をそのまま開放す
る場合にその直下に容器を配置してドレン水64を受け
るようにしても良い。
【0021】前記補助室13は、前記中和室12からド
レン水64が正常に排水される限り、ドレン水64が流
れ込んでくることはない。しかしながら、前記排水配管
9が詰まった場合は中和室12からドレン水64が正常
に排水されなくなる。すると、前記中和室12はドレン
水64と前記給水連絡管81からの水道水で満たされて
くるが、前記オーバーフロー壁15は前記仕切壁14よ
りも低い高さに設定されているので、その水位が前記オ
ーバーフロー壁15を越えると前記補助室13に溢れ出
す。この補助室13に溢れ出してきたドレン水64は前
記ドレン排出口18を通じてガス器具2外に排水され
る。
【0022】このように、本実施の形態のものによる
と、例え排水配管9が詰まった場合でもドレン水64は
前記補助室13のドレン排出口18からガス器具2外に
排水されるから、ドレン水64がドレン水貯留容器1か
らあふれてガス器具2内に流出してきたり、前記ドレン
受け33に溜まって前記燃焼排気通路32を塞ぐような
ことを防止でき、金属製のガス器具2を腐蝕させたり燃
焼排気通路32の閉塞によるガス器具2の燃焼不良を起
こすことがない。しかも、使用者は前記ドレン排出口1
8から水が出ていることに気付いて、前記排水配管9が
詰まっていることが分かる。よって、その詰まりを掃除
することで直ちに排水配管9を正常な状態に戻すことが
できる。
【0023】なお、本発明に係るドレン水貯留容器は、
前記実施の形態に限るものではない。例えば、図3に示
すように、前記中和室12aは、これを囲う容器1aの
外壁100において前記仕切壁14よりも低い高さにド
レンホース83が接続されて器具2外に開放したドレン
排出口18aを形成したものでも良い。このものでも、
万一前記排水配管9が詰まった場合、中和室12a内の
ドレン水64の水位が前記ドレン排出口18aに達する
とドレン水64は前記ドレン排出口18aから前記ドレ
ンホース83を通じてガス器具2外に排出される。ま
た、この場合でもドレン排出口18aにドレンホース8
3を接続してガス器具2外に開放させているが、前記ド
レン排出口18aを形成した容器1aの外壁100をガ
ス器具2の外壁と近接するように配置させ、前記ドレン
排出口18aがガス器具2外に直接開放された形態にし
ても良い。
【0024】また、例えば、図4に示すように、前記仕
切壁14bを容器1b内の一隅部を囲うように形成して
前記水封室11bとなし、中和室12bにおいて前記オ
ーバーフロー壁15bを前記水封室11bと対角線上の
隅部を囲うように形成して前記補助室13bとなすよう
に、各室11b,12b,13bの配置関係を適宜に変
更しても良い。
【0025】さらに、水道水を供給する給水連絡管81
は、前記中和室12(12a,12b)に臨ませている
が、前記水封室11(11b)に臨ませるようにしても
良い。この場合、ドレン水64の中和処理時に生じる沈
殿物(中和物)はこの水封室11内に堆積し排水配管9
には流れ込まないから、この沈殿物が原因で排水配管9
を詰まらせるようなこともない。ただし、定期的に前記
水抜栓16や蓋体10を開けて沈殿物を水封室11から
取り除く必要がある。また、前記実施の形態では、燃焼
装置としてガス器具2を挙げたが、例えば石油等の液体
燃料を燃焼させる石油器具であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態によるドレン水貯留容器を取付けた
ガス器具の模式図である。
【図2】図1に示すドレン水貯留容器の容器内構造を示
す平面図である。
【図3】実施の形態の他のドレン水貯留容器を取付けた
ガス器具の模式図である。
【図4】実施の形態のさらに他のドレン水貯留容器の容
器内構造を示す平面図である。
【図5】従来のガス器具の模式図である。
【符号の説明】
1 ドレン水貯留容器 8 ドレン管 9 排水配管 10 蓋体 11 水封室(第1室) 12 中和室(第2室) 13 補助室 14 仕切壁 15 オーバーフロー壁 16 水抜栓 17 排水口 18 ドレン排出口 33 ドレン受け 64 ドレン水 81 給水連絡管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹内 誉樹 名古屋市中川区福住町2番26号 リンナイ 株式会社内 Fターム(参考) 3L034 BA26 3L036 AA12 AA14

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 潜熱回収型熱交換器を具備する燃焼装置
    における燃焼排気通路中に設けたドレン受けのドレン水
    をドレン管を介して排出し、この排出ドレン水を貯留す
    るドレン水貯留容器であって、 前記ドレン水貯留容器内を、底面から立ち上げた仕切壁
    により、前記ドレン管が挿入される第1室と、下水道に
    導く排水配管と接続される排水口が底部に形成された第
    2室とに分けられており、 前記第1室は、前記ドレン管の下端部を前記仕切壁より
    も低く且つ底面に達しない位置に配置させ、 前記第2室は、前記排水口が形成されていない領域に前
    記仕切壁よりも低い高さのオーバーフロー壁で囲まれた
    補助室を設け、且つ、この補助室の底部に前記器具外に
    開放したドレン排出口が形成されたものであることを特
    徴とするドレン水貯留容器。
  2. 【請求項2】 潜熱回収型熱交換器を具備する燃焼装置
    における燃焼排気通路中に設けたドレン受けのドレン水
    をドレン管を介して排出し、この排出ドレン水を貯留す
    るドレン水貯留容器であって、 前記ドレン水貯留容器内を、底面から立ち上げた仕切壁
    により、前記ドレン管が挿入される第1室と、下水道に
    導く排水配管と接続される排水口が底部に形成された第
    2室とに分けられており、 前記第1室は、前記ドレン管の下端部を前記仕切壁より
    も低く且つ底面に達しない位置に配置させ、 前記第2室は、これを囲う前記ドレン水貯留容器の外側
    壁において前記仕切壁よりも低い高さに前記燃焼装置外
    に開放したドレン排出口が形成されたものであることを
    特徴とするドレン水貯留容器。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のドレン水貯留
    容器において、 前記第1室または前記第2室は、ドレン水を中和するた
    めの水道水を給水する給水連絡管が上方に配置された中
    和室となるものであることを特徴とするドレン水貯留容
    器。
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