JP2002174420A - 燃焼装置 - Google Patents

燃焼装置

Info

Publication number
JP2002174420A
JP2002174420A JP2000371564A JP2000371564A JP2002174420A JP 2002174420 A JP2002174420 A JP 2002174420A JP 2000371564 A JP2000371564 A JP 2000371564A JP 2000371564 A JP2000371564 A JP 2000371564A JP 2002174420 A JP2002174420 A JP 2002174420A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
combustion
load
supply amount
fuel gas
amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000371564A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuji Otsuka
哲二 大塚
Hiroyuki Mitsutomi
博之 光冨
Tetsuji Morita
哲司 森田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Osaka Gas Co Ltd filed Critical Osaka Gas Co Ltd
Priority to JP2000371564A priority Critical patent/JP2002174420A/ja
Publication of JP2002174420A publication Critical patent/JP2002174420A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Regulation And Control Of Combustion (AREA)
  • Feeding And Controlling Fuel (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃焼負荷が小さいときもガスバーナを安定し
て燃焼させ得る燃焼装置を提供する。 【解決手段】 燃焼用空気供給手段Aが、送風機4と、
その送風機4により送風される燃焼用空気をガスバーナ
3に導く空気通路Tの開度の調節により、燃焼用空気供
給量を調節する開度調節手段5にて構成され、燃焼制御
手段Hは、燃焼負荷が設定燃焼負荷より小さい小燃焼負
荷範囲においては、送風機4を設定小負荷用回転速度に
て回転させる状態で、燃焼用空気供給量が燃料ガス供給
量に応じた量になるように、開度調節手段5の開度を調
節し、燃焼負荷が設定燃焼負荷以上の大燃焼負荷範囲に
おいては、開度調節手段5を設定大負荷用開度に作動さ
せた状態で、燃焼用空気供給量が燃料ガス供給量に応じ
た量になるように、送風機4の回転速度を調節するよう
に構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスバーナへの燃
料ガス供給量を調節する燃料ガス供給量調節手段と、前
記ガスバーナに燃焼用空気を供給する燃焼用空気供給手
段と、前記燃料ガス供給量が燃焼負荷に応じた量になる
ように前記燃料ガス供給量調節手段を制御し、且つ、燃
焼用空気供給量が前記燃料ガス供給量に応じた量になる
ように前記燃焼用空気供給手段を制御する燃焼制御手段
とが設けられた燃焼装置に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる燃焼装置において、従来は、燃焼
用空気供給手段を、回転速度の調節により燃焼用空気供
給量を調節する送風機にて構成し、燃焼制御手段は、燃
焼負荷の全範囲において、燃焼用空気供給量が燃料ガス
供給量に応じた量になるように、送風機の回転速度を調
節するように構成していた。つまり、燃焼負荷が小さく
なるほど、燃料ガス供給量は少なくなるように調節され
るので、燃焼用空気供給量を燃料ガス供給量に応じて燃
焼負荷が小さくなるほど少なくなるように調節すべく、
送風機の回転速度が遅くなるように調節されることにな
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
燃焼装置では、燃焼負荷の全範囲にわたって、送風機の
回転速度を調節することにより、燃焼用空気供給量を燃
料ガス供給量に応じた量になるように調節するため、燃
焼負荷が小さいときには、ガスバーナの燃焼が不安定に
なる虞があるという問題があった。説明を加えると、燃
焼負荷が小さくなるほど、送風機によりガスバーナに供
給される燃焼用空気の圧力が低くなると共に、ガスバー
ナの燃焼室の圧力も低くなる。一方、ガスバーナの燃焼
排ガスを外部に排出する排気口付近の風向や風速等に変
化により、排気口付近の風圧が変化する場合がある。従
って、従来の燃焼装置では、燃焼負荷が小さくなって、
送風機によりガスバーナに供給される燃焼用空気の圧力
及びガスバーナの燃焼室の圧力が低いときに、排気口付
近の風圧が変化すると、それに伴って、燃焼排ガスの排
出状態が変化して、燃焼室の圧力も変化するので、燃焼
用空気供給量が変化して、ガスバーナの燃焼状態が不安
定になる虞がある。つまり、燃焼負荷が小さいときに、
排気口付近の風圧が通常よりも高くなると、燃焼排ガス
が排出され難くなって、燃焼室の圧力が上昇するので、
ガスバーナに燃焼用空気が供給され難くなって、燃焼用
空気供給量が減少し、ガスバーナの燃焼が不安定にな
る。
【0004】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、燃焼負荷が小さいときもガスバ
ーナを安定して燃焼させ得る燃焼装置を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】〔請求項1記載の発明〕
請求項1に記載の特徴構成は、前記燃焼用空気供給手段
が、回転速度の調節により前記燃焼用空気供給量を調節
する送風機と、その送風機により送風される燃焼用空気
を前記ガスバーナに導く空気通路の開度の調節により、
前記燃焼用空気供給量を調節する開度調節手段にて構成
