JP2001311551A - 給湯装置 - Google Patents

給湯装置

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JP2001311551A
JP2001311551A JP2000129302A JP2000129302A JP2001311551A JP 2001311551 A JP2001311551 A JP 2001311551A JP 2000129302 A JP2000129302 A JP 2000129302A JP 2000129302 A JP2000129302 A JP 2000129302A JP 2001311551 A JP2001311551 A JP 2001311551A
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Japan
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fuel supply
hot water
supply amount
amount
burner
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JP2000129302A
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English (en)
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Kenji Aoki
健二 青木
Hideaki Fujikawa
英明 藤川
Naoki Tanaka
直己 田中
Koyo Torii
江洋 鳥居
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Harman Co Ltd
Original Assignee
Harman Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃焼バーナ部数の頻繁な切り換えを抑制し
て、給湯目標温度の湯水を安定して給湯することが可能
となる給湯装置を提供する点にある。 【解決手段】 制御手段Hが、バーナ3の目標燃料供給
量が、増大側切換抑制範囲内であると、その段を維持す
る最大目標燃料供給量を維持し、切換抑制用増大側燃料
供給量よりも大きくなると、燃焼バーナ部数増加側の次
の段に切り換え、かつ、バーナ3の目標燃料供給量が、
減少側切換抑制範囲内であると、その段を維持する最小
目標燃料供給量を維持し、切換抑制用減少側燃料供給量
よりも小さくなると、燃焼バーナ部数減少側の次の段に
切り換える燃焼バーナ部数切換処理を実行するととも
に、給湯温検出手段25の検出情報に基づいて、下流側
流路部分6aを通して給湯される湯水の温度が給湯目標
温度になるように混合比調整手段26を制御する混合比
調整処理を実行するように構成されている給湯装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給水路を通して供
給される水を複数のバーナ部を備えたバーナの燃焼によ
り加熱して給湯路より給湯する水加熱用の熱交換器と、
前記複数のバーナ部において燃料供給状態にする燃焼バ
ーナ部の数を複数段に切り換え、かつ、その燃焼バーナ
部への燃料供給量を調節する燃料供給状態調節手段と、
前記バーナにて加熱された湯水を給湯目標温度にするの
に必要とする前記バーナの目標燃料供給量を求めて、前
記燃料供給状態調節手段を制御して、前記バーナの燃焼
を制御する制御手段とが設けられ、前記制御手段が、前
記燃料供給状態調節手段の制御において、前記目標燃料
供給量が大きいほど前記燃焼バーナ部数を多くするよう
に、かつ、前記燃焼バーナ部数の切り換えにおいて、そ
の段を維持する最大目標燃料供給量を、その段よりも燃
焼バーナ部数増加側の次の段において、その段を維持す
る最小目標燃料供給量よりも大きく設定することによ
り、前記最大目標燃料供給量と前記最小目標燃料供給量
との間に燃料供給量のオーバーラップ部を設けて、前記
燃焼バーナ部数を切り換えるように構成されている給湯
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような給湯装置は、バーナにて加
熱される前の水の温度および水量と給湯目標温度とに基
づいて、バーナにて加熱された湯水を給湯目標温度にす
るのに必要とするバーナの目標燃料供給量を求めて、燃
料供給状態調節手段を制御する、いわゆるフィードフォ
ワード制御や、バーナにて加熱された湯水の温度と給湯
目標温度との偏差に基づいて、バーナにて加熱された湯
水を給湯目標温度にするのに必要とするバーナの目標燃
料供給量を求めて、燃料供給状態調節手段を制御する、
いわゆるフィードバック制御を実行することによって、
バーナの燃焼を制御するものであり、バーナの各バーナ
部において適正に燃焼させることが可能な燃料供給量の
最大量と最小量とが存在するので、目標燃料供給量が大
きいほど燃焼バーナ部数を多くするように燃焼バーナ部
の数を複数段に切り換えることによって、ガスバーナの
ターンダウン比を増加させるものである。
【0003】そして、燃焼バーナ部数の切り換えにおい