され、前記燃焼制御手段は、前記燃焼負荷が設定燃焼負
荷より小さい小燃焼負荷範囲においては、前記送風機を
設定小負荷用回転速度にて回転させる状態で、前記燃焼
用空気供給量が前記燃料ガス供給量に応じた量になるよ
うに、前記開度調節手段の開度を調節し、前記燃焼負荷
が前記設定燃焼負荷以上の大燃焼負荷範囲においては、
前記開度調節手段を設定大負荷用開度に作動させた状態
で、前記燃焼用空気供給量が前記燃料ガス供給量に応じ
た量になるように、前記送風機の回転速度を調節するよ
うに構成されていることにある。請求項1に記載の特徴
構成によれば、燃焼用空気供給手段が、回転速度の調節
により燃焼用空気供給量を調節する送風機と、その送風
機により送風される燃焼用空気をガスバーナに導く空気
通路の開度の調節により、燃焼用空気供給量を調節する
開度調節手段にて構成され、燃焼制御手段は、燃焼負荷
が設定燃焼負荷より小さい小燃焼負荷範囲においては、
送風機を設定小負荷用回転速度にて回転させる状態で、
燃焼用空気供給量が燃料ガス供給量に応じた量になるよ
うに、開度調節手段の開度を調節し、燃焼負荷が設定燃
焼負荷以上の大燃焼負荷範囲においては、開度調節手段
を設定大負荷用開度に作動させた状態で、燃焼用空気供
給量が燃料ガス供給量に応じた量になるように、送風機
の回転速度を調節する。つまり、小燃焼負荷範囲におい
ては、送風機を設定小負荷用回転速度にて回転させる状
態で、燃焼負荷が小さくなるほど、燃焼用空気供給量が
燃料ガス供給量に応じて少なくなるように、開度調節手
段の開度を狭くするので、開度調節手段よりも上流側に
おける燃焼用空気の圧力とガスバーナの燃焼室の圧力と
の差(以下、送風機とガスバーナとの間の差圧と記載す
る場合がある)は、燃焼負荷が小さくなるほど大きくな
る。従って、燃焼負荷が小さいときには、燃料ガス供給
量に応じて調節される燃焼用空気供給量も少なくなっ
て、ガスバーナの燃焼室の圧力が低くなるものの、前述
のように、送風機とガスバーナとの間の差圧を大きくす
ることができることから、排気口付近の風圧が通常より
も高くなっても、燃焼用空気を押し込んでガスバーナに
適正に供給して、燃焼排ガスを適正に排気口から排出す
ることができ、もって、燃焼負荷が小さいときに、排気
口付近の風圧が変化しても、燃焼用空気供給量の変化を
抑制することができるので、ガスバーナは安定して燃焼
する。ちなみに、燃焼負荷が設定燃焼負荷以上の大燃焼
負荷範囲においては、開度調節手段を設定大負荷用開度
に作動させた状態で、燃焼負荷が小さくなるほど、燃焼
用空気供給量が燃料ガス供給量に応じた量になるよう
に、送風機の回転速度を遅くすることから、送風機とガ
スバーナとの間の差圧は、燃焼負荷が小さくなるほど小
さくなるものの、燃焼用空気供給量は、小燃焼負荷範囲
における燃焼用空気供給量よりも多くて、ガスバーナの
燃焼室の圧力は、小燃焼負荷範囲におけるよりも高いの
で、排気口付近の風圧が変化しても、燃焼排ガスを適正
に排気口から排出することができて、燃焼用空気供給量
はほとんど変化しないので、ガスバーナは安定して燃焼
する。従って、燃焼負荷が小さいときもガスバーナを安
定して燃焼させ得る燃焼装置を提供することができるよ
うになった。
【0006】〔請求項2記載の発明〕請求項2に記載の
特徴構成は、前記設定小負荷用回転速度は、前記開度調
節手段を前記設定大負荷用開度に作動させた状態で、前
記燃焼負荷が前記設定燃焼負荷のときに必要とする供給
量の燃焼用空気を供給可能な回転速度に設定されている
ことにある。請求項2に記載の特徴構成によれば、燃焼
負荷が大燃焼負荷範囲から小燃焼負荷範囲に小さくなる
ように変化するときは、大燃焼負荷範囲においては、開
度調節手段の開度を設定大負荷用開度に調節した状態
で、送風機の回転速度を、燃焼負荷が小さくなるほど少
なくなる燃料ガス供給量に応じた量の燃焼用空気を供給
するように調節し、燃焼負荷が設定燃焼負荷になると、
回転速度を、設定燃焼負荷に対応する燃料ガス供給量に
応じた量の燃焼用空気を供給するように調節し、燃焼負
荷が設定燃焼負荷よりも小さくなって小燃焼負荷範囲に
なると、回転速度を、設定小負荷用回転速度、即ち、開
度調節手段を設定大負荷用開度に作動させた状態で、燃
焼負荷が設定燃焼負荷のときに必要とする供給量の燃焼
用空気を供給可能な回転速度(以下、設定燃焼負荷対応
回転速度と略記する場合がある)に調節した状態で、開
度調節手段の開度を、燃料ガス供給量に応じた量の燃焼
用空気を供給するように調節することになる。一方、燃
焼負荷が小燃焼負荷範囲から大燃焼負荷範囲に大きくな
るように変化するときは、小燃焼負荷範囲においては、
送風機の回転速度を、設定小負荷用回転速度、即ち、設
定燃焼負荷対応回転速度に調節した状態で、開度調節手
段の開度を、燃焼負荷が大きくなるほど多くなる燃料ガ
ス供給量に応じた量の燃焼用空気を供給するように調節
し、燃焼負荷が設定燃焼負荷となって大燃焼負荷範囲に
なると、開度を設定大負荷用開度に調節した状態で、回
転速度を、燃料ガス供給量に応じた量の燃焼用空気を供
給するように調節することになる。例えば、燃焼用空気
供給量が燃料ガス供給量に応じた量になるように調節す
べき回転速度及び開度を予め設定しておいて、回転速度
や開度を予め設定した設定値に調節するフィードフォワ
ード制御では、設定燃焼負荷に対応する回転速度の設定
値は設定燃焼負荷対応回転速度と同一の値に設定される
ので、燃焼負荷が設定燃焼負荷のときには、開度が設定
大負荷用開度に調節され、回転速度は、設定燃焼負荷対
応回転速度、即ち、設定小負荷用回転速度に調節され
る。又、ガスバーナへの燃焼用空気供給量を検出する流
量計を設けると共に、燃料ガス供給量に応じて予め燃焼
用空気供給量を設定しておいて、流量計の検出流量が予
め設定された燃焼用空気供給量になるように、回転速度
や開度を調節するフィードバック制御では、燃焼負荷が
設定燃焼負荷のときには、開度が設定大負荷用開度に調
節され、回転速度は、設定燃焼負荷対応回転速度、即
ち、設定小負荷用回転速度に等しいか又は略等しい回転
速度に調節される。つまり、燃焼負荷が大燃焼負荷範囲
から小燃焼負荷範囲に変化するとき、及び、燃焼負荷が
小燃焼負荷範囲から大燃焼負荷範囲に変化するときのい
ずれにおいても、送風機の回転速度を調節することが無
いか、あるいは、調節するにしてもその調節幅が狭くな