て、図3の(a)に示すように、上述のようなオーバー
ラップ部を設けることにより、目標燃料供給量が小範囲
において繰り返し増減変更することがあっても、燃焼バ
ーナ部数の頻繁な切り換えを抑制して、燃焼バーナ部数
の切換えに伴って生じる不安定な燃焼を極力回避し、か
つ、前記燃料供給状態調節手段の構成要素となる切換弁
などの早期劣化を回避したものである。
【0004】前記燃焼バーナ部数の切り換えについて、
図3の(a)を用いて説明を加えると、例えば、燃焼バ
ーナ部数が2段目の中インプットラインBにて燃料供給
状態調節手段を制御しているときに、求められた目標燃
料供給量が中インプットラインB上を維持する最大目標
燃料供給量Bmaxよりも大きくなると、図中の矢印に
示すように、燃焼バーナ部数が3段目の大インプットラ
インC上にて燃料供給状態調節手段を制御するように燃
焼バーナ部数を切り換え、かつ、求められた目標燃料供
給量が中インプットラインB上を維持する最小目標燃料
供給量Bminよりも小さくなると、図中の矢印に示す
ように、燃焼バーナ部数が1段目の小インプットライン
A上にて燃料供給状態調節手段を制御するように燃料バ
ーナ部数を切り換えるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の給湯装置では、上述の如く、求められる目標燃料供
給量がその段を維持する最大目標燃料供給量よりも少し
でも大きくなると、燃焼バーナ部数を切り換えるように
しているために、例えば、求められた目標燃料供給量が
その段を維持する最大目標燃料供給量または最小燃料供
給量の付近にて制御しているときに、水圧の変動などに
よって熱交換器への通水量が少量変動するだけで、燃焼
バーナ部数の切り換えが行われることとなり、水圧の変
動などによって燃焼バーナ部数の頻繁な切り換えが行わ
れる虞があった。
【0006】すなわち、図3の(a)を用いて具体的に
説明すると、例えば、燃焼バーナ部数が2段目の中イン
プットラインBを維持する最大目標燃料供給量Bmax
付近のB1点にて燃料供給状態調節手段を制御している
ときに、水圧の変動により熱交換器への通水量が増加す
るに伴って求められる目標燃料供給量が増加するので、
その目標燃料供給量が最大目標燃料供給量Bmaxより
も大きくなると、燃焼バーナ部数が3段目の大インプッ
トラインC上のC1点にて燃料供給状態調節手段を制御
するように燃焼バーナ部数を切り換えることとなる。さ
らに、上述の如く、燃焼バーナ部数が中インプットライ
ンBから大インプットラインCに切り換えられて、大イ
ンプットラインC上のC1点にて燃料供給状態調節手段
を制御しているときに、水圧の変動により熱交換器への
通水量が減少するに伴って求められる目標燃料供給量が
減少するので、その目標燃料供給量が大インプットライ
ンC上を維持する最小目標燃料供給量Cminよりも小
さくなると、燃焼バーナ部数が中インプットラインBの
B2点にて燃料供給状態調節手段を制御するように燃焼
バーナ部数を再度切り換えることとなる。
【0007】このようにして、従来の給湯装置では、水
圧の変動などによって熱交換器への通水量が少量変動す
るだけで燃焼バーナ部数の切り換えが行われるので、燃
焼バーナ部数の頻繁な切り換えが行われ、その燃焼バー
ナ部数の切り換えのたびに給湯される湯水の温度が変動
することとなって、給湯目標温度の湯水を安定して給湯
することができない虞があった。
【0008】ちなみに、上述の燃焼バーナ部数の頻繁な
切り換えが行われるという不都合を解消するために、図
3の(a)において、例えば、中インプットラインB上
を維持する最大目標燃料供給量Bmaxと大インプット
ラインC上を維持する最小目標燃料供給量Cminとの
間の燃料供給量のオーバーラップ部を大きくすることが
考えられるが、バーナの性能上、各インプットライン上
における最小目標燃料供給量および最大目標燃料供給量
の設定に限界があり、十分に大きなオーバーラップ部を
設けることができないものとなっている。
【0009】本発明は、かかる点に着目してなされたも
のであり、その目的は、燃焼バーナ部数の頻繁な切り換
えを抑制して、給湯目標温度の湯水を安定して給湯する
ことが可能となる給湯装置を提供する点にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明によれば、給水路を通して供
給される水を複数のバーナ部を備えたバーナの燃焼によ
り加熱して給湯路より給湯する水加熱用の熱交換器と、
前記複数のバーナ部において燃料供給状態にする燃焼バ
ーナ部の数を複数段に切り換え、かつ、その燃焼バーナ
部への燃料供給量を調節する燃料供給状態調節手段と、
前記バーナにて加熱された湯水を給湯目標温度にするの
に必要とする前記バーナの目標燃料供給量を求めて、前
記燃料供給状態調節手段を制御して、前記バーナの燃焼
を制御する制御手段とが設けられ、前記制御手段が、前
記燃料供給状態調節手段の制御において、前記目標燃料
供給量が大きいほど前記燃焼バーナ部数を多くするよう
に、かつ、前記燃焼バーナ部数の切り換えにおいて、そ
の段を維持する最大目標燃料供給量を、その段よりも燃
焼バーナ部数増加側の次の段において、その段を維持す
る最小目標燃料供給量よりも大きく設定することによ
り、前記最大目標燃料供給量と前記最小目標燃料供給量