り、又、開度調節手段の開度を調節することが無いか、
あるいは、調節するにしてもその調節幅が狭くなる。従
って、燃焼負荷が大燃焼負荷範囲と小燃焼負荷範囲との
間で変化するときの制御切り換え時において、送風機の
回転速度及び開度調節手段の開度夫々の調節がスムーズ
且つ迅速となり、燃焼用空気を、燃料ガス供給量に応じ
た適正量に近い状態でガスバーナに供給することができ
る。ちなみに、例えば、設定小負荷用回転速度を、設定
燃焼負荷対応回転速度よりも速い値に設定する場合は、
設定小負荷用回転速度を設定燃焼負荷対応回転速度に設
定する場合に比べて、小燃焼負荷範囲における送風機と
ガスバーナとの間の差圧を大きくすることができるもの
の、制御切り換え時における送風機の回転速度及び開度
調節手段の開度夫々の調節幅が多少広くなるので、制御
切り換え時には、燃焼用空気供給量を調節し難くなり、
制御切り換え時のガスバーナの燃焼を安定化させる上で
は多少不利となる。従って、燃焼負荷が小さいときもガ
スバーナを安定して燃焼させ得るように、燃焼用空気供
給のための制御を大燃焼負荷範囲と小燃焼負荷範囲との
間で切り換えるようにしているものの、その制御切り換
え時にも、燃焼用空気を燃料ガス供給量に応じた適正量
に近い状態でガスバーナに供給することができるので、
制御切り換え時のガスバーナの燃焼を一層安定化させる
ことができる。
【0007】〔請求項3記載の発明〕請求項3に記載の
特徴構成は、前記ガスバーナが、水加熱用の熱交換器を
加熱するように構成され、その熱交換器が、顕熱回収用
熱交換器と潜熱回収用熱交換器にて構成されていること
にある。即ち、ガスバーナにて水加熱用の熱交換器を加
熱するように構成した給湯機等において、燃焼排ガス中
の水分の凝縮潜熱を回収する潜熱回収用熱交換器を設け
た潜熱回収型のものでは、熱効率を高めるために、燃料
ガスを適正に燃焼させるために必要な燃焼用空気以外の
空気は極力供給しないようにするのが望ましく、従っ
て、潜熱回収型の給湯機用の燃焼装置では、顕熱回収用
熱交換器のみを設けた給湯機用の燃焼装置に比べて、同
一燃焼負荷に対する燃焼用空気供給量が少なくて、ガス
バーナの燃焼室の圧力が低くなるので、燃焼負荷が小さ
いときには、排気口付近の風圧の変化により、燃焼用空
気供給量が変化し易い傾向がある。そこで、本発明を、
潜熱回収型の給湯機用の燃焼装置に採用すると、燃焼負
荷が小さいときもガスバーナの燃焼を安定化させ得ると
いう効果を一層顕著なものにすることができるので、特
に好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕以下、図面に基
づいて、本発明による燃焼装置の第1実施形態を説明す
る。この燃焼装置は、例えば、給湯機用として使用され
るもので、図1に示すように、供給される水を加熱して
図外の給湯先に給湯する給湯部K、この給湯部Kの作動
を制御する燃焼制御手段としての制御部H、ならびに、
制御部Hに作動を指令するリモコン操作部Rなどを備え
て構成されている。前記給湯部Kは、燃焼室1内の下方
側に配置された水加熱用の熱交換器2と、その熱交換器
2の上方に配置されて、熱交換器2を上方から加熱する
ガス燃焼式のバーナ3などを備え、そのガスバーナ3に
燃焼用空気を供給するとともに、その燃焼用空気供給量
を変更調整自在に構成された燃焼用空気供給手段Aが設
けられている。
【0009】前記熱交換器2は、上方側に配置されて、
主としてガスバーナ3からの燃焼排ガスの顕熱を回収す
るように構成された顕熱回収用熱交換器2aと、下方側
に配置されて、主として燃焼排ガス中の水分の凝縮を伴
う状態で燃焼排ガスの潜熱を回収するように構成された
潜熱回収用熱交換器2bとの2つの熱交換器で構成さ
れ、両熱交換器2a,2bが互いに接続されるととも
に、両熱交換器2a,2bの下方には、熱交換器2から
落下する凝縮水を燃焼室1外へ排出する排水路43が備
えられている。燃焼室1の下端部には、排気ダクト44
が接続されていて、熱交換器2を通過した後の燃焼排ガ
スを、排気ダクト44を通じてその排気ダクト44の先
端の排気口44aから大気中に排出するように構成され
ている。潜熱回収用熱交換器2bには、水道などからの
水が供給される入水路6が接続され、顕熱回収用熱交換
器2aには、加熱後の湯を給湯する給湯路7が接続さ
れ、且つ、入水路6と給湯路7が、熱交換器2を迂回す
る状態で、バイパス路8により接続されている。
【0010】前記バイパス路8との接続箇所よりも上流
側の入水路6には、入水路6を通流する水の通水量を検
出する水量センサ9、入水温度を検出する入水サーミス
タ10、ならびに、入水路6への通水量を調整する水量
調整弁11が設けられ、前記バイパス路8には、熱交換
器2側とバイパス路8側への水量の分配を調整するバイ
パス弁12が設けられている。前記バイパス路8との接
続箇所よりも上流側の給湯路7には、熱交換器2からの
出湯温度を検出する缶体サーミスタ13が、下流側に
は、熱交換器2からの湯に対してバイパス路8からの水
を混合した後の給湯温度を検出する給湯サーミスタ14
が設けられて、水量センサ9、入水サーミスタ10、缶
体サーミスタ13、ならびに、給湯サーミスタ14から
の検出信号が、前記制御部Hに入力されるように構成さ
れ、且つ、水量調整弁11とバイパス弁12との作動
が、その制御部Hによって制御されるように構成されて
いる。
【0011】前記ガスバーナ3は、第1バーナ部3a、
第2バーナ部3b、第3バーナ部3cの3つのバーナ部
に分割されていて、ガス供給路15からの燃料ガスが、
3本の分岐ガス供給路15a,15b,15cを介して
各バーナ部3a,3b,3cに供給されるように構成さ
れ、そのガス供給路15には、燃料ガスの通流を断続す
る元ガス電磁弁16とガスバーナ3への燃料ガス供給量
を調節する燃料ガス供給量調節手段としてのガス量調整
弁17とが設けられ、各分岐ガス供給路15a,15
b,15cには、各バーナ部3a,3b,3cへの燃料
ガスの供給を断続するガス切替開閉弁18a,18b,
18cが設けられている。
【0012】燃焼用空気供給手段Aは、回転速度の調節
により燃焼用空気供給量を調節する送風機4と、その送
風機4により送風される燃焼用空気を前記ガスバーナ3
に導く空気通路Tの開度の調節により、燃焼用空気供給
量を調節する開度調節手段としてのダンパ5にて構成し
てある。ダンパ5はコントロールモータにて開度が調節
自在に構成されている。前記送風機4のファンケース4
aにて、燃焼用空気を吐出する空気吐出路4bが形成さ
れ、その空気吐出路4bの先端の吐出口4cが、空気室
45に接続されていて、空気通路Tが空気吐出路4bに
て構成されている。そして、ダンパ5は、空気通路Tを
構成する空気吐出路4bの途中に、その開度を調節する
ように設けられている。燃焼用空気の通流方向に直交す
る方向での空気吐出路4bの流路横断面積は、燃焼用空
気の通流方向に直交する方向での空気室45の流路横断
面積よりも狭くなるように構成されている。
【0013】空気室45から燃焼用空気が3本の分岐空
気供給路19a,19b,19cを介して各バーナ部3
a,3b,3cに供給されるように構成され、各分岐空
気供給路19a,19b,19cには、各バーナ部3
a,3b,3cに対する燃焼用空気の供給を断続抑制す
る空気切替開閉弁20a,20b,20cが設けられて
いる。
【0014】各バーナ部3a,3b,3cにおけるガス
切替開閉弁18a,18b,18cと空気切替開閉弁2
0a,20b,20cとは、各バーナ部3a,3b,3
cごとに対をなし、且つ、各バーナ部3a,3b,3c
ごとに設けられた電磁コイル21a,21b,21cに
よって互いに連動して開閉作動されるように構成されて
いる。そして、これらガス切替開閉弁18a,18b,
18cと空気切替開閉弁20a,20b,20cとを開
閉作動させる電磁コイル21a,21b,21c、なら
びに、元ガス電磁弁16とガス量調整弁17も、その作
動が、前記制御部Hによってそれぞれ制御されるように
構成され、更に、送風機4及びダンパ4の作動も、制御
部Hによってそれぞれ制御されるように構成されてい
る。
【0015】各バーナ部3a,3b,3cは、詳細な説
明は省略するが、空気混合率の小なる濃混合気を噴出さ
せて燃焼させる濃燃焼部と、空気混合率の大なる淡混合
気を噴出させて燃焼させる淡燃焼部とが、交互に、且
つ、その並置方向の両端に濃燃焼部が位置する状態で配
置されて、濃淡燃焼式に構成されている。
【0016】前記リモコン操作部Rには、給湯部Kに対
して運転の開始と停止を指令する運転スイッチ39、給
湯部Kが運転中であることを表示する運転ランプ40、
給湯路7を介して供給される湯の目標温度を設定する温
度設定スイッチ41、各種の情報を表示する表示部42
などが設けられている。
【0017】つぎに、制御部Hの制御に基づく燃焼装置
の作動について説明すると、リモコン操作部Rの運転ス
イッチ39がONされて給湯部Kが運転状態になると、
入水路6を介して熱交換器2への通水が開始されるとと
もに、元ガス電磁弁16が開弁されて、ガスバーナ3の
燃焼が開始される。このガスバーナ3の燃焼に際して
は、水量センサ9や入水サーミスタ10からの検出情
報、ならびに、リモコン操作部Rの温度設定スイッチ4
1により設定されている目標温度情報などに基づいて、
ガスバーナ3の燃焼負荷に応じた燃料ガス供給量、即
ち、給湯路7を介して供給される湯の温度を目標温度に
するために必要な燃料ガス供給量(インプット)が演算
にて求められ、その演算にて求められた燃料ガス供給量
になるように、ガス量調整弁17が制御されると共に、
燃焼用空気供給量が燃料ガス供給量に応じた量になるよ
うに送風機4及びダンパ5が制御され、水量調整弁1
1、バイパス弁12なども調整されて、給湯サーミスタ
14による検出温度が、目標温度になるように制御され
る。
【0018】図2に示すように、燃焼負荷、具体的に
は、燃料ガス供給量と、燃焼させるバーナ部3a,3
b,3cの数との関係が予め設定されて記憶されてお
り、又、図3に示すように、燃料ガス供給量に応じた燃
焼用空気供給量の燃焼用空気を供給すべく、燃焼負荷、
具体的には、燃料ガス供給量と、送風機4の回転速度及
びダンパ5の開度それぞれとの関係が予め設定されて記
憶されており、それら記憶された情報に基づいて制御さ
れる。尚、図2及び図3において、Imaxは、燃料ガ
ス供給量の調節範囲の上限値であり、Iminは、燃料
ガス供給量の調節範囲の下限値である。
【0019】即ち、図2に示すように、燃料ガス供給量
に応じて第1バーナ部3aのみを燃焼させる1段燃焼状
態、第1と第2の2つのバーナ部3a,3bを燃焼させ
る2段燃焼状態、第1から第3のバーナ部3a,3b,
3cの全てを燃焼させる3段燃焼状態に切り換えられる
ように制御される。つまり、1段燃焼状態においては、
ガス切替開閉弁18aのみが開弁され、他のガス切替開
閉弁18b,18cは閉弁されて、第1バーナ部3aに
のみ燃料ガスが供給され、それに伴って、空気切替開閉
弁20aのみが開弁され、他の空気切替開閉弁20b,
20cは閉弁されて、第1バーナ部3aのみが燃焼す
る。2段燃焼状態においては、2つのガス切替開閉弁1
8a,18bと空気切替開閉弁20a,20bとが開弁
され、他のガス切替開閉弁18cと空気切替開閉弁20
cは閉弁されて、2つのバーナ部3a,3bが燃焼す
る。3段燃焼状態においては、ガス切替開閉弁18a,
18b,18cの全てと、空気切替開閉弁20a,20
b,20cの全てが開弁されて、第1から第3のバーナ
部3a,3b,3cの全てが燃焼する。
【0020】なお、3段燃焼状態に対応する燃料ガス供
給量範囲の下限側部分と、2段燃焼状態に対応する燃料
ガス供給量範囲の上限側部分とが互いにオーバーラップ
され、並びに、2段燃焼状態に対応する燃料ガス供給量
範囲の下限側部分と、1段燃焼状態に対応する燃料ガス
供給量範囲の上限側部分とが互いにオーバーラップされ
ていて、燃焼させるバーナ部の数を変更するときにチャ
タリングが発生するのが防止されている。
【0021】図3の(イ)及び(ロ)に示すように、燃
料ガス供給量が設定燃料ガス供給量Is以上の大インプ
ット範囲のときは、ダンパ5の開度が大インプット範囲
の全域にわたって設定大負荷用開度Os(例えば100
%の開度)に維持するように設定されると共に、送風機
4の回転速度は、ダンパ5の開度が設定大負荷用開度O
sのときに、燃料ガス供給量に応じた燃焼用空気供給量
の燃焼用空気を供給できる回転速度に設定されている。
ちなみに、燃焼用空気供給量は、燃料ガス供給量に比例
するように設定されている。燃料ガス供給量が設定燃料
ガス供給量Isより少ない小インプット範囲のときは、
送風機4の回転速度が小インプット範囲の全域にわたっ