との間に燃料供給量のオーバーラップ部を設けて、前記
燃焼バーナ部数を切り換えるように構成されている給湯
装置において、前記給水路を通して供給される水を前記
熱交換器を迂回して前記給湯路に供給するバイパス路
と、前記給湯路にて混合される前記熱交換器にて加熱さ
れて供給される湯水と前記バイパス路を通して供給され
る水との混合比を調整する混合比調整手段と、前記給湯
路における前記バイパス路の接続箇所よりも下流側流路
部分を通して給湯される湯水の温度を検出する給湯温検
出手段とが設けられ、前記制御手段が、前記燃焼バーナ
部数の増大側への切り換えにおいて、前記バーナの目標
燃料供給量が、その段を維持する最大目標燃料供給量よ
りも大きくかつその最大目標燃料供給量よりも切換抑制
用設定量大きい切換抑制用増大側燃料供給量までの増大
側切換抑制範囲内であると、その段を維持する最大目標
燃料供給量を維持するように前記燃料供給状態調節手段
を制御し、かつ、前記バーナの目標燃料供給量が、前記
切換抑制用増大側燃料供給量よりも大きくなると、前記
燃焼バーナ部数増加側の次の段に切り換えるように前記
燃料供給状態調節手段を制御し、かつ、前記燃焼バーナ
部数の減少側への切り換えにおいて、前記バーナの目標
燃料供給量が、その段を維持する最小目標燃料供給量よ
りも小さくかつその最小燃料供給量よりも切換抑制用設
定量小さい切換抑制用減少側燃料供給量までの減少側切
換抑制範囲内であると、その段を維持する最小目標燃料
供給量を維持するように前記燃料供給状態調節手段を制
御し、かつ、前記バーナの目標燃料供給量が、前記切換
抑制用減少側燃料供給量よりも小さくなると、前記燃焼
バーナ部数減少側の次の段に切り換えるように前記燃料
供給状態調節手段を制御する燃焼バーナ部数切換処理を
実行するとともに、前記給湯温検出手段の検出情報に基
づいて、前記下流側流路部分を通して給湯される湯水の
温度が給湯目標温度になるように前記混合比調整手段を
制御する混合比調整処理を実行するように構成されてい
る。
【0011】すなわち、燃焼バーナ部数の増加側への切
り換えにおいて、バーナの目標燃料供給量が、その段を
維持する最大目標燃料供給量よりも大きくなっても、切
換抑制用増大側燃料供給量以下の増大側切換抑制範囲内
であると、燃焼バーナ部数の切り換えは行わず、その段
を維持する最大目標燃料供給量に維持し、かつ、バーナ
の目標燃料供給量が、切換抑制用増大側燃料供給量より
も大きくなると、燃焼バーナ部数増加側の次の段に切り
換えるようにすることができ、また、燃焼バーナ部数の
減少側への切り換えにおいても、上述の増加側への切り
換えと同様に、バーナの目標燃料供給量が、その段を維
持する最小目標燃料供給量よりも小さくなっても、切換
抑制用減少側燃料供給量以上の減少側切換抑制範囲内で
あると、燃焼バーナ部数の切り換えは行わず、その段を
維持する最小目標燃料供給量に維持し、かつ、バーナの
目標燃料供給量が、切換抑制用減少側燃料供給量よりも
小さくなると、燃焼バーナ部数減少側の次の段に切り換
えるようにすることができることとなる。
【0012】したがって、バーナの目標燃料供給量が、
その段を維持する最大目標燃料供給量よりも少し大きく
なったり、その段を維持する最小目標燃料供給量よりも
少し小さくなっても、燃焼バーナ部数の切り換えを行わ
ず、その段を維持する最大目標燃料供給量や最小目標燃
料供給量に維持することができることとなって、水圧の
変動などによりバーナの目標燃料供給量が多少変動して
も、燃焼バーナ部数の切り換えを抑制して、燃焼バーナ
部数の頻繁な切り換えを抑制して、給湯目標温度の湯水
を安定して給湯することが可能となる。
【0013】さらに、上述の如く、バーナの目標燃料供
給量が増大側切換抑制範囲内であるときに、燃焼バーナ
部数の切り換えは行わず、その段を維持する最大目標燃
料供給量に維持したり、また、バーナの目標燃料供給量
が減少側切換抑制範囲内であると、燃焼バーナ部数の切
り換えは行わず、その段を維持する最小目標燃料供給量
に維持しているときには、変動した目標燃料供給量にて
燃料供給状態調節手段を制御していないために、給湯路
を通して給湯される湯水の温度が給湯目標温度から外れ
る虞があるが、混合比調整処理を実行することによっ
て、給湯目標温度の湯水が給湯されるように混合比調整
手段を制御することができることとなって、給湯路を通
して給湯目標温度の湯水を給湯することが可能となる。
【0014】以上のことをまとめると、請求項1に記載
の発明によれば、燃焼バーナ部数の頻繁な切り換えを抑
制して、給湯目標温度の湯水を安定して給湯することが
可能となるとともに、燃焼バーナ部数の頻繁な切り換え
を抑制することによって、給湯目標温度から外れた湯水
を給湯する虞があるときにも、給湯目標温度の湯水を給
湯することが可能となって、燃焼バーナ部数の頻繁な切
り換えを抑制して、給湯目標温度の湯水を安定して給湯
することが可能となる給湯装置を提供することができる
に到った。
【0015】請求項2に記載の発明によれば、前記燃焼
バーナ部数切換処理における前記増大側切換抑制範囲お
よび前記減少側切換抑制範囲が、前記給水路を通して供
給される水量の変動により変動する前記目標燃料供給量
の変動幅に基づいて、設定されている。すなわち、水圧