て設定小負荷用回転速度Rsに維持するように設定され
ると共に、ダンパ5の開度は、送風機4の回転速度が設
定小負荷用回転速度Rsのときに、燃料ガス供給量に応
じた燃焼用空気供給量の燃焼用空気を供給できる開度に
設定されている。尚、設定小負荷用回転速度Rsは、図
3に示す如き、燃料ガス供給量に応じた燃焼用空気供給
量の燃焼用空気を供給するように設定した燃料ガス供給
量と送風機4の回転速度及びダンパ5の開度それぞれと
の関係において、設定燃料ガス供給量Isに対応する設
定回転速度、即ち、ダンパ5の開度を設定大負荷用開度
Osに作動させた状態で、燃料ガス供給量が設定燃料ガ
ス供給量Isのときに必要とする供給量の燃焼用空気を
供給可能な回転速度に設定されている。尚、設定燃料ガ
ス供給量Isは、例えば、1段燃焼状態に対応する燃料
ガス供給量範囲内に設定される。
【0022】そして、制御部Hは、図3の(イ)及び
(ロ)にて設定された燃料ガス供給量と送風機4の回転
速度及びダンパ5の開度夫々との関係に基づいて、演算
により求められた燃料ガス供給量が設定燃料ガス供給量
Isより少ない小インプット範囲においては、送風機4
を設定小負荷用回転速度Rsにて回転させる状態で、ダ
ンパ5の開度を、燃料ガス供給量に応じた設定開度にな
るように調節し、演算により求められた燃料ガス供給量
が設定燃料ガス供給量Is以上の大インプット範囲にお
いては、ダンパ5を設定大負荷用開度Osに作動させた
状態で、送風機4の回転速度を、燃料ガス供給量に応じ
た設定回転速度になるように調節する。
【0023】即ち、制御部Hは、燃焼負荷が設定燃焼負
荷より小さい小燃焼負荷範囲(上記の、燃料ガス供給量
が設定燃料ガス供給量Isより少ない小インプット範囲
に相当する)においては、送風機4を設定小負荷用回転
速度Rsにて回転させる状態で、燃焼用空気供給量が燃
料ガス供給量に応じた量になるように、ダンパ5の開度
を調節し、燃焼負荷が設定燃焼負荷以上の大燃焼負荷範
囲(上記の、燃料ガス供給量が設定燃料ガス供給量Is
以上の大インプット範囲に相当する)においては、ダン
パ5を設定大負荷用開度Osに作動させた状態で、燃焼
用空気供給量が燃料ガス供給量に応じた量になるよう
に、送風機4の回転速度を調節するように構成されてい
る。又、設定小負荷用回転速度Rsは、ダンパ5を設定
大負荷用開度Osに作動させた状態で、燃焼負荷が設定
燃焼負荷のとき(即ち、燃料ガス供給量が設定燃料ガス
供給量Isのとき)に必要とする供給量の燃焼用空気を
供給可能な回転速度に設定されている。
【0024】図4に、ダンパ5よりも上流側における燃
焼用空気の圧力P1(図1参照)とガスバーナ3の燃焼
室1の圧力P2(図1参照)との差P1−P2(以下、
送風機4とガスバーナ3との間の差圧と記載する場合が
ある)と、燃料ガス供給量(燃焼負荷に相当する)との
関係を検証した結果を示す。図4において、燃料ガス供
給量が設定燃料ガス供給量Is以上の範囲では、実線に
て、ダンパ5を設定大負荷用開度Osに作動させた状態
で、燃焼用空気供給量が燃料ガス供給量に応じた量にな
るように送風機4の回転速度を調節したときのデータを
示し、燃料ガス供給量が設定燃料ガス供給量Isより小
さい範囲では、実線にて、送風機4を設定小負荷用回転
速度Rsにて回転させる状態で、燃焼用空気供給量が燃
料ガス供給量に応じた量になるように、ダンパ5の開度
を調節したときのデータを示し、並びに、破線にて、ダ
ンパ5を設定大負荷用開度Osに作動させた状態で、燃
焼用空気供給量が燃料ガス供給量に応じた量になるよう
に送風機4の回転速度を調節したときのデータを示す。
即ち、図4において、燃料ガス供給量が設定燃料ガス供
給量Isより小さい範囲では、実線は、本発明の燃焼装
置における送風機4とガスバーナ3との間の差圧と燃料
ガス供給量との関係を示し、破線は、従来の燃焼装置に
おける送風機4とガスバーナ3との間の差圧と燃料ガス
供給量との関係を示す。本発明によれば、燃料ガス供給
量が設定燃料ガス供給量Isより小さい範囲において
は、従来に比べて、送風機4とガスバーナ3との間の差
圧を大きくすることができると共に、送風機4とガスバ
ーナ3との間の差圧を、燃料ガス供給量が少なくなるほ
ど大きくすることができることが分かる。従って、燃焼
負荷が小さいときに、排気ダクト44の端部の排気口4
4a付近の風圧が通常よりも高くなっても、燃焼用空気
を適正にガスバーナ3に供給して、燃焼排ガスを適正に
排気口44aから排出することができるようになり、燃
焼負荷が小さいときに、排気口44a付近の風圧が変化
しても、燃焼用空気供給量の変化を抑制することができ
るので、ガスバーナ3は安定して燃焼する。
【0025】〔第2実施形態〕以下、本発明の第2実施
形態を説明するが、第1実施形態と同じ構成要素や同じ
作用を有する構成要素については、重複説明を避けるた
めに、同じ符号を付すことにより説明を省略し、主とし
て、第1実施形態と異なる構成を説明する。図5に示す
ように、第2実施形態においては、ガスバーナ3の構
成、及び、ガスバーナ3及び熱交換器2の配置形態が、
上記の第1実施形態と異なる。
【0026】即ち、第1実施形態においては、ガスバー
ナ3が、第1バーナ部3a、第2バーナ部3b、第3バ
ーナ部3cの3つのバーナ部に分割されていたが、第2
実施形態においては、ガスバーナ3は複数のバーナ部に
分割されていず、又、ガスバーナ3は、全一次燃焼式に
構成されている。ガスバーナ3が複数のバーナ部に分割
されていないことから、第1実施形態おいて設けられた
分岐ガス供給路15a,15b,15c及びガス切替開
閉弁18a,18b,18cが省略されて、ガス供給路
15からの燃料ガスが直接にガスバーナ3に供給される
ように構成され、又、第1実施形態おいて設けられた分
岐空気供給路19a,19b,19c及び空気切替開閉
弁20a,20b,20cが省略されて、空気室45か
ら燃焼用空気が直接にガスバーナ3に供給されるように
構成されている。
【0027】又、第1実施形態においては、ガスバーナ
3にて上方から熱交換器2が加熱されるように、ガスバ
ーナ3が熱交換器2の上方に配置されたが、第2実施形
態においては、ガスバーナ3にて側方から熱交換器2が
加熱されるように、ガスバーナ3が熱交換器2の側方に
配置されている。これに伴って、排気ダクト44は、熱
交換器3を通過した後の燃焼排ガスを排出するように、
燃焼室1の側壁部に接続されている。
【0028】制御部Hの制御に基づく燃焼装置の作動に
ついて説明すると、第1実施形態と同様に、リモコン操
作部Rの運転スイッチ39がONされて給湯部Kが運転
状態になると、入水路6を介して熱交換器2への通水が
開始されるとともに、元ガス電磁弁16が開弁されて、
ガスバーナ3の燃焼が開始される。このガスバーナ3の
燃焼に際しては、水量センサ9や入水サーミスタ10か
らの検出情報、ならびに、リモコン操作部Rの温度設定
スイッチ41により設定されている目標温度情報などに
基づいて、ガスバーナ3の燃焼負荷に応じた燃料ガス供
給量、即ち、給湯路7を介して供給される湯の温度を目
標温度にするために必要な燃料ガス供給量(インプッ
ト)が演算にて求められ、その演算にて求められた燃料
ガス供給量になるように、ガス量調整弁17が制御され
ると共に、燃焼用空気供給量が燃料ガス供給量に応じた
量になるように送風機4及びダンパ5が制御され、水量
調整弁11、バイパス弁12なども調整されて、給湯サ
ーミスタ14による検出温度が、目標温度になるように
制御される。
【0029】第1実施形態と同様に、図3に示すよう
に、燃料ガス供給量と、送風機4の回転速度、及び、ダ
ンパ5の開度それぞれとの関係が予め設定されて記憶さ
れており、その記憶された情報に基づいて制御される。
【0030】つまり、第2実施形態による燃焼装置にお
いても、燃料ガス供給量が設定燃料ガス供給量Isより
小さい範囲において、従来に比べて、送風機4とガスバ
ーナ3との間の差圧を大きくすることができると共に、
送風機4とガスバーナ3との間の差圧を、燃料ガス供給
量が少なくなるほど大きくすることができる。従って、
燃焼負荷が小さいときに、排気ダクト44の端部の排気
口44a付近の風圧が通常よりも高くなっても、燃焼用
空気を適正にガスバーナ3に供給して、燃焼排ガスを適
正に排気口44aから排出することができるようにな
り、燃焼負荷が小さいときに、排気口44a付近の風圧
が変化しても、燃焼用空気供給量の変化を抑制すること
ができるので、ガスバーナ3は安定して燃焼する。
【0031】〔別実施形態〕次に別実施形態を説明す
る。 (イ) 設定燃料ガス供給量Isは、適宜設定すること
ができるが、例えば、燃焼装置により燃焼排ガスの排出
特性が異なるので、燃焼装置における燃焼排ガスの排出
特性に応じて、排気口付近の風圧が変化するとガスバー
ナの燃焼が不安定になる虞のある燃焼負荷に対応して設
定する。設定大負荷用開度Osも、上記の実施形態にお
いて例示した100%の開度に限定されるものではな
く、適宜変更可能である。設定小負荷用回転速度Rs
は、上記実施形態においては、図3に示す燃料ガス供給
量と送風機4の回転速度及びダンパ5の開度それぞれと
の関係において、設定燃料ガス供給量Isに対応する設
定回転速度に設定したが、例えば、そのような設定燃料
ガス供給量Isに対応する設定回転速度よりも速い回転
速度に設定しても良い。
【0032】(ロ) ガスバーナ3への燃焼用空気供給
量を検出する流量計を設けると共に、予め、燃料ガス供
給量に応じて燃焼用空気供給量を設定して記憶させてお
いて、制御部Hを以下のように構成しても良い。即ち、
演算により求められた燃料ガス供給量が設定燃料ガス供
給量Isより少ない小インプット範囲においては、送風
機4を設定小負荷用回転速度Rsにて回転させる状態
で、流量計の検出流量が燃料ガス供給量に応じた設定燃
焼用空気供給量になるように、ダンパ5の開度を調節
し、演算により求められた燃料ガス供給量が設定燃料ガ
ス供給量Is以上の大インプット範囲においては、ダン
パ5を設定大負荷用開度Osに作動させた状態で、流量
計の検出流量が燃料ガス供給量に応じた設定燃焼用空気
供給量になるように、送風機4の回転速度を調節するよ
うに構成する。
【0033】(ハ) 上記の実施形態においては、送風
機4の吐出口4cを直接、空気室45に接続する場合に
ついて例示したが、送風機4の吐出口4cを、空気供給
ダクトを介して空気室45に接続しても良い。この場
合、空気通路Tは、送風機4のファンケース4a内に形
成される空気吐出路4b、及び、空気供給ダクト内に形
成される空気供給路にて構成され、ダンパ5は、空気吐
出路4b内又は前記空気供給路内の何れかに設ける。
【0034】(ニ) 上記の第1実施形態においては、
ガスバーナ3を3つのバーナ部3a,3b,3cに分割
し、且つ、各バーナ部3a,3b,3cを濃淡燃焼式の
バーナ部に構成した例を示したが、ガスバーナの分割数
は適宜変更可能であり、また、各バーナ部についても濃
淡燃焼式に限るものではない。第2実施形態において
は、ガスバーナ3を全一次燃焼式に構成したが、空気混
合率の小なる濃混合気を燃焼させる濃燃焼部と、空気混
合率の大なる淡混合気を燃焼させる淡燃焼部とを備えた
濃淡燃焼式に構成しても良い。
【0035】(ホ) 上記の実施形態においては、ガス
バーナ3によって水加熱用の熱交換器2を加熱するよう
に構成した例を示したが、ガスバーナ3による加熱対象
は、特に熱交換器2に限るものではなく、また、上記の
実施形態のように水加熱用の熱交換器2を加熱する場
合、その熱交換器2を顕熱回収用熱交換器2aのみで構
成することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る給湯機用燃焼装置の全体構
成図
【図2】第1実施形態に係る給湯機用燃焼装置における
燃料ガス供給量と燃焼させるバーナ部の数との関係を示
す図
【図3】実施形態に係る給湯機用燃焼装置における燃料
ガス供給量と送風機の回転速度及びダンパの開度夫々と
の関係を示す図
【図4】送風機とガスバーナとの間の差圧と、燃料ガス
供給量との関係を示す図
【図5】第2実施形態に係る給湯機用燃焼装置の全体構
成図
【符号の説明】
2 熱交換器 2a 顕熱回収用熱交換器 2b 潜熱回収用熱交換器 3 ガスバーナ 4 送風機 5 開度調節手段 17 燃料ガス供給量調節手段 A 燃焼用空気供給手段 H 燃焼制御手段 T 空気通路
フロントページの続き (72)発明者 森田 哲司 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 Fターム(参考) 3K003 AA00 AB02 AB06 CA04 CB03 CB05 CC01 DA03 JA00 KA05 KB02 NA01 NA04 3K068 FA03 FC02 FC06 HA06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスバーナへの燃料ガス供給量を調節す