の変動などにより給水路を通して供給される水量が変動
して目標燃料供給量が変動する変動幅を燃焼バーナ部数
切換処理における増大側切換抑制範囲および減少側切換
抑制範囲として設定することが可能となって、請求項1
との協働作用により、水圧の変動などによって目標燃料
供給量が変動しても、その変動幅が増大側切換抑制範囲
内または減少側切換抑制範囲内となり、燃焼バーナ部数
の切り換えが行われないようにすることができ、水圧の
変動などに起因する燃焼バーナ部数の頻繁な切り換えを
的確に抑制することが可能となる。
【0016】請求項3に記載の発明によれば、前記バー
ナの複数のバーナ部に燃焼用空気を通風する単一のファ
ンが、前記燃焼バーナ部数の切り換えのいずれの段にお
いても、複数のバーナ部の全てに通風するように設けら
れ、前記制御手段が、前記燃焼バーナ部に供給される目
標燃料供給量に対応して設定される目標通風量になるよ
うに、前記ファンの通風量を制御するように構成されて
いる。すなわち、燃焼バーナ部に供給される目標燃料供
給量に対応して設定される目標通風量になるようにファ
ンの通風量を制御することによって、燃焼バーナ部に供
給される目標燃料供給量に見合った量の燃焼用空気を通
風することができることとなって、不完全燃料や炎のリ
フトなどの発生を防止して良好な燃焼が可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の燃焼装置を給湯装置に適
応した例を図面に基づいて説明する。この給湯装置は、
図1に示すように、供給される水を加熱して図外の給湯
栓に給湯する給湯部K、この給湯部Kの動作を制御する
制御手段としての制御部H、この制御部Hに動作情報を
指令するリモコン操作部Rなどを備えて構成されてい
る。
【0018】前記給湯部Kは、燃焼室1内に、水加熱用
の熱交換器2、この熱交換器2を加熱するガス燃焼式の
ガスバ−ナ3、このガスバ−ナ3に下方から燃焼用空気
を通風するとともに、その通風量を変更調整自在なファ
ン4などが備えられ、熱交換器2には、例えば家庭用の
水道などから水が供給される給水路5、加熱後の湯を給
湯する給湯路6がそれぞれ接続されている。そして、給
水路5には、熱交換器2への通水量を検出する通水量セ
ンサ7、入水温度を検出する入水温サ−ミスタ8がそれ
ぞれ備えられ、給湯路6には、ガスバーナ3にて加熱さ
れた湯水の温度を検出する加熱温サーミスタ9が備えら
れている。
【0019】また、給水路1を通して供給される水を熱
交換器2を迂回して給湯路6に供給するバイパス路23
が設けられ、給湯路6におけるバイパス路23の接続箇
所よりも下流側流路部分6aに、給湯量を調整する水比
例バルブ24、下流側流路部分6aを通して給湯される
湯水の温度を検出する給湯温検出手段としての給湯温サ
ーミスタ25が設けられている。そして、バイパス路2
3には、バイパス路23を通流する水量を調整自在なバ
イパスバルブ26が設けられ、このバイパスバルブ26
が、給湯路6にて混合される熱交換器2にて加熱されて
供給される湯水とバイパス路23を通して供給される水
との混合比を調整する混合比調整手段として構成されて
いる。
【0020】前記ガスバーナ3は、後述するように、複
数本のバ−ナ部を備え、燃焼バ−ナ部の本数を複数段に
切り換えられるように構成され、燃料供給路10が3つ
の分岐路10a,10b,10cに分岐され、それぞれ
の分岐路10a,10b,10cに燃料ガスの供給を断
続する電磁操作式の切換弁11a,11b,11cが設
けられ、これら切換弁11a,11b,11cの切り換
えによって燃焼バ−ナ部の本数が3段に切り換え可能に
構成されている。そして、この分岐箇所よりも上流側の
燃料供給路10には、ガスバ−ナ3への燃料供給量を変
更調節自在な電磁操作式のガス量調節弁12、燃料供給
を断続する電磁操作式の断続弁13などが備えられ、切
換弁11a,11b,11cとガス量調節弁12とが、
燃料供給状態調節手段Nとして構成されている。また、
ガスバ−ナ3の近くには、ガスバ−ナ3に対する点火動
作を実行するイグナイタ14と、ガスバ−ナ3に着火さ
れたか否かを検出するフレ−ムロッド15とが備えられ
ている。
【0021】前記ガスバーナ3は、図2に示すように、
空気混合率の小なる濃混合気を燃焼させる複数本の濃バ
ーナ3aと空気混合率の大なる淡混合気を燃焼させる複
数本の淡バーナ3bとからなる濃淡燃焼バーナで、例え
ば、15本の濃バーナ3aと14本の淡バーナ3bと
が、濃バーナ3aを両端に位置させた状態で交互に並設
されている。つまり、15本の濃バーナ3aと14本の
淡バーナ3bとが、それぞれバーナ部を構成し、このよ
うな複数本のバーナ部3a,3bによってバーナ3が構
成されている。前記濃バーナ3aに燃料ガスを供給する
濃用ガス供給口16aと、淡バーナ3bに燃料ガスを供
給する淡用ガス供給口16bとが上下2段に配設され、
かつ、これらガス供給口16a,16bに燃料ガスを吹
き込む図外のノズルを備えたガスヘッダ17が設けられ
ていて、このガスヘッダ17が隔壁によって3つのブロ
ック、つまり、第一ブロック17a、第二ブロック17
b、第三ブロック17cに分割されている。
【0022】この3つに分割された各ブロック17a,
17b,17cに対し、上述した3つの分岐路10a,