    る燃料ガス供給量調節手段と、前記ガスバーナに燃焼用
    空気を供給する燃焼用空気供給手段と、前記燃料ガス供
    給量が燃焼負荷に応じた量になるように前記燃料ガス供
    給量調節手段を制御し、且つ、燃焼用空気供給量が前記
    燃料ガス供給量に応じた量になるように前記燃焼用空気
    供給手段を制御する燃焼制御手段とが設けられた燃焼装
    置であって、 前記燃焼用空気供給手段が、回転速度の調節により前記
    燃焼用空気供給量を調節する送風機と、その送風機によ
    り送風される燃焼用空気を前記ガスバーナに導く空気通
    路の開度の調節により、前記燃焼用空気供給量を調節す
    る開度調節手段にて構成され、 前記燃焼制御手段は、前記燃焼負荷が設定燃焼負荷より
    小さい小燃焼負荷範囲においては、前記送風機を設定小
    負荷用回転速度にて回転させる状態で、前記燃焼用空気
    供給量が前記燃料ガス供給量に応じた量になるように、
    前記開度調節手段の開度を調節し、前記燃焼負荷が前記
    設定燃焼負荷以上の大燃焼負荷範囲においては、前記開
    度調節手段を設定大負荷用開度に作動させた状態で、前
    記燃焼用空気供給量が前記燃料ガス供給量に応じた量に
    なるように、前記送風機の回転速度を調節するように構
    成されている燃焼装置。
  2. 【請求項2】 前記設定小負荷用回転速度は、前記開度
    調節手段を前記設定大負荷用開度に作動させた状態で、
    前記燃焼負荷が前記設定燃焼負荷のときに必要とする供
    給量の燃焼用空気を供給可能な回転速度に設定されてい
    る請求項1記載の燃焼装置。
  3. 【請求項3】 前記ガスバーナが、水加熱用の熱交換器
    を加熱するように構成され、その熱交換器が、顕熱回収
    用熱交換器と潜熱回収用熱交換器にて構成されている請
    求項1又は2記載の燃焼装置。
JP2000371564A 2000-12-06 2000-12-06 燃焼装置 Pending JP2002174420A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000371564A JP2002174420A (ja) 2000-12-06 2000-12-06 燃焼装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000371564A JP2002174420A (ja) 2000-12-06 2000-12-06 燃焼装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002174420A true JP2002174420A (ja) 2002-06-21

Family

ID=18841269

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000371564A Pending JP2002174420A (ja) 2000-12-06 2000-12-06 燃焼装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002174420A (ja)

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010044931A1 (en) * 2008-10-16 2010-04-22 Lochinvar Corporation Gas fired modulating water heating appliance with dual combustion air premix blowers
WO2011082924A3 (de) * 2009-12-16 2011-09-09 Robert Bosch Gmbh Gasgebläsebrenner mit modulierbarer brennerleistung und verfahren zum betreiben eines gasgebläsebrenners
JP2011191037A (ja) * 2010-03-16 2011-09-29 Chofu Seisakusho Co Ltd 低NOxバーナ及びそれを用いたガス給湯機
JP2011202879A (ja) * 2010-03-25 2011-10-13 Chofu Seisakusho Co Ltd 低NOxバーナ及びそれを用いたガス給湯機
US8517720B2 (en) 2008-10-16 2013-08-27 Lochinvar, Llc Integrated dual chamber burner
JP2014055750A (ja) * 2012-09-13 2014-03-27 Miura Co Ltd ボイラシステム
JP2014169837A (ja) * 2013-03-05 2014-09-18 Miura Co Ltd ボイラ
US8844472B2 (en) 2009-12-22 2014-09-30 Lochinvar, Llc Fire tube heater
US9097436B1 (en) 2010-12-27 2015-08-04 Lochinvar, Llc Integrated dual chamber burner with remote communicating flame strip
US9464805B2 (en) 2013-01-16 2016-10-11 Lochinvar, Llc Modulating burner
CN106403256A (zh) * 2016-09-05 2017-02-15 芜湖美的厨卫电器制造有限公司 燃气热水器
JP2019143901A (ja) * 2018-02-21 2019-08-29 リンナイ株式会社 燃焼ファン装置、燃焼装置
CN110953729A (zh) * 2019-12-17 2020-04-03 华帝股份有限公司 一种燃气热水器的控制方法