10b,10cが各別に接続され、それぞれの分岐路1
0a,10b,10cに電磁操作式の切換弁11a,1
1b,11cが設けられている。そして、前記切換弁1
1a,11b,11cの切り換えによって、第一ブロッ
ク17aにのみ燃料ガスを供給して、合計7本の濃バー
ナ3aを燃焼させる状態と、第一ブロック17aと第二
ブロック17bとに燃料ガスを供給して、合計15本の
濃バーナ3aを燃焼させる状態と、全てのブロック17
a,17b,17cに燃料ガスを供給して、合計15本
の濃バーナ3aと14本の淡バーナ3bとの全てのバー
ナを燃焼させる濃淡燃焼状態との3段に切り換え可能に
構成されている。
【0023】前記リモコン操作部Rは、給湯部Kの運転
の開始・停止を指令する運転スイッチ18、給湯目標温
度を変更設定自在な温度設定スイッチ19、出湯温度や
目標温度などを表示する表示部20、運転状態であるこ
とを表示する運転ランプ21、ガスバーナが燃焼状態で
あることを表示する燃焼ランプ22などを備えて構成さ
れている。
【0024】前記制御部Hは、マイクロコンピュタ−を
備えて構成され、ガスバーナ3にて加熱された湯水を給
湯目標温度にするのに必要とするガスバーナ3の目標燃
料供給量を求めて、その目標燃料供給量になるように燃
料供給状態調節手段Nを制御するとともに、燃焼バーナ
部に供給される目標燃料供給量に対応して設定される目
標通風量になるように、ファン4の通風量を制御する通
常燃焼制御処理を実行するように構成されている。
【0025】前記通常燃焼制御処理は、給湯部Kが運転
状態に設定されている状態で、熱交換器2への通水が開
始されるに伴って点火処理を実行してガスバ−ナ3の燃
焼を開始して、熱交換器2への通水が停止されるに伴っ
て停止処理を実行してガスバ−ナ3の燃焼を停止させる
ように制御するように構成されている。そして、熱交換
器2への通水が検出されているときには、通水量センサ
7、入水温サ−ミスタ8のそれぞれの検出情報、およ
び、温度設定スイッチ19にて設定されている給湯目標
温度の情報に基づいて、給湯路6を通して給湯される湯
水の温度を給湯目標温度にするために必要なガスバ−ナ
3の目標燃料供給量を演算にて求め、求めた目標燃料供
給量になるように燃焼させるバーナ3a,3bの本数
と、その燃焼バーナ3a,3bへ供給する燃料供給量を
制御し、かつ、目標燃料供給量に対応して設定される目
標通風量になるようにファン4の通風量を制御する、い
わゆるフィードフォワード制御をする燃焼制御処理を実
行するとともに、給湯温サーミスタ25の検出情報に基
づいて、給湯路6を通して給湯される湯水が給湯目標温
度になるようにバイパスバルブ26の開度を調整するよ
うに構成されている。ちなみに、ガスバーナ3を最大限
に燃焼させても、給湯温サーミスタ25による検出温度
が給湯目標温度に足りない場合には、水比例バルブ24
を絞ることによって給湯目標温度になるように制御する
ようにしている。
【0026】前記燃焼制御処理におけるガスバーナ3と
ファン4との制御について説明を加えると、図3の
(b)に示すように、目標燃料供給量に対して燃焼させ
るバーナ3a,3bの本数とファン4の目標回転速度と
の関係が予め設定されて記憶されており、その記憶され
た情報に基づいて実行されるようにしている。具体的に
説明すると、演算により求めた目標燃料供給量に基づい
て、その目標燃料供給量が少ない場合には、小インプッ
トラインAに沿うように、前記分岐路10aの切換弁1
1aのみを開弁してガス量調節弁12の開度を調節し、
かつ、ファン4の回転速度を制御して、7本の濃バーナ
3aのみを燃焼させる。そして、目標燃料供給量が多い
場合には、大インプットラインCに沿うように、3つの
切換弁11a,11b,11cの全てを開弁してガス量
調節弁12の開度を調節し、かつ、ファン4の回転速度
を制御して、15本の濃バーナ3aと14本の淡バーナ
3bとの全てを燃焼させる。また、目標燃料供給量が中
間の場合には、中インプットラインBに沿うように、2
つの切換弁11a,11bを開弁してガス量調節弁12
の開度を調節し、ファン4の回転速度も制御して、15
本の濃バーナ3aを燃焼させる。
【0027】そして、前記燃焼制御処理における燃焼バ
ーナ部数の切り換え、すなわち燃焼させるバーナ3a,
3bの本数の切り換えにおいて、その段を維持する最大
目標燃料供給量を、その段よりも燃焼バーナ部数増加側
の次の段において、その段を維持する最小目標燃料供給
量よりも大きくすることにより、その最大目標燃料供給
量と最小目標燃料供給量との間に燃料供給量のオーバー
ラップ部を設けて、燃焼バーナ部数を切り換えるように
構成されている。図3の(b)を用いて具体的に説明す
ると、中インプットラインBを維持する最大目標燃料供
給量Bmaxを、大インプットラインCを維持する最小
目標燃料供給量Cminよりも大きくすることにより、
その最大目標燃料供給量Bmaxと最小目標燃料供給量
Cminとの間に設定量の燃料供給量のオーバーラップ
部を設けるようにしている。
【0028】そして、燃焼バーナ部数の増大側への切り
換えにおいて、ガスバーナ3の目標燃料供給量が、増大
側切換抑制範囲X1内であると、その段を維持する最大
目標燃料供給量を維持するように燃料供給状態調節手段
Nを制御し、かつ、ガスバーナ3の目標燃料供給量が、
切換抑制用増大側燃料供給量よりも大きくなると、燃焼
バーナ部数増加側の次の段に切り換えるように燃料供給
状態調節手段Nを制御し、燃焼バーナ部数の減少側への
切り換えにおいて、ガスバーナ3の目標燃料供給量が、
減少側切換抑制範囲X2内であると、その段を維持する
最小目標燃料供給量を維持するように燃料供給状態調節
手段Nを制御し、かつ、ガスバーナ3の目標燃料供給量
が、切換抑制用減少側燃料供給量よりも小さくなると、
燃焼バーナ部数減少側の次の段に切り換えるように燃料
供給状態調節手段Nを制御する燃焼バーナ部数切換処理
を実行するとともに、給湯温サーミスタ25の検出情報
に基づいて、給湯路6における下流側流路部分6aを通
して給湯される湯水の温度が給湯目標温度になるように
バイパスバルブ26を制御する混合比調整処理を実行す
るように構成されている。
【0029】前記燃焼バーナ部数切換処理における燃焼
バーナ部数の増大側への切り換えについて、図3の
(b)を用いて中インプットラインBから大インプット
ラインCへの切り換えの例を挙げて説明すると、ガスバ
ーナ3の目標燃料供給量が、中インプットラインBを維
持する最大目標燃料供給量Bmaxよりも大きくかつそ
の最大目標燃料供給量Bmaxよりも切換抑制用設定量
大きい切換抑制用増大側燃料供給量Baまでの増大側切
換抑制範囲X1内であると、中インプットラインBを維
持する最大目標燃料供給量Bmaxを維持するように燃
料供給状態調節手段Nを制御するとともに、給湯温サー
ミスタ25の検出情報に基づいて、給湯路6における下
流側流路部分6aを通して給湯される湯水の温度が給湯
目標温度になるようにバイパスバルブ26の開度を制御
するようにしている。そして、ガスバーナ3の目標燃料
供給量が、切換抑制用増大側燃料供給量Baよりも大き
くなると、大インプットラインCに切り換えるようにし
ている。
【0030】すなわち、中インプットラインBに沿って
ガスバーナ3とファン4とを制御しているときに、ガス
バーナ3の目標燃料供給量が増大側切換抑制範囲X1内
になると、中インプットラインB上の最大点B3にてガ
スバーナ3とファン4を制御するとともに、給湯路6に
おける下流側流路部分6aを通して給湯される湯水の温
度が給湯目標温度になるようにバイパスバルブ26の開
度を制御し、ガスバーナ3の目標燃料供給量が切換抑制
用増大側燃料供給量Baよりも大きくなると、図中の矢
印に示すように、中インプットラインBから大インプッ
トラインCに切り換えて、大インプットラインCに沿っ
てガスバーナ3とファン4とを制御するようにしてい
る。
【0031】前記燃焼バーナ部数切換処理における燃焼
バーナ部数の減少側への切り換えについて、図3の
(b)を用いて大インプットラインCから中インプット
ラインBへの切り換えの例を挙げて説明すると、ガスバ
ーナ3の目標燃料供給量が、中インプットラインBを維
持する最小目標燃料供給量Cminよりも小さくかつそ
の最小目標燃料供給量Cminよりも切換抑制用設定量
小さい切換抑制用減少側燃料供給量Caまでの減少側切
換抑制範囲X2内であると、大インプットラインCを維
持する最小目標燃料供給量Cminを維持するように燃
料供給状態調節手段Nを制御するとともに、給湯温サー
ミスタ25の検出情報に基づいて、給湯路6における下
流側流路部分6aを通して給湯される湯水の温度が給湯
目標温度になるようにバイパスバルブ26の開度を制御
するようにしている。そして、ガスバーナ3の目標燃料
供給量が、切換抑制用減少側燃料供給量Caよりも小さ
くなると、中インプットラインBに切り換えるようにし
ている。
【0032】すなわち、大インプットラインCに沿って
ガスバーナ3とファン4とを制御しているときに、ガス
バーナ3の目標燃料供給量が減少側切換抑制範囲X2内
になると、大インプットラインC上の最小点C2にてガ
スバーナ3とファン4を制御するとともに、給湯路6に
おける下流側流路部分6aを通して給湯される湯水の温
度が給湯目標温度になるようにバイパスバルブ26の開
度を制御し、ガスバーナ3の目標燃料供給量が切換抑制
用減少側燃料供給量Caよりも小さくなると、図中の矢
印に示すように、大インプットラインCから中インプッ
トラインBに切り換えて、中インプットラインBに沿っ
てガスバーナ3とファン4とを制御するようにしてい
る。
【0033】このようにして、バーナの目標燃料供給量
が、その段を維持する最大目標燃料供給量よりも少し大
きくなったり、その段を維持する最小目標燃料供給量よ
りも少し小さくなっても、燃焼バーナ部数の切り換えを
行わず、その段を維持する最大目標燃料供給量や最小目
標燃料供給量に維持することができることとなって、水
圧の変動などによりバーナの目標燃料供給量が多少変動
しても、燃焼バーナ部数の切り換えを抑制して、燃焼バ
ーナ部数の頻繁な切り換えを抑制して、給湯目標温度の
湯水を安定して給湯することが可能となる。さらに、燃
焼バーナ部数の頻繁な切り換えを抑制することによっ
て、給湯目標温度から外れた湯水を給湯する虞があると
きにも、給湯目標温度の湯水を給湯することが可能とな
る。したがって、燃焼バーナ部数の頻繁な切り換えを抑
制して、給湯目標温度の湯水を安定して給湯することが
できることとなる。
【0034】前記燃焼バーナ部数切換処理における増大