CN114136011A (zh) * 2021-12-07 2022-03-04 上海林内有限公司 有提示液化石油气即将燃尽功能的燃气热水器的运行方法
CN114251840A (zh) * 2021-11-23 2022-03-29 华帝股份有限公司 一种热水器的控制方法及其热水器

Cited By (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010044931A1 (en) * 2008-10-16 2010-04-22 Lochinvar Corporation Gas fired modulating water heating appliance with dual combustion air premix blowers
US8286594B2 (en) 2008-10-16 2012-10-16 Lochinvar, Llc Gas fired modulating water heating appliance with dual combustion air premix blowers
US8517720B2 (en) 2008-10-16 2013-08-27 Lochinvar, Llc Integrated dual chamber burner
CN107036092B (zh) * 2008-10-16 2020-06-05 烈骑有限责任公司 具有双燃烧空气预混合鼓风机的燃烧器设备
US8807092B2 (en) 2008-10-16 2014-08-19 Lochinvar, Llc Gas fired modulating water heating appliance with dual combustion air premix blowers
CN107036092A (zh) * 2008-10-16 2017-08-11 烈骑有限责任公司 具有双燃烧空气预混合鼓风机的燃烧气体的调制水加热设备
WO2011082924A3 (de) * 2009-12-16 2011-09-09 Robert Bosch Gmbh Gasgebläsebrenner mit modulierbarer brennerleistung und verfahren zum betreiben eines gasgebläsebrenners
US8844472B2 (en) 2009-12-22 2014-09-30 Lochinvar, Llc Fire tube heater
JP2011191037A (ja) * 2010-03-16 2011-09-29 Chofu Seisakusho Co Ltd 低NOxバーナ及びそれを用いたガス給湯機
JP2011202879A (ja) * 2010-03-25 2011-10-13 Chofu Seisakusho Co Ltd 低NOxバーナ及びそれを用いたガス給湯機
US9097436B1 (en) 2010-12-27 2015-08-04 Lochinvar, Llc Integrated dual chamber burner with remote communicating flame strip
JP2014055750A (ja) * 2012-09-13 2014-03-27 Miura Co Ltd ボイラシステム
US9464805B2 (en) 2013-01-16 2016-10-11 Lochinvar, Llc Modulating burner
US10208953B2 (en) 2013-01-16 2019-02-19 A. O. Smith Corporation Modulating burner
JP2014169837A (ja) * 2013-03-05 2014-09-18 Miura Co Ltd ボイラ
CN106403256A (zh) * 2016-09-05 2017-02-15 芜湖美的厨卫电器制造有限公司 燃气热水器
JP2019143901A (ja) * 2018-02-21 2019-08-29 リンナイ株式会社 燃焼ファン装置、燃焼装置
JP7049132B2 (ja) 2018-02-21 2022-04-06 リンナイ株式会社 燃焼ファン装置、燃焼装置
CN110953729A (zh) * 2019-12-17 2020-04-03 华帝股份有限公司 一种燃气热水器的控制方法
CN110953729B (zh) * 2019-12-17 2021-09-17 华帝股份有限公司 一种燃气热水器的控制方法
CN114251840A (zh) * 2021-11-23 2022-03-29 华帝股份有限公司 一种热水器的控制方法及其热水器
CN114136011A (zh) * 2021-12-07 2022-03-04 上海林内有限公司 有提示液化石油气即将燃尽功能的燃气热水器的运行方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002174420A (ja) 燃焼装置
JP2008157553A (ja) ボイラ用燃料調整装置
KR0173829B1 (ko) 온풍난방기
JP3683400B2 (ja) 複合給湯装置
JP2001173949A (ja) 燃焼装置
JP2002031333A (ja) 燃焼装置
JP2006145121A (ja) 燃焼装置
JP3824967B2 (ja) 燃焼装置
JP3177554B2 (ja) 燃焼制御装置
JP4315615B2 (ja) 給湯装置
JPH0810054B2 (ja) 燃焼器の制御装置
JPH02233904A (ja) 液体加熱器の燃焼制御装置
JP3468940B2 (ja) ガス燃焼装置
JPH0633903B2 (ja) バイパスミキシング式給湯器
JPH11230539A (ja) 燃焼装置
JP3738063B2 (ja) 給湯器
JP2751986B2 (ja) 低NOχ燃焼器、及びインプット低減方法
JP2000291940A (ja) 燃焼装置
JP4259766B2 (ja) 給湯装置
JP2001311551A (ja) 給湯装置
JPH11344217A (ja) ガス燃焼装置
JP2004197992A (ja) 給湯暖房装置
JPH0571846B2 (ja)
KR910002882Y1 (ko) 연소 제어 장치
JPH0271048A (ja) 給湯器の制御装置