側切換抑制範囲X1および減少側切換抑制範囲X2が、
給水路5を通して供給される水量の変動により変動する
ガスバーナ3の目標燃料供給量の変動幅に基づいて、設
定されている。具体的には、増大側切換抑制範囲X1お
よび減少側切換抑制範囲X2の燃料供給量の幅が、水圧
の変動などにより給水路5を通して供給される水量が変
動して目標燃料供給量が変動する変動幅に対応して設定
されている。ちなみに、増大側切換抑制範囲X1と減少
側切換抑制範囲X2の燃料供給量の幅を同じ大きさにし
てもよく、または、異なる大きさにしてもよい。
【0035】前記制御部の制御動作について、図4のフ
ローチャートに基づいて説明する。まず、運転スイッチ
18がON操作された後に、図外の給湯栓が開操作され
るに伴って通水量センサ7の検出値が設定水量を越えて
熱交換器2への通水(水流)が検知されると、通常燃焼
制御を実行する(ステップ1,2)。つまり、ファン4
による通風作動を開始し、かつ、断続弁13、切換弁1
1a,11b,11c、ガス量調節弁12のそれぞれを
開弁調整するとともに、イグナイタ14によってガスバ
−ナ3に点火させる点火処理を実行して、上述の燃焼制
御処理を実行する(ステップ3,4)。
【0036】そして、燃焼制御処理が、図外の給湯栓が
閉操作されて通水量センサ7がOFFになるか、運転ス
イッチ18がOFF操作されるまで実行され、通水量セ
ンサ7がOFFになるか、運転スイッチ18がOFF操
作されると、各切換弁11a,11b,11c、ガス量
調節弁12、断続弁13のそれぞれを閉弁させてガスバ
−ナ3の燃焼を停止させて、設定時間経過後にファン4
の作動を停止させる停止処理を実行する(ステップ5〜
7)。
【0037】〔別実施形態〕 (1)上記実施形態では、増大側切換抑制範囲X1およ
び減少側切換抑制範囲X2が、給水路5を通して供給さ
れる水量の変動により変動するガスバーナ3の目標燃料
供給量の変動幅に基づいて、設定されている例を示した
が、増大側切換抑制範囲X1および減少側切換抑制範囲
X2の設定については、給水路5を通して供給される水
量の変動を鑑みて設定するだけでなく、燃焼バーナ部数
の切り換えを極力抑制したいときには、増大側切換抑制
範囲X1および減少側切換抑制範囲X2を大きな範囲に
設定して実施することも可能であり、適宜設定すること
が可能である。
【0038】(2)上記実施形態では、燃焼制御処理に
おけるガスバーナ3およびファン4の制御において、ガ
スバーナ3にて加熱される前の水の温度および水量と給
湯目標温度とに基づいて、ガスバーナ3にて加熱された
湯水を給湯目標温度にするのに必要とするガスバーナ3
の目標燃料供給量を求めて、ガスバーナ3の燃焼を制御
する、いわゆるフィードフォワード制御の例を示してい
るが、このフィードフォワード制御に代えて、加熱温サ
ーミスタ9の検出情報および給湯目標温度に基づいて、
ガスバーナ3にて加熱された湯水を給湯目標温度にする
のに必要とするガスバーナ3の目標燃料供給量を求め
て、ガスバーナ3の燃焼を制御する、いわゆるフィード
バック制御を実行して実施することも可能である。
【0039】また、上記実施形態では、通常燃焼制御処
理として、フィードフォワード制御を実行するととも
に、給湯温サーミスタ25の検出情報に基づいて、給湯
路6を通して給湯される湯水が給湯目標温度になるよう
にバイパスバルブ26の開度を調整するように構成され
ている例を示したが、この制御に代えて、例えば、給湯
中には、バイパスバルブ26の開度を一定の開度に固定
するとともに、加熱温サーミスタ9の検出情報に基づい
て、ガスバーナ3にて加熱された湯水の温度が給湯目標
温度よりも設定温度高い給湯設定温度になるように、ガ
スバーナ3にて加熱される前の水の温度および水量と給
湯目標温度とに基づいて、ガスバーナ3の目標燃料供給
量を求めて、ガスバーナ3の燃焼を制御して実施するこ
とも可能であり、給湯目標温度の湯水を給湯するための
ガスバーナ3およびバイパスバルブ26の制御について
も適宜変更が可能である。
【0040】(3)上記実施形態では、複数のバーナ部
として濃バーナ3aと淡バーナ3bを備えた濃淡燃焼バ
ーナを適応した例を示したが、バーナの形態について
は、濃淡燃焼バーナに限られるものではなく、複数の濃
バーナを備えたガスバーナでもよく、各種のバーナが適
応可能である。また、燃焼バーナ部数の段数も3段に限
られるものではなく、2段や4段以上でもよい。
【0041】(4)上記実施形態では、燃料供給路10
からの分岐路10a,10b,10cに燃料供給を断続
する切換弁11a,11b,11cを設け、燃料供給路
10にガス量調節弁12を設けた構成であるが、燃料供
給路10のガス量調節弁12をなくし、各分岐路10
a,10b,10cに電磁操作式のガス量調節弁を設け
る構成としてもよい。
【0042】(5)上記実施形態では、混合比調整手段
として、バイパス路23を通流する水量を調整自在なバ
イパスバルブ26を適応した例を示したが、給湯路6に
おけるバイパス路23の接続箇所に、熱交換器2にて加
熱された湯水とバイパス路23からの水との混合比を調
整するミキシングバルブを適応して実施することも可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】給湯装置の概略構成図
【図2】ガスバーナの概略構成図
【図3】目標燃料供給量とファン回転速度の関係を示す
説明図
【図4】制御動作を示すフロ−チャ−ト
【符号の説明】
2 熱交換器 3 バーナ 3a,3b バーナ部 4 ファン 5 給水路 6 給湯路 23 バイパス路 25 給湯温検出手段 26 混合比調整手段 H 制御手段 N 燃焼供給状態調節手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 直己 大阪府大阪市港区南市岡1丁目1番52号 株式会社ハーマン内 (72)発明者 鳥居 江洋 大阪府大阪市港区南市岡1丁目1番52号 株式会社ハーマン内 Fターム(参考) 3L024 CC11 DD03 DD04 DD13 DD22 EE12 FF02 GG03 GG05 GG24 HH02 HH27 HH30

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給水路を通して供給される水を複数のバ
    ーナ部を備えたバーナの燃焼により加熱して給湯路より
    給湯する水加熱用の熱交換器と、 前記複数のバーナ部において燃料供給状態にする燃焼バ
    ーナ部の数を複数段に切り換え、かつ、その燃焼バーナ
    部への燃料供給量を調節する燃料供給状態調節手段と、 前記バーナにて加熱された湯水を給湯目標温度にするの
    に必要とする前記バーナの目標燃料供給量を求めて、前
    記燃料供給状態調節手段を制御して、前記バーナの燃焼
    を制御する制御手段とが設けられ、 前記制御手段が、前記燃料供給状態調節手段の制御にお
    いて、前記目標燃料供給量が大きいほど前記燃焼バーナ
    部数を多くするように、かつ、前記燃焼バーナ部数の切
    り換えにおいて、その段を維持する最大目標燃料供給量
    を、その段よりも燃焼バーナ部数増加側の次の段におい
    て、その段を維持する最小目標燃料供給量よりも大きく
    設定することにより、前記最大目標燃料供給量と前記最
    小目標燃料供給量との間に燃料供給量のオーバーラップ
    部を設けて、前記燃焼バーナ部数を切り換えるように構
    成されている給湯装置であって、 前記給水路を通して供給される水を前記熱交換器を迂回
    して前記給湯路に供給するバイパス路と、 前記給湯路にて混合される前記熱交換器にて加熱されて
    供給される湯水と前記バイパス路を通して供給される水
    との混合比を調整する混合比調整手段と、 前記給湯路における前記バイパス路の接続箇所よりも下
    流側流路部分を通して給湯される湯水の温度を検出する
    給湯温検出手段とが設けられ、 前記制御手段が、前記燃焼バーナ部数の増大側への切り
    換えにおいて、前記バーナの目標燃料供給量が、その段
    を維持する最大目標燃料供給量よりも大きくかつその最
    大目標燃料供給量よりも切換抑制用設定量大きい切換抑
    制用増大側燃料供給量までの増大側切換抑制範囲内であ
    ると、その段を維持する最大目標燃料供給量を維持する
    ように前記燃料供給状態調節手段を制御し、かつ、前記
    バーナの目標燃料供給量が、前記切換抑制用増大側燃料
    供給量よりも大きくなると、前記燃焼バーナ部数増加側
    の次の段に切り換えるように前記燃料供給状態調節手段
    を制御し、 かつ、前記燃焼バーナ部数の減少側への切り換えにおい
    て、前記バーナの目標燃料供給量が、その段を維持する
    最小目標燃料供給量よりも小さくかつその最小燃料供給
    量よりも切換抑制用設定量小さい切換抑制用減少側燃料
    供給量までの減少側切換抑制範囲内であると、その段を
    維持する最小目標燃料供給量を維持するように前記燃料
    供給状態調節手段を制御し、かつ、前記バーナの目標燃
    料供給量が、前記切換抑制用減少側燃料供給量よりも小
    さくなると、前記燃焼バーナ部数減少側の次の段に切り
    換えるように前記燃料供給状態調節手段を制御する燃焼
    バーナ部数切換処理を実行するとともに、 前記給湯温検出手段の検出情報に基づいて、前記下流側
    流路部分を通して給湯される湯水の温度が給湯目標温度
    になるように前記混合比調整手段を制御する混合比調整
    処理を実行するように構成されている給湯装置。
  2. 【請求項2】 前記燃焼バーナ部数切換処理における前
    記増大側切換抑制範囲および前記減少側切換抑制範囲
    が、前記給水路を通して供給される水量の変動により変
    動する前記目標燃料供給量の変動幅に基づいて、設定さ
    れている請求項1に記載の給湯装置。
  3. 【請求項3】 前記バーナの複数のバーナ部に燃焼用空
    気を通風する単一のファンが、前記燃焼バーナ部数の切
    り換えのいずれの段においても、複数のバーナ部の全て
    に通風するように設けられ、 前記制御手段が、前記燃焼バーナ部に供給される目標燃
    料供給量に対応して設定される目標通風量になるよう
    に、前記ファンの通風量を制御するように構成されてい
    る請求項1または2に記載の給湯装置。
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